JPH02232786A - ニューロコンピュータにおける可変積分パルスによる誤差吸収方式 - Google Patents

ニューロコンピュータにおける可変積分パルスによる誤差吸収方式

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JPH02232786A
JPH02232786A JP1052974A JP5297489A JPH02232786A JP H02232786 A JPH02232786 A JP H02232786A JP 1052974 A JP1052974 A JP 1052974A JP 5297489 A JP5297489 A JP 5297489A JP H02232786 A JPH02232786 A JP H02232786A
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JP1052974A
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Hideki Yoshizawa
英樹 吉沢
Hiromoto Ichiki
宏基 市來
Hideki Kato
英樹 加藤
Kazuo Asakawa
浅川 和雄
Yoshihide Sugiura
義英 杉浦
Hiroyuki Tsuzuki
都築 裕之
Shuichi Endo
秀一 遠藤
Takashi Kawasaki
川崎 貴
Toshiharu Matsuda
松田 俊春
Hiroshi Iwamoto
岩本 弘
Chikara Tsuchiya
主税 土屋
Katsuya Ishikawa
勝哉 石川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概   要〕 可変積分パルスによる誤差吸収方式に関し、少ない配線
本数で階層ネットワークを構成する基本ユニソト間での
データの授受を実現できる時分割方式の二二一ロコンピ
ュータにおいて、時分割アナログ入力ニューロンモデル
の加算部における加算実行時間を可変することにより、
例えば、加算値の飽和が生じないようにすることを目的
とし、 アナログ信}を第1のアナログバスより時分割的に入力
し、積和演算を行ってアナログ信号を第2のアナログバ
スに出力するアナ口グニエーロンプロセノサの集合から
なるニューラルネソトワークと、該ニューラルネソトワ
ークのアナログバスに接続されテストモード時において
、指定された前記アナログバスに固定電圧を発生するダ
ミーノード手段と、テストモード時の第1の状態におい
て曲記第1のアナログバスにダミーノード手段を介して
Oボルトを強制的に入力し、前記第2のアナログバスか
らアナログニューロンプロセッサ内で発生さ.れたオフ
セット電圧を検出する誤差測定手段ト、前記各二二一ロ
ンブロセノサのオフセント電圧からテストモード時の第
2の状態において、前記ダミーノード手段から生成され
る固定電圧と乗算されるべき各二二一ロンブロセソサへ
の重みを決め、第2のアナログバスから出力される検出
出力電圧からゲイン利得を計算し前記アナログニューロ
ンプロセッサ内の積分器の積分期間を制御するサンプル
/ホールド( S / H )制御信号のS/Hパター
ンを構成するディジタル制御手段内のS / Hパター
ン形成手段と、このS / Hパターンを格納するとと
もに前記ニューラルネソトワークの動作を制御する制御
パターンがシーケンサの制御によって順次読み出される
制御パターンメモリとからなるように構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、アナログニューロンチップをアナログ時分割
伝送路により結合することで実現されるニューロコンピ
ュータに関するもので、さらに詳しくは、可変積分パル
スによる誤差吸収方式に関する。
〔従来の技術〕
従来の逐次処理コンピュータ(ノイマン型コンピュータ
)では、使用方法や環境の変化に応じてコンピュータの
データ処理機能を調節することが難しいので、適応性を
有するデータ処理方式として、新たに階層ネットワーク
による並列分散処理方式が提唱されてきている.特に、
パックプロパゲーシ9ン法と呼ばれる処理方式(D.E
.Rue+elhart,G.E.Hinton, a
nd RJJilliass,  “Learning
Internal Representations 
by f!rror Propagation lPA
RALLEL DISTRTBUT[iD PROCE
SSING, Vol.l, pp.31B−364,
 The MAT Press, 1986)が、その
実用性の高さから注目されている。
バック・プロバゲーション法では、基本ユニットと呼ぶ
一種のノードと重みを持つ内部結合とから階層ネットワ
ークを構成している。第35図に、基本ユニソト1の原
理構成を示す。この基本ユニソト1は、連続ニューロン
モデルに類似した処理を実行する。すなわち、これは多
大力一出力系となっており、複数の入力(Yh )に対
しそれぞれの内部結合の重み(Wib)を乗じる乗算処
理部2と、それらの全乗算結果を加算する累算処理部3
と、この加算値に非線形の閾値処理を施して1つの最終
出力X五を出力する閾値処理部4とを備える。
第36図は階層型ニューラルネソトワークの構成概念図
である。構成の多数の基本ユニット{1−h,  1−
i,l−j−}が、第36図に示すように階層的に接続
されることで、入力信号パターンに対応するところの出
力信号パターンが出力されることになる。
学習時には、出力パターンと目的とする教師パターンの
差が小さくなるように、各階層間の結合の重み(wt 
h lが決定される。このような学習は、複数の入力パ
ターンに対して行われ、多重化される。また、連想時に
は、木カパターンが学習時に入力した完全情報と少し異
なる不完全な情報であっても、学習時の教師パターンに
近い出力パターンが得られることにより、連想処理が可
能となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような構成のニューロコンピュータを現実のものと
していくためには、階層ネットワークを構成することに
なる基本ユニッ}1間のデータの授受を、できる限り少
ない配線本数で実現していく必要がある.このことは、
複雑なデータ処理を実現していくために、階層ネットワ
ークの構成をより多層化したり、基本ユニットの数を増
していく必要があるという背景のもとで、どうしても解
決していかなくてはならないrsBの1つなのである。
しかしながら、先に説明したデータ転送方式では、第3
6図に示す階層ネットワークの構成からも明らかなよう
に、2つの眉間の配線本数が極めて多くなることから、
階層ネットワークをチップ化するときに、小さくできな
くなると共に、信頼性を高め.ることかできなくなると
いう問題点がある.例えば、隣接する2つの層の基本ユ
ニット数を同じとし、すべての基本ユニットlが互いに
接続されるという完全結合を想定するならば、配線本数
は基本ユニット数の2乗に比例して増加することになる
。このように、配線本数が急激に増加してしまう。
本発明は、少ない配線本数で階層ネットワークを構成す
る基本ユニット間でのデータの授受を実現できる時分割
方式のニューロコンピュータにおいて、時分割アナログ
入力ニューロンモデルの加算部における加算実行時間を
可変することにより、例えば、加算値の飽和が生じない
ようにすることを目的とする。
〔!!l題を解決するための手段〕
第IA図は本発明の亨理ブロソク図である。
ニエーラルネソト18は第1のアナログバスからアナロ
グ信号を時分割でデジタル重みデータを用いて積和演算
を実行してアナログ信号を第2のアナログバスに出力す
るアナログニエーロンチップの集合からなる。
ufiIlパターンメモリ12は前記二二一ラルネソト
l8の制御信号のパターンを格納する。
シーケンサ13は該制御パターンメモリ12と重みメモ
リl4のアドレスを発生する。
重みメモリl4は重みデータを格納する。
デジタルilm手段15によって前記ニューラルネ・ノ
トl4と制御パターンメモリl2とシーケンサl3と重
みメモリ14との全体をI4御する.誤差測定手段20
はダミーノード手段6の出力を0としてオフセット電圧
を測定しS/Hパターン形成手段19によってオフセッ
ト電圧とゲイン誤差とからANP内の情分2Jのサンプ
ル/ホールド時間をil311パターンメモリに格納さ
れるS / l{ ハターンに基づいて設定する。
〔作   用〕
アナログ入力信号を時分割でアナログニユーロチップに
入力し、この信号と重みデータとの積を取り、この積信
号をそれぞれ加算して得られる積和信号を非線形関数回
路を通して出力することによりアナログニューロンチノ
ブを構成する。このアナログ二二一ロンチソブを複数個
用いて階層q2或いは帰還型のニューラルネソト18を
構成し、このニューラルネソト18にシーケンサ13に
よってアクセスすべきアドレスが与えられた贋,II御
パターンメモリl2からの出力信号を加える。またニエ
ーラルネノト18には学習等によって{4られる重みデ
ータを重みメモリ14から供給する。そしてニューラル
ネット1B、I1寵パターンメモリl2、シーケンサl
3、重みメモリl4をデジタル信号によってtAIBし
て、時分割アナログ入力信号と時分割アナログ出力信号
とを用いアナログニューロンコンピュータシステムを実
現する.その際に、アナログニエーロンチップ内の加算
部に設けられたコンデンサに充電する時間をサンプル/
ホールド(SH)信号がハイレベルである範凹の時間を
ヂシタル制御手段15内のS/Hパターン形成手段19
によりI4御パターンメモリ内のS.Hパターン7のパ
ターンの系列を変えることにより調整する。
例えば前段のニニーロンの数が多い時には、サンプル/
ホールド信号のハイレベル時間を短クシて、コンデンサ
に充電される電荷が1つのアナログ入力信号によっては
あまり生じないようにし、その結果、多数のアナログ入
力信号の和をコンデンサによってとることができるよう
にする.これによって入力信号の数が多くなったために
、アナログニューロンプロセッサの加算器部分で、出力
信号が飽和してしまうという問題を解決することができ
゛る。
〔実  施  例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第IB図は本発明のニューロチップから構成されるアナ
ログニューロプロセッサ(ANJ))11のデュアルイ
ンラインパッケージの概略図である。
これは、MB4442と呼ばれニューロンモデルの処理
を実行する。内部の閾値処理部はシグモイド関数で置換
したモデルとなっている。アナログニユーロチップはA
 N’ Pと呼ばれ、アナログデータを入出力するデバ
イスである。第IC図は本発明のANPの内部構成図で
ある。第lC図に示すようにANPIIはアナログバス
BlとアナログバスB2の間に接続される.ANP11
は入力するアナログ信号と重みを掛けるアナログ乗算部
22、積の和を求めるアナログ加算部23、和を保持す
るサンプル/ホールド部24、シグモイド関数の値を出
力する非線形関数部25よりなる.第IB図のANPI
Iの各端子を説明する。A N’ P11の内部はアナ
ログ回路部とディジタル回路部から構成されている。十
一6ボルトの端子は、アナログ回路部のオペアンプに供
給される電源端子である*D=n及びD。,tはアナロ
グ入力信号及び出力信号の端子である。AGNDはアナ
ログ回路部の接地靖子である。RE十及びRt一端子は
アナログ回路部にある積分回路の外付抵抗Rの端子であ
り、Ct+、Ct一端子は同じく積分回路の外付キャパ
シタCの端子である。DGNDはディジタル回路部のグ
ランド端子である。+5ボル1・はディジタル回路部の
電源端子である。RSTは積分回路のキャパシタの電荷
等のリセットを行うリセソト信号端子である。CSI及
びCSOはディジーチェーン用制御信号の入出力端子で
あり、OCはオフセットキャンセル制御信号用端子、S
/H端子は、サンプル/ホールド用制御信号端子、SY
NCは各層の処理に対する同期信号端子、DCLKはア
ナログ入力信号の処理を行うための基本クロツク信号端
子、WCLKはディジタル重みデータを取り込むための
クロフク端子、WDはビットシリアルで入力するディジ
タル重みデータ用の端子である。
第2図は、本発明のアナログニューロプロセッサ(AN
P)の原理構成図である。
別々のANP (図示せず)から時分割的に送られてく
るアナログ入力信号をアナログバスBlがらANP 1
 1内のアナログ乗算部22に入力し、このアナログ乗
算部22ではシフトレジス多27を介してビットシリア
ルに入力されその後直並列変換されたディジタル重みデ
ータWDと掛け算して、アナログ入力信号とディジタル
重みデータとの積を示す積信号を得る。次の、アナログ
加算部23は、外付けの抵抗RとキャパシタCからなる
ミラー積分回路であって、アナログバスB1に接続され
た前段の複数のANP (ANPの存在する場所をノー
ドと呼ぶ)から時分割で送られるアナログ入力信号とダ
ミーノードから送られる閾値用のアナログ入力信号とか
らそれぞれ得られる積信号の和を求めるものである.次
に、サンプル/ボールド部24で積信号を所望時間持た
せるためにホールドした後に、さらにそのサンプル/ホ
ールドされた出力を非線形関数部25を介して変換する
。出力制御部26では、シーケンスジェネレータ28の
制御を受けて所定時間遅延させた後に、アナログ出力信
号D ouLをアナログバスB2へ出力する。なお、シ
ーケンスジェネレータ28は内部に供給される制御信号
も生成する。そして、位相U御部29では、おもにAN
P内のアナログ回11gKとディジタル回路部を接続す
る各スイソチのオンかオフが確実に行われるように、I
IJIll信号の位相を制御するもので、特に、第1の
スイッチがオンのとき第2のスイッチをオフにする場合
それ等のスイッチが同時にオンする場合がないように制
纒信号の位相をI1御する。
なお、シーケンスジ工ネレータ28は、リセソト信号R
ST..DCLKSWCLK,SYNC,S/II,Q
C,CS Iを後述するマスクコントロールブロックか
ら入力するとともにCSOを出力し、ANPの内部の制
御信号を生成する。
ニューラルネットワークでは、同時処理により高速演算
を行う必要がある。本発明では時分割データを使ってい
るが、定常状態では、各ANPがパイプライン的に同時
処理を行う。理想的なニエーラルネットワークでは、ニ
エーロンは他のそれぞれのニエーロンに相互結合した結
線が必要であるが、このままシステムを実現しようとす
ると、配線数が多くなる。そこで、本発明では時分割デ
ータを扱うので、各ANP内の積和の処理時間が伸びる
が、それを縦方向に、すなわち同層方向にチップを並列
に並べることで、層内のニエーdチップを構成するAN
Pの同時処理により、その処理時間を改善する.また、
各層ではパイプライン処理が可能で、このことでも処理
時間が小さ《なる。アナログバスに接続した例えば3f
ilの各ニューロチップには、入力が入ってくると、そ
れは3個とも同時に入り3個とも並列に、そのアナログ
電圧に対して、各ANPが重みとの積を生成し、それを
積分器のキャパシタに電荷として保持する。
そして、次の時間区域で、同じアナログバスのアナログ
入力に対して、各ANPは重みとの積を形成し積分器の
キャパシタ内に前の時間区域で決まった積に加え込むこ
とになる。前段のすべてのANPからのアナログ入力信
号に対する重みとの精に対する和が生成された後、その
和はサンプル/ホールドされる。その後、シグモイド関
数を介して出力されるが、これは、CSI制御信号入力
時に出力される。そして、出力完了時にCS[が立ら下
がり、その後一定時間遅延後にCSOを立ち上げて、出
力バスの使用権を同一層内の隣接ニューロチップからな
るANPに与える。
第3図はニューロチソプである基本ユニットの第1の実
施例構成図である。同図の乗算部32、加算部33、閾
値処理部34は連続ニューロンモデルの実行部であるが
、この実施例では出力保持部35が存在する。具体的に
は、基本ユニット3lに接続される複数の入力をY i
 %この各接続に対応して設定される重みをWiとする
ならば、乗算部32は、 Yi−Wi を算出し、加算部33は、 X=ΣYi −Wi一〇 を算出する。但し、θは閾値である6Δ値部34はB終
一出力をYとするならば、 Y= 1/ (1 + exp (−X) )  ・・
・−fil式を算出することになる。
ダミーノードから入力される“+1″という値に1一〇
”という重みをかけて加8133でr)<θノの結果が
出力される.従って闇値部34ではS字曲線による変換
だけが行われている。
乗算部32は、乗算型D/Aコンバータ32aで構成さ
れ、前段層の基本ユニソト31から、あるいは後述する
ダミーノ一ドの回路からのアナログ信号(入力スイッチ
部37を介して入力される》の入力と、その入力に対し
て乗算されるべきディジタル信号の重み情II (後述
する重み保持部38を介して入力される)との乗算を行
って、得られた乗算結果をアナログ信号で出力するよう
処理するもの、加諒部33は、積分器で構成されるアナ
ログ加算533aとア,ナログ加算器33aの加算結果
を保持する保持回路33bとにより構成される。乗算型
D/Aコンバータ32aは、D/Aコンバー夕の基準電
圧端子にアナログ入力信号を入力し、各ディジタル入力
端子に重みの各ビットをディジタル入力信号として入力
するものであり、結果として、そのアナログ入力信号と
重みとの積を生成する。アナログ加旅器33aは、乗算
型D/Aコンバータ32aの出力と、前回に求められて
保持回路33bに保持されている加算値とを加評して新
たな加算値を求めるもの、保持回路33bは、アナログ
加算器33aが求めた加算値をホ・−ルドするとともに
、そのホールド値を前回の加算値としてアナログ加算塁
33aにフィードバックさせるものである。これらの加
算処理は制御回路39より出力される加算制御信号に同
期して実行される。閾値部34は、アナログの関数発生
回路である非線形関数発生回路34aで構成され、入力
に対してシグモイド関数等の非線形信号を出力するもの
である。乗算結果の累算が閾値(一〇)の加算を含めて
終了したときに、保持回路33bにホールドされている
加算値Xに対し閾値(一θ)を加えて(1)式のシグモ
イド関数の演算処理を施し、アナログ出力値Yを得るも
の、出力保持部35は、サンプルホールド回路で構成さ
れ、後段層の基本ユニソト31への出力となる非線形関
数発生回路34aのアナログ信号の出力値Yをホールド
するものである。
また、36は出力スイッチ部であり、制御回路39より
の出力制御信号を受けて一定時間ONすることで、出力
保持部35が保持するところの最終出力をアナログバス
B2上に出力するよう処理するもの、37は入力スイッ
チ部であり、制御回路39よりの入力制御信号を受けて
前段層の基本ユニノト31から最終出力からのアナログ
出力が送られてくるときにONすることで入力の受付を
行う。38はmみ保持部であり、パラレルアウトシフト
レジスタ等により構成され、重みメモリから送られてく
るビットシリアルの重み信号がバノファ38aのゲート
がオープン(制御回路39による重み入力制御信号がオ
ン)された時に、この重み信号を乗算部32が必要とす
るビットパラレルの重みとして保持するものである。ビ
ソトバラレルの1みは乗算制御信号が与えられたときに
パラレルで乗算部に与えられる。39はディジタル回路
部の制御回路で外部からの同期信号から内部の同期信号
を生成するもので、内部のアナログ処理の機能の制御を
実行する。
このように構成されることで、第3図の信号処理構成を
採る基本ユニット31の入出力がアナログ信号でもって
実現されることになるのである。
なお、乗算型D/Aコンバータ32aは、ディジタル信
号の重み情報をパラレルで受け取るようにするものでも
よいし、重み情報をシリアルで受け取ってからパラレル
変換するようにするものでもよい。あるいは、重み情報
をアナログ信号で構成するならば、乗算型D/Aコンバ
ータ32aの代わりに、アナログ乗算器を用いることが
できる。
第4図は1個の本発明のニューロチップ(ANP)の実
施例の具体的回路図である。
このユニットでは入力部42、乗算部43、加算部44
、サンプル/ホールド部45、非線形関数部46、及び
出力部47から構成され、ここでは、出力保持回路はな
く、サンプル/ホールド部45が出力保持の機能も有す
るものとする。
入力部42はオフセットキャンセル部51と、1倍のバ
ッファ49から構成されている。1倍のバ・2ファ49
は電圧フォロアで、オペアンプの出力を一端子にフィー
ドバックし、十端子に入力電圧を入力することによって
構成される。データ入力はアナログの時分割されたパル
ス信号である。
OCはオフセットコントロール信号であり、これが1の
ときアナログスイッチ66がオンし、1倍のバッファ4
9には、O電圧が強制的に設定される。一方、オフセッ
トコントロール信号OCが、0のときアナログスイッチ
66はオフされ、他方のアナログスイッヂの他方65が
オンし、データ入力が1倍のバッファ49に入力される
。すなわち、オフセットコントロール信号OCが1であ
る1合には、ニューロンユニットには0ボルトが強制的
に入力されて乗算口出力までの回路のオペアンプ出力に
生じるオフセット電圧.に対するオフセットのキャンセ
ルの動作を行うようにしている。
アナログスイッチ65と66は同図ではOC信号の反転
位相と正相位相でスイッチングの制御が行われているが
、位相IlI11回路によって、同時オンがないように
なっている。以後このことをOCが「位相制御された」
という言い方をすることにする。
正負切換回路52は2つの倍数器をカスケード結合して
構成されている。倍数器では入力抵抗(IOKΩ)とフ
ィードバック抵抗(10KΩ)によって10/10、す
なわち1倍の電圧の反転したものが形成され、それを1
段だけを通すか、2段を通すかによってアナログ電圧の
符号を決定している.その制御信号はディジタル重みデ
ータの符号ビット(SIGN)であり、このSIGNビ
ットはMOSスイッチ70のゲートに接続されている.
