JPH02191760A - 長繊維不織布 - Google Patents

長繊維不織布

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JPH02191760A
JPH02191760A JP1010847A JP1084789A JPH02191760A JP H02191760 A JPH02191760 A JP H02191760A JP 1010847 A JP1010847 A JP 1010847A JP 1084789 A JP1084789 A JP 1084789A JP H02191760 A JPH02191760 A JP H02191760A
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JP
Japan
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fibers
reinforcing fibers
denier
nonwoven fabric
long
Prior art date
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Pending
Application number
JP1010847A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yoshinaka
吉中 準一
Masao Sano
佐野 正雄
Hisashi Nakahara
中原 寿
Shinichi Asaoka
浅岡 真一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、農業用被覆材に適した。目付が小さくても均
斉度に優れた長繊維不織布に関する。
〔従来の技術〕
従来長繊維より構成された不織布として、ノズルから溶
融紡糸した8MAt高速空気流、静電気あるいは水流な
どによってウェブ化したものが、いわゆるスパンボンド
不織布として知られているが。
これ等の方法によって得られた不織布は、目付の均斉度
に欠け、単繊維の物性に於て必ずしも均一性が良くなく
、シかもその用途は厚いものが殆んどであり、目付も5
0 flrlfKjf後と非常に高い。
〔発明が解決しようとする課題〕
スパンボンド法によって得られた不織布を農業用被覆材
に使用する場合、透光性や保温性などが植物の生育に影
響を与えるところから、可能な限り目付は小さいことが
要求される。然るにスパンボンド法を用い、目付20 
f/d以下とした場合、得られる不織布は、均斉度が悪
く、そのため部分的に保温性が劣化することや、引裂強
力が極めて低く、取り扱い時に破れるなどのトラブルが
発生することとなる。
そこで目付の小さい不織布として、長繊維を実質的に経
方向に配列し部分的に綾維間に絡みを付与したり、或い
は繊維同志を接合させた長繊維平行シートがある。しか
もこのものは、スパンボンド法に於ける欠点である目付
の均斉度が悪いという問題点を有[7ておらず、この点
では優れたものであると言える。しかしながら、この長
繊維不織布は、経方向の引裂強力が殆んどないことふら
、取#)扱い性に極めて劣るという欠点を有している。
本発明者等は、上記長繊維平行シートで、経方向の引裂
強度の改善されたシートを特開昭63−152449号
として提案している。この不織布は。
目付が小さくても目付分布の不良を解消し、経方向の引
裂強力の向上に役立っているが、まだ十分とは言えない
即ち目付が可能な限り小さく、目付分布の均一性があシ
、かつ不織布の経引裂強力が大きく、取り扱い性の良好
な不織布は工業的に成功していないO 〔課題を解決するための手段〕 本発明の目的は、薄くても目付分布が均一であり、しか
も取り扱い性の良好な不織布を提供することである。こ
のような本発明の目的は、異形度が0,8以下で、繊度
が0.1〜2.0デニールである長鷹維が実質的に一方
向に並べられて形成されている不織シートが複数枚積層
されており、かつ該不織シート間には、核長繊維を横切
る方向に補強繊維が平均3〜50m間隔で存在しており
、そして該不織シートと該補強繊維は樹脂により一体化
されていることを特徴とする長繊維不織布により達成さ
れる。。
使用される長繊維は、緯方向の絡みが必要であるところ
から、横断面形状が異形であることが必要であり、具体
的には、異形度0.8以下の繊維が用いられる。異形度
が0.8を鍵える場合には十分な絡みが得られない。好
ましくは目付のより一層の均一性の点で0.5以下であ
る。
また繊度は0.1〜2,0デニールの範囲のものが用い
られる。少量々らばこの範囲を外れるものが加えられて
もよい。0.1デニ一ル未満では単繊維の絡みが強くて
拡幅時に毛羽となり、また2デニールを越える場合には
m維同志の絡みが悪化し目付分布の均一なり−トが得ら
れない1、より好ましく#′i目付の均一性の点で0.
3〜0.8デニールの範囲であるが、強度を目付の均一
性よりも重要視する場合には、1〜2デニールの範囲が
好ましい、・長繊維としては、ポリビニルアルコール系
繊維、アクリル系!R維、ポリエステル繊維、ナイロン
