JPH0215738B2 - - Google Patents
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- JPH0215738B2 JPH0215738B2 JP19513381A JP19513381A JPH0215738B2 JP H0215738 B2 JPH0215738 B2 JP H0215738B2 JP 19513381 A JP19513381 A JP 19513381A JP 19513381 A JP19513381 A JP 19513381A JP H0215738 B2 JPH0215738 B2 JP H0215738B2
- Authority
- JP
- Japan
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- clutch
- input member
- force transmitting
- brake
- output member
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 claims description 23
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 8
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 8
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D65/00—Parts or details
- F16D65/38—Slack adjusters
- F16D65/40—Slack adjusters mechanical
- F16D65/52—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
- F16D65/60—Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play for angular adjustment of two concentric parts of the brake control systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自動間隙調整装置、特に、大型路上
走行車輌用自動間隙調整装置に関するものであ
る。
走行車輌用自動間隙調整装置に関するものであ
る。
従来の車輌ブレーキの緩みまたは間隙調整装置
の一つの形式として、作動レバーで構成された入
力部材を具え、この作動レバーが内側スプライン
付出力部材を作動し、出力部材が作動に際してス
プライン付軸上に掛合され、スプライン付軸が車
輌のブレーキシユーの作動カムを作動するよう構
成されたものがある。かかるブレーキ間隙調整装
置の自動化の一つの形として、ブレーキをかける
力が入力部材から力伝達部材を介して出力部材に
伝達され、この力伝達部材は、一方において、入
力部材および力伝達部材のそれぞれに設けられた
互に螺合するねじを介して入力部材に掛合し、他
方において、力伝達部材および出力部材の他方の
それぞれに設けられた歯付クラツチ面を介して出
力部材に掛合するよう構成されている。自動間隙
調整装置はブレーキ間隙決定装置を具え、これに
よつて所要の正常ブレーキ間隙(クリアランス)
をセツトしている。これらのブレーキ間隙決定装
置は、歯付クラツチの第2顎片を具え、その一方
は出力部材上に設けられ、他方はブレーキ間隙決
定装置の一部に設けられている。
の一つの形式として、作動レバーで構成された入
力部材を具え、この作動レバーが内側スプライン
付出力部材を作動し、出力部材が作動に際してス
プライン付軸上に掛合され、スプライン付軸が車
輌のブレーキシユーの作動カムを作動するよう構
成されたものがある。かかるブレーキ間隙調整装
置の自動化の一つの形として、ブレーキをかける
力が入力部材から力伝達部材を介して出力部材に
伝達され、この力伝達部材は、一方において、入
力部材および力伝達部材のそれぞれに設けられた
互に螺合するねじを介して入力部材に掛合し、他
方において、力伝達部材および出力部材の他方の
それぞれに設けられた歯付クラツチ面を介して出
力部材に掛合するよう構成されている。自動間隙
調整装置はブレーキ間隙決定装置を具え、これに
よつて所要の正常ブレーキ間隙(クリアランス)
をセツトしている。これらのブレーキ間隙決定装
置は、歯付クラツチの第2顎片を具え、その一方
は出力部材上に設けられ、他方はブレーキ間隙決
定装置の一部に設けられている。
上述の従来構造の間隙調整装置は、ブレーキの
緩みまたは間隙を段階的にしか調整できず、その
調整量が第2対のクラツチ面における歯の寸法に
よつて決定されるという欠点がある。
緩みまたは間隙を段階的にしか調整できず、その
調整量が第2対のクラツチ面における歯の寸法に
よつて決定されるという欠点がある。
本発明の目的は、かかる従来装置の欠点を除去
し、優れた間隙調整装置を提供しようとするもの
である。
し、優れた間隙調整装置を提供しようとするもの
である。
したがつて、本発明による自動間隙調整装置
は、ブレーキ力を作用および解放するよう軸線の
回りに正逆方向に回動可能の入力部材と、ブレー
キ作用装置にブレーキ力を伝達するよう軸線の回
りに正逆方向に回転可能の出力部材と、この出力
部材の外周ねじと螺合する力伝達部材とを具え、
この力伝達部材が入力部材上のクラツチ面と掛合
し得るクラツチ面を有し、ブレーキをかける方向
