JPH0227474Y2 - - Google Patents

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JPH0227474Y2
JPH0227474Y2 JP4465585U JP4465585U JPH0227474Y2 JP H0227474 Y2 JPH0227474 Y2 JP H0227474Y2 JP 4465585 U JP4465585 U JP 4465585U JP 4465585 U JP4465585 U JP 4465585U JP H0227474 Y2 JPH0227474 Y2 JP H0227474Y2
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contact
contacts
compression coil
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holder
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンタクトと固定接点との接触点が
コンタクトの移動位置によつて異なるスイツチ装
置に係わり、特にコンタクトと固定接点との接触
圧がいずれの位置においても一定となる様に改良
したスイツチ装置に関する。
[従来技術] 例えばロータリースイツチの一例として、第9
図に示す様に、回動操作可能なホルダ1にコンタ
クト2を設けると共に、ホルダ1にコンタクトの
固定接点3に対する接触圧を付与するための圧縮
コイルばね4を設けたものがある。この場合、コ
ンタクト2が或る回動位置では第10図に破線で
示す様に固定接点3a乃至3cに接触し、別の回
動位置では第10図に二点鎖線で示す様に別の固
定接点3d乃至3fに接触する場合には、前記複
数個の圧縮コイルばね4の弾発力を合成した力の
大きさが常に一定でしかもその合成力の作用点が
一定であるにも係わらず、作用点から各固定接点
3a乃至3fまでの距離が異なるため、各固定接
点3a乃至3fとの接触圧が異なつてくる。この
ため、従来は、最も弱い接触圧を呈する接触点を
基準にしてこの箇所が必要最低減の接触圧となる
様に圧縮コイルばね4の弾発力を設定していた。
しかしながら、これでは他の接触箇所の接触圧が
過大になり、コンタクト2、固定接点3a乃至3
fの摩耗が促進されたりホルダ1の回動操作力が
大きくなつたりするという不具合を生ずる。
[考案の目的] 本考案の目的は、コンタクトの移動位置によ
り、コンタクトと固定接点との接触位置が異なつ
てもその接触圧を一定にすることができるスイツ
チ装置を提供するにある。
[考案の要約] 本考案は、ホルダにコンタクトと本体との間に
弾発力を及ぼしてコンタクトに固定接点に対する
接触圧を付与するための複数個のばねを設けると
共に、本体側にばねのたわみ量を変化させてその
弾発力を変化させる凹凸部を形成し、この凹凸部
の高さを、複数個のばねの弾発力を合成した力が
各オン位置においてコンタクトと本体側との各接
触点を結んでできる図形の中心部に作用する寸法
に設定したことを特徴とするもので、これにより
コンタクトと固定接点との接触圧が常に一定とな
る様にしたものである。
[実施例] 以下本考案を自動車のイグニツシヨンスイツチ
に適用した一実施例につき第1図乃至第8図を参
照して説明する。
第5図において、11は本体であり、この本体
11はインシユレータ12にケース13を被着し
て成る。インシユレータ12には第6図に示す様
に四個の固定接点14乃至17と三個のダミー用
の凸部18乃至20とが設けられている。そし
て、四個の固定接点14乃至17のうち、固定接
点14はバツテリに、固定接点15はエンジンの
スタート用のモータに、固定接点16はイグニツ
シヨンコイルに、固定接点17はヘツドライト、
テールランプ等の電装品に夫々接続されている。
21はケース13内に回動可能に設けられたホル
ダで、これはキーの操作により軸部21aを中心
にして回動される。22はホルダ21の軸部21
aに嵌合されたコンタクトで、これは第7図に示
す様に内周部に突設した突片22aをホルダ21
の軸部21aに形成した溝21bに係合させるこ
とによつてホルダ21と一体的に回動する様にな
つている。このコンタクト22には第7図に示す
様に三個の円弧状をなす接触部22b乃至22d
と一個のダミー用の凸部22eとをインシユレー
タ12側に突出する様に形成している。そして、
コンタクト22が回動されて第1図に示す第1の
オン位置にセツトされると、接触部22b及び2
2cが固定接点14及び17に夫々接触すると共
にダミー用の凸部22eが同じくダミー用の凸部
18に接触し、第2図に示す第2のオン位置にセ
ツトされると接触部22b乃至22dが固定接点
14,17及び16に接触し、第3図に示す第3
のオン位置にセツトされると接触部22b乃至2
2dが固定接点14乃至16に接触する。23乃
至25は圧縮コイルばねで、これはホルダ21に
第7図に示す様に120度の角度間隔をもつて形成
された三個の保持孔26内に収納されていて、ケ
ース12とコンタクト22との間に弾発力を及ぼ
してコンタクト22に固定接点14乃至17に対
する接触圧を付与するためのものであり、ケース
13とはボール27を介して接触している。28
はケース12の端面内側に形成した凹凸部で、こ
れは第8図に示す様にホルダ21の回動に伴う圧
縮コイルばね23乃至25の軌跡上に位置する様
に環状に形成されてている。
ここで凹凸部28の基準面Lからの高さの設定
方法につき説明する。この方法は、凹凸部28の
高さを変えることにより圧縮コイルばね23乃至
25のたわみ量即ち圧縮量を変え、これにより三
個の圧縮コイルばね23乃至25の弾発力を変え
てその弾発力を合成した力が、第1のオン位置に
