JPH02184201A - 列車位置検出方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、走行中の列車等の位置及び移動速度を、簡単
かつ高精度に検出することができる列車位置検出方法及
びその装置に関する。

［従来の技術］ 従来、列車の位置検出装置としてはレーダーがよく知ら
れている。このレーダーによる列車の位置検出は、まず
測定対象である列車に向けてレーダーから電磁波を発射
し、その列車からの反射波を検知し、その反射波と発射
した電磁波との時間差を比較して列車の位置を検出して
いた。

また、その他にビーコン（ｂｅａｃｏｎ）を用いて列車
の位置を検出する手段があた。この場合、ビーコンをあ
らかじめ経路沿いに複数個設置し、列車がビーコンのそ
ばを通過する際、ビーコンからの信号を検知することに
より列車の位置を検出していた。

［解決すべき課題］ しかしながら、レーダーを用いて列車の位置を検出する
従来の装置には１次のような欠点があった６例えば、レ
ーダーから発射した電磁波の伝搬路が多重伝搬路である
場合、この伝搬路において生じるマルチパス（＊ｕｌｔ
ｉｐａｔｈ）によって測定対象たる列車車両からの反射
波にゴース）　（ｇｈｏｓｔ）が生じることがあり、列
車の位置を高精度に検出することが困難であった。

また、ビーコンを用いて列車の位置を検出する従来の装
置にあっては　位置測定の精度を高めるために、多数の
ビーコンの設置を必要としていたため経済的負担が大き
かった。

本発明は上述した欠点にかんがみてなされたもので、経
済性にすぐれ、かつ高精度に列車の位置を検出すること
のできる列車の位置検出方法及びその装置の提供を目的
とする。

［課題の解決手段］ 上記目的を達成するため、本発明の第一発明たる列車位
置検出方法は、上記列車から枕木上面の反射板に向けて
信号を発射し、その反射板からの反射信号を検知するこ
とによって列車の位置を検出する方法としである。

また、本発明の第二発明たる列車位置検出装δは、光を
発する発光ダイオードと、列車の下方に設置し発光ダイ
オードからの光を受けて反射する反射板と、反射板から
の反射光を受けて電気信号に変換する光電変換素子と、
光電変換素子から出力ｙれた電気信号の高域を除去する
低域フィルタと、低域フィルタから入力された信号のス
レッショルドレベルを判断し出力を行うスライサと、ス
ライサから入力された信号を微分処理する微分回路と、
微分回路で微分処理された信号を半波整流しパルス出力
する半波整流器と、半波整流器からのパルス入力数をカ
ウントするカウンタと、カウンタがカウントしたパルス
数を出力する出力端子とを具備する構成としである。

［実施例〕 以下、本発明の一実施例を図面にもとすいて説明する。

なお、説明の都合上まず第二発明たるタフ車位置検出装
置の実施例について説明する。

第１図は第二発明たる列車位置検出装置の一実施例を示
すブロック図である。

図面において、ｌは列車車両である。２は線路の枕木で
あり、枕木２の上面には反射板３が等間隔に設置されて
いる。この反射板３は枕木を設置した面を構成する物質
よりも反射率が高い物質で構成されている。

４は発光グイ、オードであり、この発光ダイオード４か
ら発せられた光はレンズ５によって集光され、防護ガラ
ス６を通過し１列車型両ｌの下方の枕木２に設置された
反射板３に向けて発射される。このとき発せられた光に
は、反射信号として波長の短い電磁波が用いられている
。

９は光電変換素子であり、防護ガラス７を通過してレン
ズ８によって集光された反射光を入力し、この反射光の
エネルギーに比例した電気信号に変換して出力を行う。

１０は低域フィルタであり、光電変換素子９から出力さ
れた電気信号の高域を除去する。

１１はスライサであり、低域フィルタ１０で高域が除去
された電気信号が、ある一定のスレッショルドレベル（
ｔｈｒｅｓｈｏｌｄ　１ｅｖｅｒ）を越えている間は＋
１．越えていない間はＯの信号を出力する。

１２は微分回路であり、スライサ１１からの電気信号を
微分処理する。

１３は半波整流器であり、微分回路１２によって微分処
理された電気信号の半波整流を行う。

１４ａ、１４ｂはカウンタであり、半波整流器１３から
のパルス信号が入力されるたびに一つづつカウントを行
い、それぞれカウントしたパルス数を出力端子１５ａ、
１５ｂより出力する。これによって、パルス信号をカウ
ントしはじめてからの距離を算出することによって、列
車の位置を検出することができる。

また、１６はタイマーであり、カウンタ１４ｂと接続す
ることによってタイマー設定時間内のパルス数をカウン
トすることによって、列車速度の検出を可能ならしめて
いる。

次に、第一発明たる列車位置検出方法について第２図を
もとに説明する。

第２図（ａ）に示すように列車車両ｌの下部には光ビー
ムとしての発光ダイオード４が内蔵されている。したが
って列車車両ｌが線路上を移動すると列車車両１の下部
から発射された光は枕木２や枕木の上面に設置された反
射板３等に反射して光電変換素子９に入力され、そこで
電気信号に変換された後高域が除去され、スライサ１１
を経て微分回路１２に出力される。さらに微分回路１２
で微分処理された信号は半波整流されカウンタ１４ａ、
１４ｂにパルス出力される。

これを示したのが第２図（ｂ）に示すグラフである。す
なわち、通常の線路上を移動しているときは、反射光の
エネルギーはある一定のスレッショルドレベルを下回っ
ているが、反射板３上を通過すると反射率が高いために
反射光のエネルギは大となり、グラフ上に突出した形状
で記録される。これにより反射板３の設置する位置をあ
らかじめ決めておき、その反射光のエネルギがスレッシ
ョルドレベルを越える状態を観察していけば列車の現在
の位置を検出することができる。

［発明の効果］ 以上説明したように５本発明の列車位置検出方法及びそ
の装置によれば、経済性にすぐれ、かつ高精度に移動体
の位置を検出することができるといった効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は第二発明たる列車位置検出装置の一実施例を示
すブロック図、第２図は第一発明たる列車位置検出方法
の一実施例に係る動作原理を示す概念図である。 ｌ：列車車両　　　　２：枕木　　３二反射板４：発光
ダイオード　９：光電変換素子ｌＯ：低域フィルタ　１
１：スライサ １２：微分回路　　　１３：半波整流器１４ａ、１４ｂ
：カウンタ １５ａ、１５ｂ：出力端子

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）列車位置の検出方法において、上記列車から枕木
   上面の反射板に向けて信号を発射し、その反射板からの
   反射信号を検知することによって列車の位置を検出する
   ことを特徴とした列車位置検出方法。
2. （２）光を発する発光ダイオードと、列車の下方に設置
   し発光ダイオードからの光を受けて反射する反射板と、
   反射板からの反射光を受けて電気信号に変換する光電変
   換素子と、光電変換素子から出力された電気信号の高域
   を除去する低域フィルタと、低域フィルタから入力され
   た信号のスレッショルドレベルを判断し出力を行うスラ
   イサと、スライサから入力された信号を微分処理する微
   分回路と、微分回路で微分処理された信号を半波整流し
   パルス出力する半波整流器と、半波整流器からのパルス
   入力数をカウントするカウンタと、カウンタがカウント
   したパルス数を出力する出力端子とを具備することを特
   徴とする列車位置検出装置。