JPH02264184A - 回転型容積式コンプレッサ - Google Patents

回転型容積式コンプレッサ

Info

Publication number
JPH02264184A
JPH02264184A JP1311930A JP31193089A JPH02264184A JP H02264184 A JPH02264184 A JP H02264184A JP 1311930 A JP1311930 A JP 1311930A JP 31193089 A JP31193089 A JP 31193089A JP H02264184 A JPH02264184 A JP H02264184A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
bulkhead
sun gear
housing
liner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1311930A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Mikajiri
三ヶ尻 卓哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP1311930A priority Critical patent/JPH02264184A/ja
Priority to EP19890913182 priority patent/EP0401380A4/en
Priority to PCT/JP1989/001213 priority patent/WO1990006446A1/ja
Publication of JPH02264184A publication Critical patent/JPH02264184A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンプレッサの作動時に発生する圧力差を利
用して内燃機関エンジンや加圧又は減圧装置として利用
できるコンプレッサに関する。
〔従来の技術〕
コンプレッサには従来から可変容積式のもの及びターボ
式のものが利用されている。この中で、可変容積式のも
のは、圧力流体の吸引後の圧縮における圧力比を大きく
設定できるが、機械系の作動重量の慣性が大きいので、
単位時間当たりの作用量を増大させて利用するには不利
な面がある。
一方、ターボ式のものは、内燃機関エンジンのターボチ
ャージャ等に利用され、単位時間当たりの作用量を増や
すことはできるが、低速運転時には圧力比を大きくとる
ことができず、いわゆるターボラグが発生する。このた
め、ターボ式でも圧力比の差を大きくしてこれを何らか
のエネルギとして利用するには不利である。
また、内燃機関エンジンに利用されるコンプレッサは、
可変容積式であれば圧力比を大きくできるため、低速運
転時でも高トルクを得ることができる。しかし、コンプ
レッサが往復型の場合、作動回転慣性重量が大きいので
、回転数を高く得るこきには不利である。更に、ターボ
式の内燃機関エンジンでは、回転数は高くできるが、低
速運転時の圧力比が大きくとれないので、低速運転時の
発生トルクも小さく、低速運転に障害がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のコンプレッサでは、圧力比を大きく設定し且つ単
位時間当たりの作用量の増減比を大きく設定したものを
、単一コンプレッサで両立させるのは困難である。各々
のコンプレッサは、それぞれの長所と短所を持ち合わせ
ているので、単一のコンプレッサを広い範囲の目的に利
用することには限界があり、用途に応じてコンプレッサ
を選定することが必要となる。
そこで、可変容積式の長所である圧力比が大きく得られ
ること及びターボ式の長所である単位時間当たりの作用
■を大きく得られることの両面を活かせるようにするこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のコンプレッサは、以上の目的を達成するために
、吸気路及び排気路をハウジングに接続し、該ハウジン
グの中央に太陽歯車を設けると共にこれに噛み合う複数
の遊星歯車を備え、前記太陽歯車の中心に回転自在に枢
