JPH02228959A - 歯科矯正治療用結紮糸銃 - Google Patents
歯科矯正治療用結紮糸銃Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
適用するための装置に関し、更に詳しくは、弾力性結紮
糸の摘上げを容易にしてブラケットへの弧状ワイヤの接
続のためにその結紮糸を歯科矯正治療用ブラケットへと
直接適用するための結紮糸銃に関し、更に詳しくは、結
紮糸を歯科矯正治療部分に適用するための時間を短縮す
るために容易に操作可能な新規で改良された手持ち型の
結紮系適用装置に関する。
弾力性結紮糸を歯科矯正治療部分に施すとともに、弧状
ワイヤをブラケットに接続するための結紮糸の使用時に
特に結紮糸を直接歯科矯正治療用ブラケット上に施すた
めに使用される種々の装置が開発されてきた。これらの
装置は周知の鉗子を具備する種々の形態をとっており、
この鉗子は非引張状態の結紮糸をとって結紮糸の一部を
係止するためのブラケット束縛翼端を利用し結紮糸を引
張りながらそれをブラケットの周りに適用する。他の形
態は一対の顎状部を有するプライヤ状の装置であって、
顎状部は結紮糸の穴内に入りその後結紮糸をブラケット
に適用する前に拡開して結紮糸を引っ張るが、この装置
は結紮糸の一部を束縛翼端に係止することによって更に
引っ張ることを必要とする。更に別の形態は結紮糸が引
張状聾で装着されるマンドレルを具備し、結紮糸はその
後マンドレルからブラケットへと直接供給されるが、こ
の装置は結紮糸をブラケットへの適用のために引っ張る
テーバ状のマンドレルに沿って結紮糸を押圧することを
必要とする。更に別の形態の適用装置はワイヤ端を有す
る細長ハンドルの形態であり、ワイヤ端秤はオフセット
部が形成されその部分で結紮糸゛が引っ張られてその後
結紮糸をブラケットに適用するために操作されるが、こ
の装置もまた結紮糸が更に引っ張られてブラケットの周
りに適合され得るように結紮糸を束縛翼端上に係止する
ことを必要とする。
し、また、装置による結紮糸のつまみ上げ及びブラケッ
トへの結紮糸の適用の遂行のために相当の時間を必要と
してきた。幾つかの装置は衛生状態を犠牲にするものと
なっていた。
複雑さと弾力性結紮糸源とブラケットの周りのやっかい
な最終適用場所との間の操作の困難性であ°る。
結紮糸銃は歯科矯正治療医師が衛生状態を保ちつつ結紮
糸を歯科矯正治療部分に適用するために必要な時間を短
縮することを可能にする。歯科矯正治療医師が標準的に
プライヤ型の装置を使用して歯科矯正治療用ワイヤ、ブ
ラケット及び他の付属品を取り扱うために顎状部若しく
は嘴部操作するために手で共働形ハンドルを締め込むこ
とは熟練を必要とすることがよく知られている。したが
って、本発明は銃の外観を呈する幾らかピストル状のグ
リップを有する手持ち型の装置であって、ハンドル部材
の締付けによって弾力性結紮糸の引張りを生じさせて弧
状ワイヤを歯科矯正治療ようブラケットに固定するため
のブラケットへの結紮糸の直接適用を容易にする装置を
提供する9図示装置はピストル状グリップを形成するよ
うに配置されたハンドルを具備するが、以下に述べるよ
うに他の形状をとり得る。
用するために相対移動し共働する2つの部材を具備する
。2つの部材は締付は可能なハンドル、皮下注射器形プ
ランジャ及び胴体部材、或いは他の適切に構成された共
働部材とし得る。プランジャは支持部材内に摺動可能に
支持されており、弾力性結紮糸の穴内に挿入可能なよう
に形成された顎状部を一部に有するワイヤ部材と共働す
ると共に、弾力性結紮糸を把持しデイスペンサーから取
り外すためにプランジャが僅かに作動するか若しくは非
作動状態とされ、そしてその後、プランジャは結紮糸を
