JPH02191699A - 陽イオングアーゴムを含有する化粧固形組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、パーソナル洗浄用パーソナルクレンジング化
粧固形組成物（ｔｏｉｌｅｔ　ｂａｒ　ｃｏＩｌｐｏｓ
ｉｔｉｏｎ）（該組成物は陽イオングアーゴムを含む）
に関する。

発明の背旦 化粧固形物および関連技術は、米国特許第３゜７６１．
４１８号明細書、第４．２３４，４６４号明細書、第４
，０６１，６０２号明細書、第４゜４７２．２９７号明
細書、第４，４９１，５３９号明細書、第４，５４０．
５０７号明細書、第４゜６７３．５２５号明細書、第４
，７０４．２２４号明細書、Ｊａｐ、Ｊ５７１０５号（
６／３０／８２）公報、コスメチックス・エンド・トイ
レットリーズ（Ｃｏｓ＋ｇｅｔｉｃｓ　＆　Ｔｏｌｌｅ
ｔｒｉｅｓ）　、　　Ｖ　ｏ　ｌ、９９．１９８４年６
月、ｐｐ８３−８７．　アルレッド−パブリッシング・
カンパニー、フリーランド等による［陽イオングアーゴ
ム（ＣａｔｌｏｎｌｅＧｕａｒ　Ｇｕｍ）Ｊに開示され
ている。

石鹸（脂肪酸のアルカリ金属塩）をベースとする化粧固
形物（ｔｏｌｌｅｔ　ｂａｒ）は、人体を清浄化するの
に常用されている。化粧固形物に配合するための各種の
添加剤が、示唆されている。若干のものは、固形物の物
性（硬さ、摩耗速度、耐水性）を高める。他のものは、
化粧固形物の使用中特性（容量、テクスチャーなどの泡
特性）を高め、そして若干のものは固形物が洗浄時と洗
浄後の両方で皮膚上で有する印象（固形物感触）に影響
を及ぼす。

高分子皮膚マイルドさ助剤 成る高分子物質の化粧固形物への添加は、固形物の他の
性質に悪影響を及ぼさずに使用者に有益な皮膚マイルド
さ上の効果を有することができることが発見されている
。一方、若干の高分子物質は、固形物に配合することが
非常に困難であり且つ砂のような使用中皮膚感触を生ず
る。一般に、有用な重合体は、２５℃で少なくとも１重
量％、好ましくは少なくとも５重量％の量、水に可溶性
、または分散性であるべきである。好適な重合体は、高
分子量物質（例えば、光散乱によって測定された質量平
均分子量は一般に約２０，０００〜約５．０００，００
０、好ましくは約５０，０００〜約４．０００．０００
．より好ましくは約５００．０００〜約３，０００，０
００である）であり且つ好ましくは２０℃の水中の重合
体の１％分散液が剪断速度１０−２秒−１で約ｌＰａ５
（１０ポアズ）を超えるような増粘能力をＨする。

有用な重合体は、化粧品分野で６用な陽イオン重合体、
非イオン重合体、両性重合体および陰イオン重合体であ
る。陽イオン樹脂、非イオン樹脂およびそれらの混合物
が、好ましい。陽イオン樹脂が、高度に好ましい。ｆｆ
ｉ合体の量は、約０．０１％〜約５％、好ましくは約０
．１％〜約２％である（特に断らない限り、本明細書に
おけるすべての％は重量％である）。非イオン重合体と
しては、グアーゴムおよびヒドロキシプロピルグアーゴ
ムが挙げられている。

ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムグアーゴム
などの陽イオングアーゴム、例えば、ケンタラキー州ル
ーイビレのハイ−チック・ボリマーズによって商標シャ
グアー（）ａｇｕａｒ）　Ｃ−１，７およびシャグアー
Ｃ−１５で市販されているものを包含する陽イオン重合
体が、好ましい。

