JPH0224929B2 - - Google Patents
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- JPH0224929B2 JPH0224929B2 JP59060293A JP6029384A JPH0224929B2 JP H0224929 B2 JPH0224929 B2 JP H0224929B2 JP 59060293 A JP59060293 A JP 59060293A JP 6029384 A JP6029384 A JP 6029384A JP H0224929 B2 JPH0224929 B2 JP H0224929B2
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- yarn
- spinning
- roller
- unit
- package
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- 238000009987 spinning Methods 0.000 claims description 40
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 16
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 9
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 10
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000007378 ring spinning Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H1/00—Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
- D01H1/14—Details
- D01H1/20—Driving or stopping arrangements
- D01H1/22—Driving or stopping arrangements for rollers of drafting machines; Roller speed control
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H5/00—Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はステープルフアイバ束から紡績糸を製
造するための紡績機械に関する。
造するための紡績機械に関する。
従来のリング式紡績機は紡糸速度が10ないし50
m/分と遅く、生産性が低いため1台の紡績機に
200あるいはそれ以上の多数の錘を有しているの
が普通である。しかし近年は空気式紡績機のよう
に200ないし500m/分といつた高速紡糸の可能な
紡績機が出現し、これによれば1錘でリング式の
数錘分の生産を行うことができる。このような高
速紡績機は生産性が高いため多品種小ロツト生産
を行うには一定時間当りのロツト切替回数を多く
要し、管理上の負担はかえつて増大する。
m/分と遅く、生産性が低いため1台の紡績機に
200あるいはそれ以上の多数の錘を有しているの
が普通である。しかし近年は空気式紡績機のよう
に200ないし500m/分といつた高速紡糸の可能な
紡績機が出現し、これによれば1錘でリング式の
数錘分の生産を行うことができる。このような高
速紡績機は生産性が高いため多品種小ロツト生産
を行うには一定時間当りのロツト切替回数を多く
要し、管理上の負担はかえつて増大する。
本発明は、このような問題を解決し、生産性が
高くしかも多品種小ロツト生産に適した紡績機械
を提供することを目的とする。
高くしかも多品種小ロツト生産に適した紡績機械
を提供することを目的とする。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図および第2図は本発明に係る紡績機械を
示し、該機械はフレーム1に沿つて多数の紡績ユ
ニツトUを一列に並設してなる。フレーム1はコ
字形の断面をなし、該フレーム1内には各ユニツ
トUに共通の台車走行空間2が設けられ、また該
空間2に沿つて上下2本のレール3,4が架設さ
れている。5は玉揚装置6と糸継装置7を具えた
走行台車であり、上記レール3,4に沿つて台車
走行空間2内を往復走行する。
