JPH0223478A - 撮影物の輪郭線分抽出方法 - Google Patents

撮影物の輪郭線分抽出方法

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JPH0223478A
JPH0223478A JP17280088A JP17280088A JPH0223478A JP H0223478 A JPH0223478 A JP H0223478A JP 17280088 A JP17280088 A JP 17280088A JP 17280088 A JP17280088 A JP 17280088A JP H0223478 A JPH0223478 A JP H0223478A
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Satoshi Ishii
聡 石井
Susumu Kawakami
進 川上
Takashi Uchiyama
隆 内山
Yasushi Inamoto
稲本 康
Yusuke Yasukawa
裕介 安川
Toshihiko Morita
俊彦 森田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [目次] 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果 [11il要] 撮影物の輪郭線分を撮影像から抽出する方法に関するも
のであり、 近傍位置の輪郭線分を確実かつ高速に抽出できる方法の
提供を目的とし、 このため、カメラを直線路に沿って移動させながら所定
距離の移動毎に撮影をカメラに行なわせ、前記撮影が行
なわれたときに撮影像の輪郭を抽出して第1仮想球面に
投影し、前記投影が行なわれたときに第1仮想球面に対
する写像処理を行なうことにより大円を第2仮想球面に
生成して大円交差点の位置へ大円交差数相当の濃度を書
き込み、前記濃度の書き込みが行なわれたときに第2仮
想球面相当の第1仮想面における全領域濃度を所定比率
で減少させて第2仮想球面相当の第2仮想面に書き込み
、第2仮想面に対する濃度の書き込みが行なわれたとき
に第2仮想球面の全領域濃度を所定比率で減少させて第
2仮想面の濃度と加算し、濃度の加算が行なわれたとき
に第2仮想球面相当の第3仮想面において該球面の大円
交差点に対応の位置を中心とし前記距離に応じた広がり
領域を有しかつ加算濃度と同一濃度のウィンドウを設定
し、前記ウィンドウが設定されたときにウィンドウ内濃
度と第2仮想面濃度とのうち高い濃度を選択して第1仮
想面へ書き込むことにより第1仮想面の更新を行ない、
前記更新が行なわれる前の第1仮想面濃度を第2仮想面
濃度から減算し、前記減算により得られた濃度が設定値
以上となる大円交差点の位置を第2仮想球面から検索し
て出力する、ことを特徴とする。
[産業上の利用分野] 本発明は、撮影物の輪郭線分を抽出する方法に関するも
のである。
例えば原子炉などのように人間が立ち入ることが危険も
しくは困難な場所でロボットに作業を行なわせる場合に
は、その作業の対象物をこのロボットが操作するために
、対象物までの距離、対象物の姿勢等をロボットに認識
させることが必要となる。
そこで、ロボット側に設けられたカメラで対象物の球面
S彰を行なわせ、撮影像の処理でロボットに上記認識を
行なわせる提案が行なわれており、この種の提案に関し
ては特開昭59−184973、特開昭60−2181
83などが知られている。
[従来の技術] ところがそれらの提案にあっては、作業の対象物に至る
距離を正確に測定することが不可能とされていた。
そこで、特願昭61−258140.特願昭61−25
