JPH0218849A - 荷電ビーム装置 - Google Patents
荷電ビーム装置Info
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- JPH0218849A JPH0218849A JP63166713A JP16671388A JPH0218849A JP H0218849 A JPH0218849 A JP H0218849A JP 63166713 A JP63166713 A JP 63166713A JP 16671388 A JP16671388 A JP 16671388A JP H0218849 A JPH0218849 A JP H0218849A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野1
本発明は荷電粒子線を利用した。測定装置に係り、特に
荷電粒子線の照射により発生した二次電子の焦点位置の
変動を検出することにより試料表面の磁場、電位、形状
等を高分解能で二次元的に測定する装置に関する。
荷電粒子線の照射により発生した二次電子の焦点位置の
変動を検出することにより試料表面の磁場、電位、形状
等を高分解能で二次元的に測定する装置に関する。
【従来の技術1
荷電ビームを試料上に走査し、照射箇所から放出された
二次電子を検出して、試料表面の二次元像を作る走査顕
微鏡はよく知られている。特に照射ビームに電子ビーム
を用いる走査形電子顕微鏡は材料の研究等に広く用いら
れている。以後の説明は電子ビームで行なうが荷電ビー
ム一般に用いられることはもちろんである。 しかし、一般の走査形電子顕微鏡では、「走査形電子顕
微鏡の基礎と応用(日本電子顕微鏡学会関東支部会編)
、第3頁」に記載されているように、電子ビーム照射で
放出された二次電子の総量の照射箇所による変化を検出
し、その変化で二次元の像を得ている。特殊なものとし
ては二次電子のエネルギの差を検知し、材料分析や電位
測定を可能にしているものもある(特公昭47−510
24)。 (発明が解決しようとする課題1 上述の走査形電子顕微鏡で試料の磁場分布を測定する場
合には、第2図に示すように試料1の上方に検出角制限
二次電子検出器3を置き、磁場による放出角の変化を検
出する方法を用いている(ジャーナル・オブ・サイエン
ティフィック・インスツルメント、1967、Vo 1
.44.p。 889−892;Journal of 5cie
ntific Instrument、Vol。 44、p、889−892)。−次電子ビーム4の照射
で発生した二次電子2が試料1の近傍にある磁場5で偏
向される結果、検出器に入る二次電子量が変化する。こ
の変化量から、磁場分布を得る方法である。しかし、二
次電子の放出角度が大きい(余弦分布をしている)こと
から、磁場による偏向に対して感度が低く、また定量的
な測定が難しい問題があり、はとんど実用になっていな
かった・ 【課題を解決するための手段】 本発明は前述の問題を解決する二次電子の測定方法を提
供する。放出された二次電子を加速し。 磁界又は静電等の電子レンズを用いて焦点を結ばせ、焦
点の位置変化を検出する。この方法を採用することによ
り、偏向に対する感度を向上でき。 しかも焦点位置の変化を定量測定することによって磁場
の強さや方向をも定量的に測定することが可能となる。 【作用l 第1図に本発明の稿本的な構成を示した。−次電子ビー
ム4の照射で放出された二次電子2を二次電子加速電極
6で加速・吸引し電子レンズ7で収束し、焦点8を結ば
せる。この焦点8の位置を位置検出素子9で検出する。 ここで、試料1の乗っている試料走査ステージ11をX
Y定走査る。 このとき例えば、試料1の前面に磁場5が存在すると、
二次電子は偏向を受け、その焦点位置も8′のように移
動する。この焦点8′の位置変化、向きあるいはそれら
を演算処理した量を二次元表示装置10で表示すると試
料1の前面に存在する磁場の強さ、向きを二次元でしか
も定量的に測定できる。 【実施例] 第3図は本発明の一実施例である。−次電子ビーム4は
コイル13および磁路14で構成される対物レンズ12
で試料1に収束され、走査コイル15で試料上に走査さ
れる。まず、一般に用いられている二次電子検出器16
