JPH02257872A - 保存状態の表示体 - Google Patents

保存状態の表示体

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JPH02257872A
JPH02257872A JP8056289A JP8056289A JPH02257872A JP H02257872 A JPH02257872 A JP H02257872A JP 8056289 A JP8056289 A JP 8056289A JP 8056289 A JP8056289 A JP 8056289A JP H02257872 A JPH02257872 A JP H02257872A
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JP
Japan
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enzyme
reaction
container
substrate
state
Prior art date
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Pending
Application number
JP8056289A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuzo Hayashi
隆造 林
Minako Oka
岡 美奈子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば飲食品類等の保存状態を表示するた
めの表示体に間するものである6本明細書において、用
語「反応系」とは、成る反応における出発物全体をいう
、また用語「色原体」とは、酵素反応によって化学変化
して呈色、消色または変色を示す物質をいう。
従来の技術 従来から、飲食品類の鮮度は、飲食品類の包装等に記さ
れた製造年月日よって判断され、また飲食可能期限は、
同様に記載された賞味期限または保証期間などの平均的
な飲食可能期限によって判断されている。一般に、個々
の飲食品類が冷凍庫中に置かれていたか、常温の室内に
置かれていたか、または直射日光の当たる店頭に置かれ
ていたかなどの保存環境によって、飲食品類の実際の飲
食可能期限は大きく変動する。したがって製造年月日だ
けから実際の飲食可能期間を知ることはできない、また
飲食可能期限の表示は平均的なものであり、個々の飲食
品が製造後にどのような環境下に置かれていたかを示す
ものではない、故に従来の製造年月日と飲食可能期限の
表示では、保存状態によって変動する正確な飲食可能期
限を知ることはできない。
したがって従来の表示方法では、たとえば製造した時点
から消費者の手にわたるまでの間なんらかの理由で当該
食品の保存適正温度より高い温度下に置かれた場合、消
費者は既に飲食不可能であるにもかかわらず飲食し胃腸
障害をおこしてしまうという問題があった。また保存状
態が適正で充分飲食可能であるにもかかわらず廃棄して
しまうという無駄を生じることもあった。 このような
問題を解決し、飲食品類の鮮度を表示する方法としては
特開昭63−11860号に開示される方法がある。こ
の方法は、栄養培地における細菌類または菌類のコロニ
ーの大きさの増大等を指標とするものである。しかしな
がら、この方法では細菌類または菌類を用いるため、こ
の方法に従う表示体を食品に装着させることは衛生的に
好ましくない、また直射日光にさらされる場合、光線中
の紫外線により指標となる細菌類や菌類の成育が抑えら
れ、飲食品腐敗速度の表示に大きな誤差が発生するとい
う問題が生じる。
また脱色した染料と酸素の呈色反応を利用して使用開始
と共に酸素バリアーを外して呈色反応を始めさせ鮮度表
示を行う方法が特開昭62−190447号に開示され
ている。
現代では、多様な飲食品類が販売されるようになってき
ており、各飲食品類は、その平均の飲食可能期限が個々
に相異しているだけでなく、保存環境によって飲食環境
期限の変化の様子も個々に異なってくる。したがって保
存状態を表示する表水体には、保存温度および保存時間
などの保存環境によって各飲食品類に応じた保存状態を
表示することが望まれる。上記方法では、染料が決定さ
れると呈色反応の進行速度が限定される。したがって各
飲食品類に応じた保存状態を表示することは困難である
。また1つの化学反応を利用しているので、反応終了ま
での時間が短く、長時間保存可能な飲食品類の保存状態
を表示することができないという問題がある。
発明が解決しようとする課題 本発明の目的は、上記技術的課題を解決し、その保存状
態が表示されるべきものの種類に応して確実にその保存
状態を表示することができ、なおかつ簡単に製造するこ
とができる保存状態の表示体を提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、水と、少なくとも1種類の酵素と、該酵素の
基質または基質を生成する反応系と、前記酵素の反応に
