JPH02212666A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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Publication number
JPH02212666A
JPH02212666A JP3438789A JP3438789A JPH02212666A JP H02212666 A JPH02212666 A JP H02212666A JP 3438789 A JP3438789 A JP 3438789A JP 3438789 A JP3438789 A JP 3438789A JP H02212666 A JPH02212666 A JP H02212666A
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JP
Japan
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oil pressure
friction element
hydraulic
torque
brake
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Application number
JP3438789A
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English (en)
Inventor
Shinji Watabe
晋治 渡部
Kouji Hasunaka
蓮中 浩二
Kiyoshi Takagi
清志 高木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動変速機の変速時の油圧式If擦要素の
切り換えを滑らかにするだめの自動変速機の制御装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
一般的に自動変速機はアクセルペダルの踏み加減と車速
に応じて自動的に補助変速機の変速段を切り換えて変速
を行うが、この走行中の自動変速切換は一般に多板クラ
ッチ、ブレーキあるいは一方向クラッチなどの変速要素
の一方を解放し、他方を結合することによって行なわれ
る。
今日では、自動変速機の軽量化、多段化にともなって、
コンパクト化を図るために、一方向クラッチを廃止した
ものが考えられている。第7図は特開昭63−1.94
56号公報に示された従来の自動変速機に用いられるギ
ヤートレーンの模式図であり、この第7図にクラッチを
反力要素とじたクラッチ対りラッヂ変速機構の一例を示
している。
この第7図において、101は反クラッチ、102は直
結クラッチ、103はプラネタリギヤ、104はザンギ
ャ、105は入力軸、106は出力軸である。
この自動変速機構の動作は、反力クラッチ101が結合
していて、直結クラッチ102が解放している低速段状
態から駆動力を伝達しながら高速段へ変速する場合、反
力クラッチ101ば結合状態のままで直結クラッチ10
2を滑べらせながら結合していき、直結クラッチ102
のトルク容量が規定値(プラネタリギヤ103の歯数比
と入力軸l・ルク値から決まる値)になったとき、反力
クラッチ1.01をずばやく解放して、クラッチの切り
換えを行なうオーバラップ制御がよいといわれている。
一方、逆の変速段移行過程では、直結クラッチ102を
素早く解放し、エンジン回転数が車速と同期するのを待
って反力クラッチ101に油圧を供給するアンダーラッ
プ制御が良いとされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、実際には油温により油圧応答特性が変わったり
、車速によってエンジンの同期時間が変わるため広範囲
なエンジンの運転状態に応したクラッチへの油圧供給、
排出タイミングを高精度に設定することは難かしく、そ
のタイミングが不適当な場合に、異常なエンジンの空吹
き、過剰なりラッチの両噛みによる減速感が生し、ドラ
イバに不快感を与えたり、クラッチの焼損を招くなどの
問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、変速時の油圧式摩擦要素の伝達トルクを自在
