JPH02213321A - 眼屈折計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、眼科医院や眼鏡店等において、眼屈折力を自
覚的及び他覚的に測定するために用いられる眼屈折計に
関するものである。

［従来の技術］ 従来における眼屈折測定は、一般に他覚測定はオートレ
フラクトメータにより、自覚測定はホロブタ−を用いて
行っている。また、オートレフラクトメータで測定した
屈折値を自覚測定の初期値として自覚測定を始め、その
自覚測定は被検者の応答のみに頼って進められている。

［発明が解決しようとする課題］ しかし、従来の眼屈折測定における自覚測定は、被検者
の応答にのみ頼っているので、被検者によって応答が明
確でない場合には測定値が不正確になる。また測定に相
当な時間が掛かり、しかも時間が長くなると被検者の集
中力が鈍ってくるので、更に正確さを欠くことになる。

本発明の目的は、このような問題を改善するため、眼屈
折測定に要する時間を短縮すると共に、正確な測定値が
得られるようにした眼屈折計を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために、本発明に係る眼屈折計に
おいては、電動的に種々の屈折力を有する自覚測定レン
ズを光路内に挿入して自覚測定を行う自覚屈折測定手段
と、前記自覚測定レンズを通して他覚測定を行う他覚屈
折測定手段と、前記自覚測定レンズの位置を検知する手
段とを備えたことを特徴とするものである。

［作用］ 上記の構成を有する眼屈折計は、自覚測定レンズが所定
の位置にあるか否かを確かめてから他覚測定を開始し、
自覚測定レンズの交換中に他覚測定を行うことを防止し
て眼屈折値の測定に正確さをきたすことができる。

［実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。

第１図は構成図を示し、被検眼Ｅの前方には光分割部材
１、視標２が配置され、被検眼Ｅと光分割部材ｌとの間
に自覚測定レンズ３，４がターレット５．６により交換
自在に挿入し得るようになっている。ターレット５，６
には種々の屈折値を有する多数個のレンズ３．４が取り
付けられ。

ターレット５．６を回転することによりレンズ３．４の
屈折力を自在に組合わせることができるようになってい
る。光分割部材ｌの反射方向には他覚屈折測定部７が設
けられ、この他覚屈折測定部７は制御部８に接続されて
いる。更に、制御部８には、光源９と対になって作用し
、ターレット５．６の位置を検出する光電センサ１０の
出力が接続され、制御部８の出力はターレット５，６を
取り付けた軸１１を回転する電動機１２に接続されてい
る。

他覚屈折測定部７は所謂オートレフラクトメータであり
、近赤外光を被検眼Ｅの眼底に投影し、その反射光を自
覚測定レンズ３，４を通して他覚屈折測定部７内の受光
部で受けて屈折値を他覚的に測定する。

光分割部材１は他覚測定に用いる近赤外光を反射し、可
視光を透過する性質のものが用いられている。制御部８
は自覚測定と他覚測定のシーケンスを制御している。光
源９と光電センサ１０が対向する間のターレット５．６
にはスリットが形成され、ターレット５．６が回転して
いるときは光ｇ９からの光束が周期的に遮断されるので
、光電センサｌＯからは交流信号が発生して制御部８に
送られる。また、電動機１２からもターレット５．６が
動いているか否かの信号を制御部８に送ることができる
。これらの信号によって、自覚測定レンズ３．４が交換
中であるか、交換を終了してレンズ３．４が所定の位置
にあるかが判る。なお、自覚測定レンズ３．４の動きを
検知するには、光電センサ１０からの信号又は電動機１
２からの信号の何れか一方だけを受信すれば十分である
。

被検眼Ｅは自覚測定レンズ３．４及び光分割部材１を通
して遠方に置かれた視標２を見るようになっており、実
際の眼屈折測定においては自覚測定と他覚測定とを適当
に繰り返して進められる。

自覚測定レンズ３，４が所定の位置にきてから被検眼Ｅ
の調節が変わるまで、一定時間経過してから他覚測定に
移行してもよいし、直ちに一定の時間間隔で他覚測定を
繰り返し、被検眼Ｅの調節が終ったことを確認してから
、次の自覚測定レンズ３．４に変えるようにしてもよい
。

別の例として、自覚測定レンズ３．４が所定の位置にき
たか否かを、ターレット５．６の動きを直接に検出して
知る代りに、単に予測をしてもよい、つまり、ターレッ
ト５．６が回転するに要する時間は予め判るので、自覚
測定レンズ３．４が所定の位置に至る時間も予測するこ
とができる。

従って、自覚測定レンズ３．４を動かす信号が発せられ
てから、予測した時間を経過した後に他覚測定を開始す
れば、レンズ交換中に他覚測定が行われて不正確な他覚
測定値を得てしまうということがなくなる。或いは、他
覚測定を連続的に行い、自覚測定レンズ３．４が所定の
位置にきたときに得られた測定値のみを使用して、シー
ケンスを進めるようにしてもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る眼屈折計は、自覚測定
レンズを交換中に他覚測定を行うことがないので、正確
な測定ができるという利点がある。また、自覚測定レン
ズが所定の位置に至ると直ちに他覚測定をして屈折シー
ケンスを進められるので、測定時間を短縮することがで
きる。しかも、被検者の応答のみに頼らないで、他覚測
定値も知ってシーケンスを進めることができるため、迅
速で正確な測定が可能になる。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は本発明に係る眼屈折計の実施例の構成図で
ある。 符号１は光分割部材、２は視標、３．４は自覚測定レン
ズ、５．６はターレット、７は他覚屈折測定部、８は制
御部、９は光源、１０は光電センサ、１１は軸、１２は
電動機である。 特許出願人　　　キャノン株式会社 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、電動的に種々の屈折力を有する自覚測定レンズを光
   路内に挿入して自覚測定を行う自覚屈折測定手段と、前
   記自覚測定レンズを通して他覚測定を行う他覚屈折測定
   手段と、前記自覚測定レンズの位置を検知する手段とを
   備えたことを特徴とする眼屈折計。