示し、該機械はフレーム1に沿つて多数の紡績ユ
ニツトUを一列に並設してなる。フレーム1はコ
字形の断面をなし、該フレーム1内には各ユニツ
トUに共通の台車走行空間2が設けられ、また該
空間2に沿つて上下2本のレール3,4が架設さ
れている。5は玉揚装置6と糸継装置7を具えた
走行台車であり、上記レール3,4に沿つて台車
走行空間2内を往復走行する。
各紡績ユニツトUはバツクローラ8、ミドルロ
ーラ9およびフロントローラ10からなるドラフ
ト装置11、加撚装置12、デリベリローラ1
3、スラブキヤツチヤ14、糸滞留装置15、お
よび巻取装置16をそれぞれ具えている。ケンス
Kから引出されたステープルフアイバ束Sはドラ
フト装置11によつて一定太さまでドラフトされ
た後、加撚装置12によつて加撚されて紡績糸Y
とされる。該糸Yはスラブキヤツチヤ14によつ
て糸欠陥の有無を検査され、糸滞留装置15を通
過した後、ボビンB上にパツケージPとして巻取
られる。巻取装置16はフレーム1上に支持され
て第2図で左回り方向に回転するフリクシヨンロ
ーラ17と、ボビンBを回転自在に挾持するクレ
ードルアーム18とからなり、該アーム18は軸
19によりフレーム1上に旋回可能に支持されて
通常はパツケージPをフリクシヨンローラ17に
圧接付勢しており、上記スラブキヤツチヤ14が
糸Yの欠陥を検出したとき、またはパツケージP
が満巻となつたときのみ図示しない装置により第
2図左方に旋回してパツケージPをフリクシヨン
ローラ17から離反させる。20はフレーム1上
に各ユニツトU共通に設けられた排気パイプであ
り、該パイプ20の一端には図示しないブロアが
連結されている。上記パイプには一端がドラフト
装置11および加撚装置12の近傍に開口した吸
気パイプ21,22が連通接続されており、上記
ドラフト装置11等において発生する風綿を吸気
パイプ21,22から排気パイプ20を経て排気
する。
ーラ9およびフロントローラ10からなるドラフ
ト装置11、加撚装置12、デリベリローラ1
3、スラブキヤツチヤ14、糸滞留装置15、お
よび巻取装置16をそれぞれ具えている。ケンス
Kから引出されたステープルフアイバ束Sはドラ
フト装置11によつて一定太さまでドラフトされ
た後、加撚装置12によつて加撚されて紡績糸Y
とされる。該糸Yはスラブキヤツチヤ14によつ
て糸欠陥の有無を検査され、糸滞留装置15を通
過した後、ボビンB上にパツケージPとして巻取
られる。巻取装置16はフレーム1上に支持され
て第2図で左回り方向に回転するフリクシヨンロ
ーラ17と、ボビンBを回転自在に挾持するクレ
ードルアーム18とからなり、該アーム18は軸
19によりフレーム1上に旋回可能に支持されて
通常はパツケージPをフリクシヨンローラ17に
圧接付勢しており、上記スラブキヤツチヤ14が
糸Yの欠陥を検出したとき、またはパツケージP
が満巻となつたときのみ図示しない装置により第
2図左方に旋回してパツケージPをフリクシヨン
ローラ17から離反させる。20はフレーム1上
に各ユニツトU共通に設けられた排気パイプであ
り、該パイプ20の一端には図示しないブロアが
連結されている。上記パイプには一端がドラフト
装置11および加撚装置12の近傍に開口した吸
気パイプ21,22が連通接続されており、上記
ドラフト装置11等において発生する風綿を吸気
パイプ21,22から排気パイプ20を経て排気
する。
走行台車5上の玉揚装置6は満巻となつたパツ
ケージPをクレードルアーム18から解放するク
レードルオープニングレバー23と、上記クレー
ドルアーム18に新たに空のボビンBを供給する
空ボビン支持アーム24とを有している。25は
本紡績機械の端部に設けられた空ボビン供給装置
である。紡績ユニツトUのうちの1つにおいてパ
ツケージPが満巻になると図示しない装置が走行
台車5に対し玉揚指令の信号を発すると共に、満
巻のパツケージを挾持しているクレードルアーム
18を前述の如く一定角度だけ旋回させ、該パツ
ケージPをフリクシヨンローラ17から離反させ
る。走行台車5は上記信号により当該満巻パツケ
ージPを有する紡績ユニツトUの前まで走行して
停止し、クレードルオープニングレバー23を旋
回させてクレードルアーム18を開き上記パツケ
ージPを適当なプレートまたはロツド26上に落
下させ、次いで空ボビン支持アーム24を旋回さ
せて該アーム24に支持されている空のボビンB
を上記クレードルアーム18に挾持させる。その
後走行台車5は糸継装置7によつて後述する糸継
操作を行い、その後第1図左端の空ボビン供給装
