JPH0219092B2 - - Google Patents

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JPH0219092B2
JPH0219092B2 JP57073731A JP7373182A JPH0219092B2 JP H0219092 B2 JPH0219092 B2 JP H0219092B2 JP 57073731 A JP57073731 A JP 57073731A JP 7373182 A JP7373182 A JP 7373182A JP H0219092 B2 JPH0219092 B2 JP H0219092B2
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JP
Japan
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cyclodextrin
polypeptide
nasal
acid
administration
Prior art date
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JP57073731A
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Japanese (ja)
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JPS58189118A (en
Inventor
Shinichiro Hirai
Hiroaki Okada
Koji Yashiki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
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Priority to EP83302118A priority patent/EP0094157B1/en
Priority to DE8383302118T priority patent/DE3372705D1/en
Priority to US06/487,836 priority patent/US4659696A/en
Priority to CA000427018A priority patent/CA1218606A/en
Publication of JPS58189118A publication Critical patent/JPS58189118A/en
Publication of JPH0219092B2 publication Critical patent/JPH0219092B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は、生理活性を有するポリペプチドとシ
クロデキストリンとを含有する経鼻投与用ポリペ
プチド製剤に関する。 従来、親水性が強く油水分配率の小さい医薬化
合物は消化管から吸収されないか、極めて吸収さ
れ難いことが知られている。生理活性を有するポ
リペプチドは一般に親水性が強く油水分配率が小
さいばかりでなく、消化管内あるいは消化管壁の
酵素により加水分解をうけるため、消化管からの
吸収はきわめて困難である。したがつて充分な薬
効を期待するためには、これら生理活性を有する
ポリペプチドの投与は注射剤投与に限られてい
た。しかし注射による投与は専門家に限られる上
に、被投与者に疼痛を伴うので、殊に連続投与時
においては、より簡便で適用し易い製剤が望まれ
る。 一方、シクロデキストリンは環状のオリゴ糖で
あり分子中に疎水性の空洞をもつ単分子的ホスト
分子として脂溶性薬物と包接化合物を生成し、薬
物の溶解度の上昇、安定化、生物学的利用率(バ
イオアベイラビリテイー)の向上、苦味の軽減等
の効果を示すことが良く知られているきわめて安
全性の高い化合物である〔薬学雑誌第101巻第857
頁(1981年)〕。しかしシクロデキストリンは生理
活性を有するポリペプチドのような水溶性薬物と
は包装化合物をつくることはなく、今日までこれ
ら医薬品の粘膜吸収促進剤として検討されたこと
はまつたくなかつた。 本発明者らは、かかる消化管吸収性に乏しい生
理活性を有するポリペプチドの薬理効果を有効に
発揮させるべく、バイオアベイラビリテイを改善
する製剤について鋭意研究した結果、該ポリペプ
チドに、それらと相互作用がほとんどないシクロ
デキストリンを併用することにより、経鼻投与に
おいて該ポリペプチドの吸収が著しく増大するこ
とを見出し、これに基づいてさらに研究した結果
本発明を完成した。 本発明は、生理活性を有するポリペプチドとシ
クロデキストリンとを含有する経鼻投与製剤であ
る。 本発明で用いられる生理活性を有するポリペプ
チドとしては、2以上のペプチドを構成するもの
が挙げられる。該ポリペプチドは、親水性が強く
油水分配率の小さいものが挙げられる。さらに詳
しくはオクタノール−水間の油水分配率が約0.1
以下のものが挙げられる。該ポリペプチドとして
は、分子量約200〜60000のものが好ましい。 該生理活性を有するポリペプチドの具体例とし
てはたとえば、L−ピログルタミル−L−ヒスチ
ジル−L−プロリンアミド(サイロトロピン・リ
リージング・ホルモン;以下、「TRH」と略称す
る。)またはこれらの塩、特に酒石酸塩(特開昭
50−121273号公報参照)や、式() 〔式中、Aは水素、アルキル、アラルキル、ア
ルコキシアルキル、ハイドロキシアルキルまたは
アルコキシを示す。Rは
The present invention relates to a polypeptide preparation for nasal administration containing a physiologically active polypeptide and a cyclodextrin. It has been known that pharmaceutical compounds that are highly hydrophilic and have a low oil-water partitioning ratio are not absorbed or are extremely difficult to absorb from the digestive tract. Physiologically active polypeptides are generally highly hydrophilic and have a low oil-water partitioning ratio, and are also subject to hydrolysis by enzymes within or on the walls of the gastrointestinal tract, making absorption from the gastrointestinal tract extremely difficult. Therefore, in order to expect sufficient medicinal efficacy, administration of these physiologically active polypeptides has been limited to injections. However, administration by injection is limited to specialists and is painful to the recipient, so a formulation that is simpler and easier to apply is desired, especially during continuous administration. On the other hand, cyclodextrin is a cyclic oligosaccharide and as a monomolecular host molecule with a hydrophobic cavity in the molecule, it forms inclusion compounds with fat-soluble drugs, increasing the solubility of drugs, stabilizing them, and promoting biological utilization. It is an extremely safe compound that is well known to exhibit effects such as improving bioavailability and reducing bitterness [Pharmaceutical Journal Vol. 101, No. 857
Page (1981)]. However, cyclodextrins do not form packaging compounds with water-soluble drugs such as physiologically active polypeptides, and to date, they have not been studied as mucosal absorption enhancers for these drugs. In order to effectively exert the pharmacological effects of physiologically active polypeptides that are poorly absorbed in the gastrointestinal tract, the present inventors have conducted intensive research on formulations that improve bioavailability. It has been found that the absorption of the polypeptide is significantly increased when administered nasally by the concomitant use of cyclodextrin, which has almost no interaction.Based on this, further research has led to the completion of the present invention. The present invention is a nasal preparation containing a physiologically active polypeptide and a cyclodextrin. Examples of the physiologically active polypeptide used in the present invention include those that constitute two or more peptides. Examples of the polypeptide include those having strong hydrophilicity and a low oil-water partitioning ratio. More specifically, the oil-water partition ratio between octanol and water is approximately 0.1.