着されて前記ハウジングの内部を複数の密閉されたチャ
ンバに分割する隔壁ライナを設け、前記遊星歯車に半径
方向へ伸びるアームを設けると共に、該アームの先端を
前記隔壁ライナの半径方向へ移動自在に連接したことを
特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本発明の特徴を具体的に
説明する。
第1図は本発明のコンプレッサを内燃機関エンジンの燃
焼室に利用した例を示す概略図である。
図において、ハウジング1に燃焼用空気及び燃料が供給
される吸気管1a及び燃焼ガスを排出するだめの排気管
1bが設けられ、点火用のプラグICをこれらの吸気管
1a及び排気管1bのほぼ中間位置に取り付けている。
ハウジング1はその内周壁をほぼ真円状として形成し、
その内部には出力軸(図示せず)をハウジング1の外に
突き出した太陽歯車2を同軸配置すると共に、この太陽
歯車2に噛み合う4個の遊星歯車3a〜3dを組み込ん
でいる。
また、太陽歯車2の中心部には2本の隔壁ライナ4.5
が枢着ピン2aによって太陽歯車2の中心部りに旋回可
能に取り付けられている。
第2図はハウジング1内に太陽歯車2.遊星歯車3a 
(3b〜3cは図示省略)及び一方の隔壁ライナ4の分
解斜視図である。遊星歯車3aの軸部には半径方向に伸
びるアーム6が固定され、その先端には遊星歯車3aの
回転軸線と平行となるように上にピン6aを突き出して
いる。一方、隔壁ライナ45はハウジング1の内周壁及
び軸線方向(第1図において紙面に直交する方向)の上
下の内壁を摺動しながら回転するもので、第1図の場合
ではハウジング1の内部を4個の密閉されたチャンバに
分割する。そして、隔壁ライナ4,5にはそれぞれ半径
方向に伸びる長孔4a、 5aを設け、第1図に示すよ
うにこれらの長孔4a、 5aに各遊星歯車3a〜3d
に設けたアーム6のピン6aが移動自在に挿入される。
第3図(a)は1個の遊星歯車3aと太陽歯車2との構
造を示す概略図及び同図ら)は遊星歯車3aの公転時の
ピン6aの位置を説明する図である。
図において、遊星歯車3aは太陽歯車2の軸に回転可能
に取り付けた連結ロッド2bによって保持され、自転し
ながら太陽歯車2の回りを公転する。
また、これらの歯車の半径比は太陽歯車;遊星歯車=2
;1であり、遊星歯車3aは1回の公転の際に2回転す
る。したがって、ピン6aの位置Aは、太陽歯車2の回
りを時計方向に遊星歯車3aが公転してゆ(とき、第3
図(a)に示すように変化する。
この図は、遊星歯車3aの公転角度を45度毎にとった
ときのものであり、ピン6aの位置Aは太陽歯車3の回
りでサイクロイド曲線を描いて移動してゆく 。
ここで、第1図に示すように、4個の遊星歯車3a〜3
dは、それぞれの位置が造る中心角が90度となるよう
に連結ロッド2bによって太陽歯車2の回りに配置され
る。そして、半径方向の一対の遊星歯車3a、 3cが
一方の隔壁ライナ4と及び他の対の遊星歯車3b、 3
dが他方の隔壁ライナ5と組み合わせられる。すなわち
、これらの遊星歯車3a、 3cのピン6aが一方の隔
壁ライナ4の長孔4a内に挿入され、他方の遊星歯車3
b、 3clのピン6aが他方の隔壁ライナ5の長孔5
a内に挿入される。このため、隔壁ライナ4は遊星歯車
3a、 3cに連動し、他方の隔壁ライナ5は遊星歯車
3b、 3dに連動してその姿勢を変える。
更に、第1図のように、2本の隔壁ライナ45によって
、ハウジング1の内部は4個のチャンバ8〜11に分割
されている。そして、各チャンバ8〜11は隔壁ライナ
4,5の回転によって、ハウジング1内を回転移動して
ゆくので、この回転移動を吸気、圧縮、燃焼及び掃気の
サイクルに合わせれば、内燃機関エンジンとして使える
ことになる。このことを第1図及び第4図によって説明
する。
第4図(a)において、チャンバ8は吸気管1aに連通
して吸気行程が可能な状態、チャンバ9はプラグ1cに
対応して燃焼可能な状態、チャンバ10は排気管1bに
連通して掃気可能な状態である。この時点から、チャン
バ9内でプラグICの点火によって燃焼爆発が生じると
、チャンバ9内の燃焼ガスが膨張し、隔壁ライナ4,5
は第4図ら)の状態に遷移する。すなわち、各遊星歯車
3a〜3dが時計方向へ太陽歯車2の回りを45度公転