8141などで示される提案が行なわれている。
それらの新たな提案においては、カメラが直線路に沿っ
て移動され、所定距離を移動する毎にそのカメラで撮影
が行なわれる。
そして撮影像が得られる毎に、撮影像の輪郭抽出が行な
われ、その輪郭線分が仮想の球面に投影される。
ざらにこの球面に対する写像処理が行なわれ、これによ
り他の仮想球面へ各画素に対応の大円が生成される。
次いで大円交差数が最大となるピーク点く写像点、8点
)がサーチされ、撮影物の輪郭成分はこのピーク点で濃
縮表現される。
このようにしてピーク点がサーチされると、各ピーク点
により輪郭成分の方向や線分までの距離が求められ、そ
の結果、作業対象物の姿勢やこれに至る距離などの三次
元計測が行なわれる。
[発明が解決しようとする課題] この種の提案においては、カメラの撮影がカメラ近傍か
ら遠方に亘って行なわれるので、ピーク点で濃縮表現さ
れた輪郭線分にはロボット作業に必要な近傍のものとと
もに、これに不要な遠方のものまでが含まれる。
したがって三次元計測の結果を得るまでに長い処理時間
が必要となる。
また、近傍線分のピーク点と遠方線分のピーク点との間
に干渉が発生し、このため三次元計測の結果に誤りがし
ばしば生ずる。
このため、ロボット作業などに必要となる近傍領域に存
在した撮影物の輪郭成分のみを確実に抽出して作業対象
物までの距離、その姿勢などの三次元計測を常に正確に
かつ高速に行えるように別の提案が行なわれた。
この提案の原理が第20図で説明されており、同図のス
テップ100ではカメラが直線路に沿って移動され、所
定距離の移動毎にそのカメラによる撮影が行なわれる。
そしてステップ110では、各撮影像の輪郭抽出が行な
われ、その撮影像は第1の仮想球面に投影される。
さらにステップ120では、前記投影が行なわれたとき
に、第1仮想球面に対する写像処理が行なわれ、これに
より大円が第2仮想球面で生成され、大円交差点の位置
へ大円交差数相当の濃度が書き込まれる。
次のステップ130では、前記濃度の書き込みが行なわ
れたときに、第2仮想球面相当の第1仮想面において該
球面の大円交差点に対応の位置を中心とするとともに前
記距離に応じた広がり領域を有し、かつ、該球面と同濃
度のウィンドウが設定される。
またステップ140では、前記ウィンドウが設定された
ときに、第2仮想球面相当の第2仮想面における全領域
濃度が所定比率で減少されるとともに、設定ウィンドウ
と対応の領域に該ウィンドウの濃度が加算される第2仮
想面濃度の更新が行なわれる。
そしてステップ150では、前記濃度の書き込みが第2
仮想球面へ行なわれる毎に、第2仮想球面から更新前に
おける第2仮想面の濃度が減算される。
最後のステップ160では、上記減算により得られた濃
度が設定値以上となる大円交差点の位置が第2仮想球面
から検索され、その交差点位置が出力される。
以上の提案では、カメラが直線路に沿って所定距離移動
される毎に、撮影像の投影及びその投影内容に対する写
像処理が行なわれる。
その結果、第2仮想球面に大円が生成され、第2仮想球
面上の大円交差点位置に大円交差数相当の濃度が書き込
まれる。
そして、第2仮想球面に各々相当した第1仮想面と第2
仮想面とが予め用意され、第1仮想面にはウィンドウが
設定される。
このウィンドウは第2仮想球面の大円交差点に対応の位
置が中心とされ、前記カメラの単位移動距離に応じた広
がりを有しており、したがってカメラ近傍の撮影線分に
対応したウィンドウは第1仮想面上で撮影毎に長距離を
移動し、カメラ遠方の撮影線分に相当したウィンドウは
微少距離を移動する。
またウィンドウの濃度はウィンドウ領域中心位置の大円
交差点数相当の濃度とされ、第2仮想面では、その全領
域濃度が所定の比率で減少するとともに、設定ウィンド