よって発色、消色もしくは変色する物質またはその物質
を生成する反応系とを、耐水性であって透光性の部分を
有する容器に封入し、前記酵素反応の進行に伴う水溶液
の色変化を指標とすることを特徴とする保存状態の表示
体である。
また本発明は、水と、少なくとも1種類の第1の酵素と
、この第1の酵素に対応する第1の基質を生成し、第2
の酵素を含む反応系と、前記第1の酵素による反応で発
色、消色もしくは変色する物質またはその物質を生成す
る反応系とを、耐水性であって透光性の部分を有する容
器に封入し、前記第1の酵素による反応の進行に伴う水
溶液の色変化を指標とすることを特徴とする保存状態の
表示体である。
また本発明は、前記容器は、その内部空間を少なくとも
2つの空間に分離する破断可能な分離手段を有し、前記
第2の酵素を含む反応系を構成する物質のうちの少なく
とも1つの物質を他の物質とは異なる空間に分離して封
入し、 前記分離手段の非破断状態で前記第1の基質を生成する
反応を停止状態に保ち、前記分離手段が破断されること
によって、前記容器内の全ての物質が混合されて第1の
基質を生成する反応を可能とし、保存状態の表示を開始
するようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記第1の酵素は、過酸化水素を第1の
基質とするペルオキシダーゼであり、第2の酵素は、過
酸化水素を生成する反応を触媒するオキシダーゼである
ことを特徴とする。
また本発明は、前記第2の酵素を含む反応系は、第2の
酵素に対応する第2の基質を生成し、第3の酵素と第3
の酵素に対応する第3の基質または第3の基質を生成す
る反応系とを含むことを特徴とする。
また本発明は、前記第1の酵素は、過酸化水素を第1の
基質とするペルオキシダーゼであり、前記第2の酵素は
グルコースを第2の基質とし、前記過酸化水素を生成す
る反応を触媒するグルコースオキシダーゼであり、 第3の酵素は、デンプンを第3の基質とし、前記グルコ
ースを生成する反応を触媒するグルコアミラーゼであり
、 前記第1の酵素による反応で発色する物質は、フェノー
ルと4−アミノアンチピリンであり、デンプンとともに
呈色を示すヨウ素を用いることが望ましい。
このような場合には、前記容器は、その内部空間を少な
くとも2つの空間に分離する破断可能な分離手段を有、
し、デンプン、グルコアミラーゼおよび水のうちの少な
ぐともいずれか1つを他の2つとは異なる空間に分離し
て封入し、 前記分離手段の非破断状態で全ての酵素反応を停止状態
に保ち、前記分離手段が破断されることによって保存状
態の表示が開始され、保存状態の進行とともに、水溶液
が青紫色からフェノールおよび4−アミノアンチピリン
の呈色による赤色へと色変化させればよい。
作  用 本発明に従う保存状態の表示体は、基本的には第0式に
示される酵素反応を利用している。
する反応系(2) すなわち、第1の酵素は、第1の基質と色原体とから呈
色、消色または変色を示す物質への反応を触媒する0本
発明では、出発物質として第1の基質を容器内に封入し
てもよいが、後述するように第1の基質を生成する反応
系(1)の一部を封入するようにしてもよい。
たとえば第1の酵素として、過酸化水素を第1の基質と
するペルオキシダーゼを使用する場合には、過酸化水素
の安定性とペルオキシダーゼによる酵素反応の反応速度
とを考慮すると、第1の基質を生成する反応系(1)を
封入することが好ましい、このとき、第1の基質である
過酸化水素を生成する反応として、オキシダーゼが触媒
する酵素反応が好適に利用される。このように第1の酵
素としてペルオキシダーゼを使用し、第2の酵素として
オキシダーゼを使用した場合の反応式は第1a式および
第03式に示される。
以下、オキシダーゼおよびペルオキシダーゼを含む表示
体における原理を説明する。オキシダーゼの基質(第2
の基質)、または第2の基質を生成する反応系(2)か
ら生成されたオキシダーゼの基質に、オキシダーゼが作
用して過酸化水素を発生する(第1a式)0発生した過
酸化水素をペルオキシダーゼによって還元することによ
り、色原体が酸化されて呈色、消色もしくは変色する(
第03式)、この一連の反応は、酵素によって行われる
ため、時間および温度によって反応が制御される。すな
わち、種々の飲食品類には種々の適正保存温度、適正保
存期間があるが、本発明では、オキシダーゼの基質ある
いはオキシダーゼの基質を生成する反応系に含まれる各
物質またはオキシダーゼの濃度を調節したり、オキシダ
ーゼの種類を選択したりすることによって種々の飲食品
類に対応した飲食可能な保存状態の表示が可能である。
このとき好ましくは、反応開始前においてオキシダーゼ
もしくはその基質のどちらかを封入し、接触しないよう
にしておく。
なお反応の進行する期間、すなわち保存状態が表示され
るべき期間は、オキシダーゼの基質を生成する反応系(
2)を用いた場合には、オキシダーゼの基質を生成する
反応が律速段階となるので、オキシダーゼの基質生成酵
素の活性および量によって決定することができる。また
