JPH02195249A - 電気泳動による連続分離方法とその装置 - Google Patents

電気泳動による連続分離方法とその装置

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JPH02195249A
JPH02195249A JP1014060A JP1406089A JPH02195249A JP H02195249 A JPH02195249 A JP H02195249A JP 1014060 A JP1014060 A JP 1014060A JP 1406089 A JP1406089 A JP 1406089A JP H02195249 A JPH02195249 A JP H02195249A
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migration
membrane
electrophoresis
ions
tank
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Keizo Saito
斉藤 恵蔵
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KISHINO MASAHIDE
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KISHINO MASAHIDE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ピ) 産業上の利用分野 この発明は、水また社溶液に溶解したイオンまたは荷電
粒子の電気泳動によるこれらの分離に関する。
(ロ) 従来の技術 電気泳動による分11Hさかんに行なわれるようになっ
た。特に生化学に於けるタンパク質や核酸鎖の分離、分
外11技術として著しい。これらは泳動媒や泳動条件の
改良によって、その効率や精度が著しく高められた。
電気泳動によるイオンの分離を連続的に行なうには向流
電気泳動が考えられている。泳動媒が固体でな一場合は
、液体内でのミクロ的な騒乱によって効果が少ない。固
体を泳動媒に用いた向流電気泳動装置ハその処理量が小
さく実験室的である(特許願11!56−058521
.第58−017525号)。
G/e  発明が解決しようとする問題点分析や実験室
的技術に於ては作動量が少なくとも、呻た、作動電力が
比較的太きくとも充分用いられ得る。
他の方法によって充分行ない得るもの、例えば、比較的
安定なガス分子を作る金属の同位体分離等は熱拡散や拡
散法によって分離し得る。しかし、容易にガス化しにく
い金属も多く、一方、これらけ容易に水中等でイオンや
化合物イオンとなって熔けるものが多い。したがって、
主に水溶液のままで処理できれば、これらの金属類の分
離や比較的変成しやすい生物生産物質の分離などに効果
が期待できる。
この発明は、これらのイオンや化合物の分離を小規模す
なわち実験室的規模から比咬的多量に処理できる産業的
規模で行ない得ることを目的とし、かつ、作動電力を比
較的小さくすることを目的として−る。
に)同厭点を解決するための手段 この発明は、特許[56−IJ58521号(固体の泳
動媒を用いた向流電気泳動方法とその装置)、特許−5
8−017525(帯状の泳動媒を用いた向流電気泳動
装憧)の一部の技術を元にして、更に新しい方法に発展
したものである。したがって、電場に対し固体泳動媒を
垂直に移動するのであるけれども、i[者の視舒をほぼ
イオン速度と泳動媒の速度を加え合わせた*yに合わせ
て移動している観察では向1tffi気#的の方法と1
mじように見えるから、原理的には普通の電気泳動の方
法と同じようであるけれども、向流電気泳動の方法と同
じような構成になっているとも考えられる0 図面にもとづいて騰明する。第3図に特許願56−05
8521号による固体泳動媒を用いた回分連続型の向流
電気泳動装置を示す。陰極135によって、陽極室のイ
オンA+、B+社陰極側に泳動する。これらけ角筒状の
泳動管(130)  の中に押し込まれて管壁にびつ念
り接している泳動楳(139)  を通う。イオ/A 
の速II VA+がイオンBの速[印に比べて大きいと
き、この泳動媒を逆向にすなわち−VB十よりやや大き
目の速度Vrで向流すると、イオ/A  #′i陰@室
に至れるがイオン′Bは+ 陰極室にキることができず、イオンAのみが陰極室に分
離される。
実際には泳動媒133等を連続的に向流とすることがで
きないので、イオンB+が陰極室へ泳出しな−ところで
通電を止め、陰[! 135 ?)り上け、ピストン夏
37で次の新しい米動媒のブロックをセットし、ピスト
ン136で泳動管に押し込む。すると、前々回に押し込
まれた+!ik 1+11媒のブロック139がピスト
ン138の上に押し出されてくる。このブロックはイオ
ンA+、B+を共に含んでいるが、相対的にイオンBを
多く含む。これはピストン138でここから除かれる。
そして陰極を時ろし、また泳動を行う。これらは回分型
であるが、次々にブロックを供することによって連続的
に向?&電気泳動が行なわれる。
第4図は当発明の方法で、向流電気泳動ではないが、第
3図の方法に似た電気泳動を連続的に行える方法である
。絶縁物1460間力1ら陰、陽画電極の間に泳動媒1
43を;i!続的に提供することによってイオンA+、
B+の溶液からイオンAのみを取り出し得る。
これらは第3Mで説明したごとく、イオンB+が泳動媒
体表面から陰極室側に泳出しないうちに泳動媒の移出口
148の絶縁体で電場が消され念部分に、泳動媒が移動
して入ると、この目的社達せられる。例えば、泳動媒に
堕イオン交換樹脂の帯状膜を用い、移入口@から連続的
に入ってぐるものを水素型にしたものを用いると、およ
そ第4図の模式的な断面図のようになる。泳動媒中の点
線は、上側1が速い方のイオンAがそこまで泳動してい
ることを示し、下側はイオンB+のそれを示している。
したがって、イオンに対し泳動媒は向流をしていないけ
れども、第3図のそれに似たところが多く、実際第3図
の向流と同じ効果が現われるので、第3図で向流を行な
っているものに相当するものが第4図の構造に含まれて
いることが判る。
これらの構成は、陽極室と陰極室が絶縁体と泳動媒膜1
43で実用的に隔離し得ると、電極間の電場によって泳
動媒中をイオンA”、B+が泳動する。
泳動媒嗅143中のイオンの泳動速度と電場の強さすな
わち電圧との関係はあらかじめ他の方法で測定すること
ができるので、泳動媒膜143の送り速度を設定するこ
とがでへる。この設定値を第4図に示したごとくにする
と、イオンA+のみが陰極室に入り、イオンAを分離す
ることができる。
これらは、陽極室の溶液と、または中間槽の溶液と陰極
室の溶液とを泳動媒で実用的に隔離することができたけ
ればならない。
これらは溶液はほとんど通さないがイオンは通す半透膜
やイオン交換樹脂膜、有機ゲル膜等の惣149を持つ方
体の極室を用いることによって構成することができる。
しかし、第1図および第2図に示したように帯状の泳動
媒膜3で直接性なうことができる。泳動媒膜3をm直に
し、幅方向すなわち上側、下側の両側の端部を膜の厚さ
とほば同じ間隙の絶縁物でかこまれた細長い溝31.1