ウと対応の領域に該ウィンドウの濃度を加算する更新が
、ウィンドウの設定毎に行なわれる。
したがってカメラ遠方の撮影線分に対応したウィンドウ
の場合、これが撮影毎にほとんど移動せず、第2仮想面
におけるウィンドウ対応領域も同様に移動しないので、
各ウィンドウ対応領域に多くの重なり部分が順次生じ、
その重なり部分における濃度は上記の更新毎に蓄積され
て逐次高められる。
またカメラ近傍の撮影線分に対応したウィンドウの場合
、これが撮影毎に大きく移動して第2仮想面におけるウ
ィンドウ対応領域も同様に移動するので、各ウィンドウ
対応領域に重なりが生ずることはなく、それらの濃度は
上記の更新毎に減ぜられる。
このように、第2仮想面における各ウィンドウ対応領域
はその濃度が過去に遡るほど減少する特性を有しており
、カメラ遠方の撮影線分の場合にはその濃度は逐次高め
られ、またカメラ近傍の撮影線分の場合にはその濃度は
逐次域ぜられる。
このため、第二仮想球面から各濃度更新前における第二
仮想面の濃度が減算されると、大円交差点の位置におけ
る濃度はカメラ近傍の撮影線分の場合には高くなり、ま
た、遠方の撮影線分の場合には逆に低くなる。
その結果、交差点濃度が一定の値以上となる大円交差点
の位置が検索されて出力されると、その出力位置はR彰
線分のうちカメラ近傍の線分のみに対応したものとなっ
ており、したがって、カメラ近傍の撮影線分のみが選択
される。
ここで、ウィンドウの濃度がウィンドウ領域中心位置の
大円交差点数相当の濃度とされ、第2仮想面ではその全
領域濃度が所定の比率で減少するとともに設定ウィンド
ウと対応の領域に該ウィンドウの濃度が加算される更新
が行なわれるので、カメラ遠方の撮影線分に対する抑制
量となる前記領域の濃度はウィンドウとの重なりに応じ
て位置により異なり、均一とはならない。
例えば第21図(A)のように大円交差点Sが移動する
場合においては、同図(B)のように前記領域の濃度は
ウィンドウとの重なりに応じて不均一となり、このため
、カメラ遠方の撮影線分に対する抑制効果はウィンドウ
領域に対して部分的なものとなる。
そこで、ウィンドウ(現在では9X9の画素領域、5.
4°×5,4°の視野に相当)を拡大する検討が行なわ
れたが、その場合には処理に要する時間がウィンドウの
拡大で著しく長くなり、また近傍線分まで抑制されると
いう問題が生ずる。
本発明は上記従来の課題に鑑みて為されたものであり、
その目的は、ウィンドウを拡大することなくカメラ遠方
の線分に対応した大円交差点のみをより確実かつ有効に
除去できる方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明では第1図に示され
る方法が採られている。
同図のステップ10ではカメラが直線路に沿って移動さ
れ、所定距離の移動毎にそのカメラによる撮影が行なわ
れる。
そしてステップ11では、各@影像の輪郭抽出が行なわ
れ、その岡影像は第1の仮想球面に投影される。
さらにステップ12では、前記投影が行なわれたときに
、第1仮想球面に対する写像処理が行なわれ、これによ
り大円が第2の仮想球面で生成され、大円交差点の位置
へ大円交差数相当の濃度が書き込まれる。
次のステップ13では、前記濃度の書き込みが行なわれ
たときに、第2仮想球面相当の第1仮想面における全領
域濃度が所定比率で減少され、第2仮想球面相当の第2
仮想面に書き込まれる。
またステップ14では、第2仮想面に対する濃度の書き
込みが行なわれたときに、第2仮想球面の全領域濃度を
所定比率で減少させて第2仮想面の濃度と加算した濃度
が求められる。
そしてステップ15では、濃度の加算が行なわれたとき
に、第2仮想球面相当の第3仮想面において該球面の大