への入力部材の回動運動は前記力伝達部材を前記
2個のクラツチ面を介して前記入力部材と一緒に
回転させて前記2個のクラツチ面をさらに深く掛
合させて入力部材を力伝達部材と一緒に第1軸線
方向に移動させるもブレーキを解放する反対方向
への入力部材の回動運動は前記力伝達部材を前記
2個のクラツチ面を介して前記入力部材と一緒に
回転させ2個のクラツチ面を釈放して入力部材を
力伝達部材と一緒に第1軸線方向とは反対の軸線
方向に移動させるよう出力部材と力伝達部材との
螺合ねじの方向を定め、また、第1部分と第2部
分とを有するブレーキ間隙決定装置を具え、第1
部分に対して出力部材が軸線の回りに回転可能で
あり、第2部分が無段クラツチを介して出力部材
に常時掛合され、無段クラツチの一部が第2部分
に対して位置決めされ、クラツチの他の部分が出
力部材に対して位置決めされ、無段クラツチが入
力部材の第1軸線方向への動きによつて掛合状態
に保持され、入力部材の反対軸線方向への動きに
よつて掛合を外ずされるよう構成したことを特徴
とする。
は、ブレーキ力を作用および解放するよう軸線の
回りに正逆方向に回動可能の入力部材と、ブレー
キ作用装置にブレーキ力を伝達するよう軸線の回
りに正逆方向に回転可能の出力部材と、この出力
部材の外周ねじと螺合する力伝達部材とを具え、
この力伝達部材が入力部材上のクラツチ面と掛合
し得るクラツチ面を有し、ブレーキをかける方向
への入力部材の回動運動は前記力伝達部材を前記
2個のクラツチ面を介して前記入力部材と一緒に
回転させて前記2個のクラツチ面をさらに深く掛
合させて入力部材を力伝達部材と一緒に第1軸線
方向に移動させるもブレーキを解放する反対方向
への入力部材の回動運動は前記力伝達部材を前記
2個のクラツチ面を介して前記入力部材と一緒に
回転させ2個のクラツチ面を釈放して入力部材を
力伝達部材と一緒に第1軸線方向とは反対の軸線
方向に移動させるよう出力部材と力伝達部材との
螺合ねじの方向を定め、また、第1部分と第2部
分とを有するブレーキ間隙決定装置を具え、第1
部分に対して出力部材が軸線の回りに回転可能で
あり、第2部分が無段クラツチを介して出力部材
に常時掛合され、無段クラツチの一部が第2部分
に対して位置決めされ、クラツチの他の部分が出
力部材に対して位置決めされ、無段クラツチが入
力部材の第1軸線方向への動きによつて掛合状態
に保持され、入力部材の反対軸線方向への動きに
よつて掛合を外ずされるよう構成したことを特徴
とする。
入力部材上のクラツチ面を入力部材の半径方向
内方に突出する部分に形成することができる。か
ように構成することによつて、入力部材上のクラ
ツチ面を突出部分の一側に設け、突出部分の反対
側を出力部材上の止め面と衝合し得る止め面とし
て構成することができる。
内方に突出する部分に形成することができる。か
ように構成することによつて、入力部材上のクラ
ツチ面を突出部分の一側に設け、突出部分の反対
側を出力部材上の止め面と衝合し得る止め面とし
て構成することができる。
力伝達部材を前記第1軸線方向に押圧するスプ
リングを設け、これによつて2個のクラツチ面を
互に弾性的に押圧して掛合させることができる。
リングを設け、これによつて2個のクラツチ面を
互に弾性的に押圧して掛合させることができる。
スプリングを入力部材と出力部材との間にも作
動的に介挿して設け、入力部材を出力部材に対し
て前記反対軸線方向に押圧し、これにより2個の
クラツチ面を弾性的に押圧して掛合させることが
できる。
動的に介挿して設け、入力部材を出力部材に対し
て前記反対軸線方向に押圧し、これにより2個の
クラツチ面を弾性的に押圧して掛合させることが
できる。
リセツト装置を設け、これによつて間隙調整装
置が取付けられる車輌のブレーキの摩耗面の更新
後に間隙調整装置をリセツトすることができる。
したがつて、リセツト装置には、力伝達装置を前
記反対軸線方向に動かして入力部材をも反対軸線
方向に動かして無段クラツチを釈放し得る装置を
設けることもできる。
置が取付けられる車輌のブレーキの摩耗面の更新
後に間隙調整装置をリセツトすることができる。
したがつて、リセツト装置には、力伝達装置を前
記反対軸線方向に動かして入力部材をも反対軸線
方向に動かして無段クラツチを釈放し得る装置を
設けることもできる。
以下、本発明の実施例を図面につき説明する。
第1図に示すように、ブレーキレバーは入力部
材であるレバー腕1を有し、このレバー腕には、
ブレーキ操作リンク機構またはアクチユエータに
クレビスを介して連結するための目孔2が設けら
れている。入力部材を構成するレバー腕1の中心
ボス部分3の内側にスプライン付出力部材4が同
軸的に設けられている。入力部材は力伝達部材5
によつて出力部材4に結合されており、力伝達部
材5は中心ボス部分3の環状歯付クラツチ面7と
掛合し得る環状歯付クラツチ面6を有する。力伝
達部材5はまた、出力部材4の外周面に螺旋ねじ
によつて螺合され、螺旋ねじの方向を適切に選定
してレバー腕1の目孔2が第1図において図面か
ら外方すなわち、手前に動く際に、力伝達部材5
が出力部材4を径て加えられる反力によつて左方
に押しつけられるように構成されている。一方、
レバー腕1が第1図において図面の内方すなわ
ち、後側に動く際に、歯付クラツチ面6および7
の掛合が外ずれるよう構成されている。クラツチ
面6は中心ボス部分3上の内側突起8の内面に形
成されており、内側突起8の反対側の面は出力部
材4上の外方テーパー付フランジ9と掛合可能
で、これにより入力部材1が出力部材4に対して
相対的に左方に移動するのを防止する止めとして
