JPH0223122Y2 - - Google Patents

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JPH0223122Y2
JPH0223122Y2 JP19646685U JP19646685U JPH0223122Y2 JP H0223122 Y2 JPH0223122 Y2 JP H0223122Y2 JP 19646685 U JP19646685 U JP 19646685U JP 19646685 U JP19646685 U JP 19646685U JP H0223122 Y2 JPH0223122 Y2 JP H0223122Y2
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JP
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viscoelastic
adhesive
rubber
adhesive pad
molecular weight
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JP19646685U
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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は人体を衝撃および局所の痛みから保護
するための衝撃吸収貼着パツド、特にスキー靴、
登山靴、スケート靴、防寒靴、又はこれらの中
靴、肩当て、すね当て、その他のプロテクター、
ヘツドギヤー、ヘルメツト裏、自動車のシート、
シートカバー、自転車のサドル等に貼着するに適
した衝撃吸収貼着パツドに関する。
〔従来技術とその問題点〕
上記した用途に用いられる振動・衝撃の吸収・
減衰には弾性型(エラストマー)ポリウレタンフ
オーム等の弾性体が広く用いられている。このよ
うな弾性体は大部分弾性作用を用いた減衰作用な
いし緩和作用を行うものである。
弾性的なクツシヨン作用は材料のずれによる発
熱によりエネルギー吸収する部分と、瞬間的な衝
撃ないし振動を時間的或いは面積的に拡大した上
で人体等に印加する部分とがある。しかし、この
ような弾性作用を利用したクツシヨン材はエネル
ギー吸収性が低い。
また、衝撃が繰返して加わる場合、或いは比較
的大きい振動が反復して加わる場合には、このよ
うなクツシヨン材は疲労して永久破壊を生じ、弾
性を失つてしまうので長期の使用に耐えない。
そこで、最近になつて粘弾性型のプラスチツク
材料をエネルギー吸収材に用いることが提案され
るに至つた。この型の吸収材は外力に対して弾性
変形が生じることにより大きい衝撃ないし振動を
減衰させ、同時に塑性変形によりエネルギーを吸
収することができる。しかし、粘弾性型プラスチ
ツクの欠点は、その復元に時間がかかることであ
り、或いは物によつては十分に復元しない。
スキー靴などのように人体の一部にしつかりと
固定する器具が用いられる場合には、大きい外力
に対して足への衝撃を緩和或いは吸収するために
中靴が使用されている。中靴の外面にはポリウレ
タンフオームや流動性の高い粘性流体の袋が当接
されて大きい衝撃から足を守ることが行われてい
る。しかし、かかる粘性流体は復元力がなく、必
要な個所に必要な量の粘性体を確保することが困
難である。
最近になつて、短時間(ほぼ1秒以内)で原形
を回復しうる粘弾性型ポリウレタンが開発された
(特開昭52−54000及び58−194913号)。しかしこ
のものを例えば靴の中靴に応用するにはこのポリ
ウレタンが接着性を持たないため、特別な布袋な
いしポケツトに挿入した上縫合するとか、接着剤
を用いて接着する必要があるなどの面倒がある。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、衝撃吸収性が高く、使用が容
易な衝撃吸収貼着パツドを提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案の貼着パツドは、粘弾性型樹脂特に粘弾
性型ポリウレタンの層と、粘着性接着剤層と、必
要ならばその表面に形成した剥離シートとより成
ることを特徴とする。
本考案の衝撃吸収貼着パツドは、例えば靴の中
靴の表面へ容易に貼着して固定しうる。内靴の表
面とは足裏、甲、側面などに相当した部位であ
り、特に衝撃の強い個所或いは打撲などで特に痛
めた個所に相当した部位である。必要により脱着
して貼着個所をかえることが自由である。また、
粘弾性体のため衝撃吸収性が高い。粘弾性型ポリ
ウレタンを用いれば衝撃吸収性が高く、且つじん
速な復元性を有する貼着パツドが得られる。
〔考案の構成の詳細な説明〕
本考案で使用できる粘弾性体は好ましくは粘弾
性型ポリウレタンである。このポリウレタンはポ
リアルキレングリコール、ポリオール及びポリイ
ソシアネートをNCO/OHが1よりも小さい条
件、すなわちOH過剰の条件で反応させて製造さ
れる。OH基は反応後も残留するから、こうして
得た粘弾性体層の表面にOH基と親和性を有する
粘着性接着剤を塗布する。別法としてOH基と反
応しうる基を有する粘着性接着剤(反応型接着
剤)を塗布し、反応させても良い。また粘着性接
着剤だけでは強度が不充分の場合また一度貼着し
て貼替える必要のない場合には粘着性接着剤と反
応型接着剤を併用することもできる。
原形回復が早く、衝撃エネルギー吸収性が大き
い粘弾性型ポリウレタンは特開昭58−194913号や
特開昭60−67524号に記載されている粘弾性ポリ
ウレタンである。例えば特開昭58−194913号に従
つて平均分子量約1500以上6000以下のポリオキシ
アルキレングリコール(ポリオキシエチレングリ
コール、ポリオキシプロピレングリコール等)及
び少量の平均分子量500以下のポリオールのブレ
ンドと芳香族ジイソシアネートとを反応させて架