課題 従来技術の遅い水和性の陽イオングアーゴムを固形石鹸
で使用する場合の課題は、高価な加工問題を提示し且つ
しばしば砂のような感じの固形物を生ずることである。

従来技術の遅い水和性の陽イオングアーゴムを乾燥石鹸
フレークで使用すること、即ち、機械練り工程で使用す
ることは、変わりやすい許容できない固形物感触を生ず
る。

１９８７年１０月３０日出願の米国特許出願節１１９．
２８４号明細書は、水和陽イオングアーゴムを含む固形
石鹸を開示している。この米国特許出願節１１９．２８
４号明細書は、陽イオングアーゴムを使用して固形石鹸
を調製することと関連づけられるこの重大な砂のような
感じの問題を扱かっている。上記米国特許出願節１１９
，２８４号明細書は、砂のような感じの問題が、陽イオ
ングアーゴムを水和し固形石鹸マトリックスによく配合
することを保証することによって解決されることを教示
している。しかしながら、上記米国特許出願節１１９，
２８４号明細書に明記の陽イオングアーゴムは、乾燥石
鹸フレークに加えるならば、砂のような感じの問題を回
避するのに十分な程迅速には水和しない。

発明の概要 本発明は、迅速水和性陽イオングアーゴムを使用して２
Ｉ製された化粧固形物に関する。別の点では、本発明は
、乾燥迅速水和性陽イオングアーゴムを通常の固形石鹸
製法の混合／機械練り工程で乾燥石鹸フレークに添加す
ることを包含する固形石鹸の製法に関する。

発明の目的 本発明の目的は、陽イオングアーゴム皮膚コンデイショ
ニング剤を固形石鹸処方物に加えるための改良法を提供
することにある。

他の目的は、下記具体的な説明から明らかになるであろ
う。

発明の詳細な説明 本発明は、陽イオングアーゴム（該グアーゴムは通常の
固形石鹸製法の混合／機械練り工程で乾燥粉末または分
散粉末として乾燥石鹸ヌードルに加えられる迅速水和性
陽イオングアーゴムによって与えられる）約Ｏ１２〜約
５重二％を含む固形石鹸組成物からなる。混合／機械練
り工程で石鹸フレークに乾式添加された遅い水和性の陽
イオングアーゴムを使用して調製された化粧固形物と比
較して、本発明の化粧固形物は、迅速水和性陽イオング
アーゴムのため、優れた固形物感触を終始一貫して示す
。迅速水和性陽イオングアーゴムは、グアー２６６％の
量において約１０分で２５℃で９．５％アルカリ塩（ｐ
Ｈ９，４）溶液中で少なくとも約５００ｃ　ｐ　ｓ、好
ましくは約８００ｃｐｓの粘度を有するものとここで定
義される。

迅速水和性陽イオングアーゴムの別の定義は、混合／機
械練り工程で乾燥石鹸フレークに均一に配合できるもの
である。

石鹸成分 本組成物の石鹸成分は、好ましくはアルカリ金属石鹸（
無水基準）約５０〜約９０重量％からなり且つ炭素数約
８〜約２４、好ましくは約１０〜約２０の脂肪酸のアル
カリ金属（例えば、ナト１７ウムまたはカリウム）石鹸
または石鹸の混合物である。石鹸を作る際に使用する脂
肪酸は、天然源、例えば、植物または動物に由来するグ
リセリド（例えば、パーム油、ヤシ油、ババス油、大豆
油、ヒマシ油、鯨油、魚油、タロー、グリースなど）、
およびそれらの混合物から得ることができる。また、脂
肪酸は、合成的に生成できる（例えば、フィッシャー−
トロプシュ法による石油ストックの酸化により）。

アルカリ金属石鹸は、油脂の直接ケン化により、または
別個の製法で生成されたａ離脂肪酸の中和により生成で
きる。ヤシ油およびタローに由来する脂肪酸の混合物の
ナトリウム塩およびカリウム塩、即ち、ナトリウムおよ
びカリウムのタロー石鹸およびココナツツ石鹸が、特に
有用である。

［タローＪなる用語は、典型的にはＣ，２，５％、Ｃｌ
Ｂ２９％、Ｃ，８２３％、パルミトレイン酸２％、オレ
イン酸４１．５％およびリノール酸３％の近似の炭素鎖
長分布をＨする脂肪酸混合物に関連してここでは使用さ
れる（上記の最初の３つの脂肪酸は飽和である）。同様
の分布を有する他の混合物、例えば、各種の動物りａ−
およびラードに由来する脂肪酸も、タローなる用語内に
包含される。また、タローは、硬化して（即ち、水素添
加して）、不飽和脂肪酸部分の一部分またはすべてを飽
和脂肪酸部分に転化することができる。

