JPH0223627B2 - - Google Patents
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- JPH0223627B2 JPH0223627B2 JP16566888A JP16566888A JPH0223627B2 JP H0223627 B2 JPH0223627 B2 JP H0223627B2 JP 16566888 A JP16566888 A JP 16566888A JP 16566888 A JP16566888 A JP 16566888A JP H0223627 B2 JPH0223627 B2 JP H0223627B2
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Description
［産業上の利用分野］
本発明は、高圧の液体または気液混合流体のジ
エツト流によつて布の縫合を行う方法及び装置に
関するものである。
［従来の技術］
裁断布を自動的に縫合して部品を製作し、これ
を自動的に組み立てる自動縫製システムにおいて
は、裁断布や部品のマテリアル・ハンドリングに
要するマニピユレータの動作を軽減することの対
策から、仮縫合動作の頻度は必然的に増加し、そ
の動作の精度にも一層の向上が求められる。従来
の縫製工程においては、通常、仮縫合及び本縫に
機構の複雑な大型のミシンが使用されている。自
動縫製工程の仮縫合手段として、従来のミシン機
構をそのまま多数配置して使用することは、その
機構の複雑さに起因して、システム全体のソフト
面及びハード面における負担の増加を余儀なくす
ることになり、そのため簡略化された機構で、且
つ、曲線や曲面に沿つた縫合にも十分に対応でき
る縫合機構の開発が望まれている。
このような問題に対処し、本発明者らは、縫合
の動作に適し、簡略化された縫合機構を開発する
ことを目標に、ジエツト流によつて布の縫合を行
う方法について検討し、その結果を特開昭60−
259669号公報において開示している。
この既提案の方法は、縫合すべき複数枚の織物
を保持板上に重接配置し、織物自体から伸出して
いる縫合用繊維またはその織物上に置いた縫合用
繊維に対して織物の上方から高圧流体を細径のジ
エツト流として噴出させ、その噴流の作用を受け
た縫合用繊維を下層の織物内に侵入絡合させて、
それらの織物の縫合を行うものである。そして、
この方法では、上記織物の保持板がジエツト流の
反射板となつて、反射板上の織物に噴射されたジ
エツト流が反射板に衝突する際に激しいジエツト
流の乱れが生じ、このジエツト流の乱れの作用に
より織物中の縫合用繊維を絡み合せ、それによつ
て縫合を行うようにした動作を基本にしている。
上記既提案の方法は、それによつて仮縫合並び
に本縫に相当する縫合効果が得られることが確認
されているが、水を使用するために濡れや汚れな
どの影響を排除することが必要になり、使用水の
排除が容易な条件で効果的縫合を実施可能にする
ことが望まれている。
このような縫合において高い縫合強さを得るた
めには、上記反射板のように、織物中においてジ
エツト流に急激な流れの変化を生じさせる機構を
設けることが、流体縫合機構として不可欠の要件
である。しかしながら、縫合を行つたときの縫物
の濡れは、その織物が反射板上の水を拭き取るよ
うな状態になるため、反射板上に介在する水の量
によるものと推測され、この濡れを抑制するとい
う観点からは、反射板を必要としない機構である
ことが望まれる。
［発明が解決しようとする課題］
本発明の技術的課題は、高い縫合強さを得るた
めに、上記反射板に対応するジエツト流に急激な
流れの変化を生じさせる機構を設けるが、それに
よつて布の濡れを助長しないようにした縫合方法
及び装置を得ることにある。
［課題を解決するための手段］
上記課題を解決するため、本発明の縫合方法
は、布自体が有する繊維または別途付加した繊維
を縫合用の繊維とする複数枚の布を積層状態で保
持し、これらの布に対して高圧の液体または気液
混合流体を細いジエツト流として噴射しながら、
布に対する噴射位置を相対移動させ、上記ジエツ
ト流の作用力で縫合用繊維を布に絡合させて複数
枚の布の縫合を行う縫合方法において、上記ジエ
ツト流を積層した布の表裏両面側から同一位置に
向けて噴射し、同時にその周辺から噴射によつて
飛散した液体を吸引排出することを特徴としてい
る。
また、本発明の縫合装置は、布自体が有する繊
維または別途付加した繊維を絡合用の繊維として
保有する複数枚の布を積層状態で保持する手段、
これらの布に対してノズルから高圧の液体または
気液混合流体を細いジエツト流として噴射するジ
エツト流噴射手段、及び上記ノズルから布に対し
て噴射する噴射位置を相対移動させる手段を備え
