JPH02196779A - 新規な4―デオキシダウノサミン・アナローグ、その調製方法、該アナローグを用いて得られるアントラサイクリン、並びに、かかるアントラサイクリンの薬剤としての使用 - Google Patents

新規な4―デオキシダウノサミン・アナローグ、その調製方法、該アナローグを用いて得られるアントラサイクリン、並びに、かかるアントラサイクリンの薬剤としての使用

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JPH02196779A
JPH02196779A JP1251715A JP25171589A JPH02196779A JP H02196779 A JPH02196779 A JP H02196779A JP 1251715 A JP1251715 A JP 1251715A JP 25171589 A JP25171589 A JP 25171589A JP H02196779 A JPH02196779 A JP H02196779A
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JP1251715A
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Brigitte Renoux
ブリジット・ルヌー
Jean-Pierre Gesson
ジャン―ピエール・ジェソン
Jean-Claude Jacquesy
ジャン―クロード・ジャクシ
Hans Peter Kraemer
ハンス・ペーター・クレーマー
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Siemens Healthcare Diagnostics GmbH Germany
Sanofi Aventis France
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Behringwerke AG
Laboratoires Hoechst SA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、新規な4−デオキシダウノサミン・アナロー
ブ(4−deoxydaunosamine anal
og)、その調製方法、該アナローブを用いて得られる
アントラサイクリン(anthracycline)、
並びに、かかるアントラサイクリンの薬剤としての使用
に関する。
(背景技術) 多くのガン治療に臨床上使用される薬剤であるアントラ
サイクリンのグループでは、一般に、そのオシデイック
・モエティ(osidic moiety)の修飾の効
果により、相異なる活性のスペクトル(spectru
m of activity)を示すことになり、また
それら分子の毒性も変えることになる。従って、この方
法によれば、最もよく使用されるアントラサイクリン[
例えば、ダウノルビシン:式(2a)、あるいはドキソ
ルビシン二式(2b)]に(先天的若しくは後天的に)
耐性を示す種々のガンに対して、大きな治療効果を有す
る新規な半合成化合物を得ることが可能となる。
従来から報告されている構造的な修飾として(F、 A
RCARMONE、「ドキソルビシン、抗ガン抗生物質
J 、Academic Press、 1982、参
照)、2′位置で例えばR,=Fのもの、窒素原子に関
して例えばRz、Rt=アルキル(環状であってもよい
)。
アシルのもの、4′位置で例えばR,=H,R。
=OH,R,=R,=Hのもの等がある。
特に、4′−デオキシ誘導体(R4=Rs =H。
R+ =Rz =R3=H) 、 (3): R=H若
しくは(4):R=OHは、白血病L 1210.肉1
113180、及び白血病P388に関して、対応する
化合物2a(ダウノルビシン)、2b(ドキソルビシン
)と比較して、マウスにおけるインビボでの有効性が丁
度同程度であるようである。
さらに、上記した誘導体は、動物モデルにおいて、2a
及び2bに比べ心臓毒性が低いようである。この点は、
アントラサイクリンの臨床使用がこの副作用によって制
限されることが多いことから重要である(F、 ARC
ARMONE、 ref、 op、 cit、、 p。
211 〜213)。
類似アミノデオキシ糖の合成が、K、 X、 CHEN
H,GRESCH及びB、 PULLMAN (r−1
= レキュラー・ファーマコロジーJ 、30.279
.1986 )によって、ヘキサヌクレオチドのダウノ
ルビシン2aへの挿入に関するモデルに基づいて提案さ
れている。彼等は、この理論的研究から以下のように結
論づけている。即ち、ダウノサミンの−NH,基を−C
H,NH2基で置換すれば、DNA−アントラサイクリ
ン複合体の安定度が増すに相違なく、この安定度がアン
トラサイクリンの有効性に関係するものであるとしてい
る。
以上の理由から、本出願人は、治療上価値の大きい新規
なグリコシドの合成の研究を行なってきた(特に、フラ
ンス特許第2560876号、第2584406号参照
のこと)。そして、治療上効果の高い細胞毒性を有し、
しかも極めて安定なアントラサイクリンの取得を可能と
する類似アミノデオキシ糖の合成法を開発したのである
(解決課題) すなわち、本発明の目的とするところは、その高い安定
性により、実際の要求をよりよく満たすことの出来る新
規なアントラサイクリンを提供することにあり、また、
