JPH02200226A - ビルディング用窓ガラス清浄装置と清浄システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、ビルディングの窓ガラスを人手を使うことな
く清浄できるようにした窓ガラス清浄装置と、窓ガラス
清浄システムとに関する。

【従来の技術］ 従来、ビルディングの窓ガラスを清浄するときには、ビ
ル屋上から作業員が乗る作業台を吊下げ、その作業台上
で作業員が直接、窓ガラスを拭くなどしていた。

［発明が解決しようとする課題］ 従来、ビルディングの窓ガラスを清浄する場合、作業台
を吊下げて、その上で直接作業員が拭くようにしている
ので、作業員は地上から高い位置で宙吊り状態で作業す
ることになり、落下するなど非常に危険をともなうもの
であった。また、危険性があるため、作業員は窓ガラス
の隅々まで充分に清浄できないという問題もあった。

そこで本発明は、人手を使うことなくビルディングの窓
ガラスを清浄できるようにして、窓ガラスを隅々まで安
全に清浄できるようにすることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明のビルディング用窓ガラス清浄装置は、ビル建築
物の屋上から任意の窓ガラス面の対向位置に吊下げる保
持体と、保持体に設けられて窓ガラスに水を噴出させる
水スプレーと、保持体に揺動腕を介して設けられて窓ガ
ラス面に当てられるブラシと、ブラシの回転駆動装置と
、保持体に揺動腕を介して設けられて窓ガラス面に当て
られるワイパブレードと、思ガラス面に沿って落ちる水
滴を受ける廃水受けとからなる。

廃水受けで受けた水は、保持体に設けた廃水タンクに収
容させるか、ホースを介して地上面にまで案内して排出
させたりすることができる。またブラシとワイパブレー
ドを支持する各揺動腕を、それぞれスプリング力より伸
縮可能にしておけば、ブラシとワイパブレードの移動中
に常にそれらを窓ガラス面に当てられる。

本発明の窓ガラス清浄システムは、前記発明の窓ガラス
清浄装置を使用するものであり、保持体をビル屋上で移
動する移動装置から吊下げ、保持体を昇降あるいは横移
動させつつ、ブラシを回転させてワイパブレードととも
に窓ガラスに沿って移動させることにより窓ガラスを清
浄させる。

［作用１ 上記手段の窓ガラス清浄装置あるいは窓ガラス清浄シス
テムにおいて、清浄作業をする場合は、第６図に示すよ
うに水スプレーにより窓ガラス面に水を噴射しながらブ
ラシを回転させ、さらに保持体を昇降あるいは横移動さ
せれば、ブラシにより窓ガラス面の付着物を取り除くこ
とができ、ワイパーブレードにより払拭させることがで
きる。

また窓ガラス面に沿って落下する水滴は、廃水受けに受
は取られ、それらは集められて廃水タンクに貯えられる
か、ホースを介して地上に流出される。

ワイパブレードは窓ガラス面の全ての位置に移動できる
ように、それらを支持する揺動腕がスプリングにより伸
縮されて１．揺動できるようになっており、窓ガラスの
中央部はそれらの揺動で清浄する。また、一つの窓ガラ
ス面の下部を清浄するときは、保持体をその位置に保持
したまま、各揺動腕を揺動させてブラシを下降させると
ともにワイパブレードをも下降させる（第６図すの状態
）、また下の階の窓の清浄に移るときは、保持体を下降
させて下階の窓ガラスの上部に位置させる（第６図Ｃの
状態）とともに、ワイパブレードとブラシも窓ガラスの
上端部に位置させ、ブラシを回転させつつ、ブラシとワ
イパブレードとを揺動させずに保持体とともに下降させ
て清浄する。

さらに横隣りの窓ガラスを清浄するときには、保持体を
吊下げているビル屋上の移動装置を移動することにより
、ブラシやワイパブレードを設けた保持体を移動させる
。そして前記と同様にブラシとワイパブレードを昇降さ
せて窓ガラス面を清浄する。

［実施例１ 本発明の実施例を第１〜５図により説明する。

窓ガラス清浄装置は、ビル屋上からワイヤｌにより昇降
可能に吊下げられるケース状の保持体２内に、上から下
へ順に水スプレー３、ワイパブレード４．ブラシ５．廃
水受け６、廃水タンク７がそれぞれ水平方向に設けられ
る。水スプレー３はビル屋上からホース３ａにより水、
あるいは洗剤を混入した水が供蛾されるようになってお
り、供給された水を窓ガラスに向って噴射させるように
なっている、そして水でぬらしたガラス面をブラシ５が
回転力によりガラス面の付着物を取除き、ワイパブレー
ド４がガラス面を払拭するようになっている。またガラ
ス面から落ちる水滴は、廃水受け６に受けられ、さらに
ホースを介して廃水タンク７に流入させて貯められるよ
うになっている。

なお、廃水タンク７を保持体２に設けないで、廃水受け
６からホースを介して地上に流出させることも可能であ
る。

ワイパブレード４は、揺動腕８により保持され、この揺
動腕８の基部は、保持体２に設けたシャフト９に回転可
能に保持される。シャフト９と揺動腕８のステーｌＯと
の間にスプリングｌｌが設けられ、このスプリング１１
により揺動腕８を下方に押してワイパーブレード４をガ
ラス面に押しつけられるようになっている。また揺動腕
８は、作動部材１２により下降しないように保持され、
この作動部材１２の基部はやはりシャフト９に回動可能
に保持される。また作動部材１２の基部にエアシリンダ
１３が取付けられ、それにより作動部材１２を作動して
揺動腕８の揺動角を変更できるようになっている。