オキシダーゼの基質を用いる場合には、オキシダーゼの
活性および量によって上記期間を決定することができる
基質が充分な量だけ存在する場合は、必要酵素量は数ユ
ニツト以下である。ただし、lユニットとは1マイクロ
モルの酵素反応生成物を1分間で生成する酵素の量であ
る。
本発明による試薬としては、具体的には、以下に述べる
物質が好適に用いられる0色原体は、酸化呈色型の試薬
、たとえば4−アミノアンチピリンとフェノール、ジク
ロロフェノールインドフェノール(DCI P) 、メ
チレンブルー ビンドシエドラーグリーン、2,2−ア
ジノビス(3−エチルベンズチアゾリンスルホン酸)ま
たはその塩、バラキノン、赤血塩、チオニン、クレゾー
ルブルー、フェナジンメトサルフェート等が挙げられる
がこれらに限定されるものではない、特に、呈色状態の
安定性および色・調などに°優れる4−アミノアンチピ
リン、とフェノールが好ましい、また、色原体の量は、
反応の前と反応が平衡に達した後とで、吸光度の差が2
を越える程度のものとすることが望ましいが、不必要に
高濃度に入れる必要はない、4−アミノアンチピリンお
よびフェノールを使用する場合には、ばらつきなく安定
に赤色を呈するようにするためには4−アミノアンチピ
リンの量は、およそフェノールの1/10〜115量で
あることが好ましい。
オキシダーゼの基質を生成する反応系を構成する酵素と
しては、たとえばグルコースホスホリラーゼ、グルコシ
ダーゼ、ガラクトシダーゼ、グルコアミラーゼ等が挙げ
られる。
オキシダーゼとしてグルコースオキシダーゼを用いる場
合、その基質はグルコースであり、比較的長い期間に亘
って、保存状態を表示する場合には、グルコースを徐々
に生成する反応系を共存させるとよい、すなわち第2の
基質であるグルコースを生成する反応系(2)を用いれ
ばよい、具体的には、第2a式に示されるようにデンプ
ンと、グルコアミラーゼによりデンプンを徐々に加水分
解してグルコースを生成させる方法が挙げられる。
・・・(1b) 生成されたグルコースは、第1b式に示されるようにグ
ルコースオキシダーゼによって酸化され。
グルコン酸を介してグルコノ−δ−ラクトンにされる。
このとき生成される過酸化水素が第ob式のようにペル
オキシダーゼによって還元される。
色原体としてフェノールと4−アミノアンチピリンを用
いた場合には、フェノールと4−アミノアンチピリンは
酸化され、赤色を呈する。
また、オキシダーゼ基質を生成する反応系をオキシダー
ゼ5ペルオキシダーゼ、色原体による呈色反応に影響を
与えず、呈色の色調が異なり、かつ、オキシダーゼ基質
を生成する物質(第3の基質)が第3の酵素による作用
を受けたとき、その呈色が消えるような呈色試薬で予め
着色させることができる。このようにすれば、反応がど
の状態にあるのかが二種類の呈色より判断し易い。
具体的には、前記のデンプン、グルコアミラーゼ、グル
コースオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、フェノール、
4−アミノアンチピリンを利用する場合、デンプンにヨ
ウ素を予め添加することによって初期の状態では青紫色
に、デンプンがグルコースへと変化する段階では桃色、
さらに反応が進行すると赤色へと変化し、呈色色調の変
化で保存状態が表示され、表示がより一層わかりゃすく
なる。したがってデンプンの種類としては、糊液が透明
で、ヨウ素呈色が見やすいことがらとうもろこしデンプ
ンが好ましい。
その他、フルオレセインとデキストランの相互作用によ
り蛍光発色を行い、デキストラナーゼでデキストランを
グルコースに分解し、上述したように、グルコースオキ
シダーゼ、ペルオキシダーゼ、フェノールおよび4−ア
ミノアンチピリンを用いて赤色に呈色させる方法、また
はペクチン酸とメチルオレンジにより橙色に呈色させ、
このペクチン酸をペクチナーゼによってガラクチュロン
酸に分解し、さらにガラクトレダクターゼを用いてガラ
クトースを生成し、ガラクトースオキシダーゼ、ペルオ
キシダーゼ(POD) 、フェノールおよび4−アミノ
アンチピリンを用いて赤色に変化させる方法等が挙げら
れる。
本発明による表示体を使用するにあたり、飲食品類等の
保存を開始する前には反応が進まない安定した状態にな
っていることが必要である。そのため、保存開始前には
、オキシダーゼ基質を用いる場合には、オキシダーゼに
よる酸化反応が起こらない状態に保ち、オキシダーゼの
基質を生成する反応系を用いる場合には、オキシダーゼ
基質物質を生成する活性を有する酵素を反応しない状態
に保つ必要がある。このようにして飲食品類の保存が開
始されるとともに上記各反応も開始されるように条件を
整える。すなわち、たとえばグルコースオキシダーゼ、
ペルオキシダーゼ、グルコアミラーゼ、デンプンを用い
た場合、このような各試薬を封入する容器の内部空間を
少なくとも2つの空間に分離する破断可能な分離手段を
設け、グルコアミラーゼとデンプンとを接触しないよう
にそれぞれ異なる空間に封入すればよい、また、上記各
試薬と水とを分離して封入し、使用開始とともに両者を