た縫合装置において、上記ノズルを、積層した布
の表裏両面側から同一位置に噴射するように配設
し、それらのノズルの周辺部を、飛散した液体を
吸引排出するための吸引排出装置に通じるカバー
で被覆することにより構成される。
本発明の方法及び装置によつて縫合できる布と
しては、一般的に被服類に用いられる各種布及び
それと同等をものを挙げることができる。それら
のなかには、タオル、レース、メリヤス、あるい
は不織布等も含まれることは勿論である。また、
特に、毛羽状繊維を有する布やパイル状に織つた
布のように、布自体が縫合用の繊維を有する場合
には、別途縫合用繊維を用意してそれを付加する
必要がないために有利である。
上記高圧流体のジエツト流は、一般的には300
〜1000Kgｆ／cm2程度に加圧した水を、0.05〜0.1
mm程度の内径をもつノズルから噴射させるが、縫
合すべき布及びそれらに対して絡合させる縫合用
繊維の性状に応じて諸条件が選択される。
また、ノズルからのジエツト流は間欠的に噴出
しても、連続的に噴出してもよく、その噴出流体
としては、一般的には水等の液体を用いるのが適
しているが、水滴を霧状にしたミスト等の気液混
合流体等も有効である。
［作 用］
縫合用繊維を有する布を積層して、その表裏両
面側のノズルから高圧のジエツト流を噴射する
と、そのジエツト流が布の表裏から縫合用繊維に
作用して、それらの繊維を相互に、あるいはそれ
らを布に絡合させ、それによつて積層した布が相
互に縫合される。この場合に、布の表面に衝突し
たジエツト流はそこで飛散するが、特に、布内に
深く侵入した上下のジエツト流は、それらを布上
の同一位置に噴射しているので、互いに高速で衝
突して、周辺に勢いよく飛散する。そのため、布
内に残る液体が少なく、その多くは周囲に飛散す
ることになり、ノズルの周辺部を被覆するカバー
内から吸引排出装置を通して外部に排出される。
［実施例］
第１図は、本発明に係る縫合装置の実施例を示
している。
この縫合装置は、縫合すべき複数枚の布１ａ，
１ｂを積層して、それを高圧のジエツト流により
縫合するものであり、支持枠２に取付けた上下一
対の腕３ａ，３ｂに、積層した布１ａ，１ｂに対
して表裏両面から高圧の液体または気液混合流体
を細いジエツト流として噴射するジエツト流噴射
手段４，４を保持させている。これらのジエツト
流噴射手段４は、図示しない高圧発生装置に高圧
管５を介して接続し、ノズル６を備え、上下一対
のノズル６，６を、積層した布１ａ，１ｂの表裏
両面側から同一位置に噴射するように対向状態に
配設している。また、それらのノズル６，６の周
辺部は、吸引部７によつて図示しない吸引排出装
置に連通させたカバー８で被覆している。
縫合すべき複数枚の布１ａ，１ｂを積層状態で
保持する手段としては、それらの布が一定の緊張
状態に保たれるようにしてその周辺を布保持枠９
によつて保持されるとか、布が長尺の場合にはそ
の両端をローラに保持させて適当な緊張力を布に
与えるなどの手段を用いることができる。
布１ａ，１ｂを縫合するため、上記ノズル６，
６から噴射するジエツト流の噴射位置を相対移動
させる必要があり、そのための手段として、上記
支持枠２を水平面内において移動制御可能にして
いるが、この支持枠２を固定状態に保持し、布１
ａ，１ｂの保持手段を水平面内において移動制御
可能にすることもできる。
このような縫合装置によつて積層した複数枚の
布１ａ，１ｂを縫合するに際し、布自体が毛羽状
その他の繊維を有し、それを縫合用繊維として利
用できる場合には、その布に直接高圧のジエツト
流を作用させればよいが、布自体が縫合用繊維を
有していないか、それが少ない場合には、布の表
裏両面上に縫合用繊維を別途付加し、それらの繊
維の上からジエツト流を噴出させる。このジエツ
ト流による縫合は、一般的に被服類に用いられる
各種布に対して適用することができる。
ジエツト流としては、高圧発生装置において水
を加圧し、高圧管５，５を介してノズル６，６か
ら水の噴流として、あるいはそれに空気を混入さ
せることによりミストとして噴出させるのが望ま
しいが、一般的には300〜1000Kgｆ／cm2程度に加
圧した水を、0.05〜0.1mm程度の内径をもつノズ
ルから噴射させる。
布の縫合動作は、布保持枠９等によつて保持さ
れた布１ａ，１ｂとノズル６，６によるジエツト
流の噴射位置を相対移動させながら、ノズル６，
６から布１ａ，１ｂの表裏両面に噴射されるジエ
ツト流の作用力で、縫合用繊維を相互に、あるい
はそれらを布１ａ，１ｂに絡合させることにより
行われる。この場合に、布１ａ，１ｂの表面に衝
突したジエツト流はそこで飛散するが、特に、布
内に深く浸入した上下のジエツト流は、それらを
布上の同一位置に噴射しているので、互いに高速
