JPH02263062A - 極低温冷凍装置 - Google Patents

極低温冷凍装置

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JPH02263062A
JPH02263062A JP8304989A JP8304989A JPH02263062A JP H02263062 A JPH02263062 A JP H02263062A JP 8304989 A JP8304989 A JP 8304989A JP 8304989 A JP8304989 A JP 8304989A JP H02263062 A JPH02263062 A JP H02263062A
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JP
Japan
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nozzle
working fluid
turbine
temperature
opening
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JP8304989A
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English (en)
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Yuujirou Watanabe
渡辺 雄治郎
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はターボ膨張機をもつ極低温冷凍装置に関する。
      ′ (従来の技術) 従来、ターボ膨張機をもつ極低温冷凍装置が知られてい
る。この極低温冷凍装置は、圧縮機で圧縮されたヘリウ
ム等の極低温用の作動流体の熱を放熱器でとり、放熱器
を経た作動流体をターボ膨張機で膨張させ、膨張した作
動流体の吸熱に伴う冷凍を冷凍取出部で取出すことにし
ている。
この極低温冷凍装置で使用されているターボ膨張機は、
タービン孔をもつハウジングと、ハウジングのタービン
孔にタービン軸を介して支持されたタービンとを備えて
いる。タービン軸はスラスト軸受を介してスラスト方向
に支持されている。
そして圧縮機で圧縮され放熱器で除熱された高圧の作動
流体を入口側からタービンに噴出してタ−ビンを回転さ
せて作動流体を膨張させる。
ここで、ターボ膨張機における作動流体の入口側での絶
対圧力をPaとし、ハウジング内の絶対圧力をPbとし
、作動流体の膨張側つまり出口側での絶対圧力をPcと
すると、pa>Pb>PCの関係となる。そして、膨張
圧力比(Pa/Pc)が大きくなると、タービンを支持
するタービン軸に作用する推力が大きくなり過ぎ、ター
ビン軸をこれのスラスト方向に支持するスラスト軸受の
負荷能力を越え、タービン、タービン軸の回転が不規則
となる。ここで従来のターボ膨張機では、このスラスト
軸受の負荷能力が限界となる膨張圧力比(r=Pa/P
C)を限界膨張圧力比(rcr)と称している。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようなターボ膨張機において、ターボ膨張機に供
給される質量流量と膨張圧力比(r=Pa/PC〉との
関係は第4図に示されている。第4図の特性線×1は作
動流体の温度が極低温到達時の場合を示すものであり、
第4図の特性線x2は作動流体の温度が室温時の場合を
示すものである。第4図の特性線X1で示すように、質
量流量m1のときには上記した極低温到達時におりる膨
張圧力比はrlである。この膨張圧力比(rl)は上記
した限界膨張圧力比(rcr)の値よりも小さく設定さ
れている。その理由は、膨張圧力比が限界膨張圧力比(
rcr)を越えると、タービン軸に作用する推力が過剰
に増し、前記したようにタービン、タービン軸の回転が
阻害されるからでおる。
ところで、極低温冷凍装置の運転開始時には作動流体の
温度は高温であり室温に近いものである。
ここで作動流体の体積は基本的には絶対温度の値に比例
して大きくなるため、同じ質量流量m1であっても高温
時である運転開始時における作動流体の体積流量は低温
到達時に比較して著しく増加する。
ここでターボ膨張機で得られる膨張圧力比の大きさは、
ターボ膨張機に供給される作動流体の体積流量の増加に
伴い大きくなる。従って、第4図の特性線X2に示すよ
うに、室温時に質量流量m1ぶんターボ膨張機に供給し
た場合には、膨張圧力比(Pa/Pc)がr2となり、
限界膨張圧力比(rcr)を越えてしまい、タービンを
