JPH02189103A

JPH02189103A - 硬貨収納体

Info

Publication number: JPH02189103A
Application number: JP905589A
Authority: JP
Inventors: Ryuichi Tanabe; 田邉　隆一
Original assignee: ISHIBASHI RYUICHIRO
Current assignee: ISHIBASHI RYUICHIRO
Priority date: 1989-01-18
Filing date: 1989-01-18
Publication date: 1990-07-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は硬貨収納体に関する。

（背景技術）硬貨を携帯する際には小銭入れに入れたりして携帯する
が、単に小銭入れに収納するのではかさばって厄介であ
る。そこで、かさばらずに携帯できるものがあれば非常
に便利である。たとえば、カードのように薄形にして携
帯できればかさばらずに非常に便利となる。しかしなが
ら、薄形にすると収納した硬貨が抜けおちやすくなると
いう問題点が生じる。

また、小銭入れは景品などにもよく利用されるが、従来
にない変わった形状のものであれば、景品としても面白
みがあって、宣伝効果が大きくなる。

また、さらに、自動販売機等を利用したりする際に手持
ちの硬貨がない場合など、硬貨にくずす必要があったり
するが、このように硬貨にくずす場合などでも、千円単
位のように硬貨をセットとして簡単に収納しておけるも
のがあればきわめて使いやすくなる。

本発明は、これら背景にもとづいてなされたものであり
、その目的とするところは、硬貨を収納する際に薄形に
収納でき、かつ確実に収納できて、携帯する際きわめて
便利であるとともに、種々の目的にも好適に利用するこ
とのできる硬貨収納体を提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段）本発明は上記目的を達成するため次の構成をそなえる。

すなわち、硬貨の厚みと同程度の厚みを有する基体に、
硬貨の外径とほぼ等しい径の凹穴を設け、基体下面に裏
打ち材を設けて凹穴の底面を覆い、凹穴の開口部側に硬
貨を抜け止めする係止部を設けたことを特徴とする。ま
た、厚手の折り返し表紙を有するメモ帳、札入れ、アド
レスブック等の表紙部分に設ける硬貨収納体において、
前記折り返し表紙の芯材を硬貨の厚みと同程度の厚みに
形成し、該芯材に硬貨の外径とほぼ等しい径の凹穴を設
け、芯材の表側の面をビニル等のカバーで覆い、前記凹
穴の開口部側に硬貨を抜け止めする係止部を設けたこと
を特徴とする硬貨収納体。

（作用）基体の凹穴に硬貨を収納し、係止部によって凹穴の開口
側から硬貨が抜け出ないよう保持する。

凹穴の下面の裏打ち材により凹穴底面から硬貨は抜け落
ちることはない。また、厚手の折り返し表紙部分の芯材
に同様に凹穴を設け、凹穴に硬貨を収納することにより
、薄厚の表紙部分にコンパクトに硬貨を収納することが
できる。

（実施例）以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。

第１図は１本発明に係る硬貨収納体の第１の実施例を示
す正面図である。図で１０は硬貨を収納する合成樹脂性
の基体で、全体が長方形状に形成さ九、長手方向の中央
で２つ折りできるよう折り目がつけられている。１２は
基体１０に設けた凹穴で、五百円硬貨、百円硬貨、五十
円硬貨、千円硬貨、五円硬貨等が収納できるように、そ
れぞれに合わせた径に形成される。この実施例では、１
つの基体１０上に五百円硬貨が１枚、百円硬貨が４枚、
五十円硬貨が１枚、千円硬貨が４枚、五円硬貨が２枚収
納できるよう凹穴１２が設けられ、全部合わせて千円に
なるように凹穴１２を設けである。もちろん、基体１０
に設ける凹穴１２の種類および数については適宜設定で
きるものである。

第２図は上記の基体１０の構造を示す断面図である１図
のように基体１０はシート状をなす２層構造からなり、
収納する硬貨とほぼ同じ厚さに形成された芯材１０ａと
、芯材１０ａの上層に、若干の柔軟性を有する素材によ
って形成されて積層された係止部１０ｂを有する。芯材
１０ａおよび係止部１０ｂには凹部を設けて前記凹穴１
２を形成するが、係止部１０ｂに設けた凹穴１２の開口
径は、収納しようとする硬貨の外径よりも若干小径に形
成する。