置25まで走行して該装置25から空ボビンBを
受取り、次の玉揚指令に備える。
ケージPをクレードルアーム18から解放するク
レードルオープニングレバー23と、上記クレー
ドルアーム18に新たに空のボビンBを供給する
空ボビン支持アーム24とを有している。25は
本紡績機械の端部に設けられた空ボビン供給装置
である。紡績ユニツトUのうちの1つにおいてパ
ツケージPが満巻になると図示しない装置が走行
台車5に対し玉揚指令の信号を発すると共に、満
巻のパツケージを挾持しているクレードルアーム
18を前述の如く一定角度だけ旋回させ、該パツ
ケージPをフリクシヨンローラ17から離反させ
る。走行台車5は上記信号により当該満巻パツケ
ージPを有する紡績ユニツトUの前まで走行して
停止し、クレードルオープニングレバー23を旋
回させてクレードルアーム18を開き上記パツケ
ージPを適当なプレートまたはロツド26上に落
下させ、次いで空ボビン支持アーム24を旋回さ
せて該アーム24に支持されている空のボビンB
を上記クレードルアーム18に挾持させる。その
後走行台車5は糸継装置7によつて後述する糸継
操作を行い、その後第1図左端の空ボビン供給装
置25まで走行して該装置25から空ボビンBを
受取り、次の玉揚指令に備える。
糸継装置7はノツタ27と、加撚装置12から
紡出された上糸を上記ノツタ27へ導くサクシヨ
ンパイプ28と、パツケージPの下糸をノツタ2
7へ導くサクシヨンマウス29とを具えている。
スラブキヤツチヤ14が糸Yの欠陥部分を検出し
たとき、または玉揚装置6による上述した玉揚操
作が終了したとき、走行台車5は当該紡績ユニツ
トUの前で停止してサクシヨンパイプ28および
サクシヨンマウス29を第2図一点鎖線で示す如
く旋回させ、上記上糸および下糸をそれぞれノツ
タ27へ導いて互いに糸継ぎさせ、その後クレー
ドルアーム18を元の位置に復帰させて糸Yの巻
取りを再開させる。なお、玉揚装置6によつてク
レードルアーム18に供給される空のボビンBは
上記した糸継ぎを行うため、該ボビンBの周囲に
予め少量の糸が巻回されているものとする。
紡出された上糸を上記ノツタ27へ導くサクシヨ
ンパイプ28と、パツケージPの下糸をノツタ2
7へ導くサクシヨンマウス29とを具えている。
スラブキヤツチヤ14が糸Yの欠陥部分を検出し
たとき、または玉揚装置6による上述した玉揚操
作が終了したとき、走行台車5は当該紡績ユニツ
トUの前で停止してサクシヨンパイプ28および
サクシヨンマウス29を第2図一点鎖線で示す如
く旋回させ、上記上糸および下糸をそれぞれノツ
タ27へ導いて互いに糸継ぎさせ、その後クレー
ドルアーム18を元の位置に復帰させて糸Yの巻
取りを再開させる。なお、玉揚装置6によつてク
レードルアーム18に供給される空のボビンBは
上記した糸継ぎを行うため、該ボビンBの周囲に
予め少量の糸が巻回されているものとする。
第3図は紡績ユニツトUにおいてドラフト装置
11、デリベリローラ13およびフリクシヨンロ
ーラ17をそれぞれ駆動する駆動装置を示してい
る。上記したドラフト装置11、両ローラ13,
17およびこれらの駆動装置は各紡績ユニツトU
について独立してそれぞれ別個に設けられ、従つ
て各ローラの回転速度は各ユニツトUごとに異な
つたまたは等しいものに設定され得る。第3図に
おいて、加撚装置12はドラフト装置11から出
たフアイバ束Sに対し互いに逆の方向に旋回する
圧縮空気を噴出する2つのノズル12a,12b
から成り、糸滞留装置15は一端に糸Yを受入れ
る開口部30を有し他端に該糸Yを引出す小孔3
1を有する中空の筒体である。デリベリローラ1
3から出た糸Yは常に一定量だけ糸滞留装置15
内にジグザグ状で存在し、糸Yは開口部30から
上記装置15内に供給される一方、フリクシヨン
ローラ17によつて小孔31から引出される。3
2は糸滞留装置15とフリクシヨンローラ17と
の間に場合により設置されるテンサである。デリ
ベリローラ17はインバータ33により駆動され
るモータ34によつて回転駆動され、該インバー
タ33はマイクロコンピユータを含む主制御器3
5からの指示により作動する制御器36によつて
所定電圧で駆動される。主制御器35は更に別の
制御器37に指令を送り、インバータ38を介し
てモータ39を駆動する。該モータ39の駆動力
はギアボツクス40を介してバツクローラ8、ミ
ドルローラ9、フロントローラ10およびデリベ
リローラ13に伝達され、各ローラ8,9,1
0,13をそれぞれ互いに異なる所定の速度で回
転駆動する。ドラフト装置11を構成する各ロー