で二次電子を検出し。 磁場観察を行なう箇所を選ぶ。二次電子検出器1旦は、
試料1から二次電子ビーム4の照射により放出された二
次電子2を吸引するための、吸引電圧18が印加された
吸引電極17.加速電圧21が印加された加速電極19
.シンチレータ20゜ライトガイド22.光電子増倍管
23.増幅器24で構成されている。走査コイル15は
走査電源25で駆動され、これは二次元表示装置26と
連動している。この二次元表示装置26の輝度変調に二
次電子検出器16の信号を用いると走査像が得られる。 すでに述べたように、この像を見ながら、試料1の水平
移動、高さ、傾き2回転をステージ27で行ないながら
観察箇所を選択する。 つぎに磁場をfR察するが、このときには二次電子検出
器16の吸引電圧18.加速電圧21を遮断し2位置検
出吸引電圧29を位置検出吸引電極28に印加し、二次
電子2を二次電子位置検出器32に引き込む、引き込ま
れた二次電子を位置検出加速電圧31の印加された加速
円筒30で加速する。加速された二次電子は磁界型の収
束レンズ33で位置検出素子55に収束される。静電型
のレンズを用いてもよいがここでは磁界型で説明する。 53は磁界型収束レンズ33の駆動電源である。収束レ
ンズ33は絶縁円筒34で加速円筒30と絶縁されてい
る。ここで試料1を試料走査ステージ11で走査する。 試料走査ステージ11は試料走査ステージ電源36で駆
動され、二次元走査の切り替え回路37を介して二次元
表示装置26と連動されている。 位置検出素子55は二次元のダイオード構造を持ったも
ので、照射された二次電子の重心位置の変化を検知でき
る。位置検出素子55の出力は処理回路35で方向、E
kを分離し、それぞれの信号あるいは演算した信号で二
次元表示装置26の輝度を変調をする。38は輝度変調
信号の選択回路である。この結果、二次元表示装置26
に試料1の磁場分布を、磁場の方向を分離して表示する
ことが可能になる。 第4図は本発明の他の実施例である。この実施例では、
前述に実施例と同様に位に検出吸引電極28で二次電子
2を吸引し2位置検出加速電極30で加速し、収束レン
ズ33で収束させるが、この実施例では、半導体検出器
でなく、絞り板39と光電子像倍管42の組み合わせで
位置検出を行なっている。この位置検出器では、絞り板
39の開口を通過した二次電子がシンチレータ40を光
らせる。この光をライトガイド41を介して光電子像倍
管42と増幅器43を用いて増幅する。 絞り板39は二次電子の焦点の大きさとほぼ同じにしで
あるので、二次電子2が試料1の磁場で偏向されると、
絞り板39を通過する二次電子の量が変化し、増幅器4
3の出力が変化する。増幅器43の出力は演算回路44
.j1度変調信号の選択回路38を経て二次元表示装置
26の輝度に変調を与える。演算回路44では信号強度
から移動量の算出等を行なう等の演算をする。これらの
磁場測定の情報は計算機54に転送され、さらに高度な
処理を行なう。45は二次電子の偏向器で二次電子の焦
点8を絞り板39の開口に合わせるのに使用する。この
偏向器45は二次電子走査電源46で走査することがで
き、絞り板39の像が二次元表示装置26に表示される
。ここで焦点位置とともに焦点の状態も確認できる。 第5図は絞り板39の開口の形状の例である。 同図[A]は最も単純な形状で、第4図の例はこれであ
る。同図[B]は複数個の開口を持った絞り板の例で、
偏向器45を用いて開口の大きさを選択できる。最も大
きい開口では、焦点位置の変動があっても焦点が開口か
らはずれないので。 二次電子検出器16の動作と同じになる。すなわち、二
次電子検出器と兼用することができる。 同図[C]の例は短冊状の開口を設けたもので。 焦点の方向を分離して検出できる。正方形の開口はa、
bのエツジを用いて各方向の変動量を定量的に計るとき
に用いる。aまたはbのエツジに焦点を置き2例えば信
号量が半分になるようにする。 この信号量を維持するように偏向645(a又はbの方
向に合った偏向方向)を制御する(フィードバック回路
9閣示せず)。試料1の走査とフィードバックしている
偏向量との関係を二次元デイスプレー26に表示すると
、磁場分布の定量表示ができる。 第6図はシンチレータ40の光をオプチカルファイバー