そのようなアントラサイクリンを調製するために使用さ
れる新規な糖を提供することである。
(解決手段) 本発明は、以下の一般式(1)によって表される4−デ
オキシダウノサミン・アナローブ(4−deoxyda
unosamine analog) :R3 (但し、R,及びR2は、常に互いに異なるものであり
、且つ水素原子、水酸基、アルコキシ基若しくはアシロ
キシ基を表し、それらR1、R2の中の一方が水酸基、
アルコキシ基若しくはアシロキシ基である場合には、他
方が水素原子であり、従ってR2が水素原子である場合
にはα立体異性体が得られ、またR+が水素原子である
場合にはβ立体異性体が得られ、そして R3は水素原子若しくはCOR,基を表し、R4は置換
若しくは非置換アルキル基、置換若しくは非置換アリー
ル基、またはパーフルオロアルキル基を表す) を提供する。
本発明は、更に、式(1)の4−デオキシダウノサミン
・アナローブの調製方法であって、a−下式(5)の酸
化プロピレン(S)を、下式(6)の3−シアノ−1,
1−ジェトキシプロパンのアニオンと縮合させ、その縮
合反応により下式(7a)及び(7b)の2つのニトリ
ルの混合物を得る工程と、b−かかるa工程で得られた
混合物を環化させ、下式(8a)、 (8b)、 (9
a )及び(9b)の4種類の異性体の混合物を得る工
程と、C−前記異性体をクロマトグラフィにより分離す
る工程と、 d−下式(8b)と(9b)のアキシャル異性体(ax
ial isomer)を塩基性媒体中においてエピマ
ー化(epimerizing)させることにより、下
式(8a)と(9a)の所望のエカトリアル異性体(e
quatorial isomer〕を得、そのように
して式(8b)と(9b)のアキシャル異性体をリサイ
クルする工程と、 (以上の工程は、以下に示される図式夏に従う) る工程と、 f−下式(10)の化合物の第1アミン基を、弐CF3
  Coo  R5(但し、R3はアルキル基である)
の化合物で処理して保護することにより、下式(1a)
の化合物を得る工程と、 g−下式(1a)の化合物のアセタール基を加水分解し
て、ヘミアセクール基を有する下式(1b)のα、βの
2つのアノマーの混合物を得る工程と、 (8b) (9b) 図式I e−上式(8a)の異性体を還元して、第1アミン基を
有する下式(lO)の生成物を得CHzNHCOCF3 (但し、R+及びR2は、上記と同様に規定される) 上式(1b)の生成物の混合物のアルコール基をエステ
ル化して、下式(1c)の化N (8a) 金物を得る工程と、 CHzNHCOCF:+ (但し、R6は置換若しくは非置換アルキル基、若しく
は置換若しくは非置換ベンジル基)(以上の工程は、以
下に示される図式%式% を含むことを特徴とする方法を、提供する。
本発明は、また、本発明における4−デオキシダウノサ
ミン・アナローブから、新規なアントラサイクリンを調
製する方法であって、前記式(1)の化合物を、酸触媒
反応により、適当なアントラサイクリノン(anthr
acyclinone)と結合(coapling) 
させる工程を含むことを特徴とする方法を、提供するも
のである。
上記方法を実施する成る態様においては、前記式(IC
)の生成物が、強酸の存在下で、適当なアントラサイク
リノンと結合させられる。
上記態様においては、前記強酸がハロゲン化酸であり、
得られたハロゲン化物が重金属の塩で処理されるのが有
利である。
同法を実施する別の態様では、前記式(1c)の生成物
が、トリメチルシリルトリフルオロメタンスルフォネー
トの存在下で、アントラサイクリノンと結合させられる
同法を実施する更に別の態様では、前記式(1図式■ a)の生成物が、強酸の存在下で、適当なアントラサイ
クリノンと結合させられる。
本発明においては、前記アントラサイクリノンが、ダウ
ノマイシノン(daunomycinone) 、  
β−ロドマイシノン(rhodon+ycinone)
及びΣ−イソロドマイシノン(isorhodomyc
inone)を含む群から選択されることが有利である
本発明においては、前記式(1a)の化合物とダウノマ
イシノンとの結合により、以下の式(15a)の生成物
が得られる。
本発明においては、更に、前記式(1a)の化合物とβ
−ロドマイシノンとの結合により、下式(16a)の生
成物が得られる。
H (但し、R3はC0CF、基である) 本発明においては、また、前記式(1a)の化合物とΣ
−イソロドマイシノンとの結合により、下式(17a)
の生成物が得られる。
(但し、R1はC0CF3基である) (但し、R3はC0CF3基である) 本発明においては、塩基性媒体中における加水分解によ
り、前記化合物(15a)、(16a)。
(17a)から、それぞれ、化合物(15b)。
(16b)、 (17b)が得られる。
得られたグリコシドは、クロマトグラフィによって精製
される。
上記した諸態様の他、本発明は更に種々の態様を含み、
それらは以下の記載から明らかとなるであろう。
さらに詳細に述べるならば、本発明は、4−デオキシダ
ウノサミン・アナローブ、新規なアントラサイクリン及
びそれらの調製方法、また、それらアントラサイクリン
を含み、特に治療用(制ガン化学療法用)に使用される
組成物、を提供するものである。
この新規なアン、トラサイクリンは、後に示す薬理試験
から明らかにされるように、顕著な細胞毒性特性及び抗
腫瘍特性を有する。
以下の記載では、本発明の種々のアントラサイクリン(
