JPH02241407A - 引出しユニット用連動装置 - Google Patents

引出しユニット用連動装置

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JPH02241407A
JPH02241407A JP1062340A JP6234089A JPH02241407A JP H02241407 A JPH02241407 A JP H02241407A JP 1062340 A JP1062340 A JP 1062340A JP 6234089 A JP6234089 A JP 6234089A JP H02241407 A JPH02241407 A JP H02241407A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、広義では、例えば引出しのような可動収納体
を多段式に設けた収納もしくはファイルユニットに関す
る。より具体的に言うと、−度に複数の収納体が作動(
つまり、引出しが引出されること)を防止した改良型の
連動装置に関する。
〔従来の技術〕 本発明が意図しいるファイル用連動装置については、関
係技術者に良く知られている。
使用に際し、直線的に移動させうるようにした、引出し
もしくは棚のような、複数の上下方向に配設された収納
体を備える収納ユニットにおいて、複数の引出しもしく
は棚が、同時に収納位置へ戻されたり、あるいはそこか
ら引出されたりすると、キャビネットもしくはファイリ
ングキャビネットが傾いたり、倒れたりする恐れがあり
、危険である。
従って、複数の収納体が同時に作動したり、づき出され
たりするのを防止しうるようにした連動装置が、長年に
わたって求められており、かつ理想的な連動装置の開発
のために、多くの試みがなされてきている。
これらの公知の装置の多くは、一般のキャビネットやハ
ウジングを大幅に改変しなければならず、かつ複数の収
納体と連係させるために、その構造は複雑であり、費用
もかさむものであった。
この多くの公知の連動装置の構造上及び操作上の複雑さ
のために、収納体の機能は妨げられるとともに、その操
作は面倒となっている。また、連動装置がうまく作動せ
ず、複数の収納体が、同時に引出されてしまうという危
険もあった。
複数の収納体を同時に引出すことにより生ずる自明の問
題を解決するために、構造と操作とを簡素化かつ単純化
させ、かつ誤りを起こさないように、きわめて確実に作
動しうる連動装置を提供するべく、従来多くの試みがさ
れている。
これらの連動装置は1通常、直線的に移動しつる収納体
と連係した1個の連結杆、並びに、垂直方向に列設した
複数の垂直方向の連結杆を備えている。
多くの場合、この連結杆は、可動のカムもしくはウェブ
と協動し、かつ直線的に移動する収納体と連結された1
つの要素によって作動させられるようになっている。
この種の公知の装置の多くのものにおいては、前記カム
もしくはウェブは、例えば施錠杆の下端に、移動しつる
ようにして、直接支持されている。
また、可動のカムを、隣接する作動杆の間に、完全に独
立して取付けたものもある。すなわち、複数の杆を、別
の杆により支持するのでなく、中間のカムによって支持
しである。
ある種の収納ユニットにおいては、収納体が直線的に移
動する際、施錠杆と作動カムが垂直方向に配列されるよ
うにあるが、それに伴うカムの動きは、極めて複雑とな
る。
さらに、垂直方向に列設した複数の施錠杆が、同時に逆
方向に作動するようにしたものもあるが、その制御と抑
制は、より複雑になっている。
多くの公知の連動装置は、前記した後者が有する1つも
しくは複数の特徴を有しており、かつ連動機能に対して
十分な信頼性を備えている。
しかし、経験によると、従来のものは、2個の引出しが
同時に引出されるおそれが、著しく減少したとは言え、
完全になくなった訳ではなく、絶対的に安全とは言い難
い。
さらに、可動の収納体に対する従来の連動装置の本質的
な大きな問題の1つは、収納体の数が増すほど、製造誤
差の累積が大きくなり、遂には作動を不完全として、当
初の意図に反して、2個の収納体が、同時に引出された
り、収容されたりしてしまうことである。
