JPH02259576A - レーザ流速計 - Google Patents

レーザ流速計

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JPH02259576A
JPH02259576A JP1081098A JP8109889A JPH02259576A JP H02259576 A JPH02259576 A JP H02259576A JP 1081098 A JP1081098 A JP 1081098A JP 8109889 A JP8109889 A JP 8109889A JP H02259576 A JPH02259576 A JP H02259576A
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JP
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light
scattered light
laser beams
laser
measured
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JP1081098A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Kudo
秀俊 工藤
Masakimi Kono
河野 誠公
Toshiyuki Terashita
寺下 敏幸
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、レーザを利用して所定方向に流れている被測
定粒子の流速と流れ方向を求めるレーザ流速計に関する
(従来の技術) 従来から、例えば特開昭62−98268号公報に開示
されている様に、微小粒子(被測定粒子)の流速および
流れ方向を求めるレーザドツプラ流速計が知られている
かかるレーザドツプラ流速計は、例えば流体の流速およ
び流れ方向を調べる場合、該流体中に上記微小の被測定
粒子を混入させておき該被測定粒子の流速および流れ方
向を求めることによって上記流体の流速および流れ方向
を求める場合等に用いられる。
上記レーザドツプラ流速計においては、2本のレーザビ
ームを交差させて交差点(検査体積部)を形成させ、該
検査体積部を被測定粒子が通過する時に該被測定粒子に
よって散乱されるレーザビームの散乱光を受光し、該散
乱光における周波数変化(ドツプラシフト)によって上
記被測定粒子の流速が求められる。
また、上記ドツプラ流速計においては、周波数シフタを
用いて一方のレーザビームの周波数を他方のレーザビー
ムの周波数と異にし、そうすることによって上記交差点
(検査体積部)にフリンジ(回折格子)を形成させ、該
検査体積部を上記被測定粒子が通過する際に生じるフリ
ンジの移動方向から該被測定粒子の流れ方向が求められ
る。
(発明が解決しようとする課題) 上述の様に、レーザドツプラ流速計は被測定粒子の流速
のみならず流れ方向も求めることが可能である。しかし
ながら、該流速計は、流れ方向を求めるために上述の如
く周波数シフタが必要であり、この周波数シフタは大が
かりな装置であると共にこの周波数シフタを用いるため
検出信号のSZN比が低下するという問題を有している
さらに、上記レーザドツプラ流速計は、上述の如く検査
体積部を複数本のレーザビームを交差させることによっ
て形成するものであり、従って第11図に示す様にレー
ザビーム100の入射路を確保する必要性から測定領域
102はその幅Wがある程度広い領域に限定され、例え
ば自動車のエンジンのシリンダ内のスキッシュエリア等
の狭い空間での測定は困難であるという問題を有してい
る。
本発明の目的は、上記事情に鑑み、周波数シフタを用い
ることなくまた狭い測定領域においても簡単かつ正確に
被711J定粒子の流速と流れ方向とを求めることので
きるレーザ流速計を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係るレーザ流速計は、上記目的を達成すべく構
成されたものであり、 第1のレーザ流速計は、少なくとも2本の平行であって
進行方向が反対のレーザビームを生成するレーザビーム
生成手段と、上記2本のレーザビームを横切る被測定粒
子によって散乱される該2本のレーザビームの散乱光を
検出する光検出手段と、上記2本のレーザビームの散乱
光の受光時間差と上記2本のレーザビームの間隔とから
上記被測定粒子の速度を算出する流速算出手段と、上記
2本のレーザビームの散乱光の強度を比較することによ
って上記被測定粒子の流れ方向を決定する流れ方向決定
手段とを備えて成ることを特徴とする。