１４は基体１０の下面を覆う裏打ち材である。

この裏打ち材１０は凹穴１２の底面を覆って、硬貨が抜
けおちないようにするものである。

上記実施例の硬貨収納体を使用する際は、係止部１０ｂ
の周縁部を押し広げ、硬貨２０を凹穴１２の底面に押し
つけるようにして収納する。係止部１０ｂは柔軟性があ
るから、硬貨を押し込むことで拡径し、容易に凹穴１２
内に収納できる。収納した状態では係止部１０ｂによっ
て硬貨表面が係止されて開口部側から抜けおちることが
ない。

第３図は凹穴１２部分を拡大して示すもので、凹穴１２
の上縁に係止部１０ｂの縁部が張り出し、芯材１０ａの
凹穴の周壁面は係止部１０ｂの周縁部よりも後退した位
置にある（破線）、なお、硬貨を凹穴１２内に入れやす
くするため、係止部１ｏｂに切込Ｒ＆１１を設けてもよ
い。

第４図は凹穴１２に設ける係止部の他の実施例を示す断
面図で、凹穴１°２の周壁面を逆止テーバ状に設けて硬
貨２０が開口部側から抜け落ちないようにしたものであ
る。

なお、上記実施例では、芯材１０ａと係止部１０ｂおよ
び裏打ち材１４を別にしたが、もちろん裏打ち材１４と
芯材１０ａを一体的に成形してもよく、係止部１０ａも
芯材１０ａと一体に形成することかできる。

第５図は硬貨収納体の他の実施例を示す正面図で、この
実施例では上記例と同様に基体１０に硬貨を収納する凹
穴１２を設けるとともに、基体１０の表面全体に保護シ
ート１６を貼着している。

第５図で１８は凹穴１２の周縁部に沿って円弧状に設け
た切込線である。この切込線１８は、図のように、各凹
穴１２について周縁部の半周分だけ切り込んで設けたも
のである。第６図はこの実施例の使用状態を示す説明図
で、凹穴１２内に硬貨を収納する場合は、同図のように
凹穴１２の上部を覆っている保護シート１６を切込線１
８部分で上方へもち上げて硬貨を入れる隙間をあけ、こ
の隙間部分から硬貨をスライドさせるようにして収納す
る。硬貨を収納した後は、切込線１８部分の保護シート
がもとへもどって凹穴１２を塞ぐから硬貨が抜け出るこ
とが防止できる。この実施例では保護シート１６が係止
部として作用するから、凹穴１２の周壁面に逆止テーパ
を設ける必要はない。

上記の第５図に示す例では、保護シート１６が凹穴１２
の開口部分全体を覆うようになっているが、場合によっ
ては、第７図に示すように、凹穴１２の半分あるいは半
分よりも若干広い面積部分が開口するように保護シート
１６を張ってもよい。

第７図の例では、各凹穴１２の下半分側に保護シート１
６を設け、凹穴１２の上側から硬貨を出し入れするよう
にしている。凹穴１２の下部側に保護シート１６を設け
ているので、硬貨が下方に抜けおちることがなく確実に
収納できる。第１図のように二つ折りにして携帯すれば
収納性はさらに確実となる。また、第５図に示す例では
、切込線１８を横向きに設けたが、上記のように上側に
切込線を設けてもよく、また、使い方によっては斜め位
置に設けてもよい。

上記第１図〜第７図までに示した硬貨収納体はいずれも
、硬貨とほぼ同じ厚さの薄厚の基体１０に硬貨を収納す
るように形成したもので、これにより、基体１０を二つ
折りあるいは三つ折り形状にしてもかさばらず、硬貨を
確実に収納して携帯することができるという特徴がある
。

また、第１図のように千円単位で１セツトとすることも
容易にでき、小銭くずし用の硬貨セットとして用いる際
にもきわめて使いやすいものである。また−基体に凹穴
等を形成することも簡単であり、材料費もかからないか
ら、公告宣伝用の印刷等を設けて効果的な景品として用
いることができる。