繊維、ポリオレフィン繊維、レーヨンなどが挙げらlす
るが、特に湿式紡糸法により得られたポリビニルアルコ
ール系繊維が好ましい。
また−枚の不織シートの目付としては、2〜15r/r
+/が好ましく、本発明ではこのような不織シートを複
数枚積層するが1通常は2枚で十分である5、そして積
層する際には、生産性の点で長繊維の方向がほぼ同一と
なるように複数枚重ねるのが好ましい。なお積層する複
数枚の不織シートは同一[1付のものであっても、目付
の異なるものであっても、また異なる#&維からなる不
織シートの組合せであってもよい。
また補強繊維と1.では、スパン系、フィラメント系な
どのいかなる形態でも使用出来るが、その太さは長繊維
不織布の目付に適当した繊維を使用すればよいC41体
的には、ヤーンデニールとして50〜500デニールが
好ましい。また硬さを必要とする場合はモノフィラメン
トを、軟らかさが要求されるときはスパン系やマルチフ
ィラメント系を使用するのが好ましい。そのうえ長橡維
と補強繊維を一体化するために用いる樹脂の硬質性・軟
質性によっても不織布の硬さ・軟らかさを調整すること
が可能であり、またその樹脂は、補強繊維と長la維シ
ートとの交点のみに塗布することにζよっても、同じよ
うに硬さ・軟らかさの調整が出来る。
本発明の不織布罠おいて、不織シート間に補強繊維が挿
入された状態となっているため、補強繊維の上下両面に
長繊維が存在[7ていることとなり、この結果接点が極
めて多数あり、補強繊維が長繊維不織布から抜けKくい
という特徴がある。さらに補強繊維が、その上下を長繊
維により覆われていることにより長繊維不織布の使用時
に補強繊維が物にひっかかり、不織布が傷付いたり、作
業性が低下するという問題も生じないC 補強繊維と不織シートを一体化するために使用する樹脂
としては、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸エス
テル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリウレタン、ポリエステル樹脂、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、フェノール樹脂、デンプン、天然ゴムなどがあ
げられるが、これらは例えば水溶解方式、エマルジョン
方式、ラテックス方式、粉末などの形で使われる。これ
ら樹脂の量としては、不織布全体に対し、て1〜10重
量%が好ましい、−、樹脂は補強繊維と長繊維が接する
部分のみに付与されていても、iた不織布全体に付与さ
れていてもよい。
次に長繊維不織布の製造法の1例について述べるが、製
造法はこれに限定されるものではない。
供給されるトウは、通常繊維相互の絡みによってシート
状になっているが、その両端が常に平行状態であること
が望ましい。部分的なねじれ、あるいけトウ両端が反転
するようなねじれが存在するトウは長繊維不織布の場合
不適当である。
またトウを構成する繊維は、緯方向に拡幅されたとき、
好ましくはほぼ1本1本に分繊し、かつ適度の網目を形
成することが要求される。トウデニールFf、製造され
る不織布の目付及び幅によって決定すればよい。
かかるトウを幅方向に、均一に拡幅できれば、どのよう
な手段であってもよく、たとえはカーブしたローラやバ
ーを連続して複数個用いる方法、扇状に配列し九複数の
ベルトによる方法、トウの両端部をピンテンターに把持
させ、所定のI[まで−度に拡幅したり、ピンテンター
を連続して配置し、除々に拡幅する方法や、張力のかか
つていないスプリングにトウを乗せ、徐々にスプリング
に張力を与えて拡幅する方法などがある。
このような拡幅方法の1つから、あるいは組合せた方法
から得られる所定の目付・幅を有する不織シート2枚を
補強繊維を中心に上下両面に配して重ね合わせた後、長
繊維不織シートと補強繊維とを一体化するため、バイン
ダー浴に浸漬し、適当なバインダー(樹脂)付着率にな
るよう搾成し7て、通常のローラ乾燥することによって
、長繊維不織布を得ることができる。。
補強繊維として挿入される糸の挿入ピッチについては、
3m未漕では透光性が劣化する九め好ましくな(,50
mより大きい場合は長繊維が拘束されずにフリーとAる
部分が多くなるため、通気性が過大となったり、突起物
に引つかかつ走りし易く、取り扱い性が悪くなるなどの
欠点を有する。
透光性1通気性、取り扱い性の面から10鯖〜20關の
ピッチがより好まシイ。
長繊維不織布の均一性を農業用被覆材の点から言うと、
目付分布(変動率)は50−以下、通気度は30〜50
 cc/cyd/ seaが好ましい。
次に本発明で言う異形度、目付分布、透光率。
補強繊維の平均間隔および通気度の測定法について説明
する。
〔異形度〕
繊維横断面に外接する最小外接円を描き、その直径から
外接円の面積を求め、その面積に対する繊維自身の断面
積の比を異形度といい下式で表わす0 〔目付分布〕 不織布の任意の部分より10cR角(正方形)に10枚
切り取り、その量目をそれぞれ測定して平均値(X)、
最大値(MAX)、最小値(MEN)を求め下式に示す
変動率(T)をもって目付分布とする。
〔透光率〕
JIS K71055.5全光線透過率による。