このSIGNの制御信号も位相制御されている。符号ビ
ットが1である場合に入力部42からの入力電圧は第1
段目の倍数器で反転され、さらにスイッチ67もオンし
ているので後段の倍数器も通り、結果として正相となる
。また符号ビットが0である場合には、反転回路68を
介して、スイッチ69がオンとなる。この時スイッチ6
7と70はオフしているため、入力部42からの入力電
圧はスイッチ69を介して後段のオペアンプ71の一端
子に入力される。従って、前段の抵抗72と後段のオペ
アンプのフィードバックの抵抗73とによって倍数器が
形成され、1倍された形で反転される。すなわち、符号
ビットの正負によって入力部42の入力が、正または負
の電圧として形成され、これが、興奮性と抑制性のシナ
プス結合に従った電圧となる。正負切換回路52からの
出力は乗算部43の中にあるD/Aコンバータ53のR
−2R抵抗回路網の74の点、すなわち基準電圧端子に
入力される. R−2R方式のD/Aコンバータをまず説明する。MS
BからLSBまでのディジタル重みによって内部のスイ
ッチはオンまたはオフをとる。ディジタル値が1である
場合に、電流は右側のスイッチ75を通って、オペアン
プ76の仮想接地点78に流れ込む。オペアンプ76の
仮想接地点78は十端子と同じ電圧になるように制御さ
れ、これがグランドであるから仮想的な0ボルトである
D/Aコンバータ53においてRは10Ω、2Rは20
KΩである。スイソチの状態に関わらず、2Hの抵抗に
は電流が流れ、ディジタル値の値に従ってその2Rに流
れる重み電流が仮想接地点78の方に流れるかどうかが
決定される.1番右の2Rに流れる電流をiとする。右
から2番目すなわちLSBに対応する2Rの電流は1番
右の2Rにかかる電圧を2Rで割った値であるから2R
 X i 4−2Rでiとなる。従って1番右の横方向
のRには電流21が流れる。右から3番目の2Rには2
RXi+RX2iの電圧がかかり、これを2Rで割るか
ら21の電流が流れる。以下同様で左に行くに従って4
i,8iとなって2のべき乗で増える電流になる.この
2のべき乗になった重み電流をオペアンプの方に流すか
流さないかを決めているのがMSBからLSBである.
従って、デイジタル重みに対応する電流が2のべき乗の
形で仮想接地78に流れこみ、オペアンプ76の入カイ
ンピ一ダンスは無限大であるから、この電流がオベ7ン
ブ3−6の帰還抵抗78に流れる。従って、1)/′A
コンバータの出力電圧■。1は入力電圧をEとすれば、 E Vou&=ー x  (p0 +2XD,+22  x[),? ・ 
・ ・ ・ +2 h−’  X Da.■,》となる
。ここで、D0はL S Bで、D+.i−1 がMS
Bであるとする。すなわち、掛算部43の出力は等価的
に入力電圧Eに重みを掛けた値になっている。
その重み係数はMS’BからLSBに入力されるディジ
タル値でfil lされることになる。一方、加算部4
4は時分割多重化アナログ信号の各電圧とテ゛イジタル
重みデータとの各積についてミラー積分器を時分割的に
使用することにより累積加箕動作を実行する。そして、
サンプル/ホールド回路45は、加算結果をサンプル/
ホールドする。
次に加貧部44を説明する。加算部44は抵抗Rと帰還
キャパシタCによる積分器である。加算部44の入力部
には時分割加算制御部55があり、位相制御されたサン
プル/ホールド信号S/H信号が1のとき乗算部43の
出力電圧がオペアンプの仮想接地点79に入力され、S
/H信号がOのとき反転回路80によりスイッチ8lが
オンとなって乗算部43の出力が抵抗Rを介してグラン
ドに接続されるので加算部44帰還キャバジタCには加
算されないことになる。今、S/H信号が1のとき、乗
算!B43の出力電圧は抵抗Rを介してオペアンプ10
2の一端子に入力し、入力電圧を抵抗Rで割った電流が
仮想接地を介して帰還キャパシタCの方に入力される.
この後、S/H信号がまたOとなり、乗算部43と加算
部44は切り離されるので、乗算!B43は次の入力信
号に対し7て、重みデータを掛けることができる。キャ
パシタCを含む積分回路の帰還回路82には4つのスイ
ノチを用いてオフセ7トキャンセル機能が付加されてい
る。今オフセットコントロール信号OCが1になったと
すると、スイソチ83と84がオンで、85と86がオ
フとなる。オフセントコントロール信号OCが0の時に
は、データ入力部42、データ入力端子DATA − 
INFtlTに入力電圧が与えられ、それに対応する乗
算!’!14.3の出力が抵抗Rを介してキャパシタC
に入力される。この時,スイソチ85.86がオンであ
り、キャパシタCの極性はオペアンプの一端子に接続さ
れている側かー、オペアンプ102の出力に接続されて
いる側が十である.次に、゛オフセントコントロール信
号OCが1である場合にはデータ入力は強制的には0に
される。この場合、正負切換回路42及び乗算部43の
D/Aコンバータ53を介してもしオフセソトがなけれ
ば、D/Aコンバータ44の出力はOボルトとなる。し
かし、オペアンプ49、103、71、102があるた
めにオフセット’K圧が生じ、そのオフセソト電圧が加
算部44のキャパシタCに蓄えられる。この場合、前の
オフセントコントロール信号OCがOである場合と違っ
てスイソチ83.84がオンとなり、キャパシタCの+
−の極性は逆転する。そのため、入力信号が入力された
時に生じるオフセソト電圧はオフセソトコントロール信
号OCを1にすることにより、キャパシタCの極性が変
わり、結果として、オフセットがキャンセルされること
になる。本発明では、このように、キャパシタCの極性
の反転を用いて等価的にオフセットキャンセル機能を有
するように構成されている。なお、スイッチ87はリセ
ソト信号によって制御され、処理開始時にリセソト信号
が与えられた場合に、キャパシタChの電圧を零にし、
加算部の出力を強制的に0にリセソトするものである。
このOC信号も位相制御されているものとする。
加算部44の出力はサンプル/ホールド回路45の入力
となる。サンプル/ホールド部45では、位相制御され
たサンプル/ホールド制御信号s/H outが1であ
る場合に、スイッチ8日を介して加算部44の出力がキ
ャパシタChに蓄えられる。
S/Houc ts御信号が1である場合には、反転回
路94によってスイッチ90の制御信号はOとなり、キ
ャパシタChの一方の端子はグランドに接地されず、ス
イッチ91がオンになることによりユニットの最終出力
信号がそのスイッチ91を介してキーヤバシタC5に入
力される。すなわち、その時の最終出力信号がオペアン
プ96の出力端からフィードバックされてキャパシタC
転の下側に与えられる。従って、キャパシタCには、加
算部44の出力から最終出力信号の値を引いた電圧が保
持される。一方S/H.utI1御信号が0のときには
、人イ7チ89と90がオンし、キャパシタChの下側
はグランドとなり、結果としてキャパシタCに蓄えられ
た電圧、すなわち加算部44の出力から最終出力値を引
いた電圧値がスイッチ89を介して1倍のオペアンブ9
3の十側に入力され、そしてこのオペアンプ93はバッ
ファとして働いて、オペアンプ93の出力がシグモイド
関数の入力となる。また、S/H..LI1御信号が1
のときスイッチ88がオンし、キャパシタcbには加算
器の出力値と最終出力値との差の電圧が蓄えられている
ときには、スイッチ92がオンしている。そのためオペ
アンプ93には0ボルトが強制的に入力される。この時
にシグモイド関数46及びオベアンプ96,アナログス
イッチ100を介してオフセット電圧ΔVがスイッチ9
1を介してC,の下側に入力される。したがってS /
 H .,,制御信号が0の時点、すなわちスイッチ8
9がオンでスイッチ92がオフである場合には、C,に
蓄えられた電圧、すなわち(加算部の出カーオフセット
電圧Δ■)がオペアンプ93とシグモイド関数46を介
して最終出力になるが、S / H ...信号が1に
なると、この時に生成されるオフセット電圧もΔVであ
るから結果として、オフセット電圧かキャンセルされる
ことになる。
シグモイド関数を生成する非線形関数部は非線形回路選
択制御部があり、位相制御されたSelSig信号を1
にするとスイッチ95がオンし、シグモイド間数の出力
が次段に入力される。しかし、SelSig信号が0の
時には反転回路97を介してスイッチ98の制御信号が
1となってそれがオンし、シグモイド関数の出力はカッ
トされる.すなわちSelSig信号が0の時には、サ
ンプル/ホールド部の出力電圧がシグモイド関数を介さ
ずに直接オペアンプ96に入力される。オペアンプ96
は本質的には出力を一端子に直接帰還する1倍のオペア
ンプでバッファの働きをする。すなわち出力インピーダ
ンスを0にするバッファとなる。
出力部47には時分割アナログ出力部64と出力制御部
63が接続されている。CSIが1のときにはスイッチ
99がオンで、スイッチ101もオンであるため、オペ
アンプ96の最終出力値がOAT^−01JTPIJ↑
に出力され、しかもその一端子にフィードバックされて
、オペアンプ96は1倍のオペアンプとして働く。それ
と同時に最終出力値がサンプル/ホールド部45にフィ
ードバックされる.一方、CSIが0のときインバータ
104を介してスイッチ100がオンになり、スイッチ
l01,99がオフになる。すなわちオペアンプ96の
出力はOAT^−OUTPUT線には出力されないこと
になる。しかし、スイッチ100がオンすることによっ
て1倍のバッファを形成するようにしているためオペア
ンプ96の電圧フォロア動作は破壊されることなく実行
される.出力部47は出力制御入力信号CSIによって
出力パルス電圧金伝達するかどうかを決める回路である
。このCSIをディレイ回路105を介してCSOとし
て出力し、層内の隣接するニューロチソブに対する出力
アナログ信号の時間タイミングを決定することになる。
このため、本発明では出力部47からのアナログ信号は
時分割で伝達されるため、バス上で他のニューロチ・ノ
ブからのアナログ信号と競合しない。
第5図は第4図において、オフセ・ントキャンセルOC
をOCO、OC1、サインSIGNをPN,−PN、サ
ンプル/ホールドSHをSHl.1、SHIO、サンプ
ル/ホールドS / H outをSH21、SH20
、シグモイド選択信号SelSigをーSI CM,S
 I GM,ディジーチ工−ン用信号CSI t− C
 S、一CSでの2信号で位相制御を実現する.すなわ
ち、1つのIll信号を、それぞれ正相を逆相の2信号
で構成しかつ位相をずらすことにより、これらの制御信
号の正相と逆相でml御される別のスイッチが同時にオ
ン状態にならないようにした信号にした場合の実施例で
ある。なお、D/Aコンバータ53の出力端に接続され
たキャパシタc”r 1抵抗R t はオペアンプ76
のフィードバソク信号を1〕/Aコンバータの演算速度
にあわせるためのものであり、DT+4−’Fには、D
/Aコンバータのディジタル入力が加えられる。
第5図で第4図と同一箇所は同一番号を付して説明を省
略する。
第6図は、本発明の可変積分パルスによる誤差方式に基
づく猜分器におけるタイミング図である.データクロソ
クDCLKと貢みクロソクWCLKは基本的な動作クロ
ックで、データクロソクDCLKのハイ状態の半周期間
に高速なmみクロソクWCLKが出力される。重みクロ
ツクWCLK(ii号は重みシリアルデータを取り込む
ための同期クロソクである。データクロックDCLK信
号はアナログ入力信号に対する処理を行うための基本ク
ロソクである.同期信号SYNCは各層において一層内
の各アナログニューロンブロセソサANPの同期をとる
同期信号である。積分器の出力電圧の変化は下の三角形
で示された部分の波形で示される。積分波形は、サンプ
ル/ホールド制御信号S H (7) ハ,I1/スで
fillmされ、このパルスがハイの間、積分の動作を
実行する。すなわち、積分器のキャパシタCに対する充
電を開始し、このサンプル/ホールドw4rII信号S
l{のバルスがハイの間は、このキャパシタに徐々に電
荷が蓄積されて電圧は上がるが、サンプル/ホールドt
ilflm信号SN{のバルスがロウとなって遮断され
ると、充電動作を停止する。従って、この積分時間範囲
でのチャージ分だけが意味を持ち、このサンプル/ホー
ルド制御信号のパルス幅をコントロールして積分時間範
囲を縮めたり延ばしたりすることで、入力は同じ電圧だ
が、積分結果としてでてくるものは、サンプル/ホール
ド制御信号のパルスの幅によって比例配分された電圧、
すなわち、入力電圧に積分ゲインを掛けたものとなる.