また、第2のレーザ流速計は、少なくとも3本の平行か
つ不等間隔なレーザビームであってそのうちの少なくと
も1本のレーザビームは他のレーザビームと波長を異に
するレーザビームを生成するレーザビーム生成手段と、
上記3本のレーザビームを横切る被測定粒子によって散
乱される該3本のレーザビームの散乱光を検出する光検
出手段と、上記3本のレーザビームのうち少なくとも2
本のレーザビームの散乱光の受光時間差とそれらのレー
ザビームの間隔とから上記被測定粒子の速度を算出する
流速算出手段と、上記3本のレーザビームの散乱光のう
ち最初の散乱光と次の散乱光との受光時間差と上記衣の
散乱光と最後の散乱光との受光時間差とを比較すること
によって上記被測定粒子の流れ方向を決定する流れ方向
決定手段とを備えて成ることを特徴とする。
(作  用) 上記第1のレーザ流速計においては、2本の平行かつ進
行方向が反対のレーザビームにより検査体積部(ここで
いう検査体積部とは、単に被測定粒子の流速iよび流れ
方向の測定を行なう部分という意味であり、以下同様の
意味で用いる)が形成されている。上記2本のレーザビ
ームを被測定粒子が横切ると、該粒子によって両レーザ
ビームが散乱せしめられ、両レーザビームの散乱光は上
記光検出手段によって検出される。該光検出手段による
散乱光受光データは流速算出手段に入力され、再散乱光
の受光時間差と予め与えられている上記2本のレーザビ
ームの間隔とから被測定粒子の流速が算出される。また
、上記光検出手段による散乱光受光データは上記流れ方
向決定手段に入力される。上記レーザビームは平行かつ
進行方向が反対であるので、上記光検出手段によって受
光される一方のレーザビームの散乱光は前方散乱光(レ
ーザビームの進行方向前方に向けて散乱した光)であり
他方のレーザビームの散乱光は後方散乱光(レーザビー
ムの進行方向後方に向けて散乱した光)となり、かつ一
般に前方散乱光は後方散乱光に比して光量が100倍程
度大きくなる(なお、どちらが前方散乱光でありどちら
が後方散乱光であるかはレーザビームに対する光検出手
段の配置位置によって決まる)。従って、再散乱光の光
量を比較することによって前方散乱光と後方散乱光のど
ちらを先に受光しているか、つまりどちらのレーザビー
ムを先に横切っているかがわかり、それによって上記被
測定粒子の流れ方向が決定される。
上記第2のレーザ流速計においては、3本の平行かつ不
等間隔なレーザビームによって検査体積部が形成されて
いる。被測定粒子が上記3本のレーザビームを横切るこ
とによって各レーザビームが散乱せしめられ、それらの
散乱光は上記光検出手段によって検出される。該光検出
手段による散乱先受光データは上記流速算出手段に入力
され、少なくとも2本のレーザビームの散乱光の受光時
間差と予め与えられている該2本のレーザビームの間隔
とから被測定粒子の流速が検出される。また、上記光検
出手段による散乱光の受光データは上記流れ方向決定手
段に入力される。上記3本のレーザビームは不等間隔、
即ち11.第2.第3レーザビームの順に並んでいる場
合、第1.第2レーザビームの間隔と第2.第3レーザ
ビームの間隔とが不等であり、従って被測定粒子が第1
゜第2レーザビーム間を通過する時間と第2.第3レー
ザビーム間を通過する時間とは異なり両時間の大小は上
記両間隔の大小に対応する。従って、上記3つの散乱光
のうち最初の散乱光と次の散乱光との受光時間差と上記
次の散乱光と最後の散乱光との受光時間差との大小を検
討することによって広い間隔の方を先に通過したか狭い
間隔の方を先に通過したかがわかり、それによって上記
被測定粒子の流れ方向が決定される。また、多数の散乱
光が次々と受光された場合どの散乱光が最初の、次の、
そして最後の散乱光であるかを決定することが困難にな
ることが考えられるが、上記3本のレーザビームのうち
少なくとも1本のレーザビームは他のレーザビームと波
長が異なるようになされているので充分正確に散乱光の
識別を行なうことができる。
(実 施 例) 以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細
に説明する。
第1図は本発明に係る第1のレーザ流速計の実施例を示
す概略図である。
図示のレーザ流速計は、レーザビーム生成手段2と、光
検出手段4と、流速算出手段6と、流れ方向決定手段8
とを備えて成る。
上記レーザビーム生成手段2は、2本の平行であって進
行方向が反対のレーザビーム10a、lObを生成する
ものであって、レーザ光源12と、該レーザ光源12か
ら出射されるレーザビームを2本のレーザビームに分け
るハーフミラ−14と、該ハーフミラ−14によって分
