JPH02181035A - 耐熱セラミック複合構造体 - Google Patents

耐熱セラミック複合構造体

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JPH02181035A
JPH02181035A JP33519888A JP33519888A JPH02181035A JP H02181035 A JPH02181035 A JP H02181035A JP 33519888 A JP33519888 A JP 33519888A JP 33519888 A JP33519888 A JP 33519888A JP H02181035 A JPH02181035 A JP H02181035A
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Terushi Hoshino
星野 昭史
Tetsuo Tatsumi
哲男 巽
Toshinori Nakamura
中村 敏則
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、例えばガスタービンにおいJ、燃焼器から
の燃焼ガスを旋回させてタービンに導くスクロールや燃
焼器の内筒、タービンノズルなどのように、内壁か高温
な燃焼ガスにさらされる条件下て使用されるセラミック
複合構造体に関するものである。
[従来の技術] 一般に、ガスタービンのスクロールや燃焼器の内筒、タ
ービンノズルなど、その内壁が高温燃焼ガスにさらされ
る構造体では、耐熱性の向上を図るためにセラミック製
としたものが知られている(たとえば、THE AME
RICAN SOC:IETY OFMECHANIC
AL ENGINEER3PAPERNo、8Ei−G
T−93,1988年8月学会発表) [発明が解決しようとする課題] ところで、スクロールなどガスタービンのセラミック製
構造体は比較的大形で、かつ複雑な形状をもつ。このよ
うな大形のセラミック製構造体は、それを一体形に製造
することがきわめてむずかしい。また、一体形に成形で
きても、タービンの運転開始や運転停止時に発生する熱
衝撃にともなう応力が局部的に集中し破損し易い。その
ため、上記のようなセラミック製構造体を複数に分割し
、それら複数の分割体を寄せ集めて所定の大きさ、形状
のセラミック製構造体とすることが考えられ、これによ
り、製造を容易にできるとともに、急激な温度変化や内
外の温度差があっても熱応力の発生を小さく抑えること
ができる。
しかしながら、セラミック製構造体を複数に分割する場
合は、それら複数の分割体を寄せ集めて所定の形状に組
立てた状態で、各分割体を安定よく支持させることがむ
ずかしく、それらの支持に工夫を要することになる。
この発明は上記実情に鑑みてなされたもので、複数に分
割して製造を容易にするとともに、熱応力の発生を抑え
つつ、各分割体の連結が容易で、しかも耐破壊性を向上
することができる耐熱セラミック複合構造体を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 」二記目的を達成するために、この発明に係る耐熱セラ
ミック複合構造体は、複数の分割体を寄せ集めたセラミ
ック酸の構造体の外周に、耐熱性合成繊維からなるフィ
ラメントの巻回体または織物が被装されている。
[作用] この発明によれば、セラミック製構造体が複数の分割体
の寄せ集めからなるので、大形で、かつ複雑な形状のも
のであっても、製造がきわめて容易になるとともに、急
激な温度変化や内外の温度差による熱応力か小さくなる
。しかも、各分割体を寄せ集めて組立てたセラミック製
構造体の外周には耐熱性合成繊維からなるフィラメント
の巻回体または織物を被装しているので、各分割体どう
しを所定の形状に連結し複合化することが容易である。
また、組立てたセラミック製構造体の外周に耐熱性合成
繊維からなるフィラメントの巻回体または織物か存在す
るのて、大きな熱応力に対する耐破壊性か向上して、厳
しい温度条件下て使用される構造体の破壊に対する信頼
性を高め得る。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はガスタービンの概略断面図を示す。第1図にお
いて、■は遠心圧縮機、2は半径流型のデイフユーザ、
3は燃焼器、4は外ハウシンク、5は内ハウシンク、6
はスクロール、15はタービンノズル、7はタービン、
10は」−記内外ハウシング5.4間に形成された空気
通路、11は内ハウシンク5とスクロール6との間に形
成された空気通路てあり、デイフユーザ2からの圧縮空
気Cか上記通路10を経て熱交換器(図示せず)に供給
され、そこで熱交換された予熱空気Hが通路11を経て
燃焼器3に導かれ。この燃焼器3からの燃焼ガスGは、
上記スクロール6内で旋回しなからタービンノズル15
を経てタービン7に導かれる。
上記スクロール6は88などのセラミック酸て、第2図
のように、このスクロール6の径方向外方部を形成する
外筒8と、この外筒8に連結されて径方向内方部を形成
する内筒9とに分割されている。
上記外筒8は、さらに第3図のように、周方向にたとえ
