JPH02212625A - 多孔質気体軸受 - Google Patents

多孔質気体軸受

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JPH02212625A
JPH02212625A JP3432789A JP3432789A JPH02212625A JP H02212625 A JPH02212625 A JP H02212625A JP 3432789 A JP3432789 A JP 3432789A JP 3432789 A JP3432789 A JP 3432789A JP H02212625 A JPH02212625 A JP H02212625A
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JP
Japan
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bearing
porous member
gas
porous
bearing surface
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JP3432789A
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English (en)
Inventor
Satoshi Omutsuno
智 大六野
Toshinori Sato
俊徳 佐藤
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、精密機械、超精密機械等用の回転運動や直線
運動が必要とされる機器の気体軸受として用いるのに好
適な多孔質気体軸受の改良に関する。
〔従来の技術] 従来の多孔質気体軸受としては、例えば第 図に示すよ
うなものがある。これはハウジング1内に多孔質部材2
を配設して取付け、ハウジング1と多孔質部材2との間
に設げた背面キャビティ3に給気した気体が、多孔質部
材2内を浸透して多孔質部材2の表面の軸受面4から噴
出する構造になっている。この軸受面4に対し、対向部
材5が軸受すきま6を介して対向している。
そして軸受面4から軸受ずきま6に噴出された気体によ
り、軸受面4と対向部材5との間に気体膜が形成される
しかして、このような従来の多孔質気体軸受の場合、多
孔質部材2を浸透して軸受面4がら噴出する気体の流量
Qは、対向部材5がなくて軸受面4が大気圧に解放され
ている状態(以下この状態を解放状態という)では、軸
受面4の全面にわたって均一になる。
一方、軸受面から噴出される気体の圧力Pの分布は、対
向部材5があって気体軸受として作用する場合には第6
図に実線P1で示すよ・うに、軸受面4の中央部から端
部にいくにつれて次第に低下する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、気体軸受で最高の剛性、負荷容量が得ら
れる軸受面4の理想的な圧力分布は、第6回に鎖線P2
で示すような長方形の圧力分布である。
上記の実線P1と鎖線P2との差は損失となる。
すなわち、従来の多孔質気体軸受の圧力分布は、軸受面
端部の損失が大きく、軸受の剛性、負荷容量が理想的な
ものに比べてかなり低いという問題点があった。
又、従来の多孔質気体軸受の圧力分布は、軸受面の端部
で圧力が著しく低下するため、軸受の領きに対する剛性
、負荷容量が低いという問題点があった。
そこで本発明は、上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするとごろは、噴出気体の圧力
分布を軸受面全面にわたって均一化に近づけることによ
り、高剛性、高負荷容量で傾きに対しても抵抗力が大き
い多孔質気体軸受を提供することにある。
〔課題を解決するだめの手段] 上記目的を達成するため、本発明の第一の発明は、ハウ
ジング内に多孔質部材を配設して取イ」け、前記ハウジ
ングと多孔質部材との間に設けた背面キャビティに給気
した気体が多孔質部材に設けた軸受面から噴出する多孔
質気体軸受において、前記多孔質部材の浸透率は軸受面
の端部側に位置する部分が軸受面の中央部側に位置する
部分よりも高い。
又、本発明の第二の発明は、ハウジング内に多孔質部材
を配設して取付け、前記ハウジングと多孔質部材との間
に設けた背面キャビティに給気した気体が多孔質部材に
設けた軸受面から噴出する多孔質気体軸受において、 前記背面キャビティは多孔質部材の背面の端部とハウジ
ングとの間に設け、前記多孔質部材の背面の中央部はハ
ウジングに接する接触面を有する。
〔作用〕
第一の発明にあっては、多孔質部(Aの浸透率は軸受面