これらは何れも高い薬理的効果を有する)の中から、特
に、化合物(15a)、 (16a)。
(17a)及び化合物(15b)、 (16b)、 (
17b)について述べる。
以下、本発明の目的物(subject)を得るために
実施された方法の幾つかの具体例と、本発明のアントラ
サイクリンの薬理特性を示す具体例について述べるが、
それにより、本発明の趣旨がより明瞭に理解されるであ
ろう。
実施例1:3−N−トリフルオロアセチルアミノメチル
−2,3,4,6−テトラデオ キシーし一リキソヘキソピラノース [式(la)]の合成 本合成は、酸化プロピレン(S)二式(5)と3−シア
ノ−1,1−ジエトキシプロパン二式(6)とを用いて
、保護された化合物1aを調製する4つのステップを含
んでいる。
〈第1ステツプ〉 本ステップでは、エポキシド(S):式(5)を、ニト
リル:式(6)のアニオンと縮合させる。
このアニオンは、THF (テトラヒドロフラン)の如
き無水(脱水)溶媒中において強塩基(例えば、LDA
:リチウムジイソプロピルアミド)を用いて得られる。
その結果、ニドIJル:7a、7bの分離不可能の混合
物が、約3=2の比で得られる。実施手順は以下の通り
である。
n −BuLi (1,6Mヘキサン溶液の20.5m
7)を、−10°C1窒素雰囲気下で、ジイソプロピル
アミン(4,6が?3.28X10−2モル)の無水T
 HF (32,4mf)溶液中に滴下させた。得られ
た無色の反応媒体を、−io”cで0.5時間撹拌し、
次いで一78°Cまで冷却した。
さらに、シアノプロピオンアルデヒドジエチルアセター
ル(4,32g  ; 2.75X10−2モル)の無
水T)(F(2+nり溶液を加え、−78°Cで2時間
撹拌し続けた。
次いで、酸化プロピレン(2,04g ; 1.3 e
q)を加え、得られた反応混合物を、媒体がゆっくり室
温まで戻るのを許容しつつ、12時間撹拌した。
NH4Clの溶液を用いて加水分解し、エーテルで抽出
後、Na2SO4上で乾燥させ、溶媒を蒸発させると、
黄色のオイルが得られたので、それを直ちにシリカゲル
によるクロマトグラフィにかけた(溶出液:ヘキサン/
Ac0Et =70/30) 。弐(7a)。
(7b)の混合物が、収率98%で得られた。
*3−シアノ−1,1−ジェトキシヘキサン−5=オー
ル(S)[式(7a)+式(7b)]:NMR(CD(
J、+) : 1.23 (t、 911) : 1.
68 (m、 2H) ;1.89  (m  2H)
 ;2.28  (m、  IH) ;2.89  (
p、  J=6.5Hz、  0.58) ;3.05
  (h、  J=4.5Hz、  0.58) ;3
.65  (m、  4H) ;4.01  (m+ 
 IH) ;4.70  (t、  IH) 〈第2ステツプ〉:酸性媒体中での式(7a、b)の化
合物の環化 ニトリル:式(7a)、 (7b)の混合物を、酸性メ
タノール媒体で処理して、4つの化合物:式%式% らの化合物は、シリカによるクロマトグラフィで分離さ
れた。
化合物の比二式(8a)十式(9a)/式(8b)十式
(9b)は化合物:式(7a)と(7b)の比(約1.
5)に等しかった。最も安定なアノマーである式(8a
)+ (8b)は、混合物全体の80%であった。
化合物二式(8a)、 (8b)は、ter t−ブタ
ノール若しくはその他の適当な塩基性媒体中において、
tert−酪酸カリウムの存在により平衡化させること
ができた。その比:8a/8bは約80/20である。
同じ反応を、βアノマー化合物や、4つの化合物二式(
8a、b)と式(9a、b)の混合物についても行なう
ことができる。
HCIの0.92M MeOH溶液13m1を、室温、
N2雰囲気下において、12.5−の無水性メタノール
による混合物:式(7a)十式(7b )  (2,5
5g  ; 1.18XIO−”モル)の溶液に加えた
。16時間の反応時間経過後、TLC(溶出液:ヘキサ
ン/Ac0Et =80/20)によるモニタリングの
結果、出発物質は消失していた。加水分解の後、エーテ
ルによる抽出(HzO/NaHCO:+と水とを用いて
の洗浄、NazSO,上での乾燥)により、不純物を含
んだ粗反応生成物を得た。これをシリカゲルによるクロ
マログラフィにかけた。溶出を段階的に繰り返すことに
より(溶出液:ヘキサン/Ac0Et =98/ 2 
、95/ 590/10.80/20) 、4つの異性
体を極性の高くなる順にそれぞれ分離することができた
。即ち、式(8a)(32%)をオイルの形で、式(9
b)(19%)をオイルの形で、弐(9a ) (7,
5%)をオイルの形で、式(8b)(41%)を白色結
晶(m、p、=61°C)の形で、それぞれ得た。環化
反応の収率は、82%であった。
*メチル3−シアノー2.3,4.6−テトラデオキシ
ーα−L−リキソヘキソピラノシド[式%式%)]: オキシ−β−L−リボヘキソピラノシド[式(9b)]
: NMR(CD(J+) : 1.3  (d、  J 
 = 6  Hz、  3H) : 1.36  (m
2H); 1.84  (dd、Jl= 9Hz、Jz
< 2H2I  18)  ;2.04  (dd、 
 Jl=9H2,J2<2H2,18)  ;3.17
  (s broad、  W。
=10 Hz、  IH) ;3.52  <s、  
3H);  3.92(sd+  J+=7.5 Hz
、  Jz対2Hz、  IH) i4.63及び4.
