JPH02181576A - 水平ダイナミックフォーカス回路 - Google Patents

水平ダイナミックフォーカス回路

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JPH02181576A
JPH02181576A JP39889A JP39889A JPH02181576A JP H02181576 A JPH02181576 A JP H02181576A JP 39889 A JP39889 A JP 39889A JP 39889 A JP39889 A JP 39889A JP H02181576 A JPH02181576 A JP H02181576A
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horizontal
focus
voltage
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capacitor
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JP39889A
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Masanori Ogino
正規 荻野
Takeo Yamada
山田 健勇
Yoshiyuki Ikeda
美幸 池田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電磁フォーカス式陰極線管ディスプレイに係り
、特に、マルチスキャン対応の陰極線管ディスプレイに
おいて使用することが可能な水平ダイナミックフォーカ
ス回路に関するものである。
ここで、マルチスキャン対応の陰極線管ディスプレイと
は、例えば、約50kHzから約90kHzまでの広範
囲の水平走査周波数に連続的に自動追随することが可能
な陰極線管ディスプレイを意味する。
〔従来の技術〕
D、G、Fink著“テレビジョン エンジニアリング
ハンドブック” (1957年)第6頁から第18頁(
Te1evision Engineering Ha
ndbook”(1957)P6−18)において記さ
れているように、陰極線管(以下、CRTと言う。)に
おける電子ビームの結像面は、球面状の曲面上にある。
従って、平面状の螢光面を有する通常のCRTにおいて
は、CRT上の中心からの偏向距離のほぼ2乗に比例し
てデフォーカスを発生する。このデフォーカスを防ぐた
めに、電磁偏向を用いたCRTディスプレイにおいては
、ダイナミックフォーカス回路が使用される。この様な
CRTディスプレイを電磁フォーカス式ディスプレイと
言う。
第10図に、−船釣な電磁フォーカスCRTディスプレ
イにおけるCRT周辺部を示す。
同図で、6はCRT、7は偏向ヨーク、8はフォーカス
ヨーク、9は偏向回路、10はフォーカス回路である。
第10図に示すフォーカス回路10は、画面全体として
平均的に、電子ビームを集束させるための直流的フォー
カス回路と、画面の各部に応じて集束力を加減するため
の、水平及び垂直のダイナミックフォーカス回路と、か
ら成る。
このうち、従来の水平ダイナミックフォーカス回路の基
本構成を、第11図に示す。
同図で、1は入力信号であり、水平周期のパラボラ波で
ある。2は増幅用のトランジスタ、3はエミッタ抵抗で
あり、その抵抗値はREである。
4はフォーカスコイル(正確には、水平ダイナミックフ
ォーカスコイルと呼ぶ、)であり、第10図のフォーカ
スヨーク8内に巻かれている。5は電源であり、その電
圧はVCCである。
また、同図のフォーカスコイル4に流れる電流■の波形
とその両端の電圧■、の波形とを第12図に示す。
同図で、15.17は各々、フォーカスコイル4に流れ
る電流Iの波形であり、15は水平走査周波数fNが約
9QkHzと高い場合に対応し、17はf9が約50k
Elzと低い場合に対応する。フォーカスコイル4のイ
ンダクタンス値をLとするとき、水平ダイナミックフォ
ーカスを遂行するために必要とされる制御量は、Ll、
−換算、約150 u HA、、”(D、t−ダーテア
ッタ。ココテ、Ippは、波形15.17のピークトウ
ピーク値(以下、pp値と言う、)である。
一方、第12図で、16.18は各々、フォーカスコイ
ル4の両端の電圧■、の波形であり、各々、水平走査周
波数90kHz 、 50kHzの場合に対応する。こ
の電圧■1は、フォーカスコイル4の電流Iの波形15
.17を各々微分したものにi 比例する(’、’−vL=t、−)。従って、水平t 走査周波数が高(なる程、大電圧振幅が要求される。