すなわち、サンプル/ホールド制御信号S/Hのパルス
幅がPのとき、キャパシタCに充電される電圧は■.で
あり、サンプル/ホールドMm信号S/Hのパルス幅W
のとき充電電圧はv.′となる。
サンプル/ホールド?r4御信号S I{が下がり、ス
イソチング制御より積分器のキャパシタの極性が変わり
、オフセット分が加算されている積分出力は反転する。
そして、オフセットコン]・ロール信号OCがハイ状態
でサンプル/ホールド制御信号S Hが再び立ち上がる
と、オフセソト電JE V ,(vi= ’ )がその
キャパシタに加算され、S t{ (ffi号が立ち下
がった時点では、結果としてオフセット分がキャンセル
された積分出力値V,−V.(V.  ′−Vb  ′
)を極性をもどしてサンプル/ホールドされる。
積分時間を可変とする理由はいくつかある。〜イB44
42のANP内の乗算器は固定小数点演算方式のD/A
コンバータである。ここで固定小数演算は、小数点の位
置が固定され、有限桁で表す数字表現である。固定小数
点方式を用いると、例えば、数値ビットがlO桁あった
うちの1番左端の桁の左に小数点を置《と、1以上の数
字が表現できなくなる。つまり、乗算器では、入ってき
た電.圧に1以上のものをかけることができないことに
なり入って来た電圧を2倍にして出すということができ
なくなる。入ってきた電圧よりも小さくすることはでき
るが、1以上にコントロールすることはできない。また
、小数点の位置を下げれば、2まで表現でき最大2であ
って、3以上のものは表現できなくなる。そこで、固定
小数点の位置に対応して、積分器のゲインをコントロー
ルする必要がある。また、入力電圧数が沢山あった場合
には、逐次にこれらを加えていくと積分器でオーバフ口
一をおこす。このときには、積分器の方で積分時間をコ
ントロールするようにすればよい。つまり本発明では、
単に重みデータだけで調整できない場合、このS/Hバ
ルスをコントロールし稜分区間を変化させ、等価的に積
分のゲインをアダブティブに変化できるようにする。こ
のことで、例えば、積分のオーバフローを防ぐことが可
能となり、かつ等価的に重みデータのビット数を多《す
ることが可能となる. ここで、自分がアナログ入力電圧を受け取る場合、送信
側のニューロン数が多いと、重みデータの数は多くなる
。すなわち、自分から見て、1つ前の屑のニューロン数
が沢山あると、そのニュー口ン1個、1個に対して重み
が決まるので、重みの数と自分の前に見えているニュー
ロン数は同じとなる。しかし、重みの数と、自分の目の
前に゛見えているニューロン数とは必ずしも一致しない
構造になる場合がある。それは、スレッシュホールドを
コントロールするために常に1を出すようなダミーニエ
ーロンが存在する場合である。また、このダミーニュー
ロンに重みを設けておくことによって、非線形関数を横
方向にスライドすることができる。このダミーが前層に
あるとすると、次の層からみると、入力電圧の数はダミ
ーを,含めた合計数となる。
このように、本発明による積分時間可変方式を用いると
アナログ積分のオーバフローがおこることを避けること
ができる。
さらに、次のようなことも可能となる。積分器自身の時
定数RCは外付け部品で作るので、そのRやCの素子の
精度がばらつくという問題がある。
積分時間を同じにしても、遣うニューロチップでは違っ
た電圧がでることがあり、ごく微小であるがそのバラッ
キによる出力電圧の差を修正する必要がある。つまり、
本発明では、意図的にサンプル/ホールド制御信号SH
のパルスを延ばしたり、縮めたりしてすべてのニエーロ
チップが同じ積分ゲインを持つようにする。例えば、同
じ入力が入ったときに積分出力が同じ電圧になるように
デジタル111手段によって、tuiパターンメモリの
内容を修正し、サンプル/ホールド制御信号SHのパル
ス幅を調整する。
本発明では、このように、素子レベルで電圧誤差を持っ
たときにそれを吸収し、かつアナログ電圧の飽和による
致命的な問題を回避することが可能となる。重みデータ
はネットワーク全体に波及するところから決められるが
、本発明では、それ以外のローカルなパラメータによる
誤差は、できるだけ素子の身近なところで、ローカルに
吸収する。
次に、階層型ニューラルネットワークを説明する。第7
A図は階層型ネットワークの概念図である。階層型では
左側の入力層の入力ノード110から入った入力データ
は順次右側の方向に向かって1方向にだけ処理されてい
く。中間層の各二エーロン112は、ダミーノード11
1を含む前の層の出力をそれぞれ層内の完全結合で受け
るようになっている.入力層に例えば4個の入カノード
110があると、それにダミーノードl11の1個かた
され、中間層の各二エーロン112からみると入力層は
5つのニューロンに見えている。ここで、ダミーノード
111とは、スレッシュホールドをコントロールするも
ので、積和の結果Xのシグモイド関数 の値Xに一定値−θを加えることによりX軸の正方向に
シフトさせた値f  (X−θ)にするものである。こ
れはダミーノード111に対応する重みをニエーロン内
で変えることと等価であるが、後述するマックスバリュ
ーノード回路を用いて、一定値θを生成している。この
ように、ダミーノードに対する重みを用意しておけば、
閥値を重みで表現することができる。そして出力層のニ
ューロン112から中間層はニューロンが4個あるよう
にみえる。入力層に加えられた入力データは、中間層ニ
ューロン112、出力JIニューo ン1 1. 2で
重みデータを用いてそれぞれ積和演算を施され、結果と
L7て出力データを発生する。
第7A図に示した階層型構造のものを本発明のANPを
用いて実現すると、第7B図のように、各層間、つまり
入力と中間層との間、中間層と出力層の間、出力層の出
力にそれぞれの独立のアナログバスBl.B2.B3を
設けることになる。
縦方向のANPは全部並列に実行できるという構造にな
る。出力層の出力にはサンプルホールド回RSHを付け
る。
第8図は階層二エーラルネットワークを実現する本発明
のニューロコンピュータのブロック図である。ニューロ
チップからアナログニエーロンブロセソサANP1〜5
を各層に並列に配置し、各FJIJIに独立にアナログ
バス(Bl,B2,B3)を設ける。同図において、A
NPI,2.3で中間層を形成し、ANP4.sで出力
層を形成する。
また、入力段のANPはなく、入力側にはアナログ入力
信号をタイミングよく入力するためのディジー回路17
1.172が存在する。S / Hで示す回路はサンプ
ル/ホールド回路173,174である。ANP1〜5
にはそれぞれ二1ンl・ローノレ川のロジソク信号が必
要であるので、マスクコントロールブロソク(MCB)
181から各層に多くのt,l御信号線を送り込む。デ
ー=タクロツタDC、1, KはすべてのANPの入力
側のディジー回路l71と172に与えられ、アナログ
処理の基本クロックとなる。重みクロソクWCLKもす
べてのANPと入力側のディジー回路171,1.72
に与えられ、重みデータ用の高速クロソクである。
重みメモリブロソク185,186から各A N P4
,5及びANP1,.2.3にはその重みクロソクWC
LKに同期して重みデータが入力される。
また、同期信号SYN’CIは中間層のANPに与えら
れる層の同期クロックで同期信号SYNC2は出力層の
ANPに与えられる層の同期クロソクである.SH1と
OC1は中間層のANPに対するサンプル/ホールド制
御信号とオフセットコントロール信号、SH2とOC2
は出力層のANPに対するサンプル/ホールド制御信号
とオフセ・ノトコントロール信号である. 左側のブロックであるディジー回路17’l,172は
、入力層に相当する入力側回路である.入力ノード、つ
まり入力層内のニューロンを実現するために、アナログ
信号を時分割でANPが出すのと同じタイミングで、ア
ナログ入力ボートO,lより与えられるアナログ入力信
号を回路内に入力しなければならない。つまり、出力層
からみれば、出力層のANP4.5は前の中間層のAN
P1.2.3からアナログ信号をアナログバスB2を介
して時分割で受けることを基本動作としている。これと
同じ関係が中間層と入力層にも存在しなければならない
。入力層と中間層の関係は、中間層のANPから見ると
その前に入力層のANPがあるように見えなければいけ
ない。このことは、中間層のANPがアナログバスB2
にアナログ信号を出力するタイミングと同じ機能でアナ
ログ入力ポート0,1からのアナログ入力信号に対して
も決まった規則でアナログバスB】に出力しなくてはな
らないという制約がある。即ちアナログ入力ボート0,
lからの入力信号はアナログバスB1に時分.割に乗っ
てくる。アナログ入力ポートOからのアナログ信号は、
適当なタイミングでアナログバスB1に乗るが、そこに
出力した次のタイミングで、アナログ入力ポート1から
の次のアナログ入力信号が同じアナログバスB1に乗る
。この同期をとるために一定のタイミングで出される入
力制御信号CSIをディジー回路171が入力し、一定
時間後に、その回路から出力v4御信号CSOが出され
る。このCS1はマスクコントロール回路181のCS
Oiから出力される。ディジ一回路171,172は一
種の遅延回路である。
各ディジー回路171はマスクコントロール18lから
入力詞御信号CSTを入力すると、自分は縦方向に隣接
する次のディジー回路172に対して、アナログ入力ボ
ート1のアナログ出力信号を出すように、CSO信号を
次に渡すことになる。
この動作をディジー制御と呼ぶ。
マスクコントロール回路181のCSOlが立ち上がる
と、スイッチ175がオンし、サンプル/ホールド回路
173に保持されているアナログ入力ボートOのアナロ
グ入力信号はアナログバスB1に乗る。csoiはディ
ジー回路171のCS■であるから、これが立ち下がっ
てから一定時間後にCSOが立ち上がる。これはディジ
ー回路172のCSIであると同時に、スイッチ176
を制御してオンにさせるので、サンプル/ホールド回路
174に保持されていたアナログ入力ポート1のアナロ
グ入力信号をバスBlに乗せる。階層構造になった本シ
ステムでは、このディジー制御が必要となる。つまり、
アナログ入力信号に対してアナログ入力ボート0からサ
ンプル/ホールド回路173を介してアナログバスBl
に出力すれば、次にアナログ入力信号に対してアナログ
入カボート1からサンプル/ホールド回路174を介し
て同じアナログバスBlに出力させることになる。中間
層の各ニューロンでみているとアナログ入力ボートOの
アナログ入力信号とアナログ入力ボートIからの次のア
ナログ入力信号とは時分割で逐次に入ってくる。
各ディジー回路171,172は、アナログバスBl上
のバス競合を防ぐために、入力制御信号CSIを特定の
時間だけ遅延させて出力制御信号CSOを出す。
中間層においても、マスクコントロールブロック181
からの出力制御信号CSO2をCSIとして受けるAN
PIがアナログ信号を出力したら、CSOをCS夏とし
てANP2に渡すと、次にANP2が出力する。ANP
2のCSOをCSIとして受けるANP3が次にアナロ
グ信号を出力すことになる。要するに、ここではANP
I,2.3の順に出力し、中間層のディジー動作が終わ
る。
これと並行して全ての動作を管理しているマスクコント
ロールブロック181は、出力層のANP4にCSO3
を与えるとANP4が出力し、出力完了後、ANP4が
ANP5にCSOを与えるとANP5が出力する。
出力層のANP4.5からの出力は、それぞれマスクコ
ントロールブロック181からCSO3借号及びANP
4からのディジーチェーン用出力制御信号CSOによっ
てそれぞれサンプル/ホールド回路177、178でサ
ンプル/ホールドされる。この出力電圧は、アナログ出
力ボート0,lからアナログ出力信号として出力される
他、アナログマルチプレクサ179で選択された後、A
/Dコンバータ180でA/D変換され、MPU182
、メモリ183、通信インタフェイスl84から構成さ
れるディジタル制御手段に入力される。そして、MPU
182で例えば学習時に与えたMPLI内に蓄えられた
教師信号と比較し、所望の出力信号であるかのチェック
を行い、この結果に基づいて後述する重みメモリの重み
データを変更する。マックスバリューノード回路187
はマスクコントロールブロック181からダミーノード
制御信号DCSI,DCS2が出力イネーブル1及び2
に加えられるとともに、出力端子はアナログバスBl,
B2に接続される。
第9A図は第8図に示した実施例にかかる階層型ニュー
ロコンピュータのタイミング図である.各層別に゜その
tug信号線が抜き出して書かれている。まず基本的な
動作クロンクであるデータク口ツタDC.LKと重みク
ロックWCLKは同一層のすべてのANPや入力側のデ
ィジー回111?t,172に同時に入る。
重みクロックWCLKは、重みのディジタルデー夕をシ
リアルで送り込むためのシリアル同期パルスで、重みメ
モリブロックから重みを読み出すための同期クロックで
ある。どのタイミングで、入力データを取り込むかはそ
れぞれの$1f1信号で規定する。まず第9A図のタイ
ミングチャートにおいて、CS01はマスクコントロー
ルブロック181から出力されるディジーチェーン用M
rB信号CSO 1、すなわちディジー回178171
へのディジーチェーン用制御信号CSrである。ディジ
一回路171において、CSiが1番目のアナログ入力
信号をアナログ入力ボート0からサンプル/ホールド回
路St{173を介してアナログバスBlに出力させる
。すなわちタイミングチャートの■においてアナログ信
号をアナログバスB1に出力させる。この瞬間に、アナ
ログバスBl上に電圧が乗り、ANPI,ANP2,A
NP3はこのアナログ信号に対して並列に積和演算を行
う。
そのCSOがディジー回路171を通過し、CSOが立
ち下がってから所定時間後に次のCSTがのに示すよう
に立ち上がり、ディジー回路172にそのCSIが入る
。次のCSIは入力層の2番目のディジー回路172に
入る制御信号である。
そしてCSIがハイの間にアナログ入力ボート1からア
ナログ入力信号をサンプル/ホールド回路SH174を
介してANPI.ANP2.ANP3に入力し、ここで
積和演算を行う。マスクコントロールブロック181か
らのDCS 1は、ダミーノードへのml御信号である
.各層とも入力の偽にダミーノードからの信号があるの
で(ニューロンノード数→−1)個のノードの形態であ
り、入力層では2入力であるが、各中間層の八NPから
みると3入力であるように見える。これを時間的に説明
すると、2つのCSIと1つのDCSIで1つのブロソ
クとなるTAtl信号である。入力のサイクルは、最初
のCSIから始まり、DCS 1のダミーへの入力で終
わる。ダミーノードはマノクスバリューノード回路18
7であり、その回路はDOSlが入力されている間アナ
ログバスに固定されたある閾値電圧を出力する。すなわ
ち■で示すようにDCS Iが立ち上がってからこの電
圧が出力されている間、中間層の各ANPは通常の入力
と同様に積和演算を行って、その固定電圧が前の2つの
アナログ入力信号の積和演算されたものの結果に加えら
れることになる。すなわち、掛け算後、足し算を実行す
る。SYNCIは、CSOIが立ち上がる前のDCLK
の立ち下がりでハイとなり、DCS 1が立ち・上がっ
てから次のDCLKの立ち下がりでロウとなる。これは
入力層の同期をとる信号である。WCLKが入力されて
いる間でアナログ入力と重みデータの掛け算が行われる
.中間層のANPに入るサンプル/ホールド信号SH1
には、2つの山Ml,M2が出力されているが、最初の
山Mlの少し前で積をとり山の部分で和を生成し、ホー
ルドする。そして、次の山M2でオフセット電圧Vb 
 (第6図参照)を差し引いてサンプル/ホールドする
。このような処理を入力されるすべてのアナログ信号に
ついて順次繰り返し行い、積和の計算が終わる。この場
合はダミーを含めて中間層の各ANPは積和演算を3回
実行する。これで中間層の各ANPの処理は終わり、3
入力に対する積の加算までが終了する。
また、タイミングチャートに於いてDCS lが立ち下
がった直後のDCLKがハイのとき、アナログ2カボー
ト0、l,ダミーノードから3つの信号について積和演
算した結果が各ANPI,2.3のキャパシタ(第4図
、サンプル/ホールド部45内のch)にホールドされ
る。このような動作が基本的に繰り返されることになる
が、中間層と出力層との間にあるアナログバスB2にA
NP1の出力信号をいつ出力するかということはマスク
コントロールブロソク181から出されるCS02の信
号の立ち上がりで決まる。
SHIの下に示したオフセントコントロール制御信号O
CIはANPの内部においてオフセソトキャンセルを行
う.すなわち各ANPは内部的にオペアンプを含むアナ
ログ回路であって、回路自体がオフセントを持っている
ため、このオフセソトをキャンセルするための制御信号
がOC信号である。OCIに示されるように積和の演算
が1つL行される毎に1つのパルスが出され、内部にお
いてオフセソトキャンセルが実行されている。タイミン
グチャートでは■で示すようにCSO2が立ち上がると
ともにA.NPlからアナログバスB2にA.NPlに
ホールドされていた信号が出力し、CSO2がハイの間
に出力層のANP4が積和演算を行う。■で示されるC
SO2の立ち上がりはその前の入力結果の積和の結果を
出力するタイミングである。
次に、第9図を使って中間層と出力層との間のタイミン
グを説明する。
なお、同図において、中間層からのディジーチェーン制
御信号の出力■,■,■,■及び出力層からの出力■.
■に同期してアナログバス上にあらわれるアナログ信号
は上述した入力層からのディジーチェーン制御信号の出
力■,■.■に同期してアナログバス上に入力されるア
ナログ信号に対して■処理サイクル前の結果が現れるこ
とになる。バイブライン処理の実行は後で説明するが、
タイミングチャートの■で示されるCSO2の立ち上が
り時において、ANPIの出力が出される.■に示され
るCSO2の立ち上がり時にタイミングチャートSH2
の信号を見るとパルスが2つ出されている。SH2信号
は第8図のブロック図において、出力層の第1番目のA
NP4に入力されている.すなわちSH2信号の2つの
山のパルスにおいて、ANPJ内で和の演算が1つ実行
される。中間層には図に示されるようにANPI,2.
