JPH0223971A - 湿度保持マスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は湿度保持マスク、特に加湿が困難な場所で用い
る湿度保持マスクに関するものである。

［従来の技術］ 従来マスクとしては、風邪を予防するマスク、花粉症を
予防するマスク、防塵マスク等が知られているが、これ
らのマスクはそれぞれ所定の目的で用いられるものであ
り、いずれもハニカム構造体により構成されるものでは
ない。

［発明が解決しようとする課題］ 航空機、特に旅客機においては、重量の制限、凍結の問
題等で加湿が困難なことから、旅客機に搭乗する乗務員
並びに乗客は鼻腔及び喉の乾燥に悩まされていた。特に
長距離の飛行において、機内が乾燥し、鼻腔及び喉の乾
燥がかなり進行して、人によっては呼吸しずらくなるも
のであった。このため各飢空会社は、機内の乾燥を防止
する対策に頭を悩ませていた。

本発明は、極めて簡単な手段によりこのような問題点を
解決するものである０本発明は機内を加湿することなく
、乗客の鼻腔及び喉の乾燥を防止するものであり、その
原理は、人間の呼吸により排出される水分を、特殊な構
造のマスクにより保持することによって、水分補給また
は加湿の必要性を排除するものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、上述したような課題を解決するため、マスク
本体を紙製のハニカム構造体によって構成し、呼吸によ
って排出される水分をハニカム構造体の各々のセルに吸
着させて湿度を保持するものである。

ハニカム構造体は、蜂の巣状の多数のセルより構成され
ているので、これらのセルの壁が、呼吸によって排出さ
れる水分を効果的に吸着し、またセルの壁に吸着された
水分が、外気を吸込む際に放出されて吸気と共に吸込ま
れるものである。

従って、本発明による湿度保持マスクは、和紙、クラフ
ト紙等により構成されるハニカム構造体を略楕円形の上
部に切欠き部を有する形状に型抜きし、これを楕円形の
長軸と平行な接線付近の展開軸の回りで１８０〜２４０
°の角度に展開したマスク本体、展開角度を維持するた
め展開面に取付けられる変形可能な金属板、前記金属板
を覆うように展開面に取付けられる目当てパ・ラド、前
記切欠き部の展開面に取付けられる鼻当てバッド、およ
び前記マスク本体の左右に取付けられる耳掛けより成る
。

［作用］ 本発明の湿度保持マスクは、人間の呼吸によって排出さ
れる水分をハニカム構造体の各々のセルに吸着させるた
め、水分の補給が不要である。即ち呼気の段階で呼気に
含まれる水分がハニカム構造体の各々のセルに吸着され
、続いて吸気の段階で各々のセルに吸着された水分が吸
気と共に鼻腔並びに喉を潤すものである。

またこの湿度保持効果は呼吸をしている限り永続し、こ
のマスクを装着している限り鼻腔及び喉の乾燥が防止さ
れる。

［実施例］ 本発明の一実施例を以下図面を参照して詳細に説明する
。

第１図に示す湿度保持マスク２は、和紙、クラフト紙等
により構成されるハニカム構造体より成るマスク本体４
を有し、このマスク本体は、和紙、クラフト紙等の素材
シートを所定ピッチで等間隔に糊付けしたものを多数積
層して構成したハニカム構造体を用い、これを第２図に
示すように、略楕円形体６の上部に切欠き部８を有する
形状に型抜きしたものである。型抜きの方向は、ハニカ
ム構造体の各々のセルが楕円形体６の長軸１０と平行と
なるように抜取る。

次に、この略楕円形体６の切欠き部８を内側にして、第
４図に示すように、楕円形の長袖１０と平行な接線付近
の展開軸１２の回りで１８０〜２４０６の角度で扇形に
展開してマスク本体４を構成する。ハニカム構造体のス
プリングバックを防止して展開角度を維持するため、展
開面１４には、アルミニウム板、銅板等の変形可能な金
属板１６が接着剤により取付けられる。

更に、第５図に示すように、この展開面１４には、金属
板１６を覆うようにスポンジ製の口当てバッド１８が接
着剤により取付けられる。

略楕円形体６の切欠き部８の略半円形の展開面２０には
、同じくスポンジ製の鼻当てバッド２２が接着剤により
取付けられる。

最後に、マスク本体の左右には弾性のあるゴムひもより
なる耳掛け２４が取付けられる。この耳掛けは、目当て
バッド１８を取付ける際に、これと共に接着剤により取
付けるのが望ましい。

こうして出来上がった湿度保持マスク２を使用するには
、マスク本体４の略半円形の展開面２０に鼻を当てがっ
て、耳掛け２２を両耳に掛けるだけで良い。

湿度保持マスク２を装着すると、鼻孔は本体のハニカム
構造体の各々のセルの端部に対向し、また本体４の略半
円形の展開面２０に取付けられる鼻当てバッド２２が鼻
先を包囲する。従って、呼吸する際に空気が鼻孔より洩
れるおそれはない。

こうして、鼻孔より吐出される呼気は、ハニカム構造体
の各々のセルを通して本体の下部２６より排出され、ま
た外気は、本体の下部からハニカム構造体の各々のセル
を通して鼻孔に吸引される。

この際、鼻孔より吐出される呼気に含まれる水分は、ハ
ニカム構造体の各々のセルに吸着され、従って、外気を
吸込む際に各々のセルに吸着された水分が放出されて吸
気と共に鼻孔に吸引されて、二の水分が鼻腔並びに喉を
潤す。

［発明の効果コ 本発明の湿度保持マスクは、このように構成されている
ので、加湿が雌しい環境または雰囲気中でも、水分を補
給しなくとも、極めて楽に呼吸することができる。

まなこの湿度保持マスクは、構造簡単で製造コストが安
いため使い捨てすることができる。

更に、この湿度保持効果は呼吸をしている限り永続し、
このマスクを装着している限り鼻腔及び喉の乾燥が防止
され、実用上の効果が高いものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の湿度保持マスクの正面図、第２図はこ
のマスクの本体となるハニカム横遺体を型抜きした略楕
円体の正面図、第３図は第２図の略楕円体の側面図、第
４図は第２藺の略楕円体を展開する状態を示す平面図、
および第５図は湿度保持マスクの平面図をそれぞれ示す
。 ２・・・湿度保持マスク、４・・・マスク本体、６・・
・略楕円体、８・・・切欠き部、１０・・・略楕円体の
長軸、１２・・・略楕円体の展開軸、１４・・・展開面
、１６・・・金属板、１８・・・目当てパッド、２２・
・・鼻当てパッド、２４・・・耳掛け

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、和紙、クラフト紙等により構成されるハニカム構造
   体を略楕円形の上部に切欠き部を有する形状に型抜きし
   、これを楕円形の長軸と平行な接線付近の展開軸の回り
   で１８０〜２４０°の角度に展開したマスク本体、展開
   角度を維持するため展開面に取付けられる変形可能な金
   属板、前記金属板を覆うように展開面に取付けられる口
   当てパッド、前記切欠き部の展開面に取付けられる鼻当
   てパッド、および前記マスク本体の左右に取付けられる
   耳掛けより成る湿度保持マスク。