ここで、水平走査周波数90kHzの場合に必要とされ
る電源電力の最小値は、次の通りに計算される。
今、水平周期11μsec中において、2.2μsec
が水平帰線期間T1で、残りの8.8μsecが水平走
査期間T、であるとする。
そこで、波形15のpp値を■、とすると、波形16の
pp値E1は次式で与えられる。
よって、必要電源電力の最小値Pは、 ・・−・−・・−(4) 従って、必要電源電圧の最小値VCCは上式の半分故、 一方、トランジスタ2のバイアス電流■。は、波形15
の平均値故、次式で求まる。
即ち、約32W以上の大電力が必要とされることがわか
る。
投写形のCRTディスプレイにおいては、3本のCRT
を用いるのが通例であり、水平ダイナミックフォーカス
のための所要電力は約100W以上となる。
このように、第11図に示した水平ダイナミックフォー
カス回路では、その所要電力が甚だ大きいという問題点
を有していた。
一方、従来において、マルチスキャン対応でなく、単に
、単一走査周波数対応(シングルスキャン対応)のCR
Tディスプレイにおいては、所要電力低減の目的で、第
13図に示す様な水平ダイナミックフォーカス回路が使
用されていた。
同図で、4はフォーカスコイル、11は入力(8号であ
り、水平フライバックパルスである。12は共振キャパ
シタ、13は調整用の可変インダクタ、14はダンピン
グ抵抗である。
ここで、可変インダクタ13のインダクタンス値L1は
、単一の水平走査周波数fsにおいて、共振キャパシタ
12(そのキャパシタンス値はC,)とフォーカスコイ
ル(そのインダクタンス値はL)。
可変インダクタ13とが共振するように選定される。共
振条件は次式の通りである。
上式の条件を満たすと、フォーカスコイル4に流れる電
流の波形は、入力信号1としての水平フライバックパル
スと位相の合った余弦波状となる。
この樺な水平ダイナミックフォーカス回路の回路方式を
単一共振方式と言う。
ところで、この単一共振方式の長所は、所要電力が小さ
い点にある。しかし、単一共振方式は、L、C,、L、
の各値の初期偏差を吸収するために、Llを調整する必
要があるという欠点を有していた。従って、単一走査周
波数対応のCRTのディスプレイにおいて使用すること
は可能であるが、マルチスキャン対応のCRTディスプ
レイにおいては使用された例がなかった。
また、この単一共振方式は、単一走査周波数の対応のC
RTディスプレイにおいて使用される場合においても、
そのフォーカスコイル4に流れる電流の波形が理想的な
パラボラ波状でなく、余弦波状であるために、CRT画
面の全面において−様な電子ビームの集束を達成するこ
とは、原理的に不可能であり、そのため、画面の周辺隅
部においてデフォーカスが残留するという問題があった
〔発明が解決しようとする課題〕
上記したように、従来の水平ダイナミックフォーカス回
路においては、所要電力が大きかったり、或いは、回路
素子を調整する必要があったり、マルチスキャン対応の
CRTディスプレイにおいて使用できなかったり、フォ
ーカスコイルに余弦波状の電流しか流すことができなか
ったりすると言う問題があった。
そこで、本発明の目的は、所要電力が小さく、しかも、
回路素子を調整する必要がな(、マルチスキャン対応の
陰極線管ディスプレイにおいて使用することが可能であ
り、更に、フォーカスコイルにパラボラ波状の電流を流
すことのできる水平ダイナミックフォーカス回路を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本発明では、フォーカ
スコイルに直列にキャパシタを接続し、該キャパシタの
キャパシタンス値Cを、L なる関係(但し、T、は前記上限水平走査周波数に対応
する水平走査期間の時間、Trは水平帰線期間の時間、
Lは前記フォーカスコイルのインダクタンス値、である
。)をほぼ満足するような値に選定して、前記キャパシ
タの両端に、少な(とも水平帰線期間において、前記フ
ォーカスコイルの両端の電圧の振幅を相殺するような極
性の電圧を発生させるようにした。
〔作用〕
上記した様なキャパシタがフォーカスコイルに直列に接
続されると、前記キャパシタは、該キャパシタの両端に
発生する電圧によって、前記フォーカスコイルの両端に
発生ずる電圧の振幅を相殺するように作用する。そのた
め、前記キャパシタと前記フォーカスコイルとにより構
成される直列回路の両端に発生する電圧の振幅を小さく
することができ、従って、所要電力もその分小さくする
ことができる。
また、可変インダクタンスなどの調整用の回路素子が不
要であるため、その様な回路素子を調整するための複雑