3の3つの中間層のニューロンがあるが、マックスバリ
ューノード回路187によるダミーノードが1つ加えら
れ、合計4つのニューロンがあると仮定ざれている。従
ってSH2信号の山2つのパルスが■の部分から見て4
回出力されており、このSH2信号の4組の山のパルス
で中間層のアナログ信号がANP4に入力され積和が演
算される.この動作は当然、中間層のANPが入力信号
に対して積和演算をしているタイミングと同時に行って
いることになり、これはパイプライン処理となっている
。CSO2の下の信号は中間層にあるANPIのCSO
の信号で、これは同じ中間層のANP2に対するCSI
である。これが■で示されている部分である。その下は
ANP2のCSOでその下はANP3のCSIでこれが
■である。その下がANP3のCSOであり、その下の
■がダミーノードのCSIであってこれはDCS2、す
なわちマスクコントロールブロックから出される信号で
ある,CSIで見ると■,■,■,■の順序でそれぞれ
中間層の.ANP1,ANP2,ANP3、そしてダミ
ーノードのマックスバリューノード回路187に入力さ
れる。この間S H 2信号は2つの山を持つパルス信
号を4つ出している。
すなわち、ANP4の出力層のニエーロンは入力アナロ
グ信号と重みとの積を4つ分加えることになる。■の部
分でANPIにCSIが入力している時にはANPIか
らアナログ信号が中間層と出力層の間のアナログバスに
信号が出され、これがANP4に入力される。そしてこ
の時、対応する重みデータがANP4に入力され、それ
と共に積が実行され、S H 2信号の第1の山で加算
され、第2の山でサンプル/ホールドされる。そしてζ
の計算が終わると、ANPIからCSOの信号が立ち上
がり、これがANP2のCSIとなる。これが■の状態
であり、この時重みデータとアナログバス上のデータと
が掛け算され、和が計算される。■が立ち下がったあと
所定時間後にANP3へのCSlがハイとなり■で示す
ようにANP4で積和演算が行われる。このような積和
の演算がANPA内で計算され、■のところでマックス
バリューノード回路187から出力.される固定電圧が
ANP4に入力され、これが内部のいままで蓄えられた
積和に加えられることになる。
以上の動作は出力層のANP5に対しても並行して行わ
れる.ここに同時処理がある,ANP4で計算された積
和演算の結果が出力層に接続されたアナログバスB3に
出力されるタイミングはマスクコントロールブロック1
81から出されるCSO3の立ち上がりである.マック
スバリューノード回vs.187がアナログバスB2に
出力するための制御信号がDOS2であって、これが■
に対応する。このDCS2までは中間層における計算結
果を出力するまでの動作である。タイミングチャートの
これよりも下に書いてある信号に対しては同じような動
作であり、中間層とカスケードに接続された出力層側の
動作を規定する信号パルスである。CSO3が立ち上が
ると、ANP4で計算された積和演算の結果が出力され
ることになる。
出力層ではANP4、ANP5の2個が出力される。な
お、例えば■のCSO2の立ち上がりは、ANPIに入
る信号で、この立ち上がりはDCLKよりも遅れている
。これはアナログ入力信号とディジタルロみデータとの
積演算を行う場合、WCLKでディジタルデー夕を読み
込む時にシリアルであって、これを内部でパラレルに変
換するディジタルデータの読み込み時間とアナログ入力
信号がD/Aコンバータすなわち乗算処理部に到達する
までの時間を考慮してCSO2の立ち上がりを遅らせて
いるからである。すなわち、最初の頭の部分でズレてい
るのは、データの呼び出し、つまりシリアルデータの読
み込み時間が含まれている。データがセットし終わるの
はDCLKの立ち上がりから、しばらくたった時間すな
わちWCLKで16サイクル後である。アナログ乗算の
開始時間はCSO2が立ち上がってからWCLKで8サ
イクルたった後である. 第10図は、ディジタル重みデータの続み込みタイミン
グを示すタイミングチャートである。同図において、マ
スタクロックMCLK,同期信号SYNCS重みクロッ
クWCLK,データクロックDCLK、実際の重みデー
タWDATAが示されている.重みデータWD八TAは
重みメモリからピントシリアルで読み出され、16ビ・
ノトがシリアルに一入力される.Sはサインビソトで、
B14〜BOまでが数値ピントである。同図において重
みデータWDATAのB8、B7,B6の部分が重みク
ロックWCLKとの対応として図の下方に拡大された形
で表現されている.重みクロソクWCLKは周期が25
0 nseeでデューティ比50%になっている。WC
LKe立ち下がりからシーケンサ内部にあるアドレス更
新用のカウンタの伝播遅延時間後に爪みメモリにアドレ
スが与えられる。即ち重みメモリ (RAM)のビソト
nのアドレスは瓜みデータWDATAのビット7が格納
されているmみメモリのアドレスである。このアドレス
が確定した後、tAA時刻後にビット7が読み出されて
いる。ビット7からビント6への変化は重みクロックの
次の周期への変化によって決まり、ビット6は次の周期
で読み出されている。重みデータの16ビットはANP
に入力され、ANPに入力されるアナログ電圧との積が
内部のD/Aコンバータによって計算されるので、アナ
ログ電圧の入力開始は、データクロソクDCLKからの
立ち上がりからずっと後に入力される,即ち、アナログ
入力電圧は入力されてからD/Aコンバータに到達され
るまでの時間があるのでその時間とディジタル重みデー
タが内部にセットされる時間とを刊御し、重みデータの
到着時間とアナログの到着時間がちょうど一致するよう
にアナログ電圧を入力する必要がある。
例えば、アナログ入力電圧の立ち上がりは、重みデータ
のB7あたりから立ちあげ、重みデータのBOが入力さ
れ、その後すべての重みデータが内部で確定した頃にそ
のアナログ値との乗算がスタートするように時間の制御
をとる必要がある。
そして加算はDCLKが次にロウになる期間で行われる
ANPの動作時間は、SYNC信号とWCLK、及びデ
ータDCLKで規定される。そしてアナログ入力電圧は
ANPの入力端子からディジタμ・重みデータと積を実
行するD/Aコンバータ迄の電圧到達時間等にかなりの
時間誤差があるので、マージンを見込んでCSIの立上
りはDCLKの立上りより遅れたところから始まること
になる。
11lA図はマスクコントロールブロソク181の構成
図である。マスクコントロールブロソク181はすべて
の制御信号を総括する部分である。
主要な構成要素は外部パスインタフェイス回路200、
i[lIパターンメモリ201及びマイクロプログラム
シーケンサ202とマイクロコードメモリ203、アド
レス作成部204である。外部パスインタフェイス回路
200は、MPU等に接続するためのインタフエイスで
アドレス線205、データ線206及び制御信号線20
7に接続されている.外部パスインタフェイス回路20
0の上位アドレス比較回路208、レジスタであるD−
FF209はそれぞれMPLJ等から与えられる」二位
アドレスをデコードし、上位アドレスが予め定められた
番地である場合に、下位アドレスとデータをそれぞれD
−FF209,211にタイミング回路214からのラ
ソナ信号をトリガとしてセットする。そのアドレスとデ
ータはそれぞれバスドライバ210と212を介して、
内部アドレスバスと内部データパスを介して内部に入力
される。
そのアドレスはマイクロコードメモリ203を参照して
、マイクロコードをデータパスを介してMPU側から書
き込む場合等に利用される。また下位アドレスはバスド
ライバ210を介してマイクロコードアドレスをマイク
ロブログラムシーケンサ202にも渡され、MPU側か
らの特定なアドレスで制御パターンメモリ201を参照
できるようにしている。
MPUあるいは主記憶からのデータはデータ線206を
介してD−FF211にラッチされた後、バスドライバ
212を介してマイクロコードメモリ内のセバレー} 
I/ORAM2 1 3あるいは、制御パターンメモリ
201内のセバレー}I/ORAM215,216に加
えられる.MPU或いはメモリからのデータストローブ
信号が制御信号線207を介してタイミング回路214
に加えられるとアクノリッジ信号を返送する通信方式で
、アドレスやデータの送受信に関する制御が行われる。
タイミング回路214はD−FF211,D−FF2 
0 9へのラッチタイミングやWR信号を介してマイク
ロコードメモリ203,ml御パターンメモリ201へ
の書き込みタイミング等を制御する。
第9図のタイミングチャートに示されるようなニューロ
チソブに与える複雑な制御信号の′l”″0”パターン
は、制御パターンメモリ201に1周期分格納され、そ
の1周期分のパターンをマイクロブログラムシーケンサ
202の制御に従って制御パターンメモリ201から読
み出すことによって生成する。例えばリセット信号Re
set ,データクロックD C L K.重みクロッ
クWC L K,CSOI,CSO2,CSO3やSY
NCI、SYNC2、SHI,SH2、OCI,OC2
等のIIJ御信号はセパレートI/ORAM2 1 5
から続出され、パターンに付随する制御情報つまりシー
ケンス制御フラグは第2のセパレートI/ORAM21
6から読み出される。例えば制御パターンメモリ201
は1000110001というバタ一ンが格納されてい
る場合には、“l,0”ビソトのパターンであるから、
この@1.0″ビットのパターンを繰り返すように制御
パターンメモリ201のアドレスを制御すれば、このパ
ターンの繰り返しがtJfllパターンメモリ201か
ら読み出されることになる.すなわち制御信号のパター
ンは非常に複雑なパターンであるので、これらのパター
ンを予めこのセパレートI/ORAM2 1 5に格納
しておき、そのセパレートI/ORAM215のアドレ
スをマイクロプログラムシーケンサ202の制御に従っ
て指定することによって順次そのビットパターンを出力
する構造になっている.よって、幾つかの同じパターン
を繰り返ずことになるので、その繰り返しをどのように
実現するかはアドレス制御に従う。この1周期分のパタ
ーンをオリジナルパターンと呼ぶことにする。オリジナ
ルパターンを繰り返すためには、マイクロブログラムシ
ーケンサ202に制御パターンメモリ20lからの特定
な情報をフィードバックする必要がある。すなわち第2
のセパレートI/ORAM216内のシーケンサコント
ロールフラグを条件入力としてマイクロプログラムシー
ケンサ202に入力することにより、マイクロプログラ
ムシーケンサ202は第1のセパレートI/ORAM2
15内のオリジナルパターンの入っている先頭アドレス
に戻るように制御する。このことにより、オリジナルパ
ターンの繰り返しが実行される,すなわち、マイクロプ
ログラムシーケンサ202はその条件が満たされるまで
汎用ボート出力線202−1を介してセパレートI/O
RAM2 1 5へのアドレス信号を逐次に生成する。
通常はこのアドレスはインクリメントされるがオリジナ
ルパターンの最終になったという条件が満たされると、
そのオリジナルパターンが格納されている先頭アドレス
に戻るようにする。結果として特定なパターンが繰り返
しセパレートI/ORAM2 1 5から制御パターン
が出力される。
第11B図は、マスクコントロールブロック18lを制
御するメモリ201及び203内の情報の相互関係であ
る。同図において、Illglパターンメモリ1が第1
のセパレートI/ORAM2 1 5に相当し、制御パ
ターンメモリ2が第2のセバレト!/ORAM2 1 
6に相当する。マイクロコードメモリ203内には、シ
ーケンサ202の制御コードが記憶され、主に、Jum
p命令とRepea t命貨が格納されている。アドレ
スの増加方向にみて、特定なアドレスにRepea t
命令があり、この反復命令に従う制御パターンメモリ内
のパターン1の繰り返し数は制御パターンメモリ2の対
応するアドレスに格納され、例えば「10」であるとす
れば、10回の反復を実行することになる。このように
して、アドレスが増加し、マイクロコードメモリノJu
ip命令に来たときに、マイクロコードメモリ203内
の第2のJumpで500Hに飛び、Pattern2
を出力する。Pattern 2を5回繰り返すと、マ
イクロコードメモリ203内の第3のJumpで、再び
’IOOHJに飛び、Pattern 1を出力するこ
とになる。このようにして、オリジナルパターンが繰り
返されて、制御パターンメモリ1から読み出される。
?の制御パターンメモリ201を参照するアドレスの読
み出しクロソクに同期してW C L Kが作られてお
り、重みメモリ185,186からW CL Kに同期
して情報が読み出される。重みメモリ185、186へ
のアドレスはアドレス作成部204のアドレス1及びア
ドレス2から出力されるアドレス信号によってアクセス
される。アドレス1とアドレス2はそれぞれ、中間層と
出力層に対応して分離している。中間層にあるANPに
与えるべき重みデータはアドレス1によって指定される
重みメモリ185から読み出され、出力層へのANPへ
の重みデータはアドレス2によって指定される重みメモ
リ186から読み出された内容である。各アドレスは重
みメモリ185.186の内容が重みデータの各ピント
をアドレスが増す方向に1ビットずつ格納されているの
で、アドレスカウンタ217■ 218へのカウント制
御{ご号がマイクロブログラムシーケンサ202から与
えられる必要がある。そのアドレスカウンタ217,2
18によってこのアドレスがバスドライバ219,22
0を介して次から次へと重みメモリ185,186への
アドレス信号として、インクリメントして与えられる。
そして複数の重みデータがその重みメモリ185.18
6から読み出される.第1のセパレートI/ORAM2
 1 5からWC1= Kとマイクロプログラムシーケ
ンス202からのカウンタ制御信号がアドレス作成部2
04内のアンド回路221、222に加えられている。
カウンタ制御信号がハイのとき、WCLKによってアド
レスカウンタは更新され、WCLKの1〜16ビットま
ではアドレス力ウンタ21?,218をインクリメント
する。そして、残りのWCLK17〜26ビットに対し
ては、カウンタ制御信号をロウとすることによりWCL
Kをインヒビソトとしてアドレスカウンタ217,21
8のインクリメントを停止する。そして、SYNCI、
SYNC2に同期して、それぞれ力ウンタリセソト信号
をマイクロプログラムシーケンス202からアンド回I
m.221,222に送出して、アドレスカウンタ21
7、218をリセノ卜する。このことにより、重みメモ
リ185,186のアドレスを先頭アドレスに戻ス。な
お、マスクコントロールブロソク181から出力される
モード信号は、重みメモリの通常使用、すなわち重みメ
モリをMPUデータパスから切り離し重みデータをAN
Pに与えるモードと、重みメモリをMPUデータパスに
接続し、MPUから重みメモリを参照するモードを形成
するためのものである。
モード信号は、MPUからのデータの下位ビットが、下
位アドレスの1ビットとタイミング回路214からの書
込み信号からWRをアンド回路223にて生じるアンド
信号をトリガとしてフリソプフロソプ224にセソトさ
れることにより形成される。このモード信号がOのとき
重みメモリは通常使用となる。
書込み信号WRと内部アドレスバスの1ビットがアンド
回路223を介してフリソブフ口ノブ224のクロソク
端子に入力され、内部データパスのLSBがフリソプフ
ロソブ224のデータ端子に入力される。上位アドレス
を比較回路208でマスクコントロールブロック181
が選択されているかを判定し、選択されている場合、下
位アドレスとデータをDFF209,211に取り込む
.このような、インクフェイス動作はMPUに接続され
る他のデバイスに対しても同様に行われるがmみメモリ
は通常ANPに対し重みデータを供給しているので、M
PUのデータパスに直接接続するとバス競合が生じる。
これを防ぐために、内部データパスのLSBがフリソブ
フロソプ224に取り込まれた時はモードを1として、
重みメモリを後述するようにチップセレクトしないよう
にして、重みメモリからデータパス上にデータが生じな
いようにする。内部アドレスバスが所定タイミングにお
いて、内部アドレスバスによって、マイクロコードメモ
リ203と制御パターンメモリ20lのいずれかのアド
レスを指定し、そのアクセスされたアドレスに内部デー
タパスから所望のデータを書き込む.これにより、マイ
クロプログラムシーケンサ202やマイクロコードメモ
リ203、セパレートI/ORAM2 1 6に記憶さ
れたプログラムを変更するか、セバレー}I/ORAM
21−5に記憶された制御パターンを変更する。
第12A図はこの重みデータメモリ230のデータ格納
構成図である。同図において列方向の8ビットは同じア
ドレスに入った8ビットデータの情報であり、各ビット
は下からANPI,ANP2・・・ANP8に与えられ
る。行方向はアドレスが異なり、図に示すように左に行
くほどアドレスが増加する方向となっている。重みデー
タはサインビットを含めて16ビットであるからこれを
アドレスの小さい方向から大きい方に向かって格納する
。MSBは、サインビットで、それ以外の15ビットは
