JPH0219637B2 - - Google Patents

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JPH0219637B2
JPH0219637B2 JP56140166A JP14016681A JPH0219637B2 JP H0219637 B2 JPH0219637 B2 JP H0219637B2 JP 56140166 A JP56140166 A JP 56140166A JP 14016681 A JP14016681 A JP 14016681A JP H0219637 B2 JPH0219637 B2 JP H0219637B2
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claw
lead wire
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movable
holes
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JP56140166A
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Koichi Asai
Tosuke Kawada
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Fuji Corp
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Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、リード線を有する電子部品をプリン
ト基板に取り付ける装置に関するものであり、特
に、プリント基板の貫通孔に挿通されたリード線
の突出端部を所定の長さに切断するとともに曲げ
て、貫通孔から離脱不能とするリード線曲げ装置
に関するものである。
従来の技術 この種のリード線曲げ装置の一つに、特開昭52
−66958号公報に記載されたものがある。このリ
ード線曲げ装置は、プリント基板の裏面側へ突出
した一対のリード線を所定の長さに切断するとと
もに、先端部が互いに接近する内向きと互いに離
間する外向きとの両方に曲げ得るものである。
このリード線曲げ装置によれば、リード線の曲
げ方向を必要に応じて選択することが可能とな
る。一対のリード線を内向きに曲げても外向きに
曲げても電子部品をプリント基板に取り付けるこ
とができるのであるが、電子部品の形状、寸法等
によつてリード線を内向きに曲げることが望まし
い場合と外向きに曲げることが望ましい場合とが
あるのである。例えば、セラミツクコンデンサの
ように、リード線の突き出し方向が電子部品の半
径方向であるラジアル形電子部品等リード線間隔
が比較的小さいものは、リード線を外向きに曲げ
ることが電子部品を安定にプリント基板に取り付
ける上で望ましく、また、リード線の間隔が極め
て小さいものについては内向きに曲げればリード
線相互あるいはそれらリード線をプリント配線に
接続する半田相互が接触して短絡を生ずる恐れが
あるため、ぜひとも外向きに曲げることが必要で
ある。一方、抵抗素子のように、リード線の突き
出し方向が電子部品の軸方向であるアキシヤル部
品等リード線間隔が比較的大きいものは、リード
線を内向きに折り曲げてできる限り小さいスペー
スでプリント基板に取り付けることが、電子部品
の実装密度を高める上で望ましいのである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記公報に記載された装置に
は、構造が複雑であるため製造コストが高くなる
という欠点がある。すなわち、この装置は、互い
に共同して一本ずつのリード線を切断する剪断機
構を2組備え、リード線を内向きに曲げる場合に
は可動爪が固定爪と共同してリード線を切断した
後、さらに同方向に移動することにより、リード
線を内向きに曲げる一方、外向きに曲げる場合に
は、リード線の切断は内向きに曲げる場合と同様
に可動爪の移動によつて行うのであるが、その切
断後、2組の剪断機構全体を互いに遠ざかる向き
に移動させ、固定爪の先端部によつてリード線を
外向きに曲げるように構成されているため、リー
ド線を切断する機構の他に、2組の切断機構を互
いに離間させる装置が必要となつて、構造が複雑