混合して反応を開始させる方法等が考えられる。このと
きヨウ素と4−アミノアンチピリンおよびフェノールを
使用する場合には、4−アミノアンチピリンおよびフェ
ノールによってヨウ素・デンプン反応による呈色が淡く
なる傾向がある。したがってヨウ素、デンプンと4−ア
ミノアンチピリン、フェノールとを分離しておけば、反
応の開始とともに、ヨウ素・デンプン反応による呈色が
経時的に淡くなり、反応が平衡に達するときには、4−
アミノアンチピリンおよびフェノールの赤色を呈するよ
うになる。このようにすれば、飲食品類の保存状態の経
時変化を表示することができる。
さらに、上記保存開始前には分離すべき試薬を、担体等
に反応しない状態で吸着させておき、保存開始の時点で
反応に必要な条件を与える方式等も考えられる。具体的
には複数の一部または多孔性ポリマービーズなどの担体
に別々に分離すべき試薬を吸着させ、保存開始時点で水
等を加え、溶液中に各試薬を溶解する方法が考えられる
本発明の表示体による保存状態の程度の判断は、予め同
様な構成の試薬により標準呈色を示したスケールを作成
し、それに照らしあわせることにより判断すればよい、
このようなスケールを各試薬が封入される容器の一部に
印刷などによって施してもよい。
さらに、本発明による表示法に使用される試薬類は、非
常に安全性の高いものであるため、食品用として安心し
て使える。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこ
れらのみに限定されるものではない。
実施例 ■容器 実施例1 第1図は、本発明の一実施例の保存状態の表示体の容器
を示す図である。たとえば塩化ビニルまたはポリエチレ
ンなどから成る耐水性のカプセル状容器1は、たとえば
このカプセル状容器1と同一の材料から成り、分離手段
である耐水性の膜2によって2つの空間3.4に分離さ
れている。
空間3には、たとえばオキシダーゼの基質またはオキシ
ダーゼの基質を生成する反応系が封入され、空間4には
、たとえばオキシダーゼが封入される。空間3,4に封
入される各物質は、相互に逆であってもよい。
さらにペルオキシダーゼによって酸化されて呈色、消色
または変色する物質(色原体)およびペルオキシダーゼ
を各々空間3,4のいずれかに封入する。
膜2は、保存状態が開始される以前には空間3と空間4
とを分離しており、容器1内で各酵素反応は起こらない
、飲食品類などの保存状態開始とともに、この膜2が破
断されることによって空間3および空間4に封入されて
いる各物質が混合される。これによって各酵素反応が進
行し、徐々に色原体の酸化に伴い、水溶液が発色する。
実施例2 第2図は、本発明の他の実施例の保存状態の表示体の構
成を示す図である。ポリ塩化ビニルまたはポリエチレン
などから成る耐水性の袋状容器11内には、たとえばこ
の袋状容器11と同一材料から成り分離手段である袋状
容器12が入れられており、各袋状容器11.12は第
2図上部の接着部分15で接着されて密封される0袋状
容器12内の空間13には、たとえばオキシダーゼの基
質またはオキシダーゼの基質を生成する反応系が封入さ
れ、袋状容器11内であって袋状容器12外の空間14
にはオキシダーゼが封入される。さらにたとえばペルオ
キシダーゼおよびペルオキシダーゼによって酸化されて
呈色、消色もしくは変色する物質(色原体)および水を
それぞれ空間13.14のいずれかに封入する0袋状容
器12は、たとえばこの表示体全体を手で押し付けるこ
とによって、容易(こ破断可能となっている。飲食物な
どの保存状態が開始されるとともに、袋状容器12だけ
を破断することによって空間13および空間14に封入
されている物質を混合させる。これによってこの表示体
による表示が開始される。
実施例3 第3図は、本発明のさらに他の実施例の保存状態の表示
体の容器の構成を示す図である。たとえば合成樹脂など
から成る耐水性の半球状容器21は、やはり耐水性の合
成樹脂などから成り、分離手段である半球状容器22が
接着され、2つの空間23.24に分離されている。空
間23には、たとえばオキシダーゼの基質またはオキシ
ダーゼの基質を生成する反応系が封入され、空間24に
はたとえばオキシダーゼが封入される。空間23および
空間24に封入される物質は、相互に逆であってもよい
さらに水、ペルオキシダーゼ、ペルオキシダーゼによる
酸化で呈色、消色もしくは変色する物質(色原体)を各
々空間23または空間24に封入する。容器21は、た
とえば可視性を有しており、この容器21を変形させる
ことによって容器22だけを容易に破壊することができ
るように構成されている。
このような表示体においては、飲食物などの保存が開始
されるとともに容器22を破壊し、各酵素反応を開始さ
せる。これによって保存状態の変化とともに水溶液が呈
色、消色または変化し、飲食物の保存状態が表示される
実施例4 第4図は、本発明のさらに他の実施例の容器の構成を示
す図である。たとえばポリ塩化ビニルまたはポリエチレ
ンなどから成るカプセル状容器31内には、やはり耐水
性のカプセル状容器32が入れられている。このカプセ