1094に嵌め込なことによって、上下方向の両側の絶
縁を行うことができる。横方向の両側の絶縁も同様に絶
縁物でかこまれた細長い隙間から膜を移入または移出す
ることによって目的が達しられる。
泳動媒膜の移動を長時間連続で行なうには、帯状の泳動
媒が第1図のようにエンドレスになってψる方が良−0
この場合、泳動媒は電導性があるので、陰極とlI!極
の電圧が循環して移動している泳動媒膜3の返り部分(
80)の方にも電流を生じる。しかし、特許願58−0
17525号に示したように、この部分が充分長ければ
、この電流を実用的に充分小さくできる。帯状の泳動媒
膜は一般に、その長さに対し厚さは充分小さい。この発
明に於てけ、膜の厚さ方向に電圧をbけるので泳動槽内
に数十段の中間槽を設けても、付加する電圧は著しく大
角〈ならない。したがって、この問題社特許順5B−0
17525号のそれより賽易に避けることができる。
泳動媒膜3け、回収槽81  で泳動速度の遅い成分す
なわち遅進成分を相対的に多(含むイオンを除き、lI
整槽82で、例えば、泳動媒膜がイオン交換樹脂膜の場
合は、水素イオンまたはアンモニアイオン、アルカリ金
員イオン等また辻へロゲンイオンなどの陰イオン等の最
も速いイオンの型に再生し、水洗槽83で水洗して、泳
動槽1に連続的に供給きれる。
一般に泳動媒中よりも水溶液中の方が電気伝導Wtが高
いので、膜の循環の連中に純水41188.89等を設
は水洗槽83やその他の予備的な純水槽等との間で、純
度の高い水をゆつ〈9と流動し通行させる。純水(イオ
ン交換樹脂等でイオンを除いた高抵抗の水)を純水槽8
8.89等に徐々に添加するとこれらの目的が達せられ
る。これらは、泳動槽中の溶液が再生側へ浸入るのを防
ぐ。比較的抵抗の低いコロイドゲル等の泳動媒の膜を用
いても膜の厚さ方向に対し長手方向は充分長いので、共
存イオンが有っても同様に目的が達せられる。
泳動媒にイオン交換樹脂を用いると、イオンH+% A
” %B”NO” (DlklJJMIlf6 VH+
 )VA+ >VB” >Vo+ならば、速いイオンA
″″はそれより遅いイオンB+ を追い越して泳動する
けれども、より遅いイオンC+ け追い越すことはない
。第5図のように水素型(B+)にしたイオン交換樹脂
の一端にイオンB” 、イオンA+の溶液に順に接して
、少しづつ順に泳動させ侵入させたものをイオンCを含
む溶液に接して泳動させ続けると、第6図に示すように
イオンは分布するようになる。より速−イオン叶陰極側
に集まってくるので、イオンAとイオンB“または、イ
オンB+とイオンO+の間には他のものが含まれず、長
く泳動を続けても遅φイオンが速いイオンの分布する方
へ拡がることけ々い。
イオンC+にイオンA”%B”よりも速いイオンを混入
させた場合もほぼ同様である。
これらのことは、見かけ上、遅−イオンCが速ψイオン
A+、B+等を押し出したようなことkなる(以後これ
を押し出し効果とする)。アガローズ愈どのポリ糖のゲ
ルやぎりアクリルアミドゲルなどのゲル泳動媒を用いな
場合も共存イオンを選ぶことによって同様なことが起る
0この場合、各のイオンけほぼ独立に動く場合が多いの
で、共存イオンを適当に選ぶと、かならずしも遅いイオ
ンC+を要しな−。
第4図を見ると、陽極144の側のイオンA+、B”を
含んでいる原料溶液からイオンAのみを取り出している
けれども、大部分のイオンは泳動媒の移出に供なわれて
泳動媒に含まれたまま移出口148より送り出されてし
まう。
例えば、イオンB+の泳動速度vB+が、イオンA+の
泳動速度vA+の80%とすると、イオンAとBの1=
1の混合物から、泳動の逆電* t o OQ、 (り
一四ン)に対し10QくらいしかイオンA+を取^出す
ことができない。泳動媒膜表面で、溶液側から泳動して
泳動媒に進入するイオンは、だいたいその液の組成比に
比例する私ら、イオンAft5OQ入りIOQ出るので
40Q分残や、イオンrけ50Q入抄全部残るから、泳
動媒膜中に合計90Q分残る。したがって、通電量10
0Qに対し、この90Q分が泳動媒と共に移出する。こ
れらは相対的に遅進成分すなわちイオンBが多くなって
いるけれども、混合物の11大部分が泳動媒に含まれた
まま持ち去られることが判る。
これらのイオンは回収槽等で回収して、再Ia整し、新
たに陽極槽に入れて泳動操作をする。そして、これをく
り返し行なえば、溶液のイオンAの含量にほぼ比例して
通電量に対する収率は悪くなるが、イオンA+の持ち去
られろ量をくり返しと共に少なくすることができる。
これらは非常に行程が多くなる。また、遅進成分すなわ
ち速いイオンAの含量が初めから少ない場合は、通電量
に吋するイオンAのLl!衆はそれだけ少なくなる値λ
ら、収量に対する作動電流すなわち操作電力も大きくな
ってしまう@ 第4図から判るように、泳動槽から移出する泳動媒中に
はイオンBが相対的に多(含まれるようになっているか
ら、その平均の泳動速度は元の原料液の含量比のものよ
り少し遅くなっている。しかし、これより更に少し遅い
泳動)速度のものによって第5図、第6図のように押し
出すことができる。第7図のように、泳動槽の電場に対
し垂直に移動する泳動媒膜を移動の順に多段にすること
によって、これを応用することができる。
例えば、第7図に於いて、原料Fに含まれるイ、tンA
、B の泳$11J 砕)& yA+、ya+ ノ比が
1?0.8Tあり、その含量比が1:1であるとすると
、泳動媒膜163の#初によって持ち出されるイオンの
量100Q分に対し、泳動電流り、l 、lJ2 、l
、s、j4、j、sを等しく90Qとすると、そして、
@極側の押し出しイオンI 170および中間槽171
.172.173.174のイオンA+、B+の含量比
をそれぞれ0.01 : 0.99および0.03 :
 0゜97.0.06 + 0.94.0.12 j 
O,88,0,25: 0.75とすると、第7図の泳
IIJ婬膜中に第4図のそれと同じように描いた遅進成
分またけ押進成分Qi勤先端を示す点数のように押し出
しが起り、より多くイオンAを含tr栴に、泳動媒膜の
移動と共に膜中に伴なわれて来たイオンは押し出される
したがって、このように多段にすると、泳動槽全体でも
見かけ上向流が起っているこ々になる。
再生されたH+型の泳動媒膜の入って来る方を上流、遅
111S成分すなわちイオンBを多く含んで移出して行
く方を下流とすると、上流側で泳動媒膜に含まれて持ち
出されてくるイオンA+、B+のイオンA+の含量比よ
りも下流側の中間槽のイオンh+の含量比の方が小さい
場合でも、持ち出されて来たイオンは押し出し効果によ
って、下流側の中間−に押し出されるので下流側の成分
比のために上流側が薄められることはない。
膜の下流側では組成が異なっても、新たに泳動によって
進入したイオン人は膜中で分離が起るから、分離した先
端の一部は上流から鴫りて来た遅進成分Bを追い越して
、押し出されるイオンと一諸に上流側の田に氷山する。
したがって、各の中間槽の間にあって移動している泳動
媒膜け、各そこでイオンAをくみ上げていることになる
第71′¥1に点線で模式的に示したように、下流側の
中間(すの泳蛸媒嘆の移入口付近で泳ICIJ護膜に進
入しなイオンAの一部は、嘆の移出口付近で上流側の中
間博知米出する。一方、イオンB+は、膜中の下流側に