「ヤシ油」および「ココナツツ脂肪酸」（（：ＮＦＡ）
なる用語をここで使用する時には、それらは、典型的に
は大体０７８％、Ｃ，６７％、Ｃｌ２４８％、Ｃ１４１
７九、０１６９％、０１８２％、オレイン酸７九および
リノール酸２％の近似の炭素鎖長分布を有する脂肪酸混
合物を意味する（上記の最初の６つの脂肪酸は飽和であ
る）。同様の炭素鎖長分布を有する他の源、例えば、パ
ーム核油およびババス核部は、ヤシ油およびココナツツ
脂肪酸なる用語内に包含される。

本発明の組成物においては、石鹸成分は、好ましくはナ
トリウム石鹸またはナトリウム石鹸とカリウム石鹸との
混合物（混合物はカリウム石鹸約２５重量％以下を含Ｈ
する）のいずれかである。

また、このような固形物においては、全石鹸成分は、（
ａ）石鹸成分の約２０〜約８０重量％の炭素数８〜１４
の石鹸含有混合物および（ｂ）石鹸成分の約２０〜約８
０重量％の炭素数約１６〜約２０の石鹸からなることが
好ましい。

このような好ましい鎖長分布特性を有する石鹸は、タロ
ー／ココナツツ重量比９０：１０から５０　：　５０の
タロー脂肪酸とココナツツ脂肪酸との混合物を利用する
ことによって実現できる。タロー／ココナツツ重量比８
０　：　２０のタロー脂肪酸およびココナツツ脂肪酸の
石鹸の混合物が、特に好ましい。また、本発明の好まし
い固形石鹸は、タロー石鹸少なくとも２５％を含む。本
発明の別の好ましい固形物は、５０／８０％Ｔ／ＣＮ脂
肪酸石鹸混合物を含む。

本発明の好ましい固形石鹸は、主要または単一界面活性
剤として石鹸約５０％を含む。それは、必須成分として
、「迅速水和性」陽イオングアーゴム重合体によって与
えられる皮膚コンディショニング量の水和陽イオングア
ーゴムも含有する。

この重合体は、乾燥または湿潤固形物の平滑感に影響を
及ぼさずに固形石鹸マトリックスに均一に分布されてお
り且つ遅い水和性のグアーゴム重合体を有する同等に加
工された固形石鹸と比較して固形物の皮膚感触を改良す
る。達成されるマイルドさは、米国特許第４．６７３，
５２５号明細書に開示のようなマイルドな合成界面活性
剤をベースとする化粧固形物のマイルドさに近似する。

更に、本発明の好ましい固形物は、純粋な固形石鹸の高
度に許容可能な物理的特性および使用中特性を維持する
。

合成洗剤 合成洗剤も、本組成物に存在できる。好ましい種類の合
成洗剤は、陰イオンまたは非イオン型を有する。陰イオ
ン合成洗剤の例は、 式　Ｒ２４０５０３Ｍを有するアルキルサルフェート： 式　Ｒ２４５０３Ｍを有するアルキルスルホネート；式
　Ｒ２４（ＯＣ２Ｈ４）ＸＯ８０３Ｍを有するアルキル
エーテルサルフェート； 式 を有するアルキルモノグリセリドスルホネート、式 を有するアルキルベンゼンスルホネートなどの白゛機硫
酸反応生成物の塩である。

上記式中、Ｒ２４は炭素数約８〜約２４の直鎖または分
枝鎖アルキルであり−Ｍはアルカリ金属またはアンモニ
ウムイオンであり；Ｘは１〜約１０の数であり；ｙは１
〜４の数であり；Ｘは塩素、ヒドロキシル、および−５
０３Ｍからなる群から選ばれ、各分子中の少なくとも１
個のＸは一８０３Ｍである。非イオン合成洗剤の例は、
エトキシ化脂肪アルコール（例えば、ココナツツ脂肪ア
ルコール１モルとエチレンオキシド約３〜約３０モルと
の反応生成物）および脂肪酸アミド、例えば、ココナツ
ツ脂肪酸モノエタノールアミドおよびステアリン酸ジェ
タノールアミドである。