けられた2本のレーザビームを平行かつ進行方向反対に
するミラー1Gとから成リ、上記2本の平行かつ進行方
向反対のレーザビーム10a、lObは被測定粒子18
の流速および流れ方向を測定する検査体積部20を形成
する。また、上記2本のレーザビーム10a、10bの
光路上には、上記検査体積部20から距離交だけレーザ
ビーム進行方向上流側の位置に焦点距離2のビームウェ
スト絞り用凸レンズ30が配置されている。該凸レンズ
30は、検査体積部20におけるレーザビームのエネル
ギ密度を高め、S/N比を向上させるためのものである
上記光検出手段4は、上記2本のレーザビーム10a、
 lObを被eJ定粒子18が横切る際に生じる該レー
ザビームtoa、iobの散乱光を検出するものであり
、集光レンズ22と、ピンホール24とフォトディテク
タ26とで構成されている。また、上記光検出手段4は
2つ設けられており、それぞれの光検出手段4a、4b
は検査体積部20を中心にして向い合った形で180@
ずれた位置に配設され、かつそれらの配役位置は、それ
らが上記2本のレーザビームLOa、lObの散乱光の
うち前方散乱光あるいは後方散乱光を良好に受光し得る
ようにレーザビーム光路に対してなるべく小さな角度α
をなす位置とされている。
上記光検出手段4から出力される散乱光受光データは、
上記流速算出手段6および流れ方向決定手段8を有する
処理部28に入力される。
次に、上記流速算出手段6による流速算出および流れ方
向決定手段8による流れ方向決定について説明する。
今、被測定粒子18が第1図中において左から右に流れ
ている場合を考える。この場合には、被測定粒子18は
レーザビーム10aを先に横切り、次にレーザビームl
Obを横切る。従って、両光検出手段4a、4bは先に
レーザビームloaの散乱光を受光し、後にレーザビー
ムLObの散乱光を受光する。
この場合、左側の光検出手段4aはレーザビームlOa
については後方散乱光を受光し、レーザビームlObに
ついては前方散乱光を受光する。そして、一般に前方散
乱光は後方散乱光に比してその光量は100倍程度もし
くはそれ以上大となる。従って、上記左側の光検出手段
4aによる散乱光受光データは第2図(a)に示す様に
最初に光量小の散乱光を、次に、光量大の散乱光を受光
した形になる。一方、上記右側の光検出手段4bはレー
ザビームlOaについては前方散乱光を、レーザビーム
lObについては後方散乱光を受光するので、該右側の
光検出手段4bによる散乱光受光データは第2図(b)
に示す様に最初に光量大の散乱光を、次に光量小の散乱
光を受光した形になる。
次に、被11$3定粒子18が第1図中において右から
左に流れている場合を考える。この場合には、被測定粒
子18はレーザビーム10bを先に横切り、次にレーザ
ビームlOaを横切ることになり、また両光検出手段4
a、4bにより検出されるレーザビーム10a、lOb
の散乱光が前方散乱光であるか後方散乱光であるかとい
う点については前述の場合と同様であるので、左側の光
検出手段4aによる散乱光受光データは第3図(a)に
示す様な形に、右側の光検出手段4bによる散乱光受光
データは第3図(b)に示す様な形になる。
従って、左側光検出手段4aによる散乱光受光データが
第2図(a)の様に先に光量小、後に光量大でありまた
右側光検出手段4bによる散乱光受光データが第2図(
b)の様に先に光量大、後に光量小であるときJt被測
定粒子の流れ方向は左から右であり、また右側光検出手
段4aによる散乱光受光データが第3図(a)の様に先
に光量大、後に光量小でありまた右側光検出手段4bに
よる散乱光受光データが第3図(b)の様に先に光量小
、後に光量大であるときは被4−1定粒子の流れ方向は
右から左である。
上記流れ方向決定手段8は、両光検出手段4a。
4bから入力された散乱光受光データを検討し、先に受
光した散乱光と後に受光した散乱光との光量比較を行な
い、上述の様にして被測定粒子18の流れ方向を決定す
る。
また、第2図、第3図に示す先の散乱光と後の散乱光と
の受光時間差tは被測定粒子18の両レーザビーム10
a、 job間の通過時間である。従って、上記流速算
出手段6においては、予め与えられている両レーザビー
ムlOa、 lObの間隔免。と上記両光検出手段4a
、4bから入力された散乱光受光データから求められる
受光時間差tとに基づいて被aPl定粒子18の流速が
算出される。
上記被測定粒子18が両レーザビーム10a、 10b
を横切る際例えばどちらのレーザビーム10a、10b
もそのほぼ中央部分を横切る場合には、両光検出手段に
よる散乱光受光データは第2図(a) 、(b)もしく
は第3図(a) 、 (b)の様に光量の大小差が明確
