JPH02205512A - 結球野菜・果実等の自動包装構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は結球野菜・果実等の自動包装構造に関するもの
であり、詳しくは結球野菜・果実等を包んだ包装用シー
トの開放余端部を捻回することによって包装せしめるべ
（構成した結球野菜・果実等の自動包装構造に関するも
のである。

［従来技術とその問題点］ 従来より結球野菜等の一つであるレタスが市場に出た時
にはセロハン等で包装されていることは周知である。生
産農家においては出荷に際して大量のレタスの良否を選
別すると同時に手作業にて一つ一つ包装しているのが実
状であるが、これには非常に多（の人手を要し、包装の
ため多くの要員を集中的に確保することは困難であり、
また不経済である。特に生鮮野菜であるレタスは早期の
出荷が望まれるにもかかわらず、多勢の作業者が手作業
にて一つ一つ包装するのであるから長時間を要し、非能
率的であるばかりがコストアップの要因ともなっていた
。

［問題点を解決するための手段］ 而して本発明にあっては係る問題に鑑み、開放されたシ
ャッター上に配置せしめた包装用シート中央部に結球野
菜、果実等の被包物を載置して下方に位置するチャック
内部へシートと共に挿入し、該チャックが閉じることに
よりシートを介在せしめた状態にて被包物を抱持すべく
なし、抱持終了後降下するチャックは、シャッターが被
包物の頂辺路上力に位置した時点で停止すべく構成する
と共に、前記チャックが停止した時点でシャッターが閉
じることにより被包物の頂辺略上方位置にてシートを掴
持すべくなし、次いでチャックを適宜回転せしめて掴持
部分下方にてシートを捻回せしめ、捻回後前記シャッタ
ーが開放した時点でチャックは所定位置まで更に降下し
、チャックは開放したあと横方向へ転倒され、シートに
て包装した被包物を所定位置へ排出すべく構成してなる
結球野菜、果実等の自動包装構造を呈し、生産農家の労
力削減を計ると共にコストの低減をもなさんとするもの
である。

［実　施　例］ 以下本発明に係る実施例の態様を図面に基いて詳述する
。

第１図に示すチャック作動装置Ａの構成を説明すれば、
チャック作動装置Ａは主としてチャックｌ、作動部２、
捻回電動機３、昇降シリンダー４等により構成されてい
る。前記チャック１は多数のチャック片１０．１０・・
・により構成され、該チャック片ＩＯは適宜の弾性材（
本実施例においてはバネ鋼）からなる薄板により成形し
ているが、その形状は側面視外側へ膨出した状態に湾曲
状に成形され基部１１に枢着孔１２を穿設している。支
持体１５は外周面に軸方向に貫通した多数の支持溝１６
゜１６・・・を設け、且つ周面に沿ってリング溝１７を
設けており、該支持溝１６．１６・・・に前記チャック
片１０．１０・・・の夫々の基部１１を嵌装し、適宜の
リング１４を支持溝１６に嵌装したチャック片基部１１
の枢着孔１２に連続状態に挿入してリング溝１７部分に
て枢着し、チャック片ｌＯが内外方向に振動、即ち、チ
ャック１が後述の作動体２６を介して開閉作動をし得る
ように構成している。前記支持体１５は後述の作動部２
内に配設した作動シリンダー２１に連結され、上下方向
に移動自在に構成された作動杆２２の先端に回転自在に
軸着されている。

作動部２は主として作動シリンダー２１、作動杆２２、
作動筒２３、捻回歯車軸２４等により構成されている。

軸方向に中空孔２５を形成した捻回歯車軸２４は前記作
動筒２３の上部にベアリングを介して回転自在に軸支さ
れている。作動シリンダー２１は前記作動筒２３内に配
設された取付板２４に装着され、該シリンダー２１のロ
ッドは作動杆２２の下端と連結しており、作動杆２２は
前記中空孔２５に遊嵌され作動シリンダー２１の動作に
伴って中空孔２５内を上下方向に慴動ずべく構成してい
る。作動筒２３は後述の昇降筒４１に遊嵌され該昇降筒
４１内を慴動自在に構成されている。