支持するタービン軸に作用する推力が大きくなって、そ
の推力がスラスト軸受の負荷能力を越え、タービンの回
転の円滑性が害される。
そのため、従来の極低温冷凍装置で使用されるターボ゛
膨張機では、作動流体が高温である運転開始時には、第
4図の特性線x2から明らかなように質量流量をmlか
らm2へと減らして膨張圧力比をr2′とし、そして作
動流体の温度が降下して極低温に近付くにつれて作動流
体の質量流量をm2からmlへと増加していくことにし
ている。
このように従来の極低温冷凍装置では、運転開始時には
ターボ膨張機に供給する作動流体の質量流量をmlから
m2へと減らさざるを得ないために、所定の極低温度域
に冷却するクールダウンに非常に長い時間を要する問題
がある。
本発明は上記問題に鑑み開発されたもので、所定の極低
温度域に冷却するクールダウンに要する時間を短縮する
のに有利な極低温冷凍装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の極低温冷凍装置は、極低温作動流体を圧縮する
圧縮機と、圧縮機で圧縮された作動流体の熱をとる放熱
器と、放熱器を経た作動流体を膨張させるターボ膨張機
と、ターボ膨張機で膨張された作動流体の吸熱に伴う冷
凍を取出す冷凍取出部とで構成とされ、 ターボ膨張機は、タービン孔をもつハウジングと、ハウ
ジングのタービン孔に配設され回転可能なタービンと、
ハウジングにタービンの軸方向にそって直列状態に少な
くとも2個配置されタービンに作動流体を噴出しタービ
ンを回転させるノズル通路と、少なくとも1個のノズル
通路の開口面積を可変とする開口面積可変部材とで構成
され、作動流体の温度が高温のとき間口面積可変部材に
よりノズル通路の開口面積を増すようにしたことを特徴
とするものである。
本発明の極低温冷凍装置では、ノズル通路がタービンの
軸方向にそって直列状態に少なくとも2個配置されてい
る。そのため、タービンのインペラ部の形状もこれを考
慮して設定することが望ましい。
開口面積可変部材はノズル通路の開口面積を可変とする
ものであればよく、その構造は必要に応じて適宜選択で
きる。例えば、開口面積可変部材として開閉バルブ、開
閉ウィングを設けることができる。
なおターボ膨張機はインパルス型、リアクション型のい
ずれでもよい。
(作用) 作動流体の温度が高温のとぎには、作動流体の体積流量
が増加するので、開口面積可変部材によりノズル通路の
開口面積を増し、作動流体の流路面積を増す。
(実施例) (1)第1実施例 以下本発明の極低温冷凍装置の第1実施例について説明
する。
先ず極低温冷凍装置の全体構成から説明し、その後、要
部構成であるターボ膨張機について説明する。
この極低温冷凍装置は、第1図に示すように逆プレイト
ンサイクルを使用したものであり、極低温作動流体を圧
縮するターボ圧縮機10と、ターボ圧縮機10で圧縮さ
れた作動流体の熱をとる放熱器11と、対向流熱交換器
12と、放熱器11を経た作動流体を膨張させるターボ
膨張機13と、ターボ膨張機13で膨張された作動流体
の吸熱に伴う冷凍を取出す冷凍取出部14と、冷凍取出
部14に近設した被冷却体15と、これらをつなぐ流路
16とで構成とされている。
この極低温冷凍装置には作動流体としてヘリウム、ネオ
ン、窒素ガスなどが封入されている。そして、極低温冷
凍装置が運転されると図示しないモータに連結されたタ
ーボ圧縮機10で作動流体は圧縮され放熱器11に流入
し、放熱器11の流路17を流れる冷却流体く水、空気
等)によって作動流体の圧縮熱が取り去られる。その後
、作動流体は対向流熱交換器12に流入し、戻りの作動
流体に冷却されてターボ膨張機13に流入する。
ターボ膨張機13で作動流体の圧力エネルギ、速度エネ
ルギは吸収されるので、作動流体は膨張して温度が低下
する。すなわち冷凍効果を発生する。
そして冷凍効果を発生した作動流体は冷凍取出部14に
流入して被冷却体15を冷却する。その後、作動流体は
対向流熱交換器12に流入し、ターボ膨張機13に流入
する作動流体を冷しなからターボ圧縮1fi110に戻
る。このサイクルが繰返されて被冷却体15は極低温の
温度(通常−170℃から一269°C)に冷却される
次に要部構成について第2図〜第4図を参照しで説明す
る。即ち、本実施例の極低温冷凍機用ターボ膨張機13
はインパルス型であり、このタボ膨張機13では第2図
に示すように、ハウジング20は、円筒状の軸受室25
を区画する第1ハウジング部21と、第1ハウジング部
21に連設された第2ハウジング部22と、第1ハウジ
ング部21に連設された第3ハウジング部23とで形成
されている。ハウジング20には、軸受室25を形成す