円交差点に対応の位置を中心とし、前記距離に応じた広
がり領域を有し、hつ、前記加算による濃度と同一濃度
のウィンドウが設定される。
さらにステップ16では、前記ウィンドウが設定された
ときに、ウィンドウ内濃度と第2仮想面濃度とのうち高
い濃度が選択されて第1仮想面へ書き込まれることによ
り第1仮想面の更新が行なわれる。
またステップ17では、前記更新が行なわれる前の第1
仮想面濃度が第2仮想球面濃度から減算される。
最後のステップ18では、上記減算により得られた濃度
が設定値以上となる大円交差点の位置が第2仮想球面か
ら検索され、その交差点位置が出力される。
[作用] 本発明では、ウィンドウ内濃度と第2仮想面濃度とのう
ち高い濃度が選択されて第1仮想面へ書き込まれること
により、第1仮想面の更新が行なわれるので、そのウィ
ンドウ対応領域は均一な濃度となり、この均一濃度でカ
メラ遠方の撮影線分に対応した大円交差点が抑制される
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明に係る方法の好適な実施例
を説明する。
第2図には実施例の全体構成が示されており、カメラユ
ニット20からは極座標形式の画像データが出力される
そしてカメラユニット20は第3図(A)。
(B)に示されたガイド30により水平面内で直線案内
され、また第2図のモータ21によりその案内路に沿っ
て移動駆動される。
ざらにモータ21はモータ制御ユニット22により制御
され、モータ制御ユニット22及び前記カメラユニット
20にはMPU23から制御指令が与えられる。
これによりカメラユニット20が直線移動する制御が行
なわれ、またその移動中においては、10回の撮影が等
間隔の位置t=1,2.3,4゜5.6,7,8,9,
10で行なわれる。
この例では第3図(A)、(B)のように鉛直姿勢の線
分LO,LoO(iffl影対象物の構造線)がカメラ
ユニット20により撮影されており、線分LO,LoO
は各々微少距離do、十分な距離do。
を離れた位置に存在している。
また第2図においては並列演算を行なう写像プロセッサ
24−1.24−2.24−3・・・24−nが設けら
れており、それらの処理には画像メモリ25.写像メモ
リ26−1.26−2.26−3・・・26−nが使用
される。
これらのうち写像プロセッサ24−1.24−2.24
−3−−−24−nの処理はMPtJ23により管理制
御され、原画メモリ25.写像メモリ26−1.26−
2.26−3・・・26−nはMPU23によりパラレ
ルインタフェイス27を介してアクセスされる。
そして同図においては移動方向計測用データ作成部28
及び移動方向判定部29が設けられている(これらにつ
いては特願昭6’!−258140゜特願昭61−25
8141で詳細な説明が行なわれている)。
本実施例は以上の構成からなり、以下その作用を説明す
る。
第4図には本実施例の概略作用を説明するフローチャー
トが示され、MPU23からモータ制御ユニット22に
対してカメラユニット20の移動開始が指示されるとく
スタート)、MPtJ23ではカメラユニット20が位
置t=1,2,3,4゜5.6,7,8.9.10の間
を移動したか否かが判断される(ステップ41)。
そしてこの距離をカメラユニット20が移動すると(ス
テップ41でYES) 、MPtJ23の制御によりカ
メラユニット20で撮影が行なわれ(ステップ42)、
その後、カメラユニット20が位置t=10に達するま
で、投影処理(ステップ43)、写像処理(ステップ4
4)、不動点除去処理(ステップ45)が繰り返される
そして最後に10回目の撮影(ステップ42)が行なわ
れるとともに、これに続く処理くステップ43,44.
