JPH02155900A - 航空機等の燃料補給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は航空機等の燃料補給装置に関する。

（従来の技術） 周知のように、航空機への燃料補給を行なうために現在
使用されている燃料トラックは、通常、送出されるべき
燃料を収容した燃料タンクと、不可欠の送出システムな
いしステーションとからなり、送出ステーションは特別
な継続的注意と制御が要求される補給操作を行なうため
に必要なあらゆる部材、器具、機器を備えている。

（発明が解決しようとする課題） 現在前記したような送出ステーションは、タンク車の運
転室と燃料タンクとの間か、またはタンク車の背後の燃
料タンクのうしろに配備されている。しかしこのような
配置は、補給操作なり、装置の保守を行なうのに作業員
に多くの問題を提起する。

送出ステーションが運転室と燃料タンクの間に配備され
ている場合は、次のような操作上の問題が生じる。

（１）送出ステーションの制御パネルには、タンク車の
一方側からしか近づくことができないので、燃料を補給
されるべき航空機が、補給を行なうタンク車の制御パネ
ル側の停止区域に停止している場合しか、操作者はこの
航空機を直接具ることができない。

（２）送出ホースは、タンク車の一方側からしカリき出
すことができないので、補給を行なっているタンク車の
ホースの出口が配置されているパネルがある側に面した
停止区域に航空機が停止している場合しか、その航空機
の燃料タンクへのホースの経路が直線的にならないし、
また操作者の制御下におかれない。

（３）送出システムの部材は、−力価が運転室によって
、また反対側が燃料タンクによってそれぞれ閉じられて
いるハウジング内に収容されているので、これらの部材
に分解検査（オーバーホール）、修理、保守（フィルタ
ー、シール部材、パイプ。

自動機器、バルブ等のオーバーホールあるいは修理、交
換）のために接近することが容易でない。

その上これらの部材は、通常操作者に対して非常に高い
位置に配置されている。

送出ステーションがタンク車の背の燃料タンクの後ろに
配備されている場合は、次のような困難性がある。

（１）制御パネルが送出ステーションを収容しているハ
ウジング内に置かれるので、操作者はタンク車の後側の
近くにとどまることを余儀なくされ、したがって燃料補
給を受ける航空機がタンク車の背後に面する停止区域内
に停止している場合しか、操作者はその航空機を直接見
ることができない。

（２）燃料を補給されるべき航空機のタンク車の後側に
面して停止域に停止している場合にしか、その航空機の
燃料タンクへ接続された送出ホースが直線的にならず、
またその場合しか操作者はホースを見ることができない
５ （３）送出ステーションの部材は、普通、操作者に対し
て高すぎる位置に配置されているので、保守、修理（フ
ィルターの交換、パイプ、バルブ、シール部材、自動機
器等のオーバーホール、修理）のために送出ステーショ
ンを分解点検することが困難である。

換言すれば、航空機への燃料補給に現在使用されている
燃料トラックでは、操作者は悪条件下で作業することを
余儀なくされ、可動燃料補給ステーションが被補給航空
機に接続されたとき、送出ホースは非直線的に延長し、
長い経路をとらざるを得ない。

上記の点に鑑み、最適条件は次の通りと考えられる。

（、）燃料補給操作を行なう操作者が、被補給航空機と
送出ステーションの制御パネルおよび各部品および附属
品を同時に見ることができること。

（ｂ）保守修理の作業者が、送出ステーションの構成部
品および附属品を直接見て、これらに容易に接近できる
こと。

（ｃ）補給ステーションと被補給航空機の間のホースの
経路が、直線的であること。

したがってこの発明は、前記した欠点を除き、上昇休止
位置と下降操作位置との間を可動な燃料補給システムな
いしステーションであって、システム下降操作位置への
運動が同時にこのシステムの収容保護位置からの脱出と
なるような燃料補給システムないしステーションを提供
することを目的とする。