数値ピントである。マイクロプログラムシーケンサ20
2からアドレスがWCLKに同期してインクリメントさ
れると、重みデータの1ワード分、すなわち16ビット
がMSBから順にLSBまで読み出されることになる。
8個の複数のANPに同時にこれらの重みデータが渡さ
れる.このようにアドレスの増加する方向にデータが格
納される構造になっているため、この重みデ−タに対す
るアドレスのカウンタが必要となる。
すなわち、MSBからLSBの重みデータデー夕の1ワ
ード分がカウントされたら、1個分の重みデータになる
ようにカウントされる制御が必要となる。このtill
はやはりマイクロプログラムシーケンサ202で行って
いる。
第12B図は重みメモリブロック185,186具体的
回路である。メモリ230はMB 8 4 64A−7
0というRAMである。出力はANPI〜ANP8に対
応する8ビットである。基本的にMPUのバスから見た
バス信号線とマスクコントロールブロック181から見
えるアドレス1と2のどちらかを使う。アドレスlと2
は前述した第11A図のアドレス1と2である.このア
ドレスlと2はWCLKに同期してインクリメントされ
る形で入力される。8ビットのデータは同時に読み出さ
れ、各ビットはANPI〜ANP8に対して同時に与え
られる。
モード信号がOのときアンドゲート233を介して、重
みメモリ230はチップセレクトされ、このとき、マイ
クロプログラムシーケンサ202からのアドレス1.2
がマルチプレクサ234で有効となる。そして、重みメ
モリ230から重みデータがANP 1〜8に送られる
。一方、反転回路231の出力は、ハイであるからトラ
イステートバストランシーバ232はディスイネーブル
状態となって重みメモリ230の出力はMPUへと出力
されない. MPUに出力する場合には、モード信号を1にして、M
PUからの適当なアドレス情報によって、アドレスデコ
ーダ235を介してメモリ230をチップセレクトし、
メモリ230にMPUからアドレスを与える。モード信
号が1のとき、MPUバスへの読み出しまたはバスから
メモリ230への書き込みの制御すなわちリードライト
の方向は、MPUからアンドゲート236を介して来る
データ線の読み出し信号Read Signalによっ
て決められる。
次に学習のアルゴリズムについて説明する。
第12c図は本発明に利用されるバックプロバゲーシ1
ンという学習アルゴリズムのフローチャートである。学
習は次のように進められる。本発明のニューラルネノト
ワークすなわち、ANPの集合によって構成される階層
型ネットワークの入力に学習すべき完全情報がMPUか
ら図示しない入力制御回路を介して入力される。そして
、その入力信号は入力側回路、中間層及び出力層を介し
てネソトワーク出力にA/Dコンバータを介した#& 
M P Uに与えられる,MPLI側の主記憶内に学習
アルゴリズムが存在する. M P !....!内は
、教師信号を主記憶から取り入れ、ネソトワークの出力
と教師信号との誤差を調べる。もし、その誤差が大きけ
れば、MPUは、ネットワークが正しい出力を出す方向
に、ネントワークの接続の強さである重みデータを変え
ることになる。この重みデータは重みメモリ230を介
して各層のANPに加えられる。
重みデータが学習アルゴリズムによって更新される場合
、第12C図のバックプロバゲーシ8ン学習アルゴリズ
ムに従うことになる。学習アルゴリズムがスタートする
と、MPUは出力層の1..番目のニヱーロンANPL
は教師信号YI.と、現在の出力YLとの誤差を求めて
それをZLに代入する。出力YLは、ニューロンANP
, の出力であるから、例えばシグモイド関数を非線形
素子として使うならば、この非線形関数の出力値として
出されたものである。従って、ニューロンA N P 
+において、誤差ZI4を非線形関数の入力側に誤差伝
播する必要がある。誤差伝播を行う場合、,エネルギー
関数、すなわち誤差信号の2乗に1/2を掛けたエネル
ギー、すなわち EL  −1/2  (YL  −YL  )  ”の
非線形関数入力X,に対する偏分、7すなわちは次のよ
うに変形できる。
=  (yL 一Y.)  ・ f(XL )となる。
ここで、非線形関数f(X,)がシダモイド関数である
とするならば、 となる。一方、エネルギーELに対する重みWL5の変
分は次式で与えられる。
このシグモイド関数の微分r”(xL)を変形すると、 ?  ’  (XI.  )  =Yi.  (I  
 YL  )となる。これはフローチャートの82に示
されるVLである.従って、δすなわちエネルギーの非
線形関数入力XLに対する偏分はV,XZ.とな峠、、
すなわちS2に示されるULとなる.このエネルギーの
非線形関数入力に対する誤差分δをさらに中間層へ逆伝
播させる必要がある。
中間層の第K番目のニヱーロンをAkとする。
Akの出力はYヶとする。出力層のニエーロンANPL
の非線形関数入力XLはすべての中間層にある二1−ロ
ンの出力( y l  ・・YkMAX)までのそれぞ
れに重みW■を掛けた積和で表現される。
従って、XLの重みWいに対する偏分け?なる。すなわ
ちS3のTLヨは 9E. aWtm を表現しているもので、エネルギーの重みに対する偏分
である。従って、この’rtxを重みの変化分ΔWとす
ればよいが、収束を早めるために84に示されるII式
の第2項を加えて、次のような漸化式にして重みを修正
する。
ΔWLk=αTtr +β・ΔW,,lWL.=W, 
lI+ΔWLk ここで、α,βは定数である。今、出力層の特定なニュ
ーロンANPLに注目しているが、このANPLは中間
層のニューロンにすべて接続されているものとするなら
ば、各A N P tに対してKを1からKII■まで
繰り返す必要がある。これがフaWtm   ’aWL
 m   k ?ーチャートのR1に示す繰り返しで、中間層のニュー
ロン数K mmウだけ繰り返すことになる。この繰り返
しが終わると出力層の特定なニューロンANPLに対す
る逆伝播が終了することになる。
従ってこれをすべての出力層のニューロン(ANP.,
ANP2 ,  ・・・,ANPL.■)に対して行う
必要があるため、フローチャートのR2に示すように、
Lを1からLII.,lまで繰り返すことになる。すな
わち、最終出力層のニューロンの数L,■だけ繰り返す
ことになる。
次に今度は中間層から入力層に向かって学習することに
なる。アルゴリズムはほぼ同様であるが、誤差信号は教
師信号と出力電圧との差で表現できず、S5の式になる
.すなわち、Zllが中間層のK番目のニューロン、A
kの出力誤差信号に対応する項となる.これは次式によ
って明らかである。
?なる。従って、S5のZkのインデソクスしに対して
−1からしい■まで、すなわち出力の数だけ繰り返す(
R3)ことによって中間層の誤差信号分z,lが計算さ
れる。その後は中間層と出力層との間のアルゴリズムと
同じである。すなわち、まず、シグモイド関数の微分値
Vmを出し、それを用いてUII、すなわちエネルギー
の非線形関数入力に対する変化分を86で求める。S7
でそのUkを用いて入力層の出力、Y,との積Tkjを
求める。これを重み変化分の主要部として、S8に示す
ように収束を早めるための第2項を加えて、ΔWkjを
求め、前の値Wk ,にそのΔWkjを加えて新たなW
k,とする。これが重みの更新である。この重みの更新
を入力数J■8だけ繰り返す(R4).すなわちj−1
からj。.tまで繰り返すことによって入力層と中間層
の間の重みが更新されることになる。なお、S5の21
は中間層の出力の誤差信号に対応するものであって、こ
れは出力層のエネルギーの関数入力値に対する偏分UL
を後ろ向きに逆伝播した形で表現され、WLxは中間層
と出力層との重みが定まって初めて定まるものである。
すなわち重みの更新に対する計算は出力層のニューロン
A N P Lから始めて中間層のニューロンANPK
に移り、中間層のニエーロンAN P Kではその重み
変化分ΔWはその前段のΔWが決まらないと計算できな
いものとなっている。
従って最後の入力層まで遡って始めて計算が可能となる
ところからこの学習はバックプロバゲーシジンと呼ばれ
ている。
パックプロバゲーションによる学習は学習用のデータを
完全情報として入力し、結果を出力する前向き動作とそ
の結果のエラーを小さくするようにすべての結合の強さ
を後ろ向きに変えることになる。その為、この前向き動
作も必要となる。この前向き動作において本発明のアナ
ログニエーラルネットM%が有効に利用される。また、
出力値を逆伝播するアルゴリズムはMPUで実行される
なお、シグモイド関数でない非線形である場合には、そ
の非線形の微分値が異なる.例えばtanh(X)であ
るならば学習アルゴリズムは第120図のように、非線
形の微分結果は、出力層では■,=1−IYLIとなり
(32”)、中間層では■,=1−IYk I  (S
6’)となる。
その他は、第12C図と同じ参照符号をつけて説明を省
略する。
第13図は入力側のディジー回路173.174の構成
図である。図中240,241,242はDタイプのフ
リップフロップである。DCLK信号の立ち上がりでD
端子に入力されるデータをセットし、出力Qを1の状態
にする。第1のフリップフayプ240は、DCLKの
立ち下がりで、CSI信号をセットする。そして、次の
立ち上がりで第2番目のフリソプフロップ241にその
出力信号をセットする。
その出力は第3番目のフリップフロップ242のD端子
に入力されている。その入力をセットするクロック信号
は4ビットカウンタ243の出力である。カウンタ24
.3はWCLKの立ち下がりでトリガされる。クリアさ
れるのはDCLKの立ち下がりである。従って、DCL
Kの立ち下がりにカウンタ243はオールOとなり、W
 C L, Kの立ち下がりが8回入力された後、L位
ビノトのQD信号がハイとなるので、これがトリガとな
ってフリノブフロソプ242はCSOにハイ信号を出力
する。ブリップクロノブ241の出力が0になればCS
Oはクリアされる。このような動作により、CSIが立
ち下がって、WCLKの8パルス分に相当する所定な時
間通過したのちCSOが出力されるというディジー動作
が行われる。
第14図はダミーノードのニエーロンを形成するマノク
スバリューノード回路187の具体的回路図である。同
図において抵抗250、ツェナーダイオード251、2
52、抵抗253、電圧フォロア254、255は一定
電圧を形成する回路である。抵抗250、253とツェ
ナーダイオード251、252を介して+12ボルトか
ら−12ボルトに電流が流れると電圧フォロア254、
255の入力には、それぞれ+7ボルトと−7ボルトが
形成される。これらの電圧は電圧フオロア254,25
5の出力抵抗256を介して出力される。この2つの一
定電圧を時分割で引き出すようにアナログスイソチ25
7〜264を用いて制御する。Tモードの信号がOの時
、その一定電圧はアナログスイッチ257を介して次の
電圧フォロア265に与えられる。′Fモードが1すな
わち、テストモードの時にはアナログスイソチ258に
よってその出力はアナロググランドに抑えられるため、
0ボルトが電圧フォロア265に入力される。テストモ
ードでは、バス上のオフセットがMPUに通知されるこ
とになる.電圧フォロア265は、出力部のスイッチ制
御によってイネーブルされる。出力イネーブルが1のと
き、アナログスイッチ260がオンで電圧フォロアとし
て働き、その出力が与えられるが、この時、ダミーノー
ド出力には出力されない。逆に出力イネーブルが0の時
にダミーノード出力に出力される。アナログスイソチ2
60とその出力のスイソチ制御は出力イネーブル1また
は2によって制御され、0イネーブルである。すなわち
出力イネーブル1または2がOの時にダミーノード出力
に一定電圧が出力される。なお、ダミーノード出力は上
側が入力層のダミーノード用であり、2番目が中間層の
ダミーノード用の出力である。このダミーノードの出力
電圧は通当な値に固定されるため、スレッシュホールド
電圧として使用可能となる,なお、ツェナーダイオード
251,252は逆バイアス状態で一定の電圧を出すも
のであり、固定電圧は、+7ボルトから−7ボルトまで
の範囲で可変できるようにしている。出力イネーブル1
,2はアナログバスにつながっている他のANPからの
出力電圧とそのアナログバス上で衝突を避けるためにマ
スクコントロールブロソク181からのダミーノード:
[Il信号DOSでイネーブル状態が決められている。
第15図は非線形関数発生回路であり、第16図、第1
7図、第18図はANP内部のディジタルロジンク側の
ハードウエアである. 第15図はシグモイド関数を実現するトランジスタ回路
網である。ここでいうシグモイド関数とは連続で単調非
減少な関数を指し、かつ線形関数を特に除外するもので
はない。同図において343,356,378,390
,298,314のトランジスタとそれに対になったト
ランジスタで差動増幅器を形成し、コレクタ倒に接続さ
れたトランジスタ群がそれぞれカレントミラー回路であ
る。差動ANPの左側のトランジスタのコレクタを流れ
るコレクタ電流が出力電流である。カレントミラー.で
電流の方向を変えて出力している。電流は出力■0に接
続されている抵抗336にはいる。抵抗336によって
電圧が電流に変えられる.ドライブ能力がないため、出
力にはハイインピーダンスのオペアンプバッファで受け
る。トランジスタ337.339より入力側の回路はバ
・fアス回路である。シグモイド関数を実現するために
区分線形法を使っている。シグモイド関数の各区分の傾
きはエミッタに接続されたエミッタ抵抗344と出力抵
抗336の比によって決められる。この時トランジスタ
343等のエミソタ抵抗も含まれる。各差動ANPのゲ
インは異なる。各区分線形の移り変わりに対するブレイ
クポイントは飽和特性を利用している。その飽和特性は
すべて異なる。■0の出力点において、各オペアンプか
ら出力されるfl流の総和の値がシグモイド関数になる
ように各ANPの飽和特性を変えている。トランジスタ
345と抵抗R1は電流源である。トランジスタ346
と抵抗R2、トランジスタ353と抵抗R3等はすべて
同じ電流を供給する電流源である。すなわち、電流値は
同じになるように抵抗が決められている。すべて同一電
流源である。トランジスタ345,346のコレクタは
接続されているので、和の電流が抵抗344、347の
交点に流れる。トランジスタ343,348のコレクタ
電流は、バランスした時点では同じになる。
トランジスタ351はカレントミラーの特性をよ《する
ためのものである。トランジスタ350はダイオード接
続である。電流の向きを変えるということは出力に対し
て、電流を引っ張りこむ場合と電流を外に出す場合があ
る.同図に示すように、カレントミラーのトランジスタ
351のコレクタからは出力に向かって電流が流れる.
下側のトランジスタ配列は沢山あるが、エミッタとコレ
クタが同じ一点に接続されているトランジスタは同じト
ランジスタである。例えばトランジスタ358と360
は同じトランジスタでこれはトランジスタ345と同じ
ものである。また359と361も同じトランジスタで
これは346に対応する。368,369のトランジス
タは同じであり、これは353に対応する。以下、同様
である。したがって、同じ電流で駆動される定電流電源
を有するオペアンプが出力電圧の正負に従って電流の向
きが異なるような動作を行うものが全部で6個ある回路
である。また、トランジスタ337,338はレベルシ
フトであり、330と327もレベルシフトである。レ
ベルシフト回路はシグモイド関数の正と負で動作範囲が
ほぼ同じになるようにするためのものである。トランジ
スタ352はトランジスタ351のコレクタ電流とトラ
ンジスタ3.53のコレクタ電流が等しくなるための補
正用のものである。トランジスタ367,385,28
7,307も同様である。
第16図は、ニューロチソプ内に供給するパルス信号の
形成するためのシーケンスジェネレータ28(第2図)
の具体回路である。401と402及び404と405
はインバータで、各インバータはクロック用のインバー
タである。フリップフロノブF.Fのラッチ信号の立ち
上がり用と立ち下がり用とに分けてクロックを作ってい
る。同図のフリップフロップは立ち上がりクロックでラ
ンチするもので、インバータとF.Fで立ち上がりラッ
チのF.Fを形成する。例えばDCLKでは、インバー
タ401を1個通ったものが立ち下がりラッチ用のクロ
ック信号となる。そしてインバータ402を通ったもの
が立ち上がりラッチ用のクロックDCLKとなる。同様
にインバータ404の出力が立ち下がり用のWCLKで
インバータ405の出力が立ち上がり用クロックWCL
Kである.F.F410において、SYNC信号をDC
LKの立ち下がりがラッチしている。F.  F410
と415でSYNC信号をDCLKの1サイクル分遅ら
せ、SNC2信号を作って、SYNCとその1クロック
遅れた信号とでlτのパルスを作っている。SYNCが
立ち上がった後の1τ(DCLKのlJI期)のパルス
でANP内の積分用コンデンサの放電を行う。すなわち
CRSTという信号がそのコンデンサのリセット信号で
ある。
もう1つのDSH2はSYNCの立ち下がりからDCL
Kの1τ分の長さをとったパルスであって、これがA.