These include: The polypeptide preferably has a molecular weight of about 200 to 60,000. Specific examples of the physiologically active polypeptide include L-pyroglutamyl-L-histidyl-L-prolinamide (thyrotropin releasing hormone; hereinafter abbreviated as "TRH") or salts thereof. , especially tartrate (JP-A-Sho
50-121273) or the formula () [In the formula, A represents hydrogen, alkyl, aralkyl, alkoxyalkyl, hydroxyalkyl or alkoxy. R is

【式】【formula】

【式】または[expression] or

【式】を示し、Xは−CH2−、− CH2CH2−または−S−を示す。Rおよびその他
の構成アミノ酸残基の各々は、L体、D体または
ラセミ体のいずれであつてもよい。〕またはその
塩(特開昭52−116465号公報参照)で表わされる
ポリペプチドが挙げられる。なお、本明細書にお
いては、上記式()で表わされる化合物中、下
で表わされ化合物を「DN−1417」と称する。 さらに、該ポリペプチドとしては、黄体形成ホ
ルモン放出ホルモン(以下、「LH−RH」と略称
する。)、またはこれと同様の作用を有する同族体
であつて、式() (Pyr)Glu−R1−Trp−Ser−R2−R3−R4
Arg−Pro−R5 () 〔R1はHis,Tyr,Trpまたはp−NH2−Phe,
R2はTyrまたはPhe,R3はGlyまたはD型のアミ
ノ酸残基、R4はLeu,IleまたはNle,R5はGly−
NH−R6(R6はHまたは水酸基を有しまたは有し
ない低級アルキル基)またはNH−R6(R6は前記
と同意義)を示す。〕で表わされるポリペプチド
またはその塩が挙げられる〔米国特許第3853837、
同第4008209、同第3972859、英国特許第1423083、
プロシーデイングズ・オブ・ザ・ナシヨナル・ア
カデミー・オブサイエンス(Proceedings of the
Natio−nal Academy of Sciences of the
United States of America)第78巻第650〜6512
頁(1981年)参照〕。 上記式()において、R3で示されるD型の
アミノ酸残基としては、たとえば炭素数が9まで
のα−D−アミノ酸(例、D−Leu,Ile,Nle,
Val,Nval,Abu,Phe,Phg,Ser,Thr,
Met,Ala,Trp,α−Aibuなどがあげられ、そ
れらは適宜保護基(例、t−ブチル、t−ブトキ
シ、t−ブトキシカルボニルなど)を有していて
もよい。勿論ペプチド()の酸塩、金属錯体化
合物もペプチド()と同様に使用しうる。 式()で表わされるポリペプチドにおけるア
ミノ酸、ペプチド、保護基等に関し、略号で表示
する場合、IUPAC−IUB Commission on
BiologiCal Nomenclatureによる略号あるいは
当該分野における慣用略号に基づくものとし、ま
た、アミノ酸に関し光学異性体がありうる場合
は、特に明示しなければL体を示すものとする。 なお、本明細書においては、上記()式にお
いてR1=His,R2=Tyr,R3=D−Leu,R4
Leu,R5=NHCH2−CH3であるポリペプチドを
「TAP−144」と称する。 また、さらに該ポリペプチドとしては、たとえ
ばインスリン、ソマトスタチン、成長ホルモン、
プロラクチン、副腎皮質刺激ホルモン
(ACTH)、メラノサイト刺激ホルモン(MSH)、
甲状腺刺激ホルモン(TSH)、黄体形成ホルモン
(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、バソプレシ
ン、バソプレシン誘導体{デスモプレシン〔日本
内分泌学会雑誌、第54巻第5号第676〜691頁
(1978)〕参照}、オキシトシン、カルシトニン、
副甲状腺ホルモン、グルカゴン、ガストリン、セ
クレチン、パンクレオザイミン、コレシストキニ
ン、アンジオテンシン、ヒト胎盤ラクトーゲン、
ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)、エンケフア
リン、エンケフアリン誘導体〔米国特許第
4277394号、ヨーロツパ特許出願公開第31567号公
報参照〕、エンドルフイン、インターフエロン
(α型、β型、γ型)、ウロキナーゼ、カリクレイ
ン、サイモポイエチン、サイモシン、モチリン、
デイノルフイン、ボムベシン、ニユウロテンシ
ン、セルレイン、プラデイキニン、サプスタンス
P、キヨウトルフイン、神経成長因子などが挙げ
られる。 本発明で用いられるシクロデキストリンとして
は、デンプンを酸またはアミラーゼで加水分解し
て得られる種々のシクロデキストリンの外シクロ
デキストリン誘導体などが挙げられる。 該シクロデキストリンとしては、たとえばα
(重合度6)、β(重合度7)、γ(重合度8)のも
のが挙げられる〔フアルマシアVo1.16、No.1
(1980)、薬学雑誌Vol.101(10)、857−873(1981)

特公昭53−31223号公報参照〕。 該シクロデキストリン誘導体としては、たとえ
ばトリ−O−メチルシクロデキストリン〔ケミカ
ル・フア−マシウテイカル・ブレテイン(Che−
mical&Pharmaceutical Bulletin)第28巻1552
−1558頁(1980参照〕、トリアミノシクロデキス
トリン〔アンゲバンテ・ヘミー・インターナシヨ
ナル・エデイシヨン・イン・イングリツシユ
(Angewandte Chemie:International Edition
in English)、第19巻、第344−362頁(1980年)
参照。〕などが挙げられる。 本発明で用いられるシクロデキストリンとして
は、α−シクロデキストリンが特に好ましい。 本発明の経鼻投与製剤は自体公知の方法に従つ
て製造し得る。たとえば少量のPH調整剤、防腐剤
あるいは増粘剤(例えば天然ガム類、セルロース
誘導体、アクリル酸重合体、ビニール重合体な
ど)あるいは賦形剤が添加される。 本発明の経鼻投与用ポリペプチド含有製剤は固
状、液状あるいは半固状のものに成形される。固
状の場合は、上記の各成分を混合し単なる粉状の
組成物としてもよいが、凍結乾燥品としてもよ
く、粒子径約20〜250ミクロンにあるものが良い。
液状の場合は、水溶液、水性懸濁剤あるいは油性
懸濁剤のものが良い。半固状の場合は、水性また