に表われ、従って光検出手段はどちらか一方のみでも流
速算出および流れ方向決定が可能である。
しかしながら、例えば第1図中のIV−IV線矢視図で
ある第4図に示す様に、被測定粒子18が一方のレーザ
ビーム10aは端を、他方のレーザビーム10bは真中
を横切る様な場合も考えられる。この場合、レーザビー
ムの光量はその直径方向に関してガウス分布となって中
央は大きく、端は小さくなっているので、左側光検出手
段4aにおける散乱光受光データは第5図(a)の様に
、つまり先のレーザビーム10aの散乱光は後方散乱光
であってかつレーザビー・ムの端部分の散乱光であるの
で光量は非常に小さく、後のレーザビーム10bの散乱
光は前方散乱光であってかつレーザビームの中央部分の
散乱光であるので光量は非常に大きくなり、右側光検出
手段4bにおける散乱光受光データは第5図(b)に示
す様に、つまり先のレーザビーム10aの散乱光は前方
散乱光であるがレーザビームの端部分の散乱光であるの
で光量は中程度となり、後のレーザビーム10bの散乱
光は前方散乱光であるがレーザビームの中央部分の散乱
光であるのでこれも光量は中程度となる。
従って、例えば第4図に示す様な場合にはどちらか一方
の光検出手段(この場合には受光データが第5図(b)
の様になる右側光検出手段4b)のみを設けていたので
は流れ方向を正確に判別することが困難となる場合が生
じる。よって、光検出手段は1個でも流れ方向検出が可
能であ′るが、より検出精度を向上させるためには実施
例の如く2個向い合って設けるのが望ましい。ただし、
その場合必ずしも180@離れて向い合う必要はなく多
少ずれていても良い。
第6図は散乱光強度比(散乱光強度比−前方散乱光強度
/後方散乱光強度)とDp/λ(Dp :被測定粒子の
径、λ:レーザビームの波長)との関係を示す図であり
、散乱光強度比はDp/λ−1,0の場合に対してDp
/λ−3,0の場合約100倍程度大きくなる。
なお、上記光検出手段4a、4bは両レーザビーム2a
、 2bの散乱光を受光した場合両数乱光の光量が充分
に異なりその光量の違いから一方は前方散乱光であって
他方は後方散乱光であることを区別し得る様な位置であ
ればどこに配設しても良いが、−膜内にはレーザビーム
2a、 2bの光路に対して微小角度α(例えばα−1
0’以下)をなす位置が望ましい。
次に、第2のレーザ流速計の実施例について説明する。
第7図はかかる実施例の概略図である。
図示のレーザ流速計は、レーザビーム生成手段50と、
光検出手段52と、流速算出手段54と、流れ方向決定
手段5Bとを備えて成る。
上記レーザビーム生成手段50は、3本の平行かつ不等
間隔なレーザビームであってそのうちの1本のレーザビ
ームは他のレーザビームと波長を異にする第1.第2.
第3レーザビーム58a、 58b、 58Cを生成す
るものであって、レーザ光源60と、カラースプリッタ
62と、ハーフミラ−64と、ミラー6Bとで構成され
ている。上記レーザ光源60は波長λ1とλ2 (λ1
≠λ2)のレーザビームを射出し、該レーザビームはカ
ラースプリッタG2によって波長λ2のレーザビームと
波長λ1のレーザビームとに分けられ、波長λ2のレー
ザビームは第2レーザビーム58bとなり、波長λ1の
レーザビームはハーフミラ−64,ミラー6Bによって
第1゜第3レーザビーム58a、58cとなる。また、
これらの第1.第3レーザビーム58a、 58cは第
2レーザビーム58bの両側に位置して該第2レーザビ
ーム58bと平行であり、また第1.第2レーザビーム
58a、58bの間隔9,1 と第2.第3レーザビー
ム58b、58cの間隔!Q、2とは異なって見1く免
2であり、さらに第1.第3レーザビーム58a、58
cは第2し−ザビーム58bと同一平面上に位置するよ
うに設定されている。
上記3本のレーザビーム58a、58b、58cは被測
定粒子7Bの流速および流れ方向をJl定する検査体積
部80を形成する。また、上記3本のレーザビーム58
a、58b、58cの光路上には、上記凸レンズ80と
同様の目的で、上記検査体積部80から距離免だけレー
ザビーム進行方向上流側の位置に焦点距離免のビームウ
ェスト絞り用凸レンズ7Bが配置されている。
上記光検出手段52は、上記3本のレーザビーム58a
、58b、58cを被DI定粒子が横切る際に生じる該
レーザビーム58a、58b、58cの散乱光を検出す
るものであり、集光レンズ68.カラースプリッタ70
゜フォトディテクタ72a、72bとで構成されている
上記第1.第3レーザビーム58a、58cの散乱光は
波長λ1であり上記第2レーザビーム58bの散乱光は
波長λ2であり、これらの波長λ1の散乱光と波長λ2