すると、チャンバ11は吸気行程、チャンバ8は圧縮行
程、チャンバ9は膨張行程及びチャンバ10は掃気行程
となる。
更に、各遊星歯車3a〜3dが45度公転すると、第4
図(C)のように、チャンバ11はほぼ吸気が完了して
圧縮行程へ、チャンバ8は爆発膨張行程へ、チャンバ9
は膨張が終了し掃気行程へ及びチャンバ10は掃気が終
了して吸気行程へと移行する。
このように、各チャンバ8〜11は吸気、圧縮膨張及び
掃気の行程を順を追って行い、第4図(d)〜(5)の
ように各行程を繰り返す。なお、起動時には太陽歯車2
に外部の駆動装置(たとえばセルモータ等)により回転
を与えることは熱論である。
第5図は各チャンバ8〜11別の各行程時における内部
の圧力変動を示す線図であり、横軸に遊星歯車3aの第
4図(a)〜(5)までの公転角度をとり、縦軸には各
チャンバ8〜11内の圧力をとったものである。なお、
線図に附した8、9.10及び11はこの番号に相当す
るチャンバ8〜11の内圧を示す。
線図から明らかなように、隔壁ライナ4,5がそれぞれ
1回転する間に、各チャンバ8〜11はその容積の変化
によって圧力変化を伴いながら回転する。この各チャン
バ8〜11の容積変化は、遊星歯車3a〜3dの回転を
アーム6によって隔壁ライナ4.5にリンクによって連
接したた約に可能となるもので、既に述べたように第4
図の各行程に於ける隔壁ライナ4,5の姿勢の変化によ
って各チャンバ8〜11の容積が順次変わってゆき、コ
ンプレッサとしての機能が得られる。
第1図に示した例では、2本の隔壁ライナ45によって
ハウジング1内を4個のチャンバ8〜11に分割してい
るので、各遊星歯車3a〜3dの公転角度が90度のイ
ンターバルで4回の燃焼爆発が行われて、これが機関の
回転出力となる。これに対し、隔壁ライナを増やしたり
減らしたりしてチャンバの数を変えることができる。た
とえば、第6図の例は、3個の遊星歯車3a〜3Cを太
陽歯車2の回りに配置し、これらの遊星歯車3a〜3C
に3本の隔壁ライナ12a、12b、12cを連接した
ものであり、ハウジング1の内部は3個のチャンバ13
a。
13b、13cに分割されている。この例では、隔壁ラ
イナ12a〜12Cを第1図の場合よりも円周方向に広
くし、容積比の最大、最小値の幅を拡大させている。こ
のように、チャンバの数を少なくすることのほか、逆に
隔壁ライナを増やしてチャンバ数を増やすことも熱論可
能である。
第7図は加圧機又は減圧機としての例を示すものである
図において、内周壁をほぼ真円状としたハウジング20
に吸気管20a及び排気管20bを設け、ハウジング2
0の中心に太陽歯車21を配置すると共にその周囲に2
個の遊星歯車22.23を配置している。
太陽歯車21には端面がハウジング20の内周壁に当接
して摺動する2本の隔壁ライナ24.25を取り付けて
いる。そして、前記の実施例と同様に、遊星歯車22.
23にはアーム22a、23aを固定すると共にこれら
のアーム22a、23aの先端に設けたピン22b、2
3bを取り付け、このピン22b、23bをうイナ24
.25の長孔24a、25aに挿入することによって遊
星歯車22.23と隔壁ライナ24.25とを連接して
いる。
このような2個の遊星歯車22.23及び2本の隔壁ラ
イナ24.25の組み合わせにより、ハウジング20の
中は2個のチャンバ26.27に隔壁ライナ2425に
よって分割される。なお、太陽歯車21及び遊星歯車2
2.23の半径比は1:1;1であり、等径の同じ歯車
によって遊星歯車機構が構成されている。
以上の構成において、遊星歯車22.23を太陽歯車2
1の回りを時計方向に公転させると、チャンバ26.2
7のそれぞれの容積の変化によって、吸気した空気を圧
縮して排気することができる。このことを第8図により
順に説明する。
第8図(a)において、チャンバ26は排気行程を終了
して吸入行程へ移行しようとしており1、チャンバ27
は吸気行程を完了して排気行程へ移行したところである
。遊星歯車23.24が時計方向に45度公転すると、
第8図ら)の状態となり、チャンバ26は吸気行程中で
あり、一方のチャンバ27は排気行程中である。チャン
バ26.27は、隔壁ライナ2425の回転角速度の差
によって容積が時間的に変化し、チャンバ26は次第に