な調整作業も必要でなくなり、従って、本発明による水
平ダイナミックフォーカス回路をマルチスキャン対応の
陰極線管ディスプレイにおいて使用することが可能とな
る。
さらにまた、前記フォーカスコイルに直列に前記キャパ
シタを接続したとしても、前記フォーカスコイルには理
想的なパラボラ波状の電流を流すことが可能であるため
、画面の全面において−様な電子ビームの集束を得るこ
ともできる。
[実施例] 本発明の第1の実施例を第1図に示す。
同図で、1,2,3,4.5は、第11図で示したのと
同一のものであり、その他、20は本発明の要部をなす
直列キャパシタ、21は直流通過用のチョークコイルで
ある。
5QkHz〜9QkHz内の任意の水平走査周波数に連
続的に対応し得るための定数例を、フォーカスコイル4
のインダクタンス値りが600μHである場合について
記す。
フォーカスコイル4:  L=600μH電流■のpp
値:      I 、、=0.5 A、。
直列キャパシタ20:  C=4.3mμFチョークコ
イル21:Lo中12mH また、第1図の各都電流及び電圧の波形を第2図に示す
同図で、15.16,17.18は、第12図で示した
ものと同一である。また、15.16゜22.23は水
平走査用周波数f8が90kHzの場合に対応し、17
.18,24.25は、f。
が50kHzの場合に対応する。
まず、f++=90kHzの場合について説明する。
22は、第1図に示す直列キャパシタ20の両端の電圧
■、の波形である。また、23は、波形16と波形22
の和であり、トランジスタ2のコレクタ電圧VLCの波
形に相当する。
第2図から明らかな様に、直列キャパシタ20を付加し
たことによって、波形23の振幅を波形16の振幅のほ
ぼ半分(即ち、トランジスタ2のコレクタ電圧VLCの
振幅をフォーカスコイル16の両端電圧■、の振幅のほ
ぼ半分)にすることができる、このため、電源5の電圧
VCCを従来例の約半分に選定することができる。従っ
て、従来例に比べて所要電源電力をほぼ半減することが
できる。
次に、fH=50kHzの場合について説明する。
24は、直列キャパシタ20の両端の電圧の波形である
。25は、波形18と波形24との和であり、トランジ
スタ2のコレクタ電圧VLCの波形に相当する。
第2図から明らかな様に、波形25の振幅は、従来例(
第12図)の波形18の振幅にほぼ等しく、また、波形
23の振幅ともほぼ等しい。
以上、f H= 90kHz 、  50kHzの両極
端について記した。しかし、9QkHz〜50kHzの
中間の周波数領域においても、直列キャパシタ200作
用によって、水平帰線期間内において、はぼ同振幅の補
償電圧が生成される。従って、トランジスタ2のコレク
タ電圧の振幅を波形23.25の範囲内に保つことがで
きる。従って、fM=90kHz〜50kHzの範囲内
の任意の周波数に対して、連続的に自動的に追随し得て
、かつ、所要電力がほぼ半減化された水平ダイナミック
フォーカス回路を具現化し得る。従って、第11図に示
した従来例及び第13図に示した従来例の、各りの問題
点を共に解決することができる。
尚、第2図または第12図の波形において、水平帰線期
間T、、は水平走査周波数に無関係に一定として記した
が、これは通常のマルチスキャン対応のCRTディスプ
レイにおいて成立する性質である。
次に、本実施例を、任意のマルチスキャン対応のCRT
ディスプレイにおいて使用できるように、直列キャパシ
タ20のキャパシタンス値Cの値の選定方法について述
べる。また、併せて、動作原理を定量的に示す。
第1図において、チョークコイル21のインダクタンス
値し、は通常、フォーカスコイル4のインダクタンス値
りの約5倍以上に選定するので、交流的にこれを開放と
見なして以下に記す。
直列キャパシタ20の両端の電圧V、は、フォーカスコ
イル4に流れる電流■中の、交流成分iの時間積分に比
例する。
等間すれば良い、即ち、 ここで、まず水平帰線期間T、における電流値12を求
めたい。i、は、フォーカスコイル4に流れる電流Iの
平均値■。と振幅Cpp値)Ippから次式で求まる。
1 !1 ”” I 911  I O−−−−−−−
・・・−−−−−−−−−−−(7)何故なら電力効率
上の目的で電流Iの最小値は零とする前提だからである
。式(3)の1゜を上式(7)に代入して、 これを式(6)に代入して、水平帰線期間における■。
のpp値:Vc、を求めると、 上限水平走査周波数fHhにおいて、トランジスタ2の
コレクタ電圧vLcの振幅値を最小化するには、既述の
式(1)のフォーカスコイル4の両端電圧■、の振幅(
pp値)Eppの半分と式(9)のVerとをT、t 