ル状容器32は、たとえば耐水性のポリ塩化ビニルなど
から成っていてもよいし、ゼラチン系、ナイロン系、ウ
レタン系あるいはアルギン酸系のマイクロカプセルであ
ってもよい、カプセル状容器32内の空間34には、た
とえばオキシダーゼなどが封入され、カプセル状容器3
1内であって、カプセル状容器32外の空間33には、
オキシダーゼの基質またはオキシダーゼの基質を生成す
る反応系が封入される。
空間33および空間34に封入される各物質は、相互に
逆であってもよい。
さらにこの空間33または空ra134には、水、ペル
オキシダーゼおよびこのペルオキシダーゼによる酸化で
呈色、消色もしくは変色する物質(色原体)がそれぞれ
封入される。カプセル状容器32は、第4図示の表示体
全体に圧力をかけることにより、容易に破壊されるよう
に構成されている。
したがって飲食品類などの保存状態が開始されるととも
に、このカプセル状容器32を破壊し、空間33,34
に封入されている物質を混合して、この表示体による表
示を開始させる。
■各試薬 以下、第2図示の表示体を用いて、この表示体に使用さ
れる各試薬の構成例についての実施例を詳細に説明する
実施例5 グルコアミラーゼ(旺江肚旦起源、10800U/g、
シグマ社製、10800U/g、以下GAと略す)、 グルコースオキシダーゼ(^s er 1llus n
i er起源、t4600U/g、シグマ社製Type
■−8、以下、GODと略す)、 ペルオキシダーゼ(西洋わさび起源、シグマ社製Typ
ell、210U/g、以下、PODと略す)、 4−アミノアンチピリン(以下、4−AAと略す)、 フェノール(以下、Pheと略す)を袋状容器12を破
断した後の反応系でそれぞれ 0、25μg / m l  、 0.05mg/ml O,005mg/ml 、 1mM 、 5mM になるように加え、さらにpH7,0のLoomMリン
ImMflt液を加え1.1ml’とする。これをポリ
エチレン1の袋状容器12に入れ密封する。
別の袋状容器11にとうもろこしデンプン糊液、ヨウ素
をそれぞれ最終0.1%、4000分の1規定を加え、
p)(’7.0の100mMリン酸緩衝液を加え2.9
mNにする。
次に第2図に示されるように容器11中に容器12を入
れ、接着部15を接着して密封する。実験開始と共に封
入した容器12の袋を破断し、反応を開始させ、同一条
件の2つの表示体を作成し、冷蔵庫中および室温中にそ
れぞれ保存し一定時間毎に呈色の状態をみる。呈色状態
を第1表に示す。
本例では反応前は青紫色に、反応の進行とともに徐々に
赤色に変化し呈色の変化が明瞭であり、飲食品類の保存
状態を確実に表示することができる。
なお、容器11と容器12に封入される各試薬は逆にな
っていてもよい。
実施例6 容器12中に最終10%グルコースを入れ、容器11に
4−AA、Phe、POD、GODを実施例5と同濃度
入れる。実施例5と同様に、室温での呈色の状態を見る
。容器12の破断直後は無色であったが時間の経過とと
もに徐々に呈色していった。したがって本実施例におい
ても飲食品類の保存状態を確実に表示することができる
実施例7 容器12に、GA、4−AA、Phe、PODを、また
容器11に、COD、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ
素を実施例5と同濃度入れ、実施例5と同様に室温での
呈色の状態を見る。容器12試薬は無色、容器11は濃
青紫色で容器12の破断直後は濃青紫色であり、最終的
に水溶液は赤色に変わった。結果を第1表に示す0本実
施例では反応の進行とともに捺々に赤色に変化し、呈色
の差は明瞭であった。したがって、飲食品類の保存状態
を確実に表示することができる。
実施例8 容器12にGA、4−AA、Phe、GODを、容器1
1にPOD、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素を実施
例5と同濃度入れ、実施例5と同様に室温での呈色の状
態を見る。容器12の破断前には容器12内は無色、容
器11内は濃青紫色であり、容器12の破断とともに表
示が開始される。
混合された水溶液は、濃青紫色さらに時間経過とともに
赤色に変わった。結果を第1表に示す0本実施例では、
反応の進行とともに赤色に変化し、呈色の差は明瞭であ
った。したがって本実施例においても飲食品類の保存状
態を確実に表示することが−できる。
実施例9 容器12にGA、4−AA、GOD、PODを、容器1
1にPhe、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素を実施
例5と同濃度入れ、実施例5と同様に室温での呈色の状
態を見る。容器12の破断前には、容器12内は無色、
容器11内は濃青紫色であり、容器12の破断とともに
混合液は濃青紫色となる1反応の進行とともに混合液は
赤色に変わった。結果を第1表に示す0本実施例では、
反応前の呈色が濃青紫色で反応後の呈色とは異なってい
るが、明瞭さの点では実施例5、実施例7、実施例8お