は油性のゲル剤あるいは軟こう剤のものが良い。 製剤中の各成分の割合は、固状の場合には、製
剤中のポリペプチドは約0.005〜50W/V%、さ
らに好ましくは約0.01〜30W/V%であり、シク
ロデキストリンは約2〜99.995W/V%、さらに
好ましくは約5〜99.99W/V%である。液状あ
るいは半固状の場合には、製剤中のポリペプチド
の量は、約0.01〜50W/V%、さらに好ましくは
約0.05〜40W/V%であり、シクロデキストリン
の量は、約0.5〜50W/V%、さらに好ましくは
約1〜30W/V%である。 固状製剤は自体公知の方法により製造し得る。
たとえば、ミキサーにシクロデキストリンおよび
さらに必要な場合には、賦形剤を加え混合したも
のに、該ポリペプチドを少量の水に溶解したもの
を徐々に加え練合をおこなう。その後これを適当
な温度、真空下で乾燥し、乾燥物を粉砕し固状製
剤を得る。あるいは該ポリペプチドおよびシクロ
デキストリンさらに必要な場合には賦形剤の混合
末に水を加え完全に溶解したのち、凍結乾燥ある
いはスプレードライにより脱水乾燥し、乾燥物を
適当に粉砕し固状製剤を得る。 該賦形剤としてはたとえば、グルコース、マニ
トール、イノシトロール、蒸糖、乳糖、フラクト
ース、でんぷん、コーンスターチ、微結晶セルロ
ース、ハイドロオキシプロピルセルロース、ハイ
ドロオキシプロピルメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドンなどが挙げられる。 液状製剤の製造法としては自体公知の手段に従
つて製造することができる。たとえば経鼻投与用
水性液剤は、該ポリペプチドおよびシクロデキス
トリンを水、緩衝液、含水溶液に溶解、懸濁ある
いは乳化することによつて製造できる。また、経
鼻投与用油性懸濁剤は該ポリペプチドとシクロデ
キストリンとを油性基剤に懸濁あるいは乳化する
ことによつて製造できる。該緩衝液としてはたと
えばゼーレンゼン(Sorensen)緩衝液〔Ergeb.
Physiol.12,393(1912)〕、クラークルブス
(Clark−Lubs)緩衝液〔J.Bact.,(1),109,
191(1917)〕マクルベイン(Macll−vaine)緩衝
液〔J.Biol,Chem.49,183(1921)〕、ミカエリス
(Michaelis)緩衝液〔Die
Wasserstoffionenkomzentration,p.186
(1914)〕、コルソフ(Kolthoff)緩衝液〔Bio−
chem.Z,179,410(1926)〕などが挙げられる。
油性基剤としては、例えばゴマ油、オリーブ油、
トウモロコシ油、大豆油、綿実油、落花生油、ラ
ノリン、ワセリン、パラフイン、アイソパー、シ
リコン油、さらに炭素数6ないし30の脂肪酸ある
いはそれらのグリセリンまたはアルコールのエス
テルなどがあげられ、これらを単独で使用しても
2種以上を混合して用いても良い。 半固状製剤の製造法としては自体公知の手段に
従つて、水性または油性のゲルル剤あるいは軟こ
う剤を製造することができる。たとえば経鼻投与
用水性ゲル剤はシクロデキストリンの水溶液また
は水性懸濁液を調製し、これに必要あればPH調製
剤、防腐剤等を加える。この溶液を二分し、その
一方に水性ゲル基剤を溶解または分散させ、適度
に加温あるいは冷却して安定なゲルを形成させ
る。他方の溶液に該ポリペプチドを溶解し、両者
を均一に混合して水性ゲル剤を製造しうる。 上記におけるPHの調整は、たとえば酸、塩基、
緩衝液などを製剤の製工程造中に添加することに
より行なうことができる。PHの調整に用いられる
酸としては、たとえば無機酸(例、塩酸、ホウ
酸、リン酸、炭酸、重炭酸など)、アミノ酸ある
いは有機酸(例、モノカルボン酸、オキシカルボ
ン酸、ポリカルボン酸)などが挙げられ、塩基と
してはたとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムなどが
挙げられ、緩衝液としては前記した緩衝液と同様
のものが挙げられる。 該水性ゲル基剤としては、例えば天然ガム類
(例、トラガカントガム、アカシヤガム、カラヤ
ガム、アイルランド苔、グアヤクガム、キサンタ
ンガム、ローカストビーンガム等)、セルロース
誘導体(例、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース等)、アクリル酸重合体(例、ポリ
アクリル酸、ポリメタアクリル酸等)ビニール重
合体(例、ポリビニルピロリドン、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルメチルエーテル、カルボキ
シポリメチレン等)、合成多糖類(例、ポリシユ
ークロース、ポリグルコース、ポリラクトース
等)、でんぷん、デキストリン、ペクチン、アル
ギン酸ソーダ等があげられる。これらの基剤は適
宜、2種以上の混合物としても使用しうる。 経鼻投与用油性軟こう剤は、加熱溶融した油性
基剤にシクロデキストリンおよび該ポリペプチド
を均一に分散し撹拌しながら冷却することによつ
て製造できる。油性基剤としては、前記したそれ
と同様のものが挙げられる。 経鼻投与用製剤に防腐剤を添加してもよく、該
防腐剤としてはたとえば、パラオキシ安息香酸エ
ステル類、フエノール、クレゾール等のフエノー
ル性物質、クロロブタノール、フエニチルエチル
アルコール、プロピレングリコール等のアルコー
ル類、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウ
ム等の逆性石けん、安息香酸、ソルビン酸、デヒ
ドロ酢酸、亜硫酸およびそれらの塩、亜硫酸水素
ナトリウム等の酸あるいはその塩を用いることが
できる。 本発明の経鼻投与製剤を投与する方法として
は、固状製剤の場合、粉末を充填したカプセル
を、針を備えた専用のスプレー器具にセツトして
針を貫通させ、それによりカプセルの上下に微小
な孔をあけ、次いで空気をゴム球で送りこんで粉
末を鼻腔内に噴出させる方法などが挙げられる。 液状製剤の場合、製剤を点鼻容器、スプレー容
器およびこのような液剤を鼻腔内に適用するのに
適した同様な容器に入れ、鼻腔内に滴下あるいは
噴務投与する方法などが挙げられる。 半固状製剤の場合、製剤をチユーブに充填し投
与時にチユーブの口にアプリケーターを付け直接
鼻腔内に投与するか、あるいは鼻腔内挿入具を用
いそれに製剤を一定量取つて鼻腔内に投与する方
法などが挙げられる。 ポリペプチドの投与量は、種類あるいは疾病の
状態により異なるが、製剤の量としては1回あた
り固状製剤の場合は約5mg〜100mg、液状製剤の
場合は約0.05ml〜0.5ml、半固状製剤の場合は約
50mg〜500mgが適当な範囲である。 本発明は下記の特徴を有する。 1 消化管吸収性に乏しい生理活性を有するポリ
ペプチドを注射以外の投与経路から投与し、高
い生物学的利用率(bioavailability)を得るこ