所定量だけ拡張させる別の位置に置かれて結紮糸がブラ
ケットの前面全体を容易に通り越してブラケットの束縛
翼端の背後の周リに直接適用のために容易に配置される
ようにする。ハンドルの更なる締付けすなわち支持部材
に対するプランジャの更なる移動に・よって、プランジ
ャは弾力性結紮糸をワイヤ部材の顎状部から離脱させて
結紮糸を束縛翼端の背後のブラケットの周りの所定位置
に直接スナップ係合させ、その後弧状ワイヤをブラケッ
トに対し適切に係止させるように作用する。それ故、結
紮糸銃が弾力性結紮糸を摘み上げた時から結紮糸が直接
ブラケットに適用されるまで結紮糸の衛生状態が維持さ
れ、また、結紮糸は歯科矯正治療医師の手にで持たれる
必要がない、結紮糸銃への結紮糸の装着、拡張及びその
後のブラケットへの結紮糸の解放の繰返し動作は非常に
迅速に達成可能である。
用する好ましい形態において弾力性結紮糸の4点拡開を
達成する構造を備えているが、本発明の範囲内において
結紮糸を拡開させるために2つ以上のワイヤ部材を使用
し得ることがわかるはずである。追加的に、結紮糸銃の
適用端はブラケットへの結紮糸の適用中に弧状ワイヤを
ブラケットに対して支持し案内する作用を行なうことが
できるように構成される。
対して迅速に且つ衛生状態を保ちつつ弾力性結紮糸を適
用するための新規で改良された弾力性結紮系適用装置を
提供することにある。
ヤを歯科矯正治療層ブラケットに固定するために結紮糸
をブラケットに直接適用するための適用装置であって、
歯科矯正治療用ブラケットへの弾力性結紮糸の適用中に
弾力性結紮糸を4点拡開状態とするために拡開可能な顎
状部を有するピストル状手持ち型ボデーを備えた適用装
置を提供することにある。
の結紮糸を歯科矯正治療用ブラケットに適用するための
結紮糸銃であって、結紮糸の適用を非常に容易にすると
ともに結紮糸デイスペンサーから直接ブラケットまでの
結紮糸の衛生的運搬を容易にする結紮糸銃を提供するこ
とにある。
以下の詳細な説明から明かになるであろう、添付図面の
簡単な説明において同様の参照番号は同様の構成部品を
示している。
正治療部分に適用することを可能にするように作用し、
更に詳しくは、この結紮糸銃は弧状ワイヤをブラケット
に接続するとともに弾性力を弧状ワイヤに加えることに
よって弧状ワイヤを弧状ワイヤ溝内に保持するために結
紮糸を迅速にブラケットに適用するように作用する。結
紮糸はリング形状であり、換言すれば、小さな輪ゴムの
ような連続弾力性部材であって、歯科矯正治療用ブラケ
ットの束縛翼端の背後に適合して弧状ワイヤをブラケッ
トの弧状ワイヤ溝内に固定するように伸張可能である。
さな歯科矯正治療用ブラケットの束縛翼端を通過可能で
なければならず、また、束縛翼端の背後で引張の下で装
着位置へと収縮可能でなければならないので、結紮糸の
寸法は非常に小さい、結紮糸は如何なる適当な天然若し
くは合成弾力性材料からも成形され得るし、或いは、リ
ング状部材を形成するように筒状の弾力性材料を薄く切
り取って形成してもよい。図示され且つ一般に使用され
る結紮糸4はリング状であるが、穴を有する連続紐状で
ある限り他の形態であってもよい6本発明に係る結紮糸
銃によってブラケットに適用され易い形式の弾力性結紮
糸は周知であり、これまでは、種々の形式の工具及び技
術の使用によって歯科矯正治療部分の歯科矯正治療用ブ
ラケットに適用されている。好ましくは、本発明に係る
結紮糸銃によって適用されるべき結紮糸は成形されたも
のであって、結紮糸の半分が実質的に丸い断面を有し、
また、好ましくは、個々にデイスペンサー内に設けられ
るが、本発明に係る結紮糸銃は僅かな力で支持部材から
容易に分離可能な状態で支持部材に成形された結紮糸に
係合してその結紮糸を取り外すように作用することもで