あった一部が上流側の中間槽に派出する前に膜は移出口
に至ってしまうため、膜の循禰の移動と共に下流側に持
ちはこばれる。したがって、移情している泳動媒膜は各
の中1flll槽の間にあってイオンBをくみ下してい
るようなことになる泳動操作を続けていると、中間槽内
のイオンA+の含量比が少しづつ下がるので、上流側の
中間摺會たけ原料供給槽の液を下流側の僧に少しづつ流
して補う(これけ精溜塔に於ける環流と似ているので以
後環流とする)。
例えば、上記の第7図の例では、この環流R1、R2、
R3、R4、R5はみな一定で、イオン量にして2Q分
程度で良い。このようにすると回収器162で回収され
るイオンは、イオンA+、B+の含量比でおよそ0.0
1  j  O,99となる。この大部分は押し出し用
のイオンとして押し出しイオン499170に11流的
に戻される。
この例の場合、イオンAの回収槽176への通電量を1
10Qとすると、イオンAは約10Qがはげ純粋に得ら
れ、回収器162ではイオンA+、B+の含量比がおよ
そ0.01  : 0.99のもの約10Q分を取り出
せる。したがって、泳動槽の通電量を90Qtたは11
0Qの平均として100Qとすると、通電量に対する収
率は約10%となる0泳勧槽に固定のイオン交換樹脂嗅
を多段に設叶た方法が以前発表された。これは第4図で
、泳動媒@ 143を停止した場合と同じである。この
場合、通電の初めにはイオンA+が陰極室側に相対的に
多く出るけれども、陽極室側で泳動進入してくるイオン
A“、B+の組成比社陽極室内の組成比と同じになるた
め、陰極室に法用するイオンA、B  の組成比も全く
同じになってしまう。
したがって、この場合he極室側でのイオン交換樹@閾
へ進入するイオンの表面における差すなわち表面効果に
よっている。これらの表面効果が期待される場合は、こ
れを多段とし、その膜間にある液を濃度勾配に対し向流
的に流すことによって分離が起り得る。
当発明では、tIXa図および第4図で原理を示したよ
うに、原理的に1段に於ても向流電気泳動と似たような
ふるまいと、そして同様な効果である。したがって、同
位体分離等のように、イオ/AとイオンB+の泳動速度
の差が著しく小さい場合にも、その1段の分岬比を大き
くできろ。
例えば、第4図でイオンA成分を少し濃縮するだけで良
い場合、通電量を100Qとしたとき、収量を先の説明
の例で示した10Q+ら3倍の30Qにするとするもの
とすると、泳動媒膜の移動速度すなわち膜の送りを先の
例のおよそ90Q分から70Q分に下ければよψ。はぼ
イオンAけ20Q、イオンB+はl0QIl!j!権側
に通過し、合計約30Q取れる。通電量に対する収率は
約30%で、先の例に比して収量は3倍になっている。
イオンAについても2倍多(得られる。し→)シ、分離
は不完全で、 (20÷30)÷(50÷100) −1,33とな1
3.1.33倍に、すなわち、50%から66.7%に
イオンA+が濃縮されたに過ぎない。
この時、泳IIIWIの通電jt100Qに対し、膜の
移動によって送り出されるイオノA1B  の合計は7
0Q分である。これを#E3図に戻してあてはめてみる
と、向流が平均昧動速度のおよそ70%起っているのと
同じようなことである。先の例のように、泳動媒膜の送
りを速くして、通電量100Qに対し90Q分くらいで
送し出されるようにすると、イオンAのより濃度の高−
ものが得られる。
このように第4図の方法でも向流に相当することが起っ
ている。したがって、これらの値をイオンの泳動1速度
viに対する向流速度VrO比と同じように考え、向流
に相当するものとして相当向流量または相当向流率とす
る。
第10図社、中間#lLnとLn+1を隔てて移動して
いる泳動媒膜Mの一部を示して−る。第11図は相当向
流ysがおよそ100%のときの膵の移出口付近の第1
O図にお叶る位置のイオンA“、B”の相対濃度の変化
を示す模式的なグラフである。
一般に、泳動中のイオンは各々のイオンの速度分布によ
る泳動距離の分布ができて同−穐のイオンでも拡がって
しまう。しかし、これらの泳動距離の差はそう大きくな
らない。例えば、良く闘えられたゲルに於ては、泳動距
離に対するこの差による拡がりはほぼ1〜2%にするこ
とができる。
イオン交換樹脂に於て社、遅いイオンで押し出す場合、
この拡がりはほとんどなくなってしまう。
同位体分離のように、イオンA とイオンB の泳動速
度の差が著しく小さい場合は、これらの拡がりのために
先の例のようにイオンAの純度の高ψものが得られない
。イオンA とB の泳動速度の平均に対する相当向流
率を100%近くにしても、第11図に示すように完全
な分離は起らない。しかし、濃縮率は改良される。
例えば、イオンA+とVの泳動速度の比を1.002:
1.000とする、また速度分布による拡がりを1%と
すると、相当向流率を99%以上まで近づけられる。そ
して、このとき向流電気泳動の場合に換算した泳動媒中
のイオンA+とB+の電場方向に於ける相対速度は1.
2と1.0となり、−縮重け1.2となる。しかし、更
に向流率を上げてイオンA とBの泳動速度の平均値と
同じにしても、イオンA+は完全に分離してこない。一
方、このとき分離の効果Fi最大とな抄最大の濃縮率が
得られる。この例では、含量比を1:1として、通電!
100.2 Qに対し相当向流量を100.1Q分にす
ると、0.IQのイオンA“が濃縮されたものを陰極側
に泳出する。
濃縮率が最大になる近傍で操作すると、移動している泳
動媒膜は上流側に速進成分すなわちイオンA+をくみ上
げ、下流側に遅進成分すなわちイオンB+をくみ下ろし
ている。この状態を第11図に示す。イオンの速度分布
による拡がりの念めイオンA+とイオンB の含量比は
連続的に変化しており、この例では、速度分布による拡
がりlに対して、原動速度差による分明け0.2だへら
、およそ変化の中央小ややけずれたあなりで膜の移出口
に入ってしまう。すなわち、イオンAの先端がTをわず
かに越えたtA十検相当分らいで、膜は移出口の絶@物
でかこまれてしまい泳動は止まる。したがって、速進成
分が濃縮され九部分が膜のT側に残ることになる。
このIII!が移動して次の櫂に来たとき、第7図のよ
うであると上流側にあった嘆のT側表面がローラーで反
転して下流側になってしまう。下流側はイオンAの含量
比が低く設定されているへら、この上流側で速進成分イ
オンAがIs檀された部分は、下流側から押されて押し
出される形となっているが、泳動を逆向きに行なったと
同じだから濃縮された部分を元の組成比に戻すことと同
じで分離がほとんど起らなくなる。
これを防ぐには第8図および第9園に示すように、膜の
O,Tが反転する部分は絶縁物のケースでおおって泳動
が膜の一方0IIlffiらのみ、すなわち0側からT
(!!fへのみ起るようにすると、上流側で起った分離
が下流側に移動した後も、そのまま押し出され有効にす
ることができる。泳動が起っている膜のところでは、イ
オンAのくみ上げとイオンB+のくみ下ろしが起ってい
る。この場合、−段あたりの濃縮率は最大に近くなるが
、せっかく分離した部分が下流側に移動して移ってしま
う。
第12図に示すように、通電量に対する相当向流率を下
げて、分離の起っている部分を全て上流側の中間#+!