45)が行なわれると(ステップ46でYES) 、線
分の方位計測処理(ステップ47)と線分までの距離測
定処理(ステップ48)とが特願昭61−258140
.特願昭61−258’141のように行なわれる。
以下、投影処理(ステップ43)、写像処理(ステップ
44)、不動点除去処理(ステップ45)を順次説明す
る。
第3図の位置t=1.2,3,4.5,6.7゜8.9
または10で撮影が行なわれると、例えば第5図のよう
に近傍線分LOが第1仮想球面B1に円弧線分LOGと
して投影され、線分10上の点POは円弧線分10c上
の線分構成点POCnとして投影される。
この線分投影に使用される第1仮想球面B1としては第
2図の原画メモリ25が使用され、原画メモリ25では
第6図に示されるように経度α。
緯度βの方形メツシュで区画されたアドレス空間の対応
アドレスへ各画素のデータが書き込まれる(以上の説明
の詳細は特開昭59−184973゜特開昭60−21
8183.特願昭61−258140、特願昭61−2
58141を参照〉。
また写像処理(ステップ44)では撮影線分LQ、lo
oの各点がこれらと球面中心Oとを結ぶ直線と切断面が
直角となる大円に変換される。
例えば第5図においては、点POn、 pOcn 、球
中心Oを結ぶ直線と切断面が垂直となる大円10cnが
第1仮想球面B1に生成される。
この大円生成は全ての線分構成点POcについて第7図
のように行なわれ、それら大円1cは第2仮想球面B2
で第7図のように生成される。
なお、これら大円ICは写像プロセッサ24−1で得ら
れ、写像メモリ26−1に書き込まれる。
このようにして第2仮想球面B2に生成された大円lc
は線分10.LOO毎に2つの写像点Sで交差し、第7
図においては線分1oについての全大円ICが写像点S
Oで交差していることが示されている。
その結果、線分1oは第2仮想球面B2上の写像点SO
に濃縮され、このことは遠方の直線Lc。
についても同様である。
なお、上述のように一つの直線について2つの交差点が
生ずるので、それらのうちの一方が写像点Sとして選択
される(詳細については特開昭59−184973.特
開昭60−218183等を参照)。
また、実際には大円交差点にばらつきが生ずるので、大
円交差数のピーク位置が写像点Sとして定められる。
そして第2仮想球面B2を形成する写像メモリ26−1
では写像点S(α、β)と対応した画像アドレスに大円
交差数が記憶される。
ここで、第3図のように線分LOがカメラユニット20
から微少距離dOだけ離れており、線分LoOが十分な
距離dooだけ離れているので、カメラ移動で球面中心
0のカメラユニット20に対して線分LO,LOOが相
対移動すると、線分LOの写像点SOは第8図のように
カメラ移動に対して大きく移動し、線分Looの写像点
Sooは移動しないものとなる。
前記不動点除去処理(ステップ45)ではこの性質を利
用して不動点となる遠方線分LOOの写像点Sooが除
去され、その結果、近傍線分LOの写像点SOが抽出さ
れる。
第10図には不動点除去処理(ステップ45)の内容が
フローチャートで示されており、その不動点除去処理(
ステップ45)では、第11図(A)、(B)、(C)
、(D)、(E)に各々示された写像プレーンMP、ウ
ィンドウプレーンWP、M歴プレーンHP、副履歴プレ
ーンhP。
中間プレーンIPが使用される。
これら写像プレーンMP、ウィンドウプレーンWP、M
歴プレーンHP、副履歴プレーンhP(第2仮想球面、
第3仮想面、第1仮想面、第2仮想面に各々対応)、中
間プレーンIPには写像メモリ26−2.26−5.2
6−6.26−3゜26−4が各々使用され、写像プロ
セッサ24−2.24−5.24−6.24−3.24
−4により書き込みが各々行なわれる。
前述の写像処理(ステップ44)が行なわれると、写像
点Sの位置と大円交差数相当の濃度[)Sとが読み出さ
れ(ステップ101)、これらがそのまま写像メモリ2
6−2へ転送される(ステップ102)。
そして副履歴プレーン生成処理(ステップ103)、中
間プレーン生成処理(ステップ104)。
ウィンドウプレーン生成処理(ステップ105)及び履