若干の場合には合成洗剤を本発明の組成物に配合するこ
とが望ましいことがあるが、本組成物は、合成洗剤を含
まないことがある。米国特許節４゜６７３．５２５号明
細書に開示のマイルドな合成界面活性剤が、好ましい。

不溶性アルカリ土類金属石鹸 ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウムな
どの不溶性アルカリ土類金属石鹸も、本発明の組成物に
約３０％までの量で配合できる。

これらの物質は、化粧固形物が通常有する比較的高い溶
解度を減少する傾向があるので、合成洗剤が存在してい
る化粧固形物で特に有用である。これらのアルカリ土類
金属石鹸は、本明細書で使用する「石鹸」なる用語には
包含されない。ここで使用する「石鹸」なる用語は、ア
ルカリ金属石鹸を意味する。

迅速水和性陽イオングアーゴム 粉末状または分散迅速水和性陽イオングアーゴム重合体
は、乾燥石鹸フレークと混合することにより、即ち、混
合／機械練り工程で混合することにより水和し、均一に
分散し、固形石鹸処方物に配合する。

本発明の固形石鹸は、迅速水和性陽イオングアーゴム重
合体約０．２％〜５％、好ましくは０．５％〜２％を含
む。好ましい陽イオングアーゴムの分子量は、約５０，
０００〜約 １．０００，０００、好ましくは約１０，０００〜約５
００．０００、より好ましくは約２５０．０００〜約４
００，０００である。他の陽イオン高分子皮膚コンディ
ショナーも、使用できる。

本発明の化粧固形物の必須成分は、迅速水和性陽イオン
グアーゴムである。「迅速水和性陽イオングアーゴム」
なる用語は、２５℃で９．５％アルカリ（ｐ　Ｈ９，４
）塩（ＮａＣ１）水中で約１０分で少なくとも約５００
ｃｐｓ、好ましくは少なくとも約８００ｃｐｓ、好まし
くは３０分で少なくとも１０００ｃｐｓの粘度を存する
２、６％重合体とここでは定義される。好ましいグアー
ゴムは、 ５分で５〜５００ｃｐｓ； ３０分で１，０００〜５，０００ｃｐｓ　；６０分で３
，０００〜９，０ＯＯｃｐｓ　；および１２０分で５，
０００〜１４，０００ｃｐｓの粘度プロフィールを有す
る。

グアーゴムは、シアモブシス争テトラゴノロブス（Ｃｙ
ａｍｏｐｓｉｓ　ｔｅｔｒａｇｏｎｏｌｏｂｕｓ）の粉
砕胚乳に由来する天然物である。好ましくは、本発明で
使用するグアーゴムは、１５０メツシュ上Ｏ％〜１０％
、好ましくは約３％〜最大約５％、２５０メツシユを通
過するもの少なくとも５０％、好ましくは少なくとも６
５％の粒径を有する自由流動性粉末である。

迅速水和性陽イオングアーゴムは、本発明の石鹸組成物
（後述）に約０．２％〜約５％、好ましくは約０，５％
〜約４％の量で配合する。このグアーゴムは、驚異的な
ことに、通常の石鹸製法の混合／機械練り工程で組成物
に導入する時に水和する。好ましくは、組成物は、グア
ーゴム約０．５％〜約３％、より好ましくは約１％〜約
２％を含む。

表１ ３７５ＦＡ　　ＲＭＳ ７６ＦＡ ３７６（遅い） ＣＩ５ＡＷＲＭＳ Ｃ１５Ａ、Ｗ（迅速） Ｃ１５ＡＷ（遅い） １００〜７００ １５〜２０ ２１０〜９２０ ２１５０〜５３００ ７５〜１７０ １０００〜２３００ ４４００〜９４Ｂ０ ２１５〜４２０ １８００〜３６００ ５６００〜１２．０００ ５８０〜１３００ ２６００〜４４００ ★水和速度は２５℃で９．５％ＮａＣｌアルカリ性（ｐ
Ｈ９，４）水溶液中の２．６％グアーゴム重合体の粘度
によって定義される。

好ましい迅速水和外場イオングアーゴムは、ケンタラキ
ー州ルイスビルのハイ−チック・ボリマーズ・インコー
ホレーテッド製シャグアーＣ３７６ＦＡである。シャグ
アーＣ３７６ＦＡは、オハイオ州シンシナチのザ・ブロ
クター・エンド・ギャンブル・カンパニーのために特定
的に作られ且つ２５℃で２．６％陽イオングアーゴム重
合体、／アルカリ性／塩、水溶液中で３０分で少なくと
も約２０００ｃｐｓの粘度を何する。