とができる。 2 投与時の疼痛がなく、簡便に生理活性を有す
るポリペプチドを投与しうる。 3 連続多回投与の必要な場合には、患者自ら容
易に投与でき自宅療法が可能になる。 4 吸収促進剤として用いたシクロデキストリン
は、無味、無臭で毒性も少なく、粘膜刺激性も
ほとんどみとめられないので、多回投与しても
きわめて安全な製剤を製することができる。 以下、実験例、実施例を挙げて、本発明をさら
に具体的に説明する。なお、以下において濃度を
表わすパーセント(%)は、重量/容量パーセン
ト(W/V%)を表わす。 実験例 1 16時間絶食させた体重約250gのSD系雄性ラツ
ト(各群3匹以上)をペントバルビタール麻酔を
し、インターナシヨナル・ジヤーナル・オブ・フ
アーマシユーテイクス(International Journal
of Pharmaceutics)第7巻第317頁(1981年)に
記載の方法に従い、経鼻投与のための手術を施し
た後、マイクロピペツトで0.1ml/Kgの容量のイ
ンスリン投与液を外鼻孔より直接鼻腔内に投与
し、経時的に尾静脈より採血し、血糖値を測定し
た。 なおインスリン投与液としては、ブタインスリ
ン10Uあるいは20U(約0.2mgあるいは0.8mg)と、
α−、β−あるいはγ−シクロデキストリンを0
mg〜10mg〔0〜10%に相当〕をPH7.4等脹緩衝液
0.1mlに溶解したものを用いた。ただし、β−シ
クロデキストリンの場合は飽和溶解度が約1.8%
であるのでそれ以上の濃度の時には懸濁剤として
投与した。 対照としてインスリンを静脈内投与した後、同
様に血糖値を測定した。 結果を表−1に示す。表−1に示す通り、α
−、β−またはγ−シクロデキストリンの添加に
より、無添加の場合に比べ、著しい血糖降下を認
め、インスリンが有効に鼻粘膜から吸収されてい
ることがわかる。
[Formula] and X represents -CH 2 -, -CH 2 CH 2 - or -S-. Each of R and the other constituent amino acid residues may be in the L form, D form, or racemic form. ] or a salt thereof (see JP-A-52-116465). In addition, in this specification, among the compounds represented by the above formula (), the following formula The compound is called "DN-1417". Furthermore, the polypeptide is luteinizing hormone-releasing hormone (hereinafter abbreviated as "LH-RH") or a homologue having a similar effect thereto, which has the formula () (Pyr) Glu-R 1 −Trp−Ser−R 2 −R 3 −R 4
Arg−Pro−R 5 () [R 1 is His, Tyr, Trp or p-NH 2 −Phe,
R 2 is Tyr or Phe, R 3 is Gly or a D-type amino acid residue, R 4 is Leu, Ile or Nle, R 5 is Gly-
It represents NH- R6 ( R6 is H or a lower alkyl group with or without a hydroxyl group) or NH- R6 ( R6 has the same meaning as above). [U.S. Pat. No. 3,853,837,
4008209, 3972859, British Patent No. 1423083,
Proceedings of the National Academy of Sciences
National Academy of Sciences of the
United States of America) Volume 78 No. 650-6512
(1981)]. In the above formula (), the D-type amino acid residue represented by R3 includes, for example, α-D-amino acids having up to 9 carbon atoms (e.g., D-Leu, Ile, Nle,
Val, Nval, Abu, Phe, Phg, Ser, Thr,
Examples include Met, Ala, Trp, α-Aibu, etc., and they may have an appropriate protecting group (eg, t-butyl, t-butoxy, t-butoxycarbonyl, etc.). Of course, acid salts and metal complex compounds of peptide (2) can also be used in the same way as peptide (2). Regarding the amino acids, peptides, protecting groups, etc. in the polypeptide represented by formula (), when abbreviations are used, IUPAC-IUB Commission on
The abbreviations are based on BiologiCal Nomenclature or the abbreviations commonly used in the field, and when an amino acid may have optical isomers, the L form is indicated unless otherwise specified. In addition, in this specification, in the above formula (), R 1 =His, R 2 =Tyr, R 3 =D-Leu, R 4 =
The polypeptide in which Leu, R5 = NHCH2 - CH3 is referred to as "TAP-144." Furthermore, the polypeptides include, for example, insulin, somatostatin, growth hormone,
