JPH0222647Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0222647Y2 JPH0222647Y2 JP6860685U JP6860685U JPH0222647Y2 JP H0222647 Y2 JPH0222647 Y2 JP H0222647Y2 JP 6860685 U JP6860685 U JP 6860685U JP 6860685 U JP6860685 U JP 6860685U JP H0222647 Y2 JPH0222647 Y2 JP H0222647Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminar flow
- recess
- flow element
- lid
- differential pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、層流型流量計の構造に関する。
従来の技術
流体が一定断面の流路を層流で流れていると
き、流量は該流路間の圧力損失に比例し、粘度に
逆比例するというハーゲンポアゼイユの法則に基
づいて粘度一定の流体が流れる流路の圧力損失を
求め、これと比例する流量を測定する流量計は、
圧力に一次比例して流量が測定できるため、安価
で簡易な流量計を実現できるものであるが、層流
を実現するために、従来は層流条件を充たすよう
に細管を束ねて流路内に挿入して該細管部前後間
の差圧を測定していた。しかし、この層流型流量
計は、細管を切断する際に切断面に生ずるバリ、
傷、曲り等のため均一の流路断面の細管を得るこ
とが困難であり、これを束ねて一体構造とする場
合でもひづみが発生し易く、精度の高い層流型流
量計を得るためには、コスト高になるという問題
点があつた。このような問題点に対し、特公昭54
−3743号公報において、前面、後面および上記両
面に連なる外周面を有し、上記前面および後面を
貫通する貫通孔と、上記貫通孔と上記外周面を連
通し、内部を流れる流体が層流を形成するのに通
した長さ−直径比を有する少くとも1個の連通路
を備えた少くとも1個の円板部材を有する層流エ
レメントを具備した層流型流量計が提案された。
き、流量は該流路間の圧力損失に比例し、粘度に
逆比例するというハーゲンポアゼイユの法則に基
づいて粘度一定の流体が流れる流路の圧力損失を
求め、これと比例する流量を測定する流量計は、
圧力に一次比例して流量が測定できるため、安価
で簡易な流量計を実現できるものであるが、層流
を実現するために、従来は層流条件を充たすよう
に細管を束ねて流路内に挿入して該細管部前後間
の差圧を測定していた。しかし、この層流型流量
計は、細管を切断する際に切断面に生ずるバリ、
傷、曲り等のため均一の流路断面の細管を得るこ
とが困難であり、これを束ねて一体構造とする場
合でもひづみが発生し易く、精度の高い層流型流
量計を得るためには、コスト高になるという問題
点があつた。このような問題点に対し、特公昭54
−3743号公報において、前面、後面および上記両
面に連なる外周面を有し、上記前面および後面を
貫通する貫通孔と、上記貫通孔と上記外周面を連
通し、内部を流れる流体が層流を形成するのに通
した長さ−直径比を有する少くとも1個の連通路
を備えた少くとも1個の円板部材を有する層流エ
レメントを具備した層流型流量計が提案された。
考案が解決しようとする問題点
しかし、上記従来の流量計には下記の不都合が
ある。
ある。
第1に、層流エレメントを通過する流体流れ
は、円板部材の外周面から中心にある貫通孔に到
るものであり、層流条件を満たす流路断面と流路
長において、前者を一定とすれば流路長に依存す
る。即ち、流量範囲を拡大するためには円板部材
の外径を大きくする必要がある。
は、円板部材の外周面から中心にある貫通孔に到
るものであり、層流条件を満たす流路断面と流路
長において、前者を一定とすれば流路長に依存す
る。即ち、流量範囲を拡大するためには円板部材
の外径を大きくする必要がある。
第2に、円板部材を一定にして流路長を大きく
するためには、スパイラル等の溝構造とする必要
があるが、貫通孔における合成流れは旋回流とな
り、かつ、貫通孔を大きくすることは流路長を大
きくすることと矛盾するため貫通孔の大きさが限
定される。従つて、溝の幅は貫通孔の外周で規定
され、溝数を増すことができず、面積の有効利用
ができない。
するためには、スパイラル等の溝構造とする必要
があるが、貫通孔における合成流れは旋回流とな
り、かつ、貫通孔を大きくすることは流路長を大
きくすることと矛盾するため貫通孔の大きさが限
定される。従つて、溝の幅は貫通孔の外周で規定
され、溝数を増すことができず、面積の有効利用
ができない。
第3に、この結果、円板部材の数が増加する。
第4に、叙上の層流エレメントは本体内に内挿
されているため保守等で層流エレメントを取外す
場合、本体を配管から外さなければならない。
されているため保守等で層流エレメントを取外す
場合、本体を配管から外さなければならない。
問題解決のための手段
本考案は叙上の問題点を解決するため、層流エ
レメントを構成する溝板の溝を直線形状とすると
ともに、該溝板を多数枚積層して層流エレメント
とし、該層流エレメントを凹陥部を有する流量計
本体内に容易に装着できるようにしたものであ
る。
レメントを構成する溝板の溝を直線形状とすると
ともに、該溝板を多数枚積層して層流エレメント
とし、該層流エレメントを凹陥部を有する流量計
本体内に容易に装着できるようにしたものであ
る。
実施例
第1図は、本考案による層流型流量計の一実施
例を説明するための要部断面構成図、第2図は、
平面図、第3図は、側面図で、図中、1は流量計
本体、2は蓋体、3は溝板、4は押え板、5はO
リング、6は溝板固着ビス、7は蓋体固着ネジ、
8は導管、9は差圧計、10は流入側継手、11
は流出側継手で、流入側継手10より流入した被
測定流体は矢印方向に流れて、溝板3の積層体よ
りなる層流エレメントを通り、流出側継手11を
通して流出する。
例を説明するための要部断面構成図、第2図は、
平面図、第3図は、側面図で、図中、1は流量計
本体、2は蓋体、3は溝板、4は押え板、5はO
リング、6は溝板固着ビス、7は蓋体固着ネジ、
8は導管、9は差圧計、10は流入側継手、11
は流出側継手で、流入側継手10より流入した被
測定流体は矢印方向に流れて、溝板3の積層体よ
りなる層流エレメントを通り、流出側継手11を
通して流出する。
第4図は、第1図に示した溝板3の詳細斜視図
で、該溝板3は流入側開口3a、流出側開口3
b、及び前記流入側開口3aと流出側開口3bを