で衝突して、周辺に勢いよく飛散する。そのた
め、布１ａ，１ｂ内に残る液体が少なく、その多
くは周囲に飛散することになる。
この縫合動作と同時に、両ノズル６，６の周辺
部を被覆するカバー８，８内を吸引排出装置によ
り外部に吸引排気しているので、上記飛散した液
体は吸引管７を通して外部に排出される。
次に、本発明の方法及び装置によつて布を縫合
した場合の実験例について説明する。
実験に使用した布の諸元を第１表に示す。
[Industrial Field of Application] The present invention relates to a method and apparatus for sewing cloth using a jet flow of a high-pressure liquid or a gas-liquid mixed fluid. [Prior Art] In an automatic sewing system that automatically stitches cut fabrics to produce parts and automatically assembles the parts, measures are taken to reduce the operation of a manipulator required for material handling of the cut fabrics and parts. Therefore, the frequency of temporary suturing operations inevitably increases, and further improvement in the accuracy of the operations is required. In the conventional sewing process, a large sewing machine with a complicated mechanism is usually used for temporary stitching and lock stitching. Using a large number of conventional sewing machine mechanisms as temporary stitching means in an automatic sewing process will inevitably increase the burden on the software and hardware aspects of the entire system due to the complexity of the mechanisms. Therefore, it is desired to develop a suturing mechanism which is a simplified mechanism and can sufficiently handle suturing along curves and curved surfaces. In order to address these problems, the present inventors investigated a method for sewing cloth using a jet flow, with the aim of developing a simplified suturing mechanism suitable for suturing operations, and The results were published in the 1980s.
It is disclosed in Publication No. 259669. In this previously proposed method, multiple pieces of fabric to be sewn are placed on top of each other on a holding plate, and the stitching fibers extending from the fabric itself or the stitching fibers placed on the fabric are placed above the fabric. A high-pressure fluid is ejected as a small-diameter jet flow, and the suture fibers that are affected by the jet flow penetrate into the underlying fabric and become entangled.