の散乱光はカラースプリッタ70で分けられ、波長λ1
の散乱光は第1フオトデイテクタ72aによって、波長
λ2の散乱光は第2フオトデイテクタ?2bによって検
出される。
上記光検出手段52によって検出された散乱光受光デー
タは流速算出手段54と流れ方向決定手段56とを有す
る処理手段74によって入力される。
次に、上記流速算出手段54による流速算出および流れ
方向決定手段56による流れ方向決定について説明する
今、被4−1定粒子7Bが第1図中において上から下に
流れている場合を考える。この場合には、被測定粒子7
Gは第1、第2、第3レーザビーム58a、58b、5
8cの順に横切る。従って、光検出手段52は最初に第
2レーザビーム58aの散乱光を、次に第2レーザビー
ム58bの散乱光を、そして最後に第3レーザビーム5
8cの散乱光を受光する。この場合、第1.第3レーザ
ビーム58a、 58cの散乱光は波長λ1であり、従
って第1フオトデイテクタ72aによって第8図(a)
に示す様な受光データが得られ、また第2レーザビーム
58bの散乱光は波長λ2であり、従って第2フオトデ
イテクタ72bによって第8図(b)に示す受光データ
が得られ、両受光データを足し合すと第8図(c)に示
す受光データが得られる。そして、上述の様にzしく党
2であるので第8図(C)に示す様に最初の散乱光と次
の散乱光との受光時間差t1は該次の散乱光と最後の散
乱光との受光時間差t2よりも小となる。
次に、被測定粒子76が下から上に流れる場合を考える
。この場合には、被測定粒子76は第3.第2、第2レ
ーザビーム58c、 58b、 58aの順に横切り、
従って散乱光も第3.第2.第ル−ザビーム58c、5
8b、58aの順に光検出手段で受光され、第1フオト
デイテクタ72aの受光データは第9図(a)に示す様
に、第2フオトデイテクタ?2bの受光データは第9図
(b)に示す様に、両受光データを足し合せると第9図
(C)に示す様になる。そして、fLl<Q、zである
ので上述の場合とは反対に、最初の散乱光と次の散乱光
との受光時間差t1は該次の散乱光と最後の散乱光との
受光時間差t2よりも大となる。
従って、最初の散乱光と次の散乱光との受光時間差t1
が該次の散乱光と最後の散乱光との受光時間差t2より
も小であれば被測定粒子7Bの流れ方向は上から下であ
り、反対にt!がt2よりも大であれば流れ方向は下か
ら上である。
上記流れ方向決定手段56は、光検出手段52から入力
された受光データを検討し、上記t1とt2との大小比
較を行ない、上述の様にして被測定粒子7Gの流れ方向
を決定する。
また、上記受光時間差tl、t2は上記レーザビーム間
隔Q、1 もしくはQ、2を通過する時間である。従っ
て上記流速算出手段54においては、予め与えられてい
るレーザビーム間隔Q、1.9..zと上記光検出手段
52から入力された散乱光受光データから求められるt
、、t2に基づいて被測定粒子76の流速が算出される
被測定粒子76は必ずしも3本のレーザビームを横切る
とは限らず、1本もしくは2本のみ横切る場合もあり得
、その様な場合には光検出手段52からの出力は不規則
となる。従って、光検出手段52から出力されるデータ
のうちどの部分が有効デー夕であるかを判別することが
必要となる。上記実施例はこの有効判別を行なうため第
1.第3レーザビームと第2レーザビームとを波長を異
にすることによって第1.第3レーザビームの散乱光と
第2レーザビームの散乱光とを区別して受光し得るよう
に構成されている。
上記有効判別法の一例を第1O図に示す。第10図(a
)は上記第1フオトデイテクタ72aの出力を示す図、
第1θ図(b)は上記第2フオトデイテクタ72bの出
力を示す図、第1θ図(e)は第1フオトデイテクタ7
2aの出力をカウントするカウンタのカウント数を示す
図、第1θ図(d)は上記カウンタのカウント数に基づ
いて作られる信号1を示す図、第10図(0)は信号1
と第2フオトデイテクタ?2bの出力とに基づいて作ら
れる信号2を示す図、第1O図<nは信号1と信号2と
に基づいて作られる信号3、即ち有効信号を示す図であ
る。
上記カウンタは3進カウンタであり、第2フオトデイテ
クタ72bの出力によりリセットされる。
上記信号1は上記カウンタのカウント数が2mである場
合にハイレベル“1”となり、カウント数が′1”であ
る場合にロウレベル“0”となり、カウント数が“0”
である場合にはホールドとなる。上記信号2は、上記信
号1が“1°でかつ上記第2フオトデイテクタ72bの
出力があったときに“1”となり、それ以外は“Omと
なる。上記信号3は上記信号1と信号2とが同時に“1
”→“0”になるときに出力され、この出力(有効信号