87 (dd、 J+= 9.5 H2,Jz=2.5
 Hz、  18) IR(C)lcj3) : 3020. 2980. 
2940. 2880. 2860゜2240、 14
45. 1400. 1325. 1240゜1200
.1180.1160,1120.1085゜1040
.1010.990,970,870*メチル3−シア
ノ−2,3,4,6−テトラデオキシーβ−L−リキソ
ヘキソピラノシド[式%式%)]: オキシ−α−L−リボヘキソピラノシド[式(8b)]
 : NMR(CDC7t) : 1.21 (d、 J= 
6Hz、 3H); 1.56 (m。
18)  ; 1.81 (m、 2H) ;2 (m
、 LH)  ;3.03 (s broad、 Wo
=11.5 Hz、 1ff) ;3.38 (s、 
3H) ;4.18 (sd、 JI= 6H2゜Jt
z2Hz、 IH)  ;4.76 (s broad
、 W。
=8.8Hz、 IH) IR(CHCl:+) : 3020.2980.29
40.2920.2850゜2260、 1440. 
13B5. 1370. 1360゜1320、130
0.1250.1185.1120゜1040、970
.、890.860 (1’D=152° (c =1.19. CI(J3
)門、P、=61°C ム  8b のエピマー 異性体: 8 b (0,126g ;8.16X10
−’モル)のtert−ブタノール2ml溶液を、te
rt−酪酸カリウム(0,4eq  ; 0.036 
g)で処理した。この反応に続いて、HPLC[リクロ
ソープ(Lichrosorb) 5i60μm、溶出
液:ヘキサン/Ac01!t 30%]を行なった。
その結果を示したのが、以下の表である。
このように、異性体=8bは循環利用(リサイクル)す
ることができる。化合物:8aと8bとでは極性が極め
て異なるので、クロマトグラフィによって分離可能であ
る。
〈第3ステツプ〉 無水THF中におけるLiA/H4によるニトリル:式
(8a)の還元によって、第1アミン:式(lO)が得
られる。本ステップは、適当な溶媒中において、他の還
元剤(例えばPt0z+ Ni等の触媒の存在下におけ
る水素)を用いても行なうことができる。
異性体: 8 a (0,827g ; 5.33X1
0−’モル)のTHF16.4mZ溶液を、LiA/8
4 (0,213g)の無水THF8.4 m7懸濁液
に滴下した。常温で4時間撹拌した後、TLCでモニタ
ニングしたところ、出発物質は完全に消失していた。そ
して、KOHの10%溶液1.3 m/を、少しづつ加
えて加水分解を行なった。
形成されたアルミン酸リチウムの沈澱を濾過して除き、
酢酸エチルで数回洗浄した。溶媒を蒸発させると、黄色
オイル状のアミン二式(10)が、収率91%で得られ
た。化合物二式(10)は、精製しないで使用された。
*メチル3−アミノメチルー2.3.4.6−テトラデ
オキシーα−L−リキソヘキソピラノシド[式(10)
]: %式%( アミン:式(I O)  (0,77g ; 4.84
X10づモル)を、D B U (0,26m/ ; 
0.35eq)と共に、メチルトリフルオロアセテート
(27m/ ; 55eq)に溶解させた。
得られた混合物を、−晩、室温で撹拌した。減圧下にお
いて溶剤を蒸発させた後、残留物を数回CHIC1tに
取り、その都度蒸発させた。得られた未精製の反応生成
物をシリカゲルによるクロマトグフィ(溶出液:  C
HzCl z / MeOH3%)にかけた。
化合物二式(1a )  (0,94g)が、白色結晶
の形で、収率76%で分離された。
*メチル3−N−トリフルオロアセチルアミノメチル−
2,3,4,6−テトラデオキシーαL−リキソヘキソ
ピラノシド[式(la)]:NMR(CD(J3) :
  1.01 (Q、 J =11.5 Hz、 IH
) ;1.19 (d、 J= 7Hz、 3H)  
; 1.29 (td。
J+23Hz、 Jz=11.5 [2,1B) ; 
1.70(+++、 2)1)  : 2.20 (s
broad、 HH=23Hz、 IH)  ;3.2
0 (t、 J=6Hz、 2H) ;3.34 (s
、 3H) ; 3.85 (sept、、 J= 6
Hz、 1)1)  ; 4.77 (s broad
、 Wo = 7)1z+ LH)  ;7.21 (
s broad、 Wo ==14Hz、 IH) IR(C)lcjt) : 3440.3020.29
40.29B0.2400゜1720、1540.14
50. 1385. 1225゜1160、1120.