It is used to sew these fabrics together. and,
In this method, the holding plate of the fabric acts as a reflector for the jet flow, and when the jet flow jetted onto the fabric on the reflector plate collides with the reflector plate, severe turbulence of the jet flow occurs, and this jet flow is It is based on the action of intertwining the stitching fibers in the fabric through the action of turbulence, thereby performing stitching. It has been confirmed that the previously proposed method can achieve a suturing effect equivalent to temporary suturing and lock stitching, but since it uses water, it is necessary to eliminate the effects of wetness and dirt. Therefore, it is desired to be able to carry out effective suturing under conditions where the used water can be easily removed. In order to obtain high suture strength in such sutures, it is essential for the fluid suture mechanism to provide a mechanism that causes sudden changes in the jet flow in the fabric, such as the above-mentioned reflector. be. However, the wetting of the sewn material during stitching is thought to be due to the amount of water present on the reflective plate, as the fabric wipes away the water on the reflective plate, and this wetting is suppressed. From this point of view, a mechanism that does not require a reflector is desired. [Problems to be Solved by the Invention] A technical problem to be solved by the present invention is to provide a mechanism that causes a rapid flow change in the jet flow corresponding to the reflector plate in order to obtain high stitching strength. To provide a suturing method and device which does not promote wetting of cloth. [Means for Solving the Problems] In order to solve the above problems, the suturing method of the present invention involves holding a plurality of cloths in a stacked state, each of which uses fibers of the cloth itself or separately added fibers as the suture fibers. , while spraying high-pressure liquid or gas-liquid mixed fluid as a thin jet stream onto these cloths.
In a suturing method in which multiple pieces of cloth are sewn by moving the injection position relative to the cloth and entangling the sewing fibers with the cloth using the acting force of the jet flow, the jet flow is applied from both the front and back sides of the laminated cloth. It is characterized by ejecting toward the same position and simultaneously sucking and discharging the liquid scattered by the ejecting from the surrounding area. The suturing device of the present invention also includes means for holding a plurality of cloths in a laminated state, each of which has fibers of the cloth itself or separately added fibers as entangled fibers;
A suturing device comprising a jet flow jetting means for jetting a high-pressure liquid or gas-liquid mixed fluid as a thin jet flow from a nozzle onto these cloths, and means for relatively moving the jetting position from the nozzle to the cloth. In this method, the nozzles are arranged so as to spray at the same position from both the front and back sides of the laminated cloth, and the periphery of these nozzles is covered with a cover that communicates with a suction and discharge device for suctioning and discharging the scattered liquid. It consists of: Fabrics that can be sewn by the method and apparatus of the present invention include various fabrics commonly used for clothing and their equivalents. Of course, these include towels, lace, knitted fabrics, nonwoven fabrics, and the like. Also,
In particular, when the fabric itself has fibers for stitching, such as fabrics with fuzzy fibers or fabrics woven in a pile, it is advantageous because there is no need to separately prepare and add fibers for stitching. It is. The jet flow of the above-mentioned high pressure fluid is generally 300
~1000Kgf/ cm2 of water pressurized to 0.05~0.1
It is sprayed from a nozzle with an inner diameter of about mm, and various conditions are selected depending on the properties of the fabrics to be sewn and the stitching fibers to be entangled with them. Furthermore, the jet flow from the nozzle may be ejected intermittently or continuously, and it is generally suitable to use a liquid such as water as the ejected fluid. Gas-liquid mixed fluids such as atomized mist are also effective. [Function] When cloth having suture fibers is laminated and a high-pressure jet stream is injected from the nozzles on both the front and back surfaces, the jet stream acts on the suture fibers from the front and back of the fabric, destroying those fibers. They are entangled with each other or with fabrics, thereby stitching the laminated