歴プレーン更新処理(ステップ106)と不動点抑制処
理(ステップ107)及び写像点データ出力処理(ステ
ップ108)とが並行して行なわれる。
第12図のように写像プレーンMPの写像点アドレス〈
α、β)に大円交差数相当の濃度[)S(α、β)が書
き込まれると(ステップ102)、第13図のように履
歴プレーンHPの全領域に亘り画素濃度Dh  (α、
β)へ定数1−γ(0くγく12例えばγ=0.5)を
乗じてこれが減ぜられ、その濃度Dh  (α、β)・
(1−γ)が副履歴プレーンhPに書込まれる(ステッ
プ103)。
次に写像プレーンMPの濃度DS  (α、β)を1倍
して減じたものと副履歴プレーンhPの濃度Dh  (
α、β)・(1−k)とが加算され、この加算濃度γ・
DS  (α、β)十Dh(α、β)・(1−k)が中
間プレーンIPに書き込まれる(ステップ104)。
ざらに中間プレーンIPを使用してウィンドウプレーン
WPに写像点S(α、β)に対応のウィンドウが設定さ
れる(ステップ105)。
そのウィンドウは第14図(A>のように中間プレーン
IPの写像点S(α、β)を位置基準として設定され、
同図(B)のように、写像点Sの画素アドレス(α、β
)を中心とし、そのアドレスを9X9=81倍に拡大し
た方形のアドレス領域とされる。
そしてカメラ近傍線分10の場合には写像点SO(α、
β)が第8図のように大きく移動し、カメラ遠方線分L
oOの場合には第9図のように写像点5oo(α、β)
が移動しないので、前者の場合には第15図(A)のよ
うに新たなウィンドウ(t+1>と前回のウィンドウ(
1)とが重ならず、後者の場合には同図(B)のように
それらが完全に重なるものとして取り扱え、中間位置の
場合にはそれらの一部が同図(C)の様に重なる。
また、ウィンドウ内濃度DW  (α、β)は中間プレ
ーンIPの濃度Dh  (α、β)・(1−γ)とされ
ており、同図(C)及び第13図から理解されるように
、 DW  (α、β)=γ・DS (α、β)+[)h(
α、β)・(1−γ) で表わされる。
次の履歴プレーン更新処理(ステップ106)では履歴
プレーンHPの濃度Dh  (α、β)が更新される。
この更新は第13図のように、それまでの履歴プレーン
HP (t>が新たな履歴プレーンHP(t+1 )へ
次式にしたがって書き替えられることにより、行なわれ
る。
Dh  <a、β)←max ([)w  (α、β)
(1−γ)・Dh  (α、β)) すなわち、新たな履歴プレーンHP (t+1 >の濃
度Dh  (α、β)としては、副履歴プレーンhPの
濃度(1−γ)・Dh(α、β)とウィンドウプレーン
WPの濃度DW  (α、β)とのうち、高いものが選
択される。
但し、ウィンドウが第13図のように重なる場合には、
それら濃度Dw  (α、β)のうち高いものが選択さ
れている。
他方、不動点抑制処理(ステップ107)では上述のよ
うにして更新された前回の履歴濃度Dh(α、β)が今
回の写像点濃度DS(α、β)から差し引かれ、次の写
像点データ出力処理(ステップ108)では不動点抑制
処理(ステップ107)による減算濃度DS(α、β)
のうち設定濃度Dth以上のものに対応した写像点S(
α、β)が選択出力される。
ここで、第3図のようにカメラ近傍に存在する線分LO
の場合には、第8図のように撮影位置tに対する写像点
SOの移動量が大きく、第15図(A)のようにこれに
対応設定の各ウィンドウが互いに重なることなく移動し
、第16図のように前回のウィンドウ(1>の位置とは
別の位置に新たなウィンドウ(t+1>が設定される。
したがって新たなウィンドウ(t+1’)の位置にはそ
れまでの副履歴プレーン濃度(1−γ)・Dh  (α
、β)が中間プレーンIPに書き込まれていないので、
そのウィンドウ内濃度DW  (α。
β)は、 DW (α、β)=γ・DS (α、β)十(1−γ)
・Dh  (α、β) =γ・DS  (α、β) となり、写像点濃度DS  (α、β)を減じたものと
なる。
その結果、飛石状にウィンドウが逐次設定される。
そしてそれらのウィンドウ内濃度DW  (α、β)が
中間プレーン生成処理(ステップ103・)で逐次域ぜ
られ、履歴プレーン更新処理(ステップ106)でこれ