 T。
”  ””’  6L (T、 +T1.  ゛−−−
−−−−−−−−−−a■*ニー円 (’、”r、 )
T、 ) 即ち、直列キャパシタのキャパシタンス値Cを、はぼ、
上限水平走査周波数f)lbに対応する水平走査期間T
、の時間の1/6と水平帰線期間T、、の時間との積を
フォーカスコイル4のインダクタンス値して除した値に
、選定すれば良い。
次に、第1図の水平ダイナミックフォーカス回路の入力
信号1として、必要とされる水平周期のパラボラ波の生
成法を第3図及び第4図を用いて説明する。
第3図は第1図で用いられる入力信号を生成するための
信号生成回路を示す回路図、第4図は第3図の各部信号
の波形を示す波形図、である。
尚、第3図の信号と第4図の波形とは同一番号で対応し
ている。
第3図で、26は、水平周期ののこぎり波信号であり、
水平偏向回路(図示せず)の水平フライバックパルスを
積分して容易に得られる。27は乗算器である。これは
、例えば、米国モトローラ社製の汎用ICMC−149
5を使用できる。
28はエミッタフォロアであり、その出力信号29は第
4図29に示す通り、水平帰線期間T、内に急速な変化
部分を有するパラボラ波である。30はピーク検波用ダ
イオード、31は平滑用キャパシタであり、その出力信
号32として、第4図29に併記した32(点線)に示
す波形を得る。
33はアナログスイッチである。34は水平帰線パルス
であり、第4図34に示す通りである。
従って、アナログスイッチ33の出力信号35として、
水平走査期間T、内では第4図29に示す波形が、水平
帰線期間T、内では第4図32に示す波形がそれぞれ取
り出され、その結果、第4図35に示す波形が得られる
。これは、水平帰線期間部が平坦化されたパラボラ波で
あり、所望のものである。従って、第1図の入力信号1
として使用するに好適なものである。
ところで、仮りに、第3図に示すアナログスイッチ33
を省略すると、その出力信号には第4図29に示す波形
が現れる。この波形は水平帰線期間に急激な変化部分を
有するため、不適である。
何故なら、急激な電流変化は第1図のフォーカスコイル
4の両端に極めて大振幅のパルス電圧を発生させ、それ
によりトランジスタ2を飽和させ、正常動作を不可能と
するからである。
以上で第1の実施例の説明を終る。
次に、本発明の第2の実施例を第5図に示す。
同図で、1.2,3,4,5,20.21は第1図で示
したものと同一のものである。そして、36.37.3
8が新規の構成要素である。これらの作用は、トランジ
スタ2の飽和に伴う異常動作、いわゆる蓄積遅延時間(
storage time)の発生を防ぐことである。
ここで、36は、直流レベルシフト用のツェナーダイオ
ードであり、そのツェナー電圧をトランジスタ2の飽和
電圧(通常、約3■のオーダー)よりやや太き目(約1
20%)に選定する。37はツェナーダイオードのバイ
アス電流を流すための抵抗である。38はダイオードで
ある。
この様な構成によれば、トランジスタ2のコレクタ電位
が下がって飽和状態に近づくと、その前に、ダイオード
38が導通し、従って、入力信号1が降下する。従って
、トランジスタ2が飽和状態にドライブされることが回
避される。
尚、一般に直流レベルシフト用のツェナーダイオード3
6は、抵抗分割などのレベルシフト回路で代用すること
ができる。
次に、本発明の第3の実施例を第6図に示す。
本実施例は、第1の実施例(第1図)におけるトランジ
スタ2を、負帰還増幅器39に置き換えて表現したもの
であり、動作原理は第1の実施例と同じである。
同図で、1は入力信号であり、第1図と同じ水平周期の
パラボラ波である。また、4はフォーカスコイル、20
は直列キャパシタ、21はチョークコイルであり、これ
らも第1図で示したのと同一のものである。40は電流
検出用の抵抗で、その作用は、第1図のエミッタ抵抗3
と同じである。
即ち、第6図に示す回路は、フォーカスコイル4に流れ
る電流が、入力信号1であるパラボラ波に比例したもの
となるように負帰還動作する。
ここで、所要電源電力について記す。
負帰還増幅器39にA級増幅器を使用した場合は、第1
の実施例の場合と同じとなる。即ち、既述の式(4)で
示した従来例の所要電源電力の約半分である。
一方、負帰還増幅器39にB級プッシュプル増幅器を用
いた場合には、若干、所要電力を低減し得る。何故なら
、第1の実施例においては、既述の通り必要電源電流1
0.電源電圧■ccは次式で表わされる。
しかし、B級プッシュプル増幅器の場合は、必要電源電
圧VCCは上式と同じであるが、必要電源電流I、は次
式となる。これは、フォーカスコイル4に流れる電流!