水分 しかしながら、主要界面活性剤として実質量の合成界面
活性剤を含む若干の化粧固形物は、水３．５％〜４．５
％程度を金白°できる。化粧固形物は、一般に、水約８
％〜約２０％を含Ｈする。

任意成分 本発明の化粧固形組成物は、任意成分、例えば、化粧固
形物に通常見出されるものを含有できる。

通常の抗細菌剤は、本組成物に約０．５〜約４％の量で
配合できる。本発明で使用するのに好適である典型的な
抗細菌剤は、３．４−ジおよび３４’、５−トリブロモ
サリチル−アニリド：４゜４′−ジクロロ−３−（トリ
ーフルオロメチル）カルボアニリド、３，４．４’　−
）ジクロロカルボアニリドおよびこれらの物質の混合物
である。

通常の非イオンエモリエントは、本発明の組成物に約４
０％までの量、好ましくは約１％〜約２５％の量で追加
の皮膚コンデイショニング剤として配合できる。このよ
うな物質としては、例えば、鉱油、融点約１００丁（３
７，８℃）を有するパラフィンロウ、脂肪ソルビタンエ
ステル（米国特許第３．　９８８．２５５号明細古謬照
）、ラノリンおよびラノリン誘導体、ミリスチン酸イソ
プロピルなどのエステルおよびヤシ油、水素添加タロー
などのトリグリセリドが挙げられる。

ココナツツ脂肪酸などの遊離脂肪酸は、本組成物によっ
て生ずる泡の容量および品質（クリーム性）を改良する
ために本組成物に添加できる。

また、通常の香料、染料および顔料は、本発明の組成物
に約５％までの量で配合できる。香料は好ましくは約０
．５％〜３％の量で使用され、染料および顔料は好まし
くは約０．００１％〜約０．５％の量で使用される。

固形物調製 本発明の化粧固形物は、常法で調製できる。粉末状迅速
水和性陽イオングアーゴムは、アマルガメーター中で水
分的１０％〜約２２％を含有するベース石鹸混合物のヌ
ードルに加える。香料、染料などの任意成分も、アマル
ガメーターに加える。

混合物は、アマルガメーター中で加工し、通常の条件下
で常法で機械練りする。次いで、混合物は、押出・して
（圧出して）、化粧固形物に切断スタンプするためのロ
ッゾ（！ｏｇ）とする。

本発明の固形物の製法においては、グアーゴム陽イオン
重合体は、固形石鹸製法の石鹸混合工程で石鹸ヌードル
混合物中の水分で水和する。重合体の水和は、迅速であ
る。迅速水和性用合体は、石鹸混合物に迅速に入り、重
合体は非水和重合体大塊の有意な数なしに均一に分布さ
れる。重合体の均一な分布は、高度に許容可能な固形石
鹸感触使用中特性を維持する。

本発明の固形石鹸は、好まし、くは、合成界面活性剤２
０％までを含ｆｒする。合成界面活性剤を配合するなら
ば、マイルドなものが好ましい。マイルドな合成界面活
性剤は、角質層のバリヤー機能をほとんど損傷しないも
のとここでは定義される。

マイルドな界面活性剤は、好まし、くは、０−２０％、
好ましくは約２〜１５％の量で使用される。

脂肪酸石鹸とマイルドな界面活性剤との混合物は、好ま
しくは、石鹸対合成界面活性剤の比率２．５：１から３
７：１、好ましくは２．５＝１から１４：１、最も好ま
しくは６．５＝１から１４二１を有する。

また、本発明の好ましい固形石鹸は、モイスチャライザ
ー、好ましくはグリセリンおよび遊Ｍ脂肪酸またはそれ
らの混合物から選ばれるもの約２％〜約１７％を含有す
る。本発明のより好ましい固形物は、モイスチャライザ
ー少なくとも４％を含有する。