第８図〜第１１図には、上記硬貨収納体の他の応用例を
示す、第８図はノートの表紙部分に硬貨収納体を付設し
たもので、表紙の芯材３０を硬貨と同程度の厚さとし、
表紙裏の芯材３０に硬貨収納用の凹穴１２を設け、凹穴
１２に硬貨が抜けないように係止部を設けたものである
。第８図に示すものは、第２図あるいは第４図に示す係
止部の構成を用いて、凹穴１２をオープンタイプにして
いる。この場合凹穴１２の底面は表紙カバーによって塞
がれている。

第９図および第１０図は、芯材３０に凹穴１２を設ける
とともに、凹穴１２の開口部を表紙のカバー３２で部分
的に覆って抜け止め（係止部）を設は九個である。第９
図では芯材３０の両縁部側にカバー３２を設け、第１０
図では芯材３０の中央部分にカバー３２を設けて、各凹
穴１２の開口部を略半分カバー３２で覆うようにしてい
る。カバー３２で凹穴１２を覆うことにより、凹穴１２
へ収納した硬貨が抜け出ることを防止する。芯材３０は
、通常、表紙カバー３２がかけられているから、この表
紙カバー３２を利用して凹穴１２に設ける係止部を設け
ることは容易であり、表紙カバ一部分で凹穴１２の底面
が塞がれて底面側からの抜けおちは防止される。この例
でも凹穴１２に逆止テーパ等を設けて、硬貨の抜けをさ
らに確実に防止するようにしてもよい。

第８図〜第１０図に示すように厚手の表紙部分を有する
ものについては、上記硬貨収納体の構成がそのまま適用
でき、ノートの他に札入れ、アドレスブックなどにも利
用できるし、小型携帯用計算機で表紙カバーを有するも
のなどにも利用できる。硬貨を収納する部分はきわめて
薄厚であるから、表紙部分と兼用にしてもきわめて使い
やすいという特徴がある。

第１１図に示すものは、芯材３０を二つ折りに形成して
係止部つきの凹穴１２を設けるとともに、芯材３０の表
側に札入れ部３４あるいはカード入れ部を設けた例であ
る。硬貨収納部が薄形であるので、札入れ部と一体にし
ても全体がコンパクトに形成できてきわめて携帯に便利
となる。

また、上記例では、凹穴１２に硬貨を収納する例を説明
したが、硬貨の他に薄いメダル形をなすものであれば同
様に利用できることはもちろんである。

以上、本発明について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろん、上記以外の種々の用途に利用できるもの
である。

（発明の効果）本発明の硬貨収納体はきわめて薄形に作成することがで
きるとともに、硬貨の収納が確実になされることがら、
携帯にきわめて便利である。また。

薄形に形成されることから、厚手の表紙部分を有するノ
ート、札入れ、アドレスブック、計算器の保護カバー等
の表紙部分にも硬貨収納体を組み込むことが容易にでき
、これによって硬貨をコンパクトに簡便に収納できる。

また、構造的にも簡易であるから、１！５作も容易であ
る等の著効を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る硬貨収納体の一実施例を示す正面
図、第２図および第３図は凹穴の構造を示す断面図およ
び正面図、第４図は凹穴の他の例を示す断面図、第５図
は硬貨収納体の他の実施例を示す正面図、第６図は使用
状態を示す説明図、第７図は他の例を示す正面図、第８
図〜第１１図はそれぞれ硬貨収納体の応用例を示す説明
図である。１０・・・基体、　１０ａ・・・芯材、１０ｂ・・・係
止部、　１２・・・凹穴、１４・・・裏打ち材、　　１
６・・・保護シート、１８・・・切込線、　２０・・・
硬貨、　３０・・・芯材、入れ部。３２・・・カバー３４・・・札第

Claims

【特許請求の範囲】１、硬貨の厚みと同程度の厚みを有する基体に、硬貨の
外径とほぼ等しい径の凹穴を設け、基体下面に裏打ち材
を設けて凹穴の底面を覆い、凹穴の開口部側に硬貨を抜
け止めする係止部を設けたことを特徴とする硬貨収納体
。２、厚手の折り返し表紙を有するメモ帳、札入れ、アド
レスブック等の表紙部分に設ける硬貨収納体において、前記折り返し表紙の芯材を硬貨の厚みと同程度の厚みに形成し、該芯材に硬貨の外径とほぼ等しい径の凹穴を設け、芯材の表側の面をビニル等のカバーで覆い、前記凹穴の
開口部側に硬貨を抜け止めする係止部を設けたことを特徴とする硬貨収納体。