JPH0216780Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の技術分野） この考案は、幼児等が本体に乗つて前後に揺動
させて遊ぶ揺動木馬に関する。

（従来技術とその欠点） 従来の揺動木馬は、単に幼児等が本体に乗つて
前後に揺動させるのみであり、揺動によつて音響
を発生するものはなかつた。

（考案の目的およびその概要） この考案は、揺動によつて演奏動作を開始する
オルゴールを揺動木馬に装着し、幼児等が揺動木
馬により一層興味をそそるようにしたものであ
り、本体における座板の上面にクツシヨンを設け
ると共に、前記本体の所要個所に電子式オルゴー
ルを設け、前記クツシヨンにはスイツチを内蔵さ
せ、前記電子式オルゴールは、電池等の電源と演
奏動作開始の水銀スイツチとを有し、前記クツシ
ヨン上に幼児等が腰掛けることにより、前記スイ
ツチが動作して前記電子式オルゴールの電源をオ
ン（ON）させ、前記本体を揺動することにより
前記電子式オルゴールの水銀スイツチをオン
（ON）させて演奏動作を開始させることを特徴
とする。

（考案の実施例） 第１図は、この考案の一実施例である揺動木馬
を示す。

この考案による揺動木馬の本体Ａは、座板１と
この座板１の上面に設けられたクツシヨン２と、
座板１の下面に取着した電子式オルゴール３と、
首部から左右水平方向に突設した取手１０と、揺
動脚１１と、足掛１２と、からなつている。

クツシヨン２にはスイツチが内蔵されており、
例えば第２図及び第３図に示すように、多数の透
孔４ａを設けたウレタンフオーム等の弾性シート
４と、この弾性シート４の上下面に設けたアルミ
泊等の電気接点シート５，５と、この電気接点シ
ート５，５と前記弾性シート４とを被覆する帆布
等の被覆部材６とから構成されている。

電子式オルゴール３は、第４図に示すように、
電池等の電源７と、演奏動作開始の水銀スイツチ
８とを内蔵している。なお、第４図中、９はスピ
ーカー等を含む電子式オルゴール本体を示す。

さて、クツシヨン２上に幼児等が腰掛けると、
まず電気接点シート５，５は弾性シート４の透孔
４ａを通して接触し、電子式オルゴール３の電源
７がオン（ON）され、そして、幼児等が本体Ａ
を揺動させると、電子式オルゴール３の水銀スイ
ツチ８がオン（ON）して演奏動作が開始される
こととなる。

なお、電子式オルゴール３は、電源７がオン
（ON）した状態で水銀スイツチ８が一旦オン
（ON）すると、たとえ揺動を止めて水銀スイツ
チ８がすぐオフ（OFF）しても一曲演奏し終え
るようになつているものである。

（考案の効果） 以上のように、この考案によれば、揺動木馬に
乗ることによつて電源がオンし、揺動によつて電
子式オルゴールの演奏が開始するので、幼児等は
揺動木馬に従来よりも興味をそそられるものであ
り、また幼児等が揺動木馬の座板に乗らない限り
電源がオンしないので、電池等の電源の節約にも
役立つものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例による揺動木馬の
側面図、第２図はクツシヨンの内部概要構成図、
第３図は弾性シートの斜視図、第４図は電子式オ
ルゴールの内部概要構成図である。 Ａ……本体、１……座板、２……クツシヨン、
３……電子式オルゴール、４……弾性シート、４
ａ……透孔、５，５……電気接点シート、６……
被覆部材、７……電源、８……水銀スイツチ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体Ａにおける座板１の上面にクツシヨン２を
   設けると共に、前記本体Ａの所要個所に電子式オ
   ルゴール３を設け、 前記クツシヨン２には、スイツチ５を内蔵さ
   せ、 前記電子式オルゴール３は、電池等の電源７
   と、演奏動作開始の水銀スイツチ８と、を有し、 前記クツシヨン２上に幼児等が腰掛けることに
   より、前記スイツチ５が接触して前記電子式オル
   ゴール３の電源７をオン（ON）させ、前記本体
   Ａを揺動することにより前記電子式オルゴール３
   の水銀スイツチ８をオン（ON）させて演奏動作
   を開始させることを特徴とする揺動木馬。