JPH02221815A

JPH02221815A - 水中センサの位置検知方法

Info

Publication number: JPH02221815A
Application number: JP4161889A
Authority: JP
Inventors: Mitsuru Inoue; 満井上
Original assignee: Marine Instr Co Ltd
Current assignee: Marine Instr Co Ltd
Priority date: 1989-02-23
Filing date: 1989-02-23
Publication date: 1990-09-04
Anticipated expiration: 2009-11-14
Also published as: JPH0690055B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は水中センサの位置検知方法に関するものである
。

（従来技術と解決すべき問題点）海底における流速や波高などを測定する場合、第１図の
ようにセンサ（１）を測定地点の海底（２）に設置し、
これに陸上の計測装置（３）からケーブル（４）の芯線
により動作電源を供給し、またセンサ（１）による計測
信号をケーブル（４）の他の芯線により陸上の計測装置
（３）に伝送して遠隔測定する。所謂ケーブル式流速計
や波高計更には地震計などが用いられている。

しかしこれらの装置では波浪や漁船が曳く魚網などによ
るケーブルの断線を防ぎ得ないため、センサやケーブル
を陸上に引揚げて修理することが必要である。

そこで従来においてはセンサ設置時海図上に記入してお
いた設置点の陸上の複数点からの方位角を、同一複数地
点からのトランシット三角測量により再現し、これによ
り船舶を得られた設置点位置まで誘導したのち、潜水夫
により探索する方法がとられている。

しかしこのような方法ではセンサの設置点が陸岸より遠
くなるに伴い測定精度が低下するため船舶の誘導精度が
低下する。従ってセンサの発見に時間を要し、最悪の場
合には発見できない場合がある。このような探索の困難
の度合は陸岸からの距離が遠くセンサの水深が深くなる
程大となるので経済的な負担が大きく危険でもある。

（発明の目的）本発明は探索の困難少なくセンサを発見回収しうる方法
の提供にある。

（問題点を解決するための本発明の手段）ケーブルの断
線を生じたときケーブルによりセンサ側に送られる電源
は遮断される。従ってこれをセンサ側において検知して
、これにより超音波を発射するようにし、この発射音波
を探索船に設けた受渡器により感知すれば、センサの位
置を容易に確定できる０本発明は以上から例えば第２図
に示すようにセンサ（１）側に設けられ、ケーブル（４
）によるセンサの動作電源（５）により充電される電池
（６）（乾電池などでもよい）により働く電圧低下検出
装置（７）を設けて、ケーブル（４）の断線即ち芯線（
４ａ）の切断によるセンサ（１）の駆動電源（５）の電
圧低下を検知しくなお（４ｂ）は計測用芯線）、その検
知出力により電池（６）により働（超音波発射装置（８
）により、海面方向に向けて探索音波（９）を発射する
。そしてこの音波を探索回収船（１０）に設けた出力処
理部（１１）を有する受渡器（１２）により受波するよ
うにしたものである。なお電圧低下検出装置（７）、電
池（６）、超音波発射装置（８）はセンサ（１）と一体
に設けて設置を容易としてもよく、セン、す設置時セン
サ（１）の近傍に沈めて設置してもよい。

このようにすれば通常発射超音波は数百メートルの半径
の範囲で検出が可能である。従って電池の容量を選定し
て探索に要する時間だけ超音波の発射が継続して行われ
るようにすれば、ケーブル断線後前記のようなトランシ
ットによるセンサ設置位置まで回収船（１０）を操船し
たのち、超音波を転ってセンサに近い位置まで近づくか
、また超音波のみを鎖って近づくことができる。従って
センサの探索を従来に比べて遥かに容易とし、従来より
短い時間で確実に発見して回収できる。

以上本発明を説明したが、センサ（１）の駆動電源を与
えるための例えば商用周波電源（５）が停電すると、ケ
ーブルの断線でもないのに電圧低下検出装置（７）や超
音波発射装置（８）などが動作して電池（６）の消耗を
生ずるので、例えば第２図中に示すように電池（１３）
とリレースイッチ（１４）を設けて停電時直ちに電池（
１３）側に切替える無停電方法をとってもよい。またセ
ンサ（１）の定期点検のための回収や、超音波発射装置
（８）や電圧低下検出装置（７）などの動作の点検のた
め、ケーブル（４）の駆動電源線（４ａ）の陸上側にス
イッチ（Ｉ５）を設けてこれをオフとすることにより、
人為的にケーブルの断線状態を発生させるようにしても
よい。また駆動電源線（４ａ）に電圧針（１６）と電流
計（１７）を接続して、駆動電源線（４ａ）の短絡や断
線からケーブル（４）の異常を検知できるようにしても
よい。