ラ8,9,10はフロントローラ10、ミドルロ
ーラ9およびバツクローラ8の順で周速が大とな
ることによりスライバSを一定太さまでドラフト
するが、各ローラ8,9,10間の周速比即ちド
ラフト比はフアイバ束Sまたは糸Yの種類によつ
て変化せられ、またドラフト比が一定であつても
上記各ローラ8,9,10は共通の倍率で変化せ
られる。ギアボツクス40はモータ39からの駆
動を伝達する多数の組替え自在な加減速ギアを含
み、制御器37からの指示により該ギアを組替え
ることによつて各ローラ8,9,10,13の回
転速度を自在に設定する。41は主制御器35に
接続されたキーボード等を含む設定器であり、該
設定器41を介して主制御器35に所定の入力を
行うことにより、各ローラ8,9,10,13,
17の回転速度を自在に設定しまた変更すること
ができる。
11、デリベリローラ13およびフリクシヨンロ
ーラ17をそれぞれ駆動する駆動装置を示してい
る。上記したドラフト装置11、両ローラ13,
17およびこれらの駆動装置は各紡績ユニツトU
について独立してそれぞれ別個に設けられ、従つ
て各ローラの回転速度は各ユニツトUごとに異な
つたまたは等しいものに設定され得る。第3図に
おいて、加撚装置12はドラフト装置11から出
たフアイバ束Sに対し互いに逆の方向に旋回する
圧縮空気を噴出する2つのノズル12a,12b
から成り、糸滞留装置15は一端に糸Yを受入れ
る開口部30を有し他端に該糸Yを引出す小孔3
1を有する中空の筒体である。デリベリローラ1
3から出た糸Yは常に一定量だけ糸滞留装置15
内にジグザグ状で存在し、糸Yは開口部30から
上記装置15内に供給される一方、フリクシヨン
ローラ17によつて小孔31から引出される。3
2は糸滞留装置15とフリクシヨンローラ17と
の間に場合により設置されるテンサである。デリ
ベリローラ17はインバータ33により駆動され
るモータ34によつて回転駆動され、該インバー
タ33はマイクロコンピユータを含む主制御器3
5からの指示により作動する制御器36によつて
所定電圧で駆動される。主制御器35は更に別の
制御器37に指令を送り、インバータ38を介し
てモータ39を駆動する。該モータ39の駆動力
はギアボツクス40を介してバツクローラ8、ミ
ドルローラ9、フロントローラ10およびデリベ
リローラ13に伝達され、各ローラ8,9,1
0,13をそれぞれ互いに異なる所定の速度で回
転駆動する。ドラフト装置11を構成する各ロー
ラ8,9,10はフロントローラ10、ミドルロ
ーラ9およびバツクローラ8の順で周速が大とな
ることによりスライバSを一定太さまでドラフト
するが、各ローラ8,9,10間の周速比即ちド
ラフト比はフアイバ束Sまたは糸Yの種類によつ
て変化せられ、またドラフト比が一定であつても
上記各ローラ8,9,10は共通の倍率で変化せ
られる。ギアボツクス40はモータ39からの駆
動を伝達する多数の組替え自在な加減速ギアを含
み、制御器37からの指示により該ギアを組替え
ることによつて各ローラ8,9,10,13の回
転速度を自在に設定する。41は主制御器35に
接続されたキーボード等を含む設定器であり、該
設定器41を介して主制御器35に所定の入力を
行うことにより、各ローラ8,9,10,13,
17の回転速度を自在に設定しまた変更すること
ができる。
紡績の途中において、ある1つの紡績ユニツト
Uについてだけフアイバ束Sの種類を変更したい
とき、あるいは製造すべき糸Yの番手を変更した
いとき、作業者は当該ユニツトUにおける設定器
41を操作し、各ローラ8,9,10,13,1
7の速度を上記フアイバ束Sまたは糸Yに応じた
ものに変更する。糸滞留装置15はデリベリロー
ラ16から供給される糸Yの速度または張力と、
フリクシヨンローラ17により巻取られる糸Yの
速度または張力が不一致となつた場合に糸切れが
生ずることを防止するためのものである。パツケ
ージPがコーン形状であつた場合、巻取られる糸
Yの張力は該パツケージPの径の大きい部分と小
さい部分とで互いに異なつたものとなるが、糸Y
は上記径の大きな部分に巻かれるとき糸滞留装置
15から比較的多く引出され、径の小さな部分に
巻かれるときは比較的少量だけ引出される。従つ
てパツケージPに巻取られる糸Yの張力は常に一
定となり、デリベリローラ13とフリクシヨンロ
ーラ17との間で糸Yが張力増大による糸切れを
生ずることがない。
Uについてだけフアイバ束Sの種類を変更したい
とき、あるいは製造すべき糸Yの番手を変更した
いとき、作業者は当該ユニツトUにおける設定器
