JPH0216473Y2

JPH0216473Y2 -

Info

Publication number: JPH0216473Y2
Application number: JP6742784U
Authority: JP
Priority date: 1984-05-09
Filing date: 1984-05-09
Publication date: 1990-05-07
Also published as: JPS60180397U

Description

【考案の詳細な説明】「考案の目的」本考案はプレーヤキヤビネツトの底面部に付設
して、キヤビネツトの重量を支承すると共に、外
部からの振動を緩和遮断するプレーヤキヤビネツ
ト用インシユレータ装置の改良を目的とする。

「従来の技術」従来の、この種のインシユレータ装置としては
第２図で示すようなものがあつた。図面におい
て、Ａはプレーヤキヤビネツトで、このキヤビネ
ツトＡには図示しないが、モータ、ターンテーブ
ル、ピツクアツプ等が搭載されている。Ｂはゴム
等の弾性体で、この弾性体Ｂの上面には金属性の
プレートＣが固着され、ネジＤによつてプレーヤ
キヤビネツトＡの裏面に固定されている。また、
弾性体Ｂの下面中央には、雄ネジＥの上端が埋設
固定されている。Ｆは脚部で、その中央には上記
の雄ネジＥが回転自在に螺合する雌ネジＧが刻設
されている。なお、当然であるが、上記のような
インシユレータはプレーヤキヤビネツトＡの底面
部の４隅に設けられている。Ｈは底板である。

そこで、脚部Ｆを所定方向に回転することによ
り、床面ＩからプレーヤキヤビネツトＡの上面ま
での高さを調整することができる。

しかし、従来のインシユレータ装置は上記のよ
うに構成されているので、高さ調整を行なうとき
には、調整を行なうべき脚部Ｆ部分のプレーヤキ
ヤビネツトＡの隅角部を持上げて脚部Ｆを回転す
るのであるが、プレーヤキヤビネツトＡを下した
ときに、自重で高さが変化するので、この変化分
を考慮しつつ数度の調整を行なわなければならな
いという煩わしさがあつた。

「考案の構成」本考案は上記のような欠点を解決するために成
されたもので、その構成要旨は、プレーヤキヤビ
ネツトに固定する弾性体の下面にプレートを固着
し、このプレートの中心に雌ネジを形成し、この
雌ネジにシヤフトを回転自在に螺合してプレーヤ
キヤビネツトから上方に突出させ、その上端につ
まみを取付け、シヤフトの下端には脚部を回転可
能に取付けたプレーヤキヤビネツトを支承するイ
ンシユレータ装置にある。

「実施例」以下、本考案を図面の実施例に基づいて説明す
る。第１図は本考案に係るプレーヤキヤビネツト
用インシユレータ装置の要部を示す縦断面図であ
る。

上記の図面において、１はプレーヤキヤビネツ
トで、このキヤビネツト１には図示しないが、モ
ータ、ターンテーブル、ピツクアツプ等が搭載さ
れている。２はゴム等の弾性体で、この弾性体２
の上面には、該弾性体２より大きな金属性のプレ
ート３が固着され、ネジ４によつてプレーヤキヤ
ビネツト１の裏面に固定されている。また、弾性
体２の下面には、同じくプレート５が固着され、
その中央には雌ネジ６が刻設されている。

７はシヤフトで、このシヤフト７の中央部に
は、上記の雌ネジ６に回転自在に螺合する雄ネジ
８が形成されている。そして、雌ネジ６に回転自
在に螺合したシヤフト７の上端には、プレーヤキ
ヤビネツト１の上面から突出し、その上端にはつ
まみ９が嵌着されている。なお、シヤフト７の上
端及びつまみ９の円筒部の内面にはローレツトが
形成されている。

１０は脚部で、その中心穴１１には上記のシヤ
フト７の下端が回転自在に挿入され、ワツシヤ１
２を介してネジ１３で固着し、脚部１０の下方向
への抜け止めが成されている。１４はシヤフト７
に嵌合された止め座金で、脚部１０の上方向への
移動を規制している。１５は底板で、該底板１５
には脚部１０の上端が侵入自在な円孔１６が形成
されている。なお、当然であるが、上記のような
インシユレータはプレーヤキヤビネツト１の底面
部の４隅に設けられている。

「作用」次ぎに、作用について説明する。つまみ９を所
定方向に回転すれば、シヤフト７はプレート５の
雌ネジ６に回転自在に螺合され、シヤフト７の下
端は脚部１０に対し回転自在かつ上下動不能に取
付けられているので、プレーヤキヤビネツト１は
上方向あるいは下方向に移動する。

「考案の効果」本考案は叙上のように、プレーヤキヤビネツト
１に固定する弾性体２の下面にプレート３を固着
し、このプレート３の中心に雌ネジ６を形成し、
この雌ネジ６にシヤフト７を回転自在に螺合して
プレーヤキヤビネツト１から上方に突出させ、そ
の上端につまみ９を取付け、シヤフト７の下端に
は脚部１０を回転可能に取付けたので、プレーヤ
キヤビネツト１の上からプレーヤキヤビネツト１
に手を触れることなく、短時間のうちに精密な高
さ調整を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るプレーヤキヤビネツト用
インシユレータ装置の要部を示す縦断面図、第２
図は従来のプレーヤキヤビネツト用インシユレー
タ装置の要部を示す縦断面図である。１……プレーヤキヤビネツト、２……弾性体、
３……プレート、６……雌ネジ、７……シヤフ
ト、９……つまみ、１０……脚体。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

プレーヤキヤビネツトに固定する弾性体の下面
にプレートを固着し、このプレートの中心に雌ネ
ジを形成し、この雌ネジにシヤフトを回転自在に
螺合してプレーヤキヤビネツトから上方に突出さ
せ、その上端につまみを取付け、シヤフトの下端
には脚部を回転可能に取付けたことを特徴とする
プレーヤキヤビネツト用インシユレータ装置。