＃降シリンダー４を装着せしめるべく構成した昇降筒４
１は前述のように内部に作動筒２３を慴動自在に遊嵌し
ているが、該昇降筒４１の上部には前記昇降シリンダー
４を装着せしめる取り付は板４２が固着されており、該
取り付は板４２に装着された昇降シリンダー４のロッド
は作動筒２３の上部に配設した昇降板４３に連結されて
いる。即ち、昇降シリンダー４の作動により作動筒２３
は昇降筒４１内を慴動し上下方向に移動すべく構成され
ている。同じく昇降板４３の適所には捻回電動機３が装
着されており、該電動機３の軸に楔着された駆動歯車３
１と歯合する捻回歯車３２は、前記捻回歯車軸２４に固
着され、該捻回電動機３の起動により駆動歯車３１、捻
回歯車３２を介して捻回歯車軸２４を回転せしめるよう
に構成している。即ち、作動電動機３等は作動筒２３の
上下移動に伴い同時に移動すべく構成している 前記捻回歯車軸２４の上面には作動体２６を装着してい
る。該作動体２６は前記チャック１を包囲する形状の筒
形をしており、少なくともその上半分を弾性材により構
成している。該作動体２６の高さと内径は、前記作動シ
リンダー２１が動作し作動杆２２を介してチャック１が
上方に位置して開放状態にあるとき、チャック片１０．
１０・・・の下方適所が作動体２６の上縁内側に当接す
るようになし、チャック１が降下するに伴いチャック片
１０．１０・・・が作動体２６の内側によって絞り込ま
れチャック１が閉じるように構成されている。この際被
包物が多少太き（でもチャック１に過負荷がかかること
のないように作動体２６の少なくとも上半分を弾性材と
しているが、本実施例においては弾性材としてゴム材を
用いているものの、バネ鋼等による筒の軸方向に任意数
のスリットをいれたものを用いることも可能であり、本
実施例に限定されるものではない。前記昇降筒４１の適
所には横方向に突出せしめた転倒駆動軸５０を設けてお
り、該転倒駆動軸５０はフレームに係着された軸受５１
，５１によって軸支されている。また転倒駆動軸５０は
該軸５０に楔着せしめたアーム５２を介して転倒用シリ
ンダー５５により回動するようになしチャック転倒部Ｂ
を構成している。即ち、第３図に示す如（該転倒用シリ
ンダー５５が作動することによりアーム５２を介して転
倒駆動軸５０は回動し、前記チャック作動装置Ａが横方
向に転倒するように構成している。

次に第５図に示すシャッター６について説明すれば、該
シャッター６はさほど特別な機構を採用しているもので
はな（、基本的にはカメラ等に用いている５枚羽根シャ
ッター等の原理を採用しているが、カメラ等のシャッタ
ーとは用途が異なり被包物の挿入口いっばいに広がって
いるシートの開放余端部を中央部へ集束し、各シャッタ
ー片６０にて掴持することを目的としているものである
。

シャッター６を構成するシャッター片６０．６０・・・
は基部６１と弧状部６２よりなり、基部６１の端部寄り
に長孔６３を穿設し、該長孔６３より適宜内側に円孔６
４を穿設している。更に該円孔６４部分内側近傍に前記
弧状部６２の基部を枢着し、更に弧状部６２の背部と基
部６１適所間に圧縮バネ６５を掛装している。即ち、シ
ャッター片６０の内側面はシャッター６が開放状態にあ
るときは挿入ロアの縁に沿うようになし、閉じたさいに
は中央部に適宜の開口が残るように形成されており、更
にシートを必要以上に強（掴持することのないようにシ
ャッター片６０の主要部分である弧状部６２に弾性を有
せしめるべ（構成されている。

本実施例におけるシャッター６は６枚のシャッター片６
０．６０・・・により構成されており、基部６１に穿設
しだ円孔６４には固定板６６より突設せしめたビン６７
が嵌挿されて回動自在に枢着され、セクタリング６８よ
り突設したビン６９は長孔６３に嵌挿され、前記セクタ
リング６８をシリンダー７０にて駆動することにより、
該セクタリング６８の回動でビン６７を軸に長孔６３に
嵌挿されたビン６９を介してシャッター片６０．６０・
・・が作動しシャッター６を開閉するように構成されて
いる。尚、セクタリング６８は周面に凹溝７１を形成し
、固定板６６に配設された複数のローラー７２．７２・
・を前記凹溝７１に係合することにより受けられ回動自
在に構成されている。尚、本発明においてはシート供給
装置（図示なし）をテーブル上に配設し、同じ（テーブ
ル上に積重したシートをシャッター６上、即ち被包物挿
入ロア上へ供給すべく構成しているが、該シート供給装
置は特別なるものではな（、通常この種のシート供給に
採用される通常の装置である。

［作　　用］ 次に本実施例の作用を説明すれば、シート供給装置（図
示なし）を駆動せしめてセロハンシート９をシャッター
６上の挿入ロア上に供給する。次に被包物８（本実施例
においてはレタス）をシート９と共に挿入ロアより開放
状態のチャック１内に挿入し、レタス８で支持体１５を
押圧することにより作動シリンダー２１が起動し作動杆
２２を介して支持体１５を引き下げることによりチャッ
ク片ＩＯ２１０・・・の外側面が作動体２６の内債に当
接することによって絞り込まれチャック１は閉じる。こ
の際チャック１は最上部に位置しているが、チャック１
が閉じることによって適宜のタイムアツプ後昇降シリン
ダー４が起動し、チャック１は降下し始める。降下する
チャックｌは抱持したレタス８の頂辺上部がシート捻回
位置、即ち、シャッター６位置に至ったことを任意の感
知体（図示なし）にて感知しチャック１を停止する。チ
ャック１が止まることによりシリンダー７０が起動して
シャッター６を閉鎖し、該シャッター６にてレタス８を
中央部で抱持したシート９の開放余端部を掴持する。シ
ャッター６が閉じれば捻回電動機３が起動し捻回歯車軸
２４を介して作動体２６を回転せしめ、該作動体２６ど
接触しているチャック１を所定時間回転せしめレタス８
の頂辺上部でシート９を捻回する。捻回時間のタイムア
ツプ後シャッター６が開放し、それに伴って再び昇降シ
リンダー４が起動しチャック１は再降下する。

