JPH0225400Y2 - - Google Patents

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JPH0225400Y2
JPH0225400Y2 JP20005484U JP20005484U JPH0225400Y2 JP H0225400 Y2 JPH0225400 Y2 JP H0225400Y2 JP 20005484 U JP20005484 U JP 20005484U JP 20005484 U JP20005484 U JP 20005484U JP H0225400 Y2 JPH0225400 Y2 JP H0225400Y2
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container
lid piece
piece
locking
movable lid
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JP20005484U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、芳香剤を収納する容器に関するもの
である。
「従来の技術」 芳香剤を収納する容器として、従来より種々の
製品が開発されているが、簡単に容器の開閉操作
が達成できしかも開閉の度合を自由に調整するこ
とのできる製品が存しなかつた。それゆえに十分
な芳香の発散が得られなかつたり、逆に発散し過
ぎて消費が早まつたりする不都合が常に見られ
る。
「考案が解決しようとする問題点」 本考案は、上述した従来の要請に対応し、欠
点、不都合を解消するべく考案された芳香剤容器
であつて、容器の開閉操作が簡単でしかも開閉の
度合を自由に調整することのできるようにするこ
とを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、容体1と、蓋体5と、連結片15
と、係止ピン17と、ガイドプレート19と、弾
撥スプリング25とから構成される。
芳香剤26を収納する有底筒形状の容体1内に
抜け出し不能に嵌め込まれる蓋体5は、半球形、
有頂筒形等の有頂体であり、この有頂体の少なく
とも下部は、前記容体1内で密に摺動接触する形
態で昇降変位する。
そしてこの有頂体を、中心軸線に平行な仮想さ
れる平面に沿つて複数に分割して、一端を容体1
内に固定される固定蓋片6、残部を容器1内で昇
降変位する可動蓋片7群とし、蓋体5を構成す
る。
また連結片15は、前記固定蓋片6と各可動蓋
片7とを連係する細板形状であつて、この一部に
は、前記固定蓋片6と各可動蓋片7との内面にそ
れぞれ突設された各ピン12が抜け出し不能に遊
合する長孔16が開孔されている。
次に、前記蓋体5の固定蓋片6とは反対側端の
可動蓋片7下面と前記容体1内における該可動蓋
片7に対向する部分とには、係止ピン17とガイ
ドプレート19との何れか一方が垂下設され、他
方が立設されている。
そして桿状の係止ピン17は、先端に係止部1
8を突設した弾性材製であり、ガイドプレート1
9は平板形状であつて、その一方面に、左右に並
列された往路溝20と復帰溝21とを無端状に連
続させて刻設し、前記往路溝20に、前記係止ピ
ン17の係止部18が乗り越えて係止する複数の
係止条24を上下に所定間隔をあけて突設した構
成である。
また弾撥スプリング25は、蓋体5の固定蓋片
6とは反対側端の前記可動蓋片7と容体1との間
に配され、該可動蓋片7を常に上方に付勢してい
る。
「作用」 上述した構成にあつて、先ず蓋体5は、一端に
固定蓋片6を位置させ、他の可動蓋片7群を連続
させて有頂体形状を構成するが、固定蓋片6と各
可動蓋片7とは、連結片15によつて連係されて
おり、固定蓋片6と各可動蓋片7との内面にそれ
ぞれ突設された各ピン12が、連結片15の長孔
16に抜け出し不能に遊合しているので、固定蓋
片6のピン12を支点として連結片15は揺動変
位し、これに伴つて有頂体を中心軸線に平行な仮
想される平面に沿つて複数に分割して形成された
