JPH02165431A - 光ディスクのトラッキング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、光を利用して記録あるいは読み出しを行な
う光デイスク装置あるいは光磁気ディスク装置（この明
細書では光ディスクと光磁気ディスクとを総称して光デ
ィスクと呼ぶこととする）に関し、とくに光ディスクに
対し光学系をトラッキングさせる装置に関する。

【従来の技術】

光デイスク装置は、文章やイメージ、図面等をファイリ
ングするシステムあるいはコンピュータのファイリング
用周辺機器として用いられている。 その記録あるいは読み出しのため光学系をトラッキング
させて所望のトラックにアクセスする必要がある。 このアクセス時間を短くするため、従来では光学ヘッド
を移動させるための機械的駆動機構を、粗動部分と微動
部分とに分けて構成するなどの方策がとられてきた。

【発明が解決しようとする課題】

しかしながら、このように機械的駆動機構を粗動部分と
微動部分とに分けても、両者とも高い位置精度が要求さ
れるため、機構が複雑になり、且つ重量が大きくなると
いう欠点があった。 この発明は、簡単な機構で重量が軽く且つコンパクトで
ありながら、アクセス時間を短くできる、光ディスクの
トラッキング装置を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、この発明による光ディスクの
トラッキング装置においては、光ディスクの複数のトラ
ックのそれぞれに対応する複数の光路を備え、該複数の
光路を導波路型光スイッチにより切り換えることが特徴
となっている。

【作　　用】

複数の光路が複数のトラックのそれぞれに対応させられ
ており、この複数の光路は導波路型光スイッチにより切
り換えられる。 したがって、書き込みあるいは読み出しのため光路をあ
るトラックから他のトラックへ切り換える動作が、導波
路型光スイッチの切換速度と同じ速度で行え、そのため
大きな径の光ディスクであってもアクセス時間を非常に
短くできる。 しかも、導波路型光スイッチの切換によりトラッキング
を行なっているため、機構的にきわめて簡単であり、重
量が軽くなり、コンパクトである。

【実　施　例】

つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。第１図において、光ディスク１がモーター１
１によって高速回転させられるようになっており、この
光ディスク１の円形状の多数のトラック２の各々をトレ
ースできるようヘッド３がモーター３１、歯車機構３２
等の機械的駆動機構により半径方向に移動させられるよ
うになっている。このヘッド３にはこの実施例の場合、
８本の光ファイバ４が導かれている。ヘッド３内におい
て各光ファイバ４の先端□（光ディスク１と対面する端
部）には集光用のレンズが取り付けられている。この光
ファイバ４の他端は導波路型光スイッチ５の各ボートに
結合されている。 この導波路型光スイッチ５は、たとえばＬｉＮｂＯ３基
板の表面上にＴｉを拡散して７字形の分岐を有するパタ
ーンの導波路５１を形成するとともに、その分岐付近に
ＡＱなとの金属の電極５２を設けたもので、この電極５
２に電圧を印加して電界を形成して導波路５１の屈折率
を変化させることにより２つに分かれたいずれかの分岐
を選択するという電気光学効果を利用したものである。 この実施例では７字形の分岐が３層に設けられており、
分岐側の８つのボートのいずれかが選択される。結合側
の１つのボートにはハーフミラ−等を介してＧａＡｓ系
レーザダイオード等のレーザ発振器６及びフォトダイオ
ード等の光検出器７が結合されている。 この実施例の場合、多数のトラック２を８つの領域に分
け、その各領域に属するトラック２に対するアクセスを
各光ファイバ４が受は持つことになる。すなわち、導波
路型光スイッチ５により１つの光ファイバ４を選択する
ことにより１つの領域を選択し、その領域内の任意のト
ラック２への光フアイバ４先端の移動（トラックピッチ
ごとの移動）を、モーター３１及び歯車機構３２等の機
械的駆動機構によりヘッド３を光ディスク１の半径方向
に移動させることにより行なう。つまり光学系の粗動は
光スィッチ５により行い、微動は機械的駆動機構により
行なう、導波路型光スイッチ５の切換時間はｍ５ｅｃオ
ーダーと非常に速いので、任意のトラック２へのアクセ
ス時間は全体として０、１ｓｅｃ程度に抑えることがで
きる。 第２図及び第３図は他の実施例を示すもので、ここでは
ヘッド８には１本の光ファイバ４が導かれているのみで
ある。このヘッド８には第３図に示すように導波路型光
スイッチ９が内蔵されており、その分岐側の１６のボー
トは光ディスク１に対面し、そのピッチはトラック２の
ピッチに合致させられている。結合側のボートには光フ
ァイバ４が結合される。この導波路型光スイッチ９は、
上記の導波路型光スイッチ５と同様にＬｉＮｂＯ３基板
の表面上にＴｉを拡散して図示パターンの導波路９１を
形成するとともに、その分岐付近にＡＱなとの金属の電
極９２を設けた、電気光学効果を利用したものである。 電極９２に加える電圧を制御することにより１６個の分
岐側ボートのいずれか１つを選択でき、これにより１６
個のトラック２の任意の１つにアクセスできる。 すなわち、この実施例では光学系を任意のトラック２に
アクセスすることについて、より細かな動きは導波路型
光スイッチ９での光路の選択により行い、より大きな動
きはヘッド８内体をモーター３１、歯車機構３２等の機
械的駆動機構により光ディスク１の半径方向に移動させ
て行なう、こうして全体のアクセス時間を短縮するよう
にしている。この実施例において他の構成は上記の実施
例と同じであるから同一の符号を付して説明は省略する
。 なお、上記の実施例は説明の便宜のためのものであり、
第１図や第３図における導波路型光スイッチ５．９の分
岐ポート力数は図示のものに限定される趣旨でないこと
は勿論である。

【発明の効果】

この発明の光ディスクのトラッキング装置によれば、光
学系のトラック間切換を非常に高速に行え、アクセス時
間を短縮できるとともに、機構的に簡単にすることがで
き、軽量・コンパクト化を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の模式図、第２図は他の実
施例の模式図、第３図は第２図のヘッドを拡大して示す
模式図である。 １・・・光ディスク、２・・・トラック、３．８・・・
ヘッド、４・・・光ファイバ、５．９・・・導波路型光
スイッチ、６・・・レーザ発振器、７・・・光検出器、
１１．３１・・・モーター、３２・・・歯車機構、５１
．９１・・・導波路、５２．９２・・・電極。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ディスクの複数のトラックのそれぞれに対応す
   る複数の光路を備え、該複数の光路を導波路型光スイッ
   チにより切り換えることを特徴とする光ディスクのトラ
   ッキング装置。