NP内のサン.ブル/ホールドのコンデンサに対するサ
ンプル/ホールド信号となる。411のF. Fではク
ロックがWCLKで、データがDCLKであるから、W
CLKでDCLK信号をラッチしている。その後ナンド
ゲート414でSYNC信号がハイになっていて、かつ
DCLKがハイという状態で最初にきたWCLKをトリ
ガしてF.F443のクロックにしている。ナンドゲー
}414とインバータ440でアンドとなる。
F.F443において、SYNC信号がハイになってい
る状態で最初にきたWCLKという信号がディジタル重
みデータすなわちWDの符号とノトを取り込んでいる。
この信号はシリアルに入ってくる重みディジタルデータ
のM. S B、すなわち符号ビットである。ずなわち
F.F411とアンドゲー} (414,44.0)の
タイミングで符号ビ,2ト4F.F44.3がラノチす
る。4ビットの2進カウンタ416はWCl.Kのバノ
レス数をかぞえる。l6ビソトのデイジタル重みデータ
が人,3でくるので16回数える。数え終わったところ
で、出力がハイとなり、インバータ423に入る。この
信号は16個カウントし終ね,,たことを指示する信号
である。この信号はシリアルに八NPに入ってきた重み
データをシフトレジスタ27(12図)に入れる制御等
に使われる。またカウンタ4l6の最下位ビットはイン
バータ422に入力される。このインバータ422の出
力はCSO信号を生成する。CSOはデイジーチェーン
の制御信号であって、アナログバスB1において、前段
の2つのANPから出される信号の競合を防ぐため、前
の時刻のCSが落ちた後、次のCSを出すようにディジ
ー動作を実行するためのデイレイ回路を形成する必要が
ある。このデイレイの遅延時間はW C l... K
をカウントし、そのカウ〉・夕値で形成し−’(イ7T
.カウンタ416のカウン1・が紗、わり、フリ,ノプ
フロソブ433にその終わったという指示の信号がイン
バータ423を介してラ・ノチされるが、これはWCL
Kでたたいている。すなわち17{囚日のW C L 
Kでたたいている。インバータ437と438を通して
、ラッチされた信号がカウンタ416に戻り、カウンタ
416のインクリメント動作をこれ以上させないように
デイスイネーブルの制御を行っている。インバータ43
8の出力がロウになると、カウンタ416はカウン1・
が停止する.F.F433の頁の出力はフリ・νプフロ
ソブ442に入っている。これがシフトレジスタ408
の出力のゲート信号になる。すなわち、16閣のディジ
タルmみy一夕が入ってくるのをシフトレジスタ408
で順々にシフトし、符号ビットを除いた数値ビットの1
5ビットのデータをパラレルに並べたところでこれらを
出力する。シフトしている間は出力は出ないようにし、
全部入ったところで出力するためのゲート信号がWRで
ある。シフトレジスタ408の内容はANPの掛算器に
与えられる.F.F433から出力される信号は、分岐
されてシフトレジスタのイネーブル信号に使われる.F
.F442はF.F433の出力を立ち上がりでラッチ
するものである。WCI.. Kの16個の立ち下がり
ラフチでシフトが完了し、その1麦ゲートを開くのに立
ち上がりラノチでもよいが、立ち下がりで行っている,
F.F412はシグモイド関数の選択用のパルス信号を
作るものである。F.F412を使ってリセソ1・信号
がはいった時点で、WD,すなわち重みディジタル入力
信号が0か1によっ“ζシグモイドを使うか使わないか
を選択する、この方法は本システムで使用されない場合
もある.実際はシグモイド選択信号は、外部から直接形
成する.下の回路はディジーチ工ーン回路である。カウ
ンタ416の出力をF.F434でディレイを作り、そ
のディレイC最後のF.F4.15をトリガを掛けてい
る。このことにより、DCLKの1τ分ズラした」二に
、そのままズラすのではなく、頭をおとすようにしてい
る。すなわちCST信号それ自身はDCLKの1周期分
はないこともあり、そのCSIをCSOにするためには
CSIに対して、最初の、例えば、2マイクロ分を削っ
て波形の前を遅らせ、後ろはそのまま信号を作っている
。ゲート425と427はCSIのバッファゲートであ
る。正のバッファとインバータバッファである。
第17図はサンプル/ホールドS/H信号と、OC信号
を形成する位相制御回路29(第2図)である。S/H
信号はインバータ515に入るものと、ゲート524に
入るものと別れている。OC信号も同様である,S,/
1−1信号がゲート524とインバータ515に別れ、
インバータ515経出でゲート525に入るとその後は
インバータが8段ある。S/H信号に対してそのままの
位相と逆位相の2通りの信号を作っている。これはイン
バータを数段分カスケードに結合し、たすきがけするこ
とにより2つの出力が同時に1になることを避けている
。すなわち、サンプル/ホールドS/H(5号の2つ、
S/HOとS/I{Lを形成し、それが両方とも1にな
らないようにするよゲにしている。すなわち、インバー
タチェーンはS / H信号の両方が同時オンを避ける
ためのディレイ回路である。ディレイの遅延時間はイン
バータチェーンの長さによって決まり、片方がオンにな
ってから数段分遅らせ、もう片方をオンにしている。
S/H D OとS/HD1に関しても同様である。
OC信号に関する回路も基本的には同じであるが、それ
はCRST信号がゲート528と529に入っているの
で、CRSTが1の場合には強制的に両方出力を1にす
る。OCOとOClの両方共、同時に1になることを避
けているが、OCの場合はCRSTが1の場合だけ同時
に1になるようにしている。このことにより、アナログ
スイソチの制御を介して積分器のコンデンサの電荷を放
電するというリセント機能を実現している。
ffi18図は15ビットのシフトレジスタ27(第2
図)である。ゲート602と603及び6014、そし
てF,F627で1ビットに相当し、これを使って説明
する。ゲート603には、前の時刻の出力が入力されて
いるもので、これはF.F628の出力である。前のビ
ットからの入力ということで、シフト用のデータ信号と
なる。ゲート603に入っている他の信号はSHFT,
すなわちシフト信号のインバータである。これはシフト
制御信号で、これが有効のとき,シフトの指示を行うこ
とになる。またゲー}602にはF.  F627その
ものの出力が入っている。これは自分自身の出力をフィ
ードバソクしていることになる。
ゲート602の他の入力にはS }I F T信号のイ
ンバートが同じように入っているが、この位相はゲ−ト
603に入っているものと異なる。これによりシフトが
無効の時に、今の出力をそのまま保持することになる。
クロソク信号はシフトと無関係に常時入ってくるので、
クロックが入ってもシフトが有効でなければシフトは行
わない。シフト信号SHFTが有効の時だけ前のビット
をシフトし、ゲート603を通って入力するこさでシフ
ト動作となる。WR信号はゲート632、633k4の
アンドに入っている。これは各ビットの出力を出すか出
さないかの選択信号となり、乗算器の方にシフトレジス
タに格納されたデータをわたすかどうかの制御信号とな
る。また、ファンアウトをとるために、例えばインバー
タ620によって15個のうち5個のF.Fのリセット
信号そして、ゲート626で10個のF.Fのリセット
信号を受け持つようにしている。ファンアウトのシフト
レジスタ608はシフトイネーブルS H F Tと出
力のイネーブルWRの機能がついている。
次に、本発明に係るニューロコンピュータを帰還型ネッ
トワークで構成した場合について説明する。
第19A図は帰還型ネソトワークの概念図である。
帰還型ネットワークの場合にも、基本的には入力が存在
するが、自分が出力した信号も帰ってくるという帰還路
をもった構造となる。この帰還方式は、階層型ニューラ
ルネットワークにおける1層を時分割多重使用するタイ
プとして利用される場合と、またいわゆるホップフィー
ルド型のニュ一ラルネノトワークとして利用される場合
がある。
前者の場合、ANPの人出力信号は、時分割であるので
、各ANPの出力点ではある一定のシーケンスサイクル
毎にその同じ八NPの出力データが逐次に出力されて、
1つシーケンスサイクルごとに階層型ニューラルネソト
ワークの入力層、中間層、出力層とし”ζ順次動作する
。後者の場合、ANPの出力が特定の値になるまで、つ
まり安定するまで、出力電圧が帰還される。帰還してい
る結果を出した時に、その結果が前のデータ、つまり自
分が前に出したデータと一致するまで、状態が繰り返さ
れ、安定解に達すれば収束となる。
本発明の実施例によれば、第19B図に示されるように
、帰還路を共通アナログバスCBで実現することになリ
コの字型の帰還部が存在する。そして1個自分が計諒し
て出したものが出力され帰還路を通じて各ANPからの
出力がフィードバソクされることになる。この帰還動作
を繰り返してい《。
第20図は本発明のニューロコンビ二一夕を階層型ネソ
トワークとして動作する帰還型ネノトワークによって実
現した実施例である。アナログ入力ボート1.2からの
時分割アナログ入力信号に対してANPI,2.3にお
いて積和演算を行い、A N P 1. ,  2 .
  3を中間層として動作さけA N P1,2.3か
らアナログバスB2に時分割出力し、一の出力信号を帰
還路であるア・ノ゛ログコモンバスCBを介してアナロ
グバスB1に帰還し再びこの帰還111号に対してAN
PI,2.3で積和演算を行うことにより、ANPI,
2.3を出力j4として動作させることにより、一層の
ANP!..2.3により階層型ネソトワークを実現し
たものである。マソクスバリューノード回路187はマ
スタ:lントロールブロソクのDOS出力を受けてアナ
ログバスB2にダミー信号を生ずる。そしてマスクコン
トロールブロソクからDCLK及びWCLKがそれぞれ
ディジー回路171に入力され、CSI信号の立ち上が
り及び立ち下がりのタイミングを規定する。
第21A図は第20図に示した帰還型階層ネソトワーク
のタイミングチャートである。
DC−LKが立ち上がっている間だけ、WCLKは発律
し、DCLKが立ち−トかってからアナログ信号が定常
化し、かつ重みデータがシリアルに入ってきた後で、バ
ラ1ノルに揃う前の夕・イミングでマスクコントロール
フ′Iコソク181からのCSO1がディジー回路17
1に入力され■に示すように立ち」一がる。この時アナ
ログ入力ボート1よりサンプル/ホールドS / +{
に保持されているアナログ信号はアナログスイソチ17
5を介してアナログバスB1に現れ、ANP!.2.3
で積和演算が行われる。次のDCLKの入力で、ディジ
ー回路172へのCSIが■に示すように立ち上がると
、アナログ入力ボートからの入力信号を保持しているサ
ンプル/′ホールド回路S / Hの信号がアナログス
イソチを介してアナログバスB1上に現れ、ANPI.
2.3で2回目の積和演箕が行われる。さらに次の夕.
イミングでDCLKが入力した後、■に示すようにマス
クコントロールブロンクよりダミー信号DOSが発生し
、ANP!、2.3においては、固定電圧に対する3回
目の和が実行される。次のSYNC信号が立ち上がって
いる間に、ANPI、2,3の出力層の積和演算が行わ
れる.重みメモリへのアドレス1の信号の71′レスカ
ウント禁止信号が立ち上がっている間たけ、アドレスカ
ウンタをカウントするWCLKがイネーブルされ、それ
以外の時には、そのカウントは抑止される。次に、CS
O2がマスクコン[ロールブロノクよりANPIに与え
られると、ANPIは、前回の積和の結果をアナログバ
スB2に出力し、アナログ共通バスCBを通してアナロ
グバスB1に帰還し、■で示すように再びANP!,2
.3において積和演算を行う。CSO2がANPIの内
部のディジーチェーン回路において、所定遅延を加えら
れた後、ANP2に■に示すように入力信号CSIを加
え、この時、ANPの出力信号がアナログバスB2に共
通バスCB及びアナログバスA1、B1を介して再びA
NPIに加えられ、ここで積和演算が行われる。同様に
ANP2からのCSOは所定時間遅らせた後、ANP3
のCSI信号となり、このCSI信号が■に示すように
立ち上がった時にANP3の出力信号がアナログバスB
2.共通バスCB,アナログバスB1を介して再びAN
PI,2.3に帰還されてここで積和演算が行われる。
同様に■に示すようにダミーノードからの信号DOSの
立ち上がりの際に再び、固定電圧に対してANPI,2
.3により和の演算が行われる。そして、次のCS02
の信号の立上りでANPI,2からS / Hを介して
出力が■,■に示すように生じる。なお、アナログ入力
ボート2からは出力されない。
ここで■,■,■はANPI.2.3が中間贋として動
作し、■,■,■はANPI,2.3が出力層として動
作する。従ってこの実施例によれば、ANPI,2.3
の1層のみの構成で階層型ネットワークを構成できる。
第22図は本発明にかかるアナログニューロコンピュー
タをホノブフィールド型の帰還型ネソトワークで構成し
た実施例であり、第23図はそのタイミングチャートで
ある。マスクコントロールブロック181の、メモリ・
アドレス端子及ヒモード端子の出力が重みメモリブロソ
ク185に加えられ、この重みメモリブロック185の
データ出力であるBIOはANPI、BllはANP2
、B12はANP3に接続される。マスクコントロール
ブロソク181のcso iの端子からの出力信号は、
ディジー回路171、スイソチ175に加えられ、この
信号の立ち上がりで、アナログ入力ボート1からのサン
プル/ホールド回路173の出力をアナログバスB1に
乗せる。そしてデイジー回路171で所定時間遅延され
た後、CSOの出力が生じ、これがディジー回路172
にCS■として加えられてアナログ入力ポート2に接続
されたサンプル/ホールド回路174の信号をスイッチ
176を介してアナログバスB1に乗せる。
同様にディジー回路172゛の出力信号CSOがアナロ
グ入力ポート3に接続れたサンプル/ホールド回路17
4′の出力スイッチ176′を開いてその信号をアナロ
グバスB1に乗せる。ANPlでは第23図に示すよう
に、DCLK信号の1周期で1つの禎和の演算を行い、
DCLK信号がハイの時に重みクロソクを駆動し、その
重みクロソクに同期して入るディジタル重みデータと、
アナログ入力信号との掛け算を行い、DCLKの後半の
ロウ信号の時に、サンプル/ホールド信号SHがハイと
なり、積分器のキャパシタにおいて、和の動作を行う。
すなわちCSOlすなわちデイジー回路.1のCSIが
ハイになっている期間■で、バスBl上のアナログ信号
に対してANPI,2.3は積和演算を行う。また、マ
スクコントロールブロソク181からのOC信号がハイ
となると、ANPI,2.3はオフセットキャンセルを
行い、サンプル/ホールドして1つの積和演算周期を終
える。次に第2のディジー回路172の入力信号CSI
がハイ■になるので、次のアナログ入力ボートからの入
力信号に対しANPI,2.3は積和演算を行う。そし
て、その積和演算周期が終了した後に、ディジー回路1
72′にCS■信号が入り、サンプル/ホールド回路1
74′から出力信号が生じて、■で示すように第3番目
の積和演算サイクルに入る。
次にマスクコントロールブロック181からCSO2信
号■が生じて、ANP 1から前回の積和サイクルの時
に形成されていた信号がアナログバスCBを介して帰還
され、その帰還された信号に対して、ANPI,ANP
2.ANP3で積和演算を同時に行う。次に所定時間遅
延した後、ANPlのCSO出力信号が■でANP2に
加えられ、ここでディジーチェーン的に前回の積和サイ
クルの時に蓄えられた信号をANP2が出力する。この
信号はアナログバスCBを介して帰還されてANPI,
ANP2,APN3で積和演算を■で駆動する。そして
同様に所定時間遅延した後、ANP2のCSOが■でA
NP3に加わえられ、ここでANP3からの出力をアナ
ログバスCBを介して帰還して、ANPI.ANP2,
APN3において■で積和演算を行う.帰還型ネットワ
ークにおいては、第23A図及び第23B図に示すよう
に、3つのANPにおいて、6つの積和演算サイクルを
経て出力が、それぞれサンプル/ホールド回路17?、
178、178′を介してアナログ出力ボート0、■、
2へと出力される。また、サンプル/ホールド回路17
7,178、178′の出力信号がアナログマルチブレ
クサ179で選択出力されたものをA/Dコンバータ1
80を介してMPU182、メモリ182、通信インタ
ーフェイス184を含むデジイタル制御回路に与えられ
る。MPU182で現時刻のニューロン出力状態と前時
刻のニューロン出力状態が同じになったかどうかをチェ
ックする。同じになれば収束したものと判定する。この
ように、1本の共通アナログバスCBを介して実行され
る。帰還動作を繰り返していくことによって安定解に到
達すればこれを最終的な出力とする。
第24図は、帰還型ネットワークと階層型ネットワーク
を組み合わせたものの最適実施例である。
入力層としてディジ−回路が設けられ、中間層にはAN
PI,2.3が設けられる。出力層にはANP4.5が
設けられる。そして中間層のA N P],2.3の出
力はアナログバスB2と共通アナIコグバスCDを介し
てアナログバスB1に帰還される。また、アナログバス
B1、B2にはダミーノードとして働くマソクスバリュ
ーノード回路187が接続されている。そして、出力層
を構成するANP4.5の出力はサンプル/′ホールド
回路177  178をそれぞれ介してアナログ出力ボ
−}0及び1に出力される。B3は出力層アナログバス
である。
第25図を用いて第24図に示したニューラルネソ1・
ワークの動作を説明する。
まず、DCLK及びWCLKがマスクコントロールブロ
ソクからディジー回路171及びANP1,2,3.4
.5にそれぞれ入力される。マスクコントロールブロッ
ク181から■に示すよ.うにCSO1がCSIとして
第1のデイジー回路17lに入力されるとアナログ入力
ボート0からの信号がサンプル/ホールド回路173及
びスイッチ175を介してアナログバスB1に生じ、A
NPI,2.3において積和演算がSHI及びCSlの
制御で行われる。
次に、CSOIが立下がった後、所定時間経過後に第2
のディジ−回路172に入力されるCS1 {i号が■
に示すように立ち上がると、アナログ入力ボート1から
の信号かサンプル/ホールド回路174及びスイ・7チ
176を介してアナログバスB2により中間層のANP
I,2.3において、S }l 1に示すように積和演
算が行われる。同様にCSOが信号が立ち下がった後、
所定時間経過後に■に示すように第3のデイジ−回路へ
のCSI信号が立ち上がると、中間層ANPI,2.3
で積和演算が行われる。そして、中間層ANPI2,3
の出力はCSO2が■で示すように立ち上がってANP
Iに加えられると、アナ口グノイスB2に出力されその
出力は共通゜rナログバスCBを介してアナログバスB
1に帰還されるので、中間層のANPI.A.NP2,
ANP3においては再び積和演算が行われSHIとOC
Iの制御で積和演算が行われると共に、ANPIの出力
はアナログバスB2上に生じ゛ζいるので、ANP4.