各可動蓋片7は、スライドして階段状に食い違
い、各可動蓋片7の上端間に間隙が形成されるこ
とになる。
この場合、固定蓋片6は容体1内に固定される
ことになるので、可動蓋片7群が容体1内を昇降
変位することになり、昇動限で可動蓋片7群は固
定蓋片6と共に有頂体形状を構成して閉状態とな
り、下降限で各可動蓋片7の上端間に形成される
間隙の開口幅が最大となる。
また弾撥スプリング25は、蓋体5の固定蓋片
6とは反対側端の前記可動蓋片7と容体1との間
に配され、該可動蓋片7を常に上方に付勢してい
るので蓋体5は有頂体形状を保持しており、弾撥
スプリング25の弾力に逆らつて可動蓋片7群を
押し下げることにより、蓋体5の一部が階段状に
食い違つて開口することになる。
さて蓋体5の固定蓋片6とは反対側端の可動蓋
片7部分には、係止ピン17とガイドプレート1
9とが対向して位置しており、係止ピン17の係
止部18は、ガイドプレート19の往路溝20の
何れかの係止条24に係止している。
そして弾撥スプリング25の弾力に逆らつて可
動蓋片7群を押し下げることにより係止部18
は、所定の係止条24を乗り越えて次の係止条2
4と係止し、蓋体5の一部が階段状に食い違つて
開口することになる。
この操作を継続して、可動蓋片7群の下降限で
さらに下降させると、係止部18は係止条24の
突設された往路溝20から復帰溝21にガイドさ
れ、この復帰溝21には係止条24が突設されて
いないので、係止部18は往路溝20の一端に復
帰し、可動蓋片7群は弾撥スプリング25の弾力
によつて上昇して閉状態となる。
すなわち弾撥スプリング25の弾力によつて閉
状態となつている可動蓋片7群は、弾撥スプリン
グ25の弾力に逆らつて可動蓋片7群を押し下げ
ることにより、係止部18が何れか所定の係止条
24と係止して、各可動蓋片7間に間隙が形成さ
れて芳香剤26の発散が行なわれ、前記間隙の開
口幅は、可動蓋片7群の押し下げ操作により階段
的に大きくなり、さらなる押し下げ操作によつて
原閉状態に復帰するのである。
なお、弾撥スプリング25の弾力により復帰溝
21を上昇変位し、この復帰溝21の上端で往路
溝20の上端に侵入復帰した係止部18は、第7
図の要部平断面図に示す如く、往路溝20から復
帰溝21への係止部18の逆行を阻止すべく設け
られた逆行阻止係止条の作用により、確実に往路
溝20を下降変位するようにされている。
「実施例」 図面は、本考案の一実施例を示すものである。
ここでの容体1は、底壁2周縁に周壁3を立設
した有底四角短筒形状であり、底壁2の所定一部
には弾撥スプリング25の下端を保持する凹部4
が設けられている。
なお芳香剤26は、底壁2上に取り付け固定さ
れるが、底壁2の一部を着脱自在として芳香剤2
6の交換が容易となるようになつている。
また蓋体5は、前記容体1に対応する有頂四角
短筒形状であり、この四角形状の対角線によつて
二分割して一方を前記固定蓋片6、残部を、さら
に有頂体の前記対角線部分の中心軸線に平行な仮
想される平面に沿つて複数に分割して、三個によ
り構成される可動蓋片7群としている。
各可動蓋片7は、頂板片8の両端に脚片9を垂
下設した構成であり、容体1内に抜け出し不能に
嵌め込まれた際に前記周壁3の内面に摺動接触す
る脚片9における一方端には、上下方向に沿つて
係止突片10が設けられ、他方端には隣り合う可
動蓋片7の前記係止突片10が係止する係止溝1
1が設けられていて、隣り合う可動蓋片7どうし
は相互に上下スライドが可能となる。
また頂板片8の一方の側端下面には、隣り合う
可動蓋片7の頂板片8の下面に当接する係止板1
4が突設されていて、各可動蓋片7が弾撥スプリ
ング25の弾力によつて上昇した際に、各頂板片
8が相互に面一となつて蓋体5の有頂体形状が保
持できるようになつている。
次いで連結片15の一部に設けられる長孔16
は、図示実施例(特に、第8図および第9図参
照)では各ピン12に対応してそれぞれ開孔され
ているが、一個の極めて長い長孔16であつても
よく、ピン12が長孔16から抜け出ることのな