41を操作し、各ローラ8,9,10,13,1
7の速度を上記フアイバ束Sまたは糸Yに応じた
ものに変更する。糸滞留装置15はデリベリロー
ラ16から供給される糸Yの速度または張力と、
フリクシヨンローラ17により巻取られる糸Yの
速度または張力が不一致となつた場合に糸切れが
生ずることを防止するためのものである。パツケ
ージPがコーン形状であつた場合、巻取られる糸
Yの張力は該パツケージPの径の大きい部分と小
さい部分とで互いに異なつたものとなるが、糸Y
は上記径の大きな部分に巻かれるとき糸滞留装置
15から比較的多く引出され、径の小さな部分に
巻かれるときは比較的少量だけ引出される。従つ
てパツケージPに巻取られる糸Yの張力は常に一
定となり、デリベリローラ13とフリクシヨンロ
ーラ17との間で糸Yが張力増大による糸切れを
生ずることがない。
第4図は紡績ユニツトUおよびその駆動装置に
ついての別の例を示し、この例ではドラフト装置
11から出たフアイバ束Sを加撚する装置とし
て、旋回空気流を噴出する1つのノズル12a
と、該ノズル12aから出たフアイバ束Sを上記
空気流と逆の方向に仮撚するベルト式仮撚装置4
2とを設けてある。該仮撚装置42は2本の無端
ベルト43を駆動プーリ44と従動プーリ45と
にそれぞれ巻掛けると共に互いにX字形に交差さ
せ、交差面間にフアイバ束Sをニツプしたもの
で、駆動プーリ44,44の回転により両ベルト
43,43が互いに異なつた方向に走行してフア
イバ束Sに仮撚を施す。該仮撚装置42の駆動プ
ーリ44,44は前記した主制御器35から制御
器46およびインバータ47を介して駆動される
モータ48によつて回転駆動され、また回転速度
を変更されることによつてフアイバ束Sに対する
撚りの付与数を変更制御される。また前記糸滞留
装置15とフリクシヨンローラ17との間には、
上記装置15から糸Yを所定の速度で引出すフイ
ードローラ48と、該ローラ49から出た糸Yの
張力を検出する張力センサ50とがそれぞれ配設
される。フイードローラ49は主制御器35から
制御器51およびインバータ52を介して駆動さ
れるモータ53によつて回転駆動され、またその
速度を適宜変更される。張力センサ50により検
出された糸Yの張力は変換器54によつて適当な
電圧レベルに変換されて主制御器35に供給され
る。主制御器35は上記センサ50により検出さ
れる糸Yの張力が常に一定となるようフイードロ
ーラ49の回転を制御する。更に、ドラフト装置
11に供給すべきフアイバ束Sを貯溜したケンス
Kは回転可能に設けられた回転円盤55上の所定
位置に複数個置かれ、該円盤45にはこれを所定
角度だけ回転させるモータ56が設けられる。5
7はフアイバ束供給位置にあるケンスKの重量を
測定するセンサで、該センサ57およびモータ5
6は主制御器35と接続された制御器58に対し
それぞれ接続さされている。上記供給位置にある
ケンスKが空になると、上記センサ57がこれを
感知して制御器58に信号を送り、該制御器58
がモータ56を駆動して回転円盤45を所定角度
回転させ、フアイバ束Sを充分に収容した別のケ
ンスKを上記供給位置に位置させる。
ついての別の例を示し、この例ではドラフト装置
11から出たフアイバ束Sを加撚する装置とし
て、旋回空気流を噴出する1つのノズル12a
と、該ノズル12aから出たフアイバ束Sを上記
空気流と逆の方向に仮撚するベルト式仮撚装置4
2とを設けてある。該仮撚装置42は2本の無端
ベルト43を駆動プーリ44と従動プーリ45と
にそれぞれ巻掛けると共に互いにX字形に交差さ
せ、交差面間にフアイバ束Sをニツプしたもの
で、駆動プーリ44,44の回転により両ベルト
43,43が互いに異なつた方向に走行してフア
イバ束Sに仮撚を施す。該仮撚装置42の駆動プ
ーリ44,44は前記した主制御器35から制御
器46およびインバータ47を介して駆動される
モータ48によつて回転駆動され、また回転速度
を変更されることによつてフアイバ束Sに対する
撚りの付与数を変更制御される。また前記糸滞留
装置15とフリクシヨンローラ17との間には、
上記装置15から糸Yを所定の速度で引出すフイ
ードローラ48と、該ローラ49から出た糸Yの
張力を検出する張力センサ50とがそれぞれ配設
される。フイードローラ49は主制御器35から
制御器51およびインバータ52を介して駆動さ
れるモータ53によつて回転駆動され、またその
速度を適宜変更される。張力センサ50により検
出された糸Yの張力は変換器54によつて適当な
電圧レベルに変換されて主制御器35に供給され