その容積を増してゆき、逆にチャンバ27は容積が減少
している。そして、第8図(C)のように遊星歯車22
.23が90度公転したときには、隔壁ライナ24.2
5が直径方向に並び、チャンバ26.27は同じ容積と
なる。更に、遊星歯車2324が公転を続けて第8図(
d)の状態になればチャンバ26はほぼ最大容積値にな
って殆ど吸気行程が完了し、一方のチャンバ27はほぼ
最小容積値となって間もなく排出が完了する。そして、
この状態からチャンバ26は吸入した空気の排気行程に
移行し、第8図(e)のようにチャンバ26が排気管2
0aに連通ずるようになる。なお、このときチャンバ2
6は吸気管20a及び排気管20bにともに連通してい
る。
遊星歯車22.23が更に公転を続けて第8図(f)の
状態となると、チャンバ26はその容積が次第に減少し
始め、チャンバ27は逆に増え始める。すなわち、第8
図(f)〜ら)に示すように、チャンバ26は排気の段
階でその容積が次第に小さくなって最小となる一方、吸
気側のチャンバ27は最大となるまで容積が変化する。
したがって、チャンバ26に封入されていた空気は容積
の縮小によって圧縮され、排気管20bから排出される
このように、ハウジング20内に適切に隔壁ライナ24
.25を設けることによって、遊星歯車22.23が公
転するように駆動力を与えれば、吸気管20aからの空
気の吸引、チャンバ26.27の容積変化による空気の
圧縮と移送及び圧縮空気の排気管20bへの排出が行え
、圧縮機として利用できる。
なお、第8図(e)に示したように、チャンバ26が排
気行程に入ったときには、チャンバ26は排気管20b
だけでなく吸気管20aにも連通している。これに対し
、第9図のように隔壁ライナ24.25を扇形状とすれ
ば、吸気管20a及び排気管20bとの間の流路開度を
調整できる。また、第10図に示すように、太陽歯車2
1の回りに120 度の中心角度を持たせて3個の遊星
歯車28a−cを設けてそれぞれに隔壁ライナ29a−
Cを取り付けると、ハウジング20内は3個のチャンバ
30a−cに分割される。
この場合でも、遊星歯車28a−Cを公転させると各チ
ャンバ3Qa−cの容積変化により、吸気管20aがら
空気を吸引して圧縮し、更に排気するサイクルを行うこ
とができる。
第11図はハウジングの例を示すもので、第1図で説明
した内燃機関エンジン用のハウジング1について以下説
明する。
第11図(a)のハウジングlは、偏平な円筒体状であ
り、この中に収納する隔壁ライナはハウジング1の上下
の内壁に合わせて偏平な平板状のものが利用できる。ま
た、第11図(a)のハウジング1は、中央部を平坦な
機能部チャンバ40aとし、その回りに断面がほぼ円形
の加圧チャンバ40bを形成したものである。
第11図(1))のハウジング1に組み込む隔壁ライナ
は、第12図(a)に示すような構成を持つ。この隔壁
ライナ41は、ハウジング1の機能部チャンバ40aに
納められる環状のベース41aとその外周の2ケ所に設
けたライナ部41bとを備えている。ベース41aには
直径方向にステー41Cが走り、これに長孔41dを開
けている。また、ライナ部41bは、ハウジング1の加
圧チャンバ40bの内周壁面を摺動する形状を持ち、そ
の走行によって加圧チャンバ40b内に空気を吸引して
圧縮し、更に外部への排気を行わせる。
隔壁ライナ41は、第12図ら〕及び(C)に示すよう
にライナ部41bをベース41aに対して下及び上にず
らしたものを一対の部品として用意し、これを第13図
に示すように上下に重ね合わせてハウジング1の中に組
み込む。この組み合わせにおいて、上下の隔壁ライナ4
1のベース41aがそれぞれ一致して重合し、それぞれ
のステー41Cは互いに直交している。そして、ライナ
部41bはベース41aに対して上下にずらしているの
で、一対の隔壁ライナ41を重ね合わせると、ライナ部
41bは2枚のベース41aの上下方向の中心に一致さ
せることができる。
第14図は第1図で説明した太陽歯車2及び4個の遊星
歯車3a〜3dの構造例を示す斜視図である。
図示の例では、第1図で示したアーム6に変えて円板6
bが各遊星歯車3a〜3dに設けられ、この円板6hに
ピン6aが固定されている。なお、図において太陽歯車
2の前側及び背部側に位置する遊星歯車3a、 3cの