,ANP5においても、S H 2とOC2の制御で積
和演箕が行われる。すなわち、この実施例においては、
中間層ANP 1、ANP2、ANP3と出力層ANP
4.ANP5において同時に榎和演算が行われる。
次に、CSO2が立ち下がった後所定時間経過で多に中
IJ!層のANP2に■に示すようにCSfi信号を入
力されるとANP2の出力信号はANP2、共通バスC
Bを介してアナログバスB1に帰還されるので、ANP
I,2.3においては再び積和演算が行われると共にA
NP4.5においても同時タイミングで棲和演算が行わ
れる。
さらに、■で示すようにCSI信号がANP3に入力さ
れるとANP3は出力信号をアドレスバスB1に生じる
のでANPI.2.3及び出力層のANP4.5で同時
に積和演算が実行される。
その次に、マックスバリューノード回路1877\ダミ
ー信号DSC 1が■で与えられると、アナログバスB
に■に一定電圧が出力され、この電圧は共通バスCB及
びアナログバスB1を介して帰還され、これに対して、
ANPI,2.3で積和演算が行われる。それと共に出
力IANP4.5でも積和演算が行われる。
SYNCIは、中間層で積和演算される期間と中間層及
び出力層で積和演算される期間にわたってハイであり、
SYNC2は中間層と出力層で積和演Wがされる間がハ
イである。そして、CS03が出力されるとANP4は
■のところで出力を生じ、そのCSO3信号が立ち下が
った後、所定時間後にANP5もまた出力を■のところ
で生ずる。
なお、アドレス1及びイネーブル信号がロウである間は
WCLKが抑止される。
本発明によれば、n個のニューロチップからなる前段層
とm個の複数のニューロチソプからなる後段の層を考え
るとき、従来は配線数がnm個になるのに、本発明の実
施例によれば、アナログバス1本にすることができるの
で配線数を大幅に減少させることができ、また、n個の
ニューロチノブからなる層に入力アナログ信号を入力す
る際に、放送方式と同様にアナログバスを介して同時に
入力できるので、1層内のn個のニューロチップが並列
演算がで参る。さらに、各層についてもバイゾライン処
理が行われるので、演算速度を高速にできる。
また、ニューロチップをアナログ回路で構成しているの
で、回路の規模が小さ《てすみ、このため電力も小さく
てすむので、多数のニューロチップによりニューロコン
ビ二一夕を構成するこができる。さらに、ニューロチッ
プの数を増やすことはマスクコントロールブロック内の
制御パターンメモリに格納されて制御パターンをかえる
ことにより容易に行える。
第26A図、第26B図は実際のANPが持っている誤
差を発生するメカニズムの概念図である。
第26A図は入力電圧が既知である特定の値である場合
で、ニューラルネットワークの出力電圧が点線に示され
る理論値であってもG1から05までのニューロンに相
当するANPにおいて、積分ゲインのバラつきがあるた
め点線のような理論値からズレた出力値が生成される場
合がある。第26B図は入力電圧がOボルトの場合であ
ってこの場合も出力電圧はオフセット電圧として出力さ
れる。このような出力における誤差電圧をどのように測
定すればよいかということが重要な問題である。
第27図,第28図はそれぞれこのパルス的な誤差電圧
を計る階層型及び帰還型のニューラルネットワークにお
ける誤差計測用回路である。マンクスバリエーノード回
路187の出力はアナログバスに接続されている。また
、MPUから与えられるデータをポートレジスタにセッ
トし、その制御信号E n STモード、レイヤーモー
ドの各ビットはマンクスバリエーノード回路187に与
えられるが、そのマックスバリューノードに与えられる
イネーブル信号は同時にオペアンプの出力のスイッチの
制御にも利用される.例えばイネーブル信号lの時には
中間層の電圧はA/Dコンバータ707を介してMPU
に入る。このことによって誤差の計測が可能となる。T
モードとはテストモードのことであり、このTモードを
使うことによって前述した0入力に対する中間層と出力
層のアナログバスにおける電圧がA/Dコンバータを介
してMPUで測定可能となる。例えば、Tモード=1で
は階層型のニエーラルネットワークでは0入力に対する
オフセット電圧が応答となるはずである。0入力時にA
/Dコンバータを介してどのような電圧がセンスされる
かをモニタする。各層毎にモニタするために中間層及び
出力層に接続されたアナログバス電圧が順番にMPUに
転送される。Tモードを逆にローにすると、今度はハイ
レベルの電圧が常に出される。DCS 1とDCS 2
はオア回路に入力されており、ボートレジスタから出力
されるEnがハイの間はロウにされている。
ポートレジスタによってTモードを1にし、レイヤを1
にセットし、Enをハイにすれば、入力層だけをロウに
して出力をモニタすることが可能となる.その結果を記
憶する。次にレイヤをロウにすれば中間層のアナログバ
ス上のオフセットをセンスできる。この選択を行うのが
ポートレジスタである。第28図の帰還型の場合では基
本的にはバスは1本であるから1回の計測で可能となる
どちらも積和演算を実行しないと、オフセット電圧の測
定やゲイン誤差は測定できない。後述するように、ダミ
ーノ一ドに対する重みを変えてその時の出力電圧を測定
する。この場合、それぞれのCSIとCSOの!i!御
を行い、Tモードで各層の出力状態をセンスする。この
センスしたデータをA/Dコンバータを介してMPUに
とる。この電圧を観測することによって、第6図の積分
時間のパルス幅を制御することになる。具体的にこのパ
ルスをどのくらいにするかということ、また制御パター
ンメモリからのパターンにおいて、S/Hバルスの1の
状態すなわちハイレベルを何サイクル分lにするかとい
う決め方もこの誤差電圧に依存するので誤差電圧の計測
は重要となる。
第27図の誤差計測用回路を第29A図及び第29B図
の動作タイミングチャートを用いて、より具体的に説明
する。第29A図において、DLCKの1周期において
、積和の1サイクルが行われる。そのDCLKの1周期
の前半のDCLKがハイの時に重みクロソクWCLKが
少なくとも16{田入力される。この重みクロックWC
LKは、シリアルデータをシフトレジスタに16個蓄え
るためのク[トノクである。SYNC信号は1つのAN
 Pの動作タイミングを規定するもので、DCLKより
半サイクル前に立ち上がり、DCLKの半分のサイクル
の点で立ち下がる。SHはサンプル/ホールド信号でそ
のWCLKが入力した後、すなわち入力アナログデータ
とディジタル重みデータとの精が行われた後にその積信
号をコンデンサにまずチャージするものである。そして
、サンプル/ホールド信号の最初のハイ信号が立ち下が
った時点で、オフセソトキャンセル信号OCが立ち上が
り、コンデンサの極性を逆に反転する。その時、コンデ
ンサへの入力信号は、0にカットしておいて、再びサン
プル/ホールド信号の次のハイ信号において、コンデン
サにチャージを行うと、コンデンサには、入力信号Oの
時のオフセット電圧に等しい電圧がチャージされる。こ
れによってコンデンサはオフセント分だけ少なくなった
信号、すなわちオフセノl・がキャンセルされた信号が
浩積されることになる。しかし、これでもオフセノトが
残る場合には、さらに本発明の誤差吸収方式を利用する
第27図において、ポートレジスタ1にM P l.J
よりテストモードに入る指令信号が入力されると、En
出力がハイに立ち上がり、テストモードの1または0が
イネーブル状態となる。レイヤがロウからハイに立ち上
がると、中間層のテストを行う。
そして、Tモードが1の時には、オフセットの誤差信号
を検出する場合である。レイヤがハイであり、En信号
がハイであるので、ゲート702及び703を介して出
力イネーブルがハイとなる。
そして、マックスバリューノード回路の中間層入力への
固定電圧をOボルトまたはハイ状態にするため、その回
路をイネーブル状態にする。従って出力イネーブルがハ
イに立ち上がると、中間層のテスト終了までハイの状態
となる。すなわち、中間層について、オフセソトの誤差
を検出する。ここで、上述したようにDCLKがハイ信
号となり、+a和の1周期が行われる。その後で、CS
I(CSO2)がハイとなり、ANPIから出力がアナ
ログバス(中間層)上に出力される。
次に一定時間たったANP2へもCSI信号がディジー
チェーン的に加えられるので、ANP2からも同様にア
ナログ出力信号が出力され、中間I」の出力バス上にの
る。さらに所定時間経過後に、ANP3のCSI信号が
ハイに立ち上がるので、ANP3からアナログ出力信号
が中間層の出力のアナログバス上に出力される。中間層
に出力された各アナログ信号はオペアンプ704及びア
ナログスイノチ705.706を介してA. / Dコ
ンバータ707に加えられる。そしてA/Dコンバータ
707の出力QfはMP(Jに送られ、それぞれ主記憶
に一時保持される。次に、第29B図のタ,イミングチ
ャートに示されるように、Tモードを0にしてダミーノ
ードの出力電圧をハイにして、各ANPの出力電圧Qf
をMPLIがセンスする。
M I)[JはこのQfとQ9から求まる加算器利得A
gが例えば1になるように、SHバルスの幅を制御する
ことになる。その幅は$4のパターンメモリのS Hパ
ターン内容を変えることによって変えられる。
また、ポートレジスタ1のレイヤの出力が0の時にはイ
ンバータ708とゲート709、710を介して出力イ
ネーブル2にハイ信号が加えられるので、中間層のダミ
ーノード出力端子すなわち、マ・冫クスバリューノード
回路の第2の出力端子から出力信号が生じて出力層のA
NP4.5のオフセ7}を検出する。そして、その出力
は曲述と同様にオペアンブ711,アナログスイソチ7
12,713を介してA/Dコンバータ707に加えら
れる。なお、アナログスイソチ714,’/15はA/
Dコンバータ707へと出力しない場合に電圧を電圧フ
ォロアで保護するものである。なお、A. N P 4
及び5の出力はサンプル/ホールド715、716で一
時保持されて、アナログ出力信号として出力される。上
述したものはTモードが1の場合であるので、A. N
 P 1、2、3、4、5にはそれぞれOの入力信号が
加えられるから、ΔNPl乃至5のオペアンプのオフセ
ット電圧がA/Dコンバータ707からMPU側に出力
される。
なお、第29B図に示すように、TモードをOにした時
は、入力層用ダミーノード出力または中間層用ダミーノ
ード出力からはハイレベルのアナログ信号が出力される
ので、A/Dコンバータ707からはANPI乃至5を
構成するオペアンプの出力電圧Qf(後述する)が出力
される。
第28図は帰還型ニューラルネットワークにおける誤差
計測用回路を示し、第3OA,第30B図はその動作タ
イミングを示す。マックスバリューノード回路187か
らは入力層へのダミーノード出力を示す出力信号のみが
出力され、ANP 1,2,3にそれぞれ入力される。
ANPI,2.3の出力アナログバスは共通バスCBを
介して入力側のアナログバスへと帰還される.ポートレ
ジスタl5ゲート702,703、オペアンプ704、
アナログスイッチ705、706、A/Dコンバータ7
07、ゲート708,709,710及びアナログスイ
ッチ714の動作は第27図の動作と同様である。1層
で出力層を兼ねるので、階層型のような出力層はないの
で、出力層へのダミーノード出力は生じない。出力層へ
ダミーノード出力を与える第2のアウトプットイネーブ
ル端子は接地される。そして、ANPl.,2、3から
の出力信号はサンプル/ホールド回路718,71.9
,720を介して出力される。
第28図の誤差計測用回路を第30A図及び第30B図
の動作タイミングチャーl・を用いて、より具体的に説
明する。第30A図において、DLCKの1周期におい
て、積和の1サイクルが行われる。そのDCLKの1周
期の前半のDCLKがハイの時に重みクロックWCLK
が少なくとも16個入力される。この重みクロックWC
LKは、シリアルデータをシフトレジスタに16個蓄え
るためのクロックである。SYNC信号は1つのANP
の動作タイミングを規定するもので、DCLKより半サ
イクル前に立ち上がり、DCLKの半分のサイクルの点
で立ち下がる。S Hはサンプル/ホールド信号でその
WCLKが入力した後、すなわち入力アナログデータと
ディジタル重みデータとの積が行われた後にその積信号
をコンデンサにまずチャージするものである.そして、
サンプル/ホールド信号の最初のハイ信号が立ち下がっ
た時点で、オフセットキャンセル信号OCが立ち上がり
、コンデンサの極性を逆に反転する。その時、コンデン
サへの入力信号は、0にカットしておいて、再びサンプ
ル/ホールド信号の次のハイ信号において、コンデンサ
にチャージを行うと、コンデンサには、入力信号0の時
のオフセット電圧に等しい電圧がチャージされる。これ
によってコンデンサはオフセット分だけ少なくなった信
号、すなわちオフセットがキャンセルされた信号が蓄積
されることになる。しかし、これでもオフセソトが残る
場合には、さらに本発明の誤差吸収方式を利用する。
第28図において、ポートレジスタ1にMPUよりテス
トモードに入る指令信号が入力されると、En出力がハ
イに立ち上がり、テストモードの1または0がイネーブ
ル状態となる。レイヤがロウからハイに立ち上がると、
1層のテストを行う。
そして、Tモードが1の時には、オフセントの誤差信号
を検出する場合である。レイヤがハイであり、En信号
がハイであるので、ゲート702を介して出力イネーブ
ルの1番目がハイとなる。そして、マックスバリューノ
ード回路の中間層入力への固定電圧をOボルトまたはハ
イ状態にするため、その回路をイネーブル状態にする。
すなわち、1層について、オフセットの誤差を検出する
。ここで、上述したようにDCLKがハイ信号となり、
積和の1周期が行われる。帰還型では、出力イネーブル
信号は、すぐ立ち下がるので、入力側のバスはディスイ
ネーブルとなる。しかし、出力イネーブルがハイの間で
、すでにすべてのANPのオフセット電圧は内部でサン
プルホールドされていることになる。その後で、CSI
  (CSO2)がハイとなり、ANPIから出力が出
力のアナログバス上に出力される。
次に一定時間たったANP2へもCSI信号がディジー
チェーン的に加えられるので、ANP2からも同様にホ
ールドしてあったオフセソト分のアカログ出力信号が出
力され、この層の出力バス1−にのる。さらに所定時間
経′!!U後に、A N P 3のCSI伯号がハイに
立ち上がるので、A N P 3からアナログ出力信号
が層の出力の7ナログバス上に出力される.,層に出力
されたオフセソト分の各?ナログ信号Qfはオベアンプ
704及びアナログス1ソチ705,706を介してA
/Dコンバータ707cご加えられる。そしてA/Dコ
ンバータ707の出力QfliMPTJに送られ、それ
ぞれ+:.記憶に一時保持される。次に、第30B図の
タイミングチャートに示されるように、Tモードを0に
してダミーノードの出力電圧をハイにして、各ANPの
出力電圧Q.をMPUがセンスする。
M P UはこのQfとQ.から求まる加算器利得A,
が例えばlになるように、SHパルスの幅を制御するこ
とになる。その幅は制御パターンメモ’J c′)S 
Hパターン内容を変えることによって変えられる。上述
したものはTモードが1の場合であるので、ANPI、
2、3にはそれぞれOの入力信号が加えられるから、A
NP1乃至5のオペアンプのオフセノ1・電圧がA/D
コンバータ707からNIPU側に出力される。
なJj、第308図に示すように、T ′F:− 1−
’をOにし.た時には、入力層用ダミーノード出力から
はハイレベルのアナログ信号が出力されるので、A/D
コンバータ707からはANPI乃至:3を横戊するオ
ペアンプの出力電圧Qg (i&述する)が出力される
次にアナ口グニューロンブロセソ→トにIタける演算誤
差発生モデルと、ダミーノードを利用した重み補正型方
式について、説明する。
第31図は本発明の第1次補正ど第2次補正処理のアル
ゴリズムの概略図である。第1次補正処理は加Kn利得
推定のための計測条件設定とオフセット電圧の計測処理
である。すなわら、フa −チャートが開始すれば、ダ
ミーノードの固定電圧を0にして、誤差計測用重みデー
タの1−qrをダミーノードに対する重みとして再設定
することになる。第2次補正処理はダミーノード0ボル
1・に対するオフセノト電圧Qfと、1−Qfを1ボル
トのダミーノードに対する重みとL2て加算した拮果に
、さら?こオフセット電圧が加えられて出力される混合
誤差出力Q9の2つの情報を使って正しい加算器利得A
.=CQ9−Qf)/(1−Qf)を計算することであ
る。
誤差には、オフセント誤差とゲイン誤差がある。
本発明ではダミーノードが論理的に存在している.すな
わち、マックスバリューノード回路からア對11jグバ
スに例えばlボルトの固定電圧を発生させる方式を採用
している。ANPに0ボルト入力を入れた場合にどの程
度の誤差を出し、その誤差がどのような経路で発生する
かは、実施例として以下に説明される。
第32図は、アナログニューロンプロセッサにおける演
算誤差モデルとダミーノードを利用した1,リ御パター
ン補正型方式の概念図である。例えば)有みが0. 3
で入力がOの場合には理論的には出力はOとなる。加算
器利得が0.98のとき、入力の0にこの0.98をか
けてもOとなり、意味はない.一方、入力が1ボルトの
場合には、l X O. 3が本来の精の値である。そ
して、加算器利得が0.98である場合には実際にかけ
られる値は0. 9 8 X O.3となる。同様に他
のノードからの1ボルトに対してl X 0. 4と(
−CO)X (−0.6)を計算し,、これらの各積が
0.98倍された値のすべての和をとると、図に示すよ
うに、1. 2 7 4ボルトとなる。
これにさらに、オペアンプのオフセノトが生(二、.−
0.01ボルトが加えられると、結果として、1.26
4ボルトとなる。実際の値はI X 0. 3 + I
 XO.4+(へ1.0) X (−0.6)であるか
ら1.3ボルトである。ところが1.3ボルトとなるべ
きところが、ゲイン誤差とオフセット誤差によって1.
264ボルトになる。これが演算誤差発生モデルである
下の図が制御パターン補正型方式の概念図であって、演
算誤差発生モデルにおいて生成されているオフセソト電
圧−0.01ボルトの誤差を補正するために、この図で
、まずダミーノードの電圧を0.0ボルトとしている。
このとき、加算器利得が0。98であっても出力はO.