となることを避け得ないのである。
本発明はこの従来技術の欠点を解消し、リード
線を内向きにも外向きにも曲げ得るものでありな
がら構造が簡単なリード線曲げ装置を提供するこ
とを課題として為されたものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明に係るリー
ド線曲げ装置は、(a)前記一対のリード線の各々の
貫通を許容する少なくとも2個の貫通孔を備えた
固定爪と、(b)その固定爪の貫通孔のいずれかに近
接する少なくとも1個ずつの貫通孔を備えた一対
の可動爪と、(c)それらの可動爪を、可動爪の貫通
孔と固定爪の貫通孔とが同軸に対向する位置から
それら貫通孔に直角な方向に互いに接近する向き
に移動させる第一駆動状態と、互いに離間する向
きに移動させる第二駆動状態とに切換えが可能な
可動爪駆動装置とを含むように構成される。
作 用 以上のように構成されたリード線曲げ装置にお
いては、可動爪と固定爪との貫通孔が互いに同軸
に対向する状態でプリント基板の裏面側へ突出し
たリード線をそれら貫通孔に挿通し、可動爪駆動
装置を第一駆動状態に切り換えて作動させれば、
リード線が所定の長さに切断された上、内向きに
曲げられ、第二駆動状態に切り換えて作動させれ
ば、所定の長さに切断された上、外向きに曲げら
れる。可動爪駆動装置を第一駆動状態に切り換え
て作動させれば、一対の可動爪が互いに接近し、
それら可動爪の貫通孔と固定爪の貫通孔との間に
ずれが生じて、それら貫通孔の互いに近接した開
口縁間においてリード線が切断され、それからさ
らに可動爪が移動すれば可動爪の貫通孔のプリン
ト基板に近い側の開口縁に押されて内向きに曲げ
られるのであり、可動爪駆動装置を第二駆動状態
に切り換えて作動させれば、一対の可動爪が互い
に離間し、可動爪の貫通孔と固定爪の貫通孔にず
れが生じてリード線が切断され、さらに可動爪が
離間するのに伴つてリード線が外向きに曲げられ
るのである。
なお、リード線を可動爪と固定爪との貫通孔に
挿通するためには、リード線がプリント基板の貫
通孔に挿通されて先端部がプリント基板の裏面へ
突出した状態において可動爪と固定爪とをプリン
ト基板に接近させてもよく、また、可動爪と固定
爪とをプリント基板の裏面に近接させた状態にお
いてプリント基板の貫通孔にリード線を挿通する
とともに可動爪および固定爪の貫通孔にリード線
を挿通してもよい。
発明の効果 以上の記載から明らかなように、本発明は可動
爪と固定爪とに形成した貫通孔を互いにずらすこ
とによつてリード線を切断するとともに、リード
線の切断後も可動爪に貫通孔をずらすための運動
を続行させて、可動爪の貫通孔の開口縁によつて
リード線を曲げるものであり、可動爪に形成した
貫通孔の互いに異なる部分を利用してリード線を
内向きと外向きとの両方に曲げるものであるた
め、前記従来のリード線曲げ装置におけるよう
に、2組の剪断機構を互いに離間させる装置を設
ける必要がなく、構造が簡単となり、製造コスト
を低減し得る効果が得られる。
実施例 以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図乃至第5図において、機枠1(第5図参
照)には取付板2が垂直に固定されている。取付
板2の上端部にはL字形(第3図参照)のブラケ
ツト4がボルト6によつて固定され、ブラケツト
4にはガイドブロツク8がボルト10によつて固
定されている。尚、ブラケツト4には取付板2に
固定されたガイド部材12に嵌合するガイド溝1
4が形成され、ボルト6が緩められたとき送りね
じ16によつて取付板2に沿つた水平方向の位置
が調整され得、また、ブラケツト4にはガイドブ
ロツク8に固定されたガイド部材18に嵌合する
ガイド溝20が形成され、ボルト10が緩められ
たとき送りねじ22によつて取付板2に対して垂
直な方向の位置が調節され得るようになつてい
る。
ガイドブロツク8には垂直方向に貫通するガイ
ド穴24が形成されており、リード線の切断曲げ
機構に固定されたガイドブロツク26がガイド穴
24に挿し通されて、その切断曲げ機構が上下方
向に案内されるようになつている。
切断曲げ機構は、ガイドロツド26の両端部を
固定するとともに上端に固定爪28を備えた第1
上下部材30と、ボルト32によつて第1上下部
材30に固定されこの第1上下部材30に対向す
る面に垂直方向の溝34が形成された第2上下部