#Ln+tの中に泳出させる方法もある。
例えば、上記の例では通電量100Qに対し、相当向流
量を99Q分以下に下げれば、遅進成分すなわち遅いイ
オンB+の派出してくる組成比の変化もなくなって一定
の値になる。したがって、相当向流率をこの程度下ける
ことによって、速進成分すなわちイオンA+の濃縮され
てpる部分を全て上流側の中間槽Ln+1の中に泳出さ
せることができる。
相当向m串を98%すなわち相当向流量を約で91’1
.OQ分とすると、速進成分と遅進成分の向流泳動に換
算した相対的な泳動速度は (100,2−98,0):(100,0−98,0)
−2,2:  2.0 轄1.1  :  1.0 に相当することになり、濃縮率は1.1以下と下がる。
しかし、移出口を通過した永l1IJ媒膜の中は、速進
成分と遅進成分の含量比がどこでも一定になっているホ
も、逆向に泳動させてもすなわち膜00側からT側へ泳
動させても、T@から0側へ泳動させても、押し出し操
作の間のその変化する様は同じくなるから、第13図に
示し念ように、ローラーによって腰が反転したままで泳
動を続けることができる。この時、中間槽を隔てている
移動中の原物護膜は、速進成分もくみ上げているが、遅
進成分もくみ上げている。その割合は濃縮率に相当する
差がある。
この場合、泳動媒嘆の向流的な移動によって持ち出され
、回収器で回収される量は、泳動槽の通電量100Qに
対し、98Q分となるため、押し出しイオンが 98 − 100−−2     (Q、)と2Q不足
する。このため中間雫を通して行う環流の掃け2Q分よ
り大としなければならない。
環流は泳動槽の上流側、例えば中間# 224から、下
流側、例えば中間槽223へ、すなわち速進成分の含量
比の高い方力藁ら低い方へ液の一部を流す通電量100
Qに対し、泳動媒膜の相当向流量を98Q分とした時は
、泳動槽への膜の移入口例えば274から、嘆が泳動構
内に移入してくると直に溶液側から膜内に泳動進入した
速進成分イオンは、嘆の移出口284に至る前、膜の移
入口から移出口までの距離すなわち泳動槽の幅のおよそ
98%のあた抄から上流側の中間槽224へ氷山し始め
る。このことは、膜の移入口から、この距離の2%くら
−のところまでに膜に進入した速進成分イオンは、移出
口のところすなわち100%のところまで膜が移動する
内に、膜中を泳動しきって下流側の中間槽まで氷山する
ものも含む。したがって、膜の移入口から、この距離の
数%以内のところに速進成分の含量比の高い液があると
、それ゛だけ上流側の中間槽へ氷山する速進成分の量が
多くなる。
環流管、例えば254の下流側の出口を、泳動媒膜の移
入ロ2740近くに設け、かつ、ここに環流されて禽た
速進成分の含量比の高い液がしばらく留まるように囲い
を作ると、この目的が達せられるO これらの囲い、すなわち環流液滞留部の少なくとも一部
は通電性がなければならな−。これらの材料は、一般に
用いられる電極隔離板等の多孔質物質などの低抵抗のも
のを用いることによって目的が達せられる。
環流液は、例えば、第2図に示したように、泳動槽の底
部にある環流管例えば55等を通って流入する。この場
合社、角筒状の囲ψの下部私ら入って上部からあふれ出
る。
速進成分と遅進成分の泳動速度の間に大きな差がない場
合は、fI4!i1率が小さいため隣り合っている中間
槽内の各々の含量比に大へな差はない。したがって、比
重の差Finとんどない。
@4図および第7図から判るように、速進成分すなわち
イオンAの含量比の高−ものほど速進成分の分靜に有利
である。しかし、最下流で移出して行く膜に含まれて持
ち出されるイオンの速進成分の含量比をやや高くしても
良いならば、比較的容易に速進成分の濃縮された液が得
られる。
この場合、上流にも1111mのための部分を第14図
のように相当の段数で設けなければならな―。
例えば、速進成分と遅進成分の泳動速度の比を1.00
2  :  1.000として、速進成分の含量比が約
1%の原料Pで、相当向流串98%とすると、泳VIJ
J槽の通電1t100Qに対し、原料供給槽より下流側
の回収部296の環流量Rd  け約4Q分、上流側の
濃縮部297の環流量 Ruを#1.5Q分とした時、
回収部および濃縮部の各々に約15段づつの中間槽を設
けると、下流側の回収物R1の中の速進成分の含量比は
約0.25%、上流側の回収物島のそれは約4%のもの
が、それぞれ約2Q分と約0.5Q分得られる可能性が
ある。
速進成分の濃縮きれている回収物へに注目すると、通電
量忙対する収率は0.5%で、泳動槽の通電量100Q
に対し生産物は0.5Q分、したがって、速進成分祉こ
の4%すなわち0.02Q 分となる。
泳動媒がイオン交換樹脂膜の場合、他の泳動媒に比べて
通電抵抗が高φ。しかし、膜の厚さ方向に電圧がホけら
れているから、薄φ膜を使うととくよって電圧を下げる
ことができる。膜の引張り強度の大き一1比較的高抵抗
のイオン交換樹脂では、均一膜で、0.251111<
らいのもある。この膜の厚さが0.25〜0.4鰭のと
き、通電時の電圧は腰当1)0.2V(ボルト)くらい
まで下げられる。したがって、数十段の中間槽を設けて
も、泳動槽全体に妙1けろ電圧は、電極の分極分を加え
て20〜30V以内で済む。
イオン交換樹脂その他のゲル等の泳動媒で、イオンの泳
動抵抗を下げようとすると、泳鉤媒の引張り強度が下が
ってしまう。しかし、通電は膜の硬面に垂直に行なわれ
るので、膜体の中央、または片□側、フたけ両側に平織
り状の繊維による網でM#aをすることができる。
第16図は原料F中に泳動速度の異なるいくつかのイオ
ン成分を含むものから、目的のイオン成分、例えば、P
aを取に出す方法を模式的に示している。泳動テスト装
置の1ill!極側に原料の一部を線状(P(1)に添
加して、泳動した後の様子が第15図に示すようkなっ
たとすると、イオン成分pt、h、Ps、Pa、Ps%
P6はこの順に異なる線動速度を持つことが判る。
このイオン成分からPaを取り出すことを考える。第1
図で回取槽などが有る泳動媒膜返り部分再生調整槽80
等を省略して示すと、第7図のように泳動槽のみとなる
。これを更に省略して泳動槽を方形で示すと、第16図
