JPH0217500Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、テレビジヨン受像機等の印刷基板の
位置決めを容易に且つ確実に固定する基板固定装
置に関する。

第１図に示すように、従来は、印刷基板１を１
対の相対向した基板レール２の溝に沿つて挿入
後、印刷基板の端部を押えるために、固定具３を
捻子止めして基板１を固定していた。なお、基板
レール２には基板固定具３と反対側に図示しない
ストツパーがあり、基板１はそれに当るまで挿入
される。なお、レール２や固定具３はキヤビネツ
ト１０の底板の上面に取付けられるものである。
また、基板１には他の回路と接続を要する場合、
基板上にプラグ５を取付け、このプラグ５にコネ
クタ６を差し込み、このコネクタ６からリード線
７を引き出して他回路へ接続するようにすること
もある。

この方法は、 ○イ 基板固定具３を使用している為コストアツプ
となつている。

○ロ 基板固定具３を使用している為、基板１以外
に基板固定具３を取付けるためのスペースが必
要となつてキヤビネツトが大形化になる。

○ハ 基板固定具３がネジ固定の為、基板１を取外
す際工具が必要となり、サービス性が悪い。

本考案は上述した点に鑑み、その欠点を除く為
になされたものであり、基板挿入レール２に切欠
きや凸部よりなる係止部を設け、この係止部に係
合させてコネクタをプラグに接続することで、印
刷基板１の移動を固定する基板固定装置を提供す
ることをを目的とする。

以下、本考案を第２図、第３図の一実施例につ
いて説明する。

本考案は次の手段から成り立つている。

○い 基板レール２に切欠き部４を設ける。

○ろ 基板１を基板レール２に挿着し、そのストツ
パーに当るまで挿入する。

○は この状態において、基板１の上で基板レール
２の切欠き部４の位置に外部接続用のプラグ５
を設ける。このプラグ５は第３図のように複数
のピン８を有し、ピンの一端は基板１に差し込
まれて半田付けされている。

○に それから、前記切欠き部４を通してコネクタ
６を挿入してプラグ５に接続する（挿脱自在）。
前記コネクタ６は前記ピン８に接続できる受け
口９を備えている。

○ほ つまり、基板レール２の切欠き部４の寸法
と、コネクタ６の外形寸法（幅）とを一致させ
てあるので、コネクタ６をプラグに差し込むと
切欠き４の中にコネクタ６が位置して、基板１
の移動が固定される。

○へ しかしてコネクタ６には基板１と他回路とを
接続するためのコード７が装着されており、コ
ネクタ６を差し込むことは基板１と基板外との
電気的接続をも兼ねる。

更に、基板レール２に切欠き部４を設けるか
わりに第４図に示す如く凸状部１４を設けて、
この凸状部１４とコネクタ６が接触することで
印刷基板の固着を行なうことも可能である。従
つて本考案は基板レール２の一部に切欠き部４
や凸部１４よりなる係止部を設け、この係止部
と印刷基板内に設けられたプラグに接続するコ
ネクタとを互いに係合することで印刷基板を固
着するものである。

本考案は以上のような構造であるから、これを
使用するときは、基板１を基板レール２に挿入
し、コネクタ６をプラグ５に挿入し、基板１を固
定することにより基板１の位置決めが、ワンタツ
チでできる。

又、コネクタ６を基板１の外側に配置すること
により基板１のスペースが少なくてすむ。

さらに、コネクタ６とプラグ５が電気的コネク
ターを兼ねることができ、かつ基板固定具３が不
要の為、コストダウンになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の斜視図、第２図は本考案の
一実施例の斜視図、第３図は第２図の−′線
に沿つて一部を分解して示す斜視図、第４図は本
考案の他の実施例を示す斜視図である。 １……基板、２……基板レール、３……基板固
定具、４……切欠き部、５……プラグ、６……コ
ネクタ、７……コード。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 外部接続用のプラグとこのプラグに接続するコ
   ネクタを設けた印刷基板と この印刷基板を保持する基板レールと この基板レールに設けられ前記コネクタと当接
   して前記印刷基板の移動を防止する係止部と からなることを特徴とする印刷基板固定装置。