きる。
し、これは結紮糸銃への結紮糸の装着をなす。その後、
結紮糸銃は結紮糸が伸張状態でブラケット上に装着され
得るように先ず結紮糸を拡張し、次いで、結紮糸がブラ
ケットの束縛真に接触抱着して弧状ワイヤをブラケット
の適所に固定するような場所で結紮糸を銃から解放若し
くは発射する。銃はまた、弧状ワイヤをブラケットの弧
状ワイヤ溝に対して案内し、その後、弧状ワイヤをブラ
ケットに固定するために結紮糸を解放する前に弧状ワイ
ヤを弧状ワイヤ溝内に挿入する手助けをし得るように構
成されている。結紮糸銃の作動はハンドルを握った人の
手の操作によって、単に最初に銃の顎状部端を結紮系内
に挿入して結紮糸をデイスペンサーから取外し、次いで
、ハンドルを握り締めて結紮糸がブラケットの束縛翼端
を通過し得るように結紮糸を拡張させ、最後にハンドル
を更に握りしめて結紮糸を銃から放出させることによっ
て達成される。これらの段階は結紮糸デイスペンサーが
使用者の片手で普通に持たれているときに非常に迅速に
行なわれ得る。また、デイスペンサーから患者の口への
移動及びブラケットに対する整列は非常に短時間で行な
われることとなろう。更に、このことは、これまで可能
であった方法に比して使用者がデイスペンサーから患者
の口へと非常に衛生的に結紮糸を移すことを可能にする
。
第1部材とその第1部材に対して可動の第2部材とを具
備する。一方の部材は、少なくとも一対のワイヤ状部材
を操作して結紮糸を把持し拡張させその後結紮糸をブラ
ケットの周りに放出するように作動可能なプランジャの
形態の他方の部材のための支持体である。
Sで全体的に示された本発明に係る結紮糸銃はピストル
形のボデーを備え、このボデーは第1の指係合部材ない
しハンドル16と第2の掌保合部材ないしハンドル17
とを有し、この第2部材は銃の把持お操作のために第1
部材16に対して枢着されている。第1部材16は更に
上端に一対の耳部19を有する垂直延在ボデー18を僧
え、両耳部には掌係合部材17のための軸受として役立
つ中心配置整列状態の開口20が設けられている。特に
第4図及び第5図に示されているように、第1部材すな
わちハンドル16はその重量軽減のために中空とされて
おり、且つ、部材の強化のための補強リブを備えている
。第1部材の上端から下方に僅かに間隔を隔て且つ耳部
I9のすぐ下には前方に突出するネック部分23がある
。ネック部分23のすぐ上には1本の指が係合する表面
ないし領域24があり、ネック部分の下には指係合部若
しくは領域25.26が互いに整列状態で配置されてい
る。結紮糸銃を操作するとき、人差指は通常表面24に
沿って配置され、他の3本の指は表面25.26に沿っ
て配置される。
16及びそのネック部分、23を貫通して延びている段
付穴は内側肩部33,34を規定する徐々に小さ(なっ
た穴30,31.32を有している。これらの穴は円筒
形状であるが、穴内に係合される部品が穴とぴったり嵌
合するように形成されていれば穴は池の形状であっても
よい。最小の穴32の内側には胴状若しくは筒状部材3
7が配置され、この筒状部材37は穴32内にぴったり
嵌合する外径部分38と穴31内にぴったり嵌合する第
2の外径部分39とを備えている。外径部分38.39
の間に肩部40が形成されており、この肩部は段付穴の
肩部34に当接し、これにより、胴部37を段付穴内の
所定位置に位置決めしている。胴部は筒状プランジャ4
5を摺動可能に受容する筒状案内穴41を更に備えてい
る。
し得るし、プランジャも胴部と適合するように他の断面
形状とし得る。
え、この部分は胴部37の案内穴に受容されており、且
つ、案内穴内で容易に摺動するように寸法設定されてい
る。プランジャの周りで周方向に間隔を隔てられて軸線