フランジ9は作用する。
材であるレバー腕1を有し、このレバー腕には、
ブレーキ操作リンク機構またはアクチユエータに
クレビスを介して連結するための目孔2が設けら
れている。入力部材を構成するレバー腕1の中心
ボス部分3の内側にスプライン付出力部材4が同
軸的に設けられている。入力部材は力伝達部材5
によつて出力部材4に結合されており、力伝達部
材5は中心ボス部分3の環状歯付クラツチ面7と
掛合し得る環状歯付クラツチ面6を有する。力伝
達部材5はまた、出力部材4の外周面に螺旋ねじ
によつて螺合され、螺旋ねじの方向を適切に選定
してレバー腕1の目孔2が第1図において図面か
ら外方すなわち、手前に動く際に、力伝達部材5
が出力部材4を径て加えられる反力によつて左方
に押しつけられるように構成されている。一方、
レバー腕1が第1図において図面の内方すなわ
ち、後側に動く際に、歯付クラツチ面6および7
の掛合が外ずれるよう構成されている。クラツチ
面6は中心ボス部分3上の内側突起8の内面に形
成されており、内側突起8の反対側の面は出力部
材4上の外方テーパー付フランジ9と掛合可能
で、これにより入力部材1が出力部材4に対して
相対的に左方に移動するのを防止する止めとして
フランジ9は作用する。
出力部材4には多板クラツチ10が設けられ、
このクラツチを介して間隙制御部材11に結合さ
れる。多板クラツチ10は出力部材4の外周面に
キーにより固定された第1組のクラツチ板16
と、間隙制御部材11のクラツチ部材11aにキ
ー止めされてクラツチ板16間に位置する第2組
のクラツチ板17とを有する。間隙制御部材11
およびクラツチ部材11aは一体に回転するよう
支持されるとともに保持部材11bによつて軸線
方向に移動しないよう保持されている。保持部材
11bは半径方向内方に延びる壁部を有し、この
壁部を両部材11,11a間に画成された環状窪
みに回転可能に掛合し、また、保持部材11bの
開放端に形成された外側円筒形リムを有し、この
リムを中心ボス部分3の外周上の環状条溝に掛止
している。クラツチ板16および17が右方に動
かぬよう外側圧力板14が出力部材4の外周面に
キー止めおよび止め輪18によつて保持されて設
けられている。
このクラツチを介して間隙制御部材11に結合さ
れる。多板クラツチ10は出力部材4の外周面に
キーにより固定された第1組のクラツチ板16
と、間隙制御部材11のクラツチ部材11aにキ
ー止めされてクラツチ板16間に位置する第2組
のクラツチ板17とを有する。間隙制御部材11
およびクラツチ部材11aは一体に回転するよう
支持されるとともに保持部材11bによつて軸線
方向に移動しないよう保持されている。保持部材
11bは半径方向内方に延びる壁部を有し、この
壁部を両部材11,11a間に画成された環状窪
みに回転可能に掛合し、また、保持部材11bの
開放端に形成された外側円筒形リムを有し、この
リムを中心ボス部分3の外周上の環状条溝に掛止
している。クラツチ板16および17が右方に動
かぬよう外側圧力板14が出力部材4の外周面に
キー止めおよび止め輪18によつて保持されて設
けられている。
クラツチ板16および17をクラツチスプリン
グ12によつて内側圧力板13を介して押圧して
互に掛合させるよう内側圧力板はスライドキーに
よつて出力部材4の外周面に摺動可能にキー止め
されている。スプリング12は出力部材4の外周
面上の肩部によつて支持され、クラツチ装置全体
が止め輪18によつて保持されている。
グ12によつて内側圧力板13を介して押圧して
互に掛合させるよう内側圧力板はスライドキーに
よつて出力部材4の外周面に摺動可能にキー止め
されている。スプリング12は出力部材4の外周
面上の肩部によつて支持され、クラツチ装置全体
が止め輪18によつて保持されている。
スプリング12よりも弱いスプリング15が力
伝達部材5の右側端面の肩部とクラツチスプリン
グ12との間に介挿されている。スプリング15
は力伝達部材5を押圧して力伝達部材5と内側突
起8とを歯付クラツチ面6および7を介してクラ
ツチ掛合させるよう作用する。スプリング15の
押圧力に対する反力は中心ボス部分3上の環状条
溝に取付けられた内側止め輪19によつて与えら
れる。止め輪19は推力座金19aに衝合し、推
力座金19aはクラツチ部材11aより半径方向
外方に位置する内側圧力板13の環状区域に相対
的に回転自在に衝合している。かようにして、レ
バー腕1にブレーキ力が作用していない時におけ
る中心ボス部3の左方への動きはスプリング12
によつて阻止され、突起8の左側面とフランジ9
との間には僅かな軸線方向間隙34が維持され
る。
伝達部材5の右側端面の肩部とクラツチスプリン
グ12との間に介挿されている。スプリング15
は力伝達部材5を押圧して力伝達部材5と内側突
起8とを歯付クラツチ面6および7を介してクラ
ツチ掛合させるよう作用する。スプリング15の
押圧力に対する反力は中心ボス部分3上の環状条
溝に取付けられた内側止め輪19によつて与えら
れる。止め輪19は推力座金19aに衝合し、推
力座金19aはクラツチ部材11aより半径方向
外方に位置する内側圧力板13の環状区域に相対
的に回転自在に衝合している。かようにして、レ
バー腕1にブレーキ力が作用していない時におけ
る中心ボス部3の左方への動きはスプリング12
によつて阻止され、突起8の左側面とフランジ9
との間には僅かな軸線方向間隙34が維持され
る。
第1a図および第2図は間隙制御部材11をさ
らに詳細に示しており、第1a図および第2図に
示すように、中心ボス部分の一側に取付けられた