ば4つに分割されており、第1の分割体81および同一
形状の3つの第2の分割体82から構成されている。そ
のうち、第1の分割体81は、燃焼器3の内筒3Aに連
通する燃焼ガス導入管部84aが一体形成されている。
上記第1および第2の分割体81.82の周方向の分割
端部には、それぞれ重ね代81c、82cか一体形成さ
れており、これら重ね代81c、82cか各分割体82
.81の内周面に当接することにより、−1−記外筒8
の形くずれが防止され、環状に保形されている。
一方、第1図および第2図の内筒9は、軸方向に2分割
されており、第1の内筒91と、第2の内筒92から構
成されている。そのうち、第1の内筒91は、小環状部
91aとディフレクタ部91bとをステー91cを介し
て一体に連結して形成されており、燃焼ガスGをセラミ
ック酸のノズル部12に導入する通路13を形成してい
る。
第2の内筒92はテーバ円筒状に形成されており、上記
第1の内筒91の小環状部91aおよび外筒8に当接し
ている。この第2の円筒92と」二記外筒8とは、イン
ロー継手部92aで当接して燃焼ガスGの漏洩か防止さ
れている。また、上記第1の内筒91のディフレクタ部
91bと外筒8とは、インロー継手部92dて当接して
燃焼ガスGの漏洩か防止されている。
以」二のように、周方向に4つに分割された外筒8と、
軸方向に2つに分割された内筒9との合計6つの分割体
を寄せ集めて組立てたセラミック製スクロール6の外側
に、耐熱性合成長繊維からなる織物14を、たとえばズ
ボンをはかせる形てかふせて、第2図、第3図のように
、スクロール6の全外周を被覆して一体形に保形し複合
化する。
」二記織物14は、炭素繊維やニカロン(商品名)、チ
ラノ(商品名)等のSiC#l!M、アルミナ(A文2
03)繊維などの耐熱性に優れた合成長繊維からなり、
伸縮性を有しており、その厚みは0.3〜3mm程度で
ある。
上記構成のセラミック製スクロールにおいては、スクロ
ール外筒8か第3図のように周方向に4分割されている
とともに、スクロール内筒9が軸方向に2分割されてい
るから、複雑な形状にもかかわらず、製造か容易てあり
、かつ各分割体81.82,91.92か互いに拘束し
ないため、急激な温度変化や温度分布の偏りかあっても
熱応答力の発生を小さく抑えられる。しかも、各分割体
81,82,91.92を寄せ集めて組立てられたスク
ロール6の外周りには、耐熱性合成m維からなり、靭性
の優れた織物14か被装されているから、上記分割体8
1,82,91.92を所定の組立て形状に安定よく支
持させて、厳しい熱応力に対しても破壊が発生しにくい
。また、万一、タービンの運転中に分割体内に割れなど
が生しても、壊滅的な破壊につながらない。
ところで、上記のように、複数の分割体81゜82.9
1.92を寄せ集めて組立てたスクロール6においては
、各分割体81,82,91゜92の相互間の合せ面か
らガス漏れか発生ずるおそれがある。これに対処するた
めに、上記織物14の構成材料であるSiC@維や炭素
繊維、アルミナ繊維の束やプリフォームの空間に、Si
Cなとのマトリックス成分を混入して繊維強化セラミッ
ク(FRC)に複合化し、上記合せ面のシール性を向上
させている。以下、その複合化のための具体的な方法を
例示する。
(1)キャンレスHIP(熱間性静水圧加圧)法この方
法は、マトリックス材料であるlOO%有機プリカーサ
(ポリカルボシラン)の微粒子をエチルメチルケトンや
ベンセン等の溶剤に分散する、または、サフミクロンの
SiC粉末および有機プリカーサを溶剤に分散した耐熱
性、含浸性のよいスラリ、あるいは、加熱溶融した有機
プリカーサをセラミック製スクロール6に被装した耐熱
性合成繊維からなる織物14に含浸させた上、これを蓋
のない加圧容器に入れて700℃〜1,0000Cに加
熱された静水圧を数10kg/cmZ〜数1,000k
g/c[112加圧することにより、SiC化し、その
後)1,100°C〜l、7006Cf7)高m、!処
理ニヨリ、 m維とマ)〜リックスを焼結させて、靭性
および強度に優れ、かつシール性のよい複合体を得るも
のである。
(2)CVI(化学気相浸透)法 この方法は、織物14を構成する耐熱性繊維の成形体(
プリフォーム)を炉内に置き、カルボシランなとマトリ
ックスの反応ガスに圧力をかけて、プリフォーム中に反
応ガスを流すことにより、そのガスをプリフォーム中て
反応させて高温側から徐々にプリフォームの空間にマト
リックス成分を化学的に沈積させ充填し、強度およびシ
ール性に優れた複合体を得るものである。
なお、上記(1)と(2)とては、複合化のための処理
時間において、(1)のキャンレスHIP法の方が短時
間ですむ。
第4図はこの発明の別の実施例を示す。この実施例ては
、第1図のガスタービンにおける燃焼器3の内筒3Aに
適用したものて、SiCなどのセラミック製の燃焼器内
筒3Aか、その筒軸方向に4つに分割されており、第1
〜第3の分割筒体31〜33の分割端部には、それぞれ
内外に嵌り合う重ね代31a〜33aか一体に形成され
ている。これら第1〜第4の分割筒体31〜34を所定
形状に組立てたセラミック製の燃焼器内筒3Aの外周に