1050.980.930.750゜α、 =−90,
4° (c =0.5.  CHCl 3)M、P、−
67°C 実施例2:化合物二1b(α+β)[3−N−トリフル
オロアセチルアミノメチル− (α及びβ)−L−リキソヘキソピラ ノース]の混合物の合成 化合物=1a(実施例1 )  (0,275g  ;
 1.08x10−3モル)の、純粋酢酸C21m1 
)と水(45m/ )との混合溶液を、24時間、撹拌
しつつ還流させ、その後減圧下で蒸発、乾燥させた。得
られた残留物を水、次いでアセトンにとり、その度に減
圧下で蒸発させた。
α、βのアノマー・アルコールの混合物が、白色結晶の
形で、収率95%で得られた。
アノマー・アルコール(anomeric alcoh
ol)  :1bα: NMR(アセトン): 0.88 (q、 J =13
Hz、  IH)  ;1、IHd、 J =6Hz、
 3)1)  ; 1.3Bm。
LH)  ; 1.65 (m、 2H) ; 3.2
3 (t、 J=6.5 Hz+ 28)  ; 4.
05 (m、 II() ;5 (s broad、 
 We =5Hz、 IH)  ;5.29 (s b
road、 Wu = 7Hz、 IH) ;8.54
’ (s broad、 L+ =20 Hz、 I)
I)このNMRスペクトルでは、βアノマから生じ、混
合物の約20%を表す弱いシグナルを含んでいることが
認られた。
α、(平衡状態)  : −12,4° (c =0.
54.HJ)実施例3:0−アセチル3−N−トリフル
オロアセチルアミノメチル−2,3,4,6 −テトラデオキシーα−L−リキソヘ キソピラノース[式(1,d)]の調製混合物=1b(
α)+1b(β) (0,074g ;3.07X10
−’モル)を、l mlの無水酢酸と微量のH2SO,
で処理した。
室温で48時間撹拌した後、通常の方法で加水分解を行
った。得られた残留物(50mg)について、NMRス
ペクトルをとったところ、それは主として酢酸エステル
二式(1d)であった。
フロリシル(Florisil)によるクロマトグラフ
ィ(溶出液:  CH2Cl 2 / MeOH2%)
により、酢酸エステル二式(ld)(30%)が、化合
物二式(1a)及び出発物質であるアルコールと共に得
られた。
*0−アセチル3−N−)リフルオロアセチルアミノメ
チル−2,3,4,6−テトラデオキシーα−L−リキ
ソヘキソピラノース[式(ld)]: NMR(CD(Jz) : 1.01 (Q、 J=1
3.5 Hz、 18) ;  1.21(d、 J 
= 6Hz、 3H)  ; 1.75 (m、 2H
) ;2.09 (s、 3H) ;  3.26 (
m、 2H)  ;3.94 (m、 IH) ; 6
.21 (s broad、 W+=61!ZI IH
)  ;6.59 (s broad、 W。
=20)1z、 1)1) 実施例4:O−バラニトロベンゾイル3−N−)リフル
オロアセチルアミノメチル−2゜3.4.6−テトラデ
オキシーα−り 一リキソヘキソピラノース[式(1e)] : アルコールの混合物:1b(α)+1b(β)(0,0
63g  ; 2.6 Xl0−’モル)を、48.4
mgのp−ニトロベンゾイルクロリドと痕跡量のジメチ
ルアミノピリジンと共に、ピリジン(0,3mgに溶解
させた。
5日間反応を継続させた後のTLCの結果は、反応はあ
まり進んでいないことを示した。加水分解と抽出の後に
、P−ニトロベンゾエート二式(1e)が分離された(
収率=8%)。
*0−バラニトロベンゾイル3−N−トリフルオロアセ
チルアミノメチル−2,3,4,6−テトラデオキシー
α−L−リキソヘキソピラノース[式(le)]: NMR(CDC1z) : 1.22 (Q、 J= 
6 Hz、 3H); 1.57 (td。
