JPH02228916A - 除麈マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、土砂等の屋内侵入防止用の除塵マットに関す
る。

［従来の技術］ 従来、第３図に図示されるナイロン系のフィラメントで
形成された複数の円形部４を有し、切断端に球状頭部５
を有する多数のループ片３を互いに絡むように積層して
平板状のマット素体を形成し、このマット素体に溶融ゴ
ム材を被着固化して、ループ片を構成しているフィラメ
ントを被覆すると共にループ片同士を結合しな除塵マッ
トが知られている。

上記除塵マットは、各ループ片の円形部の撓みおよび変
形によって圧縮強度ならびに復元弾性力を高めると共に
、ループ片の円形部の存在により内部空隙を保ち、これ
によって、土砂の透過性を高め、更に、ループ片同士を
ループ片の切断端の球状頭部を引っ掛けて絡め合い、結
合性を高めることを目指したものであった。

［発明が解決しようとする問題点コ しかるに上記除塵マットの製造法は、ナイロン系などの
フィラメントを棒状巻芯に巻回して、加熱することによ
り熱変形させて、所定のカール状に形成する工程、この
フィラメントを一定の長さで熱溶断して、カールによる
いくつかの円形部を含むループ片を形成する切断工程、
これらのループ片を一定の厚さに平板状に敷き詰めて、
マット素体とする工程、このマット素体に溶融ゴム材を
被着する工程と、ゴム材を被着したマット素体を加熱プ
レスにより平板状にプレス加圧成形する工程とを含み、
工程が極めて煩雑であった。又ループ片が不規則的に平
板状に敷き詰められることになるため、各ループ片の配
置が一定にならず、従って、土砂類の透過性や、クツシ
ョン性がマット全面に亙って均一になり得ないという欠
点があった。更に、ループ片同士は切断端の球状頭部に
よって絡み合い、それが溶融ゴム材で被着されているだ
けなのでゴム材が剥離した場合に、はどけたループ片が
外れて欠落するという問題もあった。

本発明は以上の点に鑑みて成されたもので。

製造が簡単で、安価に製造できるとともに。

均一で大きな内部空隙を形成することができ。

クツション性及び土砂類の通過性が優れ、かつ構造が堅
牢な除塵マットを提供することを目的としている。

［問題点を解決するための手段および作用］上記従来技
術の問題点を解決するために。

本発明においては、素材として熱可塑性樹脂モノフィラ
メントを使用し、これをニット編みすることにより３次
元構造体を形成させた。

即ち、前記モノフィラメントは曲げ弾性力を有している
ので、このようなフィラメントを用いてニット編みをす
ると、厚みのある３次元構造体が得られる。更に、該３
次元構造体に接着剤を塗布するか、又は、これを接着剤
の浴に浸漬させて綱目を接着した。

上記構成により、本発明の除塵マットは。

設定通りの空隙が均一に構成されるので、マット素材自
体の弾力性が生かされて、クツション性が増大し、丈な
土砂類の通過性も高ｔつな。さらに編上げ構造並びにそ
の綱目の接着によって構造的に堅固になり、マットの耐
久性も大幅に向上した。

［実施例］ 以下、図面に基づき、本発明の一実施例を詳説する。第
１図に図示されな除塵マット１は直径Ｌ２ｍｍのポリ塩
化ビニールのモノフィラメント２を、第２図に図示する
ようにニット編み、詳しくは絹地としてはゴム編みによ
り度目１．５ゲージで編み上げ、厚さ１４＋＋＋ａ＋の
３次元構造体を形成させ、塩ビ系接着剤を塗布して、綱
目を接着させた後、所定の大きさに切断した。上記接着
剤を施す方法は、上記３次元構造体を塩ビ系接着剤の浴
に浸漬させて行う事もできる。上記除塵マット１は綱目
をマット素木と同じ塩ビ系の接着剤で接着固定させであ
るので、堅固に接着され、従って、製造時の３次元構造
を常に保持することができ、マット素材自体の弾力性が
生かされるので、圧縮性および復元弾性力が向上する。

また２編上げ構造であるので、たとえ網目の接着剤が部
分的に剥がれたとしても、３次元構造が崩れることはな
く、構造的に堅固で、耐久性も高まる。更に、マット内
の空隙を規則的にかつ均一に大きく取れるので１土砂類
の通過性が良く、また２マツトの重産も軽減できる。

尚、本実施例においては、ニット編みのうち、特に絹地
ゴム編みのものについて説明したが、絹地はゴム編みに
限られるものではなく、これ以外にもバール編み、メツ
シュ綱み、片畔綱み、両畔編み、柄編み又は天竺編みに
よっても同様の効果を有する３次元構造のマットを提供
する事ができる。又９本実施例に、おいては、度目１．
５ゲージで編んだものについて説明したが、使用するフ
ィラメントの径により３ゲージまでの度目で編むことが
できる。更に、上記除塵マットはそのままでもマットと
して設置できるが、ゴム製のマットベースと合わせて使
用することもできる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明による除塵マットは熱可塑
性樹脂モノフィラメントを使用し、ニット編みにより、
３次元構造を形成させ、更に綱目を接着剤により固着さ
せたので製造工程が簡単で、製造コストも低減すること
ができ、また構造的に極めて堅固で２耐久性を大幅に向
上させる事ができる。従って、靴底で踏み付けられる苛
酷な条件下においても、構造が崩れることなく、常に優
れたクツション性を示す。このようにマットのクツショ
ン性が良いので、Ｒの土踏まずに付着した泥も掻き落と
すことができ、また、靴底から落とされた泥はマット内
に形成された充分に大きな空隙を通過してマットの底へ
落下するので、マット表面に常に清潔感を保つことがで
き、更に、泥がマット内に蓄積することがないので、マ
ットの清掃も至って簡単である。

更にまた。構造上、重量の軽量化も図れるので、マット
取替作業等も容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による除塵マットの一実施例を示す斜視
図、第２図はニット編みによる３次元構造体の部分拡大
図、第３図は　従来の構成素材であるループ片の拡大図
である。 符号の説明 １・・・除塵マット、２・・・モノフィラメント、３・
・・ループ片 焔１図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱可塑性樹脂モノフィラメントを使用し、ニット編みに
   より３次元構造体を形成させ、上記３次元構造体の綱目
   を接着させてなる除塵マット