prolactin, adrenocorticotropic hormone (ACTH), melanocyte stimulating hormone (MSH),
Thyroid stimulating hormone (TSH), luteinizing hormone (LH), follicle stimulating hormone (FSH), vasopressin, vasopressin derivatives {see Desmopressin [Journal of the Japanese Endocrine Society, Vol. 54, No. 5, pp. 676-691 (1978)]} , oxytocin, calcitonin,
Parathyroid hormone, glucagon, gastrin, secretin, pancreozymine, cholecystokinin, angiotensin, human placental lactogen,
Human chorionic gonadotropin (HCG), enkephalin, enkephalin derivatives [U.S. Pat.
4277394, European Patent Application Publication No. 31567], endorphin, interferon (α type, β type, γ type), urokinase, kallikrein, thymopoietin, thymosin, motilin,
Examples include deinorufin, bombesin, neurotensin, caerulein, pradeikinin, supstans P, kyotorfuin, nerve growth factor, and the like. Examples of the cyclodextrin used in the present invention include various cyclodextrin derivatives obtained by hydrolyzing starch with acid or amylase. As the cyclodextrin, for example, α
(degree of polymerization 6), β (degree of polymerization 7), and γ (degree of polymerization 8) [Pharmacia Vo1.16, No.1
(1980), Pharmaceutical Journal Vol. 101 (10), 857-873 (1981)
,
See Special Publication No. 53-31223]. Examples of the cyclodextrin derivative include tri-O-methylcyclodextrin [chemical pharmaceutical bulletin (Che-
micical & Pharmaceutical Bulletin) Volume 28 1552
- p. 1558 (see 1980), Triaminocyclodextrin [Angewandte Chemie: International Edition
in English), Volume 19, pp. 344-362 (1980)
reference. ] etc. As the cyclodextrin used in the present invention, α-cyclodextrin is particularly preferred. The nasal preparation of the present invention can be manufactured according to a method known per se. For example, small amounts of pH regulators, preservatives or thickeners (such as natural gums, cellulose derivatives, acrylic acid polymers, vinyl polymers, etc.) or excipients are added. The polypeptide-containing preparation for nasal administration of the present invention is formed into a solid, liquid or semi-solid form. In the case of a solid, the above-mentioned components may be mixed to form a simple powder composition, or a freeze-dried product may be used, preferably having a particle size of about 20 to 250 microns.
In the case of a liquid, an aqueous solution, aqueous suspension, or oil suspension is preferable. If it is semi-solid, a water-based or oil-based gel or softener is preferable. The proportion of each component in the preparation is, in the case of solid form, the polypeptide in the preparation about 0.005 to 50 W/V%, more preferably about 0.01 to 30 W/V%, and the cyclodextrin about 2 to 99.995%. W/V%, more preferably about 5 to 99.99 W/V%. When in liquid or semi-solid form, the amount of polypeptide in the formulation is about 0.01 to 50 W/V%, more preferably about 0.05 to 40 W/V%, and the amount of cyclodextrin is about 0.5 to 50 W/V%. /V%, more preferably about 1 to 30 W/V%. Solid preparations can be produced by methods known per se.
