JPH02175892A - 金属電解採取用エラストマー陰極 - Google Patents

金属電解採取用エラストマー陰極

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JPH02175892A
JPH02175892A JP33123888A JP33123888A JPH02175892A JP H02175892 A JPH02175892 A JP H02175892A JP 33123888 A JP33123888 A JP 33123888A JP 33123888 A JP33123888 A JP 33123888A JP H02175892 A JPH02175892 A JP H02175892A
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JP
Japan
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cathode
elastomer
metal
conductivity
conductive
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Pending
Application number
JP33123888A
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English (en)
Inventor
Toru Noguchi
徹 野口
Toshimichi Takada
俊通 高田
Kazuo Goto
和生 後藤
Yoshio Yamaguchi
山口 良雄
Hajime Kakiuchi
垣内 一
Shigeto Deki
成人 出来
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属イオンを含有する水溶液から電解により
金属を析出採取するための陰極に係り、詳しくは陰極に
エラストマー製の電極を用いたものである。
(従来技術) 従来、金属イオンを含有する水溶液から電解により金属
を析出採取する際の陰極の材料は金属やグラファイト等
が用いられていたが、析出物と陰極表面のヌレ性が良い
ため、析出物の陰極から剥離性は悪く、その剥離は人力
で行なうには困難なものであった。
そこで、陰極の変形を利用した波形プレス法あるいは特
公昭58−39790号公報に開示されているような打
撃、振動を陰極に与える方法、また陰極の一部分にプラ
スチック製のストリップを設け、析出物をストリップ部
分から剥離する方法が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、以上のような従来法では色々な問題がある。ま
ず人力による場合、どうしても作業員数が多くなるとい
うこと、作業員の安全性、陰極の破損等の問題を有する
。次に波プレス法や打撃、振動法による場合は、電極の
劣化、破損をまねきやすく、またもろくて微小な変形に
耐えられないような電極には適さないという制限をうけ
る。また、プラスチックのストリップを設ける方法は剥
離を容易にするものの、析出物と陰極のヌレ性が良いた
めに剥離が困難であるという原因を取り除いたわけでは
ないので、陰極に接触している部分の析出物は剥離する
のが困難となり、ある程度のロスは避けられず、根本的
な解決であるとは言えない。
本発明は上記の問題を解決し、析出物が容易に剥離でき
るとともに耐劣化、耐破損性に優れた長期間の使用に耐
える金属電解採取用陰極を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) これらの目的を達成するために本発明の金属電解採取用
電極は電極本体が粉粒状の高導電性部材をエラストマー
の全体にわたって混在させることによって導電性を付与
した導電性エラストマーからなる金属電解採取用エラス
トマー陰極であることを特徴とする。
また、該導電性エラストマーからなる金属電解採取用エ
ラストマー陰極には電極本体全域を略カバーする形にて
導電性基材を埋設することが後記の理由により効果的で
ある。
また、該導電性基材が金属繊維あるいは炭素繊維あるい
は金属メツキされた繊維であることが好ましい。そして
、前記高導電性部材はエラストマー100重量部に対し
て10〜150重量部の範囲で混入されている。
(作用) 金属電解採取用陰極の電極本体に可撓性を有する導電性
エラストマーを使用しているので、電極本体は簡単に変
形することができ、析出物の剥離は極めて容易である。
また析出物である金属とエラストマーとではヌレ性が非
常に悪いので、析出物と電極が固着してしまうこともな
い。
以下、添付図面に従って本発明の金属電解採取用エラス
トマー陰極の実施例を詳述する。
(実施例) 第1図は本発明を実施した金属電解採取用エラストマー
陰極を一部切り欠いて示す正面図、第2図は同エラスト
マー陰極の側面図である。金属電解採取用エラストマー
陰極(1)は導電性エラストマー製の電極本体(2)中
に導電性基材(3)が電極本体(2)全域を略カバーす
る形で埋設されており、本体上部に導電性基材(3)と
連繋するように一部埋設されて端子(4)が取り着けら
れている。
本発明で使用する導電性エラストマーとは、エラストマ
ーに粉粒状の高導電性部材を全体にわたって混在し、導
電性を付与したものであって、エラストマーとしては粘
弾性を有するもので、即ちオイルを混入し、更に機械的
強度及び耐熱性を向上させるために、硫黄、硫黄化合物
または過酸化物で架橋可能なゴムを用い、例えば天然ゴ
ム、ポリブタジェンゴム、スチレン−ブチジエン共重合
体ゴム、ブチルゴム、クロロブレンゴム、エチレン−プ