の泳動槽301および後段泳動1302のようになる。
まず前段泳動槽301でイオン成分へらPISP2を遅
進成分ルとして除き、PsからP6を中間成分Iとして
後段泳動槽302の原料供給槽に入れる。後段泳動槽で
は、向流率を少し高くシ、中間成分工の中で最も泳[1
!度の遅いPsを遅進成分として下流側回収槽で回収す
る。
これより泳動速度の大きいP4、P5、P6け速進成分
R2として上流側の速進成分回収槽で回収される。
第16図の方法で、更に多くの泳動槽を多段にして用い
ると、第17図のように、より前段の泳動槽の・段より
、より遅い成分から1成分ずつ遅進成分として、または
より速い成分から1成分ずつ速進成分として、各々の段
の泳動槽で回収してゆくと、各々のイオン成分に分離す
ることができる第1図のように、泳動槽内に多段の中間
槽を設けるときけ、泳動煤層の移動のために多くのロー
ラーを要する。泳動煤層は表面が滑らかであることが望
ましく、また隙い溝の11111間を滑りながら顛るの
で摩擦抵抗が小さい方が良い。膜を滑かに移動するには
、各々のローラーが全て駆動力を持つくらいの方が望ま
しい。ローラーはなるべ(滑らかに回転することが望ま
れる。ローラーの軸受部にころがり軸受を用いると改装
される。ころがり軸受はプラスチックスまたはセラミッ
ク球等とプラスチックスリング枠などで構成されている
と水溶液中でも腐食のおそれ岐少ない。
@1811Mは、水素イオン濃度すなわち酸性度(P′
H,ヘーハー)によって泳動方向が蛮わるタンパク質、
アミノ嘴、ポリペプチド、また泳動速度が著しく変わる
希土類金属の錯イオン等の分離に適し念装置を示す。
泳動煤層341 、342.343け、それぞれ調整槽
318.328.338であらかじめ比較的近いPHの
値に段階的に調整される。これらの泳動煤層け、泳!1
J操作中にPHの著しい変化を起さないようにあらかじ
め曖衝処理がなされていることが踏ましい。通電中に、
一体的に重ねられな泳動媒膜のどこかでPflの値が極
大値や極小値を生ずることがないような配置とl′ll
1li処理をする。
タンパク質の分離に於いて、例えば、中央の泳動媒膜3
42のPH3n  を分離成分のタンパク質の等電点に
合わせると、それ以外の等重点を持つ不純成分は、泳I
II護膜341.343  の方へ移動する。
原料を、例えば、泳動槽323の陽極側から泳動させる
と、目的成分はやけり泳動煤層342に濃縮される。し
かし、泳動煤層341.342に・向陰極性の不純イオ
ンが残って、各々の回収槽の方に膜の移動に伴なわれて
搬ばれてしまう。
第17図のように、泳動槽323の移動している膜の上
流側に、泳動摺力λら隔離するように、原料米入槽32
2を設けると、処理量は減少するけれども、目的成分が
比較的高純度で得られる。また、原料泳入構の溶液条件
と、泳動槽の水素イオン濃度等の溶液条件とを異なった
条件に設定できるので、原料イオンを泳動煤層342ま
たは343に進入させ易くなる◇泳動槽の溶液も、膜の
酸性度すなわちPH34,、P H342、PH343
の段階的な値が、通電中に設鉋値からずれないようにf
#1mL、、たり、循環したりできる。
分離する泳動イオンが、嘴性度によって泳動方向や泳動
速度に変化を示さないものでも、その泳り#速度の差が
比較的大きければ、この原料米入槽を設けることによっ
て、目的成分およびその他の成分等に分離することがで
きる。この時、泳動媒膜の各々の泳動抵抗を変えろこと
によって、例えば、泳動煤層341を相対的に厚くする
ことによって、これらの分離精度を高めることができろ
第18商に示しな装置では、泳動1323の通電量に比
し、目的成分イオンの進入外、すなわち、原料米入槽で
の通電量のうち、更に目的成分イオンの分し私最大でも
回収できない。したがって収率は良くな―。しかし、条
件を整えることによって回収槽325で比較的純度の高
い目的のイオン成分が回収される。
原料米入槽の原料溶液は循環することによって、中性成
分等の泳動槽等への洩出が少なくなる。
これらの成分はまた回収槽の上流側に純水等の洗浄のた
めの純水槽等を設けることによって除かれるO 電気泳動に於いて、水和水を多く持つイオンや多価イオ
ンは泳動速度の遅いものが多い。すなわち泳動時の通電
抵抗が大きい0これらはイオン交換樹脂や密なゲルでは
時に著しいときがある。多価イオンのうちには溶液の水
素イオン濃度等によって会合を起し、水層化物等の重合
体などを作つそ泳動抵抗が著しく大きくなるものも多い
これらは、アセチルアセトン、ポリニーデル等の誘導体
、ハロゲン化合物、その他のリガンド物質によって栖イ
オン化し安定化することができる。鏑イオン化ではイオ
ンの付量を変えることができるので、プラスイオン蝋マ
イナスイオンにするこきができる。一般にマイナスイオ
ンの方ボ水和水が少ない。泳動様にイオン交換樹脂を用
−た場合、イオンによって社表面効果や膜中での親和性
の効果が、泳動によるイオンの分離に逆に働く場合があ
る。これらの効果V1鏝イオン化によって影響を少なく
したり、無くしたりすることができることがある。ポリ
カルボン酸、ポリケトン、クラウンエーテル誘導体、中
央部に鎖状構造を持つ手錠のような形の分子等のリガン
ド分子は錆化合物のイオン価の調節には都合が良い。
泳動様にイオン交換m脂を用いた場合、比較的陸動速変
の小さいイオンのみが、泳動様に進入するようにすると
分離の効果が少な一場合がある。
この場合、泳動媒中に分離操作にかけているイオンよシ
泳動速度の大きい第三のイオンがいつも混在しているよ
うにすると、その分電流効率が悪くなるが、分離の効果
が良くなる場合がある0より速く進動イオンは、遅いイ
オンを追い越して行くので、例えけ、第7図に於てIS
!S細極すの溶液より補給する。例えば、押し出しイオ
ン槽に水素イオン、アンモニアイオン、アルカリ金属イ
オンなどを混入することによって目的が達せられる。分
離イオンが陰イオンの場合は、陰極寄りの槽に、へロゲ
ンイオン、酸素階イオンなどを混入する。
イオンの泳動速度は、そこの電場すなわち加えられた電
圧に比例する。しかし、電極表面の変化などによって、
電極に加えられた電圧は泳動媒中の電圧にかならずしも