間隙制御部材11の下方突起20上に止め装置外
匣21が取付けられている。この止め装置外匣は
第1a図に示すように、シヤーシー上の突起23
と協働する。外匣21内にスプリング負荷プラン
ジヤ24がスプリング25によつて押圧されて設
けられ、スプリング25のスプリング力を調整す
るための調整ねじ26が設けられている。
らに詳細に示しており、第1a図および第2図に
示すように、中心ボス部分の一側に取付けられた
間隙制御部材11の下方突起20上に止め装置外
匣21が取付けられている。この止め装置外匣は
第1a図に示すように、シヤーシー上の突起23
と協働する。外匣21内にスプリング負荷プラン
ジヤ24がスプリング25によつて押圧されて設
けられ、スプリング25のスプリング力を調整す
るための調整ねじ26が設けられている。
第1図に示すように、間隙調整装置にはまた、
リセツト機構および指示レバーが設けられてい
る。この指示レバーを構成する摩耗指示レバー2
7が回転カム板装置28上に取付けられ、カム板
装置にはカム板と協働するカム従動子29が設け
られ、カム従動子29によつて作動される3個の
ピン30が円周方向に等間隔で離間して設けら
れ、指示レバー27を回転することによつて力伝
達部材5を右方に押しつけるよう構成されてい
る。カム板装置28に作用する左方への力は保持
部材11bと同様に構成されている保持部材32
によつて中心ボス部分3に相対的に保持された推
力座金31によつて反作用される。スプリング3
3はカム板装置28およびカム従動子29の協動
面を相互に中心で掛合させるよう押圧する作用を
なす。かかるカム素子の掛合およびピン30のキ
ー作用によつて、正常制動時、レバー27は出力
部材4と一緒に回転するよう構成されている。
リセツト機構および指示レバーが設けられてい
る。この指示レバーを構成する摩耗指示レバー2
7が回転カム板装置28上に取付けられ、カム板
装置にはカム板と協働するカム従動子29が設け
られ、カム従動子29によつて作動される3個の
ピン30が円周方向に等間隔で離間して設けら
れ、指示レバー27を回転することによつて力伝
達部材5を右方に押しつけるよう構成されてい
る。カム板装置28に作用する左方への力は保持
部材11bと同様に構成されている保持部材32
によつて中心ボス部分3に相対的に保持された推
力座金31によつて反作用される。スプリング3
3はカム板装置28およびカム従動子29の協動
面を相互に中心で掛合させるよう押圧する作用を
なす。かかるカム素子の掛合およびピン30のキ
ー作用によつて、正常制動時、レバー27は出力
部材4と一緒に回転するよう構成されている。
次に、第1図および第2図に示す装置の作動に
つき説明する。スプライン付出力部材4がブレー
キ機構のカム操作軸上のスプラインにかみ合つて
取付けられ、レバー腕1の目孔2がクレビスピン
を介してアクチユエーターのリンク機構に結合さ
れている状態で、アクチユエータの作動によつて
レバー腕1は第1図において図面の外方に(第2
図に矢Aで示すブレーキをかける方向)動かされ
る。これにより生ずる中心ボス部分3の回転運動
により、歯付クラツチ面6および7は力伝達部材
5上に左方に作用する押圧スプリング15の力に
より最初掛合しているため、歯付クラツチ面6お
よび7の相互結合を介して力伝達部材5を同様に
回転する。出力部材4を介して最初軽く作用する
反力によつて力伝達部材5は出力部材4との螺合
螺旋ねじ方向の関係で更に強く入力部材1に向け
て押しつけられる。中心ボス部分内の全ての部品
は、歯付クラツチ面6,7およびクラツチ10が
それぞれ掛合しているため、1個のユニツトのよ
うに一緒に動き、シヤーシー上の突起23と止め
装置外匣21の左端(第1a図で見て)との間に
セツトされている間隙がなくなるまで移動する。
間隙がなくなつた後、間隙制御部材11は出力部
材4に結合し、入力部材1の以後の動きに対して
反力を与える。中心ボス部分3の動きが少なくて
ブレーキシユーとブレーキドラムとの間隙がなく
ならなかつた場合には、出力部材4と力伝達部材
5との間の螺旋ねじの作用によつて生ずる左方へ
の力が入力部材1に左方に作用する点にまで上述
の反力が増大する。かかる入力部材1に作用する
左方への力は突起8とフランジ9との間の間隙を
部分的に減少させて多板クラツチ10を解放し、
クラツチを滑らせて出力部材4を間隙制御部材1
1に対して相対的に動かす。ブレーキシユーがブ
レーキドラムに完全に密着して全制動抵抗が得ら
れるようになると同時に、反力が増大して中心ボ
ス部分3は左方に移動し、突起8とフランジ9と
が一体衝合することによつて左方への移動が停止
される。かように中心ボス部分3が引きつづき左
方に移動することによつてクラツチ10を完全に
釈方する。突起8とフランジ9との衝合は中心ボ
ス部分3が更に左方に移動するのを阻止し、これ
によつて、歯付クラツチ面6および7の継続して
の掛合と力伝達部材5および出力部材4上の螺旋
ねじによる螺合とによつて、レバー腕1に入力さ
れた全ての力を力伝達部材5を介して出力部材4
に直接に加えることができる。
つき説明する。スプライン付出力部材4がブレー
キ機構のカム操作軸上のスプラインにかみ合つて
取付けられ、レバー腕1の目孔2がクレビスピン
を介してアクチユエーターのリンク機構に結合さ
れている状態で、アクチユエータの作動によつて
レバー腕1は第1図において図面の外方に(第2
図に矢Aで示すブレーキをかける方向)動かされ
る。これにより生ずる中心ボス部分3の回転運動
により、歯付クラツチ面6および7は力伝達部材
5上に左方に作用する押圧スプリング15の力に