ロピレン共重合体ゴム、シリコンゴム等が使用される。
尚、この他SIS、SBS、5EBS等の熱可塑性樹脂
も使用できる。これらのエラストマーと金属析出物のヌ
レ性は悪く、剥離性は良好なものとなる。
また、前記粉粒状の高導電性部材としてはカーボンブラ
ック、グラファイト、グラツシーカーボン等が挙げられ
、エラストマーへの添加量はエラストマー100重量部
に対して10〜150重1部、好ましくは30〜100
重量部である。
尚、10重量部未満の場合には、抵抗値が大きくて通電
効率が悪く、反対に150重量部を越えると加工性が困
難になると共に電極本体部の可撓性も阻害される。
また、高導電性部材の一つとして使用されるカーボンブ
ラックはDBP吸油量が150m1/100g以上、好
ましくは400m1/100g以上でヨード吸着量が1
00mg/g以上、窒素表面積が15Om”/g以上の
鎖状構造が発達し、粒子間及び凝集体間距離の小さいも
ので、具体的には高導電性ファーネスブラック、あるい
はアセチレンブラック等を挙げることができる。
導電性エラストマー製の電極本体(2)中に全域を略カ
バーする形で埋設される導電性基材(3)は電極の全表
面にわたって均等に電流を流すために設けるものである
が、電極本体(2)の可撓性を損なわないように柔軟な
材質を使用することが好ましい。その例としては、ポリ
エステル、ポリアミド、芳香族ポリアミド等を素材とす
る有機繊維を、平織、サテイン(朱子り、ツイル(綾y
A)等の手段で製織された織布にニッケル、銅、亜鉛等
の導電性部材を蒸着もしくは化学メツキしたもの、ある
いは製織に先立って、前記素材糸に予め前記導電性部材
を蒸着もしくは化学メツキしておき、この加工糸を用い
て製織した織布、その他金属の織物、金属製メツシュ等
が挙げられる。
また電極本体(2)の形状やサイズによっては、導電性
基材(3)を設けずに使用することも可能である。
本発明の金属電解採取用エラストマー陰極の電極本体(
2)形状は、第1図のような平板形状に限られるもので
はなく、第3図に示すような円柱形状のものでもよく、
その場合導電性基材(3)は第4図のように円筒状に埋
設すると、電極表面の電流が均等になるので好ましい。
また、その他にも用途に合わせてどのような形状にする
こともできる。
(効果) 本登明、上金1イ1.オンを含有する溶液から電解によ
り金属を析出採取する際の陰極に、可撓性を有する導電
性エラストマーを用いていることから電極本体は、変形
することができるので金属を析出させた後に析出物を容
易に剥離することができ、また導電性エラストマーと金
属析出物のヌレ性が悪いので、電極に析出物が固着して
しまうことがなく剥離性にも優れている。また、導電性
エラストマーの電極本体中に本体を略カバーする形で導
電性基材を埋設することによって電極表面は全域にわた
って均等に電流が流れ、その導電性基材として柔軟性の
ある導電性の繊維を用いることによって電極本体の可撓
性を損なわず、析出物を容易に剥離することのできる金
属電解採取用陰極を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の金属電解採取用エラストマー陰極の一
部切欠き斜視図であり、第2図は第1図における同エラ
ストマー陰極の側面図、第3図は本発明の変形実施例を
示す斜視図であり、第4図は第3図における変形実施例
の平面図である。 (1)・・・金属電解採取用エラストマー陰極(2)・
・・電極本体 (3)・・・導電性基材 (4)・・・端子 第1図 第2図 特許出願人  三ツ星ベルト株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属電解採取用陰極の電極本体が、粉粒状の高導電
    性部材をエラストマーの全体にわたって混在させること
    によって導電性を付与した導電性エラストマーからなる
    金属電解採取用エラストマー陰極。 2、導電性エラストマーからなる電極本体中に、本体全
    域を略カバーする形にて導電基材を埋設してなる請求項
    1記載の金属電解採取用エラストマー陰極。 3、導電性基材が柔軟性を有する導電性繊維または金属
    製メッシュからなる請求項2記載の金属電解採取用エラ
    ストマー陰極。 4、粉粒状の高導電性部材のエラストマーの混入量がエ
    ラストマー100重量部に対して10〜150重量部の
    範囲に設定されている請求項1から3までのいずれかに
    記載の金属電解採取用エラストマー陰極。
JP33123888A 1988-12-27 1988-12-27 金属電解採取用エラストマー陰極 Pending JPH02175892A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0658268A4 (en) * 1992-02-24 1995-02-07 Eneco Inc METHOD AND DEVICE FOR GENERATING ENERGY BY ALKALI HYDROGEN CORE FUSION.
JP2002535493A (ja) * 1999-01-22 2002-10-22 リノヴェア・インターナショナル・インコーポレーテッド 溶液から金属を取り出すための電気化学電池

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EP0658268A1 (en) * 1992-02-24 1995-06-21 Eneco, Inc. Method and apparatus for alkali-hydrogen fusion power generation
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