比例しない。これら社検出電極を用いて泳動電圧を検出
し制御する。しかし、電流値によって制御する方が容易
である時が多ψ。電流値は泳動媒中のイオンによって、
その場の電圧すなわちイオンの泳動速度と春ならずしも
正確に比例しないが、他の方法によって、その関係を知
ることができる。だいたいに於て、比例関係にあるので
、定電流装量を用いることによって制御の目的が達せら
れる。すなわち、泳1媒膜の移動速度と、泳動槽の通電
量すなわち泳動電流との関係的な制御によって、上記の
操作等のこれらの目的が達せられる。
(ホ)  作  用 第4図に示したように、イオンの泳動方向、すなわち、
加えられている電場の方向に対し、垂直な方向に泳動様
を移動させても、向流電気泳動と同じくらいの分離効果
がある。
第2図に示すように、泳動媒膜の幅方向を地表の水平面
に対し垂直に設けると、主電極や中間槽にある中間電極
から発生する気泡が速さに容易に除かれる。また、これ
らの電極を容易に設置できる。更に、泳動媒膜を移動さ
せるローラーの軸の一方を液面ホら空中に突出できるの
で、液に対する軸封部がいらない。この膜は、その厚さ
とほぼ等しい喋い溝の中を滑らせるので、ローラーの大
部分が駆動力を持つことが望ましい。ローラーの数が多
い場合が多いので、液の軸封部ボなψこと社有効である
第2図に示すように、嘆の幅方向の両端部を絶縁体で構
成した細−隙間の溝にさし込むことによって、各検量の
実用的な電気的絶縁が可能である。この溝社、膜の厚さ
よりわずかに広い幅を持つ断面が方形の簡犀な構造の溝
で充分実用となる。
これは泳動媒膜を薄くすることによって、この膜の1枚
当りにかかる泳動の為めの電圧が充分低くて間に合うか
らである。したがって、溝の中に絶縁のためのハロゲン
化アルキル等の絶縁重液や軽油等の絶縁軽液を満たす1
111ボない。これらの液体は、時に、イオン交換樹脂
膜などの泳動媒膜に吸収され、膜体を膨潤させて寸法変
化を起す場合が多い。
溝の断面がわずかに波形になるようにすると、滑動面の
接触滑動部分にわずbに圧力がかかるけれども、絶縁の
ために有効である。
第1図および第18図のように、泳動媒膜に相当の引張
り強さがあれば、ローラーを対置的に、または全てのロ
ーラーに於て膜がローラーの軸の中心に向って押圧を生
ずるように設置できるので、滑動面に押圧tζfrhカ
ろところボないようにできる。したがって膜の移動に特
殊な送り装置を必要としない。
また、横方向の側は、これらのローラーと泳動媒膜を囲
むように絶縁体を設置すると、実用的な電気的絶縁が充
分得られる。この場合、中間槽内等の液はふならずしも
隔離されて−な−ので、水圧の差があると、低い方へ液
が漏洩してい〈oしかし、これをW4流の方向と一致さ
せのことができるため、実用的にさしつかえない◇ 泳動槽の両側に、互い違いに四−クーを設ける簡単な構
造で多段の中間槽を形作ることができる第5図、第6図
、第7図の項で説明したように、泳動槽内を多段として
、中間構内の遅進成分含量比を上流ホら下流に向って高
くする、すなわち、遅進成分が多くなるように段階的に
設定すると、回収される遅進イオン側成分の中の遅進成
分含量比を大きくすることができるように作用する。
第13図のように、上流側からの速進成分の含量比の高
いm流液を、泳動媒換が泳動槽に入ってくる移入口付近
に留めておくように環流液滞留部を設けると、上流側へ
くみ上げて戻される速進成分が多くなるように作用する
泳動するイオンは泳動媒中で、泳動媒と結び付いたり、
多くの水和水を持つようだと分離効果が少なくなる◇イ
オンをあらかじめ比較的安定な錯イオンとすると、これ
を防ぐ方向に作用する。
第18図のように、調整された複数の泳動媒膜を重ねて
、厚さ方向に泳動すると、1枚の泳動媒膜中に目的の1
成分のみを留めさせることができる。したがって、泳動
後これらを1枚ずつに分け、各々の回収槽で各イオンを
回収する。容易に目的のイオン成分が得られる。これら
は操作時間を短かくすることができる。
泳動槽の上流側に原料法人槽を設けると、処理量は少な
くなるが、高純度の目的成分が得られ易いO 重ねて一体的にして移動させる泳動媒膜の酸性度を段階
的に設定すると、タンパク質のように等重点でほとんど
泳動しなくなるもの、希土類金属の錯イオンのようにイ
オンの価数が蛮るもの等はある酸性度のところにあるイ
オン成分が残り易くなる作用がある。會た、あろ泳動時
間のとき、ある泳動媒膜に残り易くなる作用がある。
(へ) 発明の効果 この発明は以上説明したように、比較的簡単な構造や構
成で、実用上連続的な電気泳動による分離ができ得るこ
とである。
更に、この移動する泳動媒膜を1つの泳動槽内に多段に
設け、かつ、その中間槽の遅進成分イオンの含量比を設
定することにより、泳動媒に含まれてしまった上流側の
イオンの残りを、押し出し効果によって再生的に押し出
し、そしてこの時、下流側から進入するイオンの泳動外
#lが同時に行なわれる。各段で移動している泳動媒膜
は、速進成分の上流側中間槽へのくみ上けと、遅進成分
の下流側へのくみ下げを行うことができる・分離イオン
の泳動速度差が小さい時は、分11に多段を要し、一方
の成分例えば速進成分が非常にわずかに含まれている場
合は収率は大きくできない。しかし、液の一部を環流し
ながら行なうので、速進成分の濃縮に当って、濃度段階
ごとに処理量を合わせるための階層型の並列過程回路い
わゆるカスケード回路を細かく組も必要社ない。その過
程が精溜塔のそれに似ているからである。すなわち、回
収側と濃縮側とは一列状で行なわれる。これは同−型の
装置を並列にして処理量を増やせる効果がある。高濃縮
比を要する時は、濃度段階によるカスナート回路を組ん
だ方が効率が良い。この時細か〈組む必要はない・ これら社命て水溶液または溶液の形で処理、操作等がで
きるので、ガス化に伴なう漏洩等の危険もなく、用いる
電圧も低電圧でよく比較的安全で、操作が簡単で自動化
しやすい効果がある。
一般に、微生物などが生産した医薬品等の生物活性物質
等は、これらの溶液から有機溶媒で抽出して取り出すの
が一番容易で必つ効1sが良い場合が多い。しかし、近
時、比較的低分子量のyy +)ペプチドやタンパク質