に制御できる自動変速機の制御装置を得ることを目的と
する。
〔課題を解決するための手段] この発明に係る自動変速機の制御装置は、変速機入力軸
I・ルクを検出するトルク検出手段と、油圧式摩擦要素
の供給油圧値を検出する油圧検出手段と、前記変速機入
力軸トルク、供給油圧値および変速機入力軸回転メンバ
を規定時間で加減速するのに必要な慣性トルク値の関数
として演算し、各油圧式摩擦要素の目標油圧を設定する
目標油圧設定手段と、電気油圧変換バルブを制御して油
圧式摩擦要素の供給油圧を目標油圧になるように制御す
る制御手段とを設けたものである。
〔作 用〕
この発明における目標油圧設定手段は、トルク検出手段
で検出された変速機入力軸トルク値と油圧検出手段で検
出された油圧式摩擦要素の供給油圧値と変速機入力軸回
転メンバを規定時間で加減速するのに必要な慣性l・ル
ク値の関数として算出したものを各油圧式摩擦要素の目
標油圧として設定し、この目標油圧となるように制御手
段により電気油圧変換バルブでフィードバック制御する
ことにより、自動車の走行状態によらず安定した油圧式
摩擦要素の切り換えを行う。
〔実施例〕
以下、この発明の自動変速機の制御装置の実施例を図に
ついて説明する。第1図はこの発明の概略要部構成を示
すブロック図であり、この第1図において、1はエンジ
ン、2はエンジン1により駆動される入力要素(以下ポ
ンプインペラという)21で内部の作動油を回し、この
作動油により図示しないステークによる反力下で出力要
素(以下、タービンランナという)22をトルク増大さ
せつつ回転させるトルクコンバータである。
また、補助変速機3はトルクコンバータ2のタービンラ
ンナ22に連結した軸を変速機入力軸31とし、タイヤ
に動力を伝達する軸を変速機出力軸32として、車両の
走行状態に応じた変速比を与えるものである。
油圧制御部4は補助変速機3内に図示しない油圧式摩擦
要素への供給油圧を制御するようになっている。
制御ユニット5は入力信号として、トルクコンバータ2
のポンプインペラ回転パルス51、タービンランナ回転
パルス52および補助変速機出力軸回転パルス53の信
号を図示しない歯車と電磁ピックアップから検出したも
のとシフI・レバーの選択位置で閉じるスイッチを複数
個有し、スイッチの開閉状態でその位置を検出するため
のシフトレンジ信号54とアクセルペダルに連結し、そ
の踏込量に対応して変化するエンジンのスロットル開度
量をポテンショメータで電圧値に変換し、検出するスロ
ットル開度信号55と、複数の油圧式摩擦要素への供給
油圧を図示しない油圧センサで検出した油圧信号56と
を入力し、これらの情報に基づいて車両の走行状態に適
した変速段を決定し、変速段の移行に必要な油圧制御信
号57を出力信号として油圧制御部4内の図示しないソ
レノイドバルブ(電気油圧変換バルブ)へ出力するマイ
クロコンピュータを主な構成要素とするものである。
この制御ユニット5には、補助変速機3の入力軸トルク
を検出するトルク検出手段と、油圧式摩擦要素への供給
油圧を検出する油圧検出手段と、目標油圧設定手段およ
び制御手段が含まれている。
目標油圧設定手段は油圧式摩擦要素への供給油圧の設定
を変速機入力軸トルク値と油圧式摩擦要素の油圧値と、
変速機入力軸回転メンバを規定時間で加減速するのに必
要な慣性トルク値の関数として演算し、目標油圧を設定
するものである。
また、制御手段は電気油圧変化バルブを制御して、油圧
式摩擦要素への供給油圧を制御するとともに、この油圧
式摩擦要素への油の充填時間を油圧供給手段で検出し学
習するようになっている。
第2図はダブルビニオン方式のプラネタリギヤセット1
組を用いた前進3段の補助変速機の模式図である。この
第2図において、20はエンジンにより駆動され、トル
クコンバータ2のポンプインペラ21と一体で回転する
エンジンクランク軸、31ばトルクコンバータ2のター
ビンランナ22と一体で回転し補助変速機3に駆動力を
伝えるトルクコンバータの出力軸でもあり、補助変速機
の入力軸である。
33はダブルビニオン方式のプラネタリギヤセットで、
このプラネタリギヤセット33ばフォワードサンギヤ3
4、リバースサンギヤ35、リングギヤ36、ショート
ビニオン37、ロングビニオン38、キャリヤ39から
なるものである。
上記フォワードサン・ギヤ34はリヤクラッチC2を介
