JPH0221299B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0221299B2
JPH0221299B2 JP57136616A JP13661682A JPH0221299B2 JP H0221299 B2 JPH0221299 B2 JP H0221299B2 JP 57136616 A JP57136616 A JP 57136616A JP 13661682 A JP13661682 A JP 13661682A JP H0221299 B2 JPH0221299 B2 JP H0221299B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
centrifugal separator
positioning
sample
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57136616A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5926159A (ja
Inventor
Yasutake Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP13661682A priority Critical patent/JPS5926159A/ja
Publication of JPS5926159A publication Critical patent/JPS5926159A/ja
Publication of JPH0221299B2 publication Critical patent/JPH0221299B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は血清等の生体試料を試料管に入れて回
転させる遠心分離機に係り、特に、複数の試料管
を装着したロータを所定の位置に停止させて試料
管の交換装着を可能とし、自動分析操作を可能に
する遠心分離機に関するものである。
生体試料等の成分を遠心分離することは現在の
臨床医学分野では日常的に行なわれていること
で、その処理量は益々増加の傾向にある。一般に
分離用のロータには多数の試料管を装着するよう
になつているが、このようなロータを高速回転さ
せるときはそのバランスに細心の注意を払う必要
がある。もし、許容値以上のアンバランスを生じ
るように試料管をロータに装着したときは、試料
液の成分分離が不十分となると共にロータの回転
軸を曲げる等の損傷を与え、甚だしい場合は装置
を破壊する等の欠点をもつていた。
従来は試料管にできるだけ等量の試料液を入れ
ると共に、これらの試料管をロータの対称位置に
設置する等の作業を実験者が実施していた。した
がつて、試料管の設置・交換作業に多くの時間を
要し、分析処理能力の向上を阻害する原因の1つ
となつていた。また、人手によつて試料管を取扱
うことはその試料液を汚染したり、操作者が試料
中の成分に感染する恐れがある等の欠点をもつて
いた。
本発明は上記従来技術の欠点を解消し、多数の
試料管をバランス良くロータに装着する作業を自
動化し、試料液の処理能力を大幅に向上させるこ
とができる遠心分離機を提供することを目的と
し、その特徴とするところは、駆動モータの回転
軸の下端に位置決め円板を設け、該位置決め円板
に、上記試料管の最大装着数と同数に当分割した
半径上に孔を設け、該半径上の孔はその数又は位
置が全て異なり、上記孔を設けた部分を挾んで対
向する複数対のランプと受光素子とを支持台に固
定し、試料管をロータに装着するときは、回転軸
を位置決め円板と共に位置決めモータで回動させ
て孔位置を検出し、ロータを所定の角度回動させ
て対称位置に試料管を順次装着するごとく構成し
たことにある。
第1図は本発明の一実施例である遠心分離機の
斜視図である。この図では1個しか示していない
が複数個の試料管2を設置することができるラツ
ク1をテーブル3上に置くと、一対の把持爪5を
有するオートセツタ4が横移動してラツク1を把
持しテーブル3の中央に戻る。テーブル3の中央
にはラツク1を通過させる孔が形成してあるの
で、オートセツタ4の移動ブロツクが下降してラ
ツク1をロータ7が備えているバケツト8中に収
容する。
次に、オートセツタ4の把持爪5をゆるめてラ
ツク1を離し、垂直に上昇して第1図の位置に戻
り、第2のラツク1を上記と同様にテーブル3の
中央上部に移動させる。一方、ロータ7は回転軸
9を中心として180°回転し、第2のバケツト8を
テーブル3の中央孔の真下に位置させる。その後
は上記と同様に第2のラツク1を第2のバケツト
8中に設置する。このようにして一対のラツク1
を装着したロータ7はバランスがとれているの
で、駆動モータ11を作動させてロータ1を回転
させ、試料管2中の試料液の遠心分離を実施する
ことが可能となる。
この遠心分離機10は駆動モータ11、ロータ
7および図示されていないがロータ7の運転制御
系等より構成されている。また、本実施例はバケ
ツト8は2個装着してバランスさせる場合である
が、バケツト8が小形のものであれば4個又はそ
れ以上の偶数個装着してバランスさせる。
第2図は第1図の遠心分離機を拡大して示す垂
直断面図で、第1図と同じ部分には同一符号を付
してある。回転軸9を中心として回転するロータ
7の両端には一対のバケツト8が回動自在に支持
されており、この中に上記ラツク1がオートセツ
タ4によつて設置される。ロータ7の駆動力は回
転軸9に直結した駆動モータ11の軸によつて与
えられ、この軸の下端には位置決め円板12が取
り付けてある。また、この位置決め円板12の周
辺を通過させる間隙を設けた光学的孔位置検出器
20が駆動モータ11の支持台に固定されてい
る。なお、駆動モータ11は支持台に取り付けた
複数個の弾性支持体21に支持されて垂直に設置
されている。