For example, the polypeptide dissolved in a small amount of water is gradually added to a mixture of cyclodextrin and, if necessary, excipients added to a mixer and kneaded. Thereafter, this is dried at an appropriate temperature under vacuum, and the dried product is pulverized to obtain a solid preparation. Alternatively, add water to the mixed powder of the polypeptide and cyclodextrin, and if necessary, excipients to completely dissolve them, then dehydrate and dry by freeze-drying or spray-drying, and crush the dried product appropriately to obtain a solid preparation. obtain. Examples of such excipients include glucose, mannitol, inositrol, steamed sugar, lactose, fructose, starch, cornstarch, microcrystalline cellulose, hydroxypropylcellulose, hydroxypropylmethylcellulose, polyvinylpyrrolidone, and the like. The liquid preparation can be produced by a method known per se. For example, an aqueous solution for nasal administration can be prepared by dissolving, suspending, or emulsifying the polypeptide and cyclodextrin in water, a buffer, or an aqueous solution. In addition, an oily suspension for nasal administration can be produced by suspending or emulsifying the polypeptide and cyclodextrin in an oily base. As the buffer solution, for example, Sorensen buffer solution [Ergeb.
Physiol. 12 , 393 (1912)], Clark-Lubs buffer [J.Bact. 2 , (1), 109,
191 (1917)] Macll-vaine buffer [J.Biol, Chem. 49 , 183 (1921)], Michaelis buffer [Die
Wasserstoffionenkomzentration, p.186
(1914)], Kolthoff buffer [Bio-
chem.Z, 179 , 410 (1926)].
Examples of oily bases include sesame oil, olive oil,
Examples include corn oil, soybean oil, cottonseed oil, peanut oil, lanolin, petrolatum, paraffin, isopar, silicone oil, and fatty acids having 6 to 30 carbon atoms or their glycerin or alcohol esters, and these may be used alone. You may also use a mixture of two or more types. As a method for producing a semi-solid preparation, an aqueous or oil-based gelatin or ointment can be produced by a method known per se. For example, for an aqueous gel for nasal administration, an aqueous solution or suspension of cyclodextrin is prepared, and if necessary, a PH adjusting agent, preservative, etc. are added to this. This solution is divided into two parts, an aqueous gel base is dissolved or dispersed in one part, and a stable gel is formed by heating or cooling appropriately. An aqueous gel can be prepared by dissolving the polypeptide in the other solution and uniformly mixing the two. Adjustment of the PH in the above can be done by using acids, bases,
This can be done by adding a buffer or the like during the manufacturing process of the preparation. Examples of acids used to adjust pH include inorganic acids (e.g., hydrochloric acid, boric acid, phosphoric acid, carbonic acid, bicarbonate, etc.), amino acids, or organic acids (e.g., monocarboxylic acid, oxycarboxylic acid, polycarboxylic acid). Examples of the base include sodium hydroxide, potassium hydroxide, sodium bicarbonate, and sodium carbonate, and examples of the buffer include those similar to the above-mentioned buffers. Examples of the aqueous gel base include natural gums (e.g., gum tragacanth, gum acacia, gum karaya, Irish moss, guaiac gum, xanthan gum, locust bean gum, etc.), cellulose derivatives (e.g., methylcellulose, carboxymethylcellulose, etc.), and acrylic acid polymers. (e.g., polyacrylic acid, polymethacrylic acid, etc.) Vinyl polymers (e.g., polyvinylpyrrolidone, polyvinyl alcohol, polyvinyl methyl ether, carboxypolymethylene, etc.), synthetic polysaccharides (e.g., polysucrose, polyglucose, polylactose) etc.), starch, dextrin, pectin, sodium alginate, etc. These bases can be used as a mixture of two or more types as appropriate. An oily ointment for nasal administration can be produced by uniformly dispersing cyclodextrin and the polypeptide in a heat-molten oily base and cooling the mixture while stirring. Examples of the oily base include those similar to those mentioned above. A preservative may be added to the preparation for nasal administration, and examples of the preservative include paraoxybenzoic acid esters, phenolic substances such as phenol and cresol, and alcohols such as chlorobutanol, phenitylethyl alcohol, and propylene glycol. Inverse soaps such as benzalkonium chloride and benzethonium chloride, acids such as benzoic acid, sorbic acid, dehydroacetic acid, sulfurous acid and salts thereof, and sodium hydrogensulfite or salts thereof can be used. In the case of a solid preparation, the method for administering the nasal preparation of the present invention is to set a powder-filled capsule in a special spray device equipped with a needle and pierce the needle into the upper and lower portions of the capsule. Examples include making tiny holes, then blowing air in with a rubber bulb to squirt the powder into the nasal cavity. In the case of liquid formulations, methods include placing the formulation in a nasal dropper, spray bottle, or similar container suitable for intranasal application of such liquid formulations, and administering the formulation dropwise or by squirting into the nasal cavity. In the case of semi-solid preparations, the preparation is filled into a tube and when administered, an applicator is attached to the mouth of the tube and administered directly into the nasal cavity, or a fixed amount of the preparation is taken into the nasal cavity using an intranasal insert and administered into the nasal cavity. Examples include. The amount of polypeptide administered varies depending on the type or disease condition, but the amount of the preparation per dose is approximately 5 mg to 100 mg for solid preparations, approximately 0.05 ml to 0.5 ml for liquid preparations, and approximately 0.05 ml to 0.5 ml for semi-solid preparations. For formulations approx.
