JPH02261323A - 松の立枯病防止方法 - Google Patents

松の立枯病防止方法

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JPH02261323A
JPH02261323A JP1081731A JP8173189A JPH02261323A JP H02261323 A JPH02261323 A JP H02261323A JP 1081731 A JP1081731 A JP 1081731A JP 8173189 A JP8173189 A JP 8173189A JP H02261323 A JPH02261323 A JP H02261323A
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JP
Japan
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pine
wound
damping
tree
preventing
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Pending
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JP1081731A
Other languages
English (en)
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Shigemitsu Oguma
尾熊 重光
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、松の立枯病防止方法に関する。
(従来の技術) 日本各地で被害の発生している松の立枯病の原因として
は、マツノマダラカミキリが伝播させるマツノザイセン
チュウが松の柔細胞を破壊させてしまうからであるとい
う説が有力であるが、糸状菌の一種である青変菌(Ce
raLocysLisDensifloral等の松枯
菌ではないかという説もあり、今だに定説はないという
のが実情のようである。
それぞれの原因説に対応して、松の立枯病の防ロ:方法
としては、マツノマダラカミキリに対する殺虫剤(ME
P剤やMPP剤等)を空中散布する方法、マツノマダラ
カミキリの幼虫やマツノザイセンチュウ、及び松枯菌に
対するくん蒸法、マツノマダラカミキリの幼虫、マツシ
ブ、イセンチュウや松枯菌に対する樹体からの薬剤の穿
孔注入法、さらにはチップ化法、焼却法等さまざまな方
法が公知となっている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、殺虫剤の空中散布は有効ではあっても環境汚染
の問題があり、何処ででも実施できるというものではな
く、くん蒸法は松の木をいちいちシートで覆わなくては
ならないので煩雑であるという問題がある。また、殺虫
剤の穿孔rL大人法孔から出てくる樹脂によって孔が埋
められてしまい、必ずしも効果的な方法とは言えないよ
うである。さらにチ・ツブ化法や焼却法は数が少ない場
合には対応できようが大量にある場合には対応が難しく
、そうこうするうちに時期を失してしまう場合が多々あ
ることになる。
したがって、どの方法によるも一長一短があり、決定的
な効果を挙げるに至ってはいないというのが実情である
この発明者は、松枯病で枯れた種々さまざまな場所の松
林に数本枯れずに残った松を仔細に観察した結果、それ
らの松はいずれも枝を切られていたり、幹部に傷がつけ
られている点で共通していることを発見した。
一般に木は外部からの微生物や物理的な攻撃に対し、防
衛機能を持っており、柔細胞が作る樹脂や色素は木に寄
生する微生物や細菌の成育を妨げる性質を持っているも
のが多く、木の防衛1段であることが知られている。木
の形成層に傷がつけられると、何らかの指令が働いて生
きている柔細胞に樹脂や色素を作らせることは良く知ら
れており、傷をつけたところから樹液が出てくることか
ら確認できるものである。松も木である以上その例外で
ないものと思われる。
この発明の目的は、松が木としてそれ自身の持つ防衛機
能に働きかけ、立枯病で枯れてしまうのを防1トするこ
とができる方法を提供せんとするにある。
この発明はさらに、松の防衛機能に働きかける一方、松
に活力を与えたり、殺虫削を浸透吸収させることにより
、立枯病で枯れてしまうの防1にすることができる方法
を提供せんとすることをも目的としている。
(課題を解決するための1段) 」二連した目的を達成するためにこの発明は。
松の木の樹体に少なくとも形成層に達っする深さの傷を
つけるものである。
この発明はさらに、傷をつける個所を主幹部としたもの
である。
この発明はさらに、松の樹体に少なくとも形成層に達っ
する複数または単数の傷をつけ、この傷により松の活力
源となる活力剤及び又は殺虫削を直接浸透吸収させるも
のである。
この発明はさらに、活力剤及び又は殺虫剤を傷]−1よ
り浸透吸収させるに当り、該活力剤及び又は殺虫剤を入
れた透水性材質の袋体を傷口の回りに密着させるもので
ある。
この発明はさらに、活力剤を粉粒状のニンニク、牡蛎殻
粉、自然人肥の混合物で構成したものである。
そして、この発明は、ニンニク、牡蛎殻、自然人肥の混
合比を重隋比で45%:45%;10%としたものであ
る。
(作用) マツノザイセンチュウや松枯菌が寄生していたり、或は
既にその繁殖が始まって樹脂の流れが悪くなって衰弱し
た松の樹体に、少なくともJは成層に達っする傷をつけ
ると、松の防衛機能が働き、柔細胞に樹脂や色素を作る
指令が与えられる結果、柔細胞で樹脂や色素が作られ、
これがマツノザイセンチュウや松枯菌等を成育を妨げ駆
除してしまうものと思われる。
その際に、同時に活力剤及び又は殺虫剤を傷」コより浸
透吸収させるようにすると、短期間で松に吸収され、松
に活力をつけ、マツノザイセンチュウや松枯菌等を駆除
することができる結果、衰弱した状態を短期間でを健康
状態に回復させることができるものである。