例えば引出しのような可動の収納体を複数有するファイ
リングキャビネットに適応する連動装置としでは、多く
の例がある。その中、本発明に大きく関連しており、か
つ本発明の基準となると思われるものは、例えば、アメ
リカ合衆国特許第3900236号、同第427213
8号、同第4298236号、同第4355851号、
同第4429930号、同第4441767号、同第4
447098号、同第4480383号明細書に記載さ
れている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、従来の連動装置における多くの問題点
を克服するべく改良された連動装置を提供する。
より具体的に言うと、ファイリングユニットを。
適切な負荷と状態の下で使用した際、−時に1個の収納
体すなわち引出しだけが、確実に作動しうるようにした
連動装置を提供することにある。
本発明の改良型連動装置においては、互いに一直線に垂
直方向に並べて設けられた複数の垂直のロック杆を備え
、各ロック杆は、限定された量だけ垂直方向に変位しう
るようにして、ファイリングキャビネットの内側に取り
付けられている。
施錠カムが、ロック杆の上端部に回転可能に支持されて
おり、それぞれ直線的に移動する収納体すなわち引出し
に設けた作動ピンによって、作動させられるようになっ
ている。
施錠カムは、複数の収納体を収納した時、垂直方向に重
なっているロック杆と干渉することはない。
1個の収納体を、その収納位置から手前へ引くと、作動
ピンは、施錠カムと接触して、このカムを回転させ、そ
の上方へ移動してロック杆のみを上昇させる。これによ
りロック杆は、カムに支持されて、押し上げられた位置
で、確実に支持される。
これにより、垂直方向に列設されたロック杆は堅く固定
され、その位置から少しでも動くことはなくなる。従っ
て、引出した収納体を、最初の位置すなわち収納位置へ
押し戻すまで、他の収納体を引出すことはできなくなる
本発明の第2の目的は、垂直のロック杆と回転する施錠
カムとから成る構成部材による垂直方向に生ずる誤差の
累増を最小にするようになっており、そのため、]回に
つき、収納体を1個だけ引出しうるようにした、操作が
きわめて簡単かつ確実な連動装置を提供することにある
本発明の第3の目的は、前述したように、構造及び操作
をきわめて簡単とするとともに、製造及び組立てを能率
的に行いうるように改良された連動装置を提供すること
にある。
本発明のその他の目的は、以下の説明を読み、かつ添付
の図面を参照することにより、関係技術者にとっては、
自ら明らかとなると思う。
〔実施例〕
以下の説明において使用されているいくつかの用語は1
便宜上のものであるが、限定的なものではない。
例えば、「上方に」 「下方に」 「右方向に」、「左
方向に」とは、図面における方向を示している。「内部
に」及び「外部に」は、装置の幾何学的な中心へ向かっ
たり、逆にそこから遠ざかったりする方向を示している
いくつかの用語は、特別に言及した意味のほか、その派
生語、及び類語を含んでいる。
全図面、第1図と第2図は、キャビネットすなわちハ、
ウジング(12)の内部へ、互いに垂直方向に列設した
複数の可動収納体すなわち引出しく11)を備える通常
の事務用ファイリング用キャビネット。
すなわち収納ユニット(10)が示されている。
引出しく11)は、その開状態と閉状態との間でキャビ
ネット(12)に対して水平に直線運動しうるようにな
っている。この目的のために、第1図に示すように、各
引出しく11)の両側面は、公知のボール付き延伸式レ
ール(13)によって、キャビネット(12)に支持さ
れている。
可動収納体としての引出しく11)(キャビネット(1
2)の内部には、通常2個ないし6個設けられているが
、実施例においては、3個としである。)は、通常の引
出しであっても、棚であってもよい。
引出しく11)は1通常、第1図における上方及び下方
のもののように、閉じた際には、キャビネットの前面開
口部と同一面となる扉、すなわち前面板(14)を備え
ている。前面板(14)を備える引出しく11)の中、
中間のものは、内容物を出し入れするため、やや開いた