（課題を解決するための手段） この発明の燃料補給装置は、航空機に燃料を補給するタ
ンク車に装備された送出ステーションからなり、このス
テーションは、タンク車上に形成された、実際上操作者
が近付くことができない適当なハウジング内に完全に収
納される休止位置と、前記ハウジングの外へ完全に出現
して、燃料補給作業員が（このステーションに）完全に
近付くことができる動作位置との間を動かすことができ
るようになっている。

このシステムの支持フレームは簡単でしっかりした構造
であり、望ましくは流体圧による機械的手段によって、
上記二つの位置の間を動くように制御される。

この発明の燃料補給装置は、フレームを有し、このフレ
ームは送出ステーションを支持するレールを備え、送出
ステーションは従来の燃料送出制御手段、すなわち、ホ
ース、巻取リリール、メータ類、フィルターおよび安全
装置等を備えている。

フレームは望ましくはタンク車の背後に配置された保護
ハウジングから引き出されて、傾斜したガ−６＝ イド上を摺動させられて、タンク車の外方の降下位置へ
位置づけることができる。この動作は望ましくは油圧機
械によって制御される。

降下位置においては、本装置のすべての部材に操作者が
容易に近付くことができるので、燃料送出操作並びに保
守および修理作業を行なうのに好適であり、すべての状
況下で本装置は望遠鏡の鏡筒のように延長可能なパイプ
を介してタンク車上のタンクに連結されている。

（作用） 燃料補給ステーションの降下位置において、航空機が燃
料補給車の右側もしくは左側、または操作者の背後のい
ずれかに停止した場合でも、操作者は航空機を直接具な
がら同時にコントロールパネル、燃料補給ステーション
および他の部材も見ることができ、さらに燃料補給ステ
ーションを下降出現させることにより、制御並びに部品
および附属品の保守並びに補給システムの重大な故障が
生じた場合に、装置全体の交換を容易に行なうことがで
きる。

さらにホース巻取リリールの回転軸が水平ではなく、し
たがって燃料補給ステーションがその右側もしくは左側
またはその背後に停止した航空機に連結されたときでも
、ホースの経路は直線になる。

最後に楕円形後部閉止ドアーは重要である。なぜならこ
れが閉止された状態では、自動車が移動し、停車したと
きに、燃料補給ステーションの部品なり附属品を保護し
、燃料補給途中はステーションあるいは操作者のための
保護屋根となり、また夜間の操作中、燃料補給ステーシ
ョンの照明装置を支持する。

（実施例） この発明の実施例を図によって説明する。第１図、第２
図に示す「燃料トラック」は、航空機に燃料を補給する
燃料タンクと、この発明の燃料補給システムないしステ
ーションを有する。

この発明の燃料トラックは、実質上、シャーシＴＴ、運
転室ＣＧおよび燃料を収容しているタンクＳＳからなる
。

図示のように、シャーシＴＴはタンクＳＳの後部ＥＰを
越えて後方に延長し、上方向と横方向に延長して後方お
よび下方に開いている「チェノ）＜−」ないし部［１０
を形成している。

チェンバー１０の後部開口１１は、はぼ楕円形のドアー
１２によって閉じられている。ドアー１２はジヤツキ１
３によってステーションが休止中の下降閉止状態（第１
図）から、ステーションが使用中の上昇開口状態（第２
図）まで移動させられる。

方形枠１４がチェンバー１０内に配置され、これに２本
の傾斜レール１５が固定されている（第５図）。

図示したように、この燃料補給システムないしステーシ
ョンは、レール１５に摺動可能に載置されてあり、チェ
ンバー１１内に完全に収納される上昇位置から、チェン
バーから部分的に突出する下降位置まで移動可能である
。

上部ジョイスト（横棒）１６と下部ジョイスト１８がレ
ール１５に取り付けられ、これら両ジョイストがタンク
ＳＳの燃料を送出する入れ子式パイプ１９Ａ、１９Ｂと
燃料補給システムの運動をコントロールする油圧駆動ユ
ニットないし液圧ジヤツキ２０を支持している（第５図
）。