ピン6aは、太陽歯車2の周面に最も接近しているため
、図面では見えない位置にある。これらの太陽歯車2及
び遊星歯車3a〜3dは、第13図の隔壁ライナ41に
組み込まれ、ピン6aをそれぞれに対応する隔壁ライナ
41の長孔41dに挿入することにより一体化される。
第15図はハウジング1の具体的な構造を示す断面図で
あり、これは第11図(b)で示した機能部チャンバ4
0aを上下に長く伸ばして筒状体としたものであり、周
囲には円形断面の加圧チャンバ40bを環状に設けてい
る。
第16図は第15図のハウジング1に隔壁ライナ41を
含む遊星歯車機構を収納した状態を示す縦断面図である
。この例では、上下2枚の隔壁ライナ41のそれぞれに
太陽歯車2と遊星歯車3a、 3c及び太陽歯車2と遊
星歯車3b、 3dを連接させている。すなわち、隔壁
ライナ41の上下に遊星歯車機構を分けて配置し、加圧
チャンバ40bを燃焼室としたときに出力軸Pへの回転
をこれらの遊星歯車3b、 3dの公転によって得るよ
うにした構成を持つ。
また、第17図は加圧チャンバ40bを外側てな(内部
の中央に設けた例であり、その他の構成は第16図のも
のと同様である。
更に、第18図は2本の遊星歯車42a、42b及び4
4を備え、この遊星歯車42bに噛み合う内歯車43を
ハウジング1に固定している。出力は遊星歯車42bか
ら太陽歯車2に出力され、出力軸Pへの出力が与えられ
る。第19図は第18図の遊星歯車機構の概略を示す平
面図であり、隔壁ライナが固定されている円板の動作を
司る棒が固定されている遊星歯車44が、遊星歯車42
bの両脇2本によって連動されている。第20図は第1
9図の歯車構成を立体化して示すものである。図中では
第18図の隔壁ライナの固定されている円板より上半分
を表現している。
第21図は、歯車構成部分を加圧チャンバの上部のみに
配置設定したものであり、ここでは出力が内歯車43に
設定しである。
第22図はハウジング45の別のレイアウトを示す切欠
図である。
ハウジング45の周囲には第15図の場合と同様に隔壁
ライナ45a、45bのライナ部が摺動する加圧チャン
バ40bが形、成されている。なお、図においては隔壁
ライナ45a、45bのステーは省略している。そして
、太陽歯車等を備えたチャンバとのシールを図るため、
隔壁ライナ45aとハウジング45との間、隔壁ライナ
45a、45bとの間及び隔壁ライナ45bとハウジン
グ45との間にそれぞれシールプレートリング46 a
 、 46 b 、 46 cが組み込まれている。こ
れらのシールプレートリング46a〜46Cによって、
燃焼や圧縮及び掃気の行程における圧力リークを防ぐこ
とができ、太陽歯車のチャンバへのガス流入も防止され
る。なお、シールプレートリング46a〜46Cは、そ
れぞれのシール面に2本以上組み込むこともでき、高圧
の大出力機関であっても十分なシールを持たせることが
できる。
第23図は前記の4相気室に代えて8相気室方式とした
場合の原理図である。
太陽歯車47の周りに8個の遊星歯車48が組み込まれ
、これらを内歯車49に噛み合わせている。遊星歯車4
8にはアーム48aが固定され、前述の実施例と同様に
その先端に設けたピンを隔壁ライナに連接することによ
ってこれを回転駆動する。第24図は歯車機構を立体的
に示したものであり、太陽歯車47はたとえば第22図
に示したようなハウジングの下部に設けたチャンバに固
定され、駆動時においても静止状態を保つ。そして、遊
星歯車48の公転かまたは内歯車49の回転を出力とし
て取り出す構成となっている。
8相気室方式に採用する隔壁ライナ41は、第13図で
説明したように2個を組み合わせたもので、第25図の
ように環状のベース41aに合計8個のライナ部41b
を備えている。そして、これらのライナ部41bに向け
てステー41cを伸ばすと共に、遊星歯車48のアーム
48に設けたピン(図示せず)が嵌まり込む長孔41d
を開けて構成である。
このような8相気室方式では、プラグ点火ポイントが2
箇所になるので、遊星歯車48の1回の公転につき合計
16回の燃焼爆発が得られる。このた約、隣接するライ
ナ部41bによって形成される気室は、加圧チャンバ4
0bを一周する間に4サイクル燃焼行程の2度行うこと
になる。したがって、遊星歯車48は太陽歯車47の周