A suitable range is 50mg to 500mg. The present invention has the following features. 1. High bioavailability can be obtained by administering physiologically active polypeptides with poor gastrointestinal absorption through routes other than injection. 2. Physiologically active polypeptides can be easily administered without pain during administration. 3. If continuous multiple administration is required, patients can easily administer the drug themselves and can perform home therapy. 4. Cyclodextrin used as an absorption enhancer is tasteless and odorless, has little toxicity, and has almost no mucous membrane irritation, so it is possible to produce extremely safe preparations even when administered multiple times. Hereinafter, the present invention will be explained in more detail with reference to experimental examples and examples. In addition, below, percentage (%) representing concentration represents weight/volume percentage (W/V%). Experimental Example 1 SD male rats weighing approximately 250 g (more than 3 rats in each group) were fasted for 16 hours and were anesthetized with pentobarbital.
of Pharmaceutics) Vol. 7, p. 317 (1981), after performing the surgery for nasal administration, administer insulin in a volume of 0.1 ml/kg using a micropipette directly from the external nostril. It was administered intranasally, and blood was collected from the tail vein over time to measure blood sugar levels. In addition, as an insulin administration solution, porcine insulin 10U or 20U (approximately 0.2mg or 0.8mg),
0 α-, β- or γ-cyclodextrin
mg~10mg [equivalent to 0~10%] in PH7.4 isometric buffer
A solution dissolved in 0.1 ml was used. However, in the case of β-cyclodextrin, the saturation solubility is approximately 1.8%.
Therefore, when the concentration was higher than that, it was administered as a suspension. As a control, blood glucose levels were measured in the same manner after intravenous administration of insulin. The results are shown in Table-1. As shown in Table-1, α
The addition of -, β-, or γ-cyclodextrin resulted in a significant drop in blood sugar compared to the case without the addition, indicating that insulin was effectively absorbed through the nasal mucosa.

【表】 実験例 2 14C−DN−1417の2mg/Kg相当量とα−シク
ロデキストリン5mg(5%相当量)とを0.1mlの
生理食塩水に溶解し、実施例1.に示したと同様の
方法でラツト鼻腔内にマイクロピペツトで0.1ml
を投与し、経時的に尾静脈より採血し血糖中の全
放射活性を測定することにより血中濃度を求め
た。比較実験として同一投与量の皮下投与および
α−シクロデキストリンを添加しないものの経鼻
投与についても同様の実験をおこなつた。 表−2にその結果を示したが、本発明の製剤を
経鼻投与することにより、ペプチドの吸収は著し
く増大することが明らかとなり、皮下投与に対す
る生物学的利用率は約10%から約50%と5倍増大
した。
[Table] Experimental Example 2 An amount equivalent to 2 mg/Kg of 14 C-DN-1417 and 5 mg (equivalent to 5%) of α-cyclodextrin were dissolved in 0.1 ml of physiological saline, and the same procedure as shown in Example 1 was carried out. Inject 0.1ml into the rat nasal cavity with a micropipette using the method described in
was administered, blood was collected from the tail vein over time, and the total radioactivity in blood sugar was measured to determine the blood concentration. As a comparative experiment, similar experiments were conducted with subcutaneous administration of the same dose and nasal administration without addition of α-cyclodextrin. The results are shown in Table 2, and it is clear that nasal administration of the formulation of the present invention significantly increases the absorption of peptides, and the bioavailability for subcutaneous administration ranges from about 10% to about 50%. %, an increase of five times.

【表】 実験例 3 TAP−144の100μgとα−シクロデキストリン
5mgを0.1mlの生理食塩水に溶解し、実施例1.と
同様の方法でラツトに0.1ml/Kg相当量を鼻腔内
に投与した(TAP−144の投与量は100μg/Kgに
相当する)。経時的に尾静脈より採血し、血清中
のTAP−144をラジオイムノアツセイ法により定
量した。比較実験として同一投与量を皮下投与あ
るいはα−シクロデキストリン無添加の製剤を経
鼻投与したものについて同様に検討した。 表−3にその結果を示したが、本発明の組成物
は経鼻投与することによりペプチドの吸収は著し
く増大し、皮下投与に対する生物学的利用率は約
20%から約70%と3.5倍増大することが明らかと
なつた。
[Table] Experimental Example 3 100 μg of TAP-144 and 5 mg of α-cyclodextrin were dissolved in 0.1 ml of physiological saline, and an amount equivalent to 0.1 ml/Kg was intranasally administered to rats in the same manner as in Example 1. (The dose of TAP-144 corresponds to 100 μg/Kg). Blood was collected from the tail vein over time, and TAP-144 in the serum was quantified by radioimmunoassay. As a comparative experiment, the same dosage was administered subcutaneously or a preparation without α-cyclodextrin was administered nasally. The results are shown in Table 3. When the composition of the present invention is administered nasally, the absorption of the peptide is significantly increased, and the bioavailability compared to subcutaneous administration is approximately
It has become clear that this will increase by 3.5 times from 20% to approximately 70%.