、L= 12.5 Hz、Jz= 3Hz、LH)  
;1.91 (m、 IH) ;2.35 (s br
oad、 IH) ;3.35 (m、 28) ;4
.06 (m、 IH) ;6.50s broad、
 WH=7.5Hz、 2H) ;8.23(m、 4
8) 実施例5:β−ロドマイシノンと式(1a)の化合物と
のグリコシド化 アグリコン(0,1g; 2.59 Xl0−’モル)
を、4人モレキュラ・シーブ(0,1g)及び無水パラ
トルエンスルフォン酸(0,1eq ; 4,9 mg
)と共に、無水CH2Cl z (40ml )に溶解
させた。そして、この反応媒体を、0.5時間、窒素雰
囲気の下で撹拌した。
0−メチルI! (0,066g ; 1 eq)のC
HzCZz(21117)溶液を加えて反応させた後、
TLC(溶出液:CHtClx / MeOH3%)を
行なった。
室温で3時間後、PTSAを(0,5eqまで)増量し
、撹拌を一晩継続した。
加水分解とCH2(J2による抽出の後に、結合有機相
を重炭酸ナトリウムの溶液2次いでH,Oでそれぞれに
洗浄し、これを、洗浄物が中性となるまで繰り返し、更
にNa、SO,上で乾燥させた。溶媒を蒸発させた後、
得られたアグリコン/グリコシド混合物を、プレパラテ
ィブ・プレート上で分離した(第1溶出液: CHgC
j ! / Meal’ 3%、第2溶出液:  CH
tClt )−こうして、化合物:16aが収率10〜
16%で得られた。
*7−0− (3’ −N−1−リフルオロアセチルア
ミノメチル−2’  3’  4’  6’−テトラデ
オキシ−α−L−リキソヘキソピラノシル)−β−ロド
マイシノン[式(16a)]:%式%( 4.16 (m、  18) ;4.87 (s、  
IH) ;5.14  (s、  IH) ;5.47
 (s、  1B) ;6.53 (s broad、
  J=11 Hz、  LH) ;7.30 (d、
  J=6Hz、  IH)  ;  7.68 (t
J  =8Hz、  1)1)  ;7.7B  (d
、  J=6tlz1)1)  ; 12 (s、  
1)1) ;  12.73 (s、  IH) ;1
3.5  (s、  LH) IR3680,3600,3520,3440,294
0゜1725、 1620.1580. 1550. 
1460゜1440、 1410. 1390. 13
70. 1290゜1265、 1230. 1200
. 1165. 1025゜α、  =  192.5
° (c =0.2. CHCfz)M、P、=  9
5〜97°C 実施例6:ダウノマイシノンと式(1a)の化合物との
グリコシド化 作業手順は実施例5のそれと同じあり、その結果、化合
物:15aが得られた。
*7−Q−(3’ −N−)リフルオロアセチルアミノ
メチル−2’、3’、4’、6’−テトラデオキシ−α
−L−リキソヘキソピラノシル)ダウノマイシノン[式
(15a)コ :NMR(CDIJ3) : 1.25
 (III、 311); 2.42 (S、 3)1
) :3 (d、 J=15 Hz、 IH) ;3.
23 (t、 J= ’7)12.2)1)  ; 4
.06 (s、 3)1) ;4.78 (s、 1)
1) ;5.31 (s、 III) ;5.54 (
s、 IH) ;6.36(s broad、 18)
 ;7.41 (d、 J=8Hz、 LH)  ; 
 7.78 (t。
J =8Hz、 18)  ; 8(d、 J =8)
1z。
IH)  ;  13.28 (s、 IH) ; 1
3.9B (sIH)。
IR(Ct(z(Jt) : 3680.3420.3
060.293Q、 1730゜1620、1580.
1440.1410.1260゜1210、1170.
