JPH02185406A - コンクリートの供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）産業上の利用分野 本発明は硬練りのコンクリートを型枠等に打設するのに
好適なコンクリート供給装置に関する。

（２）従来の技術 従来硬練りのコンクリートを例えば型枠内に供給する装
置としては、第３図の如くホッパー（ａ）の下端開口に
左右のパワーシリンダー（ｂ）（ｂ）の作動により開閉
するゲート（ｅ）を設けたものが知られている。

（３）発明が解決しようとする問題点 この従来の供給装置によれば、パワーシリンダー（ｂ）
（ｂ）の作動によりゲート（Ｃ）を開けてホッパー（ａ
）内の硬練りコンクリートを下端開口より流出させて型
枠内に供給しているが、その供給が円滑に行われずに時
々詰まることもあり、かくて現在のように幅が５〜１０
ｃｍ程度で複雑な形状の型枠においては前記コンクリー
トが充填されない個所が生ずる等の問題点があった。

本発明はこのような問題点を解消した構造簡単なコンク
リートの供給装置を提供することを目的とする。

（４）問題点を解決するための手段 この目的を達成すべく本発明はホッパーの下端部にモー
タにより回転する円筒状の排出管を設け、該排出管の内
壁にリボン状の螺旋板をその周側で固定すると共に、該
螺旋板の上方部をホッパー内に延立せしめたことを特徴
とする特（５）作用 ホッパー内に硬練りコンクリートを入れて該コンクリー
トを排出管により型枠内に打設するような場合に、リボ
ン状の螺旋板を内設した排出管を回転して、ホッパー内
に延立した螺旋板の回転により、ホッパー内に貯蔵した
硬練りコンクリートを撹拌すると共に、該コンクリート
を下降させ、且つ排出管内壁の螺旋板により順次押し出
すことにより硬練りコンクリートの排出は所定の一定量
ずつ行われて前記型枠が複雑な形状であっても該コンク
リートが該型枠内の全体に充填されて、充填されない側
所がなくなる。更に該モータの回転を逆回転することに
より硬練りコンクリートの排出を停止すると共に、前記
ホッパー内に延立した螺旋板により、硬練りコンクリー
トを撹拌しておくことができる。

（６）実施例 本発明の装置の１実施例を第１図及び第２図に従って説
明する。

（１）はホッパー、（２）は該ホッパー（１）の下端部
のけい部（１ａ）に外接する円筒状の排出管を示し、該
ホッパー（１）はその上端部において支持フレーム（１
ｂ）により支持され隅部に車輪（ｌｃ）・・・（ｌｃ）
を軸支し、これら車輪（ｌｃ）・・・（１ｃ）は走行レ
ール（３）（３）上を走行用モータ（４）により走行す
るようにした。そして前記排出管（２）の外周面の上端
部に断面がコ字状の円環（２ａ）が嵌挿固定されており
、該円環（２ａ）は前記ホッパー（１）とけい部（ｌａ
）とに固定された支承金具（５）に軸支された複敬個の
ローラ（６）・・・（６）により挟持され、且つ前記円
環（２ａ）の下面に同心状に固定されたスポロケラト（
７）の回動により、前記排出管（２）は前記ホッパー（
１）のけい部（１ａ）の外周を摺動しながら回転するよ
うにした。

又該排出管（２）の内壁（２ｂ）にはリボン状の螺旋板
（８）がその周側で固定され該螺旋板（８）の上方部（
８ａ）は前記ホッパー（１）内に垂直に延立して構成さ
れている。

尚（９）は前記支承金具（５）に固定されたモータで、
該モータ（９）の回転軸には小径のスポロケラト（９ａ
）が設けられ、該スポロケラト（９ａ）と前記スポロケ
ラト（７）との間をチェーン（ｌＯ）で巻掛は連結した
。