して、またリバースサンギヤ35はフロントクラッチC
1を介してそれぞれトルクコンバーク2の出力軸31に
連結している。
また、B1はロー・リバースブレーキ、B2はセカンド
ブレーキ、3Cはトランスミッションケースで、ロー・
リバースブレーキB1はキャリヤ39のトランスミッシ
ョンケース3Cへの固定、解放を行ない、セカンドブレ
ーキB2はリバースサンギヤ35のトランスミッション
ケース3Cへの固定、解放を行なう。リングギヤ36は
補助変速機3の出力軸32に結合している。
第3図は、この自動変速機の油圧制御回路のブロック図
であり、図中の40はエンジン1のクランク軸20上に
設けられたオイルポンプである。
このオイルポンプ40で発生した油圧をプレ・ンシャー
レギュレータハルブ41でライン圧として一定に調圧す
るようにしている。
42はシフトレバ−に直結して動作するシフトコントロ
ールバルブ、43〜45はロー・リバースブレーキB1
、セカンドブレーキB2、フロントクラッチCIへの供
給油圧をたとえばデユーティ制御によってコントロール
するだめのデユーティソレノイドバルブである。
リヤクラッチC2は前進時にシフトコントロールバルブ
42を介して油圧が供給され、結合状態となる。
各変速段における摩擦要素の結合動作の組み合わせは、
前進時にはリヤクラッチC2が結合していて、1速では
ロー・リバースブレーキB1.2速ではセカンドブレー
キB2.3速ではフロントクラッチC1が結合状態とな
る。後退後にはフロントクラッチCIとロー・リバース
ブレーキB】が結合状態となる。
第4図はトルクコンバータ2のタービン(出力軸)回転
速度Ntとポンプ(入力軸)回転速度N。
の比を速度比eとしてトルク比tr (= T t/ 
T P )とトルク容量係数C(−T P/ N PJ
を速度比eの関数として表わしたトルクコンバータ性能
曲線である。速度比e≦1.0はエンジンが駆動側の領
域で、e>1.0の領域は被駆動側となる。
湿式多板クラッチまたはブレーキの伝達I・ルクT、が
、 T、=(P B、A−F)−R,n−//で表わされ、
伝達トルクTcは供給油圧PBと比例関係にある。
ここで、PBは湿式多板クラッチまたはブレーキの制御
油圧、A、R,nはクラッチまたはブレーキのピストン
受圧面積、摩擦面の平均半径、摩擦面積であり、μは摩
擦係数、Fはクラッチ、ブレーキに設けられるリターン
スプリング力である。
プラネタリギヤセット33のフォワードナンギャ34の
歯数をZ p 3、リバースサンギヤ35の歯数をZ 
RS、リングギヤ36の歯数をZRGとすると、1速時
の減速比i、はi l= Z RG/ Z FSで2速
時の減速比12はi 2= Z RG(Z FS + 
Z R3)/ Z F!l(Z R3十ZRG)で表わ
される。
ロー、リバースブレーキB1の反力トルクTBIとセカ
ンドブレーキB2の反力トルクTB2はタービントルク
T、に対して次の関係がある。
TBI−(i+   1)・T、−(i+−1)/ (
iz −1)・T B 2  ・・・(])TB2−(
i、 2  1.)・T、             
      ・ (2)次に前記油圧式摩擦要素の供給
油圧と伝達トルクの関係および上記(+)、 (2)弐
の関係から、ローリバースブレーキB1の目標油圧P 
S B 1、セカンドブレーキB2の目標油圧PSB2
については次のように表わされる。
PSBl、=a−Tt  b−PB2 +c     
     −(3)PSB2=d−T、−e−dint
/dt+ f       −(4)この(3)式、(
4)弐において、 a、 dはブレーキのピストン受圧面積、摩擦面の平均
半径、摩擦面数、摩擦係数トルク受持ら分担率等で求ま
る係数、 bはセカンドブレーキのI−ルク受持ち分によってロー
・リバースブレーキのトルク受持ち分の軽減量が求まる
係数、 PB2はセカンドブレーキの供給油圧、eは変速機入力
軸回転メンバの慣性モーメント等によって求まる係数、 dwt/dtは変速機入力軸の目標角加速度、c、 f
はブレーキに設けられたリターンスプリング力等によっ
て求まる係数、 である。
1速から2速へのアップシフトでは、ロー・リバースブ
レーキB1の供給油圧FBIを(3)式で算出した目標
油圧PSBIに、セカンドブレーキB2の供給油圧PB
2を(4)式で算出した目標油圧PSB2に制御するこ