fabrics together. In this case, the jet stream that collides with the surface of the fabric is scattered there, but in particular, the upper and lower jet streams that have penetrated deeply into the fabric are sprayed at the same location on the fabric, so they collide with each other at high speed. Then, it scatters vigorously to the surrounding area. Therefore, there is little liquid remaining in the cloth, and most of it scatters around, and is discharged from within the cover that covers the periphery of the nozzle through the suction and discharge device. [Example] FIG. 1 shows an example of a suturing device according to the present invention. This suturing device has a plurality of cloths 1a to be sutured,
1b are laminated and sewn together using a high-pressure jet flow.A pair of upper and lower arms 3a, 3b attached to the support frame 2 are injected with high-pressure liquid or Jet stream injection means 4, 4 for injecting a gas-liquid mixed fluid as a thin jet stream are held. These jet flow injection means 4 are connected to a high pressure generating device (not shown) via a high pressure pipe 5, and are equipped with nozzles 6. A pair of upper and lower nozzles 6, 6 are connected to a high pressure generating device (not shown) through a high pressure pipe 5, and a pair of upper and lower nozzles 6, 6 are injected from the same side from both sides of the laminated cloths 1a, 1b. They are arranged facing each other so as to spray at the desired location. Further, the periphery of these nozzles 6, 6 is covered with a cover 8 which is communicated with a suction/discharge device (not shown) through a suction section 7. As a means for holding the plurality of cloths 1a and 1b to be sewn in a stacked state, a cloth holding frame 9 is used to keep the cloths under constant tension.
If the cloth is long, the cloth may be held at both ends by rollers to apply appropriate tension to the cloth. In order to stitch the cloths 1a and 1b, the nozzle 6,
It is necessary to relatively move the injection position of the jet stream injected from 6, and as a means for that purpose, the support frame 2 is made movable and controllable in a horizontal plane, but this support frame 2 is held in a fixed state and the 1
It is also possible to control the movement of the holding means a and 1b in a horizontal plane. When suturing a plurality of laminated cloths 1a and 1b using such a suturing device, if the cloth itself has fluff or other fibers and these can be used as suture fibers, it is necessary to sew the cloth directly to the cloth. It is sufficient to apply a high-pressure jet flow, but if the fabric itself does not have stitching fibers or has a small number of stitching fibers, it is necessary to separately add stitching fibers to both the front and back sides of the fabric, and to remove those fibers. A jet stream is ejected from above. This jet flow stitching can be applied to various types of fabrics commonly used for clothing. As for the jet stream, it is desirable to pressurize water in a high-pressure generator and eject it from the nozzles 6, 6 via the high-pressure pipes 5, 5 as a jet stream of water, or as a mist by mixing air therein. Specifically, water pressurized to about 300 to 1000 Kgf/cm 2 is injected from a nozzle with an inner diameter of about 0.05 to 0.1 mm. The sewing operation of the cloth is carried out by moving the jet stream ejected by the nozzles 6, 6 relative to the cloths 1a, 1b held by the cloth holding frame 9, etc.
This is done by entangling the stitching fibers with each other or with the fabrics 1a, 1b by the force of the jet stream sprayed from the 6 on both the front and back surfaces of the fabrics 1a, 1b. In this case, the jet streams that collide with the surfaces of the fabrics 1a and 1b are scattered there, but in particular, the upper and lower jet streams that have penetrated deeply into the fabric are sprayed at the same position on the fabric, so they are mutually It collides at high speed and scatters into the surrounding area. Therefore, there is little liquid remaining in the cloths 1a, 1b, and most of it is scattered around. At the same time as this suturing operation, the inside of the covers 8, 8 that cover the peripheral areas of both nozzles 6, 6 is suctioned and exhausted to the outside by the suction and discharge device, so that the above-mentioned scattered liquid is discharged to the outside through the suction tube 7. . Next, an experimental example in which cloth was sewn using the method and apparatus of the present invention will be described. Table 1 shows the specifications of the cloth used in the experiment.