よび実施例10に比べやや劣っているが、充分実用にな
る。
実施例10 容器12にGA、4−AA、Pheを、容器11にGO
D、POD、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素を実施
例5と同濃度入れ、実施例5と同様に室温での呈色の状
態を見る。容器12試薬は無色、容器11は濃青紫色で
混合後は濃青紫色で反応後は赤色に変わった。結果を第
1表に示す8本例では反応直後の呈色の差は明瞭であっ
た。
実施例11 容器12にGA、4−AA、PODを、容器11にGO
D、Phe、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素を実施
例5と同濃度入れ、実施例5と同様に室温での呈色の状
態を見る。容器12試薬は無色、容器11は濃青紫色で
混合後は濃青紫色で反応後は赤色に変わった。結果を第
1表に示す0本実施例では、反応前の呈色が濃青紫色で
反応後の呈色とは異なっているが、明瞭さの点では実施
例5、実施例7、実施例8および実施例10に比べやや
劣るが、充分実用になる。
実施例12゜ 容器12にGA、4−AA、GODを、容器11にPO
D、Phe、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素を実施
例5と同濃度入れ、実施例5と同様に室温での呈色の状
態を見る。容器12試薬は無色、容器11は濃青紫色で
混合後は濃青紫色で反応後は赤色に変わった。結果を第
1表に示す0本実施例では、反応前の呈色が濃青紫色で
反応後の呈色とは異なるが、明瞭さの点では実施例5、
実施例7、実施例8および実施例10に比べやや劣るが
、充分実用になる。
実施例13 容器12にGA、Phe、POD、GODを、容器11
に4−AA、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素を実施
例5と同濃度入れ、実施例5と同様に室温での呈色の状
態を見る。容器12試薬は無色、容器11はヨウ素デン
プン反応が明瞭ではないが、スケール等を容器11に表
示することにより、保存状態の表示体として使用するこ
とができる。結果を第1表に示す。
実施例14 容器12にGA、Phe、PODを、容器11にGOD
、4−AA、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素を実施
例5と同濃度入れ、実施例5と同様に室温での呈色の状
態を見る。容器12試薬は無色、容器11はヨウ素デン
プン反応が明瞭ではないが、スケール等を容器11に表
示することにより、保存状態の表示体として使用するこ
とができる。結果を第1表に示す。
実施例15 容器12にGA、Phe、GODを、容器11にPOD
、Phe、4−AA、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ
素を実施例5と同濃度入れ、実施例5と同様に呈色の状
態を見る。容器12試薬は無色、容器11はヨウ素デン
プン反応が明瞭ではないが、スケール等を容器12に表
示することにより、保存状態の表示体として使用するこ
とができる。結果を第1表に示す。
実施例16 容器12G:GA、GOD、PODを、容器11に4−
AA、Phe、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素を実
施例5と同濃度入れ、実施例5と同様に呈色の状態を見
る。容器12試薬は無色、容器11はヨウ素デンプン反
応が明瞭ではないがスクール等を容器12に表示するこ
とにより、保存状態の表示体として使用することができ
る。結果を第1表に示す。
実施例17 容器12にGA、Pheを、容器11にGOD。
POD、4−AA、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素
を実施例5と同濃度入れ、実施例5と同様に呈色の状態
を見る。容器12試薬は無色、容器11はヨウ素デンプ
ン反応が明瞭ではないがスクール等を容器12に表示す
ることにより、保存状態の表示体として使用することが
できる。結果を第1表に示す。
実施例18 容器12にGA、PODを、容器11にGOD。
Phe、4−AA、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素
を実施例5と同濃度入れ、実施例5と同様に呈色の状態
を見る。容器12試薬は無色、容器11はヨウ素デンプ
ン反応が明瞭ではないがスクール等を容器12に表示す
ることにより、保存状態の表示体として使用することが
できる。結果を第1表に示す。
実施例19 容器12にGA、GODを、容器11にPOD。
4−AA、Phe、とうもろこしデンプン糊液、ヨウ素
を実施例5と同濃度入れ、実施例5と同様に呈色の状態
を見る。容器12試薬は無色、容器11はヨウ素デンプ
ン反応が明瞭ではないがスケール等を容器12に表示す
ることにより、保存状態の表示体として使用することが
できる。結果を第1表に示す。