方向に延びる複数個の長大若しくは溝47がワイヤ若し
くはワイヤ状部材48を受容するようになっている。ワ
イヤ状部材好ましくはばね鋼からなるが、プラスチック
、ガラス繊維或いは他の適当な材料からなっていてもよ
い。それ故、用NFワイヤ」或いはrワイヤ状部材」は
適当なばね性材料の部材を包含するものとされる。
動可能である中間部分49と、脚により形成された係止
端部分50とを備え、この脚は中間部分に対してほぼ直
角に曲げられていて第1部材16に対してワイヤ部材を
所定位置に係止する役割を果たす、各ワイヤ部材の一形
態における顎状部端の個所では、第1図から第7図に示
されているように、脚51が中間部分49に対して鈍角
に延びるとともに、脚52が脚51に対して鈍角に曲が
っていて脚S1と共働して結紮糸に対し把持係合するた
めの顎状部53を形成する。選択的に、比較的鋭角な曲
り部を第8図から第11図に示されているように弧状に
形成することができ、その場合、弧状部分51aが中間
部分から下方に延び、その先端には反対方向に曲がった
弧状部分52aが形成されて顎状部53を構成する。こ
の実施例は先の実施例における比較的鋭角な曲がりを除
去する。ワイヤ部材の先端は顎状部が所望の係合位置ま
で動かされるときに結紮糸との係合を容易にするために
好ましくは滑らかな丸い形状とされる。それ故、ワイヤ
部材の各々は前端に顎状部53を有し、ワイヤ部材の前
端は互いに接触して銃が作動されたときに結紮糸を拡張
させる。胴部37はワイヤ部材48をプランジャ溝内に
保持する。ワイヤ部材は、ホームポジションにおいて第
1部分51又は51aがプランジャ46のほぼ先端位置
において中間部分49から曲がるような長さとされる。
が、銃は2本以上のワイヤ部材を具備したちのでよいこ
とを理解すべきである。ワイヤ部材が2本のみの場合5
M紮糸を完全に拡開させることはできないが、それを単
に伸張させることはできる。
置されているが、溝若しくは長大を胴部37の内側に形
成してワイヤ部材をプランジャにより適所に保持するこ
とが可能であり、或いは、プランジャ及び胴部の双方に
それぞれ溝若しくは長穴を形成することが可能である。
ャs8によって所定位置に保持され、このワッシャは穴
31内に受容され、ワイヤに対し前側プランジャ部分4
6を包囲する螺旋状ばね59によって弾力的に押圧され
ている。ばねの他端は筒状に拡径された部分63によっ
てプランジャ上に形成された環状肩部62に対し着座さ
れており、その拡径部分は保持ブツシュ67の穴66内
に摺動可能に受容されている。保持ブツシュ67は段階
的に減径された穴68も有しており、この六68はプラ
ンジャの減径筒状部分7ot−摺動可能に受容している
ゆ減径部分70は環状の停止肩部71を形成し、この停
止肩部は保持ブツシュ67の穴66.68間に形成され
た環状肩部72と共働係合する。ばね59は停止肩部7
1がブツシュの停止肩部72に係合するようにプランジ
ャをそのホームポジションへと駆動する。保持ブツシュ
67は如何なる所望の方法によっても第1部材16の穴
30内に固定することができるが、保持ブツシュをその
穴内に圧入して第1部材に対して所定位置に固定し得る
ことがわかるであろう。
紮糸銃が人の手内に保持されたときに第1部材と揃うよ
うにほぼ第、1部材と等しい長さの細長い部材75の形
態とされる。特に第6図及び第7図に示されているよう
に、第2掌係合部材17はプランジャ45を作動させる
ための圧力が加えられるように人の手の学内に適合する
。部材17の掌係合側は手の感触を快適にするために丸
く滑らかに形成されている。部材17の上端には一対の
耳部76が互いに平行離間状態で設けられており、両耳
部76は部材17が部材16に装着されるどきに耳部1