状態で示しである。
第1図及び第2図に示す引出しく11)は、前面板(1
4)と一体をなすものであるが、この引出しく11)に
代わり、直線的に移動する通常の棚としてもよく、その
場合、前面板(14)は、蝶番式、あるいは滑動式に、
独立して作動しうるように、キャビネット(12)に取
付けてもよい。
キャビネット(12)には、−時に1個の引出しのみを
、開きうるようにするため、本発明による連動装置(1
6)が設けられている。
この連動装置(16)は、各引出しく11)と連係され
、かつ垂直方向に一直線に並ぶ複数のロック杆(17)
を備えている。
引出しく11)は、全部のものを閉じた時、重合した引
出しの荷重に耐えられるようになっている。
最下部の引出しく11)は、キャビネットの底抜(18
)を押圧している。
ロック杆(17)は、重力によって、底抜(18)に向
かって下降しているが、作動を確実かつ迅速とするため
に、ばねによって、自力を付加するのが望ましい。
連動装置(16)は、引出しく11)の数に対応する複
数の細長いロック杆(17)と、上下方向に短く、かつ
最上部のロック杆(17)の上端が入れ子犬に嵌合しう
る頂部のロック片(19)とを備えている。
ロック片(19)は、キャビネット(12)の頂板(2
3)に近接しており、きわめて低寸である。
ロック片(19)の上面(21)は、キャビネット(1
2)の頂板(23)の下面における停止面(22)の直
下に位置し、複数の引出しの中の1個を引出して、連動
装置を作動させた際、ロック片(19)がさらに上昇す
るのを防止して、別の引出しが開くことのないようにな
っている。
頂部のロック片(19)は、最上部の引出しく11)が
、閉じている際には、上端のロック片(17)の上端面
に当接している。
1対の通常の圧縮コイルばね(24)が、停止面(22
)と頂部ロック片(19)との間゛に設けられ、ロック
杆(17)とロック片(19)は、下方へ押されている
垂直方向に並ぶロック杆(17)は、キャビネット(1
2)の側壁(27)の内面に固着した垂直の浅い導杆(
26) (第3図)の中に、垂直方向に滑動しつるよう
に設けられている。このロック杆(17)を保持してい
る導杆(26)は、引出しく11)の側面に向かって、
すなわち内方に向かって開口している。
本発明の連動装置(16)では、各ロック杆(17)の
上端付近に回転しうる施錠カム(31)が設けられてい
る。
各施錠カム(31)は、それを備えるロック杆(17)
と関連する引出しく11)が、収納位置から出た際、そ
の直上のロック杆(17)と係合して、これを上昇させ
るようになっている。
各引出しを引出すのに伴い、施錠カム(31)は、各引
出しの側壁から側方へ突出している作動ピン(29)と
係合することによって作動する。この施錠カム(31)
の作動、及びロック杆(17)との協動に関しては、後
で詳細に説明する。
第4図及び第5図に示すロック杆(17)の構造に関し
て説明する。
これは、垂直方向に細長い、1対の端壁(33)と。
それらを連結する中央ウェブ(32)からなり、1字形
の断面を呈している。両端壁(33)は、ロック杆(1
7)の下端面(34)、すなわち中央ウェブ(32)に
よって定められる下端面(34)のやや上方で終止して
いる。
この下端面(34)は、概ね水平の平らな面である。
ロック杆(17)の中央ウェブ(32)の前後方向の中
央には、垂直の補強リブ(36)を設けておくのがよい
ロック杆(17)の上端面(37)は、その中央ウェブ
(32)の上端面と一致している。この上端面の一方の
角部からロック杆(17)の幅の約半分に亘って、切欠
き(38)が設けられている。この切欠き(38)は。
上端面(37)から下方へ向き、かつ端壁(33)から
内方へ向いている。切欠き(38)の底面(39)は、
ロック杆(17)の上端面(37)より下方に位置して
いる。
この底面(39)は、斜面(41)を経て、上端面(3
7)と連なっている。
ロック杆(17)の上端面には、施錠カム(31)を回
転可能に嵌入するためのスロット(42)が設けられて
いる。このスロット(42)は、中央ウェブ(32)に
設けられており、ロック杆(17)の上端面(37)か