橋し、その際にNCO/OHが1より小さいものを
用いる、他の粘弾性型ポリウレタンの例は、特開
昭60−67524号に示されているように平均分子量
400〜6000の2または3官能性ポリエーテルポリ
オールまたはポリエステルポリオール、これらに
エチレン性不飽和化合物を部分的にグラフト重合
させたポリオールと、ポリイソシアネートとを有
機金属触媒を使つて重合したものである。
又、粘弾性体として知られる各種重合体ないし
高分子化合物も使用できる。
このような粘弾性体としてはエチレン・プロピ
レン・ジエン共重合体(EPDM、第3成分には
エチリデン・ノルボルネン、シクロペンタジエ
ン、1,4−ヘキサジエン等)ブチルゴム、
SBR、ニトリルゴム、シリコーンゴム、ハロゲ
ン化ブチルゴム、ニトリル−ハロゲン化ブチルゴ
ムブレンド、ポリエーテルベースポリウレタンゴ
ム(一般グレード)などである。これらの粘弾性
は適切に選択された粘着性接着剤と組合せて使用
しうる。或いはOHその他の基で粘着性接着剤と
反応性または親和性の基を過剰に有するように調
整する。
粘着性接着剤は例えば天然ゴム、スチレン・ブ
タジエンゴム、ニトリルゴム、クロ・プレンゴ
ム、アクリル酸エステル重合体、石油系タツキフ
アイアーレジン、ロジン系タツキフアイアーレジ
ン、スチレン・イソプレン系共重合体などが用い
られる。
また、反応性接着剤としてウレタン系接着剤
(湿分硬化型)、ブチルゴムブレンド(自然架橋
型)などが挙例できる。
なお、以下の実施例で用いた粘弾性型ポリウレ
タンは、ポリオールとして平均分子量約2000のポ
リオキシ(1,2−プロピレングリコール)と、
平均分子量約292のN,N,N′,N′−テトラキス
(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミンと
を混合して平均分子量約800に調整したものであ
り、充填剤として炭酸カルシウム、可塑剤
(DOP)、泡抑制剤等を含む。また架橋剤として
はジイソシアネート(MDI)を用い、そして
NCO基/OH基が大体0.2〜0.8当量となるように
して用いた。この粘弾性型ポリウレタンはOH過
剰型である。
また、以下の例で用いた接着剤はアクリル酸エ
ステル重合体、クロ・プレンゴムである。
次に、本発明の実施例を説明する。
実施例 1 第1図はスキー靴の斜視図で、外殻1(2分割
されて開閉自在となつている)の中に中靴2が挿
入されている。中靴は発泡ポリウレタン等の弾性
型プラスチツクから製作されている。この中靴2
は捻坐を防止する役目をする。また、中靴2の特
に衝撃が大きく加わる甲部や背部には第2図に示
すように衝撃吸収パツド3,3′が貼着されてい
る。これらのパツドは本考案に従つて、表面に粘
着性接着剤を有するから、中靴の所定の個所に容
易に貼着させることができる。
衝撃吸収貼着パツド3,3′の構成は第3図に
示されている。図中4は布、不織布、等の多孔性
の支持シートであり、この上に前述の粘弾性型ポ
リウレタン層5が形成される。用途にもよるが、
この層の厚さは数mm以下である。ポリウレタン層
5の表面には同じく上に述べた粘着性接着剤層6
が形成され、さらに剥離紙7が貼着される。なお
上記のうち、支持シート4、及び剥離紙7は必須
ではないが、用途によつては必要な手段である。
上記は本考案が応用される例の1つに過ぎず、
他のプロテクターの内面その他任意の個所に本考
案のパツドを用いることができるものと理解すべ
きである。
〔作用効果〕
以上のように、本考案の粘弾性体層と粘着接着
剤層より成る衝撃吸収パツドはスキー靴等の中靴
に容易に貼着して使用できる。また特に粘弾性ポ
リウレタンを用いることにより局所の痛みをとる
と共にすぐれた衝撃吸収を行うことができるスキ
ー靴等を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したスキー靴の斜視図、
第2図は同スキー靴の中靴の側面図、及び第3図
は本考案の衝撃吸収貼着パツドの断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 粘弾性型樹脂層と、その表面に形成された粘
    着接着層とより成る、スキー靴、登山靴、スケ
    ート靴、防寒靴、又はこれらのインナーブーツ
    等に貼着して人体を衝撃および局部の痛みから
    保護するための衝撃吸収貼着パツド。 (2) 粘弾性型樹脂はエチレン−プロピレン−ジエ
    ン共重合体、ブチルゴム、SBR、ニトリルゴ
    ム、シリコーンゴム、ハロゲン化ブチルゴム、
    ニトリル−ハロゲン化ブチルゴムブレンド、ポ
    リエーテルベースポリウレタンゴム、より選ば
    れる前記第1項記載の貼着パツド。 (3) 粘弾性型樹脂は、分子量約1500〜6000のポリ
    オキシアルキレングリコールと、少量の分子量
    500以下のポリオールと、ポリイソシアネート
    との重合体である前記第1項記載の貼着パツ
    ド。 (4) 粘弾性型ポリウレタンはNCO/OH比が0.81
    以下である前記第3項記載の貼着パツド。
JP19646685U 1985-12-23 1985-12-23 Expired JPH0223122Y2 (ja)

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JPS62106501U JPS62106501U (ja) 1987-07-07
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US20100000009A1 (en) * 2008-07-02 2010-01-07 Morgan Donald E Compressible Liner for Impact Protection

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