あつては固定接点14,17、接触部22b,2
2cとの接触点、凸部18,22eとの接触点を
結んでできる三角形A、第2のオン位置において
は固定接点14,16,17と接触部22b,2
2d,22cとの接触点を結んでできる三角形
B、第3のオン位置においては固定接点14,1
5,16と接触部22b,22c,22dとの接
触点を結んでできる三角形Cの夫々の中心部G
1,G2,G3に作用する様に設定することを基
本とするものである。
この考え方に基づいて、今、第1のオン位置に
おいて、三個の圧縮コイルばね23乃至25の弾
発力の合成力が三角形Aの中心部G1に作用する
様に凹凸部28の高さを設定する場合につき述べ
る。
第4図において、各圧縮コイルばね23乃至2
5がボール27を介して凹凸部28に接触する位
置を夫々P1,Q1,R1とし、その各位置の凹
凸部28の高さを夫々S1,T1,U1とする。
そして、各位置における圧縮コイルばね23乃至
25の弾発力を夫々W1,W2,W3とする。
一方、第1図において、各圧縮コイルばね23
乃至25のコンタクト22に対する圧接位置を
夫々a,b,cとし、b及びcを結ぶ直線Dとa
との距離をl1とし、直線Dと三角形Aの中心部G
1との距離をl2とする。圧縮コイルばね23乃至
25の弾発力の合成力が三角形Aの中心部G1に
作用する様にするものであるから、圧縮コイルば
ね23乃至25の弾発力の総和をWとすると、W
1+W2+W3=W,W1×l1=W×l2となる。従
つて、W1の値は(l2/l1)・Wとなる。そして、
圧縮コイルばね23のばね定数をkとすると、
W1のばね力が得られるためのたわみ量δは、W1
=(l1/l2)×W=k・δであるから、δ=l1
W/l2・kとなり、このδからS1を求めることが
できる。以下同様にしてW2及びW3の値を算出
し、これに基づいて圧縮コイルばね24及び25
の圧縮量ひいては凹凸部28のQ1,R1における
高さT1,U1を決定する。そして、上記と同様に
して第2及び第3のオン位置において各圧縮コイ
ルばね23及び25の弾発力を合成した力が三角
形B,Cの中心部G2,G3に作用する様に凹凸
部28の高さS2,T2,U2及びS3,T3,U3を決定
するものである。
上記構成によれば、第1乃至第3のオン位置に
おいて、三個の圧縮コイルばね23乃至25の弾
発力の合成力が三角形A,B,Cの中心部G1,
G2,G3に作用する様に凹凸部28の高さを設
定したので、各オン位置個々をとつてみると、各
接触点における接触圧は全て同一である。又、各
オン位置における圧縮コイルばね23乃至25の
弾発力の総和を適宜に設定することにより、各オ
ン位置間相互の関係においても固定接点14乃至
17とコンタクト22との接触圧を同一とするこ
とができる。
尚、上記実施例ではロータリースイツチに適用
して説明したが、スライド式のスイツチに適用し
てもよい。
その他、本考案は上記し且つ図面に示す実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更して実施することができる。
[考案の効果] 以上説明した様に本考案は、コンタクトと固定
接点との接触点が各オン位置間で異なつても、そ
の接触圧を一定にすることができるという優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は第1のオン位置におけるコンタク
トと固定接点との接触点を示す横断面図、第2図
は第2のオン位置における第1図相当図、第3図
は第3のオン位置における第1図相当図、第4図
は凹凸部と圧縮コイルばねとの関係を示す展開
図、第5図は全体の縦断面図、第6図はインシユ
レータの平面図、第7図はコンタクトの平面図、
第8図はケースの凹凸部形成部分を示す平面図で
ある。又、第9図は従来のスイツチ装置を示す第
5図相当図、第10図は同第7図相当図である。 図中、11は本体、12はインシユレータ、1
3はケース、14乃至17は固定接点、18乃至
20は凸部、21はホルダ、22はコンタクト、
23は圧縮コイルばね(ばね)、26は凹凸部で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のオン位置に移動可能なホルダにコンタク
    トを設け、そのコンタクトが固定接点を備えた本
    体側に対し、前記各オン位置において互いに異な
    る点で接触するものにおいて、前記ホルダに前記
    コンタクトと本体との間に弾発力を及ぼしてコン
    タクトに固定接点に対する接触圧を付与するため
    の複数個のばねを設けると共に、前記本体側に前
    記ばねのたわみ量を変化させてその弾発力を変化
    させる凹凸部を形成し、この凹凸部の高さを、前
    記複数個のばねの弾発力を合成した力が前記各オ
    ン位置において前記コンタクトと本体側との各接
    触点を結んでできる図形の中心部に作用する寸法
    に設定にしたことを特徴とするスイツチ装置。
JP4465585U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH0227474Y2 (ja)

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JP4465585U JPH0227474Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JP4465585U JPH0227474Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JPS61161842U JPS61161842U (ja) 1986-10-07
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