材36と、第6図に詳しく示されるように、ピン
38によつて第2上下部材36の下端部に共に枢
着されて溝34に収容された3本の爪棒40,4
2,44と、この爪棒40,42,44の長手方
向の移動が可能に設けられたカム部材46とから
成る。
爪棒40,42,44はその基端部がピン38
によつて相互に連結されてその先(上)端が取付
板2に対して直角を成す方向の相対的回動が可能
に並列させられており、それぞれの先端部に固定
爪28に対向してリード線との係合部を成す可動
爪48,50,52が固定されている。固定爪2
8の先端部には、後述の電子部品54のリード線
56を挿入する垂直方向の6個の貫通孔58がプ
リント基板60の貫通孔61から突き出されたリ
ード線56間を結ぶ方向に一列に形成されてお
り、その方向と直角を成す線によつて分割され三
者で固定爪28に対向する一枚爪を成す可動爪4
8,50,52には、第7図乃至第9図に示され
るように、固定爪28の先端部上に重ねられた先
端部が形成されるとともに、可動爪50が隣接す
る可動爪48,52のいずれに片寄せられた場合
においても、貫通孔58に一致する貫通孔64が
可動爪48及び52の先端部に各1個、可動爪5
0の先端部に2個形成されている。それ等4個の
貫通孔64は片側の貫通孔64を基準として、3
種類のリード線間隔を有する電子部品のリード線
を挿入することができる。尚、貫通孔64は、リ
ード線56が容易に挿し込まれるように上方に向
う程その径が大きくなるように形成され、しかも
貫通孔64の開口部を結ぶ線上の可動爪48,5
0,52には、折曲げ過程のリード線56を位置
決めするための断面半月状の浅い溝66が形成さ
れている。尚、固定爪28には、第9図に示され
るように、貫通孔58に続く貫通孔68と電極7
0とを備えた金属製のセンサ本体72と、このセ
ンサ本体72を電気的に絶縁しつつ固定爪28に
固定する絶縁部材74とから成り、固定爪28ま
たは可動爪48,50,52と電極70との間の
導通によつてリード線56の挿入を検出するセン
サ76が取り付けられている。このセンサ76か
ら出力されるリード線の検出信号は作動のインタ
ロツク信号や異常表示信号としても用いられ得る
が、アキシヤル型電子部品のリード線とラジアル
型電子部品のリード線の突出し長さを予め変えて
おけば、曲げ変形方向を内向きまたは外向きとす
る信号として用いることができる。
第2上下部材36に垂直方向に貫通して形成さ
れたガイド穴78には、上端にカム部材46が固
定されたガイドロツド82が挿し通されており、
このカム部材46が爪棒40,42,44に対し
て相対的に上下方向に移動したとき、爪棒40,
42,44の先端部、すなわち可動爪48,5
0,52が相互に離隔または接近し、貫通孔6
4,58に挿し込まれたリード線56が貫通孔6
4と貫通孔58との互いに近接した開口縁間で切
断されるとともに、貫通孔64のプリント基板6
0に近い側の開口縁によつてリード線56が相互
に近接または離隔する方向に曲げ変形されるよう
になつている。
すなわち、爪棒40,44には、爪棒42に対
向し鋼球84を収容する複数の有底円孔86が形
成されるとともに、有底円孔86に対向する浅い
有底円孔88が爪棒42に形成されており、爪棒
40及び44においてそれぞれの接続ポート9
0,92に有底円孔86が連通させられている。
このため、鋼球84及び有底円孔86は、接続ポ
ート90に圧縮空気が供給されると鋼球84が押
し出されて、可動爪48と50とを相互に離隔す
る方向に付勢し、接続ポート92に圧縮空気が供
給されると可動爪50と52とを相互に離隔する
方向を付勢し、両接続ポート90及び92に圧縮
空気が供給されると可動爪48と52とを相互に
離隔する方向に付勢する付勢手段を形成してい
る。
このように付勢される爪棒48,52には、第
2上下部材36側に一対を成すカムフオロア9
4,96が各々突設され、第10図に示されるよ
うに、この等のカムフオロア94,96が係合す
る相対向した一対のカム面98,100が前記カ
ム部材46に形成されて、カム部材46が上方に
移動すると、カムフオロア94,96がカム面9
8,100の凹部101に従つて相互に離れる方
向に移動し、可動爪48と52とが鋼球84の付
勢力に従つて相互に離隔させられるようになつて
いる。そして、カム部材46には、カム面98,