以上実施例5および実施例7から実施例19までの結果
より、容器12の破断直後には、ヨウ素反応の濃青紫色
または淡青紫色に呈色し、酵素反応が進むと濃青紫色が
消え、4−アミノアンチビリ、ンとフェノールの呈色で
ある赤色になる組合わせは実施例5.7〜12の構成で
あり、より好ましくはヨウ素よ4−アミノアンチピリン
、フェノールの呈色の差が明瞭である実施例5,7,8
゜10の構成が望ましい、一般に、ヨウ素により呈色し
たデンプン糊液中に4−AA、Pheの少なくとも1つ
を混合しておくとヨウ素・デンプン糊液による濃青紫色
が薄くなる傾向がある。これはヨウ素が酸化還元性を有
するこれらの化合物によってヨウ素イオンとなるためか
、デンプン分子とヨウ素分子の相互作用がこれらの化合
物によって阻害されるためと考えられる。したがって実
施例9.11.12ではヨウ素を含むデンプン糊液の呈
色が淡青紫色となり、実施例13〜19ではヨウ素を含
むデンプン糊液の呈色が極度に薄くなり、破断前の状態
で溶液色が淡桃あるいは濃桃色となる。しかしスクール
等を容器表面に表示することにより用いることが可能で
ある。
実施例20 実施例5の容器12内への封入試薬、容器11試薬を試
験管内で混合し4℃、25℃、40℃でそれぞれ反応さ
せ、500nmにおける吸光度と(時間×温度)の関係
を第5図に示した。第5図から吸光度とく時間×温度)
との関係は2次式によって近似することができる。
一般にGODによる反応で、一定量のグルコースの酸化
を行う際に消費される酸素の量は一定である。したがっ
て充分量の酸素が存在する場合には全体の反応速度は2
次式に近似される。したがって、実施例5において、C
ODによる反応で消費される酸素は、水溶液中に含有す
る酸素だけで充分であることが判った。この系では吸光
度と(時間×温度)の値は2次式に近似される。
実施例21 実施例5の容器11の試料を試験管内で室温で、リン酸
&!衝液のpHを5.6,7.8.9に調整し、保存し
た。2週間経過後各々の容器で呈色の変化は見られなか
った。また、容器11についてはデンプンの構造の変化
をグルコアミラーゼによる反応速度測定より調べた。そ
の結果、反応速度の変化は見られず、デンプンの大きな
構造変化はおこっていないと考えられる。したがって容
器12を破断する前の状態では、各試薬はきわめて安定
であり、本発明に従う表示体は、保存状態を行う前に長
期間放置しておくことができることが判った。
実施例22 とうもろこしデンプン0.01gにPH7,0の100
mMリン酸緩衝液5ml、混合した液を容器12の破断
後の反応系での最終濃度でそれぞれGAo、025ug
/m1、POD5μg/m1 、GOD25μg/m1
、Phe5mM、4−AAo、5mMを加え全体を10
m1とする。この試料を室温(25℃)および冷蔵(4
℃)シー定時間毎に500nmでの吸光度を測定した結
果を第6図に示す、ライン11は室温保存時の吸光度の
変化を示し、ライン12は冷蔵保存時の吸光度の変化を
示す、各保存温度によって反応速度に明瞭な差が見られ
る。すなわち、保存温度が高いと、保存温度の低いもの
より早くに吸光度が増し、呈色の度合いが大きくなる。
したがって、保存温度によって、その腐敗速度が変化す
る飲食品類に対して、その保存状態を正しく表示するこ
とができる。
実施例23 実施例5の容器12内に封入された試薬および容器11
内に封入された試薬を試験管内で混合する。同様な試料
を3本作成し、冷蔵(4℃)、室fA(25℃)、およ
び高温(40℃)でそれぞれ反応させ(GAlo、25
μg/m1>、500nmにおける吸光度と経過期間(
時間)の関係を第7図に示した。なお、第7図において
ライン13は冷蔵時の吸光度の変化を示し、ライン14
は室温時の吸光度の変化を示し、ライン15は高温時の
吸光度の変化を示す6 実施例22の試薬構成量の異なる表示体とは異なるカー
ブが得られる。したがって、各飲食品類の種類に応じて
、その保存状態を正確に示す表示体を作成することがで
きることが判った。
実施例24 実施例23の容器12の試薬のGA量を最終反応系で0
.5μg / m lになるようにし、他の試薬量は同
量で溶器11試薬と試験管内で混合し、実施例23と同
様に反応させた。このときの500nmにおける吸光度
と経過時間の関係を第8図に示した。なお、第8図にお
いてライン16は冷蔵時の吸光度の変化を示し、ライン
17は室温時の吸光度の変化を示し、ライン18は高温
時の吸光度の変化を示す。
酵素量の違いにより、実施例23とは異なるカーブが得
られる。したがって、各飲食品類の種類に応じて、その
保存状態を正確に示す表示体を作成することができるこ
とが判った。実施例22〜24においてGA量を変化さ
せることにより、−定時間内における吸光度変化量が大
きく影響を受けることが判る。
この例ではGA量が多くなると 発色速度が上昇する。
(以下余白) 発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、たとえば飲食品類
の保存状態を簡便に、かつ、明瞭に表示することができ