)があったときにその前のデータは有効であるとみなす
上記実施例では間に位置する第2レーザビームの波長を
他のレーザビームと異ならせているが、第1もしくは第
3レーザビームの波長を他のレーザビームと異ならせて
も良いし、あるいは3本のレーザビームの波長を全て異
ならせて散乱光も各波長別に分けて検出するようにして
も良い。そして、それぞれの波長の異ならせ方に応じて
適宜な有効判別法を適用すれば良い。
(発明の効果) 本発明に係る第1、第2のレーザ流速計は、それぞれ上
述の如く受光光量の比較および受光時間差の比較によっ
て流れ方向を決定することができ、従って従来のレーザ
ドツプラ流速計の様に周波数シフタを用いる必要がなく
、よつて被測定粒子の流速のみでなく流れ方向も簡単か
つ正確に決定することができる。また、レーザビームは
交差させる必要がなく平行であるので、狭いnj定領領
域おいても十分に測定可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1のレーザ流速計の一実施例を示す
概略図、 第2図(a) 、 (b)および第3図(a) 、 (
b)はそれぞれ光検出手段による散乱光受光データの一
例を示す図、 第4図は第1図中のIV−IV線矢視図、第5図(a)
、(b)は光検出手段による散乱光受光データの一例を
示す図、 第6図は散乱光強度比とDp/λとの関係を示す図、 第7図は本発明の第2のレーザ流速計の一実施例を示す
概略図、 第8図(a) 、(b) 、(c)および第9図(a)
 、(b) 、(c)はそれぞれ光検出手段による散乱
光受光データの一例を示す図、 第10図は有効判別法の一例を示すタイムチャート、 第11図は従来のレーザドツプラ流速計における測定態
様を説明する図である。 2.50・・・レーザビーム生成手段 4.52・・・光検出手段 6.54・・・流速算出手段 8.56・・・流れ方向決定手段 10a、10b、58a、58b、58c −・・レー
ザビーム18、76・・・被i’f?J定粒子 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 (a) 第 閃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2本の平行であって進行方向が反対の
    レーザビームを生成するレーザビーム生成手段と、 上記2本のレーザビームを横切る被測定粒子によって散
    乱される該2本のレーザビームの散乱光を検出する光検
    出手段と、 上記2本のレーザビームの散乱光の受光時間差と上記2
    本のレーザビームの間隔とから上記被測定粒子の速度を
    算出する流速算出手段と、 上記2本のレーザビームの散乱光の強度を比較すること
    によって上記被測定粒子の流れ方向を決定する流れ方向
    決定手段とを備えて成ることを特徴とするレーザ流速計
  2. (2)少なくとも3本の平行かつ不等間隔なレーザビー
    ムであってそのうちの少なくとも1本のレーザビームは
    他のレーザビームと波長を異にするレーザビームを生成
    するレーザビーム生成手段と、上記3本のレーザビーム
    を横切る被測定粒子によって散乱される該3本のレーザ
    ビームの散乱光を検出する光検出手段と、 上記3本のレーザビームのうち少なくとも2本のレーザ
    ビームの散乱光の受光時間差とそれらのレーザビームの
    間隔とから上記被測定粒子の速度を算出する流速算出手
    段と、 上記3本のレーザビームの散乱光のうち最初の散乱光と
    次の散乱光との受光時間差と上記次の散乱光と最後の散
    乱光との受光時間差とを比較することによって上記被測
    定粒子の流れ方向を決定する流れ方向決定手段とを備え
    て成ることを特徴とするレーザ流速計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113597560A (zh) * 2019-01-31 2021-11-02 日本先锋公司 流速确定装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113597560A (zh) * 2019-01-31 2021-11-02 日本先锋公司 流速确定装置
EP3919919A4 (en) * 2019-01-31 2022-09-07 Air Water Biodesign Inc. SYSTEM FOR SPECIFICATION OF FLOW RATES

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