中の交流成分iの絶対値の平均を求めることによって得
られる。即ち、第2図に示す波形15または17を平均
値I0の回りに絶対値積分して得られる。
この式を式(3)と比較すると判るように、負帰還増幅
器39にB級プッシュプル増幅器を用いると、所要電源
電流を2/3倍、言い換えれば、所要電源電力を2/3
倍に低減する効果がある。
以上で、第3の実施例の説明を終る。
次に、本発明の第4の実施例を第7図に示す。
前述の第3の実施例(第6図)が電流帰還形であるのに
対し、本実施例は電圧帰還形である。
同図で、4,20.39は第6図で示したのと同一のも
のである。その他、41は直流阻止用のキャパシタ、4
2.43はブリーダ抵抗であり、これら41,42.4
3によって交流電圧帰還路が構成されている。ブリーダ
抵抗42の抵抗値は、フォーカスコイル4のインピーダ
ンス値の約5倍以上に選定し、ブリーダ抵抗43の抵抗
値はブリーダ抵抗42の抵抗値の約1/10〜1/10
0に選定する。
また、44.46は抵抗、45はキャパシタであり、こ
れら44,45.46によりて直流電圧帰還路が構成さ
れている。抵抗44とキャパシタ45の時定数は水平走
査期間T1の時間より十分大きい値(約100倍以上)
に選定する。
また、47は人力信号であり、第6図における入力信号
1のパラボラ波を時間微分した波形である。何故なら、
第7図の交流電圧帰還路41,4本実施例は、水平走査
周波数が100kHz以上の領域のマルチスキャン対応
のCRTディスプレイに使用するのに好適である。何故
なら、その様な高周波領域では、前述の第3の実施例(
第6図)の場合、フォーカスコイル4のストレイキャパ
シタC1に流れる電流が抵抗46に混入してくるのに対
し、本実施例では混入しないからである。
次に、本発明の第5の実施例を第8図に示す。
同図で、1,4,20.39.40は第6図で示したの
と同一のものであり、44,45.46は第7図に示し
たのと同一のものである。
即ち、本実施例は第6図におけるチョークコイル21を
直流電圧帰還路44.45.46で置き換えたものであ
り、その動作は、第6図の場合と同等である。
次に、本発明の第6の実施例を第9図に示す。
既述の各実施例では、適応周波数範囲が、f。
−90kHz〜50kHzであったのに対し、本実施例
では、f H−90kHz 〜15kHzと拡大したも
のである。即ち、超高精細コンピュータグラフィックス
信号源からテレビグレードまでの広範囲の信号源に対し
て、連続的に自動適応し得る水平ダイナミックフォーカ
ス回路である。
第9図で、1,4,20,21,39.40は第6図で
示したのと同一のものである。その他、34は水平帰線
パルスであり、第3図、第4図で示したのと同一のもの
である。また、4日は周知のパルスカウンタ検波回路で
ある。49は比較器または1ビツトのADコンバータで
ある。50はリレー式スイッチである。
水平走査周波数f+tが50kHz以上の場合、比較器
49の出力信号51はH”レベルとなり、50kHz未
満のとき“L″レベルなる。これに応じて、リレー式ス
イッチ50は各々、開状態または閉状態となるように動
作する。従って、50kHz以上の領域では第6図の場
合と同一の動作をし、50kHz未満の領域では、直列
キャパシタ20は短絡される。従って、50kHz未満
の低周波領域において、直列キャパシタ20の両端に大
振幅の電圧が現れて、負帰還増幅器39が飽和するのを
、回避することができる。
以上で、本発明の各実施例の説明を終る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、水平ダイナミックフォーカス回路にお
ける所要電力を従来に比べ半減することができる。従っ
て、省資源の効果を有すると共に、電力損失に伴う温度
上昇を抑圧でき、高い信頼性を期待できる。
また、従来の水平ダイナミックフォーカス回路(第13
図で示した単一共振方式の水平ダイナミックフォーカス
回路)において用いられていた様な可変インダクタンス
などの調整用の回路素子が不要であるため、その様な回
路素子を調整するための複雑な調整作業も必要でな(な
り、従って、本発明による水平ダイナミックフォーカス
回路をマルチスキャン対応の陰極線管ディスプレイにお
いて使用することが可能となる。