またセンサ例えば波高計の場合一般に２時間毎に２０分
程度しか測定しないため、測定時間以外は陸上側にスイ
ッチを設けて商用周波電源などの駆動電源をオフするよ
うにしている。このためその間電圧低下検出装置（７）
などが動作して超音波の発射が行われて電池（６）を消
耗する。これを防ぐためには例えば第３図（第２図と同
一符号は同等部分を示す）に示すように、陸上側に例え
ば商用周波電源（５）を電源とする定電圧発生装置（１
８）を設けて、センサ（１）の駆動電源とは別個に線（
４Ｃ）により電圧低下検出装置（７）に常時入力するよ
うにして、ケーブル（４）の断６線時にのみ超音波の発
射が行われるようにすればよい。この場合前記駆動電源
＄１（４ａ）におけると同様に電圧発生装置（１８）の
出力側にスイッチを設けて超音波発射装置（８）などの
動作の点検などを行いうるようにしたり、電圧計や電流
計を設けてケーブル（４）の異常を検知するようにして
もよい。

また回収船（１０）に設置した受波器（１２）として、
例えば２個のリング振動子を一定間隔で配置して回転さ
せることにより、受波された信号の位相差を検出し、こ
れにより音源との相対角度のずれを検出してこのずれの
度合を可聴音の断続音に変調することにより、回転によ
りずれが小さくなったとき断続の繰り返し周期が短くな
り、ずれが大きくなると繰り返し周期が長くなるように
処理する受波器を用いる。そしてこれを音響カップラに
より出力処理部（１１）に接続してレシーバやスピーカ
更に受信レベルの指示計により検出して音の周期の変化
からセンサの設置点への接近を容易にすることもできる
。またこの受渡器を内蔵電源で動作するように形成し、
処理部（１１）との音響カップラをはずして潜水夫が携
帯しうるようにすれば、音を聴きながら潜水して探索で
きるので深さ方向の探索を容易とすることができ、また
水中の透明度が悪い場合にも速やかに音源であるセンサ
に近づくことができる。

（発明の効果）以上のように本発明によれば水中に設置したセンサの探
索回収を容易迅速化できるので経済的であり、安全性も
向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図はケーブル式流速計などの説明図、第２図は本発
明の詳細な説明図、第３図は他の実施例図である。（１）・・・センサ、　（２）・・・海底、　（３）・
・・計測装置、　（４）　・・・ケーブル、　（４ａ）
　（４ｂ）　（４ｃ）　−線、（５）・・・商用周波電
源、　（６）・・・電池、　（７）・・・電圧低下検出
装置、　（８）・・・超音波発射装置、（９）・・・探
索音波、　（１０）・・・探索回収船、（１１）・・・
出力処理部、　（１２）・・・受渡器、　（１３）・・
・電池、（１４）・・・リレー　　（１５）・・・動作
点検スイッチ、　（１６）・・・電圧計、　（１７）・
・・電流計、（１８）・・・定電圧発生装置。￥１１　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）計測点の水中に設置されて陸上からのケーブルに
より動作電源が供給され、またその計測信号をケーブル
により陸上に伝送して流速などを計測する水中センサと
一体または近接して、内蔵電池により動作してケーブル
の断線による前記駆動電源の電圧低下を検出する装置と
、その電圧低下検出信号により動作して海面方向に向け
て音波を発射する内蔵電池により動作する超音波発射装
置を設けると共に、ケーブル断線にもとづく発射超音波
を探索回収船に設けた超音波受波器により受波して探索
を行うことを特徴とする水中センサの位置検知方法。
（２）特許請求の範囲第１項において、陸上に電圧発生
装置を設けて、ケーブルにより駆動電源に代えて電圧低
下検出装置に入力し、間欠計測時における駆動電源停止
時においても位置検知を行いうるようにしたことを特徴
とする水中センサの位置検知方法。