る側壁の一部に円形状のタービン孔26が形成され、前
記冷凍取出部14につながる膨張室27が形成されてい
る。第3図に示すようにハウジング20にはリング体2
8.78が固定されており、リング体28の一端部には
渦巻き気味の第1ノズル孔29が形成されているともに
、リング体28の他端部には渦巻き気味の第2ノズル孔
30が形成されている。同様にリング体78の一端部に
は渦巻き気味の第1ノズル孔79が形成されているとと
もに、リング体78の他端部には渦巻き気味の第2ノズ
ル孔80が形成されている。
さて本実施例では第2図に示すようにハウジング20に
は、第1ノズル33、第2ノズル34が後述するタービ
ン37、タービン軸38の軸方向に直列に互いに近接し
た状態で並設されている。
第1ノズル33、第2ノズル34は前記した逆プレイト
ンサイクルのターボ圧縮機10、熱交換器12を順に経
た作動流体を管路31を介して供給するものである。こ
こで、第1ノズル33は所定開口面積の第1ノズル通路
33aを形成し、第2ノズル34は所定開口面積の第2
ノズル通路34aを形成する。第2図に示すように第1
ノズル33の先端部33bは第2ノズル孔8oに対向す
るように配置されている。第2ノズル34の先端部34
bは第2ノズル孔30に対向するように配置されている
。更に本実施例では第2図に示すように第1ノズル33
には、第1ノズル通路33aを開閉する開口面積可変部
材としての開閉バルブ36が設けられている。
更に、ハウジング20のタービン孔26にはタービン孔
26を区画する壁面と微小な隙間を有しタービン37が
回転可能に配設されている。第3図に示すようにタービ
ン37にはこれの周方向に所定間隔で多数個のインペラ
部37aが形成されている。
第2図に示すようにタービン37は、このタービン軸3
8の一端部に保持されている。タービン軸38は動圧気
体軸受39に保持されている。この動圧気体軸受39は
10μm程度の気体膜で支持するティルティングパッド
型の動圧気体軸受であり、ハウジング20に固定された
ステム40により保持されている。またタービン軸38
の中腹部に7229部38aが径外方向へ形成されてお
り、フランジ部38aは気体スラスト軸受42に対面し
て支承されている。気体スラスト軸受42はスパイラル
グループ型の動圧気体軸受でおる。
気体スラスト軸受42はタービン軸38のフランジ部3
8aをスラスト方向に10μm程度の気体膜で支持する
。気体スラスト軸受42の負荷能力は、高速回転時の損
失を少なくして高速回転を可能とするために、小さく設
定されている。この気体スラスト軸受42はピボット4
3を介してジンバルリング44に保持され、さらにこの
ジンバルリング44はピボット45を介してステム46
に保持されている。
またこのタービン軸38はその中腹部に同期発電機48
の一部となる回転子49をもつ。回転子49には磁石が
埋設されている。またこの回転子49と対向するように
軸受室25内にはハウジング20によって固定された固
定子50があり、この固定′子50と回転子49とが連
携して同期発電機48として作用する。
上記したターボ膨張機13の作用について説明する。先
ず、説明の便宜上、極低温となった極低温到達時につい
て説明する。即ち、極低温到達時には、開閉バルブ36
が閉じられて第1ノズル通路33aが閉じているので、
逆プレイトンサイクルのターボ圧縮機10を経た高圧の
極低温作動流体は、第2図から明らかなように第2ノズ
ル34の第2ノズル通路34a1室20aを経由して第
2ノズル孔30に流入する。この結果、極低温作動気体
の圧力エネルギが速度エネルギに変換されてタービン3
7のインペラ部37aに吹付Cプられ、タービン37を
タービン軸38とともに回転させる。その後、第2図か
ら明らかなように、作動流体は膨張室27に流出する。
ここでタービン軸38は動圧気体軸受39により10μ
程度の気体膜で支持されている。
また本実施例にかかるターボ膨張機13では、作動流体
の運動エネルギは回転子49と固定子50とによって形
成される同期発電は48によって吸収される。このター
ビン軸38の回転数は極低温到達時には致方rpmから
数十万rpmにも達する。
ここで、作動流体の入口つまり管路31にお(プる絶対
圧力をpaとし、軸受室25での絶対圧力をpbとし、
膨張室27内での圧力をpcとし、更に、タービン37
の外径をDtとし、及び膨張室27への出口の内径をD
Oとすると、タービン軸38にはこれの軸方向に推力(
FQ’)が作用する。この推力(Fg)は第2図におい
て矢印に方向に働く。
推力(Fq)は次式のように表わされると考えられる。