100の凹部101上に突き出し可能なピン10
2,104と、これ等ピン102,104に固定
されたピストン106,108と、これ等ピスト
ン106,108が滑合されたシリンダ110,
112とが設けられており、シリンダ110,1
12に圧縮空気が供給されない場合にはスプリン
グ114,116の付勢力に従つてピン102,
104がカム面98,100上から引込まれ、圧
縮空気が供給された場合にはスプリング114,
116の付勢力に抗してピン102,104が突
出されるようになつている。このピン102,1
04がカム面98,100上に突き出された状態
においてカム部材46が上方に移動すると、カム
フオロア94,96がこのピン102,104に
乗り上げて鋼球84の付勢力に抗して相互に近接
し、可動爪48と52とが相互に近づけられるよ
うになつている。すなわち、突出された状態のピ
ン102,104は凹部101に代つてカム面9
8,100上に凸部を形成するのである。ここ
で、カム面98,100が第1カム部を、ピン1
02,104が第2カム部を、シリンダ110,
112及びピストン106,108がアクチユエ
ータを形成している。
以上のように構成された切断曲げ機構及びこれ
に含まれるカム部材は、上下駆動装置によつて所
定のタイミングでそれぞれ上下動させられるよう
になつている。
すなわち、上下駆動装置は、取付板2の下部右
端に枢着されて水平方向に延びる2本のレバー1
18,120と、機枠1に設けられてレバー11
8,120の先端のカムローラに係合し、これ等
レバー118,120に取付板2に平行平面内の
回動運動を付与する円板状のカム122,124
と、レバー118及び第1上下部材30を連結す
る連結ロツド126と、レバー120及びガイド
ロツド82を連結する連結ロツド128と、レバ
ー118,120と取付板2との間にそれぞれ張
設されてレバー118,120を付勢する2本の
スプリング130とから成る。
尚、第1上下部材30には、固定爪28の下端
面に開口し垂直方向に貫通する排出通路132が
形成されているとともに、この排出通路132の
下側開口部が排出管134に接続されており、固
定爪28と可動爪48,50,52とによつて切
断され、固定爪28と絶縁部材74との間に落下
したリード線56の切断片が排出通路132及び
排出管134を通して排出されるようになつてい
る。
以下、本実施例の作動を説明する。
図示しない駆動装置によつてカム122,12
4が回転駆動されると、カム122,124に形
成されたカム曲線に従つて切断曲げ機構が作動す
る。
先ず、カム122の回転に伴つて、これに係合
するレバー118が上昇すると、連結ロツド12
6がこのレバー118の動きを伝え、第1上下部
材30及び第2上下部材36がガイドブロツク8
に案内されて上方へ駆動される。このため、可動
爪48,50,52及び固定爪28がその上方に
固定されたプリント基板60に接近するので、プ
リント基板60の貫通孔61から突き出されたリ
ード線56が貫通孔64,58,68に挿し込ま
れて保持される。すなわち、可動爪48,50,
52がリード線56に外側からでも内側からでも
係合可能な状態となるのであり、第11図はこの
状態を示す。尚、接続ポート92には圧縮空気が
供給され、可動爪50は可動爪48側に片寄せら
れている。
次に、カム124の回転に伴つて、これに係合
するレバー120が上昇すると、連結ロツド12
8がこのレバー120の動きを伝え、カム部材4
6が爪棒40,42,44に対して相対的に上方
へ駆動される。このため、爪棒40及び44は、
接続ポート92に圧縮空気が供給されているの
で、鋼球84による付勢力とカムフオロア94,
96が係合するカム面98,100の作用に従つ
て相互に離され、可動爪48及び50と52とが
相互に離隔する。この結果、リード線56が挿し
込まれた貫通孔64及び58は相互にずらされる
ので、その貫通孔64と58との間のリード線5
6が切断される。しかし、リード線56の切断端
部は未だ貫通孔64内に挿入されて可動爪48及
び52に保持されているので、可動爪48及び5
2は離隔に伴つてリード線56の端部に内側から
係合し、これらを相互に外向きに曲げる。したが
つて、リード線56が基板60に係合するので、
電子部品54が自立した状態で基板60に取り付
けられるのである。第12図はこの状態を示す。
更に、カム122,124が回転すると、上述