とによって、たとえばエンジンが駆動側にある状態での
変〆速時の摩擦要素の切り換え過程における両嗜み、あ
るいはエンジンの空吹きを防止し、かつ変速中のアクセ
ル操作などによる負荷の象、変に対しても十分追従し、
滑らかな摩擦要素の切り換えを行なう。
次に1速から2速へのアップシフトを例に動作を説明す
る。1速の状態ではりャクラッチC2とロー・リバース
ブレーキB1が結合されている。
たとえば、エンジンが駆動側にある場合の1→2変速は
、この状態からロー・リバースブレーキB1を解放しな
がらセカンドブレーキB2を結合していくことにより、
摩擦要素の切換えを滑らかに行い、出力軸トルク変動を
小さく押えなから2速を達成するようにブレーキ油圧の
制御を行う。
この制御のフローチャートを第5図に示す。このフロー
チャートで用いられるフェーズ0. 12.3は変速過
程を示したものである。
フェーズOは変速前の状態である。
フェーズ1はロー・リバースブレーキB1はタービント
ルクT、に応じた反力トルクで結合しており、セカンド
ブレーキB2はピストンシリンダ内に油が充填されてい
る状態でトルクは零で解放状態である。
フェーズ2ばセカンドブレーキB2の結合が始まり、そ
れに伴なってロー・リバースブレーキB1が徐々に解放
されていく、いわゆるトルクフェーズ(速度比は1速で
トルク比だけが2速へ移行する状態)を示す。
フェーズ3はセカンドブレーキB2の結合がさらに増し
ロー・リバースブレーキB1の反力は零となり、変速が
始まるいわゆるイナーシャフェズ(速度比が2速へ移行
する状態)を示す。
第5図(a)はメインフローチャートで、ステップS1
でスロットル開度量を読み取り、ステップS2ではトル
クコンバータ2の入力軸20、出力軸31および補助変
速機3の出力軸32に設けられた図示しない歯車と電磁
ピックアップとの構成による(・ルク検出手段から検出
した各軸回転パルス51〜53を制御ユニット5で一定
サンプリング周期ごとの平均パルス周期を計測し、トル
クコンバーク2のポンプ回転速度(エンジン回転速度)
N1、タービン回転速度NT、補助変速機3の出力軸回
転速度(車速相当)Noを演算する。
ステップS3では、ステップS2で得られたトルクコン
バータ2の回転速度NP、NTをもとにタービントルク
Ttの演算を行なう。そのトルク演算フローチャートを
第5図(b)に示す。
この第5 ID (b)において、ステップS6では、
トルクコンバータ2の速度比e (−N T / N 
P ) ヲ演算し、ステップS7では、トルクコンバー
タ2の動作状態をエンジンが駆動側、被駆動側のどちら
にあるかを前記速度比eの値によって判定する。
この判定の結果、エンジンが駆動側(e≦1)にあると
きは、ステップS8で予め設定された第4図のトルクコ
ンバータ性能曲線マツプから速度比eの関数であるトル
ク比tr、トルク容量係数Cを読み取り、タービントル
クT、を正1− /lツクとしてT L −tr(e)
 ・C(e) ・N p” T:演算する。
一方、エンジンが被駆動(!l!I (e > 1 )
にあるときは、ステップS9でタービントルクT、を負
トルクとしてステップS8と同様な方法で演算する。
続いて、第5図(a)のメインフローチャー1・のステ
ップS4では、ステップS1で得られスロットル開度量
とステップS2で得た変速機出力軸回転速度N。(車速
相当)で図示しないシフトパターン特性と比較し、1速
から2速への変速が判定されると、ステップS5で進み
、変速が実行される。
変速制御の実行フローチャーI・を第5図(C)に示す
。この第5図(C)において、ステップS ]、、 0
では変速過程をフェーズの値で判定し、各フェーズ別に
処理を行なう。変速指令時はフェーズ−Oであり、ステ
ップSll−ステップ313の処理を1G 回だけ行なう。
ステップS 1.1では、変速過程をフェーズ−1にし
、ステップ31.2ではセカンドブレーキB2のピスト
ンシリンダ内へ油を充填するため、デユーティソレノイ
ドバルブ44のデユーティ率を100%に設定し、バル
ブを全開にする。
ステ・7ブS1.3では、前記セカンドブレーキB2の
油の充填時間を予め設定された値tfにするため、タイ
マをワ颯)アしてスタートさせている。
ステップS14では、ロー・リバースブレーキB1の目
標油圧PSB 1をタービントルクT、の関数として算
