JPH02215315A - ヒートパイプ利用花芽分化の差圧式夜冷育苗装置 - Google Patents

ヒートパイプ利用花芽分化の差圧式夜冷育苗装置

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JPH02215315A
JPH02215315A JP3475789A JP3475789A JPH02215315A JP H02215315 A JPH02215315 A JP H02215315A JP 3475789 A JP3475789 A JP 3475789A JP 3475789 A JP3475789 A JP 3475789A JP H02215315 A JPH02215315 A JP H02215315A
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JP
Japan
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cooled
cold air
pipe
greenhouse
flower bud
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Pending
Application number
JP3475789A
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English (en)
Inventor
Hidemasa Ogiwara
荻原 英昌
Masaru Matsufuji
松藤 勝
Masahisa Yamanoi
山ノ井 賢寿
Hiroshi Nakamura
洋 中村
Kiyoshi Ugajin
宇賀神 清
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Individual
Original Assignee
Individual
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) イチゴや洋ラン等の育苗を行う場合に寒冷環境である標
高の高い山地にしばらく置くことにより花芽を分化させ
る作業を行っているが、このような山地までの運搬作業
は困難であり、また、風等により葉の痛みが発生するこ
とが多い。
本発明は、ビニールハウス内を山地と類似した寒冷環境
にすることにより山地までの運搬作業をなくシ、平地に
おいてもビニールハウス内において花芽分化を行うこと
ができるように構成された花芽分化の差圧式夜冷育苗装
置に関する。
(従来の技術および従来の問題点) 従来、特公昭58−34094号公報に開示されるよう
に、温室内において植物の育成をおこなう場合に、夏期
等において温室内の温度が高くなることにより該植物の
育成が悪くなり生産量が極度に低下することを防止する
ために、冷房装置を利用することにより温室内の温度を
下げることが行われている。
また、近年、夜間のみ前記温室内を植物の育成に適当な
温度に冷房することにより植物の育成を行う、夜冷育苗
法が開発されている。
しかしながら、上記従来のいずれの場合においても、温
室内の任意箇所に大きな冷凍能力を有する冷房装置を一
台配置したり、もしくは、一般的な冷凍能力を有する冷
房装置を複数台配置したりすることにより温室内の冷房
を行うような構成とされていた。
このような従来の冷房装置においては、冷気吹出口近傍
の空気を主に冷却するような構造とされていたために、
冷気吹出口近傍においては容易に植物の育成に適当な温
度にまで冷房することが可能であり、また、この冷房装
置近傍において育成される植物については温室内の温度
上昇による植物の育成悪化を防止することが可能となる
が、冷房装置から冷気を急速かつ多量に送り出すことは
困難であるために、該冷房装置から離れた場所において
は、植物の育成に適当な温度にまで冷房することが困難
であった。
−のため、温室内において育成されている植物全体を均
一に冷却することにより温室内全体の植物を効率的に育
成することができないという問題点があった。
また、従来の冷房装置を多数温室内に配置させることに
より、温室内の植物全体を均一に冷却させようとした場
合には、設備費、運転費等が多額のものとなってしまい
、経済的でないという問題点があった。
(発明の目的) この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、温室内全体を効率的かつ経済的方法により、均一
温度に冷却させることにより、温室内全体の植物を効率
的に育成させ、これにより植物生産量を向上させるよう