連通する多数の直線状の溝3cを有し、流体は該
溝部を流れる時層流となるので、該層流部の圧力
損失を差圧計9にて計測することにより、被測定
流体の流量を測定することができる。而して、本
考案においては、本体1には多数枚の溝板3を積
層した積層エレメントを挿入するための凹陥部を
有し、該凹陥部に溝板3から成る積層エレメント
が該凹断部に挿入され、蓋体2によつて該凹陥部
に固着されるが、該本体1内には、溝板3の流入
側開口3aに通じる流路1a、及び流出側開口3
bに通じる流路1bを有し、流入側継手10より
層流型流量計に流入した被測定流量は前記層流エ
レメント部を流れ、流出側継手11より流出す
る。
で、該溝板3は流入側開口3a、流出側開口3
b、及び前記流入側開口3aと流出側開口3bを
連通する多数の直線状の溝3cを有し、流体は該
溝部を流れる時層流となるので、該層流部の圧力
損失を差圧計9にて計測することにより、被測定
流体の流量を測定することができる。而して、本
考案においては、本体1には多数枚の溝板3を積
層した積層エレメントを挿入するための凹陥部を
有し、該凹陥部に溝板3から成る積層エレメント
が該凹断部に挿入され、蓋体2によつて該凹陥部
に固着されるが、該本体1内には、溝板3の流入
側開口3aに通じる流路1a、及び流出側開口3
bに通じる流路1bを有し、流入側継手10より
層流型流量計に流入した被測定流量は前記層流エ
レメント部を流れ、流出側継手11より流出す
る。
効 果
以上の説明から明らかなように、本考案による
と、構成が簡単で、しかも、高精度で安価な層流
型流量計を提供することができる。
と、構成が簡単で、しかも、高精度で安価な層流
型流量計を提供することができる。
第1図は、本考案による層流型流量計の一実施
例を説明するための要部断面構成図、第2図は、
平面図、第3図は、側面図、第4図は、本考案に
よる層流型流量計に使用して好適な溝板の一例を
示す斜視図である。 1……層流型流量計本体、2……蓋体、3……
溝板、4……押え板、5……Oリング、6……ビ
ス、7……ボルト、8……導管、9……差圧計、
10,11……継手。
例を説明するための要部断面構成図、第2図は、
平面図、第3図は、側面図、第4図は、本考案に
よる層流型流量計に使用して好適な溝板の一例を
示す斜視図である。 1……層流型流量計本体、2……蓋体、3……
溝板、4……押え板、5……Oリング、6……ビ
ス、7……ボルト、8……導管、9……差圧計、
10,11……継手。
Claims (1)
- 凹陥部と、該凹陥部底面を貫通する複数の貫通
孔と、該貫通孔の何れかに連通する流入口及び流
出口とを一体的に配設した本体、該本体の上記凹
陥部を気密に冠着する蓋体、上記凹陥部に挿入さ
れる寸法で前記貫通孔と対応連通する開口部をも
ち、該開口部間を被測定流体の層流条件を満足す
る寸法をもつ一定断面形状の平行した複数溝で連
通する同一形状の溝板を積層した層流エレメン
ト、該層流エレメントの開口部と連通する差圧検
出器からなり、前記層流エレメントは前記凹陥部
に挿入されるごとく前記蓋体内面で固着され、前
記差圧検出器が該蓋体上面に配設されていること
を特徴とする層流型流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6860685U JPH0222647Y2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6860685U JPH0222647Y2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61184921U JPS61184921U (ja) | 1986-11-18 |
JPH0222647Y2 true JPH0222647Y2 (ja) | 1990-06-19 |
Family
ID=30603503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6860685U Expired JPH0222647Y2 (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0222647Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003329503A (ja) * | 2003-05-19 | 2003-11-19 | Ckd Corp | 熱式流量計 |
WO2011040409A1 (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-07 | 株式会社堀場エステック | 流量測定機構及びマスフローコントローラ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07119636B2 (ja) * | 1987-08-26 | 1995-12-20 | 株式会社日立製作所 | 流量計 |
JP6819863B2 (ja) * | 2016-04-07 | 2021-01-27 | 日立金属株式会社 | バイパスユニット、流量計用ベース、流量制御装置用ベース、流量計、及び流量制御装置 |
-
1985
- 1985-05-09 JP JP6860685U patent/JPH0222647Y2/ja not_active Expired
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003329503A (ja) * | 2003-05-19 | 2003-11-19 | Ckd Corp | 熱式流量計 |
JP3597527B2 (ja) * | 2003-05-19 | 2004-12-08 | シーケーディ株式会社 | 熱式流量計 |
WO2011040409A1 (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-07 | 株式会社堀場エステック | 流量測定機構及びマスフローコントローラ |
JP5808537B2 (ja) * | 2009-10-01 | 2015-11-10 | 株式会社堀場エステック | 流量測定機構及びマスフローコントローラ |
JP2016035462A (ja) * | 2009-10-01 | 2016-03-17 | 株式会社堀場エステック | 測定機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61184921U (ja) | 1986-11-18 |
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