さらにまた、フォーカスコイルに理想的なパラボラ波状
の電流を流すことが可能であるため、画面の全面におい
て−様な電子ビームの集束を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図、第2図は
第1図の各部電流及び電圧の波形を示す波形図、第3図
は第1図で用いられる入力信号を生成するための信号生
成回路を示す回路図、第4図は第3図の各部信号の波形
を示す波形図、第5図は本発明の第2の実施例を示す回
路図、第6図は本発明の第3の実施例を示す回路図、第
7図は本発明の第4の実施例を示す回路図、第8図は本
発明の第5の実施例を示す回路図、第9図は本発明の第
6の実施例を示す回路図、第10図は一般的な電磁フォ
ーカス式CRTディスプレイにおけるCRT周辺部を示
すブロック図、第11図は従来の水平ダイナミックフォ
ーカス回路を示す回路図、第12図は第11図の各部電
流及び電圧の波形を示す波形図、第13図は従来の他の
水平ダイナミックフォーカス回路を示す回路図、である
。 符号の説明 l・・・入力信号、2・・・トランジスタ、4・・・フ
ォーカスコイル、5・・・電源、20・・・直列キャパ
シタ、21・・・チラークコイル、27・・・乗算器、
33・・・アナログスイッチ、36・・・ツェナーダイ
オード、38・・・ダイオード、39・・・負帰還増幅
器、50・・・リレー式スイッチ。 箸 1 図 21 チョークコイル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下限水平走査周波数から上限水平走査周波数までの
    様々な水平走査周波数にて駆動することが可能な陰極線
    管を有するディスプレイにおいて用いられ、 前記陰極線管に設けられるフォーカスコイルを具備し、
    該フォーカスコイルに前記陰極線管の駆動される水平走
    査周波数と同じ周波数を持つ電流を流して、該フォーカ
    スコイルの発生する磁界により、前記陰極線管における
    電子ビームのフォーカスを、画面上の水平方向における
    いずれの点においてもほぼジャストフォーカスとなるよ
    うに合わせる水平ダイナミックフォーカス回路において
    、 前記フォーカスコイルに直列にキャパシタを接続し、該
    キャパシタのキャパシタンス値Cを、C=(T_sT_
    r)/6L なる関係(但し、T_sは前記上限水平走査周波数に対
    応する水平走査期間の時間、T_rは水平帰線期間の時
    間、Lは前記フォーカスコイルのインダクタンス値、で
    ある。)をほぼ満足するような値に選定して、前記キャ
    パシタの両端に、少なくとも水平帰線期間において、前
    記フォーカスコイルの両端の電圧の振幅を相殺するよう
    な極性の電圧を発生させることを特徴とする水平ダイナ
    ミックフォーカス回路。 2、請求項1に記載の水平ダイナミックフォーカス回路
    において、前記フォーカスコイルに流す前記電流の波形
    は、水平帰線期間においてほぼ平坦であり、水平走査期
    間においてほぼパラボラ波状であると共に、 前記電流の波形は、前記陰極線管の駆動される水平走査
    周波数と同じ周波数を持つのこぎり波信号を二乗手段に
    よって二乗して第1の信号を得、得られた該第1の信号
    からピーク検波手段によって該第1の信号のピークレベ
    ルを示す第2の信号を得、得られた前記第1及び第2の
    信号をアナログスイッチ手段によって切り換えて、水平
    走査期間では前記第1の信号を、水平帰線期間では前記
    第2の信号を、それぞれ出力させることにより、得るこ
    とを特徴とする水平ダイナミックフォーカス回路。 3、請求項1に記載の水平ダイナミックフォーカス回路
    において、前記キャパシタの両端を短絡させる手段を設
    けて、前記陰極線管の駆動される水平走査周波数が、前
    記上限水平走査周波数の約1/2以下の周波数である時
    のみ、前記キャパシタの両端を短絡させるようにしたこ
    とを特徴とする水平ダイナミックフォーカス回路。
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