りを1回公転する間に4回自転するように歯数を設定す
る。以下第26図に示す行程図によって順に説明する。
図示のように、加圧チャンバ40bは8個のライナ部4
1bによって気室A−Hに区画され、2箇所に点火プラ
グJl、J2が設けられている。そして、混合気吸入口
Kl、に2及び燃焼無排気口Ll、 L2がそれぞれ2
箇所に接続されている。
気室Aの燃焼行程について説明すると、気室Aは混合気
排気口L2への掃気を終了した直後であり混合気排気口
L2を閉じようとしている。そして、各遊星歯車48の
時計方向への公転によって、同図(b)のように気室A
は混合気吸入口に1に連通して混合気が供給される行程
へ移行する。この後、同図(C)のように、気室Aは次
第に膨張してゆき回転方向に対して後続のライナ部41
bが混合気吸入口に1を閉じようとし、同図(d)では
気室Aは閉じた空間となっている。そして、この状態の
とき後続の気室Hは吸気行程にありその容積の膨張によ
って気室Aは圧縮される。同図(e)では気室Aが最小
容積まで圧縮され、点火プラグJ1によって点火されて
爆発燃焼し、同図(f)のように気室Aは膨張してゆく
この燃焼爆発の後、同図((イ)のように気室Aは燃焼
無排気口L1に達して掃気開始状態となり、同図(6)
では掃気行程にある。そして、同図(i)では掃気がほ
ぼ完了して気室Aの容積は最小となり、その後再び混合
気吸入口に2に気室Aが連通し始め、同図(j)では吸
気行程にある。更に、同図(財)及び(1)の行程を経
た後、気室Aは気室Fの燃焼膨張によって同図に)のよ
うに点火プラグJ2の部分に達し、ここで2回目の燃焼
爆発を起こす。この燃焼爆発の後は、同図(n)のよう
に気室Aが膨張して更に時計方向へ回転してゆき、同図
(0)の行程になると燃焼無排気口L2から掃気が開始
され、同図0))の掃気行程を終了して1サイクルが完
了する。
このような気室Aの挙動はその他の気室B−Hにおいて
も全く同様であり、1サイクルで2回の燃焼爆発を続け
ながら隔壁ライナ41が回転する。
そして、この回転出力を遊星歯車48の公転か又はその
外の内歯車49の回転によって、出力として外部に取り
出すことができる。
第27図は回転出力を太陽歯車のみから取り出す構成と
した原理図及び第28図はその立体モデルの概略図であ
る。
図において、太陽歯車50の周りに合計8個の遊星歯車
51が設けられ、その外部に内歯車52が配置されてい
る。内歯車52は第15図のハウジング1又は第22図
のハウジング45に固定されており、駆動時においても
静止状態を保つ。遊星歯車51には隔壁ライナ41に連
接するピンを先端に設けたアーム51aが設けられてい
る。そして、隔壁ライナ41は第25図に示した8相気
室式のものがそのまま組み込まれる。
第29図は第27図の原理図に対応した構造の場合の行
程図であり、8個の気室A−Hの挙動は第26図で説明
したものと全く同様であるため、詳細な説明は省略する
。なお、第30図は具体的な構成例の縦断面図であり、
太陽歯車50に出力軸50aが固定され、上下に配置し
た太陽歯車50を含む歯車列をダイレクトに出力系に含
ませている。このような構成は、第18図に示したもの
と出力形態で類似しており、第16図の構成とは異なっ
たものとなっている。しかし、8相気室式の採用によっ
て第18図のものと比較すると、歯車の必要数が大幅に
減ると共に構造も簡単になるので、摺動摩擦等の機械損
失の低減が期待できる。
第31図から第33図は隔壁ライナの別の構造例を示す
ものである。
隔壁ライナは第12図及び第13図によって既に説明し
たが、これらは環状のベース41aにステー410を半
径方向に設け、このステー410に開けた長孔41dに
遊星歯車を連接する構成であった。これに代えて、クラ
ンク機構を利用するのが図示の例である。
図において、太陽歯車53の周りに遊星歯車54が設け
られ、この遊星歯車54にはクランク棒55が旋回可能
に取り付けられている。また、第33図に示すように太
陽歯車53と同軸上に隔壁ライナ56が配置され、これ
にクランク棒55のピン55aを差し込んで連接してい
る。また、隔壁ライナ56はその周囲に必要数のライナ
部56a等を備えることは前記の例と全く同様である。
このように遊星歯車54にクランク棒55を連接するこ
