JPH02227176A

JPH02227176A - 篩分装置

Info

Publication number: JPH02227176A
Application number: JP4663389A
Authority: JP
Inventors: Ryoichi Fukiharu; 吹春　了一; Junichi Kinoshita; 順一木下
Original assignee: Nittetsu Mining Co Ltd
Current assignee: Nittetsu Mining Co Ltd
Priority date: 1989-03-01
Filing date: 1989-03-01
Publication date: 1990-09-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】及呈上立■朋分互本発明は、鉱石、岩石等といった原材料を篩分けする篩
分装置に関する。

尖米１亙篩分装置に篩網を固定する方法として、従来、原材料の
流れ方向の両端部を固定する方法が採用されている。こ
の方法においては、篩分装置が大型化するにつれて篩網
も大きくなって取扱いが困難となり、また篩網自体の２
次振動が起きやすくなる。この対策として、原材料の流
れ方向（長さ）が例えば６フイ一ト以上の篩分装置では
、篩網を長さ方向に２以上に分割することが行われてい
る。

しかし、この方法では原材料の流れ方向に直交する方向
（すなわち、巾方向）の広がりに対応できず、例えば第
４図に示すように巾方向の中間を部公的に固定する方法
が採用されている。この図は、篩分装置５１を上方から
見た場合の平面図である。

この篩分装置５１は、２個のフレーム５５及び５６を備
えており、これらのフレーム間に５枚の篩網５２が張ら
れている。フレーム５５及び５６は、図示しない駆動手
段によって駆動されて振動する。

この振動により篩網５２も振動する。鉱石、岩石等の原
材料は、矢印Ａの如く篩網５２上に供給され、振動する
篩網５２上を通過した後、矢印Ｂの如く装置外へ放出さ
れる。原材料が篩網５２上を通過する間に篩網５２の網
目よりも小さい原材料が篩網５２の下に落下し、網目よ
りも大きい原材料が網上を通過する。これにより、原材
料が篩分けられる。

第５図に示すように、篩網５２の下には２本の基台５３
が原材料の流れ方向ＡＢに沿って配設されている。篩網
５２は基台５３のところで、基台５３と同様に原材料の
流れ方向ＡＢに沿って長い押え平鉄５７によって上から
押えられ、更に多数のボルト５４によって基台５３上に
固定されている。又納受５８が設けられている。このよ
うに篩網５２を両フレーム５５及び５６間の中間位置で
固定し、更に納受５８を設けることにより、篩網５２に
緊張をもたせていわゆる２次振動、すなわちフレーム５
５及び５６の振動に誘起されて篩網５２が振動すること
を防止している。

この従来の篩分装置においては、１枚の篩網５２を押え
平鉄５７等で締め付けている関係上、次のような欠点が
ある。

（１）１枚の網の大きさ及び重量が大きいので。

網の交換作業が面倒である。

（２）押え平鉄５７によって押えられている部分の篩網
が繰り返し曲げを受け、その結果、網が破損し易い。

（３）篩網の網目が細かい場合には、網固定用のボルト
５４が網の横方向素線を切ることがあり、この場合には
その素線の緊張が保持できず、その結果、網が大きく２
次振動して、網の破損を招き易い。

（４）部分的に素線切れが発生した場合でも、大きな１
枚の篩網を交換しなければならないので、不経済である
。

（５）網押え用の押え平鉄５７及びその付近に原材料が
付着してこの部分の網目が詰ってしまい、その結果、篩
分は効率が悪くなるおそれがある。

明が　　しようとする課本発明は、網の交換作業が簡単であり、網にかかる繰り
返し曲げを低減して網の使用寿命を長くでき、網を固定
する際に網の素線を切る心配がなく、経済的に網の交換
ができ、そして原材料の付着による篩分は効率の低下を
防止することのできる篩分装置を提供することを課題と
する。

を　　するための上記の課題は次の篩分装置によって解決される。

すなわち、原材料を篩網の上で流す間にその篩網を境に
して原材料を篩分けする篩分装置において、原材料の流
れ方向に沿って延びるように配設された少なくとも１つ
の篩網連結手段を有し、原材料の流れる方向に対して横
方向に関して複数個に分割された篩網を該篩網連結手段
によって連結することを特徴とする篩分装置である。

上記の構成において、篩網連結手段は、その両側にある
篩網を互いに連結するためのものである。

どのような方法で連結するかについては特別に限定され
ない。

篩網連結手段を、機枠（フレーム）に固定された基台と
、その基台の上に配置される固定部材によって構成する
ことができる。固定部材と基台とによって、互いに隣り
合う篩網の端部を挟みつけ、これにより両篩網を連結す
る。

