JPH02187648A - 溶液中のアルコール濃度の検出方法 - Google Patents

溶液中のアルコール濃度の検出方法

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JPH02187648A
JPH02187648A JP1006038A JP603889A JPH02187648A JP H02187648 A JPH02187648 A JP H02187648A JP 1006038 A JP1006038 A JP 1006038A JP 603889 A JP603889 A JP 603889A JP H02187648 A JPH02187648 A JP H02187648A
Authority
JP
Japan
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alcohol
light
concentration
methanol
concn
Prior art date
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Pending
Application number
JP1006038A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Ozaki
和行 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶液中のアルコール濃度の検出方法に関する
。更に詳しくは、アルコールと他の液体との混合液にお
けるアルコールの濃度を液体状態のまま精度良く検出す
る方法に関する。
〔従来の技術〕
近年環境汚染防止のため、自動車用燃料としてメタノー
ル、エタノールなどのアルコールを使用する動きが高ま
っている。ところが、ガソリンとアルコールとでは、発
熱量あるいは空燃比が異なるため、エンジンの制御を燃
料の混合比に合せて行なう必要がある。しかるに、ガソ
リンとアルコルとの混合液から、それらの混合比を検出
する有効な方法は現在のところ存在しない。
これに関連した定量法としては、例えばメタノールの場
合、シッフ試薬法、クロモトロープ酸洗などの吸光光度
法が知られているが、これらの方法は特定の試薬を用い
、特定の処理をして560〜600nmの光透過率を測
定する方法であり、煩雑であるばかりではなく、微量の
メタノールを含む試料の定量に適するとされており、十
分な混合割合のアルコールの定量に用いるには必ずしも
適当ではない。
また、水溶液中のアルコール濃度を検出することは、醸
造や発酵における工程検査上必要であり、従来は比重を
測定する方法あるいは水溶液から発生する蒸気に含まれ
るアルコールガス濃度を分析して相対的な値として求め
る方法などが用いられいる。しかしながら、前者の方法
はセンサによる自動化が難しく、また後者は間接的な測
定渉であって、オンライン化あるいはインライン化が難
かしいという問題がみられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、アルコールと他の液体との混合液にお
けるアルコールの濃度を、液体状態のまま簡単な方法で
精度良く検出し得る方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成せしめる本発明の溶液中のアルコール
濃度の検出方法では、アルコール混合液について125
0〜1600nmの領域内の特定波長での光透過率を測
定し、予め測定されている基準値との比較が行われ、ア
ルコール濃度が検出される。ここで、測定が行われる特
定波長としては、アルコルと他の液体とで光透過率に十
分なる差がみられあるいはその一方の透過率が100フ
または部に近いような波長が選択される。
このような溶液中のアルコール濃度の検出方法は、ガソ
リンとアルコールの混合液ばかりではなく、軽油、重油
あるいはキシレン、トルエンなどの炭化水素類とアルコ
ールとの混合液、更にはアルコール水溶液などにも広く
適用される。
光透過率の測定は、例えば第1図に示される如き装置、
即ちプラスチック製円筒1,1″にそれぞれ発光素子2
または受光素子3を設置し、これらの発光素子および受
光素子は特定波長の発光素子側光源から発せられた光が
アルコール混合液4中を通過し、受光素子側に入射する
ような位置関係にセツティングされ、アルコール混合液
を通過する際の光の透過率(または吸収率)を自記分光
光度計(図示せず)で測定することによって行われる。
メタノールとガソリン(エッソレギュラーガソリン)に
ついて、個々に波長190〜2400nmの領域内での
光透過特性を測定すると、それぞれ第2図に実線と点線
で示されるような測定結果が得られる。
メタノールとガソリンとは、それぞれ特有の波長特性を
有しているが、いずれも波長1300nm付近に透過の
窓を持っている。しかも、メタノールとガソリンとでは
、同一の測定条件にもかかわらず光透過率に差がみられ
る。エタノールについても、やはり共通の特性がみられ
た。従って、1300nm付近の光源を使って光の透過
率(または吸収率)を測定すれば、ガソリンとアルコー
ルとの混合液中に含まれるアルコールの濃度を決定する
ことができる。
実際に、ガソリンとメタノールまたはエタノルとの混合
液について、第1図に示される測定装置を用い、発光源
に光通信用に用いられる1300nmInGaAsP系
半導体レーザを、また受光素子としてGeフォトダイオ
ードをそれぞれ用い、画素子間の間隔を10mmとして
、各種アルコール濃度の混合液の光透過率を測定すると