【表】 実施例 1 ブタインスリン5000U(約200mg)をPH7.4の等
脹リン酸緩衝液8mlに溶解し、さらにα−シクロ
デキストリン500mgとクロロブタノール20mgとを
加え完全に溶解したのち、生理食塩水で10mlの溶
液とした。これを点鼻容器に入れ、1回約0.1ml
を噴務投与する。 実施例 2 DN−1417 200mg、マンニトール200mgおよび
β−シクロデキストリン200mgを精製水40mlに溶
解し凍結乾燥した。得られた乾燥物を粉砕し約20
〜250ミクロンの粒子径の粉末とした。その内の
30mgを4号のハードゼラチンカプセルに充填し
た。投与の際はこのカプセルを、カプセルに孔を
設けるための針と空気を送るためのゴム球のつい
た専用のスプレー用具にセツトし、カプセルの両
端に孔を開け次いでゴム球を押して空気を送り先
端より粉末を鼻腔内にに投与する。 実施例 3 メチルパラベン0.12%、プロピルパラベン0.01
%を溶解したPH7.4等脹緩衝液16mlにα−シクロ
デキストリン1gおよびTAP−144の2gを溶解
し、これにメチルセルロース(メトローズ
90SH4000、信越化学株式会社製)200mgを加えよ
く撹拌し均一な粘調溶液とし、緩衝液で全重量を
20gとした。このもの100mgを経鼻投与用アプリ
ケーターに充填し鼻腔内に投与する。 実施例 4 天然型LH−RH〔一般式()〕において、R1
=His,R2=Tyr,R3=Gly,R4=Leu,R5
Gly−NH2であるペプチド〕500mgとα−シクロ
デキストリン1gとを乳鉢にとり、加熱溶解した
ラノリン1gを加えよく混合分散した。次に撹拌
下ミグリオール812〔ダイナミト・ノベル(Dyna
−mit Nobel)社製、西ドイツ〕を徐々に加え全
重量を10gとし、油性懸濁剤とした。これをスポ
イドのついた容器に入れ、毎回0.1gを鼻腔内に
直接投与する。 実施例 5 α−シクロデキストリン50mgとα−インターフ
エロン100000U(ヒト白血球由来インタ−フエロ
ン)を生理食塩水1mlに溶解し、溶液とした。こ
れをスポイド付点鼻容器に入れ、0.1mlを鼻腔内
に投与する。 実施例 6 デスモプレツシン2mgとγ−シクロデキストリ
ン1gとを生理食塩水10mlに溶解し、メチルセル
ロース100mgを加えて粘調な液とした。この内の
0.2mlをアプリケーターにとり直接鼻腔内に投与
する。 実施例 7 エンケフアリン1gとα−シクロデキストリン
3gを生理食塩水に溶解し溶液とした。これを噴
霧容器に入れ、毎回0.2mlを鼻腔内に噴霧投与す
る。
[Table] Example 1 5000 U (approximately 200 mg) of porcine insulin was dissolved in 8 ml of isotropic phosphate buffer of pH 7.4, and 500 mg of α-cyclodextrin and 20 mg of chlorobutanol were added and dissolved completely, followed by physiological saline. A solution of 10 ml was made with water. Pour this into a nasal spray container, about 0.1ml per dose.
Administer by injection. Example 2 200 mg of DN-1417, 200 mg of mannitol and 200 mg of β-cyclodextrin were dissolved in 40 ml of purified water and freeze-dried. The obtained dried product is crushed and about 20
It was made into a powder with a particle size of ~250 microns. Among them
30 mg was filled into a No. 4 hard gelatin capsule. For administration, this capsule is placed in a special spray tool equipped with a needle to make a hole in the capsule and a rubber bulb to send air, then holes are made at both ends of the capsule, and the rubber bulbs are pressed to send the air to the destination. Administer the powder into the nasal cavity from the end. Example 3 Methylparaben 0.12%, propylparaben 0.01
1 g of α-cyclodextrin and 2 g of TAP-144 were dissolved in 16 ml of PH7.4 isotropic buffer, and methylcellulose (Metrose) was added to this.
Add 200 mg of 90SH4000 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.) and stir well to make a uniform viscous solution.
It was set to 20g. Fill 100 mg of this into a nasal applicator and administer into the nasal cavity. Example 4 In natural LH-RH [general formula ()], R 1
= His, R 2 = Tyr, R 3 = Gly, R 4 = Leu, R 5 =
500 mg of peptide Gly-NH 2 and 1 g of α-cyclodextrin were placed in a mortar, 1 g of lanolin dissolved by heating was added, and the mixture was thoroughly mixed and dispersed. Next, under stirring Miglyol 812 [Dynamit Novel (Dyna
- Mit Nobel, West Germany] was gradually added to the mixture to give a total weight of 10 g to form an oil-based suspension. Place this in a container with a dropper and administer 0.1g directly into the nasal cavity each time. Example 5 50 mg of α-cyclodextrin and 100,000 U of α-interferon (interferon derived from human leukocytes) were dissolved in 1 ml of physiological saline to form a solution. Place this in a nasal dropper and administer 0.1ml into the nasal cavity. Example 6 2 mg of desmopressin and 1 g of γ-cyclodextrin were dissolved in 10 ml of physiological saline, and 100 mg of methylcellulose was added to make a viscous liquid. Of this
Take 0.2ml with an applicator and administer directly into the nasal cavity. Example 7 1 g of enkephalin and 3 g of α-cyclodextrin were dissolved in physiological saline to form a solution. Place this in a spray container and spray 0.2ml into the nasal cavity each time.

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1 生理活性を有するポリペプチドとシクロデキ
ストリンとを含有する経鼻投与製剤。
1. A nasal preparation containing a physiologically active polypeptide and cyclodextrin.
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