の端部側に位置する部分が軸受面の中央部側に位置する
部分よりも高いので、圧縮気体は中央部より端部の方を
より多く通過する。
又、第二の発明にあっては、多孔質部材の背面の端部と
ハウジングとの間に背面キャビティを設りたので、圧縮
気体は中央部より端部の方をより多く通過する。
そのため、いずれの場合も、解放状態では軸受面の端部
の気体流量の方が中央部より多くなり、その結果圧力分
布は軸受面の中央部と端部とで均一化に近づく。
これは、解放状態では軸受面の端部は中央部よりも気体
が多く流れていたのを、対向部材で流れをせきとめられ
ようとするために、端部は中央部よりも圧力が高くなろ
うとするためである。
これにより、従来より高剛性、高負荷容量で、傾きに対
しても抵抗力が大きい多孔質気体軸受が得られる。
[実施例〕 以下、本発明の実施例を図とともに説明する。
なお、従来と同一または相当部分には同一の符号を付し
である。
第1図は、本発明の第一の実施例を示すスラスト軸受で
ある。ハウジング1は非多孔質材からなり、その内部に
背面キャビティ3を設りると共に、段部IAが形成しで
ある。この段部IAに多孔質部材2を取付けて、背面キ
ャビティ3がハウジング1と多孔質部材2との間に介在
するようにしである。この場合の背面キャビティ3ば、
多孔質部材の背面2Bの大部分に臨ませてあり、ハウジ
ング1に設けた給気孔3aで外部に通じている。この給
気孔3aには、図示しない圧縮空気源が接続される。
ごの実施例の多孔質部材2は粉体粒子の焼結体であり、
その中央部分4Aと端部4Bとで粉体粒子の大きさを変
え、密度分布を不均一にしである。
すなわち、中央部分4Aの粉体粒子は細かくして密度を
高め、気体の浸透率を低くしである。一方、端部4Bの
粉体粒子は大きくして密度を低め、気体の浸透率を高く
しである。この密度勾配は、多孔質部材2の中央部分4
Aから端部4Bにかけて直線的に変化させ、それによっ
て気体の浸透流量Qが中央部分4Aから端部4Bに向か
って直線的に増大するようにしである。
次に作用を説明する。
給気孔3aに送りこまれた圧縮空気は、背面キャビティ
3から多孔質部材2の背面2Bのほぼ全面に供給される
。供給された圧縮空気は、多孔質部材2の空孔内を浸透
して表面の軸受面4から噴出する。その解放状態での浸
透流量Qは、多孔質部材2内の密度勾配に対応して、中
央部分4Aから端部4Bに向かゲで直線的に増大する。
そのため、対向部材5を設けて気体軸受として機能した
場合は、軸受面4から軸受すきま6に噴出された気体の
圧力Pの分布は、第1回に示すように、軸受面4の中央
部から端部にかけて均一化に近づけられる。すなわち、
軸受面4の端部付近で従来より高い圧力Pが得られる。
その結果、気体軸受として理想的な長方形の圧力分布に
近づき、高い剛性、負荷容量が得られる。又、対向部材
5と軸受面4との傾きに対しても、同じく高い剛性、負
荷容量が得られる。
第2図は本発明の第二の実施例を示ずスラスト軸受であ
る。
この実施例は、多孔質部材2の空気の浸透率を変化させ
るのに、多孔質部材の空孔を目詰まりさせるという手段
を用いた点が上記第一の実施例と異なっている。
すなわち、多孔質部材2の表面は、初め図に一点鎖線で
示すように凹面10に形成しておく。この凹面10に合
成樹脂を含浸させる。凹面10から均一の深さの破線L
1で示す箇所まで含浸させる。この場合、合成樹脂は大
きな空孔には浸入するが、小さな空孔には浸入しない。
含浸した合成樹脂が硬化した後、凹面10を実線り、の
線まで研削して、軸受面4を平面に形成する。これによ
り、軸受面4の中心部は合成樹脂が最も深く浸入し、端
部に向かって浸入深さが減り、周辺部は殆ど浸入してい
ない状態となる。かくして、多孔質部材2は、軸受面4
の中央部側に位置する部分は浸透率が低く、軸受面4の
端部側に位置する部分はど浸透率が高い。
この多孔質部材2で、上記第一の実施例と同様の作用、
効果が得られる。
第3図は本発明の第三の実施例を示すスラスト軸受であ
る。
この実施例は、背面キャビティ13を多孔質部材2の背
面の端部とハウジング1との間に設けたもので、多孔質
部材2の背面中央部には圧縮空気を供給しない。
すなわち、円板状の多孔質部材2の背面において、その
円周端部に環状の背面キ中ビティ13を形成しである。
多孔質部材2の背面の中央部は、ハウジング1の平面状
の内面1aに接する接触面14を有している。
給気孔3aに送りこまれた圧縮空気は、環状の背面キャ
ビティ13から多孔質部材2の背面の円周端部にのみ供
給される。供給された圧縮空気は、多孔質部材2を浸透
して軸受面4から噴出する。
その際、軸受面4の周端付近から噴出するものは多孔質
部材2の端部内を直線状に矢符号15の方向に流れる。