9と共働する中心配置穴77を有している。−緒にロー
ルビン79に保持された一対の同一ビン部材78からな
るハンドルビンはハンドル17を部材16に対して枢着
するために開ロア7.20内に嵌合されている0両ビン
部材は開ロア7内に軸支的に受容される頭部78aと、
耳部19の開口20内に軸支的に受容される減径部78
bとを備えている。中心穴78cはロールビン79を圧
入嵌合状態で受容してビン部材78を所定位置に保持す
る。特に第1図及び第2図に示されているように、ハン
ドル17の耳部76は第1部材16の耳部19に対しオ
ーバラップしており、耳部76の開ロア7は耳部19の
開口20よりも大きい。
ム表面81を有するカム80をその内部に備えており、
これにより、第1部材16に対するハンドル17の枢動
に応じてプランジャの後端がカム表面81に対して乗り
上げることによりプランジャが移動して銃を作動させる
こととなる。
10図に示されるように、凹所領域若しくは中空部84
を備え、この凹所領域は結紮糸が装着されるブラケット
の要部若しくは正面形状よりも大きく寸法とされている
。なぜならば、結紮糸が束縛翼の背後に位置することと
なるように、結紮糸が銃から発射されるときにプランジ
ャの結紮系放出端は、特に第9図及び第11図に示され
ているように、ブラケットを越えて前進される必要があ
るからである。
隔を隔てて、プランジャ端が結紮糸を放出するためにブ
ラケットを通り越すときに弧状ワイヤを受容するための
4つの切除部85が設けられている。したがって、二対
の切除部は互いに直径方向に対向しており、これにより
、銃を第7図に示すように垂直に、或いは、結紮糸をブ
ラケットに適用するときには水平に向けることができる
。
若しくは切欠き85はプランジャの頭部端が歯に向かっ
て前進されてブラケット及び弧状ワイヤに覆い被さるこ
とを可能にする。
は溝47に対し整列する先端若しくは鼻部分86を画成
している。したがって、溝穴47はプランジャの先端8
6を経て開口しており、そして、後でより明確に述べる
ように、胴部に対するプランジャ46の十分な移動の達
成に基づき、ワイヤ部材の顎状部から結紮糸を排除若し
くは放出する役割を果たす。
、患者の口まで運ばれ、次いで、弧状ワイヤを所定位置
に固定するためにブラケット上に放出される0作動を更
に説明するために特に第6図から第11図を参照するこ
ととする。弧部分を正面側から見た斜視図が第7図に示
されており、歯9oにはブラケット91が設けられてい
る。歯90及びブラケット91の端面形状が第8図から
第1O図までに示されており、ブラケット91は明確化
のために第11図において単体状態で示されている。ブ
ラケット91は上側及び下側束縛翼92.93を備える
とともに弧状ワイヤ溝94を備え、この弧状ワイヤ溝は
水平に開口しており、断面矩形の弧状ワイヤ95を受容
する形状とされている。
れているように、好胤しくは、この出願の承継人が所有
する係属中の出願において構造がより詳細に開示された
結紮糸デイスペンサーが銃への結紮糸の装着のために使
用される。結紮糸銃の作動の説明のために、デイスペン
サー99はトレイloOを備えており、その中に結紮糸
が収容されて離脱可能な接着剤によって所定位置に保持
されている。トレイ100上に摺動可能に支持されたカ
バ一部材101は開放位置へと摺動されて結紮糸が露出
している。結紮糸は、第8図に示されているように、銃
の顎状部に係合する寸法とされているので、歯科矯正治
療部分へと運ばれ得る。
駆動するための圧力が加えられることによリ、第8図に
仮想線で示され且つ第7図、第9図及び第11図に実線
で示されているように、ワイヤ部材の顎状部がカム動作
され、結紮糸が拡張される。その拡張は結紮糸が直接ブ