固定部材は、基台との間で篩網の端部を挟み付けること
のできるものであれば、どのような形状のものを用いて
も構わない。例えば、単なる断面四角柱の長い管を用い
、これによって挟み付けることもできる。あるいは、長
い円管の一部を軸方向全域に亘って切欠き、その切欠き
によって形成される切欠き部端縁によって篩網の端部を
挟み付けることもできる。尚、このような切欠き円管を
用いて固定部材を構成した場合には、篩網の端を予め上
方へ湾曲させておいて、その湾曲部と切欠部端縁とを嵌
合させることもできる。

篩網の分割数は自由に選択できる。

止−玉複数個に分割された篩網（１ａ　ｖ　１　ｂ　ｖ　１　
ｃ　）は、篩網連結手段（基台５３、円管４、ボルト７
、ナツト８）によって互いに連結される。この連結され
た状態の篩網を用いて篩分は作業が行なわれる。

篩分は作業中に網が破れて篩網を交換する必要が生じた
時は、篩網連結手段をゆるめて破れた篩網のみを新しい
ものと交換する。

１胤■ 第１図は本発明に係る篩分装置の一例の平面図である。

第２図は第１図の■−■線に従った側断図である。これ
らの図において、第４図及び第５図に示した従来装置と
同一の部材は同一の符号を付しである。第２図に示すよ
うに、この篩分装置は上下２段の篩網１及び２を備えて
いる。上段篩網１は例えば正方形孔の織網であり、下段
篩網２は例えば横長孔織網である。これらの篩網１及び
２は、網目が異なるだけでその取付方法については両者
共同じであるので、これ以降の説明は上段篩網１を対象
として行ない、下段篩網２については説明を省略する。

篩網１は第１図に示すように、原材料の流れ方向ＡＢに
沿って５分割されている。これらの篩網１は、流れ方向
ＡＢに対して直角の方向に関して３分割された個々の篩
網１ａ、ｌｂ、ｌｃによって構成されている。

２つのフレーム５５と５６との間には数本の梁３が配置
されていて、この梁上に２つの基台５３が固定されてい
る。これらの基台５３は原材料の流れ方向ＡＢに沿って
延びている。これらの基台５３の上端は、第３図に示す
ように平板５３ａとなっており、この平板上に、各篩網
１ａ、ｌｂ。

１ｃを固定するための固定部材としての円管４が設けら
れている６円管４はその下部が第３図に示す通り軸方向
（すなわち、紙面垂直方向）の全域に亘って切欠かれて
いて、端縁５ａ及び５ｂが形成されている。又、円管４
の上部には軸方向に沿って多数の穴が開けられており、
これらの穴と基台平板５３ａに予め設けられている長穴
６との間をボルト７が貫通しており、ナツト８によって
締め付けられている。

各篩網１ａ、ｌｂ、ｌｃの両側は、第３図に示すように
、いわゆるフック耳加工によって、上方へ湾曲しており
、その湾曲部が円管４の端縁５ａ及び５ｂに嵌合してい
る。第３図において、フレーム５６には、留板９、ボル
ト１０、圧縮バネ１１、そしてナツト１２によって構成
された網張装！！１３が設けられている。篩網１ｃの右
端湾曲部が留板９の下端に嵌合している。第２図におい
て左側のフレーム５５にも同様の網張装置１３が設れら
ており、左部篩網１ａの左端がその網張装置１３に支持
されている６本実施例に係る篩分は装置を組み立てるに際しては、ま
ず、中央部の篩網１ｂの両端をそれぞれ円管４の端縁５
ａ、５ｂに引掛け、両側部の篩網１ａ及び１ｃの両端を
フレーム５５．５６上の網張装置１３の留板９及び円管
４の端縁５ａ、５ｂに引掛ける。その後１両フレーム５
５及び５６上の網張装置１３のナツト１２を締め付けて
各篩網ｌａ、ｌｂ、ｌｃを引張る。各篩網が所定の強さ
で緊張した所で１円管４上のボルト７を締め付ける。こ
れにより、篩網１ａ、ｌｂ、ｌｃがフレーム５５及び５
６と一体になって、篩分作業が可能な状態となる。

基台平板５３ａのボルト貫通孔６が原材料の流れ方向Ａ
Ｂに対して直角の方向に長い長孔となっているのは、両
フレーム５５及び５６上の網張装！１３によって篩網１
ａ、ｌｂ、ｌｃを引張る時に、円管４による網の接合部
が自由に動くようにするためである。但し両組張装置１
３による網の引張力が常に均等であれば、必ずしも基台
平板５３ａ上の孔を長孔にしなくても良い。

