JPH0224054Y2 - - Google Patents

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JPH0224054Y2
JPH0224054Y2 JP1985020253U JP2025385U JPH0224054Y2 JP H0224054 Y2 JPH0224054 Y2 JP H0224054Y2 JP 1985020253 U JP1985020253 U JP 1985020253U JP 2025385 U JP2025385 U JP 2025385U JP H0224054 Y2 JPH0224054 Y2 JP H0224054Y2
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tube
hot water
chamber
furnace
smoke
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は給湯、温水暖房等のシステムに用いて
好適な煙管温水ボイラに関する。
(従来の技術) 従来の給湯或は温水暖房等のシステムに用いら
れる煙管温水ボイラとしては、たとえば第3図に
示す如き反転式煙管温水ボイラ、第4図に示す如
き炉筒式煙管温水ボイラ等がある。これらをまず
簡単に説明すると、第3図の温水ボイラ31は、
炉筒33が胴体32の中央に配設されているが、
該炉筒33は閉鎖状となつており、従つて、火炎
口34からの燃焼ガスは炉筒33内で反転され、
炉筒33の前方周囲から燃焼ガス誘導煙管310
を介して後方の集気室311に送られ排気される
ようになつている。314は給水口、315は温
水出口である。又第4図の温水ボイラ41は、胴
体42の下部に炉筒43が設けられており、燃焼
ガスはその後部から上方に導かれて、炉筒上部に
密集配設された燃焼ガス誘導煙管410を通り、
一旦前方の回流室49に送られ、そこからさらに
該煙管410の上部及び側部に配設された排気ガ
ス誘導管412を介して後方の集気室411に送
られ、排気されるようになつている。
414は給水口、415は温水出口である。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上述第3図の従来例の場合には、燃
焼ガスが炉筒33内で反転されて前方に戻され、
その後煙管310を介して排出されることになる
ので、反転時に未燃焼ガスが発生し、燃焼効率が
低下し、排気汚損が生ずるという問題があつた。
又第4図の従来例の場合には、煙管410,41
2の配管が炉筒の上部に重合及び径方向両側に広
がつて配設されているので、胴体42の径を必要
以上に大きくしなければならず、管水の容量も大
きくなつてそれだけ加熱時間も長くなり、燃料の
消費量が大きくなるという問題があり、設置に際
しても運搬、スペース効率が悪い等の問題があつ
た。
本考案は上述の如き問題点に鑑み、炉筒からの
燃焼ガスを、炉筒外周面に沿つて略同心円状にな
るように複数本蛇行配設した煙管を介して排出せ
しめるようにし、ボイラ胴体の外形断面積を小さ
くすると共に、燃焼ガスを理想的に誘導して、完
全燃焼を行わしめながらボイラ効率を向上させ、
短時間に所要の温水が得られるようにした煙管温
水ボイラを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案は胴体に沿
つて炉筒を配設し該炉筒から煙管を介して集気室
に連通配管せしめるようにした煙管温水ボイラで
あつて、上記炉筒を胴体中央に配設すると共に上
記炉筒の火炎口に対向した側には後室を連通形成
し、その後方には隔絶した集気室を配設する一
方、火炎口側の外側には回流室を設け、上記後室
と回流室とを燃焼ガス誘導煙管で連通し、及び回
流室と集気室とを排気ガス誘導煙管で連通し、各
管をそれぞれ炉筒外周の長手方向に沿つて複数本
略同心円状をなすように配管せしめて煙管温水ボ
イラを構成したことを特徴とする。
なお、燃焼ガス誘導煙管及び排気ガス誘導煙管
はいずれも温水内を挿通する状態に配管されてい
れば熱効率上一層好ましい。
燃焼ガス誘導煙管と排気ガス誘導煙管は、それ
ぞれ一本乃至は二本毎に適宜間隔をもつて交互に
配設するのが好ましいが、他の異なる配列であつ
てもよい。又炉筒は円筒形とするのがよいが、多
角筒等、他の形状であつてもかまわない。
(作 用) 上記構成のボイラによれば、火炎口からの燃焼
ガスは炉筒内を通り後室に達するので、未燃焼ガ
スは該後室に達する段階で完全燃焼化し、その後
該燃焼ガスは後室から炉筒周囲の燃焼ガス誘導煙
管を介して一旦前方の回流室に導かれ、さらに該
回流室から排気ガス誘導煙管を介して排出される
ので、その間燃焼ガスは完全に燃焼されて、排気
汚損を生じることがなく、又燃焼ガスの蛇行回流
によつて十分な熱交換が行われ、ボイラ効率を向
上せしめることができる。又各燃焼、排気ガス誘
導煙管は、炉筒の周囲に略同心円状をなして配設
されているので、ボイラ外形を小さくすることが
でき、スペース効率がよく、施工上の運搬、設置
が簡便、容易となる。
(実施例) 以下、図示した実施例により本考案をさらに詳
述するが、第1図は本考案に係る温水ボイラの一
例の縦断面図、第2図は第1図−線断面図で
ある。
第1,2図において、1は煙管温水ボイラで、
円筒状の胴体2の内部中央に炉筒3が配設されて