985 αD= 206.9° (c =0.16. CHCl
:+)門、P、=84〜85°C 実施例7:Σ−イソロドマイシノンと式(1a)の化合
物とのグリコシド化 実施手順は実施例5と同じあり、その結果、化合物:1
7aが得られる。
*7−0− (3’ −N−トリフルオロアセチルアミ
ノメチル−2’   3’、4’、6’−テトラデオキ
シ−α−L−リキソヘキソピラノシル)Σ−イソロドマ
イシノン[式(17a)]:%式%) 本発明のグリコシドに関する薬理試験レポート増殖試験
: A−プロ コル MTT 指数関数的増殖相にあるL1210. A349及びH
T29の各腫瘍細胞(RPMI媒体中の濃度5X10’
/mりを、96個のウェルを備えたマイクロタイタ・プ
レートで、72時間(37°C,5%CO2,95%相
対湿度)、本発明のグリコシドをそれぞれ異なる濃度で
与えて、培養した。
コントロールは、新鮮培地中に腫瘍細胞を置いたもので
ある。
グリコシドのそれぞれの濃度と、コントロールについて
4個のウェルをあてた。
65時間後に、MTT(PBS中2.5mg/mりを5
0μ!加えた。
生きた細胞が存在する場合、MTTは不溶性の赤いホル
マザン染料に還元される。
さらに7〜24時間の培養の後、上澄みを除いた。
ホルマザン染料は、各ウェルにDMS○を100μ℃添
加し、さらにそっと震盪させることによって可溶化され
る。各ウェルについて、その消滅を、492n+m (
光度計;マルチスキャン340 cc、 Fa、フロー
)で測定した。
B−払来: 結果は、グリコシド使用後の培養による消失とコントロ
ールでの消失との比として表される。変動係数は15%
未満であった。下の表Iにその結果を示す。
表■ ICs。:μg/ln1 本発明のアントラサイクリンを含む薬剤は、−般に、0
.001〜25mg/kg/日の量で投与される。
これら薬剤は、特に、急性若しくは慢性白血病、ホジキ
ン病、及び(ホジキン型以外の)リンパ腫の治療に適し
ている。
以上明らかなように、本発明はここに詳しく述べた実施
方法、実施例、適用方法に何等限定されるものではなく
、本発明の枠組み若しくは範囲を逸脱しない限りにおい
て、当業者の経験知識に基づいて考えられる変形、改良
等の全てを包含するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)以下の一般式(1)によって表される4−デオキ
    シダウノサミン・アナローグ。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (但し、R_1及びR_2は、常に互いに異なるもので
    あり、且つ水素原子、水酸基、アルコキシ基若しくはア
    シロキシ基を表し、それらR_1、R_2の中の一方が
    水酸基、アルコキシ基若しくはアシロキシ基である場合
    には、他方が水素原子であり、従ってR_2が水素原子
    である場合にはα立体異性体が得られ、またR_1が水
    素原子である場合にはβ立体異性体が得られ、そして R_3は水素原子若しくはCOR_4基を表し、R_4
    は置換若しくは非置換アルキル基、置換若しくは非置換
    アリール基、またはパーフルオロアルキル基を表す) (2)請求項(1)記載の式(1)の4−デオキシダウ
    ノサミン・アナローグの調製方法であって、a−下式(
    5)の酸化プロピレン(S)を、下式(6)の3−シア
    ノ−1,1−ジエトキ シプロパンのアニオンと縮合させ、その縮 合反応により下式(7a)及び(7b)の 2つのニトリルの混合物を得る工程と、 b−かかるa工程で得られた混合物を環化させ、下式(
    8a)、(8b)、(9a)及び (9b)の4種類の異性体の混合物を得る 工程と、 c−前記異性体をクロマトグラフィにより分離する工程
    と、 d−下式(8b)と(9b)のアキシャル異性体を塩基
    性媒体中においてエピマー化させ ることにより、下式(8a)と(9a)の 所望のエカトリアル異性体を得、そのよう にして式(8b)と(9b)のアキシャル 異性体をリサイクルする工程と、 ▲数式、化学式、表等があります▼+▲数式、化学式、
    表等があります▼ (5)↓(6) ▲数式、化学式、表等があります▼+▲数式、化学式、
    表等があります▼ (7b)↓(7a) ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表
    等があります▼ (8a)(9a) ▲数式、化学式、表等があります▼▲数式、化学式、表
    等があります▼ (8b)(9b) e−上式(8a)の異性体を還元して、第1アミン基を
    有する下式(10)の生成物を得 る工程と、 f−下式(10)の化合物の第1アミン基を、式CF_
    3−COO−R_5(但し、R_5はアルキル基である
    )の化合物で処理して保護 することにより、下式(1a)の化合物を 得る工程と、 g−下式(1a)の化合物のアセタール基を加水分解し
    て、ヘミアセタール基を有する下 式(1b)のα、βの2つのアノマーの混 合物を得る工程と、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔1b(α、β)〕 (但し、R_1及びR_2は、上記と同様に規定される
    ) h−上式(1b)の生成物の混合物のアルコール基をエ
    ステル化して、下式(1c)の化 合物を得る工程と、 ▲数式、化学式、表等があります▼(1c) (但し、R_6は、置換若しくは非置換アルキル基、ま
    たは置換若しくは非置換ベン ジル基) ▲数式、化学式、表等があります▼→▲数式、化学式、
    表等があります▼→▲数式、化学式、表等があります▼ (8a)(10)(1a) →▲数式、化学式、表等があります▼→▲数式、化学式
    、表等があります▼ 〔1b(α+β)〕(1c) を含むことを特徴とする方法。 (3)請求項(1)記載の4−デオキシダウノサミン・
    アナローグから、新規なアントラサイクリンを調製する
    方法であって、前記式(1)の化合物を、酸触媒反応に