以上の構成からなる本装置の動作を説明する。

モータ（９）の回転を停止した状態でホッパー（１）内
に硬練りコンクリートを、貯蔵した場合、該ホッパー（
１）内に貯蔵されているのが硬練り状態のコンクリート
のため１回転が停止中の排出管（２）内の螺旋板（８）
のプラグ効果によって、該硬練りコンクリートは前記排
出管（２）から流出することがない０次に走行用モータ
（４）を駆動して走行レール（３）（３）上をフレーム
（ｌｂ）を移動して所定の型枠（図示せず）の真上に排
出管（２）を至らしめてフレーム（ｌｂ）の走行を停止
する０次にモータ（９）を駆動すると該モータ（９）の
回転軸に固定されたスポロケラ）（９ａ）が回転し、該
スポロケラ）（９ａ）に連結されたチェーン（１０）に
よりスポロケラト（７）が回動し、ローラ（６）・・・
（６）により挟持された円環（２ａ）により排出管（２
）及び螺旋板（８）が一体となってホッパー（１）に対
し回転する。従ってホッパー（１）内に充填された硬練
りコンクリートは、回転する螺旋板（８）の上方部（８
ａ）により撹拌されながら下降されホッパー（１）のけ
い部（１ａ）を流下しながら更に撹拌され、排出管（２
）内の螺旋板（８）により回動しながら押し出され、一
定量の硬練りコンクリートが型枠（図示せず）内に打設
される。

かくて所定量の硬練りコンクリートを打設した後モータ
（９）の回転を停止するとコンクリートの排出は停止す
る。即ちコンクリートが硬練りのため螺旋板（８）のプ
ラグ効果により排出口（２）からの排出が阻害されて停
止するものである。

そこで前記フレーム（１ｂ）を移動して他の型枠に対し
て同様の操作により順次打設を行う。

以上のように、前記ホッパー（１）内に貯蔵された硬練
りコンクリートは該ホッパー（１）内に延立した螺旋板
（８ａ）と排出管（２）とが同心的に回動するので、撹
拌効果と移送効果が同時に作用して硬練りコンクリート
も容易に下降し例えば５スランプ以下の硬練りコンクリ
ートも簡単に排出することができる。

（７）発明の効果 本発明は上記のように、ホッパーの下端部にモータによ
り回転する円筒状の排出管を設け。

該排出管の内壁にリボン状の螺旋板をその周側で固定す
ると共に、該螺旋板の上方部をホッパー内に延立せしめ
たので、前記ホッパー内に硬練りコンクリートを入れた
場合に延立した螺旋板が該硬練りコンクリートを撹拌す
ると同時に下方に移送し、移送された該硬練りコンクリ
ートは排出管の回動につれて撹拌され該排出管の内壁に
固定された螺旋板により押し出され、かくて該硬練りコ
ンクリートは円滑に排出されて目詰りが生ずることがな
くなり、モータの回転を制御することにより排出量の調
整が確実に行われ、型枠内の全体に充填されて複雑な形
状であっても充填されない個所がなくなり、又前記モー
タの回転を停止することにより硬練りコンクリートの排
出を停止できて従来のゲートが不必要となり、更に前記
モータを逆回転することにより硬練りコンクリートの排
出を停止すると共に、ホッパー内で螺旋板により硬練り
コンクリートの撹拌も可能となり、更に構造が簡単で廉
価に得られると共に硬練りコンクリート以外に種々の従
来排出困難であった材料の排出に好適である効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の１実施例の全体 正面図、第２図は第１図の要部の断面図、第３図は従来
の装置の正面図である。 ・・・ホッパー ・・・排出管 ・・・螺旋板 ・・・モータ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ホッパーの下端部にモータにより回転する円筒状の排出
   管を設け、該排出管の内壁にリボン状の螺旋板をその周
   側で固定すると共に、該螺旋板の上方部をホッパー内に
   延立せしめたことを特徴とするコンクリートの供給装置
   。