第3図は第2図の位置決め円板の拡大平面図で
ある。第2図に示したロータ7には小形のバケツ
ト8が12個取り付けられ、各々のバケツト8に試
料管2が装着されたものとする。このバケツト8
は30°間隔でロータ7に取り付けられることにな
るので、位置決め円板12には孔数および孔位置
が異なる12通りの通光用の孔19が設けられ、
夫々のバケツト8の位置と対応させている。
第4図は第2図の光学的孔位置検出器の正面図
で、孔19をもつ位置決め円板12は4対のホト
インタラプタの光を遮断するように回転する。し
たがつて、第3図の孔19の配列状態を検知して
その場所のNo.を知ることができるようになつてい
る。
更に、第2図の遠心分離機にはラツク1をバケ
ツト8に挿入したり取り出したりする際に使用す
るロータ位置決め機構が設けられている。即ち、
この遠心分離機10を設置している台にエアシリ
ンダ13を設置してその下側より可動軸を突出さ
せており、可動軸の下端は回動板14の先端に連
結されている。また、回動板14の中間部には位
置決めモータ15とこのモータで回転させられる
摩擦円板16を設置しており、エアシリンダ13
で回動板14を水平位置に回動させたときは、摩
擦円板16が回転軸9の下端に接触し、回転軸
9、ロータ7、位置決め円板12を位置決めモー
タ15でゆつくり回転させることができる。この
ことは第3図の孔9の配列を光学的孔位置検出器
20で検知して任意の所にロータ7を停止させる
ことが容易となることを示している。
上記のように構成した第2図の遠心分離機によ
る操作の概略を次に説明する。まず、エアシリン
ダ13を作動させて摩擦円板16を回転軸9の下
端に密着させ、位置決めモータ15を回転させて
第3図の位置決め円板12のNo.1の孔19を光学
的孔位置検出器20の所に回動させる。この時に
最も外側のランプ17aを出た光だけが孔19a
を通つて受光素子18aに検知されたときは、位
置決めモータ15の回転を停止させる。なお、こ
のときはNo.1のバケツト8がテーブル3の出入口
6の真下に位置するように設定されている。次
に、第1図のオートセツタ4を作動させて把持し
ているラツク1の出入口6から降下させ、No.1の
バケツト8に装着する。
次に位置決めモータ15を作動させて摩擦円板
16を右廻りに180°回転させるとNo.2の孔19が
光学的孔位置検出器20で検知されるので位置決
めモータ15を休止させる。この時はロータ7も
180°回動して第2のバケツト8が出入口6の直下
に来て停止しているので、オートセツタ4を作動
させて次のラツク1を挿入設置する。その後位置
決めモータ15を作動させて回転軸9を210°右廻
りに回動させてNo.3の孔19を検出させ、No.3の
ラツク1をNo.3のバケツト8に設置し、更に180°
回転軸9を回動させてNo.4のラツク1をNo.4のバ
ケツト8に設置する。斯くして12個のラツク1を
すべてのバケツト8に装着したならば、エアシリ
ンダ13の軸を突出させて第2図の状態とし、駆
動モータ11を高速回転させて遠心分離作業に移
行する。
駆動モータ11を高速回転させると各バケツト
8は水平方向に振り廻わされ、試料管2の底に高
分子成分が沈降し分離する。成分の分離が完了し
た時点で駆動モータ11の回転を徐々に低下さ
せ、上記ラツク1の挿入時と反対の手順でラツク
1を取り出す。
上記の構成を有する本実施例の遠心分離機は、
下記のような効果が得られる。
(1) 回転軸対称に試料管を回転バケツト中に設置
してあるので、ロータのアンバランスを極めて
減少させて遠心力を作用させることができる。
したがつて、回転体の振動が少なく回転軸受の
損傷を防止して長寿命とすることができると共
に、試料成分の分離を高精度に効率良く実施す
ることが可能となる。
(2) 試料の数が少なくて全部のバケツト8にラツ
クを均等に設置できない場合でも、対照的な位
置、即ち、180°離れた位置に軸対象にラツク1
を設置し、アンバランスを減少させて支障なく
遠心分離を行うことができる。即ち、試料量の
多少にかかわらず高精度の分離を安全に行うこ
とができる。
(3) 上記の操作を殆んど自動的に制御して実施さ
せることが可能となり、遠心処理能力は向上し
感染の恐れある試料液も安全に処理することが
できる。
第5図は本発明の他の実施例である遠心分離機
の垂直断面図で、第2図と同じ部分には同一符号
を付してある。この場合は第2図の装置よりも小
形な遠心分離機10の構成を示すもので、試料管
2を1本づつバケツト22に設置し、試料液はノ
ズル23より供給するようにしてある。なお、回
転軸9の下端には位置決め円板12が同様に固定
されているが、この円筒部材には位置決めモータ
15の回転軸も固定させている。また、ノズル2
3を上下させる機構は第1図のオートセツタ4と
類似の機構を用いている。
本実施例の遠心分離機は、試料管を1本だけ収
容するバケツトを偶数個ロータに取り付け、試料
液はノズルを用いて試料管内に注入するように小
形に構成しているが、この場合でも位置決め円板
をモータの回転軸に取り付けて前実施例の装置と
同様に安全に操作し、高精度の分離が実施できる
という効果が得られる。
本発明の遠心分離機は、多数の試料管をバラン
ス良くロータに装着する作業を自動化して試料の
処理能力を大幅に向上させ、高精度の分離を安全
に行うことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である遠心分離機の
斜視図、第2図は第1図の遠心分離機を拡大して
示す垂直断面図、第3図は第2図の位置決め円板
の拡大平面図、第4図は第2図の光学的孔位置検
出器の正面図、第5図は本発明の他の実施例であ
る遠心分離機の垂直断面図である。 1……ラツク、2……試料管、3……テーブ
ル、4……オートセツタ、5……把持爪、6……
出入口、7……ロータ、8,22……バケツト、
9……回転軸、10……遠心分離機、11……駆