47で真空外に引き出し、大気中に絞り板39を置いて
第5図と同様の動作をさせた実施例である。絞り板39
が大気中にあるため交換や選択も容易である。ファイバ
ー47の代りに光学レンズを用いてもよい。また、二次
電子の焦点をマルチチャンネルプレートのような二次元
の電子増倍を用いることもできる。 第7図は一次電子ビームを絞る対物レンズ12が二次電
子を絞る収束レンズとしても兼用さ九でいる実施例であ
る。−次電子ビーム4を対物レンズ12に対して斜めに
入射させる。入射した一次電子ビーム4は対物レンズ1
2の上に置かれた磁界型の軸偏向器48(49は軸偏向
器電源)で対物レンズ12の軸に一致するように偏向さ
れる。 試料lから放出された二次電子2は同軸加速電極51で
吸引され、上に昇る。二次電子2も軸偏向器48の偏向
を受けるが、偏向方向が反対になるので一次電子4と分
離される。分離された二次電子は位置検出器5oで検出
される。位置検出器50は前述した実施例から収束レン
ズ33を除いたものでよい。この場合、二次電子の焦点
調整は同軸加速電極51の電圧31を調整して行なう。 第8図は一次電子ビームを絞る対物レンズと二次電子を
絞る収束レンズを共用した他の実施例である。ここでは
磁界型の軸偏向器48と直行した静電偏向器52を追加
したものである。両偏向器は一次電子ビーム4に対して
はお互いに打ち消すように作られている。二次電子2に
対しては、加算されるようになるので軸からはずれ位置
検出器5oに入射する・ 【発明の効果1 本発明を実施することにより、これまで困難であった試
料上の磁場を高感度でしかも定量的に測定でき、磁気メ
モリ媒体等の評価を定量的に行なうことができる。
二次電子を検出して、試料表面の二次元像を作る走査顕
微鏡はよく知られている。特に照射ビームに電子ビーム
を用いる走査形電子顕微鏡は材料の研究等に広く用いら
れている。以後の説明は電子ビームで行なうが荷電ビー
ム一般に用いられることはもちろんである。 しかし、一般の走査形電子顕微鏡では、「走査形電子顕
微鏡の基礎と応用(日本電子顕微鏡学会関東支部会編)
、第3頁」に記載されているように、電子ビーム照射で
放出された二次電子の総量の照射箇所による変化を検出
し、その変化で二次元の像を得ている。特殊なものとし
ては二次電子のエネルギの差を検知し、材料分析や電位
測定を可能にしているものもある(特公昭47−510
24)。 (発明が解決しようとする課題1 上述の走査形電子顕微鏡で試料の磁場分布を測定する場
合には、第2図に示すように試料1の上方に検出角制限
二次電子検出器3を置き、磁場による放出角の変化を検
出する方法を用いている(ジャーナル・オブ・サイエン
ティフィック・インスツルメント、1967、Vo 1
.44.p。 889−892;Journal of 5cie
ntific Instrument、Vol。 44、p、889−892)。−次電子ビーム4の照射
で発生した二次電子2が試料1の近傍にある磁場5で偏
向される結果、検出器に入る二次電子量が変化する。こ
の変化量から、磁場分布を得る方法である。しかし、二
次電子の放出角度が大きい(余弦分布をしている)こと
から、磁場による偏向に対して感度が低く、また定量的
な測定が難しい問題があり、はとんど実用になっていな
かった・ 【課題を解決するための手段】 本発明は前述の問題を解決する二次電子の測定方法を提
供する。放出された二次電子を加速し。 磁界又は静電等の電子レンズを用いて焦点を結ばせ、焦
点の位置変化を検出する。この方法を採用することによ
り、偏向に対する感度を向上でき。 しかも焦点位置の変化を定量測定することによって磁場
の強さや方向をも定量的に測定することが可能となる。 【作用l 第1図に本発明の稿本的な構成を示した。−次電子ビー
ム4の照射で放出された二次電子2を二次電子加速電極
6で加速・吸引し電子レンズ7で収束し、焦点8を結ば
せる。この焦点8の位置を位置検出素子9で検出する。 ここで、試料1の乗っている試料走査ステージ11をX
Y定走査る。 このとき例えば、試料1の前面に磁場5が存在すると、
二次電子は偏向を受け、その焦点位置も8′のように移
動する。この焦点8′の位置変化、向きあるいはそれら
を演算処理した量を二次元表示装置10で表示すると試