Fg= (π/4)Dt2 ・Pb ((7U/4)   (Dt2−DO2)−Pa十(π
/4)DO2・Pc) ただしpa>pb>pc、[)t>[)。
本実施例では、前記したように、気体スラスト軸受42
の負荷能力は高速回転時の損失を少なくするために小さ
く設定されているものである。そのため、膨張圧力比(
r=Pa/Pc>が例えば2以上になると、従来技術の
欄で説明したように気体スラスト軸受42の負荷能力よ
りも推力(Fq)が大きくなり、タービン軸38のフラ
ンジ部38aが気体スラスト軸受42に固体接触してし
まう。
ところで本実施例では作動流体の温度が高温つまり室温
である運転開始時には、作動流体の質量流量が同じであ
っても体積流量が増加するので、開閉バルブ36を開放
作動させて第1ノズル33の第1ノズル通路33aを開
放し、第1ノズル通路33a、室20bからも第2ノズ
ル孔80に作動流体を噴出する。このため作動流体は、
高温であるため極低温到達時に比較して体積流量が増加
するものの、その作動流体は第1ノズル通路33aと第
2ノズル通路34aの双方を通過するので、流路面積が
増加する。このように流路面積が増加した場合には、第
4図に特性線×3に示すように所定の質量流量m1を流
してもその膨張圧力比はr3となり、限界膨張圧力比r
crよりも小さくなる。
以上説明したように本実施例では作動流体の温度が室温
付近と高く作動流体の体積流量が増加する運転開始時に
は、開閉バルブ36の開放により作動流体の流路面積を
増加させ得る。従って、運転開始時においても、膨張圧
力比(r)を限界膨張圧力比(rcr)の値よりも小さ
く抑えつつ極低温到達時と同じ質量流量m1を流すこと
ができる。そのため従来に比べて、室温から極低温に冷
却するまでのクールダウン時間を大幅に短縮することが
できる。例えば従来8時間であったものを2時間程度と
することができる。
尚、開閉バルブ36を除去して第1ノズル通路33aと
第2ノズル通路34aを運転開始時の他に極低温到達時
においても使用することが考えられるが、これでは、低
温で体積流量が減っているにも拘らず流路面積が大きす
ぎ、極低温到達時に圧力比が小さくなり過ぎ、極低温冷
凍装置全体の冷凍効率が顕著に低下してしまう問題があ
る。この点本実施例では極低温到達時には開閉バルブ3
6を閉じ、流路面積を所要値にするので、かかる問題が
生じることを回避できる。
更に本実施例では第1ノズル通路33a、第2ノズル通
路34aが直列に並設されているので、第1ノズル通路
33aと第2ノズル通路34aとをそれだけ近づけて配
置することが可能となり、ハウジング20のコンパクト
化を図り得る。
なあ、開閉バルブ36は制御部によりマグネット等で自
動で開閉しても、手動で開閉してもよいものである。さ
らに上記した実施例の構成に加えてハウジング20には
管路31内の圧力Paを検出する圧力センサ、軸受室2
5内の圧力pbを検出する圧力センサ、膨張室27の圧
力Pcを検出する圧力センサを設けることもできる。そ
して各圧力センサによって測定される絶対圧力Pa、P
b、Pcの値に応じて開閉バルブ36の開放作動を制御
部で自動制御する構成とすることもできる。
(2)他の実施例 本発明の他の実施例にかかるターボ膨張機60を第5図
〜第10図に示す。第5図〜第7図に示す実施例にかか
るターボ膨張1160はリアクション型のものであり、
ハウジング61と、タービン62と、渦巻き状の第1ノ
ズル通路63と、渦巻き状の第2ノズル通路64と、第
1ノズル通路63および第2ノズル通路64を区画する
仕切壁65とで形成されている。第5図に示すように、
第1ノズル通路63および第2ノズル通路64はタービ
ン62、タービン軸38の軸方向に直列に並設されてい
る。第7図に第1ノズル通路63のボート63a、第2
ノズル通路64のボート64aを示す。第1ノズル通路
63のポート63aは開口面積可変部材としての開閉バ
ルブ66で開閉可能である。
この実施例においては極低温到達時には開閉バルブ66
が閉じており、従って第1ノズル通路63のポート63
aが閉じているので、作動流体は第5図の矢印に示すよ
うに第2ノズル通路64のみを渦巻き状に通過する。そ
して、作動流体の圧力エネルギが速度エネルギに変換さ
れてタービン62に吹付けられる。そのためタービン6
2はタービン軸38とともに回転し、これにより作動流
体は吸熱しつつ膨張して、吸熱に伴い作動流体の温度が
低下し、冷凍が発生する。このとき前記した実施例と同
様に、作動流体の圧力エネルギおよび速度エネルギは図
略の発電機により吸収される。
第2実施例においても、前述したように極低温到達時に
は質量流量m1の作動流体が第2ノズル通路64を介し
