JPH02257380A - エンボス文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） この発明は、エンボス文字を判読するエンボス文字読取
装置に関する。

（発明の概要） この発明は、感圧導電性ゴムからなるローラ面にエンボ
ス文字部を押圧通過させた際のゴムローラの抵抗値変化
からエンボス文字を判読するようにしたことによりエン
ボス文字読取装置を小型化したものである。

（従来技術とその問題点） 従来のエンボス文字読取装置としては、エンボス文字面
にスリット透過光を照射し、その反射光を撮像して得ら
れた文字画像からパターンマツチング等の画像処理する
ことにより文字判読するものが知られている。

しかしながらこの装置は、構成上大型となりしかも光学
的にエンボス文字を読み取るため、エンボス文字が形成
された部材に模様等が印刷されていると誤って判読して
しまう欠点がある。

（発明の目的） この発明は上記の問題を解消するためになされたので、
その目的とするところは、装置を小型化すると同時に読
取り精度を向上させたエンボス文字読取装置を提供する
ことにある。

（発明の構成と効果） この発明は上記目的を達成するために加えられる圧力に
応じて抵抗値が変化する感圧導電性ゴムに覆われたロー
ラと、このローラの回転量を検出する手段と、エンボス
文字が形成された被検出体が上記ローラの表面に押圧さ
れながら通過する際にローラ表面の感圧導電性ゴムの抵
抗値変化を検出する手段と、上記両手段から得られるロ
ーラ回転量と、ローラ表面の導電性ゴムの抵抗値変化量
とから、エンボス面積の変化パターンを作成する手段と
、作成されたエンボス面積変化パターント予め記憶され
ている文字ごとの文字面積変化パターンとを比較対照し
てエンボス文字を判読する手段を備えたことを特徴する
。

この発明は上記のように感圧導電性ゴムからなるローラ
面にエンボス文字部を押圧通過させた際のゴムローラの
抵抗値変化からエンボス文字を判読することにより、従
来の光学的読取装置に比較し、光源部が不要になった分
生型化できると同時に、エンボス文字部の印刷模様に影
響されることなく正確にエボス文字を判読することがで
きる。

（実施例の説明） 次にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図はこの装置の構成を概略的に示した説明図である
。

エンボスカード３の挿入方向と直交する方向に感圧導電
性ゴムローラ１とアイドラ２が配設され、ゴムローラ１
の回転軸にはロータリエンコーダ４が連結されゴムロー
ラ１の回転量を検出する。ゴムローラ１表面を覆う感圧
導電性ゴムは、シリコンゴム中にカーボン、金属粒子等
を混在させシート状に形成し、その四辺にそれぞれ電極
８１〜Ｓ４を形成したものである。

この感圧導電性ゴムは表面が押圧されるとその変位に応
じて抵抗値が減少する特性を有するものであり、抵抗値
の減少分に応じて電極８１〜Ｓ４から得られる電流値が
増加する。すなわちアイドラ２とゴムローラ１間に挿入
されたエンボスカード３がゴムローラ１の表面を押圧し
ながら通過すると、エンボスカード３表面に形成された
エンボス部５がローラ１表面を順次押圧変形する。ここ
で導電性ゴムローラ１が抑圧変形されると、その変形面
積にほぼ比例して抵抗値が低下し、その低下分、通過電
流が増加する。ここでゴムローラ１の通過につれて変化
する電流値の変化パターンは文字ごとに異なったものと
なるため電流値の変化を監視することにより通過したエ
ンボス文字を読み取ることが可能になる。

第２図はこの実施例の構成を示すブロック図である。

図においてロータリエンコーダ４はエンボスカード３の
挿入につれて回転する導電性ゴムローラ１の回転量を検
出し、その回転量信号を、投影像データ作成部６へ送る
。

感圧導電性ゴムローラ１は、挿入されたエンボスカード
３のエンボス部５に形成されているエンボス文字のエン
ボス面積に比例した電流変化を検出し、投影像データ作
成部６へ送る。

投影像データ作成部６は、入力された回転量と電流変化
量とから、第３図に示すようなエンボス文字固有のパタ
ーンとして表わすことのできる投影像データを作成し、
文字データ比較判定部７へ送る。

一方、辞書メモリ８は、エンボス文字の回転量、すなわ
ち走査距離と、電流値変化の関係を示すパターンが記憶
されている。

文字データ比較判定部７は、入力された投影像データに
ついて、辞書メモリ８に記憶されているパターンを比較
しその一致度から、ゴムローラを通過したエンボス文字
を判読し、文字コードを出力する。

以上のようにこの実施例のエンボス文字読取装置は、導
電性ゴムローラ１に押圧されながら通過するエンボス文
字の凹凸量を、導電性ゴムローラ１から得られる電流値
の変化パターンとしてとらえて判別する構成としたため
、従来の光学的読取り装置に比較し、光源部を不要とす
ることにより、装置のコンパクト化が可能になる以外に
、文字判読がエンボス文字が形成される部材の色、模様
に影響されず認識精度が向上する利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例に係るエンボス文字読取装置
の概略構成を示す説明図、第２図は同じく装置の電気的
構成を示すブロック図、第３図はエンボス文字形状と電
流値変化パターンの関係を示す説明図である。 １・・・導電性ゴムローラ ２・・・アイドラ ３・・・エンボスカード ４・・・ロータリエンコーダ ５・・・エンボス部 ６・・・投影像データ作成部 ７・・・文字データ比較判定部 ８・・・辞書メモリ ８１〜Ｓ４・・・電極 特許出願人　　立石電機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、加えられる圧力に応じて抵抗値が変化する感圧導電
   性ゴムに覆われたローラと、このローラの回転量を検出
   する手段と、エンボス文字が形成された被検出体が上記
   ローラの表面に押圧されながら通過する際にローラ表面
   の感圧導電性ゴムの抵抗値変化を検出する手段と、上記
   両手段から得られるローラ回転量と、ローラ表面の導電
   性ゴムの抵抗値変化量とから、エンボス面積の変化パタ
   ーンを作成する手段と、作成されたエンボス面積変化パ
   ターンと予め記憶されている文字ごとの文字面積変化パ
   ターンとを比較対照してエンボス文字を判読する手段を
   備えたことを特徴とするエンボス文字読取装置。