とによって、隔壁ライナ56の回転速度の制御を行うこ
とができる。
なお、8相気室方式に代えてより出力軸トルク変動の少
ない12相気室方式や16相気室方式等のように多気室
方式にも本発明のコンプレッサが利用できることは熱論
である。
〔発明の効果〕 以上に説明したように、本発明のコンプレッサを使用す
れば、ターボ式と容積式のそれぞれが持ち合わせる問題
点を大幅に改善することが可能てあり、しかも従来の両
者それぞれの長所を利用することができる。よって、従
来では困難であった低速運転時における圧力比を太き(
設定することと及び高速運転使用に追従させるという両
立に対する難点が解消され、単一コンプレッサで利用用
途の幅を広く設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の圧縮装置の機構を内燃機関エンジンに
組み込んだ例を示す概略平面図、第2図は遊星歯車機構
の一部と隔壁ライナの分解図、第3図(a)は太陽歯車
と遊星歯車の組立を示す概略平面図、第3図ら)は遊星
歯車の公転時のピンの位置を示す概略図、第4図(a)
から第4図(5)はチャンバによる空気の吸引、圧縮、
燃焼及び掃気の行程を示す概略平面図、第5図は第4図
の行程における各チャンバの圧力変動を示す線図、第6
図は隔壁ライナを3本とした例を示す概略平面図、第7
図は空気の圧縮装置とした例を示す概略平面図、第8図
(a)〜第8図(社)は空気の吸引、圧縮及び排気の行
程を示す概略平面図、第9図は隔壁ライナの平面形状を
扇形とした例の概略平面図、第10図は3本の隔壁ライ
ナを持たせて圧縮装置とした例の概略平面図、第11図
(a)及び(b)はハウジングの例を示す切欠斜視図、
第12図(a)は第11図(a)のハウジングに利用す
る隔壁ライナの平面図、第12図ら)及び(C)は上下
に重ね合わせる隔壁ライナの正面図、第13図は第12
図の隔壁ライナを2枚重ねたときの斜視図、第14図は
第13図の隔壁ライナに組み込む遊星歯車機構の斜視図
、第15図は隔壁ライナ及び遊星歯車機構を組み込むハ
ウジングの断面図、第16図はハウジングに組み込んだ
ときの断面図、第17図及び第18図は別の例を示す断
面図、第19図は第18図の遊星歯車機構の概略平面図
、第20図はその切欠斜視図、第21図は遊星歯車機構
の配置を上側のみとした例の断面図である。 更に、第22図はハウジングの別の構造例を示す切欠図
、第23図は8相気室式とした場合の歯車列原理図、第
24図はその概略立体モデル図、第25図は隔壁ライナ
の斜視図、第26図は隔壁ライナの回転による行程図、
第27図は太陽歯車に出力軸を直結する場合の歯車列原
理図、第28図はその概略立体モデル図、第29図は隔
壁ライナの回転による行程図、第30図は太陽歯車から
出力を取り出す場合の構造を示す縦断面図、第31図は
隔壁ライナの他の作動原理を示す図、第32図(a)は
歯車列及びクランク棒の配置を示す平面図、第32図ら
)はその側面図、第33図は隔壁プレートと遊星歯車と
の連接構造を示す切欠図である。 1;ハウジング   Xa:吸気管 1b;排気管     1cニブラグ 2:太陽歯車    2a:枢着ピン 2b:連結ロンド 3a、 3b、 3c、 3d :遊星歯車4.5;隔
壁ライナ 4a、 5a :長孔6:アーム     
6a:ピン 6b:円板 8、 9.10.11 :チャンバ 12a、12b、12c :隔壁ライナ13a、13b
、13c :チャンバ 20:ハウジング  20a:吸気管 54:遊星歯車   55・クランク棒55a:ピン 
   56:隔壁ライナ56a:ライナ部 A、B、C,D、E、F、G、H:気室JL J2 :
点火プラク KIK2:混合気吸入口 Ll、L2:燃焼気排気口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、吸気路及び排気路をハウジングに接続し、該ハウジ
    ングの中央に太陽歯車を設けると共にこれに噛み合う複
    数の遊星歯車を備え、前記太陽歯車の中心に回転自在に
    枢着されて前記ハウジングの内部を複数の密閉されたチ
    ャンバに分割する隔壁ライナを設け、前記遊星歯車に半
    径方向へ伸びるアームを設けると共に、該アームの先端
    を前記隔壁ライナの半径方向へ移動自在に連接したこと