より最初掛合しているため、歯付クラツチ面6お
よび7の相互結合を介して力伝達部材5を同様に
回転する。出力部材4を介して最初軽く作用する
反力によつて力伝達部材5は出力部材4との螺合
螺旋ねじ方向の関係で更に強く入力部材1に向け
て押しつけられる。中心ボス部分内の全ての部品
は、歯付クラツチ面6,7およびクラツチ10が
それぞれ掛合しているため、1個のユニツトのよ
うに一緒に動き、シヤーシー上の突起23と止め
装置外匣21の左端(第1a図で見て)との間に
セツトされている間隙がなくなるまで移動する。
間隙がなくなつた後、間隙制御部材11は出力部
材4に結合し、入力部材1の以後の動きに対して
反力を与える。中心ボス部分3の動きが少なくて
ブレーキシユーとブレーキドラムとの間隙がなく
ならなかつた場合には、出力部材4と力伝達部材
5との間の螺旋ねじの作用によつて生ずる左方へ
の力が入力部材1に左方に作用する点にまで上述
の反力が増大する。かかる入力部材1に作用する
左方への力は突起8とフランジ9との間の間隙を
部分的に減少させて多板クラツチ10を解放し、
クラツチを滑らせて出力部材4を間隙制御部材1
1に対して相対的に動かす。ブレーキシユーがブ
レーキドラムに完全に密着して全制動抵抗が得ら
れるようになると同時に、反力が増大して中心ボ
ス部分3は左方に移動し、突起8とフランジ9と
が一体衝合することによつて左方への移動が停止
される。かように中心ボス部分3が引きつづき左
方に移動することによつてクラツチ10を完全に
釈方する。突起8とフランジ9との衝合は中心ボ
ス部分3が更に左方に移動するのを阻止し、これ
によつて、歯付クラツチ面6および7の継続して
の掛合と力伝達部材5および出力部材4上の螺旋
ねじによる螺合とによつて、レバー腕1に入力さ
れた全ての力を力伝達部材5を介して出力部材4
に直接に加えることができる。
ブレーキの解放に際し、レバー腕1は第1図の
図面の内方に動き、ドラムの変形およびブレーキ
シユー等の弾性変形が減少したことを示す値にま
でブレーキ力の反力が減少すると同時に、レバー
腕1を径て作用する反力は減少され、クラツチス
プリング12のスプリング力によつてレバー腕1
が出力部材に対して相対的に右方に戻り、多板ク
ラツチ10が再び掛合して出力部材4の次の動き
によつて出力部材4が間隙制御部材11によつて
セツトされた予定の間隙を径て移動したときに達
し得る点まで間隙制御部材11を動かす。この点
において、間隙制御部材11は突起23とプラン
ジヤ24との衝合によつて停止される。クラツチ
10の再掛合による間隙制御部材11の戻り運動
の停止によつて出力部材4の戻り運動も全て停止
する。これがため、出力部材4と力伝達部材5と
の螺合によるレバー腕1の引続いての戻り運動に
より力伝達部材5を出力部材4に対して相対的に
右方に動かす。この力伝達部材5の右方への動き
により歯付クラツチ面6および7の掛合が離れ
る。かようにして、出力部材4を一定のブレーキ
間隙に対応する位置に残したまま、レバー腕1は
出発位置に戻ることができる。レバー腕1の復帰
運動が終了した後、直ちに、歯付クラツチ面6お
よび7はスプリング15によつて確実に再び掛合
する。
図面の内方に動き、ドラムの変形およびブレーキ
シユー等の弾性変形が減少したことを示す値にま
でブレーキ力の反力が減少すると同時に、レバー
腕1を径て作用する反力は減少され、クラツチス
プリング12のスプリング力によつてレバー腕1
が出力部材に対して相対的に右方に戻り、多板ク
ラツチ10が再び掛合して出力部材4の次の動き
によつて出力部材4が間隙制御部材11によつて
セツトされた予定の間隙を径て移動したときに達
し得る点まで間隙制御部材11を動かす。この点
において、間隙制御部材11は突起23とプラン
ジヤ24との衝合によつて停止される。クラツチ
10の再掛合による間隙制御部材11の戻り運動
の停止によつて出力部材4の戻り運動も全て停止
する。これがため、出力部材4と力伝達部材5と
の螺合によるレバー腕1の引続いての戻り運動に
より力伝達部材5を出力部材4に対して相対的に
右方に動かす。この力伝達部材5の右方への動き
により歯付クラツチ面6および7の掛合が離れ
る。かようにして、出力部材4を一定のブレーキ
間隙に対応する位置に残したまま、レバー腕1は
出発位置に戻ることができる。レバー腕1の復帰
運動が終了した後、直ちに、歯付クラツチ面6お
よび7はスプリング15によつて確実に再び掛合
する。
出力部材4が予定された位置に移動して摩耗指
示レバー27が第2図に矢Bで示す摩耗方向であ
る反時計方向に移動され、ブレーキライニングを
交換する必要があることを指示する際、ブレーキ
付車輪およびドラムを取外してブレーキシユーを
適当なものと交換する。自動調整機構を最初の状
態に戻すためには、レバー27に第2図において
矢Cで示すリセツト方向である時計方向に回動す
る力を加えるだけで良い。レバー27に固着され
ているカム板装置28には3個のV字形凹みが等
間隔で設けられており、これらの凹みにカム従動
子29のV字形突起が通常突入している。レバー
27の時計方向への回動に際して、従動子29は
出力部材4にピン30によつてキー止めされてい
るから、また、出力部材4は多板クラツチ10の
掛合によつて回転を阻止されているから、ピン3
0は第1図において右方に押され、力伝達部材5
をスプリング15のスプリング力に抗して右方に
押し、出力部材4と力伝達部材5との螺合ねじに
右方向の推力が作用する。かかるピン30の動き
によつて歯付クラツチ面6および7の掛合が離れ
る。出力部材4に対してレバー27をさらに時計