ら所要量、下方へ入り込んでいる。スロット(42)の
両側縁(43)は、下方へ垂直に向いている。スロット
(42)における互いに平行をなす両側m(43)の下
端部は、施錠カム(31)を回転可能に支持するための
半円状の受面(44)となっている。
この半円状の受面(44)は、中央ウェブ(32)と直
交し、かつほぼ底面(39)の延長上にある回転軸(4
6)を中心としている。前記回転軸(46)は、切欠き
(38)から遠いロック杆(17)の端壁(33)に近
接しており、ロック杆(17)の中央線から側方に偏位
している。
頂部のロック杆(19)およびロック杆(17)は、A
BSプラスチックのような、硬質プラスチック材製とす
るのが望ましい、施錠カム(31)は1例えば硬質プラ
スチック材による成型によって、一体的に形成し、かつ
ロック杆(17)の上端部に設けたスロット(42)の
内部に回転可能に取付けるためのスプール形のハブを備
えている。
第6図乃至第1O図に示すように、施錠カム(31)に
おけるスプール状のハブは、1対の概ね平行の側方フラ
ンジ(49)の間に位置する円筒状のベアリング部(4
8)を備えている。ハブの直径は、それが受面(44)
の内部に回転可能に支持されるように定められている。
側方フランジ(49)は、ロック杆(17)の上部に施
錠カム(31)を回転可能に保持するために、中央ウェ
ブ(32)の厚さよりも少し大きな幅をもって、配置さ
れている。
側方フランジ(49)には、それと一体をなし、かつ円
筒状のベアリング部(48)から半径方向に突出するレ
バー状アーム(51)が設けられている。また、2本の
アーム(51)の間に、前記中央ウェブ(32)の一部
が嵌合している。
前記2本の平行をなすアーム(51)の自由端部は、カ
ム片(52)を介して結合されている。
カム片(52)は、第10図に示すように、ベアリング
部(48)から、径方向に一定間隔を保って配置されて
いる。1対の概ね平らなカム面(53) (54)が形
成され、これらカム面(53) (54)は、互いに概
ね直交しており、かつ、円味を帯びた角部(55)によ
って接続されている。
またアーム(51)は、カム面(53) (54)から
外方に突出する、フランジ(56)を備えている。フラ
ンジ(56) (56)間の間隔は、中央ウェブ(32
)の幅とほぼ等しいか、それよりも少し大きく、そのた
め、ロック杆(17)の中央ウェブは、フランジ(56
) (56)の間へ嵌入しつる。
互いに平行をなす1対のアーム(51) 、及びそれら
の間に位置するカム片(52)は、後述するように、引
出しく11)を、収納位置から引出した際、施錠カム(
31)を回転させて、その直上のロック杆(17)を上
昇させるように作動するカム部(58)を構成している
施錠カム(31)は、引出しく11)が直線方向に移動
した際1回転させられるように、引出しく11)の上部
にある作動ピン(29)と接触するレバー(59)を備
えている。
このしt<−(59)は、作動ピン(29)が移動する
進路の内部に位置するように、ロック杆(17)の中央
ウェブ(32)の−側に隣接して、特に最も内方の側部
に隣接して配置されている。このレバー(59)は、大
径ハブ(63)から外方へ径方向に突出する1対のアー
ム(61)(62)を備えている。大径ハブ(63)は
中央のベアリング部(48)と同軸をなして、一方の側
方フランジ(49)と一体をなし、かつそこから外方へ
突出している。
これらのアーム(61)(62)の間の角度は1例えば
90度以下であり、凹入部(64)によって分離されて
いる。
両アーム(61)(62)は、概ね同じ面内にあるが、
アーム(61)は、アーム(62)よりもかなり長い0
両アーム(61)(62)は、単に製作の都合のためで
あるけれども、単一の板状レバー(66)の外縁部に沿
って、1つの連続したリブの一部として形成されている
通常の位置、つまり各引出しく11)の収納時には、長
いアーム(61)は、回転軸(46)がら概ね下方を向
き、短いアーム(62)は、キャビネットに対して概ね
後方を向いている。
引出しく11)を引出すと、施錠カム(31)は、それ
ぞれ第11図および第12図に示す解錠位置と施錠位置