【表】
生地のたて糸方向を長手方向として裁断した24
cm×6.5cmの裁断布２枚を重ね、第１図に示す上
下一対のノズル６，６間に裁断布の長さ方向に
10gf／cmの張力を加えて水平に張設し、上下のノ
ズル６，６の対向状態を保つて高圧ジエツト流を
噴出しながら、裁断布の長さ方向（即ち、生地の
たて糸方向）にノズルを直線状に走行させ、裁断
布の縫合を行つた。
ノズルの移動速度と縫合力及び保水量との関係
を求めるため、縫合実験はノズルの移動速度を１
ｍ／minから５ｍ／minの範囲の４段階に設定し
て行つた。吸引管７の吸引口における吸引力は25
ｇｆ／cm2である。
上記の縫合処理後の裁断布より、ジエツト流の
作用によつて生ずる縫目状の線（縫合線）を幅方
向として、幅３cmで長さ6.5cmの試料を作成し、
Ｔテストによる縫合強さの測定に供した。保水量
の測定は、縫合処理直後の裁断布（24cm×6.5cm）
について行い、縫合処理前と処理後の裁断布の重
量の差を縫合線１cm当たりに換算して求めた。
実験によつて得た縫合特性を次に示す。
一方向からジエツト流を作用させ、反対側に反
射板を設ける従来の方式と上述した本発明の方式
について、ノズルの径0.06mm、ジエツト射出圧
600Kgｆ／cm2の条件でジエツト処理を行つた場合
の縫合力及び保水量とノズル移動速度との関係を
第２図及び第３図に示す。本発明の方式では従来
の方式に比して非常に大きな縫合力を得られるこ
とがわかる。
第２図からわかるように、ジエツト流の作用で
得られる縫合強さは、ノズルの移動速度が大きく
なるほど低下する。縫合された布が剥がされるこ
となく、一体化された状態で空気移送またはコン
ベアによる移送が行われるための仮縫合強さとし
ては、約20ｇｆ／cmが必要であり、この条件が得
られる縫合速度（ノズル移動速度）は、図示のノ
ズル径0.06mmでジエツト射出圧600Kgｆ／cm2の場
合、実験値から10ｍ／min程度と予測される。
また、本発明の方式によつて処理した試料から
得られる保水率は、ノズルの移動速度による影響
を受けず、一定の値（５mg／cm）であり、反射板
を設けないでジエツト流が布内を通過する方式の
場合の３mg／cmに近い値となる。
ジエツト縫合に際して、過度の圧力のジエツト
流は布に損傷を与える。従来の方式により各種の
条件でジエツト処理を行つた試料についての引張
強度保持率の測定では、ジエツト処理によつて試
料が損傷を受けないジエツト射出圧は、ノズル径
0.06〜0.08mmでは600Kgｆ／cm2以下、ノズル径0.10
mmでは400Kgｆ／cm2以下の範囲である。これに対
し、本発明のように、積層した布の表裏両面にジ
エツト流を噴射する方式では、ジエツト流の作用
が及び厚さ範囲を従来の方式に比して浅くするこ
とができ、それだけ布の損傷を防止することがで
きる。
［発明の効果］
以上に詳述した本発明の方法及び装置によれ
ば、積層した布の表裏両面からジエツト流を噴射
して、従来の方式において用いている反射板を用
いることなしに、ジエツト流に急激な流れの変化
を生じさせるようにしたので、布の濡れを極力防
止して、しかも高い縫合強さを得ることができ、
また従来は積層した布の片側にジエツトを噴射し
ているため、布の厚さ全体にジエツト流の作用が
及び程度に高圧の噴射が必要であつたが、本発明
においては布の両側から噴射するため、それを低
圧化することができ、それによつて布の損傷を軽
減することができる。[Table] 24 pieces cut with the warp direction of the fabric as the longitudinal direction
Layer two sheets of cut cloth of cm x 6.5 cm, and place the cut cloth in the length direction between the upper and lower pair of nozzles 6 and 6 shown in Figure 1.
