JPH0219665Y2 - - Google Patents

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JPH0219665Y2
JPH0219665Y2 JP16172085U JP16172085U JPH0219665Y2 JP H0219665 Y2 JPH0219665 Y2 JP H0219665Y2 JP 16172085 U JP16172085 U JP 16172085U JP 16172085 U JP16172085 U JP 16172085U JP H0219665 Y2 JPH0219665 Y2 JP H0219665Y2
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JP
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valve
thrust ring
bolt
bolt insertion
valve body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はゲートバルブ装置に係り、特に合成樹
脂製にて成型するに適したバルブ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のゲートバルブ装置としては、た
とえば、実開昭58−169268号公報に記載されてい
る構造が知られている。この従来のバルブ装置は
第4図に示すように、弁箱1に形成した筒状部2
の上面開口部内に弁本体を上下動する弁軸3を回
動自在に嵌挿した弁軸受板4が嵌着され、この弁
軸受板4上に前記弁軸3を回動自在に嵌挿したス
ラストリング5が係合され、このスラストリング
5の前記弁軸3を嵌挿した挿通孔の開口縁部5a
と、前記弁軸受板4の前記弁軸3を嵌挿した挿通
孔の係合段部4aとにより前記弁軸3の環状突起
3aが回動自在に挾持されているとともに、前記
スラストリング5を介して前記筒状部2のフラン
ジ6に前記弁軸3をグランドパツキン7を介して
回動自在に嵌挿した蓋体8のフランジ9が係合さ
れ、このフランジ6,9を相互に複数のボルト・
ナツトにて着脱可能に固着する構造が採られてい
る。
そして、前記弁軸3を回動することにより、こ
の弁軸3に連結した弁本体(図示せず)が上下動
されてこの弁本体で前記弁箱1に形成された流通
路が開閉されるようになつているものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の構造によると弁本体を上下動する弁
軸3は蓋体8に対してグランドパツキン7を介し
て回動するため、その頻度によりグランドパツキ
ン7が損傷、あるいは劣化してこれを交換する必
要が生じることがある。この場合には、複数のボ
ルト・ナツト10を取外すとともに、蓋体8を取
外してそのグランドパツキン7を交換するもので
あるが、この際、蓋体8を取外すとスラストリン
グ5が支持されなくなるとともに、弁軸3も支持
されなくなるので、弁箱1の流通路に流入した液
圧により弁本体が弁開放方向に押圧され流通路が
開口されて液体が漏洩することがある。したがつ
て、グランドパツキン7の交換時にはあらかじめ
弁箱1の流通路に連通した水道管の元栓を閉塞し
断水状態としなければならないという問題があ
る。
そこで本考案は上記点に鑑みなされたもので、
グランドパツキンの交換時に蓋体を弁箱から取外
しても液体が漏洩することがないように弁本体を
密閉状態に支持できるようにし、グランドパツキ
ン交換時に水道管の元栓を閉塞して断水する必要
をなくし、グランドパツキンを容易に交換できる
ようにしたことを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は流通路を形成するとともに、この流通
路を開閉する弁本体を収容した筒状部を形成した
弁箱を設け、この弁箱の前記筒状部の端面部にス
ラストリングを介して蓋体を複数のボルト・ナツ
トにて着脱可能に止着し、この蓋体から前記スラ
ストリングを介して前記筒状部内に弁軸を回動自
在に挿通するとともに、この弁軸に前記弁本体を
流通路を開閉するように上下動自在に連結し、前
記スラストリングは、外周部に前記複数のボルト
を挿通する複数のボルト挿通孔を形成し、この複
数のボルト挿通孔の少なくとも一部のボルト挿通
孔に前記ボルトの雄ねじを螺着する雌ねじを形成
したものである。
〔作用〕
本考案は前記手段のように構成したことによ
り、弁箱の筒状部の端面部にスラストリングを介
して蓋体を係合するとともに、前記筒状部に形成
された複数のボルト挿入孔から前記スラストリン
グのボルト挿通孔を介して蓋体に形成されたボル
ト挿通孔にボルトを挿通し、このボルトの雄ねじ
にナツトを締着する。
また前記ボルト挿通時において、スラストリン
グの雌ねじを有するボルト挿通孔内にボルトを挿
通する場合には当接雌ねじにボルトを回動しなが
ら挿通することにより、スラストリングは複数の
ボルトに螺着され筒状部の端面部に圧着される。
これにより、蓋体から筒状部内に挿通された弁軸
が回動自在に位置保持される。
またグランドパツキンを交換する場合には、各
ボルトに締着したナツトを取外し、蓋体を筒状部
から取外しても弁軸を保持したスラストリングは
所定位置のボルトに螺着支持されているので、弁
軸は引続き位置保持され弁本体による流通路の密