にするとともに、ビニールハウス内を山地と類似した寒
冷環境にすることにより山地までの運搬作業をなくし、
平地においてもビニールハウス内において花芽分化を行
うことができるように構成された花芽分化の差圧式夜冷
育苗装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は、花芽分化の育苗を目的としたビニールハウ
スに冷凍機により冷却された空気が流れるように構成さ
れるとともに冷気吹出と吸込が圧力差によって行われる
冷気流路と、少なくとも一端部が前記冷気流路に突出さ
れるように配置されたヒートパイプと、をビニールハウ
ス内に配置したヒートパイプ利用花芽分化の差圧式夜冷
育苗装置を提供することにより上記目的を達成するもの
である。
(作用) この発明においては、冷凍機により冷却された空気を冷
気流路によりビニールハウス内に導き、さらに、冷気吹
出と吸込が圧力差によって行われる冷気流路に設けられ
た冷気吹出部からビニールハウスに冷気を下降させるこ
とにより育成植物の冷却を行い、また、前記冷凍機によ
り冷却された空気が流れる冷気流路にヒートパイプを一
端部を突出させて配置しているため、該ヒートパイプの
作用により効率的にビニールハウス内の全体の熱交換を
行うことができ、ビニールハウス内全体を均一、かつ経
済的に冷却させることができる。
(実施例) 以下本発明の実施例を詳細に説明する。
この実施例は、第1図〜第5図に示すように、花芽分化
の育苗を目的としたビニールハウス9に冷凍機lにより
冷却された空気が流れるように構成されるとともに冷気
吹出部3からの冷気吹出と吸込が圧力差によって行われ
る冷気流路5と、少なくとも一端部が前記冷気流路5に
突出されるように配置されたヒートパイプ7と、をビニ
ールハウス9内に配置させた花芽分化の差圧式夜冷育苗
装置11である。
前記冷凍機1は、フロンガスが封入された冷却機13と
、該冷却I!13を冷す冷却装置15と、前記冷却ta
13に空気を送り込むように構成された7アン17と、
吸込口19と、冷気吹出口21と、から構成されている
前記冷凍機1は、ビニールハウス9長手方向両端部に一
台ずつIA、IB配装されている。
前記ビニールハウス9は、植物23の上方を所定の空間
を介して覆うように構成された内側ビニールシート25
と、該内側ビニールシート25を覆うように構成された
外側アルミシート27と、から構成されている。
前記冷気流路5は、塩ビパイプにより構成されており、
前記内側ビニールシート25天井面25A近傍において
ビニールハウス9長手方向に延在して平行に二本5A、
5B配置されている。
前記一方の冷気流路5Aは、その長手方向一端部29が
前記冷凍機IAの冷気吹出口21に他端部31が前記冷
凍機lBの吸込口19に、各々接続されている七ともに
、該冷気吹出口21との接続部分29から吸込口19と
の接続部分31にかけて徐々に流路内径が細くなるよう
に構成されている。
また、前記一方の冷気流路5Bは、その長手方向一端部
33が前記冷凍機IBの冷気吹出口21に他端部35が
前記冷凍機LAの吸込口19に、各々接続されていると
ともに、該冷気吹出口21との接続部分33から吸込口
19との接続部分35にかけて徐々に流路内径が細くな
るように構成されている。
このように冷気吹出口21と吸込口19との流路内径を
徐々に細めることにより該冷気流路5内において圧力差
が生じることになり、冷気流速が向上するとともに、図
に示すように該冷気流路5に設けられた空気吹出部3の
内、冷気吹出口21に近い部分からは冷気が吹出され、
さらに吸込口19に近い部分では空気が吸い込まれるこ
とになり、ビニールハウス9内の空気循環を向上させる
ことができる。
前記空気吹出部3は、冷気流路5の鉛直方向下部におい
て長手方向に均等に設けられている。
前記空気吹出部3は、冷気流路5に貫通孔を刻設するこ
とにより構成されている。
尚、この空気吹出部3に、吹出ノズルを設けることによ
りより効率的な冷気吹出をおこなうことができる。
前記冷気流路5と前記冷凍機1の冷気吹出口21および
吸込口19との接続は、第4図に示すように冷凍機1の
壁面37外側に接続7ランジ39をボルト41止めして
おき、該接続7ランジ39に冷気流路5端部を嵌め込む
ことによりおこなう。
前記二本の冷気流路5A、5Bの対向する側面部を連結
して複数のヒートパイプ7がビニールハウス長手方向に
均等間隔で配置されている。
前記ヒートパイプ7の配置間隔および配置本数は、ヒー
トパイプ7によるビニールハウス9内の冷却温度を計算
した上でヒートパイプ7の能力にあわせた本数を配置す
る。
前記ヒートパイプ7の長手方向一端部7A近傍が前記冷
気流路5A内に突出されるように、また、前記ヒートパ