The cut fabric is stretched horizontally with a tension of 10 gf/cm, and while the upper and lower nozzles 6 are kept facing each other and a high-pressure jet stream is ejected, the nozzles are inserted in the length direction of the cut fabric (i.e., in the warp direction of the fabric). was run in a straight line to stitch the cut fabric. In order to determine the relationship between the nozzle moving speed, suturing force, and water retention amount, the suturing experiment was conducted by setting the nozzle moving speed to 1.
The speed was set in four stages ranging from m/min to 5 m/min. The suction force at the suction port of suction tube 7 is 25
gf/ cm2 . From the cut cloth after the above suturing process, a sample with a width of 3 cm and a length of 6.5 cm was created, with the seam-like line (suture line) created by the action of the jet flow as the width direction.
The suture strength was measured by T test. The water retention amount was measured using cut fabric (24cm x 6.5cm) immediately after suturing.
The weight difference between the cut fabrics before and after the suture treatment was calculated per 1 cm of the suture line. The suture characteristics obtained through experiments are shown below. Regarding the conventional method in which a jet flow is applied from one direction and a reflector is provided on the opposite side, and the method of the present invention described above, the nozzle diameter is 0.06 mm, the jet injection pressure is
Figures 2 and 3 show the relationship between the suture force, water retention amount, and nozzle moving speed when jet treatment is performed under the condition of 600 kgf/cm 2 . It can be seen that the method of the present invention can obtain a much larger suturing force than the conventional method. As can be seen from FIG. 2, the suture strength obtained by the action of the jet flow decreases as the nozzle movement speed increases. Temporary stitching strength of approximately 20 gf/cm is required to allow the stitched fabric to be transferred by air or conveyor in an integrated state without being peeled off, and the stitching speed to achieve this condition is required. (Nozzle moving speed) is predicted to be about 10 m/min based on experimental values when the nozzle diameter is 0.06 mm and the jet injection pressure is 600 Kgf/cm 2 as shown in the figure. Furthermore, the water retention rate obtained from the sample treated by the method of the present invention is not affected by the moving speed of the nozzle and is a constant value (5 mg/cm). The value is close to 3 mg/cm in the case of the method that passes through the interior. During jet stitching, excessive pressure jet flow can damage the fabric. When measuring the tensile strength retention rate of samples that have been jet-treated under various conditions using the conventional method, the jet injection pressure at which the sample is not damaged by jet treatment is determined by the nozzle diameter.
600Kgf/ cm2 or less for 0.06-0.08mm, nozzle diameter 0.10
In mm, it is in the range of 400Kgf/cm 2 or less. On the other hand, in the method of the present invention, in which the jet flow is injected onto both the front and back surfaces of the laminated cloth, the effect of the jet flow is enhanced and the thickness range can be made shallower than in the conventional method. damage can be prevented. [Effects of the Invention] According to the method and apparatus of the present invention detailed above, a jet stream is jetted from both the front and back sides of the laminated cloth, and the jet stream is ejected from both the front and back sides of the laminated cloth, without using the reflective plate used in the conventional method. By creating a sudden change in the flow, it is possible to prevent the fabric from getting wet as much as possible, and to obtain high stitching strength.
In addition, in the past, the jet was sprayed on one side of the laminated fabric, so the jet flow affected the entire thickness of the fabric and required spraying at a moderately high pressure.However, in the present invention, the jet is sprayed from both sides of the fabric. Therefore, the pressure can be lowered, thereby reducing damage to the fabric.