てタービン62に流れるものであるが、作動流体の温度
が高温つまり室温である運転開始時には、開閉バルブ6
6を開放作動させて第1ノズル通路63のポート63a
を開放し、作動流体が通過する流路面積を増加させる。
このため作動流体の温度が高温である運転開始時には、
作動流体は第1ノズル通路63と第2メイル通路64の
双方を通過するので、流路面積が極低温到達時に比較し
て約2倍に増加する。
このように流路面積が増加した場合には、第1実施例と
同様に、第4図の特性線×3に示すように所定の質量流
量m1を流してもその膨張圧力比(r=Pa/PC)は
r3となり、限界膨張圧力比rcrよりも小さくなる。
従って前記した第1実施例と同様に、タービン軸38に
作用する推力を抑えることができ、タービン62、ター
ビン軸38の安定した回転は維持される。
以上説明したように第2実施例では室温時においても極
低温到達時と同様に、タービン62の回転に支障を来た
すことなく所定の質量流量m1を流し得るので、室温か
ら極低温に冷却するまでのクールダウン時間を大幅に短
縮することができる。
上記した第1及び第2実施例では第1ノズル通路と第2
ノズル通路との2個がタービン37.62の軸方向に直
列に形成されているが、これに限らず、ノズル通路を該
直列方向に3個以上並設し、そのうち少なくとも1個の
ノズル通路に開閉バルブを設けてもよいものである。
その他、本発明は上記しかつ図面に示した実施例にのみ
限定されるものではなく、例えば圧縮機はターボ圧縮機
に限らずピストンタイプの圧縮機でもよく、必要に応じ
て適宜変更して実施し得るものである。
[発明の効果] 本発明の極低温冷凍装置では、ターボ膨張機に作動流体
を供給するにあたり、同じ質量流量であっても体積流量
が増加する運転開始時には、開口面積可変部材によりノ
ズル通路の流路面積を増加させ得る。そのため、ターボ
膨張機の膨張圧力比を限界膨張圧力比の値よりも小さく
抑えつつ低温到達時と同じ質量流量を流すことができる
。そのため室温から極低温に冷却するまでのクールダウ
ン時間を大幅に短縮することができる。
更に本発明の極低温冷凍装置では、ノズル通路が直列に
並設されているので、各ノズル通路をそれだけ近づける
のに有利であり、ハウジングのコンパクト化に有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示し、第1図は極
低温冷凍装置の全体を示す模式構成図であり、第2図は
ターボ膨張機の断面図であり、第3図は第2図の■−■
線に沿う矢視図、第4図は質量流量と膨張圧力比との関
係を示すグラフである。 第5図〜第10図は本発明の他の実施例を示し、第5図
はノズル通路を1個用いる場合の本実施例のターボ膨張
機の断面図であり、第6図は第5図のVI −VI線に
沿う断面図であり、第7図はポートの平面図である。第
8図はノズル通路を2個用いる場合の本実施例のターボ
膨張機の断面図であり、第9図は第8図のIX −IX
線に沿う断面図であり、第10図はポートの平面図であ
る。 図中、10は圧縮機、11は放熱器、13はターボ膨張
機、14は冷凍取出部、20はハウジング、33aは第
1ノズル通路、34aは第2ノズル通路、36は開閉バ
ルブ(開口面積可変部材)、37はタービン、38はタ
ービン軸を示す。 第4図 m2 質量流量(m) 第9図 第10b

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)極低温用の作動流体を圧縮する圧縮機と、前記圧
    縮機で圧縮された作動流体の熱をとる放熱器と、前記放
    熱器を経た作動流体を膨張させるターボ膨張機と、前記
    ターボ膨張機で膨張された作動流体の吸熱に伴う冷凍を
    取出す冷凍取出部とで構成とされ、 前記ターボ膨張機は、タービン孔をもつハウジングと、
    前記ハウジングのタービン孔に配設され回転可能なター
    ビンと、前記ハウジングに前記タービンの軸方向にそつ
    て直列状態に少なくとも2個配置され前記タービンに作
    動流体を噴出し前記タービンを回転させるノズル通路と
    、少なくとも1個の前記ノズル通路の開口面積を可変と
    する開口面積可変部材とで構成され、作動流体の温度が
    高温のとき前記開口面積可変部材により前記ノズル通路
    の開口面積を増すようにしたことを特徴とする極低温冷
    凍装置。
JP8304989A 1989-03-31 1989-03-31 極低温冷凍装置 Pending JPH02263062A (ja)

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