本発明で６用な若干の好ましいマイルドな合成界面活性
剤としては、アルキルグリセリルエーテルスルホネート
（ＡＧＳ）、陰イオンアシルサルコシネート、メチルア
シルタウレート、Ｎ−アシルグルタメ〜＋−、アルキル
グルコシド、アシルイセチオネート、アルキルスルホス
クシネート、アルキルリン酸エステル、エトキシ化アル
キルリン酸エステル、アルキルエーテルザルフェート、
メチルグルコースエステル、タンパク質縮合物、アルキ
ルエーテルサルフェートとアルキルアミンオキシドとの
混合物、ベタイン、スルタイン、およびそれらの混合物
が挙げられる。１〜１２個のエトキシ基を有するアルキ
ルエーテルサルフｘ、　　ト、特にラウリルエーテル硫
酸アンモニウムおよびラウリルエーテル硫酸ナトリウム
は、界面活性剤に包含される。これらの界面活性剤用ア
ルキル鎖長は、Ｃ８〜Ｃ２２、好ましくはＣ１，（１”
１ｇである。

最も好ましいマイルドな界面活性剤は、ＣＮＡＧＳナト
リウムである。

他の陽イオン重合体 本発明で有用な他の陽イオン高分子皮膚コンデイショニ
ング剤は、分子ｆｆ１ｌ、０００〜３．０００，０００
を有し、 （１）他の陽イオン多糖類： （ＩＩ）糖類と合成陽イオン単量体との陽イオン共重合
１本、および （ＩｌｌｌＦ）　　（Ａ）陽イオンポリアルキレンイミ
ン（Ｂ）陽イオンエトキシポリアルキレンイミンおよび （Ｃ）陽イオンポリ　（Ｎ−Ｃ３−（ジメチルアンモニ
オ）プロピル）−Ｎ’　−［３−（ユ、チレンオキシエ
チレンジメチルアンモニオ）プロピル〕尿素ジクロリド
〕 からなる群から選ばれる合成重合体 からなる群から選ばれる。

陽イオン多糖の種類のメンバーの特定例としては、ユニ
オン・カーバイド・コーポレーション製陽イオンヒドロ
キシエチルセルロース ＪＲ−４００；スタレー・インコーホレーテッド製陽イ
オンデンブンスタロック（Ｓｔａ！ｏｋｏ）１００．２
００．３００および４００が挙げられる。

本発明で有用な糖類と合成部イオンｌｔｔｍ体との陽イ
オン共重合体としては、下記糖類を含有するものが挙げ
られるニゲルコース、ガラクトース、マンノース、アラ
ビノース、キシロース、フコース、フルクトース、グル
コサミン、ガラクトサミン、グルクロン酸、ガラクツロ
ン酸、および５または６員環ポリアルコール。また、上
記糖類のヒドロキシメチル誘導体、ヒドロキシエチル誘
導体およびヒドロキシプロピル誘導体が包含される。

糖類を共重合体で互いに結合する時には、糖類は、数種
の配置のいずれか、例えば、１，４−α；１゜４−β；
１，３−α；１，３−βおよび１，６−結合を介して結
合してもよい。これらの共重合体に使用する合成陽イオ
ン単量体としては、塩化ジメチルジアリルアンモニウム
、ジメチルアミノエチルメタクリレート、アクリルアミ
ド、塩化ジエチルジアリルアンモニウム１．Ｎ、Ｎ−ジ
アリル−Ｎ−ジアルキルアンモニウムハライドなどが挙
げられる。

糖類と合成陽イオン単量体との共重合体の種類のメンバ
ーの例としては、ナショナル・スターチ・コーポレーシ
ョンから商品名セルフオート（Ｃｅｌｑｕａｔ）で人手
できるセルロース誘導体（例えば、ヒドロキシエチルセ
ルロース）とＮ、　Ｎ−ジアリル−Ｎ−ジアルキルアン
モニウムクロリドとからなるものが挙げられる。

本発明で有用な陽イオン合成重合体は、陽イオンポリア
ルキレンイミン、エトキシアルキレンイミン、およびポ
リ　［Ｎ−（３−（ジメチルアンモニオ）プロピル〕〜
Ｎ’　−［３−（エチレンオキシエチレンジメチルアン
モニオ）プロピル〕尿素ジクロリド〕　〔後者はミラノ
ール・ケミカル・カンパニー・インコーホレーテッドか
らミラノール（Ｍｌｒａｎｏｌ）Ａ　　−１５、ＣＡＳ
　　　　Ｒｅｇ、　　　Ｎα６８５５５−３６−２の商
標で人手できる〕である。