る。主制御器35は上記センサ50により検出さ
れる糸Yの張力が常に一定となるようフイードロ
ーラ49の回転を制御する。更に、ドラフト装置
11に供給すべきフアイバ束Sを貯溜したケンス
Kは回転可能に設けられた回転円盤55上の所定
位置に複数個置かれ、該円盤45にはこれを所定
角度だけ回転させるモータ56が設けられる。5
7はフアイバ束供給位置にあるケンスKの重量を
測定するセンサで、該センサ57およびモータ5
6は主制御器35と接続された制御器58に対し
それぞれ接続さされている。上記供給位置にある
ケンスKが空になると、上記センサ57がこれを
感知して制御器58に信号を送り、該制御器58
がモータ56を駆動して回転円盤45を所定角度
回転させ、フアイバ束Sを充分に収容した別のケ
ンスKを上記供給位置に位置させる。
第5図イ,ロはそれぞれ糸滞留装置15の別の
例を示し、同図イは糸Yの進行路上に2本のピン
60,60を位置固定すると共に、両ピン60,
60の間にスプリング61,61で互いに離反す
る方向に付勢された2つのローラ62,62を設
け、上記ピン60およびローラ62に糸Yを係合
させたものである。糸Yの巻取り力の変動に応じ
てスプリング61が伸縮し、巻取張力の変動が供
給側の糸Yに直接影響することがない。同図ロは
中空の筒体63内に糸Yの進行路に沿つて多段の
壁板64を突出形成したもので、糸Yは各壁板6
4上に少量づつ滞留するため、糸Y同士が絡み合
うことを防止できる。
例を示し、同図イは糸Yの進行路上に2本のピン
60,60を位置固定すると共に、両ピン60,
60の間にスプリング61,61で互いに離反す
る方向に付勢された2つのローラ62,62を設
け、上記ピン60およびローラ62に糸Yを係合
させたものである。糸Yの巻取り力の変動に応じ
てスプリング61が伸縮し、巻取張力の変動が供
給側の糸Yに直接影響することがない。同図ロは
中空の筒体63内に糸Yの進行路に沿つて多段の
壁板64を突出形成したもので、糸Yは各壁板6
4上に少量づつ滞留するため、糸Y同士が絡み合
うことを防止できる。
第3図および第4図に示した諸装置は各紡績ユ
ニツトUごとに独立して設け、各紡績ユニツトに
ついてそのドラフト比や糸Yの紡出速度または巻
取速度等を別々に設定できるものとするが、上記
諸装置の中で各紡績ユニツトに共通して用いるこ
とが可能なものは該装置を1台としても差支えな
く、例えば主制御器35と設定器41を各紡績ユ
ニツトUに共通して用い、該設定器41から特定
の紡績ユニツトUを適宜指定するようにして良
い。また本発明は紡績機械においてドラフト装置
を各紡績ユニツトごとに個別に駆動し得るように
したものであるから、上記紡績機械が紡績ユニツ
トを1台のみ含む場合も当然本発明中に含まれ
る。
ニツトUごとに独立して設け、各紡績ユニツトに
ついてそのドラフト比や糸Yの紡出速度または巻
取速度等を別々に設定できるものとするが、上記
諸装置の中で各紡績ユニツトに共通して用いるこ
とが可能なものは該装置を1台としても差支えな
く、例えば主制御器35と設定器41を各紡績ユ
ニツトUに共通して用い、該設定器41から特定
の紡績ユニツトUを適宜指定するようにして良
い。また本発明は紡績機械においてドラフト装置
を各紡績ユニツトごとに個別に駆動し得るように
したものであるから、上記紡績機械が紡績ユニツ
トを1台のみ含む場合も当然本発明中に含まれ
る。
以上説明したように本発明によれば、各紡績ユ
ニツトごとにドラフト比またはドラフトされる糸
の速度を変えることができるので、各紡績ユニツ
トごとに異種の糸を製造することができ、多品種
小ロツト生産に適した生産システムを実現するこ
とができる。また、同じユニツト内でもドラフト
装置に対する加撚装置のスピードを変えて風合の
変わつた糸を製造したり、その他種々の変化に対
応することができる。
ニツトごとにドラフト比またはドラフトされる糸
の速度を変えることができるので、各紡績ユニツ
トごとに異種の糸を製造することができ、多品種
小ロツト生産に適した生産システムを実現するこ
とができる。また、同じユニツト内でもドラフト
装置に対する加撚装置のスピードを変えて風合の
変わつた糸を製造したり、その他種々の変化に対
応することができる。
第1図は紡績機械の正面図、第2図は紡績機械
の断面図、第3図は紡績機械の駆動装置を示すブ
ロツク図、第4図は上記駆動装置の別の例を示す
ブロツク図、第5図イ,ロはそれぞれ糸滞留装置
の別の例を示す図である。 11……ドラフト装置、12……加撚装置、1