る。また多様な飲食品類に応じてその保存状態を表示す
るように構成することが簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の実施例である保存状態の表示
体の容器の例を示す図、第5図は実施例20の(時間×
温度)と吸光度との関係を示すグラフ、第6図は実施例
22の試料を室温、冷蔵保存した場合の各々の吸光度変
化を示すグラフ、第7図は実施例23において各温度に
おける表示体の混合液の時間と吸光度との関係を示すグ
ラフ、第8図は実施例24において各温度における表示
体の混合液の時間と吸光度との関係を示すグラフである
。 1.11.21.31・・・容器、2・・・膜(分離手
段)、12,22.32・・・容器(分離手段)、3゜
4.13.14.23.24.33.34・・・空間節 図 腓間×滉崖(分・−Cン 第 図 第 図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水と、少なくとも1種類の酵素と、該酵素の基質
    または基質を生成する反応系と、前記酵素の反応によつ
    て発色、消色もしくは変色する物質またはその物質を生
    成する反応系とを、耐水性であつて透光性の部分を有す
    る容器に封入し、 前記酵素反応の進行に伴う水溶液の色変化を指標とする
    ことを特徴とする保存状態の表示体。
  2. (2)水と、少なくとも1種類の第1の酵素と、この第
    1の酵素に対応する第1の基質を生成し、第2の酵素を
    含む反応系と、前記第1の酵素による反応で発色、消色
    もしくは変色する物質またはその物質を生成する反応系
    とを、耐水性であつて透光性の部分を有する容器に封入
    し、 前記第1の酵素による反応の進行に伴う水溶液の色変化
    を指標とすることを特徴とする保存状態の表示体。
  3. (3)前記容器は、その内部空間を少なくとも2つの空
    間に分離する破断可能な分離手段を有し、前記第2の酵
    素を含む反応系を構成する物質のうちの少なくとも1つ
    の物質を他の物質とは異なる空間に分離して封入し、 前記分離手段の非破断状態で前記第1の基質を生成する
    反応を停止状態に保ち、前記分離手段が破断されること
    によつて、前記容器内の全ての物質が混合されて第1の
    基質を生成する反応を可能とし、保存状態の表示を開始
    するようにしたことを特徴とする請求項第2項記載の保
    存状態の表示体。
  4. (4)前記第1の酵素は、過酸化水素を第1の基質とす
    るペルオキシダーゼであり、 第2の酵素は、過酸化水素を生成する反応を触媒するオ
    キシダーゼであることを特徴とする請求項第2項記載の
    保存状態の表示体。
  5. (5)前記第2の酵素を含む反応系は、第2の酵素に対
    応する第2の基質を生成し、第3の酵素と第3の酵素に
    対応する第3の基質または第3の基質を生成する反応系
    とを含むことを特徴とする請求項第2項記載の保存状態
    の表示体。
  6. (6)前記第1の酵素は、過酸化水素を第1の基質とす
    るペルオキシダーゼであり、 前記第2の酵素はグルコースを第2の基質とし、前記過
    酸化水素を生成する反応を触媒するグルコースオキシダ
    ーゼであり、 第3の酵素は、デンプンを第3の基質とし、前記グルコ
    ースを生成する反応を触媒するグルコアミラーゼであり
    、 前記第1の酵素による反応で発色する物質は、フェノー
    ルと4−アミノアンチピリンであり、デンプンとともに
    呈色を示すヨウ素が含まれることを特徴とする請求項第
    5項記載の保存状態の表示体。
  7. (7)前記容器は、その内部空間を少なくとも2つの空
    間に分離する破断可能な分離手段を有し、デンプン、グ
    ルコアミラーゼおよび水のうちの少なくともいずれか1
    つを他の2つとは異なる空間に分離して封入し、 前記分離手段の非破断状態で全ての酵素反応を停止状態
    に保ち、前記分離手段が破断されることによつて保存状
    態の表示が開始され、保存状態の進行とともに、水溶液
    が青紫色からフェノールおよび4−アミノアンチピリン
    の呈色による赤色へと色変化することを特徴とする請求
    項第6項記載の保存状態の表示体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2003096309A1 (ja) * 2002-05-10 2005-09-15 独立行政法人食品総合研究所 飲食品や薬剤等の保管状態判定方法およびそのインジケータ
JP2005345263A (ja) * 2004-06-03 2005-12-15 Nahoko Hamada 生鮮魚介類、獣肉または家禽肉の鮮度の非破壊的評価法、生鮮魚類の生可食残存日数の推定方法およびキット

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