出し、ロー・リバースブレーキB1の制御油圧FBIを
図示しない油圧センサで検出してデユーティソレノイド
バルブ43でフィードバック制御を行ない、メインルー
チンへ戻る。
次に、変速過程がフェーズ1に移ると、ステ・ノブ31
.5で進み、ステップ315ではタイマ値りがセカンド
ブレーキB2の油の充填時間の設定値tf以下の間はデ
ユーティソレノイドバルブ44を全開のままセカンドブ
レーキB2のピストンシリンダへ油を充填していき、ス
テ・ンプS 1.4の口・リバースブレーキB1の油圧
制御を行なう。
タイマ値tが油の充填時間の設定値tfに達すると、ス
テップS16へ進み、ステ・ノブ316で番よ、セカン
ドブレーキB2の制御油圧PB2がセカンドブレーキB
2のトルク発生境界油圧fに達したかどうか判定し、P
B2<fの場合、ステップ゛317へ進む。
このステップS17では、セカンドブレーキB2の目標
油圧PSB2=fとして、制御油圧PB2を図示しない
油圧センサで検出してデユ−ティソレノイドバルブ44
でフィードノドツク制御を行ない、ステップ314で前
記同様ロー・リバ−スブレーキB1の油圧制御を行なう
PB2≧fを検知したら、ステップ318へ進み、この
ステップ31Bでは、フェーズ−2Gこし、変速過程の
移行を設定する。ステップS19では、セカンドブレー
キB2のピストンシリンダ内への油の充填が終わり、ブ
レーキ油圧PB2がトルりの発生境界油圧値fに達し、
結合が可能になった状態であり、このときのタイマ値t
、からセカンドブレーキB2のピストンシリンダへ油を
充填するため、ソレノイドバルブ44を全開出力するい
わゆる充填時間tfを補正算出して摩擦材の摩耗等によ
るピストンシリンダ死容積の経時変化に対応するよう学
習して次回の変速に備える。
ステップS20では、セカンドブレーキB2の目標油圧
PSB2をトルク発生油圧fから変速機入力軸回転メン
バを減速して変速を行なうのに必要な最終目標油圧まで
規定時間の間ランプ状に設定して前記ステップ31.7
と同様の制御を行なう。
ステップS21では、ロー・リバースブレーキB1の目
標油圧PSE IをタービントルクT、と図示しない油
圧センサで検出されたセカンドブレーキ油圧値PB2の
関数として算出し、ロー・リバースブレーキ油圧をステ
ップS14と同様の処理で制御する。
変速過程がフェーズ−2、いわゆるトルクフェーズに移
ると、ステップS22へ進み、このステップS22では
、セカンドブレーキB2の結合が増大するにつれ、ロー
・リバースブレーキB1の反力トルクTB]が前記処理
で自動的に減少し、反力トルクTBIが零になると変速
が始まることからタービン回転速度N、が1速同期回転
速度N0(−11・No)以下になったかを判定する。
タービン回転速度N T = N T I の場合はま
だトルクフェーズの過程であり、ステップS20および
ステップS21の処理を行なう。
N T < N T Iを検出すると、ステップ323
へ進み、ステップS23では、イナーシャフェーズに移
行するためフェーズ−3に設定する。
ステップ324では、変速時間が規定の時間幅におさま
るようにタービン回転速度N7の低下率を規定の目標値
にフィードバンク補正演算して求めた油圧りとタービン
トルクTtの関数として算出したものをセカンドブレー
キB2の目標油圧PSB2とし、その目標油圧に図示し
ない油圧センサで検出したセカンドブレーキ油圧PB2
をフィードバック制御する。
ステップS25では、ロー・リバースブレーキB1のデ
ユーティソレノイドバルブ43のデユーティ率−0%に
し、バルブを全閉してロー・リバースブレーキ油圧FB
Iを零に保つ。
変速過程がフェーズ−3、いわゆるイナーシャフェーズ
に移行すると、ステップS26へ進み、ステップS26
では、タービン回転速度N、と2速同期回転速度NT2
(−i 2・No)を比較し、N。
〉N、2の場合はステップS24、ステップS25で前
述のイナーシャフェーズの処理をする。
N T −N r zの場合は、ステップS27に進み
、セカンドブレーキB2のデユーティソレノイドバルブ
44のデユーティ率を100%にし、バルブを全開にし
て、セカンドブレーキB2ヘライン圧を供給し、結合状
態に保ち、ステップS28では、フェーズをクリアして
1−2変速制御を終える。
第6図は前記1−2変速過程のタイムチャートを示した