6……巻取装置、U……紡績ユニツト、S……ス
テープルフアイバ束、Y……糸。
の断面図、第3図は紡績機械の駆動装置を示すブ
ロツク図、第4図は上記駆動装置の別の例を示す
ブロツク図、第5図イ,ロはそれぞれ糸滞留装置
の別の例を示す図である。 11……ドラフト装置、12……加撚装置、1
6……巻取装置、U……紡績ユニツト、S……ス
テープルフアイバ束、Y……糸。
Claims (1)
- 1 ステープルフアイバ束をドラフトするドラフ
ト装置と、該ドラフト装置を出た上記フアイバ束
を加撚する加撚装置と、該加撚装置により得られ
た糸を巻取る巻取装置とからなる紡績ユニツトを
複数台具えた紡績機械であつて、上記紡績ユニツ
トの駆動装置を各ユニツト毎に独立して設けると
共に、ユニツト内のドラフト装置、加撚装置、巻
取装置等の駆動装置をそれぞれ独立して設けた紡
績機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6029384A JPS60209026A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 紡績機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6029384A JPS60209026A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 紡績機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60209026A JPS60209026A (ja) | 1985-10-21 |
JPH0224929B2 true JPH0224929B2 (ja) | 1990-05-31 |
Family
ID=13137963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6029384A Granted JPS60209026A (ja) | 1984-03-27 | 1984-03-27 | 紡績機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60209026A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0291229A (ja) * | 1988-09-29 | 1990-03-30 | Murata Mach Ltd | 糸の紡績機 |
CH676860A5 (ja) * | 1988-11-23 | 1991-03-15 | Rieter Ag Maschf | |
CN103643359B (zh) * | 2013-11-26 | 2016-05-18 | 广东溢达纺织有限公司 | 夹持式假捻装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5663023A (en) * | 1979-10-13 | 1981-05-29 | Zinser Textilmaschinen Gmbh | Draft stretching mechanism |
JPS5915519A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-26 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 精紡機におけるドラフトロ−ラ駆動装置 |
-
1984
- 1984-03-27 JP JP6029384A patent/JPS60209026A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5663023A (en) * | 1979-10-13 | 1981-05-29 | Zinser Textilmaschinen Gmbh | Draft stretching mechanism |
JPS5915519A (ja) * | 1982-07-14 | 1984-01-26 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | 精紡機におけるドラフトロ−ラ駆動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60209026A (ja) | 1985-10-21 |
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