、第3図のグラフに示されるような結果が得られ、アル
コール濃度が高くなると光透過率が減少することから、
予め測定されている基準値(検量線)と比較することに
より、アルコール濃度の検出を可能としている。
また、第2図の光透過特性をみると、波長1450〜1
600nmの領域内ではガソリンは高い透過性を示すが
、メタノールでは光が殆んど吸収され、全く光を透過し
ないことが分る。そこで、これら両者を混合すれば、そ
の中間の光透過率(または吸収率)となり、その値を測
定すれば、ガソリンとメタノールとの混合液中に含まれ
るアルコールの濃度を決定することができる。
実際に、ガソリンとメタノールとの混合液について、第
1図に示される測定装置を用い、発光源に光通信用に用
いられる1550nmInGaAsP系半導体レーザ(
ダブルへテロ接合型)を、また受光素子としてInGa
AsPINフォトダイオードをそれぞれ用い、画素子間
の間隔を10mmとして、各種メタノール濃度の混合液
の光透過率を測定すると、第4図のグラフに示されるよ
うな結果が得られ、即ちメタツル濃度が高くなると光透
過率が減少しており、特にメタノール濃度O〜50%で
の傾きが大きく、実用的にはこの濃度範囲での使用が望
まれることが分る。
更に、水について波長190〜2400nmの領域内で
の光透過特性を測定すると、第5図に一点鎖線で示され
るような測定結果が得られ、これを実線で示されるメタ
ノールについての第2図の測定結果と合せると、メタノ
ールと水とは、波長1300nm付近において、前記メ
タノールとガソリンの場合と同様の波長特性を示すこと
が分り、従って1300nm付近の光源を使って光の透
過率(または吸収率)を測定すれば、水溶液中に含まれ
るアルコールの濃度を決定することができる。
実際に、水とメタノールまたはエタノールとの混合液に
ついて、前記第3図の場合と同様の測定法で、各種アル
コール濃度の混合液の光透過率を測定すると、第6図の
グラフに示されるような結果が得られ、アルコール濃度
が高くなると、光透過率がほぼ比例的に上昇することか
ら、予め測定されている基準値(検量線)と比較するこ
とにより、水溶液中のアルコール濃度の検出を可能とす
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、光透過率を測定することにより、アル
コールと他の液体との混合液中におけるアルコールの濃
度を、液体状態のまましかも電極法などとは異なり非接
触状態で精度良く検出することができる。
このため、例えばガソリンとアルコールとの混合液中に
含まれるアルコールの割合を、接触による爆発の危険な
しで精度良く検出できることにより、この混合燃料を用
いた自動車エンジンの制御を可能とする。また、アルコ
ール水溶液の系統では、例えば醸造1発酵における工程
検査に利用することができ、しかもこれを利用してのオ
ンラインでの工程管理も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の一実施態様の概要図である。第
2図はガソリンとメタノールとの、また第5図は水とメ
タノールとの個々の光透過特性を示すグラフである。第
3〜4図は、それぞれ特定波長の各種濃度におけるガソ
リン−アルコール混合液の光透過率を示すグラフである
。更に、第6図は、特定波長の各種濃度におけるアルコ
ール水溶液の光透過率を示すグラフである。 (符号の説明) 2・・・・・・発光素子 3・・・・・・受光素子 4・・・・・・アルコール混合液

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、アルコール混合液について1250〜1600nm
    の領域内の特定波長での光透過率を測定し、予め測定さ
    れている基準値と比較することを特徴とする溶液中のア
    ルコール濃度の検出方法。
JP1006038A 1989-01-17 1989-01-17 溶液中のアルコール濃度の検出方法 Pending JPH02187648A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009145057A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Institute Of Physical & Chemical Research エタノール混合ガソリンの成分分析装置および方法
RU2790063C1 (ru) * 2021-11-12 2023-02-14 Федеральное Государственное Унитарное Предприятие "Всероссийский Научно-Исследовательский Институт Физико-Технических И Радиотехнических Измерений" (Фгуп "Вниифтри") Способ градуировки акустооптического спиртомера

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59210345A (ja) * 1983-03-03 1984-11-29 アンスチチユ・フランセ・ドユ・ペトロル アルコ−ル−ガソリン混合物の組成の測定方法及び装置
JPS63179238A (ja) * 1987-01-20 1988-07-23 Shimadzu Corp 吸光液体分析計

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