ラケットの正面を通り越すことができるように結紮糸を
拡張させるまで続けられる。このとき、プランジャの鼻
状端86は、第8図に仮想線で示されているように、顎
状部53よりも僅かに短い位置に配置される。
、第9図及び第11図に示されているように、結紮糸が
ブラケットの唇面部を越えて束縛翼端の背後の位置まで
進むことを可能にし、束縛翼端の背後で、結紮糸はブラ
ケット上に放出若しくは発射される。この時点において
、ハンドル17にはプランジャを前進させるための追加
的な力が加えられ、鼻状端86は結紮糸98に係合して
結紮糸を押圧し、第10図に仮想線で示されているよう
にワイヤ部材の顎状部から離脱させることとなり、その
後、第10図に示されているように、結紮糸はブラケッ
ト上の所定位置にスナップ係合されて弧状ワイヤ95を
ブラケットに対し固定する。
は、弧状ワイヤ95に係合したときに、銃の顎状部によ
って拡張されていることにより弧状ワイヤ溝内の所定位
置まで案内され得る。それ故、銃は弧状ワイヤが未だ所
定位置に置かれていない場合にブラケットに対する弧状
ワイヤ持上げ及び位置決めを行なう手助けをする。切欠
き若しくは切除部85はプランジャの放出端がブラケッ
トを越えて動くことを可能にするが、弧状ワイヤに係合
して弧状ワイヤを曲げることはなく、また、結紮糸は銃
から固定位置へと放出される前に弧状ワイヤを所定位置
に保持する役割を果たす。特に第10図に示されている
ように、最終的にブラケット上に装着される結紮糸は束
縛翼端92.93の背後を抱持しブラケットの唇面を越
えて係合して弧状ワイヤを所定位置に保持する。
拡開を提供し、ブラケット上への結紮糸の装着を容易に
する。それ故、手による銃の操作によって結紮糸が容易
に装着されて患者の口まで運ばれ、拡開された後ブラケ
ットの周りに放出されることがわかるであろう。
着されるブラケットの寸法に従って変更し得ることが理
解されるであろう。図示されてはいないが、プランジャ
はそのストロークの調整及びワイヤ顎状部との共働のた
めに長手方向に調整可能に構成され得ることがわかるで
あろう。更に、ラチェット機構を銃内に組み込んでその
ラチェット機構を鉗子に使用される機構と同様に作動さ
せることによりプランジャをある位置から別の位置へと
ラチェット移動させて結紮糸の装着、部分的拡張及び解
放を更に容易にし得ることが理解できるであろう。ワイ
ヤ部材が金属からなるときはワイヤ部材とばねとロール
ビンとを除き、銃は全体的に適当なプラスチックで作ら
れる。
及び変更が行なわれ得るがこの出願は特許請求の範囲に
よってのみ制限されるべきであることが理解されるであ
ろう。
は結紮糸銃の分解斜視図であり、第3図はワイヤ部材を
仮想線で示すとともに第2図の矢印3−3の方向に見た
。上記銃用プランジャの端面図であり、 第4図はハンドルが離間状態で顎状部が一緒に結紮系内
の開口に入る状態にあるときにホームポジションにある
各部を示す、結紮糸銃のほぼ中心に沿って得られる結紮
糸銃の長手方向縦断面図であり、 第5図は第4図と類似であるが、ハンドルが僅かに押圧
されてプランジャが銃の顎状部を少なくとも部分的に拡
開させているときの各部を示す図であり、 第6図は結紮糸を結紮糸デイスペンサーから結紮糸銃の
銃の顎状部に係合装着させるために結紮糸銃が操作され
ている状態を示す、人の手に適合状態で持たれた結紮糸
銃の斜視図であり、第7図は歯に設けられたブラケット
上に結紮糸を装着するために結紮糸を拡開するように作
動されている、人の手内の結紮糸銃の斜視図であり、第
8図から第11図は銃の作動状態を示すとともに鋭角な
曲り部が除去され且つ曲り部が正確に形成されるように
変更が加えられたワイヤ部材を示す銃の供給端の図であ