、上記の耐熱性合成長繊維からなるフィラメントの巻回
体14を被装させて、一体形に保形し複合化したもので
ある。シール製を向上させる必要かあるときは、前述の
方法により、SiCなとのマトリックス成分を上記巻回
体に含浸させてFRC化する。
第5図および第6図はこの発明のもう1つの実施例を示
す。この実施例は第1図のガスタービンにおけるタービ
ンノズル15に適用したものである。このタービンノズ
ル15は、第6図のように、同心に配置された内外二重
の円筒体15A。
15Bを周方向に適当間隔を隔てて配置された多数の翼
板15Cて相互に連結して、隣接する翼板15C,15
C間に燃焼ガス通路15Dを形成してなる。このような
タービンノズル15はセラミック酸て、周方向にたとえ
ば12個に分割されており、各分割体35は、上記内外
二重の円筒体15A、15Bの1/12円弧部と翼板1
5Cとを一体形成したものて、全て同一形成に構成され
ている。これら同一形状の12個の分割体35の分割端
部には、それぞれ互いに周方向に嵌合するに合突片35
aおよび嵌合用凹部35bか形成されており、この嵌合
突片35aと凹部35bとを嵌合させた状態で各分割体
35を順次組+−+けることにより、所定形状のセラミ
ック製タービンノズル15を組立てる。この組立てられ
たタービンノズル15の外側円筒体15Bの外周に、上
記の耐熱性合成繊維からなるフィラメントの巻回体14
を被装させて、一体形に保形し複合化したものである。
シール性を向上させる必要があるときは、やはり前述の
キャンレスHIP法やCVI法により、SiCなどのマ
トリックス成分を上記巻回体14に含浸させてFRC化
する。
上記第4図で示す構成のセラミック酸の燃焼器内筒3A
の場合も、第5図および第6図で示す構成のセラミック
酸のタービンノズル15の場合も、既述のスクロール6
の場合と同様に、熱応力の発生が抑えられるとともに、
各分割体を所定の形状に安定よく支持させて、厳しい熱
応力に対しても破壊が生じない。
なお、燃焼器内筒3Aおよびタービノズル15は、スク
ロール6にくらべて、形状が単純であるから、上記のよ
うに、フィラメントの巻回体14を被装させたか、スク
ロール6と同様に、耐熱性合成繊維からなる織物を被装
させる型式としても良い。
また、上記各実施例は、ガスタービンにおけるセラミッ
ク酸の構成部品に適用した説明したが、それ以外ても高
温下で使用され、急激な温度変化や温度分布に偏りを生
しる条件下で使用されるセラミック酸の構造体であれば
、どんなものに適用しても同様の効果を奏する。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、セラミック製
構造体を複数に分割したもので、例えばガスタービンの
スクロールなどのように、比較的大形て、かつ複雑な形
状の構造体であっても、製造か容易になるとともに、急
激な温度変化等による熱応力の発生を抑えることができ
る。
しかも、分割体を寄せ集めて組立てられた構造体の外周
に耐熱性合成繊維からなるフィラメントの巻回体または
織物を被装したので、各分割体は破壊靭性の優れたフィ
ラメントの巻回体または織物で、しっかりと支持されて
いるのて、大きな熱応力に対する耐破壊性が著しく向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すガスタービンの概略
断面図、第2図はスクロールの縦断側面図、第3図はス
クロールの縦断正面図、第4図はこの発明の別の実施例
を示す燃焼器内筒の縦断面図、第5図はこの発明のもう
1つの実施例を示すタービンノズルの縦断側面図、第6
図は第5図のVI−VI線に沿った断面図である。 3A・・・燃焼器内筒(構造体)、6・・・スクロール
(構造体)、14・・・織物またはフィラメントの巻回
体、15・・・タービンノズル(構造体)、31〜35
.81,82,91.92・・・分割体。 q〕 Cつ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の分割体を寄せ集めたセラミック製の構造体
    を備え、この構造体の外周に、耐熱性合成繊維からなる
    フィラメントの巻回体または耐熱性合成繊維からなる織
    物が被装されてなる耐熱セラミック複合構造体。
JP33519888A 1988-12-29 1988-12-29 耐熱セラミック複合構造体 Granted JPH02181035A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33519888A JPH02181035A (ja) 1988-12-29 1988-12-29 耐熱セラミック複合構造体

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JPH02181035A true JPH02181035A (ja) 1990-07-13
JPH0581741B2 JPH0581741B2 (ja) 1993-11-16

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