第１図は本発明に係る布の縫合装置の実施例を
示す一部破断正面図、第２図及び第３図は本発明
の方法についての実験結果を示す説明図である。
１ａ，１ｂ…布、４…ジエツト流噴射手段、６
…ノズル、８…カバー。
FIG. 1 is a partially cutaway front view showing an embodiment of a cloth suturing device according to the present invention, and FIGS. 2 and 3 are explanatory diagrams showing experimental results regarding the method of the present invention. 1a, 1b...Cloth, 4...Jet stream injection means, 6
...Nozzle, 8...Cover.
Claims (1)
を縫合用の繊維とする複数枚の布を積層状態で保
持し、これらの布に対して高圧の液体または気液
混合流体を細いジエツト流として噴射しながら、
布に対する噴射位置を相対移動させ、上記ジエツ
ト流の作用力で縫合用繊維を布に絡合させて複数
枚の布の縫合を行う縫合方法において、 上記ジエツト流を積層した布の表裏両面側から
同一位置に向けて噴射し、同時にその周辺から噴
射によつて飛散した液体を吸引排出する、 ことを特徴とするジエツト流による布の縫合方
法。 ２ 布自体が有する繊維または別途付加した繊維
を絡合用の繊維として保有する複数枚の布を積層
状態で保持する手段、これらの布に対してノズル
から高圧の液体または気液混合流体を細いジエツ
ト流として噴射するジエツト流噴射手段、及び上
記ノズルから布に対して噴射する噴射位置を相対
移動させる手段を備えた縫合装置において、 上記ノズルを、積層した布の表裏両面側から同
一位置に噴射するように配設し、それらのノズル
の周辺部を、飛散した液体を吸引排出するための
吸引排出装置に通じるカバーで被覆した、 ことを特徴とするジエツト流による布の縫合装
置。[Claims] 1. A method in which a plurality of cloths in which the fibers of the cloth itself or separately added fibers are used as stitching fibers are held in a stacked state, and a high-pressure liquid or a gas-liquid mixed fluid is applied to these cloths. While spraying as a thin jet stream,
In a suturing method in which multiple pieces of cloth are sutured by moving the jetting position relative to the cloth and entangling the sewing fibers with the cloth using the acting force of the jet flow, the jet flow is applied from both the front and back sides of the laminated cloth. A method for suturing cloth using a jet flow, which is characterized by jetting toward the same position and simultaneously suctioning and discharging the liquid scattered by the jet from the surrounding area. 2. A means for holding multiple sheets of cloth in a laminated state, each of which has fibers of the cloth itself or separately added fibers as entangled fibers, and a thin jet of high-pressure liquid or gas-liquid mixed fluid from a nozzle to these cloths. In a suturing device equipped with a jet flow jetting means for jetting a jet stream, and a means for relatively moving the jetting position from the nozzle to the cloth, the nozzle jets the jet to the same position from both the front and back sides of the laminated cloth. A cloth suturing device using a jet flow, characterized in that the periphery of the nozzles is covered with a cover communicating with a suction and discharge device for suctioning and discharging the scattered liquid.
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16566888A JPH0219564A (en) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | Jointing of cloth by jet flow and device therefor |
| US07/374,142 US4984340A (en) | 1988-07-01 | 1989-06-30 | Method and apparatus for sewing together pieces of cloth with jet streams |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16566888A JPH0219564A (en) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | Jointing of cloth by jet flow and device therefor |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH0219564A JPH0219564A (en) | 1990-01-23 |
| JPH0223627B2 true JPH0223627B2 (en) | 1990-05-24 |
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ID=15816752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16566888A Granted JPH0219564A (en) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | Jointing of cloth by jet flow and device therefor |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03111716U (en) * | 1990-02-27 | 1991-11-15 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB0013302D0 (en) * | 2000-06-02 | 2000-07-26 | B & H Res Ltd | Formation of sheet material using hydroentanglement |
-
1988
- 1988-07-01 JP JP16566888A patent/JPH0219564A/en active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03111716U (en) * | 1990-02-27 | 1991-11-15 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPH0219564A (en) | 1990-01-23 |
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