    より、適当なアントラサイクリノンと結合させることを
    特徴とする方法。 (4)前記式(1c)の生成物が、強酸の存在下におい
    て、適当なアントラサイクリノンと結合させられる請求
    項(3)記載の方法。 (5)前記強酸がハロゲン化酸であり、得られたハロゲ
    ン化物が重金属の塩で処理される請求項(4)記載の方
    法。 (6)前記式(1c)の生成物が、トリメチルシリルト
    リフルオロメタンスルフォネートの存在下で、アントラ
    サイクリノンと結合させられる請求項(3)記載の方法
    。 (7)前記式(1a)の生成物が、強酸の存在下で、適
    当なアントラサイクリノンと結合させられる請求項(3
    )記載の方法。 (8)前記アントラサイクリノンが、ダウノマイシノン
    、β−ロドマイシノン及びΣ−イソロドマイシノンを含
    む群から選択される請求項(3)記載の方法。 (9)請求項(3)記載の方法によって得られるアント
    ラサイクリンであって、以下の式(15)によって表さ
    れるもの。 ▲数式、化学式、表等があります▼(15) (但し、R_3は、COCF_3基若しくは水素原子で
    ある) (10)請求項(3)記載の方法によって得られるアン
    トラサイクリンであって、以下の式(16)によって表
    されるもの。 ▲数式、化学式、表等があります▼(16) (但し、R_3は、COCF_3基若しくは水素原子で
    ある) (11)請求項(3)記載の方法によって得られるアン
    トラサイクリンであって、以下の式(17)によって表
    されるもの。 ▲数式、化学式、表等があります▼(17) (但し、R_3は、COCF_3基若しくは水素原子で
    ある) (12)請求項(2)記載の方法における中間体である
    、以下の式(7a)で表される3−シアノ−1,1−ジ
    エトキシヘキサン−5−オール(S)。 ▲数式、化学式、表等があります▼(7a) (13)請求項(2)記載の方法における中間体であっ
    て、以下の式(7b)で表される3−シアノ−1,1−
    ジエトキシヘキサン−5−オール(S)。 ▲数式、化学式、表等があります▼(7b) (14)請求項(2)記載の方法における中間体であっ
    て、以下の式(8a)で表されるメチル3−シアノ−2
    ,3,4,6−テトラデオキシ−α−L−リキソヘキソ
    ピラノシド。 ▲数式、化学式、表等があります▼(8a) (15)請求項(2)記載の方法における中間体であっ
    て、以下の式(9b)で表されるメチル3−シアノ−2
    ,3,4,6−テトラデオキシ−β−L−リボヘキソピ
    ラノシド。 ▲数式、化学式、表等があります▼(9b) (16)請求項(2)記載の方法における中間体であっ
    て、以下の式(9a)で表されるメチル3−シアノ−2
    ,3,4,6−テトラデオキシ−β−L−リキソヘキソ
    ピラノシド。 ▲数式、化学式、表等があります▼(9a) (17)請求項(2)記載の方法における中間体であっ
    て、以下の式(8b)で表されるメチル3−シアノ−2
    ,3,4,6−テトラデオキシ−α−L−リボヘキソピ
    ラノシド。 ▲数式、化学式、表等があります▼(8b) (18)請求項(2)記載の方法における中間体であっ
    て、以下の式(10)で表されるメチル3−アミノメチ
    ル−2,3,4,6−テトラデオキシ−α−L−リキソ
    ヘキソピラノシド。 ▲数式、化学式、表等があります▼(10) (19)請求項(1)記載の4−デオキシダウノサミン
    のアナローグであって、以下の式(1a)で表されるメ
    チル3−N−トリフルオロアセチルアミノメチル−2,
    3,4,6−テトラデオキシ−α−L−リキソヘキソピ
    ラノシド。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1a) (20)請求項(1)記載の4−デオキシダウノサミン
    のアナローグであって、以下の式(1b)で表される3
    −N−トリフルオロアセチルアミノメチル−α(及びβ
    )−L−リキソヘキソピラノース。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1b) (21)請求項(1)記載の4−デオキシダウノサミン
    のアナローグであって、以下の式(1d)で表されるO
    −アセチル3−N−トリフルオロアセチルアミノメチル
    −2,3,4,6−テトラデオキシ−α−L−リキソヘ
    キソピラノース。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1d) (22)請求項(1)記載の4−デオキシダウノサミン
    のアナローグであって、以下の式(1e)で表されるO
    −パラニトロベンゾイル3−N−トリフルオロアセチル
    アミノメチル−2,3,4,6−テトラデオキシ−α−
    L−リキソヘキソピラノース。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1e) (23)請求項(9)〜(11)に記載のアントラサイ
    クリンの一つ若しくはそれ以上を有効成分として含み、
    必要に応じて製薬上許容されるビヒクルの少なくとも1
    種類を含んでいることを特徴とする薬剤組成物。
JP1251715A 1988-09-28 1989-09-27 新規な4―デオキシダウノサミン・アナローグ、その調製方法、該アナローグを用いて得られるアントラサイクリン、並びに、かかるアントラサイクリンの薬剤としての使用 Pending JPH02196779A (ja)

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FR8812658 1988-09-28

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