方向に相対的に回動することによつて、カム従動
子29とフランジ9の平らな面との間の間隙がな
くなる。レバー27を引続き時計方向に回動する
ことにつて左方への押し力を生じ、この押し力は
推力座金31、保持部材32を介して中心ボス部
分3に伝わり、クラツチスプリング12によつて
多板クラツチ10に作用する荷重を相殺する。こ
の力のバランスが生じる際、クラツチ板17はク
ラツチ板16に対して相対的に滑り、これにより
出力部材4はブレーキカム軸と一緒にリセツト位
置に戻ることができる。レバー27から回転力を
除去することによつて両クラツチは直ちに再掛合
し、完全ブレーキ有効モードとなる。
示レバー27が第2図に矢Bで示す摩耗方向であ
る反時計方向に移動され、ブレーキライニングを
交換する必要があることを指示する際、ブレーキ
付車輪およびドラムを取外してブレーキシユーを
適当なものと交換する。自動調整機構を最初の状
態に戻すためには、レバー27に第2図において
矢Cで示すリセツト方向である時計方向に回動す
る力を加えるだけで良い。レバー27に固着され
ているカム板装置28には3個のV字形凹みが等
間隔で設けられており、これらの凹みにカム従動
子29のV字形突起が通常突入している。レバー
27の時計方向への回動に際して、従動子29は
出力部材4にピン30によつてキー止めされてい
るから、また、出力部材4は多板クラツチ10の
掛合によつて回転を阻止されているから、ピン3
0は第1図において右方に押され、力伝達部材5
をスプリング15のスプリング力に抗して右方に
押し、出力部材4と力伝達部材5との螺合ねじに
右方向の推力が作用する。かかるピン30の動き
によつて歯付クラツチ面6および7の掛合が離れ
る。出力部材4に対してレバー27をさらに時計
方向に相対的に回動することによつて、カム従動
子29とフランジ9の平らな面との間の間隙がな
くなる。レバー27を引続き時計方向に回動する
ことにつて左方への押し力を生じ、この押し力は
推力座金31、保持部材32を介して中心ボス部
分3に伝わり、クラツチスプリング12によつて
多板クラツチ10に作用する荷重を相殺する。こ
の力のバランスが生じる際、クラツチ板17はク
ラツチ板16に対して相対的に滑り、これにより
出力部材4はブレーキカム軸と一緒にリセツト位
置に戻ることができる。レバー27から回転力を
除去することによつて両クラツチは直ちに再掛合
し、完全ブレーキ有効モードとなる。
本発明は、上述した例に限られるものではな
く、上述した例に種々の変更を加えて実施するこ
とができる。
く、上述した例に種々の変更を加えて実施するこ
とができる。
例えば、リセツト装置を必要としない用途にも
本発明を実施することができる。かかる場合に
は、ブレーキライニングの調整時、カム軸スプラ
イン上の組付位置を移動するだけで良く、あるい
はまた、レバーをラチエツトスパナのように数回
の部分回転によつて自由に、迅速に操作すること
ができ、これによりブレーキカム軸を完全に摩耗
した位置から残りの円弧を径てリセツト位置に回
転方向に引続き回転させることができる場合に
は、入力部材1から入力クレビスピンを一時的に
取外ずすこともできる。さらにまた、調整手段な
しに所定の間隙にすることができる場合には、間
隙決定装置を簡単なものに容易にすることができ
る。本発明の実施に際し、突起23をなくすこと
もできる。間隙制御部材に関連して突起23を必
要としないようにするために、間隙制御部材に半
径方向突起を目孔2における連結作用線に対して
ほぼ平行に設け、この突起を予定のロストモーシ
ヨンを有する枢着リンクを径て目孔2における作
用線上で目孔2より外方における点に連結するよ
う構成することもできる。したがつて、かかる構
成はレバー腕1とによつて台形を形成し、この台
形の対角線は目孔2を径てブレーキをかける際お
よびロストモーシヨン時に増大し、これにより前
述したように所定の間隙を決定する。
本発明を実施することができる。かかる場合に
は、ブレーキライニングの調整時、カム軸スプラ
イン上の組付位置を移動するだけで良く、あるい
はまた、レバーをラチエツトスパナのように数回
の部分回転によつて自由に、迅速に操作すること
ができ、これによりブレーキカム軸を完全に摩耗
した位置から残りの円弧を径てリセツト位置に回
転方向に引続き回転させることができる場合に
は、入力部材1から入力クレビスピンを一時的に
取外ずすこともできる。さらにまた、調整手段な
しに所定の間隙にすることができる場合には、間
隙決定装置を簡単なものに容易にすることができ
る。本発明の実施に際し、突起23をなくすこと
もできる。間隙制御部材に関連して突起23を必
要としないようにするために、間隙制御部材に半
径方向突起を目孔2における連結作用線に対して
ほぼ平行に設け、この突起を予定のロストモーシ
ヨンを有する枢着リンクを径て目孔2における作
用線上で目孔2より外方における点に連結するよ
う構成することもできる。したがつて、かかる構
成はレバー腕1とによつて台形を形成し、この台
形の対角線は目孔2を径てブレーキをかける際お
よびロストモーシヨン時に増大し、これにより前
述したように所定の間隙を決定する。
第1図は間隙調整装置を具える車輌ブレーキレ
バーの一部を断面として示す正面図、第1a図は
第1図のA−A線上の断面図、第2図は第1図に
示すブレーキレバーの側面図である。 1……入力部材であるレバー腕、2……目孔、
3……中心ボス部分、4……出力部材、5……力
伝達部材、6……環状歯付出力側クラツチ面、7
……環状歯付入力側クラツチ面、8……内側突
起、9……外方テーパー付フランジ、10……多