との間で、約90度の角度回転させられる。
そのため、アーム(61) (62)の位置は、第1図
に示すように変化し、長いアーム(61)は概ね前方を
向き、短いアーム(62)は概ね下方を向く。
〔操 作〕
本発明の連動装置の操作に関し、完全な理解が得られる
ように、簡潔に説明する。
収納ユニット(10)の全ての引出しくJl)を、収納
すると、垂直に並ぶロック杆(17)と頂部ロック片(
19)は、互いに接触し、最下部のロック杆(17)は
、キャビネットの底板(18)に接触する。また頂部ロ
ック片(19)の上面(21)は、距M(L)(第12
図)と同等もしくはそれよりも少しだけ大きい距離、頂
部(22)から下降している。
この位置において、最上部のロック杆(17)の下端面
は、その直下のロック杆(17)の上端面と接触してい
る。また、頂部ロック片(19)の頂壁の下面は、上端
のロック杆(17)の上端面(37)に当接している。
各施錠カム(31)は、第1図の最下部のもののように
、やや後傾し、長いアーム(61)は、下方を向き、短
いアーム(62)は、後方を向いている。
各引出しく11)の側面に設けた作動ピン(29)は、
長いアーム(61)より若干後方へ、一定の距離前れて
いる。この作動ピン(29)は、短いアーム(62)よ
りやや低位にあり、従って短いアーム(62)と接触す
ることなく、その下方を通過して、前方へ水平移動でき
る。しかし引出しく11)の前方移動に伴い。
長いアーム(62)とは接触する。
施錠カム(31)は、解錠位置にある際、第11図に示
すように、その所定の機能を果たしうるカム片(52)
を備えている。カム片(52)は、切欠き(38)の内
部に位置し、かつその底面(39)に当接している。
またカム片(52)は、その直上のロック杆(17)の
下端面に当接している。
カム片(52)の両側にあるフランジ(56)は、上方
へ突出しており、かつその直上のロック杆(17)の中
央ウェブ(32)を挾んでいる。
このようにして施錠カム(31)は、その直上のロック
杆(17)と係合しており、回転運動を上下の直線運動
に変える。
また施錠カム(31)は、ロック杆(17)の間に位置
決めされ、垂直方向に一直線状に並ぶロック杆(17)
に対して、制御された要領で回転しうる。
引出しく11)の1個を、第1図の中間の引出しく11
)のように、前方へ移動させると、その作動ピン(29
)は、長いアーム(61)に接触し、施錠カム(31)
を約90度前方へ時計方向に回動させる。それにより、
アーム(61)は概ね前方へ突出し、引出しく11)に
設けた作動ピン(29)は、前方へ動いて、施錠カム(
31)から離れる。
施錠カム(31)が約90度前方へ時計廻りに回動して
いる間、カム片(52)は、上方および後方へ回動し、
その直上のロック杆(17)の下端面(34)と接触す
る。従って、直上のロック杆(17)は上昇し、施錠カ
ム(31)は、第12図に示す位置に向かって、ロック
杆(17)の下端面(34)に沿って後方へ滑動する。
この位置において、カム片(52)のベアリング部(4
8)は、ロック杆(17)のスロット(42)の中に回
転可能に支持されているため、上位のロック杆(17)
は、下位のロック杆(17)の上端面(37)より上方
へ、距離り上昇させられる。
第11図及び12図にそれぞれ示すように、カム片(5
2)が解錠位置から施錠位置へ移動する際、カム片(5
2)は、回転軸(46)を越えて移動する。すなわち、
第12図に示す施錠位置にある際、カム片(52)は、
回転軸(46)の後方において、上部ロック杆(17)
の下端面(34)と当接する。また、第11図に示す解
錠位置にある際は、前記回転軸(46)の前方となる。
またフランジ(56)が、ロック杆(17)の端壁(3
3)と接触する位置で停止するため、施錠カム(31)
は、第12図に示すように回転軸(46)を越えた施錠
位置で保持される。
施錠カム(31)は、第12図に示す施錠位置における
ものと同様に、その直上のロック杆(17)、及び頂部
ロック片(19)に対して、すべて距離りを単位として
上昇しうるように配置されている。頂部ロック片(19
)は、その上部面が停止面(22)に当接するように、