おり、該炉筒3の前部に形成された火炎口4には
バーナ5が配設され、該火炎口4と対向する後部
には、該炉筒4の内径よりも小さい開口6Aを有
する誘導壁6を介して、後室7が連通形成されて
いる。該後室7の側面には、この場合2個ずつ対
となつた連通孔8が、所定間隔を置いて4対貫通
形成されている。又、火炎口4の位置する炉筒3
の外面には、環状の回流室9が形成されている一
方、後室7の各孔8に端部が湾曲して一体に連結
した燃焼ガス誘導煙管10が、それぞれ炉筒3の
外面の長手方向に沿い、該炉筒3と胴体2とにそ
れぞれ一定の間隙をもつて配設され、該煙管10
の他方端が、該回流室9に連通するように一体に
連結配設されている。さらに、後室7の後方で胴
体2の後端部には集気室11が配設されると共
に、該集気室11及び上記回流室9の相互間に
は、排気ガス誘導煙管12が、炉筒3に対し煙管
10と同心円状をなすように、各対の煙管10の
相互間に位置するようにして連通配設されてい
る。13は該集気室11上部の排気口、14,1
5は胴体2の下部及び上部に配設された給水口及
び温水出口、16は清掃用開閉蓋である。
斯くして、上記温水ボイラ1によれば、バーナ
5による火炎口4からの燃焼ガスは、炉筒3内で
燃焼され、さらに後室7への開口6Aの通過時に
おいて略完全燃焼された後、燃焼ガス誘導煙管1
0を介して回流室9に送られ、この間完全に燃焼
して排気ガス誘導煙管12を介して集気室11に
送られ排気される。従つて、燃焼ガスは炉筒3、
後室7及び煙管10、さらには回流室9を介して
完全燃焼し、煙管12をも含めて十分な時間ボイ
ラ水と接触するので、効率よく短時間で温水とな
すことができる。又、燃焼ガスを回流蛇行させる
煙管10,12は、炉筒3の周囲に同心円状に配
設されているので、スペース効率がよく、ボイラ
全体の大きさを最小限に押えることができる。而
して、設置施工においても運搬、取扱い等が極め
て簡便で、容易に行いうる。
尚、本考案は上述実施例に限定されることな
く、たとえば炉筒は複数であつてもよく、燃焼ガ
ス及び排気ガス誘導煙管は、炉筒軸方向に平行で
なく傾斜して周囲に配列ることも可能で、それら
の相互の配列状態も一本置き、二本置き、その他
適宜に設定しうるものであり、給水口、温水出口
の配設位置、各部の形状等も適宜に変形可能であ
り、本考案はその要旨内で種々変えられうるのは
勿論である。
(考案の効果) 以上の如く、本考案の温水ボイラによれば、燃
焼ガスを誘導、排出せしめる煙管を、炉筒の周囲
に同心円状をなすようにして回流するように配設
せめたので、ボイラ全体の大きさが極めて小さく
なると共に、燃焼ガスが理想的に誘導されかつ燃
焼ガス誘導煙管と燃焼ガス誘導煙管とによつて完
全燃焼されて排出され、排気汚損を生じることな
く、熱交換も十分に行われてボイラ効率を向上せ
しめることができる等のほか、施工上、運搬、取
扱い等が簡便で容易である等の特徴を有してい
る。また、燃焼ガス誘導煙管と排気ガス誘導煙管
とが炉筒から若干離れてボイラーの温水内を挿通
するように配設されている場合は、一層熱交換効
率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る温水ボイラの一例の縦断
面図、第2図は第1図−線断面図、第3図及
び第4図は従来の温水ボイラのそれぞれ異なる例
の縦断面図である。 1……煙管温水ボイラ、2……胴体、3……炉
筒、4……火炎口、7……後室、9……回流室、
10……燃焼ガス誘導煙管、11……集気室、1
2……排気ガス誘導煙管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 胴体に沿つて炉筒を配設し該炉筒から煙管を
    介して集気室に連通配管せしめるようにした煙
    管温水ボイラにおいて、上記炉筒を胴体中央に
    配設すると共に上記炉筒の火炎口に対向した側
    には後室を連通形成し、その後方には隔絶した
    集気室を配設する一方、火炎口側の外側には回
    流室を設け、上記後室と回流室とを燃焼ガス誘
    導煙管で連通し、及び回流室と集気室とを排気
    ガス誘導煙管で連通し、各管をそれぞれ炉筒外
    周の長手方向に沿つて複数本略同心円状をなす
    ように配管せしめた構成を特徴とする煙管温水
    ボイラ。 (2) 燃焼ガス誘導煙管及び排気ガス誘導煙管はい
    ずれも温水内を挿通するように炉筒から若干離
    れて配設されている第1項記載の煙管温水ボイ
    ラ。
JP1985020253U 1985-02-15 1985-02-15 Expired JPH0224054Y2 (ja)

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JPS61136253U JPS61136253U (ja) 1986-08-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5991538U (ja) * 1982-12-10 1984-06-21 日産自動車株式会社 車両暖房用の燃焼式ヒ−タ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61136253U (ja) 1986-08-25

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