動モータ、12……位置決め円板、13……エア
シリンダ、14……回動板、15……位置決めモ
ータ、16……摩擦円板、17……ランプ、18
……受光素子、19……孔、20……光学的孔位
置検出器、21……弾性支持体、23……ノズ
ル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 偶数個の試料管を均衡を保持して装着可能な
    ロータと、このロータの回転中心を保持して回転
    させる駆動モータとを有する遠心分離機におい
    て、上記駆動モータの回転軸の下端に位置決め円
    板を設け、該位置決め円板に、上記試料管の最大
    装着数と同数に当分割した半径上に孔を設け、該
    半径上の孔はその数又は位置が全て異なり、上記
    孔を設けた部分を挾んで対向する複数対のランプ
    と受光素子とを支持台に固定し、上記試料管を上
    記ロータに装着する時は、上記回転軸を上記位置
    決め円板と共に位置決めモータで回動させて上記
    孔位置を検出し、上記ロータを所定の角度回動さ
    せて対称位置に上記試料管を順次装着するごとく
    構成したことを特徴とする遠心分離機。 2 上記位置決めモータが、上記受光素子よりの
    検知信号をマイコンに入力して計算し、そのデジ
    タル出力信号によつて回動するステツピングモー
    タである特許請求の範囲第1項記載の遠心分離
    機。
JP13661682A 1982-08-04 1982-08-04 遠心分離機 Granted JPS5926159A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13661682A JPS5926159A (ja) 1982-08-04 1982-08-04 遠心分離機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13661682A JPS5926159A (ja) 1982-08-04 1982-08-04 遠心分離機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5926159A JPS5926159A (ja) 1984-02-10
JPH0221299B2 true JPH0221299B2 (ja) 1990-05-14

Family

ID=15179462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13661682A Granted JPS5926159A (ja) 1982-08-04 1982-08-04 遠心分離機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5926159A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107649296B (zh) * 2017-09-21 2019-07-09 浙江泰林生物技术股份有限公司 一种嵌入式离心机

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5926159A (ja) 1984-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5166889A (en) Robotic liquid sampling system
US6060022A (en) Automated sample processing system including automatic centrifuge device
US7141213B1 (en) Automated sample processing system
AU593988B2 (en) Apparatus and method for separating phases of blood
EP1599290B1 (en) Centrifugation device with swingable sample holder
KR20060055750A (ko) 유체 보상에 의한 자동 평형형 원심분리 장치
CN103308376A (zh) 采血混匀仪
JPH0221299B2 (ja)
US6695759B2 (en) Centrifuge buckets
CN218412565U (zh) 一种血清泌乳素测定装置
US4495812A (en) Method and device for balancing circular plate-shaped objects
EP0195321B1 (en) Automatic centrifugal balancing mechanism
JPH03293047A (ja) 自動遠心分離機
CN221311060U (zh) 一种离心设备
CN221492881U (zh) 一种离心机离合器定位装置
JPS5919858A (ja) 自動分析処理装置
JPS6393363A (ja) 遠心分離装置
JPH0519811Y2 (ja)
JPH02310470A (ja) 自動試料前処理装置
Burtis et al. Method and apparatus for automated processing and aliquoting of whole blood samples for analysis in a centrifugal fast analyzer
SU781701A1 (ru) Центрифуга
JP2607787Y2 (ja) 遠心分離装置
JPS6080735A (ja) 検体前処理装置
RO113768B1 (ro) Aparat de determinare rapidă a vitezei de sedimentare a hematiilor
JPH0615200A (ja) 自動遠心分離装置