料1の前面に存在する磁場の強さ、向きを二次元でしか
も定量的に測定できる。 【実施例] 第3図は本発明の一実施例である。−次電子ビーム4は
コイル13および磁路14で構成される対物レンズ12
で試料1に収束され、走査コイル15で試料上に走査さ
れる。まず、一般に用いられている二次電子検出器16
で二次電子を検出し。 磁場観察を行なう箇所を選ぶ。二次電子検出器1旦は、
試料1から二次電子ビーム4の照射により放出された二
次電子2を吸引するための、吸引電圧18が印加された
吸引電極17.加速電圧21が印加された加速電極19
.シンチレータ20゜ライトガイド22.光電子増倍管
23.増幅器24で構成されている。走査コイル15は
走査電源25で駆動され、これは二次元表示装置26と
連動している。この二次元表示装置26の輝度変調に二
次電子検出器16の信号を用いると走査像が得られる。 すでに述べたように、この像を見ながら、試料1の水平
移動、高さ、傾き2回転をステージ27で行ないながら
観察箇所を選択する。 つぎに磁場をfR察するが、このときには二次電子検出
器16の吸引電圧18.加速電圧21を遮断し2位置検
出吸引電圧29を位置検出吸引電極28に印加し、二次
電子2を二次電子位置検出器32に引き込む、引き込ま
れた二次電子を位置検出加速電圧31の印加された加速
円筒30で加速する。加速された二次電子は磁界型の収
束レンズ33で位置検出素子55に収束される。静電型
のレンズを用いてもよいがここでは磁界型で説明する。 53は磁界型収束レンズ33の駆動電源である。収束レ
ンズ33は絶縁円筒34で加速円筒30と絶縁されてい
る。ここで試料1を試料走査ステージ11で走査する。 試料走査ステージ11は試料走査ステージ電源36で駆
動され、二次元走査の切り替え回路37を介して二次元
表示装置26と連動されている。 位置検出素子55は二次元のダイオード構造を持ったも
ので、照射された二次電子の重心位置の変化を検知でき
る。位置検出素子55の出力は処理回路35で方向、E
kを分離し、それぞれの信号あるいは演算した信号で二
次元表示装置26の輝度を変調をする。38は輝度変調
信号の選択回路である。この結果、二次元表示装置26
に試料1の磁場分布を、磁場の方向を分離して表示する
ことが可能になる。 第4図は本発明の他の実施例である。この実施例では、
前述に実施例と同様に位に検出吸引電極28で二次電子
2を吸引し2位置検出加速電極30で加速し、収束レン
ズ33で収束させるが、この実施例では、半導体検出器
でなく、絞り板39と光電子像倍管42の組み合わせで
位置検出を行なっている。この位置検出器では、絞り板
39の開口を通過した二次電子がシンチレータ40を光
らせる。この光をライトガイド41を介して光電子像倍
管42と増幅器43を用いて増幅する。 絞り板39は二次電子の焦点の大きさとほぼ同じにしで
あるので、二次電子2が試料1の磁場で偏向されると、
絞り板39を通過する二次電子の量が変化し、増幅器4
3の出力が変化する。増幅器43の出力は演算回路44
.j1度変調信号の選択回路38を経て二次元表示装置
26の輝度に変調を与える。演算回路44では信号強度
から移動量の算出等を行なう等の演算をする。これらの
磁場測定の情報は計算機54に転送され、さらに高度な
処理を行なう。45は二次電子の偏向器で二次電子の焦
点8を絞り板39の開口に合わせるのに使用する。この
偏向器45は二次電子走査電源46で走査することがで
き、絞り板39の像が二次元表示装置26に表示される
。ここで焦点位置とともに焦点の状態も確認できる。 第5図は絞り板39の開口の形状の例である。 同図[A]は最も単純な形状で、第4図の例はこれであ
る。同図[B]は複数個の開口を持った絞り板の例で、
偏向器45を用いて開口の大きさを選択できる。最も大
きい開口では、焦点位置の変動があっても焦点が開口か
らはずれないので。 二次電子検出器16の動作と同じになる。すなわち、二
次電子検出器と兼用することができる。 同図[C]の例は短冊状の開口を設けたもので。 焦点の方向を分離して検出できる。正方形の開口はa、
bのエツジを用いて各方向の変動量を定量的に計るとき
に用いる。aまたはbのエツジに焦点を置き2例えば信