らが選択されるので、各ウィンドウの濃度DW (α、
β)は、過去に遡るほど、減少する。
この履歴プレーン更新処理(ステップ106)が行なわ
れる前の履歴プレーン濃度oh  <α、β)が写像点
濃度DS  (α、β)から差し引かれると(ステップ
107)、過去の写像点濃度DS  (α。
β)が有効にすべて抑制され、このため、最新の写像点
S(α、β)のみが逐次出力される(ステップ108)
また第3図のようにカメラ遠方に存在する線分Looの
場合には、第8図のように撮影位置tに対して写像点S
ooを移動しないものとして取り扱え、第15図(B)
のように各ウィンドウが互いに重なる。
このため、中間プレーンIPでは前回までの履歴8度D
h  (α、β)による成分(1−γ)・Dh (α、
β)と新たな写像点濃度DS  (α、β)による成分
とが第17図のように加算され(ステップ104)、ウ
ィンドウ濃度DW (α、β)がその加算11度γ・O
S  <α、β)+(1−γ)・Dh  (α、β)と
なり、その結果、履歴濃度Dh(α、β)が蓄積され、
この履歴濃度Dh  (α。
β)は搬影毎に逐次高められる。
したがって、履歴プレーン更新処理(ステップ106〉
が行なわれる前の履歴プレーン濃度Dh(α、β)が写
像点濃度DS  (α、β)から差し引かれると(ステ
ップ107)、過去の各写像点濃度DS  (α、β)
により新たな写像点濃度[)S(α、β)が有効に抑制
され、その結果、写像点S(α、β)の出力が阻止され
る(ステップ108)。
そしてカメラ近傍と遠方の中間位置に撮影線分しが存在
していたときには、新たなウィンドウ内濃度[)Wが第
18図のように加算濃度γ・[)S(α、β)+(1−
γ)・Dh  (α、β)゛となるので、第19図(A
)のように写像点Sの移動する撮影が繰り返して行なわ
れると、写像点Sに対する抑制量となる履歴濃度Dhは
同図(B)のようにイメージできる。
すなわちウィンドウ内の濃度OW  <α、β〉が均一
となり、写像点抑制がウィンドウ単位で行なわれる。
このように写像点Sに対する抑制量が新たなウィンドウ
内で不均一とならず、撮影線分抑制効果が部分的なもの
とならないので、ウィンドウのサイズを拡大するするこ
とが不要となる。
その結果、処理所要時間がウィンドウ拡大で著しく長く
なったり近傍線分LOまで抑制される問題を招くことな
く、カメラ遠方線分上■に対応の写像点Sooのみをよ
り有効に除去でき、カメラ近傍線分LOに対応の写像点
SOを確実に選択出力(ステップ108)できる。
これに続く処理(ステップ47.48)では写像点SO
のみが使用され、このためその処理所要時間が大幅に短
縮される。
そしてそれらの処理(ステップ47.48)では不要な
カメラ遠方線分Looの写像点SoOが予め削除され、
必要なカメラ近傍線分LOの写像点SOのみが使用され
るので、カメラ遠方線分Looの写像点Sooが処理結
果に悪影響を与えることなく、常に正確な処理結果が得
られる。
すなわち、虚の線分方位の出力が抑制されて常に正確な
線分方位が出力され、また線分LOまでの距離も正確に
計測される。
以上説明したように本実施例によれば、写像点Sに対す
る抑制量が新たなウィンドウ内で均一となるので、ウィ
ンドウサイズの拡大による処理所要時間の延長や近傍線
分LOまで抑制される問題を招くことなく、カメラ遠方
線分Looに対応の写像点SOoのみをより有効に除去
してカメラ近傍線分LOに対応の写像点SOを確実に選
択出力でき、その結果、ロボットはカメラ暗影範囲中で
近傍に存在した撮影物の輪郭線分の方向や距離を迅速か
つ正確に確認して作業対象物を識別でき、このため作業
対象物を誤りなく直ちに認識して作業を効率的に行なう
ことが可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、大円交差点に対す
る抑制量が新たなウィンドウ内で均一となるので、ウィ
ンドウサイズの拡大による処理所要時間の延長や近傍線
分まで抑制される問題を招くことなく、カメラ遠方線分
に対応の大円交差点のみをより有効に除去してカメラ近
傍線分に対応の大円交差点を確実に抽出できる。
このためロボットは、その抽出点だけを用いて近傍範囲