板クラツチ、11……間隙制御部材、12……ク
ラツチスプリング、13……内側圧力板、14…
…外側圧力板、15……スプリング、16……第
1組のクラツチ板、17……第2組のクラツチ
板、18,19……止め輪、20……下側突起、
21……止め装置外匣、23……シヤーシー上突
起、24……スプリング負荷プランジヤ、25…
…スプリング、26……調整ねじ、27……摩耗
指示レバー、28……回転力カム板装置、29…
…カム従動子、30……ピン、31……推力座
金、32……保持部材、33……スプリング、3
4……間隙。
バーの一部を断面として示す正面図、第1a図は
第1図のA−A線上の断面図、第2図は第1図に
示すブレーキレバーの側面図である。 1……入力部材であるレバー腕、2……目孔、
3……中心ボス部分、4……出力部材、5……力
伝達部材、6……環状歯付出力側クラツチ面、7
……環状歯付入力側クラツチ面、8……内側突
起、9……外方テーパー付フランジ、10……多
板クラツチ、11……間隙制御部材、12……ク
ラツチスプリング、13……内側圧力板、14…
…外側圧力板、15……スプリング、16……第
1組のクラツチ板、17……第2組のクラツチ
板、18,19……止め輪、20……下側突起、
21……止め装置外匣、23……シヤーシー上突
起、24……スプリング負荷プランジヤ、25…
…スプリング、26……調整ねじ、27……摩耗
指示レバー、28……回転力カム板装置、29…
…カム従動子、30……ピン、31……推力座
金、32……保持部材、33……スプリング、3
4……間隙。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ブレーキ力を作用および解放するよう軸線の
回りに正逆方向に回動可能の入力部材と、ブレー
キ作用装置に前記ブレーキ力を伝達するよう前記
軸線の回りに正逆方向に回動可能の出力部材と、
この出力部材の外周ねじと螺合する力伝達部材と
を具え、この力伝達部材が前記入力部材上のクラ
ツチ面と掛合し得るクラツチ面を有し、ブレーキ
を作用させる方向への前記入力部材の回動運動は
前記力伝達部材を前記2個のクラツチ面を介して
前記入力部材と一緒に回転させて前記2個のクラ
ツチ面をさらに深く掛合させ前記入力部材を前記
力伝達部材と一緒に第1軸線方向に移動させるも
ブレーキを解放する反対方向への前記入力部材の
回動運動は前記力伝達部材を前記2個のクラツチ
面を介して前記入力部材と一緒に回転させ前記2
個のクラツチ面を釈放して前記入力部材を前記力
伝達部材と一緒に前記第1軸線方向とは反対の軸
線方向に移動させるよう前記出力部材と力伝達部
材との螺合ねじの方向を定め、また、第1部分と
第2部分とを有するブレーキ間隙決定装置を具
え、前記第1部分に対して前記出力部材が前記軸
線の回りに回転可能であり、前記第2部分が無段
クラツチを介して前記出力部材に常時掛合され、
前記無段クラツチの一部が前記第2部分に対して
位置決めされ、前記クラツチの他の部分が前記出
力部材に対して位置決めされ、前記無段クラツチ
が前記入力部材の第1軸線方向への動きによつて
掛合状態に保持され、入力部材の反対軸線方向へ
の動きによつて掛合を外ずされるよう構成したこ
とを特徴とする間隙調整装置。 2 前記入力部材上のクラツチ面が入力部材の半
径方向内方に突出する部分に形成されていること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の装
置。 3 前記入力部材上のクラツチ面が前記突出部分
の一側における面によつて設けられ、前記突出部
分の反対側が前記出力部材上に設けられた止め面
と衝合し得る止め面を構成してなることを特徴と
する特許請求の範囲第2項に記載の装置。 4 前記2個のクラツチ面が互に噛合う歯を有す
ることを特徴とする特許請求の範囲第1〜3項の
いづれか1項に記載の装置。 5 前記力伝達部材を前記第1軸線方向に押しつ
けるスプリングを具え、これにより前記2個のク
ラツチ面を互いに弾性的に押圧して掛合させるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1〜4項のいづ
れか1項に記載の装置。 6 前記入力部材と前記出力部材との間に作動的
に介挿されて前記入力部材を出力部材に対して前
記反対軸線方向に押圧するスプリングを具え、こ
れにより前記2個のクラツチ面を互いに弾性的に
押圧して掛合させることを特徴とする特許請求の
範囲第1〜5項のいづれか1項に記載の装置。 7 前記ブレーキ間隙決定装置の第2部分が前記
入力部材上に取付けられて前記無段クラツチの釈
放に関して入力部材に対して前記軸線の回りに回
転し得るよう構成されていることを特徴とする特
許請求の範囲第1〜6項のいづれか1項に記載の
装置。 8 前記ブレーキ間隙決定装置の第1部分が間隙
調整装置の取付けられる車両に対して固定された
部分であることを特徴とする特許請求の範囲第1
〜7項のいづれか1項に記載の装置。 9 前記ブレーキ間隙決定装置の第2部分が互に
離間した止め面を有し、これらの止め面間に前記
ブレーキ間隙決定装置の第1部分が突出するよう
構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1〜
8項のいづれか1項に記載の装置。 10 前記離間した止め面間の距離が調整可能で
あることを特徴とする特許請求の範囲第9項に記
載の装置。 11 間隙調整装置が取付けられる車両のブレー
キの摩耗表面を更新した後に間隙調整装置をリセ
ツトするリセツト装置を設けたことを特徴とする