圧縮コイルバネ(24)の付勢に抗して上昇させられる
この状態において、垂直方向に並ぶ一連のロック杆(1
7)およびロック片(19)の施錠カム(3■)は、作
動状態すなわち施錠状態にあるため、上方停止面(22
)とキャビネットの底抜(18)と接触しているロック
杆は、作動することができない。
引出しを引出すと、その作動ピン(29)は、施錠カム
(31)の長いアーム(61)に当接する。そのため施
錠カム(31)は回転して、その直上のロック杆(17
)を上昇させる。
引出しく11)を閉じると、作動ピン(29)は短いア
ーム(62)と接触して、施錠カム(31)を反時計ま
わりに回動させ、第12図に示す位置から、第11図に
示す位置へ戻す。この作用によって、当連動装置は、元
の状態へ戻り、1個の引出しのみが、開放可能となる。
上述の説明は、中間の引出しを開く場合について述べた
が、最下部の引出しを開く際にも、連動機能が全く同様
に作用することは自明である。同様に、頂部の引出しを
開く際にも、基本的には同様に作用する。しかし、この
場合には、各施錠カム(31)は、頂部ロック片(19
)のみを上昇させることとなる。
もし、2個の引出しを同時に引出そうとした場合には、
各引出しは、それぞれにおける施錠カム(31)の回転
は制限され、どの施錠カムも、十分には回転せず、作動
ピン(29)が前方へ移動するのを阻止する。従って、
連動装置は、どの引出しに対しても施錠してまう。
2個の引出しのどちらか一方を解錠状態とするには、少
くとも一方の引出しを収納位置へ戻し、つずいて、他方
の引出しを開ければよい。
本発明の改良型連動装置において、カム片(52)が隣
接するロック杆(17)と連係しており、その直上のロ
ック杆の中央ウェブの両面と係合しるう2枚のフランジ
(56)が設けられているため、施錠カム(31)は適
切に支持される。
しかもその運動は、常時、制御されており、施錠カム(
31)は、他のいかなる保持手段をも必要とせずに、ス
ロット(42)の内部で支持されている。
さらに、ロック杆(17)は、施錠カム(31)が解錠
状態にある際、相互に直接的に当接しているので、施錠
カムは、干渉したり、垂直的な一連の構成要素から生じ
る誤差の和を増やすことはない。
その結果、連動装置の寸法上の交差は小さく、正確な制
御が可能となり、不注意による誤作動は最小限度に抑え
られる。
さらに、引出しく11)と連動するロック杆(17)は
それ自体では垂直方向に変位せず、それに設けた施錠カ
ム(31)が回転すると、上位のロック杆(17)を上
昇させる。
従って、上昇させなければならないロック杆(17)の
数は最小限度となり、しかも寸法誤差、及び、作動ビン
(29)の相互作用及び同ピン(29)と各施錠カム(
31)に関連した運動様式は最小限度に抑えられている
上述した説明から明らかなように、ロック杆(17)お
よび頂部ロック片(19)の数は、引出しの数すなわち
収納要素(11)の数より1個多い。ただし。
最下部のロック杆(17)は、連動装置の作動中に垂直
方向に移動することはなく、施錠カム(31)を回転可
能に支持している。
以上1本発明の特定の実施例について詳細に説明してき
たが1本発明は、その技術的範囲内において、部品の配
列換えを含む多様の改良もしくは改変をなしうろことは
、言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の連動装置を、収納ユニットにおける
複数の可動収納体、すなわち引出しと連係させて示す要
部縦断側面図である。 第2図は、第1図に示す連動装置の要部の縦断正面図で
、明瞭化のために、一部を省略して示すものである。 第8図は、第1図の線m−mに沿う部分断面図である。 第4図は、ロック杆を拡大して示す側面図である。 第5図は、第4図に示すロック杆の正面図である。 第6図は、施錠カムを、第4図に示す比率で拡大して示
す側面図である。 第7図は、第6図に示す施錠カムの右側面図である。 第8図は、第6図に示す施錠カムの平面図である。 第9図および第10図は、それぞれ第8図における線W
−IKと線X−Xに沿う断面図である。 第11図は、非作動時、すなわち収納時における、隣接