所定位置へ降下したチャック１が開放することにより転
倒用シリンダー５５が起動しアーム５２を介してチャッ
ク装置Ａそのものを横方向へ転倒せしめ、レタス８を所
定位置へ排出する。排出時間のタイムアツプ後再び転倒
用シリンダー５５が起動してチャック装置Ａは起立し、
更に昇降シリンダー４が起動して最上端まで上昇する。

以上の動作を繰り返し行うものである。

この際、前記シャッター６が開放した時点でシート供給
装置（図示なし）が作動しシートを開放したシャッター
６上へ供給するように構成しているものである。

［発明の効果］ 以上のように本発明は、開放されたシャッター６上に配
置せしめた包装用シート９中央部に結球野菜、果実等の
被包物（レタス８）を載置して下方に位置するチャツク
１内部へシート９と共に挿入し、該チャックｌが閉じる
ことによりシート９を介在せしめた状態にてレタス８を
抱持すべくなし、抱持終了後降下するチャック１は、シ
ャッター６がレタス８の頂辺路上力に位置した時点で停
止すべく構成すると共に、チャック１が停止した時点で
シャッター６が閉じることによりレタス８の頂辺略上方
位置にてシート９を掴持すべ（なし１次いでチャック１
を適宜回転せしめて掴持部分下方にてシート９を捻回せ
しめ、捻回機前記シャッター６が開放した時点でチャッ
クｌは所定位置まで更に降下し、チャック１は開放した
あと横方向へ転倒され、シート９にて包装したレタス８
を所定位置へ排出すべく構成してなる結球野菜・果実等
の自動包装構造であるから、従来生産農家においては出
荷に際して大量のレタスの良否を選別すると同時に手作
業にて一つひとつ包装していたが、包装のため多くの要
員を集中的に確保することは困難であり又不経済であっ
た。特に生鮮野菜であるレタスは早期の出荷が望まれる
にもかかわらず多勢の作業者が手作業にて一つひとつ包
装するのであるから長時間を要し、非能率的であるばか
りかコストアップの要因ともなっていたが、本発明構造
による自動包装機を採用することにより１作業者はレタ
スの根元を上にしてチャック１内へ挿入するだけでよ（
、あとは包装から排出まで自動的に行うので能率向上に
は格段の効果を有するものである。また包装用の要員は
機械の操作をする者だけでよ（、多くの包装要員を集中
的に確保する必要もないので大幅なるコストダウンを計
ることが可能である。しかも大量のレタスを短時間にて
包装し得るので、より新鮮なレタスを市場に出荷するこ
とができるものであり、その上、本発明装置はレタスの
包装だけでなく、その他の結球野菜・果実等の包装にも
採用し得るものである等、誠に顕著なる効果を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一部断面した側面図。第２図はチ
ャックを説明するための一部断面した側面図。第３図は
チャック転倒部を説明するための側面図。第４図はシャ
ッターのタイミングを説明するための一部断面した側面
図、。第５図はシャッター装置を説明するための一部断
面した平面図である。 １・・・チャック ６・・・シャッター ８・・・被包物（レタス） ９・・・セロハンシート 特許出願人　　堀　　口　　光　　夫

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 開放されたシャッター上に配置せしめた包装用シート中
   央部に結球野菜、果実等の被包物を載置して下方に位置
   するチャック内部へシートと共に挿入し、該チャックが
   閉じることによりシートを介在せしめた状態にて被包物
   を抱持すべくなし、抱持終了後降下するチャックは、シ
   ャッターが被包物の頂辺略上方に位置した時点で停止す
   べく構成すると共に、チャックが停止した時点でシャッ
   ターが閉じることにより被包物の頂辺略上方位置にてシ
   ートを掴持すべくなし、次いでチャックを適宜回転せし
   めて掴持部分下方にてシートを捻回せしめ、捻回後前記
   シャッターが開放した時点でチャックは所定位置まで更
   に降下し、チャックは開放したあと横方向へ転倒され、
   シートにて包装した被包物を所定位置へ排出すべく構成
   してなる結球野菜・果実等の自動包装構造。