号量が半分になるようにする。 この信号量を維持するように偏向645(a又はbの方
向に合った偏向方向)を制御する(フィードバック回路
9閣示せず)。試料1の走査とフィードバックしている
偏向量との関係を二次元デイスプレー26に表示すると
、磁場分布の定量表示ができる。 第6図はシンチレータ40の光をオプチカルファイバー
47で真空外に引き出し、大気中に絞り板39を置いて
第5図と同様の動作をさせた実施例である。絞り板39
が大気中にあるため交換や選択も容易である。ファイバ
ー47の代りに光学レンズを用いてもよい。また、二次
電子の焦点をマルチチャンネルプレートのような二次元
の電子増倍を用いることもできる。 第7図は一次電子ビームを絞る対物レンズ12が二次電
子を絞る収束レンズとしても兼用さ九でいる実施例であ
る。−次電子ビーム4を対物レンズ12に対して斜めに
入射させる。入射した一次電子ビーム4は対物レンズ1
2の上に置かれた磁界型の軸偏向器48(49は軸偏向
器電源)で対物レンズ12の軸に一致するように偏向さ
れる。 試料lから放出された二次電子2は同軸加速電極51で
吸引され、上に昇る。二次電子2も軸偏向器48の偏向
を受けるが、偏向方向が反対になるので一次電子4と分
離される。分離された二次電子は位置検出器5oで検出
される。位置検出器50は前述した実施例から収束レン
ズ33を除いたものでよい。この場合、二次電子の焦点
調整は同軸加速電極51の電圧31を調整して行なう。 第8図は一次電子ビームを絞る対物レンズと二次電子を
絞る収束レンズを共用した他の実施例である。ここでは
磁界型の軸偏向器48と直行した静電偏向器52を追加
したものである。両偏向器は一次電子ビーム4に対して
はお互いに打ち消すように作られている。二次電子2に
対しては、加算されるようになるので軸からはずれ位置
検出器5oに入射する・ 【発明の効果1 本発明を実施することにより、これまで困難であった試
料上の磁場を高感度でしかも定量的に測定でき、磁気メ
モリ媒体等の評価を定量的に行なうことができる。
第1図は本発明の基本原理の説明図、第2図は従来の二
次電子検出系の説明図、第3図、第4図は本発明の実施
例になる荷電ビーム装置の要部縦断面と信号処理系のブ
ロック図、第5図は第4図の実施例に用いられる絞り板
の開口の例を示す平面図、第6図はオプチカルファイバ
ーを用いた位置検出器の構造を示す縦断面図、第7図、
第8図は本発明の他の実施例の荷電ビーム装置を示す縦
断面図である。 符号の説明 1:試料、2:二次電子、4ニ一次電子ビーム。 11:試料走査ステージ、12:対物レンズ、28:位
置検出吸引電極、30:加速円筒、33:第 ? 目 第4目 第 〕 目 第 り 目 AE c町 〔e)
次電子検出系の説明図、第3図、第4図は本発明の実施
例になる荷電ビーム装置の要部縦断面と信号処理系のブ
ロック図、第5図は第4図の実施例に用いられる絞り板
の開口の例を示す平面図、第6図はオプチカルファイバ
ーを用いた位置検出器の構造を示す縦断面図、第7図、
第8図は本発明の他の実施例の荷電ビーム装置を示す縦
断面図である。 符号の説明 1:試料、2:二次電子、4ニ一次電子ビーム。 11:試料走査ステージ、12:対物レンズ、28:位
置検出吸引電極、30:加速円筒、33:第 ? 目 第4目 第 〕 目 第 り 目 AE c町 〔e)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、荷電ビームの発生源と、該荷電ビームの収束系と、
該収束荷電ビームを走査、偏向する走査偏向系と、試料
を三次元的に移動できるステージと、該ステージに乗っ
た試料走査系と、該試料から放出された二次電子を加速
し、焦点を作る二次電子結像系と、該二次電子の焦点位
置を検知する位置検出素子と、該位置検出素子の検出信
号を一次元または二次元的に表示する表示装置で構成さ
れたことを特徴とする荷電ビーム装置。 2、位置検出素子に一次元または二次元のダイオード構
造の半導体検出器を用いたことを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の荷電ビーム装置。 3、二次電子の焦点位置に円、短冊状または正方形の開
口を持った絞り板を置き、これを通り抜けた二次電子を