するロック杆と施錠カムとの協動関係を示す部分正面図
である。 第12図は、作動時、すなわち施錠時における施錠カム
を示す第11図と類似する図である。 第13図は、第12図の線x−m−xmに沿う部分断面
部である。 (10)収納ユニット   (11)引出しく12)キ
ャビネット   (13)レール(14)前面板 (17)ロック杆 (19)頂部ロック片 (22)停止面 (24)圧縮コイルばね (27) (28)側壁 (31)施錠カム (33)端壁 (36)補強リブ (38)切欠き (41)斜面 (43)側縁 (46)回転軸 (49)側方フランジ (52)カム片 (55)角部 (58)カム部 (61) (62)アーム (16)連動装置 (18)底抜 (21)上面 (23)頂板 (26)導杆 (29)作動ピン (32)中央ウェブ (34)下端面 (37)上端面 (39)底面 (42)スロット (44)受面 (48)ベアリング部 (51)アーム (53) (54)カム面 (56)フランジ (59)レバー (63)大径ハブ (訂正図面)2面の浄書(内容に変更なし)手続補正書 (方式) %式% 1、事件の表示 平成1年 特許願 第62340号 2、発明の名称 引出しユニット用連動装置 3、補正をする者 事件との関係 名称

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)収納体を、開状態と閉状態との間で、概ね水平か
    つ直線的に運動させるために、キャビネットの内部で垂
    直方向に並設され、かつ移動しうるように支持されたキ
    ャビネットと複数の収納体、及び1個の収納体のみを、
    開状態とするために、前記キャビネットと複数の収納体
    との間で連係された連動装置を有する収納ユニットにお
    いて、前記連動装置は、 垂直方向を向く案内通路を形成するために、前記キャビ
    ネットの上端と下端との間で、概ね垂直方向に向けて、
    前記キャビネットの側部に設けられた細長い案内手段と
    、 前記キャビネットの上方及び下方の端部に隣接して、そ
    れぞれ配置され、かつ前記案内手段の上方及び下方の端
    部にそれぞれ固定して設けられた上方及び下方の停止部
    と、 前記案内通路に沿って垂直方向に一直線に並んで配列さ
    れた、複数の垂直方向を向くロック杆と、前記案内通路
    に沿って滑動可能に移動しうるようにして、最上部のロ
    ック杆の上方に配置された頂部ロック片と、 前記ロック杆と、等しい数の回転可能な施錠カムと、 前記閉状態の位置から遠ざかる開状態の方向へ各収納体
    が移動するのに応じて係合し、かつ各施錠カムを回転さ
    せるように、前記各収納体に設けられた作動体とを具備
    し、 前記ロック杆の数は、収納体のそれと等しく、かつロッ
    ク杆は、前記収納体の側部に近接して配置されており、 前記ロック杆は、上方及び下方の当接部を有しており、
    最下部のロック杆の下方の当接部は、下方の停止部と隣
    接して配置されており、他のロック杆の下方の当接部は
    、この連動装置が、解錠位置にある際、その直下のロッ
    ク杆の上方の当接部と近接して係合状態となるようにな
    っており、前記頂部ロック片は、連動装置が、前記解錠
    位置にある際、最上部のロック杆の上方の当接部と、近
    接して係合しうる下方の当接部を有しており、前記頂部
    ロック片は、連動装置が、前記解錠位置にある際、前記
    上方の停止部から所定の距離下方へ離れている上方の当
    接部を有しており、前記回転する施錠カムは、その上端
    に隣接する前記ロック杆に回転可能に支持され、かつ、
    前記各施錠カムは、その上端部に隣接するロック杆に回
    転可能に支持される円筒状のベアリング部を有しており
    、そのため前記施錠カムは、各ロック杆における概ね水
    平の回転軸まわりに回転しうるようになっており、 前記施錠カムは、各収納体が解錠位置から施錠位置へ移
    動する際、所定の角度回転するように、前記作動体と係
    合するための、前記回転軸から放射状に突出するアーム