燃料補給ステーション全体３０は、４個の車輪３２をそ
れぞれ有するベアリングブラケットないしスライド３１
のような支持部材、大きいシリンダー状のフィルタ３３
、水抜き器（ａｑｕａｓｔｏｐ）　３４、大きいコイル
リール３５等からなるユニットである。

コイルリール３５は傾斜配置されているので、ホース４
１を巻き取り繰り出すのが容易である。

ステーション３０はリール駆動モータ３６、メータ３７
、コントロールパネル３８および消火器４０をも備えて
いる。コン１〜ロールパネル３８はいわゆる［デッドマ
ンズコントロール」方式で、操作者が手をはなすと瞬時
に供給を自動停止させる制御装置からなる。

ステーション３０の運動に容易に追従する２本の入れ子
式パイプは、その一方を航空機のタンクに燃料を供給す
るために、他方をこれとは逆の作用、すなわち時に必要
とされる航空機のタンクから燃料を抜き取るために、そ
れぞれ使用される。

ドアー１２を持ち上げ、全システムを昇降させる制御レ
バーとノブも、操作者の高さに配置されである。

ドアー１２には光源３９が設けられ、夜間でも操作でき
るようになっている。

この発明の燃料補給システムの特徴は、方形断面を有す
るレール１５と、７字状溝を有する車軸３２の形状にあ
り、対をなす車輪を互いに対向させると、車輪とレール
の間に相対的なゆるみ、がたなどがない優れた係合関係
が得られることである（第６図〜第８図）。

以下に実施態様を要約する。

（１）チェンバーに設けられた四角枠が上方ジョイスト
と、下方ジョイストを支持する２本の傾斜レールを支持
しており、さらにシリンダ状燃料フィルター、リールお
よび消火器によって機構的、機能的に連結されたレール
に係合する複数の車輪を支持する二つの支持ブラケット
ないしスライドからなる特許請求の範囲に記載の航空機
等の燃料補給装置。

（２）リールが単一コイルリールで、その軸が水平面に
対して僅かに傾斜している（１）項記載の航空機等の燃
料補給装置。

（３）レールの断面が四角で、各車軸が７字状溝を有し
ており、各対をなす車輪を対向させ、対応するレールを
しっかり抱合するようにした（１）項記載の航空機等の
燃料補給装置。

（４）チェンバーの後部を、下降閉止位置と上昇開口位
置の間を移動可能な楕円形のドアーで閉じることができ
、さらにそのドアーの内側に照明装置を備えた特許請求
の範囲に記載の航空機等の燃料補給装置。

（発明の効果） 以上詳述したようにこの発明の燃料補給システムないし
ステーションによれば、従来の欠点を完全に克服したも
ので、これを操作者のレベル、すなわち使いやすく手の
とどく位置まで引き下げることができるといった効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すもので、補給車が移
動中または駐車中に収納保護位置にある側面図、第２図
は同じく楕円形後部の閉止ドアーを上方に開け、補給シ
ステムを降下させる段階を示す側面図、第３図は第２図
と同じ状態を示す背面図、第４図は燃料補給装置を支持
する摺動枠の詳細を示す部分側面図、第５図はレール、
入れ子式パイプおよび燃料補給装置の動作をコントロー
ルする流体圧シリンダを示す背面図、第６図はレールと
車輪の係合の詳細を示す側面図、第７図は同平面図、第
８図は同正面図である。 １０・・・チェンバー、３３・・・フィルター、３５・
・・コイルリール、３７・・・メータ、３８・・・コン
トロールパネル、４０・・・消火器、ＳＳ・・・タンク
、ＦＩＧ、２ ＦＩ　Ｇ、　３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　フィルターと、消火器と、単一コイルリールと、メー
   タと、コントロールパネルとからなり、航空機に燃料を
   補給するためにタンク車に載置される燃料補給装置であ
   って、 タンクに近接したチェンバー内に完全に収納される上昇
   静止位置と、チェンバーから部分的に突出する下降位置
   との間を機械的手段によって移動可能であることを特徴
   とする 航空機等の燃料補給装置。