検出することで二次電子の焦点位置の変化を測定するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の荷電ビーム
装置。 4、絞り板に大きさの異なる複数個の円、短冊状または
正方形の開口を設け、二次電子の経路に設けた偏向器に
より使用する開口を選択するようにした特許請求の範囲
第3項記載の荷電ビーム装置。 5、二次電子の焦点を、光学像に変換し、該光学像内の
焦点の変動を光位置検出器、または絞り板で検出し、焦
点位置の変動を検出するようにしたことを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の荷電ビーム装置。 6、照射する荷電ビームを最終的に収束させる対物レン
ズが二次電子の収束をも兼ねていることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の荷電ビーム装置。 7、対物レンズを貫通して二次電子の加速電極を設けた
ことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の荷電ビー
ム装置。 8、対物レンズの前方で、かつ二次電子の加速電界内に
偏向器を設け、斜めに入射した照射荷電ビームを対物レ
ンズの中央を通るように偏向し、対物レンズ中央を通っ
てきた二次電子は照射荷電ビームと逆の方向に偏向する
ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載
の荷電ビーム装置。 9、対物レンズの前方に、照射荷電ビームに対しては偏
向を打ち消し、二次電子に対しては偏向を与える電場と
磁場を直交させた偏向器を設けたことを特徴とする特許
請求の範囲第5項記載の荷電ビーム装置。 10、二次電子の焦点位置の測定時には、試料ステージ
上に置かれた試料走査系を用いることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の荷電ビーム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63166713A JPH0218849A (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 荷電ビーム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63166713A JPH0218849A (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 荷電ビーム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218849A true JPH0218849A (ja) | 1990-01-23 |
Family
ID=15836378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63166713A Pending JPH0218849A (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | 荷電ビーム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0218849A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002134048A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Hitachi Ltd | 荷電粒子線装置 |
-
1988
- 1988-07-06 JP JP63166713A patent/JPH0218849A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002134048A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-05-10 | Hitachi Ltd | 荷電粒子線装置 |
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