また、傷口の回りに活力剤及び又は殺虫剤を入れた透水
性材質の袋を密着させると、密着面が常に湿潤している
ことにより、傷口から出る樹脂によりて聞出されること
な(、活力剤及び又は殺虫剤を松に浸透吸収させること
ができるものである。
(実施例]) 1987年の7月に葉の色が少し黄ばみ始めた衰弱松5
本、及び近くに立枯病で枯れた松のある外観上は健康な
松5本の合計の10本の松の樹体の主幹部1に、第1図
に示したように、少なくとも形成層に達っする傷2.2
.2を鋸で3本つけた。しばらくして樹脂が出てきたが
、そのまま放置したところ約−週間はどで効果が出始め
、二週間はどでもとの緑色の葉を有する健康な松となっ
た。そして昨年の秋はおるか蓋年8ケ月経過した今日に
おいても何ら変化はなく、青々とした葉を持つ健康な状
態を保っている。また、外観上健康な松も衰弱したり枯
れたりすることなく今日まで健康な状態を保っている。
(実施例2) 実施例1と同じ頃、まず第2図に示したように、内側を
構成するフェルトのような保温部材3と、外側を構成す
る缶体4を重ね合わせた帯体5を作り、保温部材3の中
間部に網体で袋体6を取り付け、この袋体6内に5重量
比で自然堆肥(牛糞の熟成させ完成させたもの)45%
、牡!1#I殻を粉状にしたもの45%、ニンニクを果
粒状にしたちの10%を混合させた活力剤7を入れたも
のを用意した。次に立枯病で枯れた松の近くにあって5
既に葉が黄ばみはじめた衰弱松5本を捜し出して実施例
1のように傷をつけた。
次いでその傷口へ丘述した帯体5の袋体6を押し当て、
第3図に示したように帯体5を主幹部の回りに巻き付け
、紐8.8を用いて締結具9.9で固定させた。すると
1週間で効果が出始め、実施例1と同じように約2週間
経過したころには、葉が再び青々としたものになり、松
は枯れることなく現在も健康な状態を保っている。
以上の実施例のもの以外にもさまざまな方法で実施して
解ったことだが、傷をつける部位は、主幹部のしかも根
本に近い方が最も好ましく、傷をつける代わりに枝を切
り落とす等の方法によってもよいことが解った。しかし
、中に傷をつければ良いというものではなく、傷の大き
さは松の防衛機能を呼び覚ますほどのものでなくてはな
らない。P述した実施例では、主幹部の外周の約3分の
1以−にの幅にわたって傷をつけている。また、傷をつ
ける道具はとくに限定はなく、鋸の他にナタやナイフや
鎌、或はハンマーのような鈍器によっても良い。
さらに、この発明による方法は、“松が枯れる寸前にま
で衰弱してしまった後には効果があまり望まれないこと
も解った。そこで傷を付ける時期であるが、様子を見て
いて松の葉が黄ばみはめてからでも遅くはないが、松は
8月下旬から10月の初旬にかけて枯れることから、予
防のためには4月から6月にかけてか望ましいことにな
ろう。
さらにこの発明は、上述したようにして設けた傷口、或
は別の個所に設けた傷口や孔部から活力剤と共に、或は
単独でMEP剤やMPP剤を始めとする各種の殺虫剤を
浸透吸収させてやっても良く、この場合には相乗効果に
よりさらに救命効果が増すものである。また、この殺虫
剤は傷付法と共に、公知の穿孔注入法によって注入され
ても良い。
・保温部材 ・帯体 ・活力剤 4・・・缶体 6・・・袋体 8・・・紐 (発明の効果) 以上詳細に説明したようにこの発明によれば、単に樹体
に傷を付けるというl1ljlな方法で、環境を破壊し
たり汚染したりすることなく、立枯病で松が枯れてしま
うのを防1Fできる他、傷口から活力剤や殺虫剤を直接
浸透吸収させることにより、衰弱した松を短期間で健康
な状態に回復させることができるという効果を奏し得る
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図はこの発明を
説明するための説明図、第2図はこの発明を実施するた
めの帯体の斜視図、第3図はこの帯体を使ってこの発明
を実施するための説明図である。 1・・・主幹部    2・・・傷 薬 図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)樹体に少なくとも形成層に達っする深さの傷をつ
    けることを特徴とする、松の立枯病防止方法。
  2. (2)傷をつける個所を主幹部としたことを特徴とする
    、特許請求の範囲第1項記載の松の立枯病防止方法。
  3. (3)樹体に少なくとも形成層に達っする複数または単
    数の傷をつけ、この傷口より松の活力源となる活力剤及
    び又は殺虫剤を浸透吸収させることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項記載の松の立枯病防止方法。
  4. (4)活力剤及び又は殺虫剤を傷口より浸透吸収させる
    に当り、該活力剤及び又は殺虫剤を入れた透水性材質の
    袋体を傷口の回りに密着させることを特徴とする、特許
    請求の範囲第3項記載の松の立枯病防止方法。
  5. (5)活力剤を粉粒状のニンニク、牡蛎殻粉、自然大肥
    の混合物で構成したことを特徴とする、特許請求の範囲
    第3項記載の松の立枯病防止方法。
  6. (6)ニンニク、牡蛎殻粉、自然大肥の混合比を重量比
    で45%:45%:10%としたことを特徴とする、松
    の立枯病防止方法。
JP1081731A 1989-03-31 1989-03-31 松の立枯病防止方法 Pending JPH02261323A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010058068A (ko) * 1999-12-24 2001-07-05 신길수 동절기 가로수나 원예용묘목 보호대

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010058068A (ko) * 1999-12-24 2001-07-05 신길수 동절기 가로수나 원예용묘목 보호대

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