と反対にレバー118,120がスプリング13
0の付勢力に抗して押し下げられるので、第1部
材30及び第2部材36が下方に移動させられる
とともに、カム部材46が爪棒40,42,44
に対して下方に移動させられ、爪棒40,42,
44は第10図に示される中立位置に戻される。
このようにして、切断曲げ機構の作動サイクルが
終了するとともに、カム122,124が1回転
し、このような作動サイクルが繰返し行なわれる
のである。
次に、上述のラジアル型の電子部品54と異
り、アキシアル型の電子部品136をプリント基
板60に取り付ける場合は、カム部材46のシリ
ンダ110,112に圧縮空気を供給して上述と
同様の上下作動が行なわれる。
すなわち、切断曲げ機構が上昇し、電子部品1
36のリード線138が貫通孔64,58に挿し
込まれた後、シリンダ110,112に圧縮空気
が供給されると、スプリング114,116の付
勢力に抗してピン102,104がカム面98,
100上に突き出される。この状態において、カ
ム部材46が前述と同様の作動に従つて爪棒4
0,42,44に対して相対的に上方に移動させ
られると、カムフオロア94,96がピン10
2,104に乗り上げて爪棒40,44が相互に
接近させられ、可動爪48と52とが相互に近づ
く。このため、リード線138は、貫通孔64と
58との間で切断されるとともに、可動爪48及
び52がリード線138に外側から係合し、それ
らを相互に内向きに曲げる。この結果、第13図
に示されるように、電子部品136が自立した状
態で基板60に取り付けられるのである。
また、小型電子部品140であつてそのリード
線142の間隙が小さい場合には、接続ポート9
0に供給される圧縮空気が遮断されて前述と同様
の上下作動が行なわれる。
すなわち、接続ポート92にのみ圧縮空気が供
給されると鋼球84によつて爪棒42と44との
間が離れる方向に付勢される。このような状態に
おいて、切断曲げ機構が上昇させられてリード線
142の突出端が可動爪50及び52における貫
通孔64とこれに連なる固定爪28の貫通孔58
に挿し込まれ、カム部材46が前述と同様な作動
に従つて爪棒40,42,44に対して相対的に
上昇させられると、鋼球84の付勢力とカム面9
8,100の作用に従つて可動爪50と52とが
相対的に離隔させられる。この結果、第14図に
示されるように、リード線142が切断されると
ともに曲げ変形され、プリント基板60に電子部
品140が取り付けられるのである。
このように、本実施例によれば、シリンダ11
0,112に供給する圧縮空気を操作することに
よつて、カムフオロア94,96が係合するカム
部が変更されて、可動爪48,50,52の移動
方向が相互に接近する方向または離隔する方向に
選択されるので、プリント基板60に取り付ける
電子部品毎にそのリード線の曲げ変形方向を内向
きまたは外向きに決定することができる。したが
つて、最適の配線パターンの設計が可能となつ
て、電子部品の個々の取付安定性を損うことなく
全体としてプリント基板60上の電子部品の実装
密度を大幅に向上させることができる。
また、接続ポート90,92に供給される圧縮
空気を操作することによつて、爪棒40と42の
間、または爪棒42と44との間に選択的に相互
に離隔する方向の付勢力を与えることができるの
で、リード線間隔の異なる電子部品に対しても上
記効果が得られるとともに、電子部品のリード線
の基準側を可動爪48または52のいずれにも採
り得るので、電子部品の組み付け手順の自由度が
拡大される利点がある。
以上の説明から明らかなように、本実施例にお
いては、可動爪48,50,52において電子部
品のリード線に外側からでも内側からでも係合可
能な爪棒40,42,44によつて係合部材が構
成され、第1上下部材30、第2上下部材36、
カム部材46、ガイドロツド82、カムフオロア
94,96、ピン102,104、シリンダ11
0,112、レバー118,120、カム12
2,124、連結ロツド126,128、スプリ
ング130等によつて係合部材駆動装置が構成さ
れている。ただし、本発明はこれ以外の態様でも
実施可能である。
たとえば、前述の上下駆動装置は、カム12
2,124及びレバー118,120から成るカ
ムレバー機構によつて構成されているが、クラン
ク機構やシリンダ機構等の他の機構によつて構成
されて良いのであり、また、切断曲げ機構全体の