    を有しており、 前記施錠カムはまた、概ね所定の距離まで、その直上の
    ロック杆またはロック片を上昇させるために、前記施錠
    位置に向かって、前記解錠位置から遠ざかって、回転さ
    れる際、その直上のベアリング面部のみと直接係合して
    作動し、各回転軸から放射状に一定間隔に配置されてい
    るカム部を有しており、かつ前記所定の距離まで、前記
    施錠カムの1個を回転させることによって、他の施錠カ
    ムの回転を防止して、その施錠時の位置で同カムを支持
    するようになっていることを特徴とする引出しユニット
    用連動装置。
  2. (2)前記ロック杆は、垂直方向に伸びる中央壁を有し
    ており、かつその上方及び下方の端部のそれぞれに隣接
    する上方及び下方のベアリング面部を備え、 施錠カムは、狭い溝を形成するため、外方へ突出する1
    対の側方フランジを有しており、前記側方フランジは、
    施錠カムがその解錠時及び施錠時の位置、もしくはそれ
    らの位置の間で作動する際に、その直上のロック杆の中
    央壁の下端と係合するために、上方に突出していること
    を特徴とする請求項(1)に記載の引出しユニット用連
    動装置。
  3. (3)ロック杆は、各上方のベアリング部から、中央壁
    の下方へと開口しているスロットを有しており、前記ス
    ロットは、前記ベアリング部で終わっており、前記各施
    錠カムは、前記ベアリングと回転して係合するため、前
    記スロットの上端を経由して、下方へ移動されることに
    よって、各ロック杆に自在に位置決めされ、かつ支持さ
    れていることを特徴とする請求項(3)に記載の引出し
    ユニット用連動装置。
  4. (4)スロットが、垂直方向の中心線に沿って、中央壁
    の一側に隣接して配置されており、その場所で、ロック
    杆の中央壁には、その他側に隣接する溝が形成され、こ
    の溝は、各施錠カムが、その解錠位置にある際、その内
    部に、前記施錠カムを収容しており、かつ前記施錠カム
    は、ベアリング部から放射状に一定の間隔を有する場所
    で、施錠カムの両側と固く結合するようになっており、
    さらにベアリング部から中央壁へ向かって放射状に突出
    している1対のアームを有していることを特徴とする請
    求項(3)に記載の引出しユニット用連動装置。
  5. (5)施錠カムを、解錠位置から施錠位置へ回転させる
    ことにより、施錠カムが、その施錠位置にある際は、回
    転軸を備える垂直方向の面の一側に来るように、中央の
    位置を越えてカムを移動させており、一方、解錠位置に
    ある際は、前記垂直方向の面の反対側に配置されている
    ことを特徴とする請求項(4)に記載の引出しユニット
    用連動装置。
JP1062340A 1989-03-16 1989-03-16 引出しユニット用連動装置 Granted JPH02241407A (ja)

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JPH0513649B2 JPH0513649B2 (ja) 1993-02-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007185236A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Kyoei Ind Co Ltd キャビネット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007185236A (ja) * 2006-01-11 2007-07-26 Kyoei Ind Co Ltd キャビネット

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JPH0513649B2 (ja) 1993-02-23

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