JPH0216328Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は眼鏡等のフレームに関し、詳しくは緩
衝部を備えた眼鏡等のフレームに関する。

〔従来の技術〕

従来の眼鏡等のフレームにおいては、通常フレ
ームの内側に、ノーズパツドを備えており、これ
が顔面にずれずに固定する役割の一端を荷つてい
た。また、ゴーグルではその内側の前額部、頬に
当接する部分の肉厚が高くなり、密閉性を高める
工夫がなされていた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記のような従来のものでは、
外部から衝撃を受けたときに、顔面を守るための
緩衝手段が皆無であつた。前記のゴーグルでは密
閉性を有するための肉厚部がゴム等の弾力を有す
るもので形成されたものも見受けられたが、これ
は密閉を優先するあまり緩衝手段の代用にはなら
なかつた。本考案は上記問題点の解決を図るもの
である。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで本考案は、眼鏡やゴーグル、等において
フレーム本体と、該フレームとほぼ同じ大きさ、
同じ形で弾性を有する薄板状のパツドを備え、フ
レームの内側にパツドを重ね、フレームとパツド
の間の適宜箇所に弾性を有するスペーサーを挿入
し、フレームとパツド間に間隙を形成してなる衝
撃吸収板を備えた眼鏡等のフレームを提供するも
のである。

〔作用〕

上記手段を施した本考案にあつては、眼鏡前面
から力を受けた際にスペーサーが圧縮され、受け
た力を緩和する。更に緩和された力が面積の大き
いパツド部に伝わり、力が拡散される。

〔実施例〕

以下図面に基づき本考案の実施例について述べ
る。

第１図に本考案の一実施例を示す。眼鏡のフレ
ーム１の裏面に、フレーム１と同じ形に形成され
た薄板状体２を重ねる。この薄板状体２は、上記
フレーム１に重ねられる面に数個の突起部３を有
する。薄板状体２及び突起部３はゴム等の弾性を
有する材料にて形成されている。突起部３先端は
接着剤等によりフレーム１に固着される。薄板状
体２の鼻柱に当接する部分にはノーズパツド４を
設ける。

上記実施例において突起部３は先ず薄板状体２
に一体成形されているが、先に、フレーム１側に
設けても良い。

第２図に他の実施例を示す。上記第１図の実施
例において、突起部３によつてフレーム１と薄板
状体２が固定されていたが、突起部３は一方に当
接するだけに止めて、他でネジ留め等によつて固
着しても良い。即ち、薄板状体２をフレーム１と
接着剤等で固着する事なく、交替可能に別体とし
て形成する。詳しくは、フレーム１のテンプル部
付近と、薄板状体２のそれに対応する部分にネジ
穴を設け、ネジ５を通して固定する。

尚、以上記した実施例ではフレーム１はプラス
チツク等で形成されているが、メタルフレームで
あつても良く、特に第２図の実施例の場合接着剤
を選ぶ必要が無く、そのまま、フレーム１をメタ
ルフレームによつて実施すれば良い。

〔考案の効果〕

本考案のフレームは衝撃の吸収力が著しく、ス
キー等のスポーツにおいて、顔面に衝撃を受けて
も圧迫感や痛みを著しく低下させ、顔面を保護す
る事が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図に本考案の一実施例の斜視図を示し、第
２図に他の実施例の要部説明図を示す。 １……フレーム、２……薄板状体、３……突起
部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フレーム本体と、該フレームとほぼ同じ大き
   さ、同じ形で弾性を有する薄板状のパツドを備
   え、フレームの内側にパツドを重ね、フレームと
   パツドの間の適宜箇所に弾性を有するスペーサー
   を挿入し、フレームとパツド間に間隙を形成して
   なる衝撃吸収板を備えた眼鏡等のフレーム。