閉状態が保持される。したがつて、グランドパツ
キンを容易に交換することができる。
〔実施例〕
本考案の一実施例の構成を図面にもとづいて説
明する。
図において、11は硬質塩化ビニル樹脂製など
の合成樹脂にて成形された弁箱で、この弁箱11
は水道管に連通する流通路12を有する管部13
と弁座14と筒状部15とを具備して形成され、
前記弁座14は前記管部13の内周面の上部を開
口した開口部16の周囲から一体に上方にテーパ
ー状に拡開して形成され、前記筒状部15は前記
弁座14の開口縁の外周に環状段部17を介して
一体に突出形成されている。また前記管部13の
両端と前記筒状部15の上端にはそれぞれフラン
ジ18,19が形成され、筒状部15の上端とフ
ランジ19の上端とにより面一の端面部20が形
成されている。さらに前記筒状部15の上面開口
部には弁軸受板21が嵌着係合され、この弁軸受
板21の中心部には前記筒状部15に連通した案
内孔22及びこの案内孔22の上部に環状の係止
段部23が形成されている。
24はスラストリングで、このスラストリング
24は、前記筒状部15の端面部20の大きさと
略近似した形状ですなわち、端面部20の外縁に
近接する半径形状で大きく形成され、その中心部
には、前記弁軸受板21の案内孔22に連通する
案内孔としての連通孔25が形成され、またその
外周部には、前記筒状部15のフランジ19に所
定の間隔をおいて形成された複数のボルト挿入孔
26のそれぞれに連通する複数のボルト挿通孔2
7が形成され、この複数のボルト挿通孔27の全
部またはその一部のボルト挿通孔27にボルト2
8の雄ねじ29を螺入する雌ねじ30が形成され
ている。
31は蓋体で、この蓋体31は下端部には前記
筒状部15の上端に対応する下端面と前記筒状部
15のフランジ19の上端に対応するフランジ3
2の下端面とにより面一の係合面33が形成さ
れ、前記フランジ32には前記ボルト挿入孔26
及びボルト挿通孔27のそれぞれに連通する複数
のボルト挿通孔34が形成され、さらにその中心
部には前記案内孔22及び連通孔25に連通する
弁軸挿通孔35が形成され、前記係合面33には
前記スラストリング24を収容する収容凹部36
が形成されている。
そして、前記弁軸受板21の案内孔22内にシ
ール材37を介して弁軸38を回動自在に挿入す
るとともに、この弁軸38の略中間部に形成され
た環状突起39の下面をスラストワツシヤ40を
介して弁軸受板21の係止段部23に回動自在に
係合する。また前記弁軸38にスラストリング2
4を、その連通孔25を用いて回動自在に挿通す
るとともに、これを筒状部15の端面部20上に
係合し、かつこのスラストリング24の各ボルト
挿通孔27を各ボルト挿入孔26に連通するよう
に位置合せする。さらに前記弁軸38に蓋体31
を、その弁軸挿通孔35を用いて回動自在に挿通
するとともに、これの係合面33を端面部20に
係合し、かつ蓋体31の複数のボルト挿通孔34
のそれぞれをボルト挿通孔27及びボルト挿入孔
26に連通するように位置合せする。そうして、
各ボルト挿入孔26からボルト挿通孔27,34
にボルト28を挿通するが、この際、スラストリ
ング24のボルト挿通孔27が雌ねじ30を有す
る場合にはボルト28を回動しその雄ねじ29を
ねじ込みながら挿通し、そしてフランジ32上に
突出した各ボルト28の雄ねじ29にワツシヤ4
1を介してナツト42を締着する。
これにより、スラストリング24は、筒状部1
5の端面部20上において蓋体31の収容凹部3
6内に収容された状態で端面部20と係合面33
との間に挾持されるとともに、ボルト挿通孔27
の雌ねじ30を雄ねじ29に螺着した複数のボル
ト28により位置保持される。またスラストリン
グ24の連通孔25の開口縁25aと弁軸受板2
1の係止段部23とにより弁軸38の環状突起3
9が回動自在に挾持されるとともに弁軸38が位
置保持され、かつまたこの弁軸38は、その環状
溝43内に取着したグランドパツキン44を介し
て蓋体31の弁軸挿通孔35内に回動自在に位置
保持されている。
45は弁本体で、この弁本体45は前記弁座1
4内に弾性カバー体46を介して嵌挿される弁体
47と、この弁体47の上部に一体に嵌着され前
記筒状部15内を摺動する案内体48とより構成
され、前記弁体47は塩化ビニル樹脂などの合成
樹脂にて下部を球面状とした略逆円錐形状に成形
され、この弁体47の外周面に合成ゴム等の前記
弾性カバー体46が嵌着されている。
そしてこの弁本体45はその弁体47にて前記
弁箱11の流通路12を開閉するように上下動さ
れるようになつている。
また前記筒状部15内に突出した弁本体45の
案内体48の両側部には、筒状部15に形成され
た案内突条49に係合した案内溝50が上下方向
に形成されているとともに、この案内体48の上
面中心を貫通して弁本体45の中心部に穿設され
た軸孔51に雌ねじ筒52が一体に埋設され、こ
の雌ねじ筒52に形成された雌ねじ53内に前記
弁軸38の下方部に形成された雄ねじ54が螺合
されている。そして前記弁軸38の回動により、
弁本体45は案内突条49及び案内溝50を介し
て上下動されその弁体47にて流通路12が開閉
されるようになつている。
さらに前記弁軸38の上端部にハンドル55が
支軸56及びナツト57にて着脱自在に取着され
ている。
次に以上の実施例の作用を説明する。
ハンドル55を介して弁軸38を時計方向に回
動すると、この弁軸38は、軸方向の移動が弁軸