って、更に詳しくは、第8図は歯に設けられた歯科矯正
治療用ブラケットを有する歯の部分的拡大図であって、
ブラケットの端面を示すとともに銃の作動を示し、図中
実線は顎状部が閉じていて結紮糸が顎状部に装填された
状態を示し、破線は結紮糸がブラケットの周りに放出さ
れるように拡開された状態を示し、第9図は第8図の次
の段階の図であって、結紮糸の解放前にブラケットの束
縛翼端及び弧状ワイヤを越えるように結紮糸を移動させ
る作用をする銃の顎状部端を示し、 第10図は更に次の段階の図であって、解放された直後
の結紮糸を仮想線で示すとともに、ブラケットの束縛翼
端の背後の保持位置にあって弧状ワイヤをブラケットに
固定する結紮糸を実線で示し、 第11図は銃の顎状部端の側部後方より見た拡大斜視図
であって、結紮糸がブラケットの束縛翼端を越えてブラ
ケットの弧状ワイヤ溝内の弧状ワイヤを保持するように
結紮糸を適用している状態を示す図である。 図において、15は結紮糸銃、16は第1部材(ハンド
ル)、17は第2部材(ハンドル)、37は胴部、45
はプランジャ、47は溝、48はワイヤ部材(ワイヤ状
部材)、49は直線状部分、50は係止端、51は第1
脚、52は第2脚、51a、52aは弧状部分、53は
顎状部、59はばね、80はカム、85は切欠き、86
は鼻状端、90は歯、91はブラケット、92,93は
束縛翼端、98は弾力性結紮糸、99はデイスペンサー
をそれぞれ示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、弾力性結紮糸を歯科矯正治療用ブラケットに適用す
るための装置であって、細長の案内穴を有する第1部材
と、その穴内に摺動可能に設けられたプランジャと、プ
ランジャ及び案内穴によって案内可能に保持された少な
くとも2つの長手方向に延びる可撓性ワイヤ部材と、プ
ランジャを作動させるための第2部材とを備え、各ワイ
ヤ部材はプランジャ及び案内穴に沿って延びる中間部分
と前記第1部材に係止された一端と、プランジャの自由
端を越えた位置に配置された他端とを有し、各ワイヤ部
材の他端は他のワイヤ部材の同様の端と接触することに
より実質的に互いに当接状態にあるときに2つの端が弾
力性結紮糸内の開口内に入り得る顎状部を形成するよう
になっており、プランジャは摺動可能に作動されたとき
に顎状部上に受容された結紮糸を拡張させるために顎状
部を分離させた後、顎状部の自由端から結紮糸を押し又
は放出させるようになつており、これにより、装置が最
初に弾力性結紮糸を係合把持した後結紮糸を歯科矯正治
療部分への適用のために拡張し、次いで結紮糸を顎状部
からブラケットの周りに押出し又は発射するようになつ
ている装置。 2、各ワイヤ部材の中間部分が直線状態であり、その係
止端が前記第1部分に係合するようにほぼ直角に曲げら
れている、請求項1の装置。 3、各ワイヤ部材の顎状部が中間部分に対して鈍角に曲
がった第1脚と、第1脚に対して鈍角に曲がって第1脚
と共に結紮糸把持顎状部を形成する第2脚とを備え、こ
れによりプランジャの自由端が第1脚部をカム動作させ
てプランジャをワイヤ部材に沿って前進させている間中
顎状部を拡開させるようになっている、請求項2の装置
。 4、第2部材が第1部材に枢着されている、請求項1の
装置。 5、顎状部が閉じて他の結紮糸に係合可能な状態となる
ホームポジションにプランジャ及び第2部材を付勢する
ための戻しばねが前記第1部材内に設けられている、請
求項1の装置。 6、ブラケットへの適用のために引っ張られた結紮糸の
4点拡開状態を形成するために前記プランジャの周りに
周方向に等間隔隔てられた4つの可撓性ワイヤ部材を備
えた、請求項1の装置。 7、結紮糸を顎状部から放出するためにプランジャの自