いように、押え板13が配されている。
そして桿状の係止ピン17は、前記蓋体5の固
定蓋片6とは反対側端の可動蓋片7下面に垂下設
され、ガイドプレート19は容体1内に立設され
ている。
ガイドプレート19における往路溝20と復帰
溝21とにあつて、往路溝20の下端は復帰溝2
1方向に下降傾斜したガイド曲部22、また復帰
溝21の上端は往路溝20方向に上昇傾斜したガ
イド曲部23となつており、係止ピン17の係止
部18が、可動蓋片7群の押し下げ操作により円
滑に往路溝20から復帰溝21に、或いは復帰溝
21から往路溝20に移動できるようになつてい
る。
また往路溝20における係止条24は、横条状
であるが、この係止条24の上面はテーパー面2
4a、下面は垂直面24bとなつている。従つ
て、可動蓋片7群の押し下げ操作により下降する
係止ピン17の係止部18は、係止条24のテー
パー面24aを乗り越えて垂直面24bに下方か
ら係止し、可動蓋片7群による所定の開口姿勢が
保持されるのである。
それゆえに可動蓋片7群により開口度合は、各
係止条24間の間隔、及び係止条24の本数によ
つて設定されることになる。
「考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案の容器
は、容器の開閉操作が簡単でしかも開閉の度合を
自由に調整することができ、それゆえ芳香剤の十
分な芳香の発散が得られ、かつ発散し過ぎて消費
が早まつたりすることもない。
よつて本考案の容器は、外観に優れて装飾性に
富み、開閉操作が簡単であつて面白味があり、開
閉の度合を調整することができ、成形、組付けが
容易である等、多くの優れた作用効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の閉状態の断面図である。第2
図は開状態の断面図である。第3図は蓋体の上端
を切り欠いた平面断面図である。第4図は係止ピ
ンとガイドプレートとの係止関係を示す斜視図で
ある。第5図は閉状態の斜視図である。第6図は
開状態の斜視図である。第7図はガイドプレート
における往路溝と復帰溝との上端連結部の構造を
示す拡大平断面図である。第8図および第9図は
連結片とピンとの組合せ構造を示す要部拡大図
で、第8図は正面図、第9図は平断面図である。 符号の説明、1……容体、5……蓋体、6……
固定蓋片、7……可動蓋片、12……ピン、15
……連結片、16……長孔、16……係止ピン、
18……係止部、19……ガイドプレート、20
……往路溝、21……復帰溝、24……係止条、
25……弾撥スプリング、26……芳香剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芳香剤を収納する有底筒形状の容体と、該容体
    内に抜け出し不能に嵌め込まれて密に摺動接触す
    る有頂体を、中心軸線に平行な仮想される平面に
    沿つて複数に分割して、一端を固定蓋片、残部を
    可動蓋片群とした蓋体と、前記固定蓋片と各可動
    蓋片との内面にそれぞれ突設された各ピンが抜け
    出し不能に遊合する長孔を開孔した連結片と、先
    端に係止部を突設した弾性材製の係止ピンと、左
    右に並列された往路溝と復帰溝とを無端状に連続
    させて刻設し、前記往路溝に、前記係止ピンの係
    止部が乗り越えて係止する複数の係止条を上下に
    所定間隔をあけて突設したガイドプレートとを有
    し、前記係止ピンとガイドプレートの何れか一方
    を、前記蓋体の固定蓋片とは反対側端の可動蓋片
    下面に垂下設すると共に、他方を前記容体内に立
    設し、さらに蓋体の固定蓋片とは反対側端の前記
    可動蓋片と容体との間に、該可動蓋片を常に上方
    に付勢する弾撥スプリングを配して成る芳香剤容
    器。
JP20005484U 1984-12-25 1984-12-25 Expired JPH0225400Y2 (ja)

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