〔通気度〕
JIS L−10966、27、I A法(フラジール
法)によるが、通気性が大のため、不織布を4枚重ね合
せた値とする。
〔補強繊維の平均間隔〕
不織布の長繊維の長さ方向に不織布長さ1mの間に存在
する補強繊維糸の本数を測定して1mをその本数で割っ
て求める。
実施例 (1)単穢維0.5デニール、異形度0.7の湿式紡糸
ビニロントウ(トータルデニール:90,000デニー
ル)をピンテンターによって拡幅し、目付5f/ぜの長
繊維不織シートを作りそのシートを2θ′6ビニロン紡
績糸を中心に上下両面から重ね合わせ、ポリビニルアル
コール5Sll&の水溶液に浸漬し搾成しfC,後ロー
ラ乾燥し、長稙維方向とほぼ直角方向PCピッチ15m
で@’FJ 繊維の挿入された目付12 f/rrlの
不織布を得た。
(2)単繊維1.3デニール、異形度0.6のポリエス
テルトリ(トータルデニール:130,000デニール
)をわずかにビーティングすることによって。
予備分繊し次いで実施例(1)と同様ピンテンターに供
給し、補強繊維が20鮨で挿入された目付10.5fJ
 / mlの不織布を得た。
比較例 (1)  実施例(1)で作られた目付5’/イの長繊
維不織シートのみを繊維方向を揃えて2枚重ね合わせ。
ポリビニールアルコール5%濃度の水溶液に浸漬【−1
搾e、後ローラ乾燥して不織布を得た。目付は11.3
f/−であった。
り2)単繊維デニール1,8デニール、!6形度0.9
のビニロントウ(トータルデニール:120,000デ
ニール)を使用して実施例(1)のようにピッチ15藺
に補強繊維の挿入された目付11 ?/rlの不織布を
得た。
(8)単繊維デニール4デニール、異形度0.7のポリ
エステルトウ(トータルデニール:130,000デニ
ール)を使用して実施例(1)のように、ピッチ20m
K補強綾維の挿入された目付16.5f/r/の不織布
を得た。
(4)実施例(1)に於ける不織布において、補強糸の
ピッチを60suとして目付12.0f/lTi1の不
織布を得た〇 以上の実施例および比較例で得られ九不織布の性能を次
の表に示す。
以下金白 ま之、これら実施例1,2および比較例1〜4の長繊維
不織布をホウレン基及び小松菜の栽培時の被覆材として
使用したところ、実施例1.2の不織布は栽培植物の成
長が早く、均斉度も良好なうえ、取り扱い性の点で極め
て優れていたのに対して、比較例1のものは取り扱うこ
とが出来ないという点で、また比較例2の不織布は通気
度が大きいため保温性が劣り、生育不良がみられたとい
う点で、さらに比較例3の不織布は、目付変動率が大き
いことから、透光率にバラツキを与え、栽培植物が生育
不良となる部分があったり、外観品位が劣るという点で
、そして比較例4のものは、被覆作業時、農作物等にひ
っかかって破れたりして作業能力低下をきたすなどの点
でそれぞれ問題点を有していた。
特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  異形度が0.8以下で繊度が0.1〜2.0デニール
    である長繊維が実質的に一方向に並べられて形成されて
    いる不織シートが複数枚積層されており、かつ該不織シ
    ート間には、該長繊維を横切る方向に補強繊維が平均3
    〜50mm間隔で存在しており、そして該不織シートと
    該補強繊維は樹脂により、一体化されていることを特徴
    とする長繊維不織布。
JP1010847A 1989-01-18 1989-01-18 長繊維不織布 Pending JPH02191760A (ja)

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JP1010847A JPH02191760A (ja) 1989-01-18 1989-01-18 長繊維不織布

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1174533A1 (en) * 2000-02-28 2002-01-23 Toray Industries, Inc. Multiaxially stitched base material for reinforcing and fiber reinforced plastic, and method for preparing them
US8071492B2 (en) 2001-08-20 2011-12-06 Pbi Performance Products, Inc. Textile fabric for the outer shell of a firefighter's garment

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US8614156B2 (en) 2001-08-20 2013-12-24 Pbi Performance Products, Inc. Textile fabric for the outer shell of a firefighter's garment

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