陽イオングアーゴムシャグアーＣ−１４−３およびＣ−
１５は、ゆっくりと水和するように供給者によって設定
されていることに注意すべきである。この遅い水和特徴
は、早期水和および爾後の粘度増大がこのような処方プ
ロセスに有害であるシャンプーおよびコンディショナー
でのこれらのグアー物質の典型的用途には必要であると
推測される。

目視触感評価 陽イオングアーゴム重合体の水和は、重合体を加え少な
くとも１０分間混合した後に石鹸混合物の検査によって
石鹸製造プロセス時に判定できる。

重合体の塊は、この検査時に目に見えないことが好まし
い。更に、得られた試験石鹸混合物の感触は、水中での
評価時に砂のようであるか粒状であってはならない。０
〜ｌＯのスケールで、固形物は７以上であるべきである
。

下記例を例示としてのみ提示する。

例■ 一般に、通常の化粧固形石鹸製造に共通の方法を使用す
る。

連続クラッチング工程 水分２９．４％、５０１５０タロ一／′ココナツツ石鹸
（Ｔ／ＣＮ）５４．５％、ＣＮアルキルグリセロールス
ルホネート（ＡＧＳ）７．３％、グリセリン３．３％、
ＮａＣ１０，７％、および雑成分的１．５％を含有する
混合物的１２０．　１部をラインで混合する。混合物温
度は、約１５０〜２００丁（６５〜９４℃）である。

真空乾燥および圧出工程 混Δ物を絶対圧内約５０ｗｍＨｇで真空乾燥して、水分
を約１１％に減少する。得られた乾燥石鹸を圧出して、
ヌードルとする。

圧出されたヌードルを連続ミキサー（ＣＭ）に搬送し、
このミキサーにシャグアーＣ−３７６ＦＡおよびメルク
オート（ＭｅｒｑｕａＬ）　５５０重合体の各々約１，
０部を導入し、石鹸ヌードルと混合し、圧出する。この
添加混合工程時の均一な分布および液体流動物、特にグ
リセリンの不在は、許容可能な固形物感触性能に重要で
ある。重合体／石鹸ヌードル（一般的なヌードル）を機
械練りのために搬送する。

一般的機械練り工程 ２個の４０一ル石鹸ミル（供給ロール、固定ロール、中
間ロール、上部ロール）をこの工程で使用する。これは
、均質な混合物を得るためのスプリット機械練り（２組
のミルを並列で使Ｊ１１）プロセスである。効率が良い
機械練りは、この緊密な混合工程で必要である。

乾燥混合工程 一般的なヌードルを第二プロセスシステム連続ミキサー
（ＣＭ）に搬送してトリクロロカルボアニリド（ＴＣＣ
）１．５部およびＴ　１０２０．２４〜０．５５部を加
え、混合する。この混合物を圧出し、第三プロセス０Ｍ
に搬送する。

湿式混合工程 香料１．２部、ＮａＣｌ／ジエチレントリアミンアセテ
ート（Ｄ”ｌ”ＰＡ）溶液１．１部、および着色剤溶液
０．０〜０．５０部をこの湿式混合（ＣＭ）工程で加え
、混合する。次いで、この仕上石鹸処方物を圧出して石
鹸ヌードルとし、輸送圧出機を介して最終機械練り工程
に搬送する。

４０−ルミルを使用して、混合物を機械練りし、圧出し
、次いで、スタンプして好都合な大きさおよび形状の化
粧固形物とする。得られた固形物は、高められた物性、
特に良好な固形物感触性および前記皮膚マイルドさを実
証する。

例■〜■ 表２に表示のような陽イオングアーゴムを使用する以外
は、例Ｉの方法を使用して化粧固形物を調製する。粘度
プロフィールは、表１に表示されている。

迅速水和外場イオングアーゴムを含有する本発明の固形
物は、遅い水和性のグアーゴムよりもはるかに良好な固
形物感触を有することに留意。

通常の固形石鹸製法の混合／機械練り工程で乾燥石鹸ヌ
ードルまたはフレークに乾式添加された遅い水和性の陽
イオングアーゴムを使用して調製された化粧固形物と比
較して、本発明の化粧固形物は、迅速水和外場イオング
アーゴムのため、終始一貫して優れた固形物感触を示す
。