もので、第6図(a)はロー・リバースブレーキB1の
目標油圧P S B 1、第6図(b)はロー・リバー
スブレーキB1の制御油圧、第6図(C)はセカンドブ
レーキB2の目標油圧、第6図(d)はセカンドブレー
キB2の制御油圧、第6図(e)はタービン回転速度N
7、第6図(f)は変速過程の制御フェーズを示したも
のである。
なお、上記実施例では、トルクコンバータ2のポンプイ
ンペラ21の回転速度を軸上に設けられた歯車と電磁ピ
ックアップの構成から検出した回転パルスから算出した
が、これをエンジンの点火パルスから算出してもよい。
また、トルクの検出をトルクコンバーク2のポンプイン
ペラ21および出力軸回転速度関係から演算によりター
ビントルクとして検出したが、これを駆動軸系に設けた
トルクセンサで軸トルクとして検出してもよい。
さらに、上記実施例では、1速から2速へのアップシフ
トについて説明したが、駆動力を伝達しながら他のアッ
プシフトおよびダウンシフトでも同様の効果がある。
また、上記実施例では、変速移行過程のトルクフェーズ
において結合側摩擦要素の目標油圧設定をランプ状に設
定したが、ステップ状に設定してもよい。
〔発明の効果〕
以」二のように、この発明によれば、負荷トルクと油圧
式摩擦要素の供給油圧を検出し、変速に伴なう油圧式摩
擦要素切り換え時の個々の受持ぢトルク分担量を油圧で
リアルタイムに制御するように構成したので、エンジン
特性の経時変化や変速中の負荷の象、変に対しても安定
した精度の高い油圧式摩擦要素の切り換え特性が得られ
る。
また、結合側摩擦要素のピストンシリンダへの油の充填
時間を変速毎に学習し、補正するようにしたので、ピス
トンシリンダ容積の経時変化に対しても迅速に充愼でき
実質的に結合動作までの時間が大幅に短縮されるなど優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による自動変速機の制御装
置の要部構成を示すブロック図、第2図は同上実施例に
適用されるダブルビニオン方式のブラネタリギャセッ1
−1組を用いた前進3段の補助変速機の模式図、第3図
は同上実施例に適用される自動変速機の油圧制御回路の
ブロック図、第4図は同上実施例におけるトルクコンバ
ータの性能曲線図、第5図(a)は同」一実施例のメイ
ンフロチャートを示す図、第5図(b)は同上実施例の
トルク演算フローチャート、第5図(C)は同上実施例
の変速実行フローチャート、第6図は変速実行時のタイ
ムチャート、第7図は従来の自動変速機に用いられるプ
ラネクリギャセンl−]組を用いた前進2進の補助変速
機の模式図である。 1・・・エンジン、2・・・トルクコンハーク、3・・
・補助変速機、4・・・油圧制御部、5・・・制御ユニ
ット、40・・・オイルポンプ、43〜45・・・デユ
ーティソレノイドバルブ、Bl・・・ロー・リバースブ
レーキ、B2・・・セカンドブレーキ、C1・・・フロ
ントクランチ、C2・・・リヤクラッチ。 なお、図中、同一符号は同一 または相当部分を示す。 代理人    大  岩  増  雄 止 工 IJ0

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一つの油圧式摩擦要素を解放しながら別の油圧式摩擦要
    素を結合することにより、この一つの油圧式摩擦要素に
    対応した変速段から別の油圧式摩擦要素に対応した変速
    段への変速を行なうようにした自動変速機の制御装置に
    おいて、上記変速機の入力軸トルクを検出するトルク検
    出手段と、上記油圧式摩擦要素への供給油圧を検出する
    油圧検出手段と、上記油圧式摩擦要素への供給油圧の設
    定を変速機入力軸トルク値と油圧式摩擦要素の油圧値と
    変速機入力軸回転メンバを規定時間で加減速するのに必
    要な慣性トルク値の関数として演算し目標油圧を設定す
    る目標油圧設定手段と、電気油圧変速バルブを制御する
    ことにより上記油圧式摩擦要素への供給油圧を上記目標
    油圧になるように制御するとともに上記油圧式摩擦要素
    への油の充填時間を上記油圧検出手段で検出し学習する
    制御手段とを設けたことを特徴とする自動変速機の制御
    装置。
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