特許請求の範囲第1〜10項のいづれか1項に記
載の装置。 12 前記力伝達装置を前記反対軸線方向に動か
して入力部材を反対軸線方向に動かして前記無段
クラツチを釈放する装置を前記リセツト装置が具
えることを特徴とする特許請求の範囲第11項に
記載の装置。 13 前記力伝達装置を反対軸線方向に動かす装
置が複数個のピンであることを特徴とする特許請
求の範囲第12項に記載の装置。 14 前記各ピンの一端が力伝達装置に掛合可能
であり、他端がカム面に掛合され、このカム面の
動きによつてピンを動かして力伝達装置を動かす
よう構成したことを特徴とする特許請求の範囲第
13項に記載の装置。 15 前記カム面が入力部材に対して位置決めさ
れ、前記軸線の回りに回転可能であることを特徴
とする特許請求の範囲第14項に記載の装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8039071 | 1980-12-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57120744A JPS57120744A (en) | 1982-07-27 |
JPH0215738B2 true JPH0215738B2 (ja) | 1990-04-13 |
Family
ID=10517779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19513381A Granted JPS57120744A (en) | 1980-12-05 | 1981-12-05 | Clearance adjuster |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0055895A1 (ja) |
JP (1) | JPS57120744A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3524901A1 (de) * | 1985-07-12 | 1987-01-15 | Wabco Westinghouse Fahrzeug | Einrichtung zur selbsttaetigen nachstellung des betaetigungsgestaenges von bremsen |
CN107366698B (zh) * | 2017-09-11 | 2023-10-13 | 隆中控股集团股份有限公司 | 一种用于调整臂的磨损指示器及制动间隙调整臂 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2379796A (en) * | 1942-10-01 | 1945-07-03 | Chester H Shively | Brake operating mechanism |
US2385621A (en) * | 1943-07-27 | 1945-09-25 | Shively | Brake operating mechanism |
US2385622A (en) * | 1943-09-09 | 1945-09-25 | Shively | Brake operating mechanism |
GB767453A (en) * | 1954-01-20 | 1957-02-06 | Chausson Usines Sa | Improvements in or relating to a wear compensating device more particularly for friction brakes and similar applications |
GB1065926A (en) * | 1964-11-30 | 1967-04-19 | Rockwell Standard Co | Brake lining wear indicator |
GB1394666A (en) * | 1972-04-08 | 1975-05-21 | Autoipari Kutato Intezet | Automatic regulat-r |
GB1538848A (en) * | 1976-01-14 | 1979-01-24 | Dewandre Co Ltd C | Automatic slack adjuster |
ES222013Y (es) * | 1976-06-30 | 1977-03-01 | Zabaleta Larranaga Angel | Dispositivo limitador de recuperacion aplicado a los ajusta-dores de freno. |
GB1597631A (en) * | 1978-01-06 | 1981-09-09 | Westinghouse Brake & Signal | Slack adjuster mechanism |
-
1981
- 1981-11-27 EP EP81305615A patent/EP0055895A1/en not_active Withdrawn
- 1981-12-05 JP JP19513381A patent/JPS57120744A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0055895A1 (en) | 1982-07-14 |
JPS57120744A (en) | 1982-07-27 |
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