表２ シャグアー ３７８ＰＡ　ＲＭＳ（迅速） ３７８ＦＡ（迅速） ３７Ｂ（遅い） ＣＩＳＡＶ　ＲＭＳ（遅い） ＣＩＳＡＶ（迅速） Ｃ１Ｓ＾ｗ（遅い） 固形物感触 優秀 優秀 非常に不良 不良 良好 不良

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、無水アルカリ金属石鹸５０〜９０重量％および水和
   グアーゴム０．２〜５重量％を含む化粧固形物であって
   、上記グアーは迅速水和性陽イオングアーゴムであり、
   上記陽イオングアーゴムは２５℃で９．５％ＮａＣｌ水
   溶液（ｐＨ９．４）中で２．６％の量で約１０分で少な
   くとも約５００ｃｐｓの粘度を有することを特徴とする
   化粧固形物。 ２、陽イオングアーゴム０．５％〜４％を含み、上記粘
   度が約１０分で少なくとも約８００ｃｐｓである、請求
   項１に記載の化粧固形物。 ３、上記陽イオングアーゴムが、固形物の１〜３重量％
   で存在する、請求項１または２に記載の化粧固形物。 ４、上記陽イオングアーゴムが１〜２重量％で存在し、
   上記粘度が約３０分で少なくとも約１，０００ｃｐｓで
   ある、請求項１ないし３のいずれか１項に記載の化粧固
   形物。 ５、上記アルカリ金属石鹸がアルカリ金属タロー石鹸と
   アルカリ金属ココナッツ石鹸との混合物からなり、上記
   混合物がアルカリ金属ココナッツ石鹸１重量部当たり１
   〜９重量部のアルカリ金属タロー石鹸からなる、請求項
   １ないし４のいずれか１項に記載の化粧固形物。 ６、上記陽イオングアーゴムが、 ５分で５〜５００ｃｐｓ； ３０分で１，０００〜５，０００ｃｐｓ； ６０分で３，０００〜９，０００ｃｐｓ；および１２０
   分で５，０００〜１４，０００ｃｐｓの粘度プロフィー
   ルを有する、請求項１ないし５のいずれか１項に記載の
   化粧固形物。 ７、上記組成物がアルキルグリセリルエーテルスルホネ
   ート、陰イオンアシルサルコシネート、メチルアシルタ
   ウレート、Ｎ−アシルグルタメート、アルキルグルコシ
   ド、アシルイセチオネート、アルキルスルホスクシネー
   ト、アルキルリン酸エステル、エトキシ化アルキルリン
   酸エステル、メチルグルコースエステル、タンパク質縮
   合物、エトキシ化アルキルサルフェートとアルキルアミ
   ンオキシドとの混合物、ベタイン、スルタイン、１〜１
   ２個のエトキシ基を有するアルキルエーテルサルフェー
   ト、およびそれらの混合物から選ばれる合成界面活性剤
   （該合成界面活性剤はＣ＿８〜Ｃ＿２＿２アルキル鎖を
   含有する）２％〜２０％を含有する、請求項１ないし６
   のいずれか１項に記載の化粧固形物。 ８、上記組成物がＣ＿１＿０〜Ｃ＿１＿８アルキルグリ
   セリルエーテルスルホネート２０％までを含有する、請
   求項１ないし７のいずれか１項に記載の化粧固形物。 ９、（ａ）迅速水和性グアーゴムとアルカリ金属石鹸混
   合物ヌードルとの混合物を調製し（上記グアーゴムは上
   記混合物中に上記混合物の０．２〜５重量％の量で存在
   し；上記混合物は水分約６％〜約１５％を含有する）； （ｂ）（ａ）の均一混合物を調製することによって上記
   迅速水和性グアーゴムを水和し； （ｃ）上記均一混合物を押出し； （ｄ）上記押出混合物をスタンプして化粧固形物とする 〔上記迅速水和性陽イオングアーゴムは２５℃で９．５
   ％ＮａＣｌ塩水溶液（ｐＨ９．４）中で２．６％の量で
   約１０分で少なくとも約５００ｃｐｓの粘度を有する〕
   ことを特徴とする化粧固形物の製法。