由端には押出し部分がワイヤ部材に対し整列状態で形成
されている、請求項6の装置。 8、ブラケットの周りへの結紮糸の適用の間中弧状ワイ
ヤを受容するために押出し部分の間のプランジャの自由
端に切欠き又は切除部が形成されている、請求項7の装
置。 9、弧状ワイヤ溝内に弧状ワイヤ有する歯科矯正治療用
ブラケットに弾力性結紮糸を適用して弧状ワイヤをブラ
ケットに固定するための結紮糸銃であって、指係合部材
とこの指係合部材に移動可能に設けられた掌係合部材と
、前記指係合部材に固定支持された胴部と、前記胴部内
に摺動可能に受容され、胴部の前端から延出している前
側結紮糸放出端及び胴部の後端から延出している後側駆
動端を有するプランジャと、プランジャの後方移動を規
制するとともに前記指係合部材に対するホームポジショ
ンを規定するための前記指係合部材内の停止手段と、前
記プランジャを前記ホームポジションへと付勢するばね
手段と、プランジャに駆動的に係合して前記胴部内にお
ける前記プランジャの摺動を生じさせる前記掌係合部材
上の手段と、長手方向に延びる可撓性ワイヤ状部材と、
前記ワイヤ部材を案内可能に保持するために前記胴部及
びプランジャに設けられた手段と、ワイヤ状部材の後端
を前記指係合部材に係止するための手段とを備え、ワイ
ヤ状部材の外側端がプランジャの放出端を越えて延びて
いて結紮糸用顎状部及び顎状部拡開用部分を形成するよ
うに形成されており、これにより、胴部内からのプラン
ジャの延長により放出端が最初に顎状部及び顎状部に担
持された結紮糸を拡開させてその後結紮糸を顎状部から
放出させるようになっている結紮糸銃。 10、ワイヤ状部材がプランジャ上で等間隔隔てられて
いる、請求項9の結紮糸銃。 11、前記ワイヤ状部材を案内可能に保持するための前
記手段が前記プランジャの外周に沿って形成されて前記
胴部によって閉鎖される溝を備えている、請求項9の結
紮糸銃。 12、プランジャの前側結紮糸放出端が結紮糸をブラケ
ット上に配置するときに弧状ワイヤを受容するための切
欠きを前記溝間に有している、請求項11の結紮糸銃。 13、各切欠きが別の切欠きに対して直径方向に対向し
ている、請求項12の結紮糸銃。 14、前記プランジャが互いに隣接する切欠き間に配置
された押圧部分を更に備えており、その押圧部分はワイ
ヤ状部材の顎状部端の方へのプランジャの伸びに基づき
結紮糸を顎状部から押出し又は放出する役割を果たす、
請求項13の結紮糸銃。 15、ワイヤ状部材がプランジャ溝に受容された直線状
部分と、直線状部分に対し鈍角に曲がつた第1脚と、第
1脚に対し鈍角に曲がって第1脚と共に結紮糸把持用顎
状部を形成する第2脚とを備えており、これにより、プ
ランジャの自由端がワイヤ状部材に沿ったプランジャの
前進動作中に第1脚をカム動作させて顎状部を拡開させ
るようになっている、請求項14の結紮糸銃。 16、ワイヤ状部材がプランジャ溝に受容された直線状
部分と、直線状部分から前記プランジャを貫通する中心
線の方向に延びる第1弧状部分と、第1弧状部分から延
びて反対側に曲げられていることにより第1弧状部分と
共働して結紮糸把持用顎状部を形成する第2弧状部分と
を備えており、これにより、プランジャの自由端がワイ
ヤ状部材に沿ったプランジャの前進動作中に第1脚をカ
ム動作させて顎状部を拡開させるようになっている、請
求項14の結紮糸銃。 17、ワイヤ状部材の係止端が直線部分に対しほぼ直角
に曲がっ脚を備えている、請求項15又は16の結紮糸
銃。 18、プランジャ溝が断面矩形であり、前記ワイヤ状部
材が断面矩形である、請求項17の結紮糸銃。
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