ボルトとなるが、オフセノト電圧が加えられ、:tフセ
ソト電圧Qfは一〇.01ボルトとなる。そしてこれを
ダミーノードに対する重みをQfを相殺するために補正
としてダミーノード川瓜みを1から1.01に変える。
これが第1次補正であって、一般には、1.0  Qf
の値となる。しかし、加[利得は1.0であるべきとこ
ろが0.98となっているので、i. o t x o
,9 8 = 0. 9 8 9 8ボルトが結果とな
る。さらにオペアンプのオフセ・ノトが同様にーO、0
1ボルトとすると、これが加算されて出力は0. 9 
7 9 8ボルトとなり、これを混合誤差出力値Qfと
する。オフセソト電圧一〇.01ボルトと、第1次補正
のみによって与えられた混合誤差出力電圧の0.979
8であるQ.との2つの情報から第2次補正をかけて加
算利{}A.を計算する。第2次補正は図に示されるよ
うに次式に従う。
A,= (Q* −Qf )+ (I  Qf )すな
わち、今の例題では、Agが0.98であるから、A.
を求めることが第2次補正の第1次段階となる。なぜな
らば、第1次補正! (1−Qf )に固定電圧の1,
ナルトを掛け、さらに加算器利得A,を掛けたものりこ
オフセノト電圧Qfを加えたものがQfとなるので、 Qs 一(1−Qf )XIXAg +Qfとなるから
である。
第27図の階層型二エーラルネットワークにおける誤差
.計測回路においてTモードを1にするとマックスバリ
ューノード回路の中で発生される固定電圧が強制的にO
ボルトになる。アナログバス■または■にはこれによっ
てOボル]・が強制的に入力される。例えば入力層のア
ナログバス■を0ボルトにすると、中間層の各ANPI
.2.3の出力がオフセソト電圧として出力される。こ
れをA/Dコンバータ707を介してMPU側に入力す
る。MPU側はこのオフセット電圧をQf として貯え
る。M P tJはこのQfを用いて、第1次補正を行
う。第1次補正の後半においては、ダミーノードの固定
電圧を1ボルトとする。例えば、中間層の第lのANP
 Iを対象とすれば、このダミ一ノード電圧に対する濫
みデータを1.01とするよ・)に$ク御する。中間層
のそのANPIの加算器利得が0.98とすれば、加算
乙の出力は、0.9898となり、さらにオフセット電
圧−0.01ボルトが加t)ってQ.である0.979
8ボルトが出力される。これを中間層の出力アナログバ
スに接続された誤差51廁用回路の内部のA/Dコンバ
ータを介して再びM P (JにQ.情報として与える
.そしてMPIノは、A.の計算からS Hバルスの幅
を計算する。以上の動作をすべてのANPに対して行う
こと6こなり、そして、こわらのすべてのデータを平均
して、例えば、A,=1となるSHバルスの幅を見つけ
、このパルス幅を制御パターンメモリ内のSHパターン
に反映させる。
第33A図乃至第33D図は階層型ネットワークの場合
の制御パターン修正アルゴリズムである。
まず、マスクコントロールブロックを誤差計測モードに
する。テスト七ードすなわち、Tモードを1にし、レイ
ヤは中間層のl,Enは1とする。
すると、入力層のダミーノードの固定電圧は0ボルト電
圧となるので、中間層の各AN!’のオフセソト電圧を
計厠することになる。補正を行うために、MPUは、割
り込み処理を開始することによって補正を行う。まず中
間層の処理中のA. N P数を計数する割り込み回数
カウンタ変数をOにし、割り込み処理を開始する。する
と、ANPは0ボルト入力電圧に対する出力電圧をQf
として出力すると、計測用回路のA/DR換を介してデ
ータQfをM P IJが内部のレジスタへ読み込み、
さらにそのレジスタから主記憶メモリへそれを移す。
そして、割り込みカウンタ変散をインクリメントし、こ
の割り込みカウンタ数が計測対象数すなわち、ANP数
に一致しているかどうかを調べる。
それらがもし一致していなければ、カウント数をセンス
しながら待ち状態になる。もしカウント変数が計測対象
数に等しければ割り込み処理ルーチンを終わって中間層
のA. N Pに対する補正処理に入る。すなわち、各
A.NPに対してダミーノードの電圧を1ボルトにし、
第1次補正した値1. 0 −Qfをまず重みとして、
主記憶メモリにすべてのANPに対する重みとして格納
する。すなわち、Tモードを0にする.すると、Tモー
ド=0のときには、ダミーノードからは固定電圧の1ボ
ルトが生成されるので、これに対し、オフセントfil
l圧及びゲイン誤差の影響を同時計測する。再び割り込
み回数カリンク変数をOにし、割り込み処理開始を行う
。すなわち計測用回路のA/D変換を介してQ9を測定
することになる。ダミーノードの電圧はl,0で、第1
次補正によって例えばANPへの重みが1.01になっ
ているので、加算器利得0.98に対して出力が0. 
9 8 9 8になり、すフセット電圧−0.01ボル
トが加わってQfである0.9798ボルトが計算され
る。このQfをA/Dコンバータを介してMPUが読み
、レジスタからメモリに移し、これを中間層内のすべて
のANPに対して行うようにカウント変数をインクリメ
ントする.このインクリメント数が計測対象数になった
かどうかのチェックを行なって一致していなければさら
に計測を実行する.もし、カウンタ数が計測対象数にな
っていれば割り込み処理ルーチンを終わって第2次補正
処理に入る。ずなわら、加n器利得の逆数からS Hの
パルス幅を求め、割御パターンメモリを修正する。
以上の動作は出力層のA N l)のすべてに対しても
行うことになる6従って、■に移って、1゛モードを1
、レイヤを0にして出力層モードにし、En=iとして
、同様な処理に入る。すなわち、割り込み回数カウンタ
をOにし、割り込み熟理ルーチンに入って、測定用回路
によってOボルトのダミーノードに対するオフセソト電
圧、Qfを出力層内のANPに対して求め、これらのデ
ータをメモリに貯える。この処理を計測対象数(出力層
のA. N P数)だけ行った後、割り込み処理ルーチ
ンをぬけて補正処理を行うことになる。ずなわらダミー
ノードの固定電圧1ボルトに対する重みデータを設定す
ることになる。
■に移る。Tモードを0にし、レイヤを0にし、Eri
を1にする。そしてQ9を計算する。ずなわち、ダミー
ノードから固定電圧lボルトが発生されるので、オフセ
7}電圧及びゲイン誤差の影響を同時計測することにな
る.割り込み回数カウント変数をOにし、割り込み処理
開始を行ってQ.をA/D変換器を介して読んでメモリ
に移す。そして割り込みカウント変数をインクリメント
し、出力層内のANPの数だけ行った後、割込み処理ル
ーチンから抜けて、補正用のA1を計算する。
すなわち、加算器利得の逆数からSHのパルス幅を求め
、il1御パターンメモリを修正する.帰還型ネットワ
ークの場合のI1御パターン修正アルゴリズムは第34
A図及び第34B図に示される。この場合も同様である
。帰還型ネットワークでは暦は1層である。マスクコン
トロールブロソクを誤差計測モードにし、Tモードを1
にし、レイヤをl s E nを1にして、まずダミー
ノードのOボルト電圧出力によってオフセソト電圧を計
測する.割り込みカウンタ変敗をOにし、割り込み処理
ルーチンに入って計測用回路の出力側にあるA/D変換
を介してQfを読み、それをメモリに移す.この処理を
ANP数だけ繰り返し、割り込み処理ルーチンを終了し
、補正処理に入る。帰還型ネソトワークでは1層しかな
いために、補正は1度だけ行えばよい。次に、ゲイン檀
正を行うためにTモードをOに、レイヤをOのままで、
Enを1にする。そしてダミーノードの固定電圧lボル
トを入力し、オフセソト電圧及びゲイン誤差の影響を同
時計測することになる。割り込み回数カウンタ変数を0
にし、割り込み処理開始を行う。
計測用回路のA/D変換を介して、Qfを各ANPごと
に読む。すなわち、ダミーノードからの1ボルトに対し
て第lrA補正で決まった重みデータを与えると、AN
Pは、内部の加算器利得0.98をかけ、さらにオフセ
・ノト電圧が加わった電圧としてQ9を出力する。この
処理は、1旧分のすべてのANPに対して行われ、各A
. N Pに対応するQf とQ9の情報がメモリに書
き込まれると、劃り込み処理ルーチンが終わる。そして
、MPUは第2次補正処理を行う。すなわち、MPUi
;tA,の通数1/A,からS Hのパルス幅P−4W
の変更を行って制御パターンメモリを更新する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ニューロチ・ノブの中におい゜C積和
演箕を実行するために用いられるコンデンサのサンプル
/ホールド時間を可変とすることにより、ニコーロン数
に関係なくコンデンサにおける加算値が飽和することを
防ぐことができる。
さらに、オフセソト電圧の誤差、加算器のゲインの誤差
、固定小数点方式に基づく誤差をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第IA図は、本発明のニューロコンピュータの原理ブロ
ソク図、 第IB図は、本発明のアナログニューロブロセ・7サ(
ANP)のチップから構成されたパッケージの概略図、 第IC図は、本発明のANPの内部構成図、第2図は、
本発明のアナログニユーロプロセソサの原理構成図、 第3図は、本発明の基本ユニットの一実施例のブロノク
図、 第4図は、本発明の基本ユニノトの実施例の具体的回路
図、 第5図は、本発明の基本ユニソトの他の実施例の具体的
回路図、 第6図は、本発明の基本ユニソトに用いられる積分器の
動作タイミングを説明する図、第7A図は、階層型ニュ
ーラルネットワークの概念図、 第7B図は、本発明による階層型ニューラルネットワー
クの概念図、 第8図は、本発明のニューロコンピュータを階層型ネッ
トワークで実現したー実施例の具体的回路図、 第9A図及び第9B図は、第8図に示した信号処理のタ
イミング図、 第lO図は、ディジタル重みデータの読み込みタイミン
グを示す図、 第11A図は、マスクコントロールブロソクの具体的回
路図、 第11B図は、制御パターンメモリ及びマイクロコード
メモリの構造を示す図、 第12A図は、重みデータメモリへのデータ充填方法を
示す図、 第12B図は、重みデータメモリの具体的構成図、 第12C図及び第120図は学習アルゴリズムのフロー
チャート、 第13図は、ディジー回路の具体的回路図、第14図は
、マノクスバリューノード回路の具体的回路図、 第15図は、シグモイド関数発生回路の具体的回路図、 第16図は、シーケンスジェネレータの具体的回路図、 第17図は、位相制御回路の具体的回路図、第18図は
、シフトレジスタの具体的回路図、第19A図は、帰還
型ネットワークを説明する概念図、 第19B図は、本発明のニューロコンピュータにより帰
還型ネノトワークを構成した場合の説明図、 第20図は、本発明によるニューロコンピュータにより
、第1の帰還型ネソトワークを構成した実施例の具体的
回路図、 第21A図及び第21B図は、第20図に示した実施例
の信号処理を示すタイミング図、第22図は、本発明の
ニューロコンピュータにより、第2の帰還型ネットワー
クを構成した実施例の具体的ブロック図、 第23A図及び第23B図は、第22図に示した実施例
の信号処理を示すタイミング図、第24図は、本発明の
ニューロコンピュータにより階層型と帰還型とを組み合
わせた他の実施例のブロソク図、 第25A図及び第25B図は、第24図に示した実施例
の信号処理を示すタイミング図、第26A図及び第26
B図は実際のANPが持っている誤差を発生するメカニ
ズムの概念図、第27図,第28図はそれぞれこのパル
ス的な誤差電圧透計る階層型及び帰還型のニューラルネ
ソトワークにおける誤差計測用回路を示す図、第29A
図は、階層型ネソトヮークの中間層におけるオフセノト
電庄計渕用制御シーケンス、第29B図は、階層型ネソ
トワークの中間層におけるゲイン誤差計画用制御シーケ
ンス、第30A図は、帰還型ネソトワークにおけるオフ
セノト電圧計測用M御シーケンス、 第30B図は、帰還型ネノトワークにおけるゲイン誤差
計測用U御シーケンス、 第31図は、本発明の誤差計測に用いられる第1次、第
2次補正処理の説明図、 第32図は、アナログ二一一ロンブロセソサにおける演
算誤差発生モデルとダミーノードを利用した制御パター
ン補正型方式を示す図、第33A図〜第33D図は、階
層型ネットワークの場合のfilf11パターン修正方
法を示す図、第34A図及び第34B図は、帰還型ネノ
トワークの場合のa御パターン修正方法を示す図、第3
 5図は、ニエーロンモデルの基本ユニソトの原理構成
図、 第36図は、階層型ニューラルネソトヮークの構成概念
図である。 6・ ・ ・ダミーノード手段、 7・ ・ ・S / 11パターン、 l2・ ・ ・制御パター ンメモリ、l3・・・シー
ケンサ、 14・ ・ ・重みメモリ、 15・・・ディジタル制御f段、 16・・・D / Aコンバータ、 17・・・A/Dコンバータ、 18・・・ANPで構成したニューラルネソトワーク、 19・・・S / I!パターン形成手段、20・・・
誤差測定手段.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)アナログ信号を第1のアナログバスより時分割的に
    入力し、積和演算を行ってアナログ信号を第2のアナロ
    グバスに出力するアナログニューロンプロセッサの集合
    からなるニューラルネットワーク(18)と、 該ニューラルネットワーク(18)のアナログバスに接
    続されテストモード時において、指定された前記アナロ
    グバスに固定電圧を発生するダミーノード手段(6)と
    、 テストモード時の第1の状態において前記第1のアナロ
    グバスにダミーノード手段(6)を介して0ボルトを強
    制的に入力し、前記第2のアナログバスからアナログニ
    ューロンプロセッサ内で発生されたオフセット電圧を検
    出する誤差測定手段(20)と、 前記各ニューロンプロセッサのオフセット電圧からテス
    トモード時の第2の状態において、前記ダミーノード手
    段(6)から生成される固定電圧と乗算されるべき各ニ
    ューロンプロセッサへの重みを決め、第2のアナログバ
    スから出力される検出出力電圧からゲイン利得を計算し
    前記アナログニューロンプロセッサ内の積分器の積分期
    間を制御するサンプル/ホールド(S/H)制御信号の
    S/Hパターンを構成するディジタル制御手段内のS/
    Hパターン形成手段(19)と、 このS/Hパターン(7)を格納するとともに前記ニュ
    ーラルネットワークの動作を制御する制御パターンがシ
    ーケンサ(13)の制御によって順次読み出される制御
    パターンメモリ(12)とからなることを特徴とするニ
    ューロコンピュータにおける可変積分パルスによる誤差
    吸収方式。 2)前記誤差測定手段は、ダミーノードの固定電圧を0
    にしてオフセット電圧Q_fを求め、これにより誤差計
    測用重みデータ(1−Q_f)を求める第1次補正手段
    と、 (1−Q_f)をダミーノードの1ボルトの電圧に対す
    る中間的重みとし、さらにオフセット電圧Q_fとから
    形成される混合誤差出力をQ_gとして加算器利得A_
    g=(Q_g−Q_f)/(1−Q_f)を求める第2
    次補正手段とよりなることを特徴とする請求項1記載の
    ニューロコンピュータにおける可変積分パルスによる誤
    差吸収方式。 3)前記ダミーノードはマックスバリューノード回路か
    ら構成され、このマックスバリューノード回路は固定電
    圧を発生する手段と、前記固定電圧をダミーノード出力
    から所定タイミングに出力する手段よりなることを特徴
    とする請求項1記載のニューロコンピュータにおける可
    変積分パルスによる誤差吸収方式。 4)前記誤差検出手段はMPUからの指定に従ってテス
    トモードを有効にするイネーブル信号と、マックスバリ
    ューノード回路の指定された出力電圧を0ボルト電圧か
    0ボルトでない電圧かに選択するテストモード信号と、
    各層の指定を行うレイヤ信号を生成するポートレジスタ
    手段(701)と、 前記イネーブル信号がイネーブル状態のときレイヤ信号
    の状態に対応する層の入力側の入力アナログバスに前記
    マックスバリューノード回路からテストモードの状態に
    対応する固定電圧を生成することを有効にするためのイ
    ネーブル信号を生成する制御手段(702、708、7
    09、703、710)とからなるディジタル回路手段
    を具備することを特徴とする請求項1記載のニューロコ
    ンピュータにおける可変積分パルスによる誤差吸収方式
    。 5)前記誤差検出手段は、各層の出力アナログバスの検
    出出力電圧を受けるバッファ手段(711)と、 前記ディジタル回路手段から出力されるイネーブル信号
    がイネーブル状態であるときに前記検出出力電圧を有効
    に出力するスイッチング手段と、前記スイッチング手段
    に接続され前記検出出力電圧をMPUを含むディジタル
    制御手段側にディジタル量として出力するA/D変換手
    段707を有することを特徴とする請求項1記載のニュ
    ーロコンピュータにおける可変積分パルスによる誤差吸
    収方式。
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US07/486,647 US5216746A (en) 1989-02-28 1990-02-28 Error absorbing system in a neuron computer
EP90103900A EP0385436B1 (en) 1989-02-28 1990-02-28 An error absorbing system in a neuron computer
DE69026740T DE69026740D1 (de) 1989-02-28 1990-02-28 Fehler absorbierendes System in einem neuronalen Rechner

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017033337A1 (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社日立製作所 情報処理方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017033337A1 (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 株式会社日立製作所 情報処理方法及び装置
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