    を特徴とする回転型容積式コンプレッサ。
JP1311930A 1988-12-06 1989-11-29 回転型容積式コンプレッサ Pending JPH02264184A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1311930A JPH02264184A (ja) 1988-12-06 1989-11-29 回転型容積式コンプレッサ
EP19890913182 EP0401380A4 (en) 1988-12-06 1989-12-02 Rotary displacement compressor
PCT/JP1989/001213 WO1990006446A1 (en) 1988-12-06 1989-12-02 Rotary displacement compressor

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30969688 1988-12-06
JP63-309696 1988-12-06
JP1311930A JPH02264184A (ja) 1988-12-06 1989-11-29 回転型容積式コンプレッサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02264184A true JPH02264184A (ja) 1990-10-26

Family

ID=17996183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1311930A Pending JPH02264184A (ja) 1988-12-06 1989-11-29 回転型容積式コンプレッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02264184A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5094890B2 (ja) 内燃機関およびその作動方法
US5433179A (en) Rotary engine with variable compression ratio
US6659065B1 (en) Flexible vane rotary engine
US4057035A (en) Internal combustion engines
US5293850A (en) Scroll type rotary internal combustion engine
US3702746A (en) Rotary free piston gas generator
US20110048370A1 (en) Revolving piston internal combustion engine
US3807368A (en) Rotary piston machine
JPS6147967B2 (ja)
JPS5879623A (ja) 偏心だ円ギヤ制御の扇形ロ−タ回転エンジン
JPS6147966B2 (ja)
US3895610A (en) Rotary Nutating engine
US3801237A (en) Rotary engine or pump
US3511584A (en) Rotary fluid power devices
EP0027665B1 (en) Rotary engine employing double eccentric
US3626911A (en) Rotary machines
JP2009517600A (ja) ロータの間欠運動を用いる回転モータ
JPH02264184A (ja) 回転型容積式コンプレッサ
JPH03151523A (ja) 回転機械
US3552363A (en) Rotary engine
US3753630A (en) Internal combustion engine
EP0401380A1 (en) Rotary displacement compressor
US20040255898A1 (en) Tri-vane rotary engine
JPH0335499B2 (ja)
JPH01310102A (ja) ロータリーピストン