受板21の係止段部23とスラストリング24の
連通孔25の開口縁25a間で規制されていると
ともに、弁本体45の回動が案内突条49と案内
溝50とで規制されているので、雌ねじ筒52の
雌ねじ53と雄ねじ54との螺合関係により弁本
体45が弁箱11の筒状部15を上昇して弁座部
から離れ、管部13の流通路12が開状態とな
る。
また前記開状態においてハンドル55により弁
軸38を反時計方向に回動すると、弁軸38は前
記の場合とは逆の作動で弁本体45が管部13を
下降して弁座部および管部13の流通路12を密
封し、流通路12が液密に全閉の状態となる。
つぎに、グランドパツキン44を交換する場合
には、支軸56及びナツト57を取外してハンド
ル55を弁軸38から取外すとともに、弁箱11
の筒状部15に蓋体31を螺着した各ボルト28
のナツト42を取外し、蓋体31を弁軸38及び
ボルト26から取外す。この場合、スラストリン
グ24は、雌ねじ30を有するボルト挿通孔27
に挿通したボルト26に螺着支持されているの
で、したがつて蓋体31を取外してもスラストリ
ング24によつて弁軸38が引続き設定位置に保
持され、この弁軸38によつて弁本体45の下降
状態が保持され弁本体45による流通路12の密
閉状態が保持される。したがつて、水道管の元栓
を閉塞し断水状態とすることなく弁軸38のグラ
ンドパツキン44を交換することができる。
なお、実施にあたつては、筒状部15の端面部
20及び蓋体31の係合面33における収容凹部
36にそれぞれ環状のシール材55,56を埋設
し、この上下のシール材55,56によりスラス
トリング24を挾持するようにするのがよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、弁本体を上下動する弁軸を挿
通支持したスラストリングを、前記弁本体を収容
した弁箱の筒状部に蓋体を結合する複数のボルト
の中の少なくとも一部のボルトに螺着するように
したので、グランドパツキン交換時に蓋体を弁箱
の筒状部から取外しても弁軸はスラストリングに
より設定位置に確実に保持することができるか
ら、弁軸に連結した弁本体によつて弁箱の流通路
を確実に液密に閉塞することができ、したがつ
て、グランドパツキン交換時にその都度水道管の
元栓を閉塞して断水状態にする手数がなく、グラ
ンドパツキンを容易に交換することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すゲートバルブ
装置の要部を示す一部の拡大断面図、第2図はゲ
ートバルブ装置の全体の断面図、第3図は同上流
断路を密閉した状態の断面図、第4図は従来のゲ
ートバルブ装置の一部の拡大断面である。 11……弁箱、12……流通路、15……筒状
部、20……端面部、24……スラストリング、
25……案内孔、26……ボルト挿入孔、27,
34……ボルト挿通孔、28……ボルト、29…
…雄ねじ、30……雌ねじ、31……蓋体、33
……係合面、36……収容凹部、38……弁軸、
42……ナツト、45……弁本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流通路を有するとともに、この流通路を開閉す
    る弁本体を収容した筒状部を有する弁箱と、この
    弁箱の前記筒状部の端面部にスラストリングを介
    して複数のボルト・ナツトにて着脱可能に止着さ
    れた蓋体と、この蓋体から前記スラストリングを
    介して前記筒状部内に挿通され前記弁本体を流通
    路を開閉するように上下動する回動自在の弁軸と
    を備え、 前記スラストリングは、外周部に前記複数のボ
    ルトを挿通する複数のボルト挿通孔を形成し、こ
    の複数のボルト挿通孔の少なくとも一部のボルト
    挿通孔に前記ボルトの雄ねじを螺着する雌ねじを
    形成したことを特徴とするゲートバルブ装置。
JP16172085U 1985-10-22 1985-10-22 Expired JPH0219665Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16172085U JPH0219665Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16172085U JPH0219665Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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Publication Number Publication Date
JPS6269670U JPS6269670U (ja) 1987-05-01
JPH0219665Y2 true JPH0219665Y2 (ja) 1990-05-30

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ID=31088296

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JP16172085U Expired JPH0219665Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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