イプ7の長手方向他端部7B近傍が前記冷気流路5B内
に突出されるようにして配置されている。
前記ヒートパイプ7内部は、減圧状態で密閉されており
、さらに作動流体であるアルコ−ルやフロン等の熱媒体
が適量封入されるとともに毛細管物質がライニングされ
ている。
前記ヒートパイプ7の両端部近傍が冷凍機lにより冷却
された空気が流されよう構成された冷気流路5内に突出
されているため、ビニールハウス9内の高い温度が、ヒ
ートパイプ7内の熱媒体の蒸発凝縮と毛細管作用による
熱媒体の帰還により、冷凍機lにより冷却された空気が
流されている冷気流路5内に送られることにより冷却さ
れることになる。
このような作用が行われるヒートパイプ7を、ビニール
ハウス9内に複数本均等間隔で配置させることによりビ
ニールハウス9内全体を効率的、かつ均一に冷却するこ
とができる。
図の符号43は空気循環ファンであり、該空気循環7ア
ン43を内側ビニールシート25天井面25A中央部等
に配置しておき、該ファン43をヒートパイプ7による
空気冷却と同時に回転させることにより、より効率的に
ヒートパイプ7の冷却熱をビニールハウス9内の植物2
3に均一下降させることができる。
(発明の効果) 本発明は、上記のような構造でビニールハウスの冷却を
おこなうように構成されているため、以下に記載する効
果を奏する。
■この発明においては、冷凍機により冷却された空気を
冷気流路によりビニールハウス内に導き、さらに、該冷
気流路に設けられた冷気吹出部からビニールハウスに冷
気を下降させることにより育成植物の冷却を行い、また
、前記冷凍機により冷却された空気が流れる冷気流路に
ヒートパイプを一端部を突出させて配置しているため、
該ヒートパイプの作用により効率的にビニールハウス内
全体の熱交換を行うことができ、ビニールハウス内全体
を均一、かつ経済的に冷却させることができるという優
れた効果を有する。
また、ビニールハウス内を山地と類似した寒冷環境にし
ているため、山地までの運搬作業をなくすことができ、
平地においてもビニールハウス内において花芽分化を行
うことができるという優れた効果を有する。
また、ビニールハウス内全体を均一に冷却することがで
きるため、ビニールハウス内で栽培される植物全体を均
一に成育させることができるという優れた効果を有する
■また、ヒートパイプを利用することによりビニールハ
ウスの冷却を行うため冷却コストを低減させることがで
き経済的であるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の花芽分化の差圧式夜冷育苗装置の実施
例を示す平面図、 第2図は同実施例の側面図、 第3図は同実施例の正面図、 第4図は同実施例における冷凍機と冷気流路との接続状
態を示す断面図、 第5図は第1図におけるv−v’線断面図である。 冷凍機、 空気吹出部、 空気流路、 ヒートパイプ、 ビニールハウス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)花芽分化の育苗を目的としたビニールハウスに冷
    凍機により冷却された空気が流れるように構成されると
    ともに冷気吹出と吸込が圧力差によって行われる冷気流
    路と、 少なくとも一端部が前記冷気流路に突出されるように配
    置されたヒートパイプと、 をビニールハウス内に配置したことを特徴とするヒート
    パイプ利用花芽分化の差圧式夜冷育苗装置。
JP3475789A 1989-02-14 1989-02-14 ヒートパイプ利用花芽分化の差圧式夜冷育苗装置 Pending JPH02215315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008113613A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Agri Vingt Et Un Co Ltd 超促成発芽システム及び超促成栽培システム
JP2017158490A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 ネポン株式会社 空調システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS532239A (en) * 1976-06-26 1978-01-11 Kondo Takako Differentiation acceleration of flower sprout in summertime

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