等を取り出す要か現われてきた。これらの親水性の化合
物は、溶媒たよる抽出ではあまり効串の良くないものが
多−0また、これらの操作中に生物活性が失なわれる変
成が起る場合がある。
水溶液中や水含有ゲル中での1気泳動で、これらの活性
や構造が失なわれて変成が起ることは少ない。したがっ
て、仁れら変成の起り易−成分の分離には効果が期待で
きる。また、水溶液中力為ら水溶液中へ分離されてくる
から新しい物質の研究に於る物質分離に効果が期待され
る。
第16図、第17図および第18図の方法では比較的短
時間で、かつ、制御された?!度で原料から目的成分を
直接的に取り出し得る効果が期待される・ これらの方法は泳動槽の通電量を数百A(アンペア)く
らいの規模のものが比較的容AK製作され得る。し虎が
って、生化学、その他に於る微量成分の探査にも効果が
期待され得る。
4、  l121面の簡単な説明 @1図および第2図はこの発明の帯状の泳動媒膜を用≠
た連続イオン分離装置の模式的な断面図で、第1図は装
置の平面断面図、第21!2!け第1図のA−Aにおけ
る正面断面図である。第1図は第2図のB−Bにおける
高さの断面を示している。
第3図は当発明を説明するための固体の泳動部を用いた
向流電気泳動装−の模式的な正面断面図、第4図は当発
明の詳細な説明するための模式的な泳動装置の泳動部を
示す模式的な断面図、第5図および第6図は泳動中の模
式的なイオンのふるまいを説明するための泳動媒膜の模
式的な断面図である。
第7図は多段とした時の当発明の装置の作拗中の様子を
示す之めの模式的な断面図である。
第8図、第9図および第10図は当発明の模式的な断面
図、第8図は第9図のE−Eに於る平面断面図、第9図
はtaB図のD−Dにおける正面断面図、第10図aS
S図の泳動媒膜の一部を拡大して示した断面図である。
第11図社第8図の泳動媒膜の移出口付近におけるイオ
ン含量比を示す模式的なグラフである。なて軸は相対的
な含量を示し、横軸は第1O図に示す部位の位置を示す
第12図は第13図の泳動媒膜の移出口付近におけるイ
オン含量比を示す模式的なグラフである。たて軸は相対
的な含量を示し、横軸社第11図のそれと同様な位置を
示す。第13図は当発明の模式的な平面断面図である。
第14図社泳動槽を長方形に省略して示した当発明の模
式図である。第15図はイオン泳動テストの結果を示す
模式図である。第16図および第17図は泳動媒膜返り
部分等を省略し、泳動槽を長方形に省略して示した当発
1’Tllの構成と配列を示す模式図である。
第18図は当発明の模式的な平面断面図である符号の説
明i@1図および第21’l。
1・・・・・・泳動槽、   2・・・・・・泳IJl
lfの側壁絶縁体、3・・・・・・泳動媒膜、  4・
・・・・・陽極、  5・・・・・・陰極、6・・・・
・・泳動槽内の溶液面、 16・・・・・・p−ラー、20・・・・・・隔槙室、
21.22.23.24.27・・・・・・中間積、2
9・・・・・・原料供給槽、30・・・・・・陰極室、
31・・・・・・暎下縁絶縁溝、40・・・・・・多孔
質板、41・・・・・・環流液滞留部、55・・・・・
・環流管、61.62・・・・・・下縁絶縁体、65.
66・・・・・・泳動媒膜当てバー、74.75・・・
・・・直流電源、80・・・・・・泳動媒膜の返り部分
再生調整槽、81・・・・・・遅進成分回ll!槽、8
2・・・・・・泳動媒膜の#整端、83・・・・・・喫
水洗槽、84・・・・・・予W檜、88.89・・・・
・・純水槽、91.94・・・・・・臂−ラー92・・
・・・・張りローラー1102・・・・・・上縁絶縁体
、110・・・・・・膜の上級絶縁溝、114・・・・
・・ローラー駆動歯車。
第3図、 A ・・・・・・イオンA”、   B+・・・・・・
イオンB1+ 130・・・・・・泳動管、131・・・・・・絶縁体
製泳動槽、132・・・・・・ピストン136の液封じ
0リング、133・・・・・・泳動媒ブロック、134
・・・・・・陽極、135・・・・・・#極、 136.137.138・・・・・・ブロック押しピス
トン、139.140・・・・・・イオンA”  B+
を含んで除去される泳動媒ブロック。
第4図、 A+、r・・・・・・イオンA+、B+、r・・・・・
・イオンH” (水素イオン)、143・・・・・・泳
動媒の帯、  144・・・・・・陽極、145・・・
・・・陰極、146・・・・・・絶縁体、148・・・
・・・泳動媒の移出口、 149・・・・・・1llI極室のイオン透過性膜の室
第5図および第6図、 A+、B+、0+、B+・・・・・・イオンA+、B+
、C+、r1■、e・・・・・・電場を表わす記号、1
51・・・・・・泳動管壁、 153・・・・・・静止している泳動媒。
第7図、 F・・・・・・原料、      r・・・・・・イオ
ンH”、馬・・・・・・押し出し用のイオン(量)、烏
、&、烏、也、&・・・・・・環流(量)、js、ul
rsし、ill・・・・・・通電量(泳動電流)、16
1・・・・・・泳動槽の側壁絶縁体、162・・・・・
・′#進成分回収器、163・・・・・・泳動媒膜、1
66・・・・・・ローラー、170・・・・・・押し出
しイオン槽、171.172.173.174・・・・
・・中間槽、175・・・・・・原料供給槽、176・
・・・・・速進成分回収槽、181・・・・・・中間電
極。
第8図、第9図、第10図および第11図、A、B  
・・・・・・イオンA+、B+、+  + Ln・・・・・・下流側の中間槽の溶液、Ln”l・・
・・・・上流側の中間槽の溶液、M・・・・・・泳動媒
膜体、   t・・・・・・泳動媒膜中のイオンの泳動
距[(泳動媒膜の厚さ)、 O・・・・・・中間槽のLnとLn+xにはさまれて移
動している泳動媒膜の下流側界面、 T・・・・・・間膜の上流側界面、 C・・・・・・相
対含量、1人+・・・・・・イオンA”、B+の混合物
の泳動速度の平均値に対する相当向流率約100%のと
きのイオンA+の最先端の泳動距離、 !針・・・・・・相当向流率100%のときのイオンB
の最先端の泳動距−1 190・・・・・・泳動槽の底壁、191・・・・・・
泳動槽の側壁、193・・・・・・泳動媒膜、195.