尚、円管４は第３図に示すように両側の篩網１ｂ及び１
ｃによって引張られる。従って、何等の措置も講じない
と、円管が開いてしまって網を張ることができなくなる
。そこで、第３図に示してあるように、円管４の内部に
棒材１４を取付けておいて１円管４が開くのを防止する
と良い、又。

円筒４の厚さを厚くすることによって強度を強くするこ
ともできる。

第２図における納受１５はその上端にクツションゴムが
付いており、その高さが基台５３よりも高くなっていて
、篩網の緊張を高める働きをする。

以下、実際の現場で第１図に示す篩分装置を使用した場
合の情況について説明する。

例えば、幅８フィート、長さ２４フイートの２床式篩分
装置において、上段篩網を２５閣織網とし、下段篩網を
６１×１００■横長孔織網とした場合を考える。この場
合、第４図に示した従来の篩分装置では、上段下段共そ
れぞれ５枚の網となり、１枚の寸法が２３５０■Ｘ１４
５０■、上段網１枚の重量が８５ｋｇ、そして下段網１
枚の重量が５０ｋｇとなる。一般に篩分装置の周辺は狭
いので、このような大型且つ大重量の篩網を搬入及び搬
出したり、交換したりする作業は非常に面倒であった。

これに対し第１図〜第３図に示した実施例のように、篩
網を分割網１ａ、ｌｂ、ｌｃとした場合には、１枚の篩
網の寸法が７７０■Ｘ１４５０■。

上段網１枚の重量が２０ｋｇ、そして下段網１枚の重量
が１７ｋｇとなり、１人でも容易に取扱える大きさ及び
重量となった。

又、第２図に示すような２床式篩分装置でなく。

１段の篩網のみを備えた車床式篩分装置がある。

素線径が２．６〜３．０ｍという細線で網目の小さい篩
網を作り、これを用いて本発明に係る篩分装置を車床式
篩分装置として構成し、更に篩網を第１図のような横方
向３分割ではなくて横方向２分割とした篩分装置に関し
て実験を行なった。この新しい篩分装置によれば、素線
切れが減少し又、素線切れがあっても全部の篩網ではな
くて素線切れが発生している分の分割された篩網だけを
交換すれば良いので、従来の篩分装置と比較して第１表
に示すような利点があることがわかった。すなわち、単
位期間当りの網交換枚数は、従来の網交換枚数を１枚と
すると１／２．８枚となり、網交換に要する費用が大幅
に減少することがわかった。

第１表　　　　篩網交換実績請求項１の発明によれば、１枚の篩網の大きさ及び重量
が小さくなるので、網の交換作業が楽である。各篩網は
その両側端で連結されるので網にかかる繰り返し曲げを
低減でき、その結果、寿命を長くできる。各篩網を側端
で連結するのでボルト等によって網の素線を切る心配が
ない、素線が切れた場合でも、大きな１枚の網全部を交
換するのではなく１分割された一枚の網を交換するだけ
なので経済的である。

請求項２の篩分装置によれば、各篩網の側端を単に挾み
付けるだけで、それらの網を連結するので、連結作業が
簡単である。

請求項３の発明によれば、篩網の連結が確実になり、篩
網の張力を均一にできる。又、押え平鉄を用いた従来の
装置に比べて、円柱状の回転部材に付着する原材料の量
が減少し、よって篩分けの効率が低下することがなくな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る篩分装置の一例の平面図、第２図
は第１図の■−■線に従う正面図、第３図は第２図の要
部を示す断面図、第４図及び第５図は従来の篩分装置を
示す図である。１　ａ　、　１　ｂ　、　１　ｃ　−篩網４・・・円管５３・・・基台７・・・ボルト８・・・ナツト５ａ、５ｂ・・・切欠端縁第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）原材料を篩網の上で流す間にその篩網を境にして
原材料を篩分けする篩分装置において、原材料の流れ方
向に沿って延びるように配設された少なくとも１つの篩
網連結手段を有し、原材料の流れる方向に対して横方向
に関して複数個に分割された篩網を該篩網連結手段によ
って連結することを特徴とする篩分装置。
（２）該篩網連結手段が、篩網の下方に固定配置される
基台と、該基台の上に配設される固定部材とを有してお
り、該基台及び固定部材の両側に配置される篩網のそれ
ぞれの端部を該基台と固定部材との間に挟んで締め付け
ることによりそれらの両篩網を互いに連結することを特
徴とする請求項１記載の篩分装置。
（３）上記の固定部材が円柱の一部を軸方向に切欠いた
形状に形成されており、篩網の端部が上方へ湾曲してお
り、固定部材の切欠部端縁と篩網の湾曲端部とが互いに
嵌合することを特徴とする請求項２記載の篩分装置。