に対してのみ撮影物に対する三次元認識を行なうことに
より、作業対象物の姿勢やこの対象物までの距離をざら
に短時間で計測できる。
また、不要な遠方線分が認識結果に影響を与えることは
なく、必要な近傍線分が抑制されないので、撮影物の高
速な三次元認識をより正確に行なえる。
その結果、ロボット作業が誤りなく効率良く行なわれる
【図面の簡単な説明】
第1図は発明の原理説明図、 第2図は実施例の全体構成説明図、 第3図は実施例における撮影作用の説明図、第4図は実
施例の概略作用を説明するフローチャート、 第5図は実施例の投影処理説明図、 第6図はデータ格納アドレスの説明図、第7図は実施例
の写像処理説明図、 第8図は近傍線分の対応点(写像点)の移動作用説明図
、 第9図は遠方線分の対応点(写像点)の移動作用説明図
、 第10図は実施例の要部作用を説明するフローチャート
、 第11図は実施例で使用されるプレーンの処理説明図、 第12図は写像プレーンの写像点データ説明図、第13
図は実施例の要部作用説明図、 第14図はウィンドウの設定作用説明図、第15図はウ
ィンドウの移動作用説明図、第16図、第17図、第1
8図はウィンドウの設定作用説明図、 第19図は実施例における抑制量の変化パターン説明図
、 第20図は提案の原理説明図、第21図は提案にお
ける抑制量の変化パターン説明図である。 25・・ 26−1゜ 27・・ 28・・ 29・・ ・原画メモリ、 26−2.26−3・・・26−n ・写像メモリ、 ・パラレルインタフェイス、 ・移動方向計測用データ作成部、 ・移動方向判定部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 カメラを直線路に沿つて移動させながら所定距離の移動
    毎に撮影をカメラに行なわせ(10)、前記撮影が行な
    われたときに、撮影像の輪郭を抽出して第1仮想球面に
    投影し(11)、 前記投影が行なわれたときに、第1仮想球面に対する写
    像処理を行なうことにより大円を第2仮想球面に生成し
    て大円交差点の位置へ大円交差数相当の濃度を書き込み
    (12)、 前記濃度の書き込みが行なわれたときに、第2仮想球面
    相当の第1仮想面における全領域濃度を所定比率で減少
    させて第2仮想球面相当の第2仮想面に書き込み(13
    )、 第2仮想面に対する濃度の書き込みが行なわれたときに
    、第2仮想球面の全領域濃度を所定比率で減少させて第
    2仮想面の濃度と加算した濃度を求め(14)、 濃度の加算が行なわれたときに、第2仮想球面相当の第
    3仮想面において該球面の大円交差点に対応の位置を中
    心とし、前記距離に応じた広がり領域を有し、かつ、加
    算濃度と同一濃度のウィンドウを設定し(15)、 前記ウィンドウが設定されたときに、ウィンドウ内濃度
    と第2仮想面濃度とのうち高い濃度を選択して第1仮想
    面へ書き込むことにより第1仮想面の更新を行ない(1
    6)、 前記更新が行なわれる前の第1仮想面濃度を第2仮想面
    濃度から減算し(17)、 前記減算により得られた濃度が設定値以上となる大円交
    差点の位置を第2仮想球面から検索して出力する(18
    )、 ことを特徴とする撮影物の輪郭線分抽出方法。
JP63172800A 1988-07-13 1988-07-13 撮影物の輪郭線分抽出方法 Expired - Lifetime JPH0636194B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063991U (ja) * 1992-04-27 1994-01-18 株式会社アイチコーポレーション 高所作業車のクレーン旋回ロック装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH063991U (ja) * 1992-04-27 1994-01-18 株式会社アイチコーポレーション 高所作業車のクレーン旋回ロック装置

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