揺動腕８は、第３図に示すように、伸縮可能な筒体８ａ
と棒部材８ｂとで構成され、両者間にスプリング１４を
設けて、ワイパブレード４がガラス面に当たるまでスプ
リング力により伸張されるようになっている。

ブラシ５の中心軸にウオームギヤ５ａが設けられ、それ
にかみ合わされるウオーム５ｂがフレキシブルシャフト
１５を介してモータ１６に連結されることにより、ブラ
シ５が回転するようになっている。

ブラシ５は、ワイパブレード４の場合と同様に伸縮可能
な揺動腕１７の先端に回転可能に支持され、揺動腕１７
の基部が前記シャフト９に回動可能に取付けられる。そ
して揺動腕１７の基部の突部を作動部材１８が保持し、
その作動部材１８をエアシリンダ１９が操作することに
より、ブラシ５がガラス面に当たる位置を調整できるよ
うになっている。なお２つのエアシリンダ１３．１９と
前記モータ１６は保持体２に固定され、ビル屋上から電
線コードあるいはホースを介して遠隔操作できるように
なっている。

廃水受け６は、第４図に示すように揺動腕２０の先端に
保持され、揺動腕１７は前記と異なるシャフトに回転可
能に保持されてその基部側延長突部がエアシリンダ２１
により揺動作動されるようになっている。このエアシリ
ンダ２１も前記エアシリンダと同様に遠隔作動され、ブ
ラシ５の昇降移動に対応して作動されるようになってい
るが、廃水受け６を保持体２に固定状態にしてもよい。

以上の清浄装置で窓ガラスを清浄するときには、水スプ
レー３で水を噴出しながら、ブラシ５を回転するととも
に下降し、かつワイパブレードを下降させながら、窓の
上から下まで清浄する。また清浄装置をビルディングの
全部の窓ガラス位置に移動させるため、第５図に示すよ
うに保持体２を吊下げているワイヤのドラムがビル屋上
の移動装置２２に固定される。移動装置２２は、ビル屋
上のレールに沿って移動できるようになっている。そし
て、保持体２を窓ガラスの横隣りに移動させるときには
、移動装置２２をレールに沿って所定長さ移動させれば
よい、また保持体２を昇降させるときには、保持体を吊
下げているワイヤのドラムを作動してビルディングの窓
縁に案内させて保持体２を昇降させる。

前記の実施例では、保持体に設けられるワイパブレード
、ブラシが、水平方向に配置されていたが、それらを鉛
直方向に配置させ、ワイパブレードやブラシ等を窓ガラ
ス横方向に移動させて清浄させるように設計変更しても
よいものである。なお、この場合、廃水受けは前記実施
例同様に水平方向に配置して、ガラス面に沿って落ちる
水滴を受けるようになっている。

［発明の効果］ 本発明の窓ガラス清浄装置と清浄システムによれば、ビ
ル屋上から、水スプレーやブラシや、ワイパブレードを
設けた保持体を吊下げ、その保持体を昇降あるいは横移
動させれば、ブラシやワイパブレードにより窓ガラス面
を清浄でき、直接人が窓ガラスを清浄する必要がないの
で、作業が安全にできる。また安全性故に、窓ガラスの
隅々まで充分に清浄でき、しかも作業能率も向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の窓ガラス清浄装置の斜視図。 第２は同装置の一部破断斜視図、第３図は揺動腕の部分
断面図、第４図は清浄装置の要部の側面断面図、第５図
は清浄装置でビルのガラス面を清浄している状態の斜視
図、第６図ａ、　ｂ、　ｃは清浄装置の作動を示す説明
図である。 ２：保持体　　３：水スプレー　４：ワイパブレード５
：ブラシ　　６：廃水受け　　７：廃水タンク８：揺動
腕　　１７：揺動腕 出願人　　株式会社　フ　コ　り 代理人　　弁理士　　牧　克　次 第３ 図 第４ 図 第６

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）ビル建築物の屋上から任意の位置の窓ガラス面の
   対向位置に吊下げられる保持体と、保持体に設けられて
   窓ガラスに水を噴出させる水スプレーと、保持体に揺動
   腕を介して設けられて窓ガラス面に当てられるブラシと
   、ブラシの回転駆動装置と、保持体に揺動腕を介して設
   けられて窓ガラス面に当てられるワイパブレードと、窓
   ガラス面に沿って落ちる水滴を受ける廃水受けとを有す
   ることを特徴とするビルディング用窓ガラス清浄装置。
2. （２）保持体に、廃水受けで受けた水を貯留させる廃水
   タンクを設けた請求項１に記載のビルディング用窓ガラ
   ス清浄装置。
3. （３）ブラシの回転駆動装置は、モータと回転シャフト
   とウォームとウォームギヤとにより構成した請求項１に
   記載のビルディング用窓ガラス清浄装置。
4. （４）ブラシとワイパブレードを支持する各揺動腕は、
   それぞれスプリングにより伸縮可能に形成される請求項
   １、２、又は３に記載のビルディング用窓ガラス清浄装
   置。
5. （５）保持体に、水スプレーと、揺動腕先端で回転可能
   なブラシと、揺動腕先端のワイパブレードと、廃水受け
   とを設けて清浄装置を構成し、保持体をビル屋上で移動
   できる移動装置に昇降可能に吊下げ、保持体を昇降ある
   いは横方向に移動させながら、回転ブラシとワイパブレ
   ードを窓ガラスに沿って移動させるようにした窓ガラス
   清浄システム。