196・・・・・・絶縁体ケース、198.199・・
・・・・導通部、201,202・・・・・・上縁絶縁
体、203・・・・・・下流側の中間槽、 204・・・・・・上流側の中rHJl、206・・・
・・・溶液面、210・・・・・・p−ラー躯動歯車、
21L212・・・・・・環流管、213.214・・
・・・・電流密度均一化穴あき板、215・・・・・・
下縁絶縁体、216・・・・・・ローラー。
第12図および第13図、 A+、B+、c SLn SLn+1、M、OlT −
−−−−−第10図および第11図のそれに相当する、 1)、+、jB+・・・・・・イオンN、B”の混合物
の泳動速度の平均値に対する相当向流率98%のときの
イオンA+およびイオンB+のそれぞれの最先端の泳動
距離222.223.224.225・・・・・・中間
槽、231・・・・・・泳動槽の側填、233・・・・
・・泳動媒膜、241・・・・・・環流液滞留部、 245・・・・・・環流液滞留部の多孔質板、255.
256・・・・・・環流管、263.264・・・・・
・下縁絶縁体、265・・・・・・泳動媒膜当てバー、
274・・・・・・泳動媒膜の移入口、284・・・・
・・泳動媒膜の移出口、286・・・・・・四−ラー。
第14図、 F・・・・・・原料、Ro・・・・・・押し出し用イオ
ン、R1・・・・・・遅進成分回収物、R2・・・・・
・速進成分回収物、Rd・・・・・・泳動槽の回収部、
Ru・・・・・・泳動槽の濃縮部、293・・・・・・
泳動媒膜(の返り部分を示す線)、296・・・・・・
泳動槽の回収部、298・・・・・・回収器、297・
・・・・・泳動槽の濃縮部、299・・・・・・再生M
整端。
第15図、第16図および第17図、 F・・・・・・原料、I 、It 、h 、I3 、I
4 、IB・・・・・・中間間取成分、Po・・・・・
・試料の添加位置、Pt 、h 、Ps 、P4 % 
Ps s Ps・・・・・・泳動成分(イオン等)、ル
・・・・・・成分PHs P2を主成分とする遅進成分
、R2・・・・・・成分P4 、Pi s Psを主成
分とする遅進成分、300・・・・・・泳動媒、301
・・・・・・前段泳動槽、302・・・・・・後段泳!
#槽、307・・・・・・濃縮部、311.312.3
13.314.315・・・・・・泳動槽。
第18図、 317・・・・・・II極側成分回収槽、318・・・
・・・再生調整槽、321・・・・・・線動装置の絶縁
体、322・・・・・・原料米入槽、323・・・・・
・泳動槽、325・・・・・・目的成分回収槽、326
・・・・・・再生槽、327・・・・・・調整槽、32
8・・・・・・水洗槽、331・・・・・・4抄ローラ
ー、332・・・・・・純水槽、334・・・・・・陰
極側成分回収槽、335・・・・・・循環液槽、336
.337・・・・・・圧着ローラー、338・・・・・
・#4整槽、341.342.343・・・・・・泳動
煤層、344・・・・・・@極室、345・・・・・・
陰極室、355・・・・・・陰極。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 電気泳動により泳動速度の異なるイオン等を分離するに
    当り、加えられている電場の方向に対し、垂直な方向に
    または垂直な成分を含む方向に、泳動媒を移動すること
    からなる電気泳動による連続分離方法。
  2. (2) 1 長い帯状の望ましくはエンドレスの帯状の泳動媒を
    用い、泳動槽の電場に対しまたは泳動媒膜内およびその
    近傍の電場に対し、泳動媒膜面が垂直に配置されるよう
    に、泳動槽の両側に設けられた絶縁体で囲われた移入口
    、移出口を通つて泳動媒を移動することからなる電気泳
    動による連続分離装置。 2 移入口、移出口を通つて移動させる泳動媒膜の滑動
    面に力が加わることのない移動に、泳動槽の両側に相互
    にたがいちがいにまたは対置にローラーを設けた特許請
    求の範囲(2)の第1項記載の連続分離装置。 3 帯状の泳動媒膜の幅方向を地表の水平面に対し、垂
    直に設けた特許請求の範囲(2)の第1項、第2項記載
    の連続分離装置。 4 帯状の泳動媒膜の幅方向の両側の端部分がけまり込
    み、かつ、この膜が滑動できる溝を設けた特許請求の範
    囲(2)の第1項、第2項、第3項記載の連続分離装置
    。 5 泳動槽の両側に設けた絶縁体でかこわれたローラー
    をまわつて帯状泳動媒膜の反転をくり返すことによつて
    、泳動槽内に移動する泳動媒膜を多段に設け、これによ
    つて区切られた各段の中間槽を設けた特許請求の範囲(
    2)の第1項、第2項、第3項、第4項記載の連続分離
    装置。 6 多段に設けられた中間槽の各段の遅進成分含量比を
    段階的に設定した特許請求の範囲(2)の第1項、第2
    項、第3項、第4項、第5項記載の連続分離装置。 7 多段の中間槽を設けた泳動槽で、泳動媒膜移入口付
    近に還流管の出口を設け、これに接続して泳動媒膜と少
    なくとも一辺が多孔質物質でかこまれた筒状の還流液滞
    留部を設けた特許請求の範囲(2)の第1項、第2項、
    第3項、第4項、第5項、第6項記載の連続分離装置。 8 イオンが2価以上の多価金属イオンである場合、あ
    らかじめ錯イオン化した特許請求の範囲(2)の第1項
    、第2項、第3項、第4項、第5項、第6項、第7項記
    載の連続分離装置。 9 押し出しイオンまたは中間槽の分離イオン等に、そ
    れより速いイオンを混入した特許請求の範囲(2)の第
    1項、第2項、第3項、第4項、第5項、第6項、第7
    項、第8項記載の連続分離装置。
  3. (3) 1 長い帯状のまたはエンドレスの帯状の泳動媒を複数
    個用い、これを重ね、一体的に移動させ、この一体的な
    膜に垂直に働くように電極を設けることによつて、電場
    の方向に対し垂直な方向に泳動媒を移動することからな
    る電気泳動による連続分離装置。 2 移動させる泳動媒膜の滑動面に力が加わることのな
    い移動に、相互にたがいちがいにまたは対置にローラー
    を設けた特許請求の範囲(3)の第1項記載の連続分離
    装置。 3 帯状の泳動媒膜の幅方向を地表の水平面に対し、垂
    直に設けた特許請求の範囲(3)の第1項、第2項記載
    の連続分離装置。 4 膜移動の上流側に原料泳入槽を設けた特許請求の範
    囲(3)の第1項、第2項、第3項記載の連続分離装置
    。 5 複数の泳動媒の膜の媒体内の酸性度を各異なつた一
    定の値に設定し、これを酸性度の順に段階的に重ねた特
    許請求の範囲(3)の第1項、第2項、第3項、第4項
    記載の連続分離装置。 6 イオンが2価以上の多価金属イオンである場合、あ
    らかじめ錯イオン化した特許請求の範囲(3)の第1項
    、第2項、第3項、第4項、第5項記載の連続分離装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6905585B2 (en) 2002-09-11 2005-06-14 Temple University Of The Commonwealth System Of Higher Education Automated system for high-throughput electrophoretic separations
JP2014097463A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Tadashi Kishimoto 電気泳動装置、電気泳動法および電気泳動法を用いた濃縮・分離・分析方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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