上下運動はリード線を貫通孔64,58に挿み込
むためのものであるから、電子部品54のプリン
ト基板60への挿し込み時等においてそのリード
線56が貫通孔64,58に挿し込まれ得る場合
には、その運動のためのカム122及びレバー1
18は必ずしも必要でない。
前述の実施例において、爪棒40,42,44
を相互に離隔する方向に付勢する付勢手段は、空
圧によつて有底円孔86に滑合された鋼球84が
対向する爪棒42に付勢力を付与するように構成
されているが、スプリング等の弾性力に従つて付
勢する構成であつても差支えない。
また、カムフオロア94,96が係合するカム
面98,100及びピン102,104は種々変
更が加えられ得、たとえば、ピン102,104
が第1カム部を、カム面98,100が第2カム
部を形成することができるとともに、カム面9
8,100は相対向する形状のみならず、相背反
する形状であつてもよいし、ピン102,104
の断面形状は異形であつたり、その突き出し方向
はカムフオロア94,96に向う方向で、その先
端にカムフオロア94,96が係合する形状であ
つても良いのである。そして、リード線56を曲
げ変形させるために爪棒40,42,44に運動
を付与するカム部材46の相対的移動方向は上下
いずれであつても良いのである。
更に、シリンダ110,112はピン102,
104を移動させるもので良いから、電磁石等の
他のアクチユエータであつても差支えない。
尚、上述したのはあくまでも本発明の一実施例
であり、本発明はその精神を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図であ
る。第2図乃至第5図は第1図の実施例の要部を
示すために一部を切欠いた、部分正面図、部分上
面図、部分左側面図、部分右側面図である。第6
図は第5図の−視断面図である。第7図及び
第8図は可動爪を示す上面図及び拡大上面図であ
る。第9図は固定爪及び可動爪を詳しく示す正面
断面図である。第10図はカムフオロアとカム部
との係合関係を示す説明図である。第11図乃至
第14図は第1図の実施例の作動を説明する図で
ある。 28:固定爪、40,42,44:爪棒、4
6:カム部材、48,50,52:可動爪、5
4,136,140:電子部品、56,138,
142:リード線、58,64:貫通孔、94,
96:カムフオロワ、98,100:カム面、1
02,104:ピン、110,112:シリン
ダ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プリント基板の貫通孔に挿通されてその裏面
    側に突出させられた電子部品の一対のリード線を
    所定の長さに切断するとともに曲げることにより
    前記貫通孔からの離脱を防止するリード線曲げ装
    置であつて、 前記一対のリード線の各々の貫通を許容する少
    なくとも2個の貫通孔を備えた固定爪と、 その固定爪の貫通孔のいずれかに近接する少な
    くとも1個ずつの貫通孔を備えた一対の可動爪
    と、 それら可動爪を、可動爪の貫通孔と固定爪の貫
    通孔とが同軸に対向する位置からそれら貫通孔に
    直角な方向に互いに接近する向きに移動させる第
    一駆動状態と、互いに離間する向きに移動させる
    第二駆動状態とに切換えが可能な可動爪駆動装置
    と を含むことを特徴とする電子部品のリード線曲げ
    装置。
JP56140166A 1981-09-04 1981-09-04 電子部品の取付装置 Granted JPS5842295A (ja)

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JPS61289937A (ja) * 1985-06-18 1986-12-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd リ−ド線成形装置

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JPS55138895A (en) * 1979-04-16 1980-10-30 Citizen Watch Co Ltd Clinch device

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