これに対して、軸受面4の中央部から噴出するものは、
背面キャビティ13から多孔質部材2の内部を斜めに矢
符号16の方向に流れる。多孔質部材2の内部を長い距
離通過する圧縮空気は、それだけ強く絞られるから、軸
受面4からの噴出量が少なくなる。したがって、この場
合も第1図に示すと同じパターンの浸透流量Q及び圧力
Pの分布が得られる。
第4図は第1図又は第2図に示すスラス)・軸受の断面
形状とほぼ同様の断面形状を有するラジアル軸受である
第5図は第3図に示ずスラスト軸受の断面形状とほぼ同
様の断面形状を有するラジアル軸受である。環状の多孔
質部材2の背面の両端部とハウジング1との間に背面キ
ャビティ13がそれぞれ設けられ、また多孔質部材2の
背面の中央部はハウジング1に接する接触面14を有す
る。圧縮空気は給気孔3aから背面キャビティ13にそ
れぞれ供給される。
第4図及び第5図に示されたラジアル軸受はいずれも、
第1図、第2図又は第3図に示すものの作用、効果とほ
ぼ同様の作用、効果が得られる。
なお、上記各実施例にあっては、多孔質部材2を浸透す
る圧縮空気の流量Qの増減パターンとして、第1図の如
く直線的に変化させた場合を説明したが、これに限らず
、曲線的又は段階的(ステンブ状)に変化さセでもよい
(発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、多孔質部材の浸
透率は軸受面の端部側に位置する部分が軸受面の中央部
側に位置する部分よりも高い。又は多孔質部材の背面の
中央部はハウジングに接触させて気体の供給を遮断した
。そのため軸受面から噴出する気体の流量が軸受面の中
央部より端部のほうが多くなり、その結果噴出気体の圧
力分布が軸受面全面にわたって均一化に近づき、高剛性
高負荷容量で傾きに対しても抵抗力が大きい多孔質気体
軸受を提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例を流量及び圧カバターン
と共に示す縦断面図、第2図は本発明の第二の実施例を
示す縦断面図、第3図は本発明の第三の実施例を示す縦
断面図、第4図、第5図はそれぞれ本発明の更に他の実
施例としてラジアル軸受に適用した場合の縦断面図、第
6図は従来の多孔質気体軸受を流量及び圧カバターンと
共に示す縦断面図である。 】はハウジング、2ば多孔質部祠、3 13は背面キャ
ビティ、4は軸受面、14は接触面。 1 】 ρd  1v 第6図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハウジング内に多孔質部材を配設して取付け、前
    記ハウジングと多孔質部材との間に設けた背面キャビテ
    ィに給気した気体が多孔質部材に設けた軸受面から噴出
    する多孔質気体軸受において、前記多孔質部材の浸透率
    は軸受面の端部側に位置する部分が軸受面の中央部側に
    位置する部分よりも高いことを特徴とする多孔質気体軸
    受。
  2. (2)ハウジング内に多孔質部材を配設して取付け、前
    記ハウジングと多孔質部材との間に設けた背面キャビテ
    ィに給気した気体が多孔質部材に設けた軸受面から噴出
    する多孔質気体軸受において、前記背面キャビティは多
    孔質部材の背面の端部とハウジングとの間に設け、前記
    多孔質部材の背面の中央部はハウジングに接する接触面
    を有することを特徴とする多孔質気体軸受。
JP3432789A 1989-02-14 1989-02-14 多孔質気体軸受 Pending JPH02212625A (ja)

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JP (1) JPH02212625A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005083506A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Canon Inc 空気軸受装置
JP2009270631A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Canon Inc 静圧気体軸受

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JP2005083506A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Canon Inc 空気軸受装置
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